JP3257035B2 - 画像の振動補正装置及び方法 - Google Patents

画像の振動補正装置及び方法

Info

Publication number
JP3257035B2
JP3257035B2 JP14682792A JP14682792A JP3257035B2 JP 3257035 B2 JP3257035 B2 JP 3257035B2 JP 14682792 A JP14682792 A JP 14682792A JP 14682792 A JP14682792 A JP 14682792A JP 3257035 B2 JP3257035 B2 JP 3257035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
motion vector
vibration
motion
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14682792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05328201A (ja
Inventor
哲二郎 近藤
泰弘 藤森
真史 内田
司 橋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14682792A priority Critical patent/JP3257035B2/ja
Publication of JPH05328201A publication Critical patent/JPH05328201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3257035B2 publication Critical patent/JP3257035B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばハンディタイプ
のビデオカメラの撮像出力などのビデオデータに含まれ
る所謂手振れによる画像の移動量を検出して補正する画
像の振動補正装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハンディタイプのビデオカメラ
では、撮影時の手振れすなわちカメラの振動が画像の振
動となって現れる。そこで、このような手振れによる画
像の振動を補正する画像の手振れ補正装置として、例え
ば特開昭63−166370号公報に開示されているよ
うに、画像の動きベクトルを検出し、この動きベクトル
に基づいて、画像メモリに貯えられているビデオデータ
を補正するものが提案されている。
【0003】画像の動きベクトルの検出には、例えばブ
ロックマッチング法が採用される。このブロックマッチ
ング法による画像の動きベクトルの検出では、画面を多
数の領域(ブロックと称する)に分割し、各ブロックの
中心に位置する前フィールドの代表点画素と現フィール
ドのブロック内の各画素の画像データとのフィールド差
の絶対値を演算し、各ブロックのフィールド差分絶対値
を対応する画素毎に積算して相関積分値を求めて、1ブ
ロック分の画素配列に対応する座標を有する相関積算値
表を形成する。そして、この相関積算値表における相関
積分値の最小値の座標値を画像の動きベクトルの座標値
として画面全体の動きベクトルを決定している。
【0004】そして、画像の手振れ補正装置では、検出
された動きベクトルを補正信号に変換し、この補正信号
により現画像を移動する補正を行っている。このような
画像の手振れ補正装置における補正精度は、画像の動き
ベクトルの検出精度に依存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に相関積算値表における相関積分値の最小値の座標値を
画像の動きベクトルの座標値として画面全体の動きベク
トルを決定するようにした従来のブロックマッチング法
による画像の動きベクトルの検出では、カメラの手振れ
による動きベクトルと被写体の移動による動きベクトル
とが同時に発生する。従って、画像の手振れ補正装置で
は、上記手振れによる動きベクトルと被写体の移動によ
る動きベクトルとを判別し、上記手振れによる動きベク
トルのみにより手振れ補正信号を形成して手振れ補正を
行う必要がある。上記被写体の移動による動きベクトル
を手振れによる動きベクトルと誤って判定して、手振れ
補正を行った場合には、静止しているべき背景画像など
が手振れ補正により移動してしまうことになり、不自然
が画像となってしまう。逆に、上記手振れによる動きベ
クトルを被写体の移動による動きベクトルと誤って判定
した場合には、手振れ補正がきかなくなってしまう。
【0006】例えばパン・チルトなどの意図的なカメラ
操作を行った場合に、このカメラ操作による画像の動き
ベクトルで補正限界までは手振れ補正処理が行われてし
まい、図6のA,Bに示すように、カメラは移動させて
