JP3258216B2 - タブレット付液晶表示装置 - Google Patents
タブレット付液晶表示装置Info
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- JP3258216B2 JP3258216B2 JP27582395A JP27582395A JP3258216B2 JP 3258216 B2 JP3258216 B2 JP 3258216B2 JP 27582395 A JP27582395 A JP 27582395A JP 27582395 A JP27582395 A JP 27582395A JP 3258216 B2 JP3258216 B2 JP 3258216B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タブレット付液晶
表示装置に係わり、特に、液晶表示装置の表示部の表面
にタブレット部を設け、タブレット部の所定位置に指等
の指示体を接触して情報入力を行う場合に、入力情報の
信号対雑音比(S/N)を向上させるようにしたタブレ
ット付液晶表示装置に関する。
表示装置に係わり、特に、液晶表示装置の表示部の表面
にタブレット部を設け、タブレット部の所定位置に指等
の指示体を接触して情報入力を行う場合に、入力情報の
信号対雑音比(S/N)を向上させるようにしたタブレ
ット付液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示部の表面に、情報入力を
行うことができるタブレット部を設けた液晶表示装置
は、タブレット付液晶表示装置として既に知られている
もので、銀行のオンラインシステムや日本語ワードプロ
セッサ(ワープロ)等に利用されている。そして、かか
るタブレット付液晶表示装置のタブレット部は、指等の
指示体が触れたことによる抵抗変化をスイッチ動作の形
で検出する抵抗式のもの、指等の指示体が触れたことに
よる電極間の静電容量の変化を電気的に検出する静電容
量式のもの、指等の指示体が光を遮断したことによる電
気的出力の変化を検出する光電式のもの、指等の指示体
が磁界を変化したことによる電気的出力の変化を検出す
る磁歪式のもの等、種々の形式のものが現存する。
行うことができるタブレット部を設けた液晶表示装置
は、タブレット付液晶表示装置として既に知られている
もので、銀行のオンラインシステムや日本語ワードプロ
セッサ(ワープロ)等に利用されている。そして、かか
るタブレット付液晶表示装置のタブレット部は、指等の
指示体が触れたことによる抵抗変化をスイッチ動作の形
で検出する抵抗式のもの、指等の指示体が触れたことに
よる電極間の静電容量の変化を電気的に検出する静電容
量式のもの、指等の指示体が光を遮断したことによる電
気的出力の変化を検出する光電式のもの、指等の指示体
が磁界を変化したことによる電気的出力の変化を検出す
る磁歪式のもの等、種々の形式のものが現存する。
【0003】この場合、静電容量式のタブレット部を備
えたタブレット付液晶表示装置は、通常、静電容量検出
用透明電極を形成した一対の透明基板を、透明絶縁フィ
ルムを介して積層し、それらを一体化した構造のタブレ
ット部を有するもので、このタブレット部が液晶表示面
の前面に貼着され、タブレット付液晶表示装置が構成さ
れるものである。
えたタブレット付液晶表示装置は、通常、静電容量検出
用透明電極を形成した一対の透明基板を、透明絶縁フィ
ルムを介して積層し、それらを一体化した構造のタブレ
ット部を有するもので、このタブレット部が液晶表示面
の前面に貼着され、タブレット付液晶表示装置が構成さ
れるものである。
【0004】かかる構成のタブレット付液晶表示装置
は、液晶表示面の前面に、タブレット部を構成している
透明絶縁フィルムや静電容量検出用透明電極(ITO電
極)等を貼着しているため、光の透過率が低下し、液晶
表示面の液晶表示画像が若干暗くなるだけでなく、液晶
表示面にタブレット部を貼着する際に僅かな位置ずれが
発生し、タブレット部における指等の指示体の接触座標
位置と、液晶表示画面上の表示位置との間に若干のずれ
を生じ、液晶表示面に得られる表示画像が見づらくなる
という問題を有している。
は、液晶表示面の前面に、タブレット部を構成している
透明絶縁フィルムや静電容量検出用透明電極(ITO電
極)等を貼着しているため、光の透過率が低下し、液晶
表示面の液晶表示画像が若干暗くなるだけでなく、液晶
表示面にタブレット部を貼着する際に僅かな位置ずれが
発生し、タブレット部における指等の指示体の接触座標
位置と、液晶表示画面上の表示位置との間に若干のずれ
を生じ、液晶表示面に得られる表示画像が見づらくなる
という問題を有している。
【0005】前記問題点に対して、これを解決したタブ
レット付液晶表示装置が既に開発されており、その一例
には、特開平5−19233号に開示の手段がある。
レット付液晶表示装置が既に開発されており、その一例
には、特開平5−19233号に開示の手段がある。
【0006】特開平5−19233号に開示のタブレッ
ト付液晶表示装置は、液晶表示装置の液晶表示面を構成
している上側ガラス板をタブレット部の透明基板と兼用
し、タブレット部における光の透過率の低下を抑え、液
晶表示面に得られる表示画像を明るさを改善し、かつ、
タブレット部における指等の指示体の接触座標位置と液
晶表示画面上の表示位置との間の位置ずれをなくしてい
るだけでなく、タブレット部を構成する構成部品の点数
を削減し、タブレット部を含んだ液晶表示装置の厚さを
薄くしている。
ト付液晶表示装置は、液晶表示装置の液晶表示面を構成
している上側ガラス板をタブレット部の透明基板と兼用
し、タブレット部における光の透過率の低下を抑え、液
晶表示面に得られる表示画像を明るさを改善し、かつ、
タブレット部における指等の指示体の接触座標位置と液
晶表示画面上の表示位置との間の位置ずれをなくしてい
るだけでなく、タブレット部を構成する構成部品の点数
を削減し、タブレット部を含んだ液晶表示装置の厚さを
薄くしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平5−192
33号に開示のタブレット付液晶表示装置は、タブレッ
ト部を構成する部品点数を削減したことにより、薄型の
タブレット部を含んだ液晶表示装置を構成することがで
きるものであるが、液晶表示部とタブレット部とが電気
的に独立した回路形態のものになっているため、タブレ
ット部に専用の駆動回路を設ける必要があり、液晶表示
装置の全体の製造コストが高くなるという新たな問題を
有している。
33号に開示のタブレット付液晶表示装置は、タブレッ
ト部を構成する部品点数を削減したことにより、薄型の
タブレット部を含んだ液晶表示装置を構成することがで
きるものであるが、液晶表示部とタブレット部とが電気
的に独立した回路形態のものになっているため、タブレ
ット部に専用の駆動回路を設ける必要があり、液晶表示
装置の全体の製造コストが高くなるという新たな問題を
有している。
【0008】これに対し、タブレット部を含んだ液晶表
示装置を薄型に構成するとともに、液晶表示面に得られ
る表示画像を明るさを改善し、かつ、タブレット部専用
の駆動回路を設ける必要がなく、液晶表示装置の製造コ
ストを安価にし、前記新たな問題点を含めて解決するよ
うにしたタブレット付液晶表示装置は、本件出願人と同
一出願人の出願に係わる特願平7−101239号によ
って提案されている。
示装置を薄型に構成するとともに、液晶表示面に得られ
る表示画像を明るさを改善し、かつ、タブレット部専用
の駆動回路を設ける必要がなく、液晶表示装置の製造コ
ストを安価にし、前記新たな問題点を含めて解決するよ
うにしたタブレット付液晶表示装置は、本件出願人と同
一出願人の出願に係わる特願平7−101239号によ
って提案されている。
【0009】特願平7−101239号に提案のタブレ
ット付液晶表示装置は、上側ガラス板に形成した透明電
極を、液晶表示用の透明セグメント電極とタブレット部
の接触座標位置を検出する静電容量検出用透明電極とを
兼用し、実質的に1層分の透明電極を低減させることに
より、タブレット部を含んだ液晶表示装置の薄型化と液
晶表示面に得られる表示画像の明るさの改善を図り、か
つ、タブレット部専用の駆動回路を設ける必要がなく、
タブレット部を構成する部品点数を削減したことによっ
て液晶表示装置の全体の製造コストを安価にしたもので
ある。
ット付液晶表示装置は、上側ガラス板に形成した透明電
極を、液晶表示用の透明セグメント電極とタブレット部
