JP3257877B2 - シート状極板の製造方法および非水電池 - Google Patents

シート状極板の製造方法および非水電池

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上利用分野】本発明は非水電解質電池に使用され
るシート状電極の製造方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】非水電解質電池は、用いる非水電解質の
電気伝導度が水系電解質電池に比べ低いので、導電性支
持体に形成される電極層の厚みを薄くする必要がある。
また、円筒型電池では活物質充填量を上げるため、加圧
により充填密度を高めたシート状の電極を巻回した渦巻
式構造が採用されている。シート状電極板は、活物質、
導電剤、結着剤、溶媒を添加して混練し、スラリー状の
電極合剤を調製し、さらに、圧入充填あるいは、塗布に
よって導電性支持体の両面に電極合剤層を形成し製造さ
れる。電池用電極としては、単位体積当たりの電極合剤
の密度により電池特性、特に放電特性が決定される。電
極層を薄くし、さらに充填密度を高めるために、導電性
支持体の両面に形成された電極合剤層は、数段のローラ
ープレス機で圧延を繰り返し、所望の充填密度、厚みに
整えられる。
【0003】従来、導電性支持体として導電性多孔基板
が用いられてきた。導電性多孔基板を用いた場合のプレ
ス方法は、特開昭60−100367、特開平3−29
269や特開平5−21055などに提案されており、
ローラー掛けの回数(極板のローラーニップ通過回数)
として、5回程度のプレスがなされ、通常ローラープレ
ス圧力は500〜2000kg/cm2 で行われる(特開昭
64−59764)。ローラー掛けの回数が多くなると
充填密度が高まり電極板の厚みは薄くなっていくが、極
板が延伸するため、極板の蛇行、破断強度の低下や電極
合剤層と導電性支持体との密着力の低下が起こり、後工
程、特に巻回工程で極板電極合剤の剥離や脱落、極板の
破断などの不良が発生する問題があった。前記提案は、
これらの問題に対しなされたもので、更に、特開平3−
201366では、1回のローラー掛けで所定の最終厚
さまでプレスすることが開示されている。導電性多孔基
板を用いる場合に、特開平3−77270、特開平3−
201366、特開平3−29269が提案しているよ
うに、ローラー直径は100mm程度で十分問題のないロ
ーラープレスが行われるが、導電性支持体として金属箔
を用いた場合に、プレス及び後工程の巻回工程で、電極
合剤層の剥離が多発する問題が発生した。調査の結果、
金属箔は、支持体表面が非常に平滑なため、支持体上に
形成された電極合剤層と金属箔界面でアンカー効果等の
物理的な密着を期待することができず、導電性多孔基板
を用いた場合に比べ密着力が極端に低下していることが
判った。また、前記圧力範囲でローラープレスを行った
場合、10回のローラー掛けを行っても充填密度が上が
らず、円筒型電池の放電容量の低下を引き起こした。製
造設備のコストの点からも、設備効率、簡易化のために
数回のローラー掛けでプレスを行うことが望ましい。特
開平4−249857などでは、平面的なプレスによる
製造方法が開示されているが、この方法は大掛かりな装
置を必要とするため、量産性の観点から連続プレスがで
きるローラープレス法に及ばない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、金属箔の両面に電極合
剤を塗布した極板のローラープレス工程での電極合剤の
剥離による工程の不良発生を抑制しつつ高充填密度のシ
ート状電極板を得る製造方法を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、導電性
金属箔の両面に電極材料を塗布し、乾燥した後に、ロー
ラープレスにより加圧し、シート状極板を製造する方法
において、前記ローラープレスのローラーの硬度が70
度以上100度以下であり、ローラーの直径300m
m以上3000mm以下で、2000kg/cm 2 以上
10000kg/cm 2 以下である圧力で、5回以下の
複数回のローラープレスにより加圧することにより達せ
られる。ローラーの最大径は特に限定されるものではな
