JP3257257B2 - Cd−romディスク及び再生装置 - Google Patents
Cd−romディスク及び再生装置Info
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Description
式の光ディスク、特に著作権を有する出版もとが製作し
たCD−ROM(compact disc read only memory)ディスクに
対し、不法なコピー(転写)盤を防止する機能を持たせ
るものに関する。
物の分野では、再生信号をコピーして不法なコピー盤を
製作することが容易なため、その著作権保護が実際上困
難な状況にある。特に、ゲーム用ソフトとか単行本、辞
書などの電子出版物の分野では、不法なコピー盤の製作
が組織的に行われるので、正常な商取引を破壊する恐れ
があり、その防止が強く望まれている。
20884号公報には、光ディスクの信号記録層の表面
に可視パターンを形成することが開示されている。ま
た、特開平2ー179941号公報には、光ディスクの
信号面のピット形状を変えることにより視認出来る模様
などを形成することが開示されている。
場合専用の再生装置が用いられている。従って、この専
用化した再生装置によりコピー盤を検出して再生出来な
いようにすることが出来る。特開平4ー286768号
公報には、光ディスクに記録したフレーム構成のディジ
タル信号の頭に付加した同期信号の一部を、他の信号に
置換し、再生装置はこの置換信号の有無を検出して、置
換信号がなければ当該光ディスクを不法なコピー盤であ
ると判定する方法が開示されている。
工数が増えたり、視認できる模様などからの再生信号の
S/Nが劣化する問題があった。また、信号フォーマッ
トがCD規格からはずれる問題もあった。
したCD−ROMディスクを提供すると共に、CD−R
OMディスクがマスターなのかコピーされたものなのか
の判定ができるものを提供することを目的とする。ま
た、コピーして作成したディスクの利用を拒絶すること
の出来る再生装置を提供することを目的とする。
め、本発明のディスクは回転速度が一定の領域を2ヵ所
以上もち、その1ヵ所には目視可能なパターンを記録
し、他の1ヵ所はパターンを記録しないこととし、これ
らの領域の有無を検出することにより、コピー盤の再生
を抑止する。
ディスクの識別手段として利用すると共に、各領域の記
録データや記録位置も識別情報になるため、コピー盤の
作成や、コピー再生機の作成が困難になり、コピー防止
に役立つ。
する。図1は本発明によるCD−ROMディスクの一実
施例を示す外観図である。図1では、ディスク1の記録
信号は、ほとんどの領域でCLV(constant linear vel
ocity,線速度一定)記録されているが、一部領域でCA
V(constant angular velocity,回転速度一定)になっ
ている。CAV領域A2には、目視でLOGOという文
字パターン4が認識できる。従って、ディスク1の信号
面を目視することで、このディスク1が目的とするディ
スクであるかどうかを判別することが出来る。この文字
パターン領域は、ROMデータとして再生装置が読み取
り可能な信号変調方式で記録されている。CAV領域B
3には、目視で認識できるパターンは記録されておら
ず、周囲のCLV領域と目視では判別出来ない。
ターン4のLの文字パターンの一部5を拡大したもので
ある。図2における201、202は各々ディスク面に
記録された1個のピットを示す。
て説明する。図1で説明した、本実施例のディスク1
を、以下専用ディスクと称する。
図である。301はディスク、302はスピンドルモー
タ、303は光ピックアップ、304はサーボ回路、3
05はアクセス制御部、306はピックアップ送り装
置、307はプリアンプ、308はCDディジタル信号
処理部、309はCD−ROMコントローラ、310は
ホストシステムである。
により読み出された信号は、プリアンプ307によって
増幅され、CDディジタル信号処理部308によってE
FM復調される。EFM復調されたデータは、CD−R
OMコントローラ309によりCD−ROMとしてのス
クランブルをほどかれ、ROMデータとしてホストシス
テム310に送られる。ディスクから読みだした文字パ
ターン部の信号は、ホストシステム310で照合用のパ
ターンデータと比較される。アクセス制御信号は、ホス
トシステム310の指示により、CD−ROMコントロ
ーラ309、アクセス制御部305、サーボ回路304
を制御し、ピックアップ送り装置306による光ピック
アップ303の移動、スピンドルモータ302の回転制
御を実現する。
記録されていることをチェックするフローチャートであ
る。(ステップ402)専用ディスクであるか否かが判
別される。(ステップ403)専用ディスクでないの
で、そのディスクの内容にもとづいた処理を行う。(ス
テップ404)CAVで記録されているはずの領域のト
ラックmをアクセスする。(ステップ405)トラック
mをリードしているときの回転速度を検出する。CD−
ROMでは、一般的に再生信号に基づいて回転サーボを