の接触座標位置を検出する静電容量検出用透明電極とを
兼用し、実質的に1層分の透明電極を低減させることに
より、タブレット部を含んだ液晶表示装置の薄型化と液
晶表示面に得られる表示画像の明るさの改善を図り、か
つ、タブレット部専用の駆動回路を設ける必要がなく、
タブレット部を構成する部品点数を削減したことによっ
て液晶表示装置の全体の製造コストを安価にしたもので
ある。
【0010】ところが、前記特願平7−101239号
に提案のタブレット付液晶表示装置は、前述のように種
々の利点を有しているものであるが、上側ガラス板に形
成した透明電極を駆動電圧で駆動する場合、液晶表示用
の透明セグメント電極として用いるとき及びタブレット
部の接触座標位置を検出する静電容量検出用透明電極と
して用いるときの双方に、同じ大きさの駆動電圧を印加
するようにしているため、接触座標位置を検出する際の
信号対雑音比(S/N)をある値以上にすることができ
ないものである。
に提案のタブレット付液晶表示装置は、前述のように種
々の利点を有しているものであるが、上側ガラス板に形
成した透明電極を駆動電圧で駆動する場合、液晶表示用
の透明セグメント電極として用いるとき及びタブレット
部の接触座標位置を検出する静電容量検出用透明電極と
して用いるときの双方に、同じ大きさの駆動電圧を印加
するようにしているため、接触座標位置を検出する際の
信号対雑音比(S/N)をある値以上にすることができ
ないものである。
【0011】本発明は、これらの問題点の全てを解決す
るもので、その目的は、タブレット部を含んだ液晶表示
装置を薄型化し、液晶表示面に得られる表示画面の明る
さを改善し、接触座標位置検出時のS/Nを改善し、製
造コストを安価にしたタブレット付液晶表示装置を提供
することにある。
るもので、その目的は、タブレット部を含んだ液晶表示
装置を薄型化し、液晶表示面に得られる表示画面の明る
さを改善し、接触座標位置検出時のS/Nを改善し、製
造コストを安価にしたタブレット付液晶表示装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、液晶層と、前記液晶層を挟んで互いに直
交配置された第1及び第2平行透明電極と、前記第1平
行透明電極に対して離間状態に直交配置された第3平行
透明電極と、前記第1及び第2平行透明電極を各別に保
持する第1及び第2ガラス板と、前記第3平行透明電極
を保持する透明基板と、前記第1及び第2平行透明電極
の走査により前記液晶層を駆動する液晶駆動回路と、前
記第3平行透明電極の走査により指示体の接触位置を検
出する位置検出回路と、前記第1平行透明電極に異なる
電位差を有する駆動電圧を供給する可変電圧発生回路と
を備え、前記第1平行透明電極と前記第2平行透明電極
は、液晶表示期間に液晶表示を行う液晶表示電極を構成
し、前記第1平行透明電極と前記第3平行透明電極は、
座標位置検出期間に前記指示体の接触位置を検出する座
標位置検出電極を構成し、前記可変電圧発生回路は、前
記液晶表示期間に第1の電位差を有する2値駆動電圧を
発生し、前記座標位置検出期間に前記第1の電位差より
も差が大きい第2の電位差を有する2値駆動電圧を発生
するように制御される手段を備える。
に、本発明は、液晶層と、前記液晶層を挟んで互いに直
交配置された第1及び第2平行透明電極と、前記第1平
行透明電極に対して離間状態に直交配置された第3平行
透明電極と、前記第1及び第2平行透明電極を各別に保
持する第1及び第2ガラス板と、前記第3平行透明電極
を保持する透明基板と、前記第1及び第2平行透明電極
の走査により前記液晶層を駆動する液晶駆動回路と、前
記第3平行透明電極の走査により指示体の接触位置を検
出する位置検出回路と、前記第1平行透明電極に異なる
電位差を有する駆動電圧を供給する可変電圧発生回路と
を備え、前記第1平行透明電極と前記第2平行透明電極
は、液晶表示期間に液晶表示を行う液晶表示電極を構成
し、前記第1平行透明電極と前記第3平行透明電極は、
座標位置検出期間に前記指示体の接触位置を検出する座
標位置検出電極を構成し、前記可変電圧発生回路は、前
記液晶表示期間に第1の電位差を有する2値駆動電圧を
発生し、前記座標位置検出期間に前記第1の電位差より
も差が大きい第2の電位差を有する2値駆動電圧を発生
するように制御される手段を備える。
【0013】前記手段において、第1平行透明電極を形
成した第1ガラス板と、第2平行透明電極を形成した第
2ガラス板と、第1及び第2ガラス板の間に介在される
液晶層とからなる部分は、液晶表示部を構成し、第1平
行透明電極を形成した第1ガラス板と、第3平行透明電
極を形成した透明基板とからなる部分は、タブレット部
を構成しているもので、第1平行透明電極を形成した第
1ガラス板は、液晶表示部とタブレット部に共用されて
いるので、タブレット部を含んだ液晶表示装置を薄型化
することができるとともに、液晶表示面に得られる表示
画面の明るさを改善することができ、かつ、液晶表示装
置の全体の製造コストを安価にすることができる。
成した第1ガラス板と、第2平行透明電極を形成した第
2ガラス板と、第1及び第2ガラス板の間に介在される
液晶層とからなる部分は、液晶表示部を構成し、第1平
行透明電極を形成した第1ガラス板と、第3平行透明電
極を形成した透明基板とからなる部分は、タブレット部
を構成しているもので、第1平行透明電極を形成した第
1ガラス板は、液晶表示部とタブレット部に共用されて
いるので、タブレット部を含んだ液晶表示装置を薄型化
することができるとともに、液晶表示面に得られる表示
画面の明るさを改善することができ、かつ、液晶表示装
置の全体の製造コストを安価にすることができる。
【0014】また、前記手段において、可変電圧発生回
路は、液晶表示期間に第1の電位差を有する2値駆動電
圧を発生し、座標位置検出期間に前記第1の電位差より
も差が大きい第2の電位差を有する2値駆動電圧を発生
するように制御されるので、タブレット部の接触座標位
置検出時のS/Nを既知のタブレット付液晶表示装置の
S/Nよりも大幅に改善することができる。
路は、液晶表示期間に第1の電位差を有する2値駆動電
圧を発生し、座標位置検出期間に前記第1の電位差より
も差が大きい第2の電位差を有する2値駆動電圧を発生
するように制御されるので、タブレット部の接触座標位
置検出時のS/Nを既知のタブレット付液晶表示装置の
S/Nよりも大幅に改善することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
を用いて詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明に係わるタブレット付液晶
表示装置における液晶表示部とタブレット部の構成を示
す正面図であり、図2は、図1に図示の構成において平
行透明電極が形成された第1及び第2ガラス基板と透明
基板を示す斜視図である。
表示装置における液晶表示部とタブレット部の構成を示
す正面図であり、図2は、図1に図示の構成において平
行透明電極が形成された第1及び第2ガラス基板と透明
基板を示す斜視図である。
【0017】図1に示されるように、上側ガラス板1
は、一面(下側面)に、ITO材からなり、縦軸(Y
軸)方向に延びる第1平行透明電極3が被着形成され、
下側ガラス板2は、同じく一面(上側面)に、ITO材
からなり、横軸(X軸)方向に延びる第2平行透明電極
4が被着形成される。液晶層5は、上側ガラス板1の第
1平行透明電極3側と下側ガラス板2の第2平行透明電
極4側との間に配置され、その結果、液晶層5を挾んで
上側ガラス板1と下側ガラス板2とが積層配置される。
上側偏光板6は、一面(下側面)に粘着材層10が設け
られ、この粘着材層10により上側ガラス板1の他面
(上側面)に上側偏光板6が接着積層される。下側偏光
板7は、一面(上側面)に粘着材層11が設けられ、こ
の粘着材層11により下側ガラス板2の他面(下側面)
に下側偏光板7が接着積層される。PETフィルムから
なる透明基板8は、一面(下側面)に、ITO材からな
り、横軸(X軸)方向に延びる第3平行透明電極9が被
着形成される。第3平行透明電極9の露出表面には、粘
着剤層12が設けられ、この粘着剤層12により上側偏
光板6の他面(上側面)に透明基板8が接着積層され
る。
は、一面(下側面)に、ITO材からなり、縦軸(Y
軸)方向に延びる第1平行透明電極3が被着形成され、
下側ガラス板2は、同じく一面(上側面)に、ITO材
からなり、横軸(X軸)方向に延びる第2平行透明電極
4が被着形成される。液晶層5は、上側ガラス板1の第