いるのに出力画像が止まってしまう。そして、補正限界
以降に手振れ補正がオフにされることにより、図6のC
に示すように、上記意図的なカメラ操作による画像の動
きが突然現れることになる。
【0007】従って、例えば風景などをゆっくりとパン
ニングして撮影しているとき、カメラは移動させている
のに、手振れ補正により出力画像が止まってしまい、意
図したのと違う映像になりがちである。また、おうおう
にして、最初に映像が動かないのでパンニング速度を速
くしてしまい、補正範囲を越えたところで、出力画像が
突然動き出し、見にくい映像になってしまうことが多
い。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、ハンディタイプのビデオカメラなどにお
ける高性能の手振れ補正を可能にすることを目的とし、
検出した動きベクトルが手振れによる画像の動きベクト
ルであるかパン・チルトなどの意図的なカメラ操作によ
る画像の動きベクトルであるかを判定して、上記意図的
なカメラ操作による画像の動きベクトルのよる動き補正
処理を停止するようにした画像の動き補正装置及び方法
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像の振動
補正装置は、入力ビデオ信号で構成される1フィールド
の画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の画
像データをメモリに1フィールド期間記憶し、現フィー
ルドのブロックの各画素の画像データと上記メモリから
読み出される前フィールドのブロックの代表点画素の画
像データの相関値に基いて画像の動きベクトルを検出す
る動きベクトル検出手段と、上記動きベクトル検出手段
により検出された動きベクトルを多数フィールドに亘っ
て記憶するベクトルメモリと、上記ベクトルメモリに記
憶される上記動きベクトルの履歴に基いて上記画像の動
き始めが等加速度運動であるか否かを判別することによ
り、上記動きベクトルが当該画像を撮像する撮像手段の
振動に起因するものであるか否かを判定する判定手段
と、上記判定手段により上記画像を撮像する撮像手段の
振動に起因するものであると判定された動きベクトルに
応じた補正量の振動補正信号を発生する補正信号発生手
段と、上記補正信号発生手段から供給される振動補正信
号により上記入力ビデオ信号に振動補正処理を施す補正
手段とを備えることを特徴とする。また、本発明に係る
画像の振動補正方法は、入力ビデオ信号で構成される1
フィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表
点画素の画像データをメモリに1フィールド期間記憶
し、現フィールドのブロックの各画素の画像データと上
記メモリから読み出される前フィールドのブロックの代
表点画素の画像データの相関値に基いて画像の動きベク
トルを検出するステップと、上記検出された動きベクト
ルを多数フィールドに亘って記憶するステップと、上記
記憶される動きベクトルの履歴に基いて上記画像の動き
始めが等加速度運動であるか否かを判別することによ
り、上記動きベクトルが当該画像を撮像する撮像手段の
振動に起因するものであるか否かを判定するステップ
と、上記画像を撮像する撮像手段の振動に起因するもの
であると判定された動きベクトルに応じた補正量の振動
補正信号を発生するステップと、上記振動補正信号によ
り上記入力ビデオ信号に振動補正処理を施すステップと
を備えることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明では、入力ビデオ信号で構成される1フ
ィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点
画素の画像データをメモリに1フィールド期間記憶し、
現フィールドのブロックの各画素の画像データと上記メ
モリから読み出される前フィールドのブロックの代表点
画素の画像データの相関値に基いて画像の動きベクトル
を検出し、上記検出された動きベクトルを多数フィール
ドに亘って記憶し、上記記憶される動きベクトルの履歴
に基いて上記画像の動き始めが等加速度運動であるか否
かを判別することにより、上記動きベクトルが当該画像
を撮像する撮像手段の振動に起因するものであるか否か
を判定し、上記画像を撮像する撮像手段の振動に起因す
るものであると判定された動きベクトルに応じた補正量
の振動補正信号を発生して、上記振動補正信号により上
記入力ビデオ信号に振動補正処理を施す。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に従い
詳細に説明する。本発明に係る画像の手振れ補正装置
は、例えば図1に示すように構成される。
【0012】この図1に示す実施例は、ハンディタイプ
のビデオカメラにおける手振れによる画像の動きを補正
する手振れ補正装置に本発明を適用したもので、動きベ