いが、製造スペースなどにより決定され、好ましくは、
3000mm以下である。多段プレスの場合、ローラーの
径は同じであってもよいし、異なってもよい。本発明に
おける導電性金属箔は特に限定されるものではないが、
アルミニウム、銅、ニッケル、チタン、ステンレスなど
を用いることができ、厚みは1〜200μmが好まし
い。プレス圧力は2000kg/cm2 以上、10000kg
/cm2 以下が好ましい。特に好ましくは、3000kg/
cm2 以上10000kg/cm2 以下である。多段プレスの
場合、圧力は同じあってもよいし、異なってもよい。ま
た、ローラーニップのクリアランスも同じであってもよ
いし、異なってもよい。ローラーの材質は特に限定する
ものではないが、ローラー硬度はショアーD硬度計の測
定方法で70度〜100度であることが好ましい。特に
好ましくは、80度以上100度以下である。多段プレ
スの場合、ローラーの硬度は同じであってもよいし異な
ってもよい。本発明におけるシート状電極合剤に働く張
力は、10g/cm〜700g/cmが好ましく、特に20
g/cm〜500g/cmがよい。また、ローラーの温度は
特に限定されるものではないが、室温〜200℃が好ま
しい。プレス速度は0.1m/分〜100m /分が好ま
しく、特に好ましくは、0.1m /分〜50m/分であ
る。多段のローラープレスを行う場合、図1に示すよう
にローラーニップを直列に配置する方法や 図2
(A)、(B)に示すように、ローラーを直列に配置す
る方法などを用いることができる。さらに特殊な方法と
して図3のように1つのローラーの周囲に複数のローラ
ーを配置した多段プレスを用いることもできる。図1の
多段ローラープレスの場合には、各ローラーの間にダン
シングロールを設け、下流のローラーの速度を調節しな
がらプレスを行うこともできる。
【0006】電極材料は導電性金属箔の両面に塗布さ
れ、プレスを行う前に乾燥される。塗布方法は、一般的
な方法を用いることができる。例えば、リバースロール
法、ダイレクトロール法、ブレード法、ナイフ法、エク
ストルージョン法、カーテン法グラビア法、バー法、デ
ィップ法を挙げることができる。ブレード法、ナイフ
法、エクストルージョン法が好ましい。乾燥では、搬送
ローラーやプレスローラーが汚れない程度以下に塗布さ
れた電極合剤層から溶媒が除去される。乾燥の方法は、
特に限定されるものではなく、熱風乾燥、遠赤外線法、
ドラム接触法、などを用いることができる。また乾燥
後、直ちにプレスを行ってもよいし、一旦、巻き取った
後にプレスを行うこともできる。
【0007】本発明によってプレスされる導電性金属箔
上に形成された電極合剤層は、電極活物質、導電剤、結
着剤などを含むことができる。電極活物質としては、H
+ 、Li+ 、Na+ 、K+ が挿入および/または放出で
きる化合物であればよいが、なかでも、遷移金属酸化
物、炭素質材料を用いることができ、特に、リチウム含
有金属酸化物、遷移金属酸化物、炭素質材料が好まし
い。(遷移金属はMn、Co、Ni、V、Feを主体と
することが好ましい。)具体的には、LiCoO2、L
iNiO2 、LiCo0.5 Ni0.5 2 、LiMn2
4 、LiCoVO4、LiCo0.9 Sn0.1 2 、Li
Co0.9 Ti0.1 2 、LiCo0.9 Al0. 1 2 、L
iCo0.9 In0.1 2 、LiCo0.9 0.1 2 、L
iCo0.9 Ce0.1 2 、Fe3 4 、V6 13、V2
5 などがあげられる。好ましい炭素質材料としては、
002面の面間隔が3.35〜3.80A(オングスト
ロ−ム)、密度が1.1〜1.7g/cm3 のものが好ま
しく、黒鉛、石油コークス、クレゾール樹脂焼成炭素、
フラン樹脂焼成炭素、ポリアクリロニトリル繊維焼成炭
素、気相成長炭素、メソフェーズピッチ焼成炭素などを
挙げることができる。導電剤は、構成された電池におい
て化学変化を起こさない電子導伝性材料であれば何でも
よい。通常、天然黒鉛(鱗状黒鉛、鱗片状黒鉛など)、
人工黒鉛、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケ
ッチェンブラック、炭素繊維、金属粉、金属繊維あるい
はポリフェニレン誘導体などの導電性材料を1種または
これらの混合物として含ませることができる。黒鉛とア