1平行透明電極3側と下側ガラス板2の第2平行透明電
極4側との間に配置され、その結果、液晶層5を挾んで
上側ガラス板1と下側ガラス板2とが積層配置される。
上側偏光板6は、一面(下側面)に粘着材層10が設け
られ、この粘着材層10により上側ガラス板1の他面
(上側面)に上側偏光板6が接着積層される。下側偏光
板7は、一面(上側面)に粘着材層11が設けられ、こ
の粘着材層11により下側ガラス板2の他面(下側面)
に下側偏光板7が接着積層される。PETフィルムから
なる透明基板8は、一面(下側面)に、ITO材からな
り、横軸(X軸)方向に延びる第3平行透明電極9が被
着形成される。第3平行透明電極9の露出表面には、粘
着剤層12が設けられ、この粘着剤層12により上側偏
光板6の他面(上側面)に透明基板8が接着積層され
る。
【0018】ここで、第1ガラス板1に形成される第1
平行透明電極3、第2ガラス板2に形成される第2平行
透明電極4、及び、透明基板8に形成される第3平行透
明電極9は、いずれも、一定のピッチ間隔で平行配列さ
れた複数本の直線状の透明電極からなるもので、エッチ
ング手段または印刷手段によって第1及び第2ガラス板
1、2や透明基板8に被着形成される。透明基板8は、
表面保護層としての働きも兼ね備えている。
平行透明電極3、第2ガラス板2に形成される第2平行
透明電極4、及び、透明基板8に形成される第3平行透
明電極9は、いずれも、一定のピッチ間隔で平行配列さ
れた複数本の直線状の透明電極からなるもので、エッチ
ング手段または印刷手段によって第1及び第2ガラス板
1、2や透明基板8に被着形成される。透明基板8は、
表面保護層としての働きも兼ね備えている。
【0019】そして、第1平行透明電極3が形成された
上側ガラス板1と、第2平行透明電極4が形成された下
側ガラス板2と、上側偏光板6、下側偏光板7とからな
る部分は、液晶表示部14を構成しており、また、第1
平行透明電極3が形成された上側ガラス板1と、上側偏
光板6と、第3平行透明電極9が形成された透明基板8
とからなる部分は、タブレット部15を構成している。
上側ガラス板1と、第2平行透明電極4が形成された下
側ガラス板2と、上側偏光板6、下側偏光板7とからな
る部分は、液晶表示部14を構成しており、また、第1
平行透明電極3が形成された上側ガラス板1と、上側偏
光板6と、第3平行透明電極9が形成された透明基板8
とからなる部分は、タブレット部15を構成している。
【0020】図2に示されるように、上側ガラス板1
は、下面に第1平行透明電極3を被着形成する際に、第
1平行透明電極3として320本の直線状の透明電極
(セグメント電極)を0.36mmのピッチ間隔で平行
配置した構成にしている。下側ガラス板2は、上面に第
2平行透明電極4を被着形成する際に、第2平行透明電
極4として240本の直線状の透明電極(コモン電極)
を0.36mmのピッチ間隔で平行配置した構成にして
いる。さらに、透明基板8は、下面に第3平行透明電極
9を被着形成する際に、第3平行透明電極9として30
本の直線状の透明電極を3mmのピッチ間隔で平行配置
した構成にしている。この場合、第3平行透明電極9の
電極間ピッチは、第1及び第2平行透明電極9の電極間
ピッチに比べて大分粗くなっているが、第3平行透明電
極9は、手指等の指示体によって接触して接触座標位置
を検出するものであるから、電極間ピッチがこの程度の
粗さであっても、十分な分解能を得ることが可能であ
る。
は、下面に第1平行透明電極3を被着形成する際に、第
1平行透明電極3として320本の直線状の透明電極
(セグメント電極)を0.36mmのピッチ間隔で平行
配置した構成にしている。下側ガラス板2は、上面に第
2平行透明電極4を被着形成する際に、第2平行透明電
極4として240本の直線状の透明電極(コモン電極)
を0.36mmのピッチ間隔で平行配置した構成にして
いる。さらに、透明基板8は、下面に第3平行透明電極
9を被着形成する際に、第3平行透明電極9として30
本の直線状の透明電極を3mmのピッチ間隔で平行配置
した構成にしている。この場合、第3平行透明電極9の
電極間ピッチは、第1及び第2平行透明電極9の電極間
ピッチに比べて大分粗くなっているが、第3平行透明電
極9は、手指等の指示体によって接触して接触座標位置
を検出するものであるから、電極間ピッチがこの程度の
粗さであっても、十分な分解能を得ることが可能であ
る。
【0021】次に、図3は、本発明に係わるタブレット
付液晶表示装置の制御系を含んだ全体構成の概要を示す
ブロック構成図である。
付液晶表示装置の制御系を含んだ全体構成の概要を示す
ブロック構成図である。
【0022】図3に示されるように、第1平行透明電極
3は、それらの一端部がセグメントドライバ16に接続
され、第2平行透明電極4は、それらの一端部がコモン
ドライバ17に接続され、第3平行透明電極9は、それ
らの一端部がマルチプレクサ18に接続される。液晶駆
動回路19は、制御部(CPU)20と液晶表示(LC
D)コントローラ21と検出制御回路22とを備えてお
り、座標位置検出回路23は、座標位置検出部24とフ
ィルタ回路25とアナログ−デジタル(A/D)コンバ
ータ26とを備えており、可変電圧発生回路27は、バ
イアス電圧選択部28とバイアス電圧供給電源29とを
備えている。
3は、それらの一端部がセグメントドライバ16に接続
され、第2平行透明電極4は、それらの一端部がコモン
ドライバ17に接続され、第3平行透明電極9は、それ
らの一端部がマルチプレクサ18に接続される。液晶駆
動回路19は、制御部(CPU)20と液晶表示(LC
D)コントローラ21と検出制御回路22とを備えてお
り、座標位置検出回路23は、座標位置検出部24とフ
ィルタ回路25とアナログ−デジタル(A/D)コンバ
ータ26とを備えており、可変電圧発生回路27は、バ
イアス電圧選択部28とバイアス電圧供給電源29とを
備えている。
【0023】液晶駆動回路19において、CPU20
は、入力端が検出制御回路22とA/Dコンバータ26
の各出力端に、出力端がマルチプレクサ18の制御端と
ホストコンピュータ(ホストPC)30の入力端にそれ
ぞれ接続される。LCDコントローラ21は、入力端が
ホストPC30の出力端に、出力端が検出制御回路22
との入力端とコモンドライバ17の制御端にそれぞれ接
続される。検出制御回路22は、出力端が位置検出部2
4とバイアス電圧選択部28の各入力端に接続される。
座標位置検出回路23において、座標位置検出部24
は、入力端がマルチプレクサ18の出力端に、出力端が
フィルタ回路25の入力端にそれぞれ接続される。フィ
ルタ回路25は、出力端がA/Dコンバータ26の入力
端に接続される。可変電圧発生回路27において、バイ
アス電圧選択部28は、入力端がバイアス電圧供給電源
29の出力端に、出力端がセグメントドライバ16の制
御端にそれぞれ接続される。
は、入力端が検出制御回路22とA/Dコンバータ26
の各出力端に、出力端がマルチプレクサ18の制御端と
ホストコンピュータ(ホストPC)30の入力端にそれ
ぞれ接続される。LCDコントローラ21は、入力端が
ホストPC30の出力端に、出力端が検出制御回路22
との入力端とコモンドライバ17の制御端にそれぞれ接
続される。検出制御回路22は、出力端が位置検出部2
4とバイアス電圧選択部28の各入力端に接続される。
座標位置検出回路23において、座標位置検出部24
は、入力端がマルチプレクサ18の出力端に、出力端が
フィルタ回路25の入力端にそれぞれ接続される。フィ
ルタ回路25は、出力端がA/Dコンバータ26の入力
端に接続される。可変電圧発生回路27において、バイ
アス電圧選択部28は、入力端がバイアス電圧供給電源
29の出力端に、出力端がセグメントドライバ16の制
御端にそれぞれ接続される。
【0024】そして、CPU20は、リードオンリメモ
リ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ク
ロック発生回路、インターフェイス等を内蔵し、ROM
内蔵プログラムにしたがって動作するもので、A/Dコ
ンバータ26から供給される手指等の指示体13の接触
によって得られた座標位置検出情報を処理し、処理結果
をホストPC30に供給し、マルチプレクサ18に走査
駆動信号を供給する。ホストPC30は、単独にパーソ
ナルコンピュータとしての機能を有するもので、LCD
コントローラ21を制御する。LCDコントローラ21
は、ホストPC30の制御により、検出制御回路22を