かけるので、容易に回転速度を検出できる。(ステップ
406)CAV領域の任意のトラックn(トラックmと
異なる)をアクセスする。(ステップ407)トラック
nをリードしているときの回転速度を検出する。(ステ
ップ408)トラックm,nをリードしたときの回転速
度を比較し、一致すれば同じ回転速度と判断し、ステッ
プ409へ移行する。不一致ならば、回転速度が異なる
と判断して、ステップ411へ移行する。(ステップ4
09)CAV領域のトラックが、正しく回転速度一定で
記録されているので、規定の専用ディスクであると判断
し、ステップ410へ移行する。(ステップ410)ア
プリケーションプログラムをロードし、実行する。(ス
テップ411)CAV領域のトラックが、回転速度一定
で記録されていないので、規定外のディスクであると判
断し、ステップ412へ移行する。(ステップ412)
規定外のディスクであることを表示して、そのディスク
を排出する。
ディスクに複数のCAV領域を作り、その他の領域はC
LVで記録し、CAVの領域のうち1ヶ所に文字パター
ンデータを記録し、他のCAV領域にはパターンを記録
しないことにより、パターンデータの一致と、CAVの
検出をディスクの識別手段として利用すると共に、パタ
ーンなしの領域は目視により識別不可能にして、コピー
盤の作成を困難にできる。
である。
を拡大した摸式図である。
いることをチェックするフローチャートである。
Claims (4)
- 【請求項1】CD−ROMディスクにおいて、 回転速度一定の条件で記録された領域を二個所以上持
ち、その他の領域は線速度一定の条件で記録され、前 記回転速度一定の条件で記録された二個所以上の領域
のうち、一つの領域には目視により識別可能であり、か
つ、CD−ROMデータとして読み取り可能なパターン
データが記録され、他の領域にはパターンデータが記録
されていないことを特徴とするCD−ROMディスク。 - 【請求項2】請求項1記載のCD−ROMディスクにお
いて、前記パターンデータが記録されている領域はリー
ドアウト領域の外側にあり、前記パターンデータが記録
されていない領域はリードアウト領域の内側にあること
を特徴とするCD−ROMディスク。 - 【請求項3】請求項1または2記載のディスクの再生装
置であって、 前記パターンデータを再生し、該再生されたパターンデ
ータと照合用のパターンデータとを比較することにより
ディスクを識別することを特徴とする再生装置。 - 【請求項4】請求項1または2記載のディスクの再生装
置であって、前記回転速度一定の条件で記録された複数
の領域のうち、少なくとも一つの領域内の一のトラック
をリードするときの回転速度と他のトラックをリードす
るときの回転速度とを検出し、検出された前記一のトラ
ックをリードするときの回転速度と前記他のトラックを
リードするときの回転速度とが一致しない場合には、デ
ィスクの再生を中止することを特徴とする再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16092794A JP3257257B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | Cd−romディスク及び再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16092794A JP3257257B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | Cd−romディスク及び再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0831009A JPH0831009A (ja) | 1996-02-02 |
JP3257257B2 true JP3257257B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=15725280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16092794A Expired - Fee Related JP3257257B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | Cd−romディスク及び再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3257257B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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1994
- 1994-07-13 JP JP16092794A patent/JP3257257B2/ja not_active Expired - Fee Related
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