セチレンブラックの併用が特に好ましい。
【0008】結着剤としては、多糖類、熱可塑性樹脂及
びゴム弾性を有するポリマーを少なくとも1種またはこ
れらの混合物を用いることができる。好ましい例として
は、でんぷん、ポリビニルアルコール、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、再生セ
ルロース、ジアセチルセルロース、ポリビニルクロリ
ド、ポリビニルピロリドン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリ弗化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(EP
DM)、スルホン化EPDM、スチレンブタジエンゴ
ム、ポリブタジエン、フッ素ゴム及びポリエチレンオキ
シドを挙げることができる。結着剤は溶媒に溶けてもよ
いし、分散または懸濁などのように析出してもよい。溶
媒は水または少なくとも1種の有機溶剤またはこれらの
混合物を用いることができる。本発明により製造された
電極シートは非水電解質電池に用いられるが、好ましく
は、非水電解質二次電池である。電極シートは、円筒型
電池の場合巻回されて用いられるが、折りたたみ型など
の電池に用いることもできる。
【0009】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明の主旨を越えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。 実施例1 正極活物質としてLiCoO2 を88重量部、導電剤と
してアセチレンブラック9重量部の割合で混合し、さら
に結着剤としてポリ弗化ビニリデンを3重量部加え、溶
媒としてN−メチルピロリドンを添加し調製した電極合
剤を厚さ20μmのアルミニウム箔の両面に塗布し、乾
燥後図4に示すような装置を使い、ローラープレス3回
掛けを行った。ローラーは直径300mmの金属ローラー
でショアーD硬度90度、圧力は5000kg/cm2 、速
度3m /分であった。厚さ約370μm の正極シートを
作成した。圧縮率は約1/2であった。 実施例2 直径が700mmの金属ローラーを使用した以外、実施例
1と同様な方法により正極シートを作成した。 実施例3 直径が1500mmの金属ローラーを使用した以外、実施
例1と同様な方法により正極シートを作成した。
【0010】実施例4 負極活物質としてLiCoVO4 (炭酸リチウムと酸化
コバルトと5酸化バナジウムを空気中で1000℃24
時間焼成したもの)を85重量部、導電剤としてアセチ
レンブラック6重量部、黒鉛6重量部の割合で混合し、
さらに結着剤としてエチルアクリレート、エチレン無水
マレイン酸の共重合化合物を3重量部加え、溶媒として
トルエンを添加調製した電極合剤を厚さ20μm の銅箔
の両面に塗布し、乾燥後、図4に示す装置にてローラー
プレスを行った。直径300mm、ショアーD硬度90度
の金属ローラー、圧力5000kg/cm2 、速度3m /分
でプレスを行い、厚さ約220μm の負極シートを作成
した。圧縮率は約1/2であった。 実施例5 直径が700mmの金属ローラーを使用した以外、実施例
4と同様な方法により負極シートを作成した。 実施例6 直径が1500mmの金属ローラーを使用した以外、実施
例4と同様な方法により負極シートを作成した。
【0011】実施例7 正極活物質としてLiMnO2 を88重量部、導電剤と
してアセチレンブラック9重量部の割合で混合し、さら
に結着剤としてポリ弗化ビニリデンを3重量部加え、溶
媒としてN−メチルピロリドンを添加し調製した電極合
剤を厚さ20μm のアルミニウム箔の両面に塗布し、乾
燥後図4に示すような装置を使い、ローラープレス3回
掛けを行った。ローラーは直径500mmの金属ローラー
でショアーD硬度90度、圧力は5000kg/cm2 、速
度3m /分であった。厚さ約370μm の正極シートを
作成した。圧縮率は約1/2であった。 実施例8 プレス圧力2000kg/cm2 、直径700mmの金属ロー
ルを使用した以外、実施例7と同様な方法により正極シ
ートを作成した。 実施例9 プレス圧力を5000kg/cm2 とした以外、実施例8と