介してセグメントドライバ16に走査駆動信号を供給
し、直接コモンドライバ17に走査駆動信号を供給す
る。座標位置検出部24は、手指等の指示体13で接触
した透明基板8上の座標位置を、走査駆動されている第
3平行透明電極9の静電容量の変化によって検出し、検
出した座標位置信号をフィルタ回路25に供給する。フ
ィルタ回路25は、この座標位置信号中に含まれる不要
なノイズ成分を除去し、A/Dコンバータ26は、ノイ
ズ成分を除去した座標位置信号をデジタル信号に変換
し、CPU20に供給する。
リ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ク
ロック発生回路、インターフェイス等を内蔵し、ROM
内蔵プログラムにしたがって動作するもので、A/Dコ
ンバータ26から供給される手指等の指示体13の接触
によって得られた座標位置検出情報を処理し、処理結果
をホストPC30に供給し、マルチプレクサ18に走査
駆動信号を供給する。ホストPC30は、単独にパーソ
ナルコンピュータとしての機能を有するもので、LCD
コントローラ21を制御する。LCDコントローラ21
は、ホストPC30の制御により、検出制御回路22を
介してセグメントドライバ16に走査駆動信号を供給
し、直接コモンドライバ17に走査駆動信号を供給す
る。座標位置検出部24は、手指等の指示体13で接触
した透明基板8上の座標位置を、走査駆動されている第
3平行透明電極9の静電容量の変化によって検出し、検
出した座標位置信号をフィルタ回路25に供給する。フ
ィルタ回路25は、この座標位置信号中に含まれる不要
なノイズ成分を除去し、A/Dコンバータ26は、ノイ
ズ成分を除去した座標位置信号をデジタル信号に変換
し、CPU20に供給する。
【0025】ここで、図4は、図3に図示の制御系の動
作状態の一例を示すタイミングチャートである。
作状態の一例を示すタイミングチャートである。
【0026】図4のタイミングチャートを用いて、タブ
レット付液晶表示装置の制御系の動作の一例について説
明する。
レット付液晶表示装置の制御系の動作の一例について説
明する。
【0027】始めに、LCDコントローラ21は、1フ
レームについて320個の負荷(ロード)パルス信号L
Pを発生する。このとき、LCDコントローラ21は、
ホストPC30の制御により、1番目乃至240番目の
ロードパルス信号LPを発生している期間(この期間
は、液晶表示期間になる)コモンドライバ17を制御し
て240本の第2平行透明電極(コモン電極)4に順次
走査駆動電圧を供給し、後述するように、320本の第
1平行透明電極(セグメント電極)3への走査駆動電圧
の供給と相俟って、液晶表示部14で通常の画像表示が
行われる。一方、LCDコントローラ21は、ホストP
C30の制御により、241番目乃至320番目のロー
ドパルス信号LPを発生している期間(この期間は、ダ
ミー表示期間になり、同時に、座標位置検出期間にな
る)コモンドライバ17を制御せず、コモン電極に走査
駆動電圧を供給しないので、この間、液晶表示部14で
液晶表示が行われない。
レームについて320個の負荷(ロード)パルス信号L
Pを発生する。このとき、LCDコントローラ21は、
ホストPC30の制御により、1番目乃至240番目の
ロードパルス信号LPを発生している期間(この期間
は、液晶表示期間になる)コモンドライバ17を制御し
て240本の第2平行透明電極(コモン電極)4に順次
走査駆動電圧を供給し、後述するように、320本の第
1平行透明電極(セグメント電極)3への走査駆動電圧
の供給と相俟って、液晶表示部14で通常の画像表示が
行われる。一方、LCDコントローラ21は、ホストP
C30の制御により、241番目乃至320番目のロー
ドパルス信号LPを発生している期間(この期間は、ダ
ミー表示期間になり、同時に、座標位置検出期間にな
る)コモンドライバ17を制御せず、コモン電極に走査
駆動電圧を供給しないので、この間、液晶表示部14で
液晶表示が行われない。
【0028】また、LCDコントローラ21が発生する
ロードパルス信号LPは、検出制御回路22に供給さ
れ、検出制御回路22は、供給されるロードパルス信号
LPをカウントする。このとき、検出制御回路22は、
液晶表示期間に相当する1番目乃至240番目のロード
パルス信号LPをカウントすると、バイアス電圧選択部
28を介してセグメントドライバ16を制御し、320
本のセグメント電極3を順次走査駆動電圧を供給し、前
述のように、コモン電極4への走査駆動電圧の供給と相
俟って、液晶表示部14で通常の画像表示が行われる。
一方、検出制御回路22は、ダミー表示期間に相当する
241番目乃至320番目のロードパルス信号LPをカ
ウントすると、バイアス電圧選択部28を介してセグメ
ントドライバ16を前述の制御と異なった制御を行う。
即ち、ダミー表示期間においては、320本のセグメン
ト電極3を16本づつのセグメント電極3からなる20
のセグメント群に設定し、具体的には、320本のセグ
メント電極3の最初の16本を第1セグメント電極群3
1 に、それに続く16本を第2セグメント電極群3
2に、さらにそれに続く16本を第3セグメント電極群
33 というように、320本のセグメント電極3を、第
1乃至第20セグメント電極群31 、32 、… ……、
320にそれぞれ設定し、バイアス電圧選択部28を介し
てセグメントドライバ16の制御を行い、第1乃至第2
0セグメント電極群31 、32 、… ……、320に順次
走査駆動電圧を供給する。
ロードパルス信号LPは、検出制御回路22に供給さ
れ、検出制御回路22は、供給されるロードパルス信号
LPをカウントする。このとき、検出制御回路22は、
液晶表示期間に相当する1番目乃至240番目のロード
パルス信号LPをカウントすると、バイアス電圧選択部
28を介してセグメントドライバ16を制御し、320
本のセグメント電極3を順次走査駆動電圧を供給し、前
述のように、コモン電極4への走査駆動電圧の供給と相
俟って、液晶表示部14で通常の画像表示が行われる。
一方、検出制御回路22は、ダミー表示期間に相当する
241番目乃至320番目のロードパルス信号LPをカ
ウントすると、バイアス電圧選択部28を介してセグメ
ントドライバ16を前述の制御と異なった制御を行う。
即ち、ダミー表示期間においては、320本のセグメン
ト電極3を16本づつのセグメント電極3からなる20
のセグメント群に設定し、具体的には、320本のセグ
メント電極3の最初の16本を第1セグメント電極群3
1 に、それに続く16本を第2セグメント電極群3
2に、さらにそれに続く16本を第3セグメント電極群
33 というように、320本のセグメント電極3を、第
1乃至第20セグメント電極群31 、32 、… ……、
320にそれぞれ設定し、バイアス電圧選択部28を介し
てセグメントドライバ16の制御を行い、第1乃至第2
0セグメント電極群31 、32 、… ……、320に順次
走査駆動電圧を供給する。
【0029】さらに、検出制御回路22は、ダミー表示
期間に入って241番目のロードパルス信号LPをカウ
ントすると、制御信号がCPU20に送られ、CPU2
0は、この制御信号に応答して、マルチプレクサ18に
スイッチ切換信号を供給する。マルチプレクサ18は、
最初のスイッチ切換信号を受けると、第1スイッチSW
1 を閉じ、第3平行透明電極9の第1番目の電極を座標
位置検出部24に接続する。そして、検出制御回路22
が242番目から280番目までのロードパルス信号L
Pをカウントしている間、第1スイッチSW1 が閉じた
ままで、セグメント電極3の第1乃至第20セグメント
電極群31 、32 、… … …、320に順次走査駆動電
圧が供給される。続いて、検出制御回路22が281番
目のロードパルス信号LPをカウントすると、制御信号
が再びCPU20に送られ、CPU20は、この制御信
号に応答してマルチプレクサ18に第2スイッチ切換信
号を供給する。マルチプレクサ18は、第2スイッチ切
換信号を受けると、第1スイッチSW1 を開いて、第2
スイッチSW2 を閉じ、第3平行透明電極9の第2番目
の電極を座標位置検出部24に接続する。このときも、
検出制御回路22が281番目から320番目までのロ
ードパルス信号LPをカウントしている間、第2スイッ
チSW2 が閉じたままで、セグメント電極3の第1乃至
第20セグメント電極群31 、32 、… … …、320
に順次走査駆動電圧が供給され、第20セグメント電極
群320に走査駆動電圧が供給され終わると、第2スイッ
チSW2 を開いて、第1フレームが終了する。