クトル検出部10,ベクトルメモリ20,判定部30,
補正信号発生部40及び補正部50を備えてなる。この
図1において、信号入力端子1には、上記ビデオカメラ
の図示しない撮像部による撮像出力として得られるビデ
オ信号をディジタル化した入力ビデオデータが供給され
る。
【0013】この手振れ補正装置において、上記動きベ
クトル検出部10は、入力ビデオ信号で構成される1フ
ィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点
画素の画像データをメモリに1フィールド期間記憶し、
現フィールドのブロックの各画素の画像データと上記メ
モリから読み出される前フィールドのブロックの代表点
画素の画像データとの差分の絶対値に基づいて画像の動
きベクトルを検出するものであって、上記入力ビデオデ
ータが上記信号入力端子1を介して供給されるフィール
ド差分検出部11と、このフィールド差分検出部11に
よるフィールド差分出力が供給される相関積算値表形成
部14と、この相関積算値表形成部14により形成され
た相関積算値表の相関積算値が供給される動きベクトル
推定部18とを備えてなる。
【0014】上記フィールド差分検出部11は、上記入
力ビデオデータが上記信号入力端子1を介して供給され
る代表点メモリ12と減算回路13からなる。
【0015】上記代表点メモリ12は、入力ビデオデー
タで構成される1フィールドの画像を複数に分割した各
ブロック毎の代表点画素の画像データIk (0,0)を
記憶する。具体的には、例えば図2に示すように、1フ
ィールドの画面をm画素×nラインのブロックに分割
し、図3に示すように各ブロックの中心の画素S(0,
0)を代表点とし、各代表点画素の画像データI
k (0,0)を上記代表点メモリ12に1フィールド期
間記憶する。なお、上記代表点は、画面上で均一のばら
まかれている。そして、この代表点メモリ12から読み
出される1フィールド前の各代表点画素の画像データI
k-1 (0,0)が上記減算回路13に供給される。ま
た、上記減算回路13は、上記信号入力端子1を介して
供給される入力ビデオデータすなわち現フィールドの画
像データについて、ブロック毎のm×n個の各画素の画
像データIk (x,y)と上記代表点メモリ12から読
み出される前フィールドの対応するブロックの代表点画
素の画像データIk-1 (0,0)との差分すなわちフィ
ールド間差の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,
y)|を検出する。
【0016】そして、上記フィールド差分検出部11
は、上記減算回路13により得られるフィールド差分絶
対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|を上記相関
積算値表形成部14に供給する。
【0017】上記相関積算値表形成部14は、上記フィ
ールド差分検出部11により得られたフィールド差分絶
対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|が供給され
るマクロブロック化回路15と、このマクロブロック化
回路15によりマクロブロック化されたフィールド差分
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|が供給さ
れる第1乃至第10の絶対値積分回路16A〜16Jか
らなる。
【0018】上記マクロブロック化回路15は、上記フ
ィールド差分検出部11により得られたフィールド差分
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|につい
て、互いに隣接しないマクロブロックが生じる形態で、
1画面を複数のマクロブロックに分割するもので、例え
ば図4に示すように、1画面を3×3の9個のマクロブ
ロックB1〜B9に分割する。
【0019】そして、このマクロブロック化回路15に
よりマクロブロック化されたフィールド差分絶対値|I
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|は、各マクロブロッ
クB1〜B9に対応する上記第1乃至第9の絶対値積分
回路16A〜16Iにマクロブロック毎に供給されると
ともに、上記第10の絶対値積分回路16Jに全マクロ
ブロックが供給される。
【0020】上記第1の絶対値積分回路16Aは、第1
のマクロブロックB1のフィールド差分絶対値|Ik-1
(0,0)−Ik (x,y)|について、上記m×n個
の画素で構成されるブロックの各フィールド差分絶対値
を対応する画素毎に積算し、上記第1のマクロブロック
B1の相関積算値表を形成する。以下同様に、上記第2
乃至第9の絶対値積分回路16B〜16Iは、それぞれ
対応する第2乃至第9のマクロブロックB2〜B9の相
関積算値表を形成する。また、上記第10の絶対値積分
回路16Jは、上記第1乃至第9のマクロブロックB1