同様な方法により正極シートを作成した。 実施例10 プレス圧力10000kg/cm2 とした以外、実施例8と
同様な方法により正極シートを作成した。 実施例11 プレス圧力2000kg/cm2 、直径500mmの金属ロー
ルを使用した以外、実施例4と同様な方法により負極シ
ートを作成した。 実施例12 プレス圧力を5000kg/cm2 とした以外、実施例11
と同様な方法により負極シートを作成した。 実施例13 プレス圧力を10000kg/cm2 とした以外、実施例1
1と同様な方法により負極シートを作成した。
【0012】実施例14 負極活物質として石油系コークスを96重量部、結着剤
としてポリ弗化ビニリデンを4重量部加え、溶媒として
N−メチルピロリドンを添加調製した電極合剤を厚さ2
0μm の銅箔の両面に塗布し、乾燥後、図4に示す装置
にてローラープレスを行った。直径500mm、ショアー
D硬度90度の金属ローラーで圧力5000kg/cm2
速度3m /分でプレスを行い、厚さ約220μm の負極
シートを作成した。圧縮率は約1/2であった。 実施例15 直径500mm、ショアーD硬度70度の金属ローラーを
使用した以外、実施例1と同様な方法により正極シート
を作成した。 実施例16 ショアーD硬度90度の金属ローラーを使用した以外、
実施例15と同様な方法により正極処方を作成した。 実施例17 ショアーD硬度100度の金属ローラーを使用した以
外、実施例15と同様な方法により正極処方を作成し
た。
【0013】実施例18 直径700mm、ショアーD硬度70度の金属ローラーを
使用した以外、実施例14と同様な方法により負極シー
トを作成した。 実施例19 ショアーD硬度90度の金属ローラーを使用した以外、
実施例14と同様な方法により負極シートを作成した。 実施例20 ショアーD硬度100度の金属ローラーを使用した以
外、実施例14と同様な方法により負極シートを作成し
た。 実施例21 直径700mm、ショアーD硬度100度の金属ローラー
を使用した以外、実施例7と同様な方法により正極シー
トを作成した。
【0014】比較例1 直径200mmの金属ローラーを使用した以外、実施例1
と同様な方法により正極シートを作成した。 比較例2 直径200mm、ショアーD硬度60度の金属ローラーを
使用し、プレス圧力を1000kg/cm2 とした以外、実
施例1と同様な方法により正極シートを作成した。 比較例3 直径200mmの金属ローラーを使用した以外、実施例4
と同様な方法により負極シートを作成した。 比較例4 直径200mmの金属ローラーを使用した以外、実施例7
と同様な方法により正極シートを作成した。
【0015】比較例5 プレス圧力を1000kg/cm2 とした以外、実施例8と
同様な方法により正極シートを作成した。 比較例6 プレス圧力を1000kg/cm2 とした以外、実施例11
と同様な方法により負極シートを作成した。 比較例7 直径200mm、ショアーD硬度60度の金属ローラーを
使用し、プレス圧力を1000kg/cm2 とした以外、実
施例11と同様な方法により負極シートを作成した。 比較例8 プレス圧力を1000kg/cm2 とした以外、実施例14
と同様な方法により負極シートを作成した。
【0016】比較例9 ショアーD硬度60度の金属ローラーを使用した以外、
実施例15と同様な方法により正極シートを作成した。 比較例10 ショアーD硬度60度の金属ローラーを使用した以外、
実施例18と同様な方法により負極シートを作成した。 比較例11 直径200mm、ショアーD硬度60度の金属ローラーを
使用し、プレス圧力を1000kg/cm2 とした以外、実
施例18と同様な方法により負極シートを作成した。 比較例12 ショアーD硬度60度の金属ローラーを使用した以外、
実施例21と同様な方法により正極シートを作成した。
【0017】正極シート、微孔性ポリプロピレンフィル
ム性セパレータ、負極シート及びセパレータの順で積層
し、これを渦巻状に巻回した。実施例および比較例の正
極シートは実施例4の負極シートを用いて巻回し、実施
例および比較例の負極シートは実施例1の正極シートを
用いて巻回を行った。作成した電極シートの充填密度と
ローラープレス工程、巻回工程の不良率を調査した。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】上記表1から明らかなように、ローラー径