期間に入って241番目のロードパルス信号LPをカウ
ントすると、制御信号がCPU20に送られ、CPU2
0は、この制御信号に応答して、マルチプレクサ18に
スイッチ切換信号を供給する。マルチプレクサ18は、
最初のスイッチ切換信号を受けると、第1スイッチSW
1 を閉じ、第3平行透明電極9の第1番目の電極を座標
位置検出部24に接続する。そして、検出制御回路22
が242番目から280番目までのロードパルス信号L
Pをカウントしている間、第1スイッチSW1 が閉じた
ままで、セグメント電極3の第1乃至第20セグメント
電極群31 、32 、… … …、320に順次走査駆動電
圧が供給される。続いて、検出制御回路22が281番
目のロードパルス信号LPをカウントすると、制御信号
が再びCPU20に送られ、CPU20は、この制御信
号に応答してマルチプレクサ18に第2スイッチ切換信
号を供給する。マルチプレクサ18は、第2スイッチ切
換信号を受けると、第1スイッチSW1 を開いて、第2
スイッチSW2 を閉じ、第3平行透明電極9の第2番目
の電極を座標位置検出部24に接続する。このときも、
検出制御回路22が281番目から320番目までのロ
ードパルス信号LPをカウントしている間、第2スイッ
チSW2 が閉じたままで、セグメント電極3の第1乃至
第20セグメント電極群31 、32 、… … …、320
に順次走査駆動電圧が供給され、第20セグメント電極
群320に走査駆動電圧が供給され終わると、第2スイッ
チSW2 を開いて、第1フレームが終了する。
【0030】次に、第2フレームに入り、1番目乃至2
40番目のロードパルス信号LPを発生している液晶表
示期間に、前述の場合と同様に、液晶表示部14で通常
の画像表示が行われ、検出制御回路22が241番目の
ロードパルス信号LPをカウントすると、制御信号がC
PU20に送られ、CPU20は、この制御信号に応答
してマルチプレクサ18に第3スイッチ切換信号を供給
する。マルチプレクサ18は、第3スイッチ切換信号を
受けると、第3スイッチSW3 を閉じ、第3平行透明電
極9の第3番目の電極を座標位置検出部24に接続す
る。そして、検出制御回路22が242番目から280
番目までのロードパルス信号LPをカウントしている
間、第3スイッチSW3 が閉じたままで、セグメント電
極3の第1乃至第20セグメント電極群31 、32 、…
… …、320に順次走査駆動電圧が供給される。その
後、検出制御回路22が281番目のロードパルス信号
LPをカウントすると、制御信号が再びCPU20に送
られ、CPU20は、この制御信号に応答してマルチプ
レクサ18に第4スイッチ切換信号を供給する。マルチ
プレクサ18は、第4スイッチ切換信号を受けると、第
3スイッチSW3 を開いて、第2スイッチSW4 を閉
じ、第3平行透明電極9の第4番目の電極を座標位置検
出部24に接続する。このときも、検出制御回路22が
281番目から320番目までのロードパルス信号LP
をカウントしている間、第2スイッチSW4が閉じたま
まで、セグメント電極3の第1乃至第20セグメント電
極群31 、32 、… … …、320に順次走査駆動電圧
が供給され、第20セグメント電極群320に走査駆動電
圧が供給され終わると、第4スイッチSW4 が開かれ、
第2フレームが終了する。
40番目のロードパルス信号LPを発生している液晶表
示期間に、前述の場合と同様に、液晶表示部14で通常
の画像表示が行われ、検出制御回路22が241番目の
ロードパルス信号LPをカウントすると、制御信号がC
PU20に送られ、CPU20は、この制御信号に応答
してマルチプレクサ18に第3スイッチ切換信号を供給
する。マルチプレクサ18は、第3スイッチ切換信号を
受けると、第3スイッチSW3 を閉じ、第3平行透明電
極9の第3番目の電極を座標位置検出部24に接続す
る。そして、検出制御回路22が242番目から280
番目までのロードパルス信号LPをカウントしている
間、第3スイッチSW3 が閉じたままで、セグメント電
極3の第1乃至第20セグメント電極群31 、32 、…
… …、320に順次走査駆動電圧が供給される。その
後、検出制御回路22が281番目のロードパルス信号
LPをカウントすると、制御信号が再びCPU20に送
られ、CPU20は、この制御信号に応答してマルチプ
レクサ18に第4スイッチ切換信号を供給する。マルチ
プレクサ18は、第4スイッチ切換信号を受けると、第
3スイッチSW3 を開いて、第2スイッチSW4 を閉
じ、第3平行透明電極9の第4番目の電極を座標位置検
出部24に接続する。このときも、検出制御回路22が
281番目から320番目までのロードパルス信号LP
をカウントしている間、第2スイッチSW4が閉じたま
まで、セグメント電極3の第1乃至第20セグメント電
極群31 、32 、… … …、320に順次走査駆動電圧
が供給され、第20セグメント電極群320に走査駆動電
圧が供給され終わると、第4スイッチSW4 が開かれ、
第2フレームが終了する。
【0031】以下、第3フレームに移行した場合も第2
フレームで行われる動作と同じ動作が行われ、同様に、
順次、第4フレーム、第5フレーム等に移行した場合
も、第2フレームで行われる動作と同じ動作が行われ
る。
フレームで行われる動作と同じ動作が行われ、同様に、
順次、第4フレーム、第5フレーム等に移行した場合
も、第2フレームで行われる動作と同じ動作が行われ
る。
【0032】そして、第15フレームに移行して、マル
チプレクサ18が第20スイッチ切換信号を受けると、
マルチプレクサ18の第20スイッチSW20を閉じ、第
3平行透明電極9の第20番目の電極を座標位置検出部
24に接続する。このとき、検出制御回路22が281
番目から320番目までのロードパルス信号LPをカウ
ントしている間、第20スイッチSW20が閉じたまま
で、セグメント電極3の第1乃至第20セグメント電極
群31 、32 、… … …、320に順次走査駆動電圧が
供給され、第20セグメント電極群320に走査駆動電圧
が供給され終わると、第20スイッチSW20が開かれ、
1回目の液晶表示動作及び座標位置検出動作が終了す
る。
チプレクサ18が第20スイッチ切換信号を受けると、
マルチプレクサ18の第20スイッチSW20を閉じ、第
3平行透明電極9の第20番目の電極を座標位置検出部
24に接続する。このとき、検出制御回路22が281
番目から320番目までのロードパルス信号LPをカウ
ントしている間、第20スイッチSW20が閉じたまま
で、セグメント電極3の第1乃至第20セグメント電極
群31 、32 、… … …、320に順次走査駆動電圧が
供給され、第20セグメント電極群320に走査駆動電圧
が供給され終わると、第20スイッチSW20が開かれ、
1回目の液晶表示動作及び座標位置検出動作が終了す
る。
【0033】そして、ダミー表示期間において、第1平
行透明電極(セグメント電極)3と第3平行透明電極9
との間は、上側ガラス板1を誘電体層とする静電容量が
形成されており、手指等の指示体13で透明基板8上の
所要の位置に接触すると、その接触した部分の静電容量
が他の部分の静電容量と異なるようになる。そして、指
示体13を接触した部分の静電容量の変化は、第3平行
透明電極9の中の指示体13に接触した部分に存在する
電極が座標位置検出部24に接続されたとき、座標位置
検出部24において電圧変化として検出される。
行透明電極(セグメント電極)3と第3平行透明電極9
との間は、上側ガラス板1を誘電体層とする静電容量が
形成されており、手指等の指示体13で透明基板8上の
所要の位置に接触すると、その接触した部分の静電容量
が他の部分の静電容量と異なるようになる。そして、指
示体13を接触した部分の静電容量の変化は、第3平行
透明電極9の中の指示体13に接触した部分に存在する
電極が座標位置検出部24に接続されたとき、座標位置
検出部24において電圧変化として検出される。
【0034】このように、第1フレームから第15フレ
ームに移行する間に、第1平行透明電極(セグメント電
極)3と第2透明電極(コモン電極)4とで構成される
液晶表示用電極を用いた通常の液晶表示動作と、第1平
行透明電極(セグメント電極)3と第3透明電極8とで
構成される静電容量検出用電極を用いた接触座標位置検
出動作が交互に行われ、この間、接触座標位置検出動作
時においては、30本の第3透明電極8が1回走査さ
れ、320本のセグメント電極3からなる第1乃至第2
0セグメント群31 、32 、… … …、320が30回
走査されることになる。
ームに移行する間に、第1平行透明電極(セグメント電
極)3と第2透明電極(コモン電極)4とで構成される
液晶表示用電極を用いた通常の液晶表示動作と、第1平
行透明電極(セグメント電極)3と第3透明電極8とで
構成される静電容量検出用電極を用いた接触座標位置検
出動作が交互に行われ、この間、接触座標位置検出動作
時においては、30本の第3透明電極8が1回走査さ
れ、320本のセグメント電極3からなる第1乃至第2
0セグメント群31 、32 、… … …、320が30回
走査されることになる。
【0035】1回目の液晶表示動作及び座標位置検出動
作が終了した後、引き続いて、2回目の液晶表示動作及
び座標位置検出動作が行われ、その後、3回目及びそれ
以降の回数の液晶表示動作及び座標位置検出動作が順次
繰り返し実行される。
作が終了した後、引き続いて、2回目の液晶表示動作及
び座標位置検出動作が行われ、その後、3回目及びそれ
以降の回数の液晶表示動作及び座標位置検出動作が順次
繰り返し実行される。
【0036】さらに、図5は、タブレット付液晶表示装
置の制御系の動作時にセグメントドライバに供給される
駆動電圧の電圧変化の状態を示す液晶表示タイミングチ
ャートであって、図5(a)は、本発明のタブレット付
液晶表示装置におけるものであり、図5(b)は、特願
平7−101239号に提案のタブレット付液晶表示装
置におけるものである。
置の制御系の動作時にセグメントドライバに供給される
駆動電圧の電圧変化の状態を示す液晶表示タイミングチ
ャートであって、図5(a)は、本発明のタブレット付
液晶表示装置におけるものであり、図5(b)は、特願
平7−101239号に提案のタブレット付液晶表示装
置におけるものである。
【0037】これまでの動作説明においては、セグメン
トドライバ16を介して第1平行透明電極(セグメント
電極)3に順次供給される走査駆動電圧の大きさや極性
について触れるところがなかったが、本発明のタブレッ
ト付液晶表示装置は、液晶表示期間及びダミー表示期間
にそれぞれ異なる大きさの走査駆動電圧を供給するよう
にしている。
トドライバ16を介して第1平行透明電極(セグメント
電極)3に順次供給される走査駆動電圧の大きさや極性
について触れるところがなかったが、本発明のタブレッ
ト付液晶表示装置は、液晶表示期間及びダミー表示期間
にそれぞれ異なる大きさの走査駆動電圧を供給するよう
にしている。
【0038】図5(a)に示されるように、奇数(偶
数)番目の液晶表示期間においては、バイアス電圧供給
電源29の発生電圧がバイアス電圧選択部28によって
選択され、セグメントドライバ16から第1平行透明電
極(セグメント電極)3に、電圧が基底値V3 と最大値
VDDとの間で変化する第1走査駆動電圧が供給される。
また、偶数(奇数)番目の液晶表示期間には、同じく、
バイアス電圧供給電源29の発生電圧がバイアス電圧選
択部28によって選択され、セグメントドライバ16か
ら第1平行透明電極(セグメント電極)3に、電圧が基
底値V4 と最小値VEEとの間で変化する第2走査駆動電
圧、即ち、先の第1走査駆動電圧を極性反転した走査駆
動電圧が供給される。この場合、これら第1走査駆動電
圧及び第2走査駆動電圧は、図5(b)に示されている
特願平7−101239号に提案のタブレット付液晶表
示装置の同等電圧(第1走査駆動電圧及び第2走査駆動
電圧)と同じ大きさである。
数)番目の液晶表示期間においては、バイアス電圧供給
電源29の発生電圧がバイアス電圧選択部28によって
選択され、セグメントドライバ16から第1平行透明電
極(セグメント電極)3に、電圧が基底値V3 と最大値
VDDとの間で変化する第1走査駆動電圧が供給される。
また、偶数(奇数)番目の液晶表示期間には、同じく、
バイアス電圧供給電源29の発生電圧がバイアス電圧選
択部28によって選択され、セグメントドライバ16か
ら第1平行透明電極(セグメント電極)3に、電圧が基
底値V4 と最小値VEEとの間で変化する第2走査駆動電
圧、即ち、先の第1走査駆動電圧を極性反転した走査駆
動電圧が供給される。この場合、これら第1走査駆動電
圧及び第2走査駆動電圧は、図5(b)に示されている
特願平7−101239号に提案のタブレット付液晶表
示装置の同等電圧(第1走査駆動電圧及び第2走査駆動
電圧)と同じ大きさである。
【0039】これに対し、図5(a)に示されるよう
に、奇数(偶数)番目のダミー表示期間(座標位置検出
期間)においては、バイアス電圧供給電源29の発生電
圧がバイアス電圧選択部28によって選択され、セグメ
ントドライバ16から第1平行透明電極(セグメント電
極)3に、電圧が基底値V3 よりも小さい基底値V3 ’
と最大値VDDとの間で変化する第3走査駆動電圧が供給
される。また、偶数(奇数)番目の液晶表示期間には、
同じく、バイアス電圧供給電源29の発生電圧がバイア
ス電圧選択部28によって選択され、セグメントドライ
バ16から第1平行透明電極(セグメント電極)3に、
電圧が基底値V4 よりも大きい基底値V4’と最小値V
EEとの間で変化する第4走査駆動電圧、即ち、先の第3
走査駆動電圧を極性反転した走査駆動電圧が供給され
る。この場合、第3走査駆動電圧及び第4走査駆動電圧
は、図5(b)に示されている特願平7−101239
号に提案のタブレット付液晶表示装置における同等電圧
(第3走査駆動電圧及び第4走査駆動電圧)よりも大き
くなっている。
に、奇数(偶数)番目のダミー表示期間(座標位置検出
期間)においては、バイアス電圧供給電源29の発生電
圧がバイアス電圧選択部28によって選択され、セグメ
ントドライバ16から第1平行透明電極(セグメント電
極)3に、電圧が基底値V3 よりも小さい基底値V3 ’
と最大値VDDとの間で変化する第3走査駆動電圧が供給
される。また、偶数(奇数)番目の液晶表示期間には、
同じく、バイアス電圧供給電源29の発生電圧がバイア
ス電圧選択部28によって選択され、セグメントドライ
バ16から第1平行透明電極(セグメント電極)3に、
電圧が基底値V4 よりも大きい基底値V4’と最小値V
EEとの間で変化する第4走査駆動電圧、即ち、先の第3
走査駆動電圧を極性反転した走査駆動電圧が供給され
る。この場合、第3走査駆動電圧及び第4走査駆動電圧
は、図5(b)に示されている特願平7−101239
号に提案のタブレット付液晶表示装置における同等電圧
(第3走査駆動電圧及び第4走査駆動電圧)よりも大き
くなっている。
【0040】ここで、第1乃至第4走査駆動電圧の具体
例を示すと、本発明のタブレット付液晶表示装置(以
下、これを前者という)及び特願平7−101239号
に提案のタブレット付液晶表示装置(以下、これを後者
という)において、動作電圧VOP(最大値VDD−最小値
VEE)がそれぞれ29Vであるとすれば、液晶表示期間
におけるセグメント電極3のオン電圧(最大値VDD−基
底値V3 、または、基底値V4 −最小値VEE)は、前者
及び後者それぞれ約3.6Vで同じであるが、ダミー表
示期間(座標位置検出期間)におけるセグメント電極3
のオン電圧は、前者の場合、オン電圧(最大値VDD−基
底値V3 ’、または、基底値V4 ’−最小値VEE)が約
14.2Vになっているのに対し、後者の場合、オン電
圧(最大値VDD−基底値V3 、または、基底値V4 −最
小値VEE)が依然として約3.6Vのままであり、液晶
表示期間におけるセグメント電極3のオン電圧は、前者
が後者に比べて相当に大きくなっている。
例を示すと、本発明のタブレット付液晶表示装置(以
下、これを前者という)及び特願平7−101239号
に提案のタブレット付液晶表示装置(以下、これを後者
という)において、動作電圧VOP(最大値VDD−最小値
VEE)がそれぞれ29Vであるとすれば、液晶表示期間
におけるセグメント電極3のオン電圧(最大値VDD−基
底値V3 、または、基底値V4 −最小値VEE)は、前者
及び後者それぞれ約3.6Vで同じであるが、ダミー表
示期間(座標位置検出期間)におけるセグメント電極3
のオン電圧は、前者の場合、オン電圧(最大値VDD−基
底値V3 ’、または、基底値V4 ’−最小値VEE)が約
14.2Vになっているのに対し、後者の場合、オン電
圧(最大値VDD−基底値V3 、または、基底値V4 −最
小値VEE)が依然として約3.6Vのままであり、液晶
表示期間におけるセグメント電極3のオン電圧は、前者
が後者に比べて相当に大きくなっている。
【0041】そして、ダミー表示期間(座標位置検出期
間)におけるセグメント電極3のオン電圧を大きくすれ