が200mmの場合、電極合剤層がアルミ箔から剥離し、
特に巻回工程で不良が多発した。ローラー径が300mm
以上であれば、巻回工程不良の発生もなく十分な充填密
度が得られた。プレス圧力については、前記表2に示す
ように、1000kg/cm2 では十分な充填密度が得られ
ず、充放電容量が低下した。しかも、充填密度が低くい
ため、シート状極板厚みが厚く、巻回した電極群が円筒
型電池缶に挿入できない工程不良が発生した。圧力が2
000kg/cm2 以上10000kg/cm2 以下であれば、
良好な製品が得られた。ローラー硬度については、硬度
が低いとプレス圧力が低い場合と同じような現象が起こ
った。表3に示すように、ローラー硬度がショアーD硬
度で70度以上100度以下であれば、巻回工程不良の
発生がなく十分な充填密度が得られた。また、本発明の
実施例では3回のローラー掛けを行ったが、5回以下の
ローラー掛けであれば、電極合剤の剥離を抑え、充放電
容量の高い電極シートを作成することができた。ローラ
ー掛けの回数が5回を越えるに従い導電性金属箔の伸び
による電極合剤層の剥離が起こった。
【0022】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば導電性
金属箔の両面に電極合剤を塗布、乾燥し、ローラープレ
スにより加圧し、シート状電極を製造する方法におい
て、電極合剤の剥離を抑え、高充填度で充放電容量の高
い極板を製造する方法を提供することができる。更に、
少ないローラー掛けの回数で十分であり、製造の歩留ま
りが向上し、全数検査による選別が不要となるばかりで
なく、製造設備の効率化、簡易化を達成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたローラープレス装置の一実施例
を示す。
【図2】本発明を用いたローラープレス装置の一実施例
を示す。
【図3】本発明を用いたローラープレス装置の一実施例
を示す。
【図4】本発明に用いたローラープレスおよび塗布・乾
燥装置の概略図を示す。
【符号の説明】
1 シート状電極 2 ローラー 3 塗布部 4 乾燥部 5 ローラープレス部 6 送り出し 7 巻き取り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−184872(JP,A) 特開 平5−36413(JP,A) 特開 平5−217582(JP,A) 特開 平3−77270(JP,A) 特開 平3−29269(JP,A) 特開 平5−21055(JP,A) 特開 平5−174872(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/04 H01M 4/26 H01M 4/30 H01M 6/16 H01M 10/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性金属箔の両面に電極材料を塗布
    し、乾燥した後に、ローラープレスにより加圧し、シー
    ト状極板を製造する方法において、前記ローラープレス
    ローラーの硬度が70度以上100度以下であり、
    ーラーの直径が300mm以上3000mm以下で、2
    000kg/cm 2 以上10000kg/cm 2 以下であ
    る圧力で、5回以下の複数回のローラープレスにより加
    圧することを特徴とする非水電解質電池のシート状極板
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 正極活物質が遷移金属酸化物であり、負
    極活物質が遷移金属酸化物および/または炭素質材料で
    あることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質電池
    のシート状極板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載した方法に
    より製造したシート状電極を用いたことを特徴とする非
    水電解質電池。
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