ば、大きくした分だけ、接触座標位置検出時の信号対雑
音比(S/N)を改善することができ、接触座標位置の
検出を正確に行うことが可能になる。
間)におけるセグメント電極3のオン電圧を大きくすれ
ば、大きくした分だけ、接触座標位置検出時の信号対雑
音比(S/N)を改善することができ、接触座標位置の
検出を正確に行うことが可能になる。
【0042】続いて、図6は、バイアス電圧選択部及び
バイアス電圧供給電源の概要構成の一例を示す回路構成
図である。
バイアス電圧供給電源の概要構成の一例を示す回路構成
図である。
【0043】図6に示されるように、バイアス電圧選択
部28は、座標位置検出部24の出力制御信号で駆動さ
れる連動スイッチ31を含み、バイアス電圧供給電源2
9は、第1電源電圧VDDと第2電源電圧VEEとの間にそ
れぞれ直列接続された第1及び第2分圧抵抗回路網3
2、33を含んでいる。第1分圧抵抗回路網32は、直
列接続された5つの抵抗32(1)乃至32(5)から
なり、第1電源電圧VDD、分圧電圧V2 、V3 、V4 、
V5 、第2電源電圧VEEを発生する。第2分圧抵抗回路
網33は、直列接続された5つの抵抗33(1)乃至3
3(5)からなり、分圧電圧V2 ’、V3 ’、V4 ’、
V5 ’を発生する。連動スイッチ31は、4回路2接点
のスイッチを連動動作させるもので、バイアス電圧供給
電源29で得られた分圧電圧V2 、V3 、V4 、V5 と
分圧電圧V2 ’、V3 ’、V4 ’、V5 ’とを選択し、
選択した側の分圧電圧を第1電源電圧VDD及び第2電源
電圧VEEとともにセグメントドライバ16に供給する。
部28は、座標位置検出部24の出力制御信号で駆動さ
れる連動スイッチ31を含み、バイアス電圧供給電源2
9は、第1電源電圧VDDと第2電源電圧VEEとの間にそ
れぞれ直列接続された第1及び第2分圧抵抗回路網3
2、33を含んでいる。第1分圧抵抗回路網32は、直
列接続された5つの抵抗32(1)乃至32(5)から
なり、第1電源電圧VDD、分圧電圧V2 、V3 、V4 、
V5 、第2電源電圧VEEを発生する。第2分圧抵抗回路
網33は、直列接続された5つの抵抗33(1)乃至3
3(5)からなり、分圧電圧V2 ’、V3 ’、V4 ’、
V5 ’を発生する。連動スイッチ31は、4回路2接点
のスイッチを連動動作させるもので、バイアス電圧供給
電源29で得られた分圧電圧V2 、V3 、V4 、V5 と
分圧電圧V2 ’、V3 ’、V4 ’、V5 ’とを選択し、
選択した側の分圧電圧を第1電源電圧VDD及び第2電源
電圧VEEとともにセグメントドライバ16に供給する。
【0044】なお、前述の発明の実施の形態において、
タブレット付液晶表示装置は、液晶表示部14に上側偏
光板6及び下側偏光板7を有するものに限られず、上側
偏光板6及び下側偏光板7を有していないものであって
もよい。
タブレット付液晶表示装置は、液晶表示部14に上側偏
光板6及び下側偏光板7を有するものに限られず、上側
偏光板6及び下側偏光板7を有していないものであって
もよい。
【0045】また、タブレット付液晶表示装置は、透過
型のものに限られず、反射型やバックライト型等のもの
であってもよい。
型のものに限られず、反射型やバックライト型等のもの
であってもよい。
【0046】さらに、タブレット付液晶表示装置は、透
明基板8の構成材料として、PETフィルムに代えて、
極薄いガラス板やアクリル板を用いてもよい。
明基板8の構成材料として、PETフィルムに代えて、
極薄いガラス板やアクリル板を用いてもよい。
【0047】また、バイアス電圧選択部28の構成や、
バイアス電圧供給電源29の構成、及び、バイアス電圧
供給電源29が発生する電圧値は、いずれも、実施の形
態の一例を示すもので、本発明の構成がそれらのものに
限定されるものでないことは勿論である。
バイアス電圧供給電源29の構成、及び、バイアス電圧
供給電源29が発生する電圧値は、いずれも、実施の形
態の一例を示すもので、本発明の構成がそれらのものに
限定されるものでないことは勿論である。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、第1平行透明電極3を形成した第1ガラス板1
と、第2平行透明電極4を形成した第2ガラス板2と、
第1及び第2ガラス板1、2の間に介在される液晶層5
とからなる部分は、液晶表示部14を構成し、第1平行
透明電極3を形成した第1ガラス板1と、第3平行透明
電極9を形成した透明基板8とからなる部分は、タブレ
ット部15を構成しているもので、第1平行透明電極3
を形成した第1ガラス板1は、液晶表示部14とタブレ
ット部15に共用されているので、タブレット部15を
含んだ液晶表示装置を薄型化することができるととも
に、液晶表示面に得られる表示画面の明るさを改善する
ことができ、かつ、液晶表示装置の全体の製造コストを
安価にすることができるという効果がある。
れば、第1平行透明電極3を形成した第1ガラス板1
と、第2平行透明電極4を形成した第2ガラス板2と、
第1及び第2ガラス板1、2の間に介在される液晶層5
とからなる部分は、液晶表示部14を構成し、第1平行
透明電極3を形成した第1ガラス板1と、第3平行透明
電極9を形成した透明基板8とからなる部分は、タブレ
ット部15を構成しているもので、第1平行透明電極3
を形成した第1ガラス板1は、液晶表示部14とタブレ
ット部15に共用されているので、タブレット部15を
含んだ液晶表示装置を薄型化することができるととも
に、液晶表示面に得られる表示画面の明るさを改善する
ことができ、かつ、液晶表示装置の全体の製造コストを
安価にすることができるという効果がある。
【0049】また、本発明によれば、可変電圧発生回路
27は、液晶表示期間に第1の電位差を有する2値駆動
電圧を発生し、座標位置検出期間に第1の電位差よりも
差が大きい第2の電位差を有する2値駆動電圧を発生す
るように制御されるので、タブレット部15の接触座標
位置検出時のS/Nを既知のこの種のタブレット付液晶
表示装置のS/Nよりも大幅に改善できるという効果が
ある。
27は、液晶表示期間に第1の電位差を有する2値駆動
電圧を発生し、座標位置検出期間に第1の電位差よりも
差が大きい第2の電位差を有する2値駆動電圧を発生す
るように制御されるので、タブレット部15の接触座標
位置検出時のS/Nを既知のこの種のタブレット付液晶
表示装置のS/Nよりも大幅に改善できるという効果が
ある。
【図1】本発明に係わるタブレット付液晶表示装置にお
ける液晶表示部とタブレット部の構成を示す正面図であ
る。
ける液晶表示部とタブレット部の構成を示す正面図であ
る。
【図2】図1に図示の構成において平行透明電極が形成
された第1及び第2ガラス基板と透明基板を示す斜視図
である。
された第1及び第2ガラス基板と透明基板を示す斜視図
である。
【図3】本発明に係わるタブレット付液晶表示装置の制
御系を含んだ全体構成の概要を示すブロック構成図であ
る。
御系を含んだ全体構成の概要を示すブロック構成図であ
る。
【図4】図3に図示の制御系の動作状態の一例を示すタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図5】タブレット付液晶表示装置の制御系の動作時に
セグメントドライバに供給される駆動電圧の電圧変化の
状態を示す液晶表示タイミングチャートである。
セグメントドライバに供給される駆動電圧の電圧変化の
状態を示す液晶表示タイミングチャートである。
【図6】バイアス電圧選択部及びバイアス電圧供給電源
の概要構成の一例を示す回路構成図である。
の概要構成の一例を示す回路構成図である。
1 上側ガラス板 2 下側ガラス板 3 第1平行透明電極(セグメント電極) 4 第2平行透明電極(コモン電極) 5 液晶層 6 上側偏光板 7 下側偏光板 8 透明基板 9 第3平行透明電極 10乃至12 貼着層 13 手指等の指示体 14 液晶表示部 15 タブレット部 16 セグメントドライバ 17 コモンドライバ 18 マルチプレクサ 19 液晶駆動回路 20 制御部(CPU) 21 液晶表示(LCD)コントローラ 22 検出制御部 23 座標位置検出回路 24 座標位置検出部 25 フィルタ回路 26 アナログ−デジタル(A/D)コンバータ 27 可変バイアス電圧発生回路 28 バイアス電圧選択部 29 バイアス電圧供給電源 30 ホストコンピュータ(ホストPC) 31 連動スイッチ 32 第1分圧抵抗回路網 33 第2分圧抵抗回路網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 欣也 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アル プス電気株式会社内 (56)参考文献 実開 平6−37926(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03 335 G02F 1/133 530 G06F 3/033 350
Claims (3)
- 【請求項1】 液晶層と、前記液晶層を挟んで互いに直
交配置された第1及び第2平行透明電極と、前記第1平
行透明電極に対して離間状態に直交配置された第3平行
透明電極と、前記第1及び第2平行透明電極を各別に保
持する第1及び第2ガラス板と、前記第3平行透明電極
を保持する透明基板と、前記第1及び第2平行透明電極
の走査により前記液晶層を駆動する液晶駆動回路と、前
記第3平行透明電極の走査により指示体の接触位置を検
出する位置検出回路と、前記第1平行透明電極に異なる
電位差を有する駆動電圧を供給する可変電圧発生回路と
を備え、前記第1平行透明電極と前記第2平行透明電極
は、液晶表示期間に液晶表示を行う液晶表示電極を構成
し、前記第1平行透明電極と前記第3平行透明電極は、
座標位置検出期間に前記指示体の接触位置を検出する座
標位置検出電極を構成し、前記可変電圧発生回路は、前
記液晶表示期間に第1の電位差を有する2値駆動電圧を
発生し、前記座標位置検出期間に前記第1の電位差より
も差が大きい第2の電位差を有する2値駆動電圧を発生
するように制御されることを特徴とするタブレット付液
晶表示装置。 - 【請求項2】 前記座標位置検出期間は、前記液晶表示
期間に続くダミー表示期間に一致していることを特徴と
する請求項1に記載のタブレット付液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記座標位置検出期間と前記液晶表示期
間との切替は、前記液晶駆動回路内で発生される一定周
期の負荷パルス信号のカウント数に基づいて行われるこ
とを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のタブ
レット付液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27582395A JP3258216B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | タブレット付液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27582395A JP3258216B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | タブレット付液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09120334A JPH09120334A (ja) | 1997-05-06 |
JP3258216B2 true JP3258216B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=17560927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27582395A Expired - Fee Related JP3258216B2 (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | タブレット付液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3258216B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102375637A (zh) * | 2010-08-23 | 2012-03-14 | 索尼公司 | 显示装置及其方法、驱动电路及电子设备 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006023904A (ja) * | 2004-07-07 | 2006-01-26 | Sony Corp | 薄型静電容量式タッチパネル及び液晶表示装置 |
JP4816668B2 (ja) | 2008-03-28 | 2011-11-16 | ソニー株式会社 | タッチセンサ付き表示装置 |
JP5366051B2 (ja) * | 2009-04-20 | 2013-12-11 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 情報入力装置、表示装置 |
TWI431362B (zh) | 2009-05-29 | 2014-03-21 | Japan Display West Inc | 觸控感測器、顯示器及電子裝置 |
JP5486854B2 (ja) | 2009-06-29 | 2014-05-07 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 情報入力装置、表示装置 |
JP5191453B2 (ja) * | 2009-06-29 | 2013-05-08 | 株式会社ジャパンディスプレイウェスト | タッチセンサ、表示装置および電子機器 |
JP5183584B2 (ja) * | 2009-06-29 | 2013-04-17 | 株式会社ジャパンディスプレイウェスト | タッチセンサ、表示装置および電子機器 |
JP2011233019A (ja) | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Sony Corp | タッチ検出機能付き表示装置、駆動回路、駆動方式、および電子機器 |
CN102455831B (zh) * | 2010-10-22 | 2016-03-16 | 上海天马微电子有限公司 | 触摸屏、触摸液晶显示器 |
JP5710449B2 (ja) * | 2011-04-13 | 2015-04-30 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置、駆動回路、駆動方法、および電子機器 |
US8791916B2 (en) * | 2011-04-13 | 2014-07-29 | Japan Display West, Inc. | Display panel with touch detection function, method of driving the same, driving circuit, and electronic unit |
JP2014016403A (ja) * | 2012-07-06 | 2014-01-30 | Kyocera Display Corp | タッチパネル一体型液晶表示装置 |
JP2014241157A (ja) * | 2014-08-14 | 2014-12-25 | 株式会社ジャパンディスプレイ | タッチセンサ付き表示装置 |
JP5893709B2 (ja) * | 2014-10-28 | 2016-03-23 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置および電子機器 |
JP2016058099A (ja) * | 2015-12-12 | 2016-04-21 | 株式会社ジャパンディスプレイ | タッチ検出機能付き表示装置及び電子機器 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP27582395A patent/JP3258216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102375637A (zh) * | 2010-08-23 | 2012-03-14 | 索尼公司 | 显示装置及其方法、驱动电路及电子设备 |
CN102375637B (zh) * | 2010-08-23 | 2016-06-29 | 株式会社日本显示器 | 显示装置及其方法、驱动电路及电子设备 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09120334A (ja) | 1997-05-06 |
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