〜B9からなる1画面全体の相関積算値表を形成する。
【0021】そして、上記相関積算値表形成部14は、
上記第1乃至第9の絶対値積分回路16A〜16Iによ
り形成された各マクロブロックB1〜B9の相関積算値
表の相関積算値と上記第10の絶対値積分回路16Jに
より形成された1画面全体の相関積算値表の相関積算値
を上記動きベクトル推定部18に供給する。
【0022】上記動きベクトル推定部18は、上記相関
積算値表形成部14により形成された各相関積算値表の
相関積算値の最小値の座標を検出して、動きベクトルを
推定する。上記相関積算値表形成回路14により形成さ
れた各相関積算値表の相関積算値は、各ブロックの代表
点画素の画像データIk-1 (0,0)と他の画素の画像
データIk (x,y)とのフィールド間相関を示すもの
で、相関の強い画素に対応する座標ほど小さな値とな
り、動きベクトルに対応する座標の相関積算値が最小値
となるので、最小値の座標を検出することにより動きベ
クトルを推定することができる。
【0023】なお、この動きベクトル検出部10におい
て採用したマクロブロックによる画像の動きベクトルの
検出の手法は、本件出願人が特願平3−100384号
などにおいて先に提案したものである。
【0024】そして、この動きベクトル検出部10は、
上記動きベクトル推定部18により推定した画像の動き
ベクトルを上記ベクトルメモリ20と補正信号発生部4
0に供給する。
【0025】また、上記ベクトルメモリ20は、上記動
きベクトル検出部10により検出された画像の動きベク
トルを数フレーム乃至数十フレーム程度の多数フィール
ドに亘って記憶する。
【0026】さらに、上記判定部30は、上記ベクトル
メモリ20に記憶された動きベクトルの過去の相関を監
視することにより、上記動きベクトル検出部10により
検出された画像の動きベクトルが手振れに起因するもの
であるか否かを判定する。ここで、パン・チルトなどの
意図的なカメラ操作による画像の動きには、一般的に動
きベクトルで見た場合に、 立ち上がり時を除いてスピード(ベクトルの大き
さ)が一定に近い。
【0027】 立ち上がり時は等加速度運動をするこ
とが多い。 ベクトルの方向がほぼ一定である。 などの特徴がある。従って、上記判定部30では、1フ
ィールド間の動きベクトルのみでは、意図的動きと手振
れとの判別がつかなくとも、過去数フレーム乃至数十フ
レーム程度の多数フィールドに亘る動きベクトルの大き
さや方向の相関を監視することにより、意図的動きと手
振れとを判別することができる。
【0028】上記判定部30は、上記ベクトルメモリ2
0に記憶された動きベクトルに基づいて、過去数フレー
ム乃至数十フレーム程度の多数フィールドに亘る動きベ
クトルの大きさや方向の相関を監視して、意図的動きと
手振れとを判別することにより、上記動きベクトル検出
部10により検出された画像の動きベクトルが手振れに
起因するものであるか否かを判定し、その判定出力を停
止制御信号として上記補正信号発生部40に供給する。
【0029】上記補正信号発生部40は、上記動きベク
トル検出部10により検出された動きベクトルが画像の
手振れに起因するものであることを示す判定出力が上記
判定部30から供給されると、上記動きベクトルを手振
れベクトルVt ’として、 Xt =Xt-1 −Vt ’ なる補正量Xt の手振れ補正信号を形成し、この手振れ
補正信号を上記補正部50に供給する。また、この補正
信号発生部40は、上記動きベクトル検出部10により
検出された動きベクトルが画像の手振れに起因するもの
でないことを示す判定出力が上記判定部30から供給さ
れると、手振れベクトルVt ’を零ベクトルV〔0,
0〕として手振れ補正信号を形成し、この手振れ補正信
号を上記補正部50に供給する。
【0030】また、上記補正部50は、例えば図5に示
すように、上記補正信号発生部40から手振れ補正信号
が供給されるアドレス制御回路51及びセレクト信号発
生回路52と、上記アドレス制御回路51から供給され
るアドレス信号に従ってビデオデータの書き込み/読み
出しが行われるフィールドメモリ53及び周辺メモリ5
4と、上記フィールドメモリ53及び周辺メモリ54か
ら読み出されるビデオデータを上記セレクト信号発生回
路52から供給されるセレクト信号に応じて選択的に出
力するセレクタ55とを備えてなる。
【0031】上記フィールドメモリ53には、上記信号
入力端子1を介して供給される入力ビデオデータが順次
書き込まれる。そして、このフィールドメモリ33の読
み出しアドレスが上記手振れ補正信号により上記手振れ
ベクトルに応じて制御される。これにより、上記フィー
ルドメモリ53からは、1フィールドの入力ビデオデー
タが上記手振れベクトルに応じて移動されたビデオデー
タが得られる。そして、このフィールドメモリ53から
読み出されるビデオデータと上記周辺メモリ54から読
み出される周辺ビデオデータとが上記セレクタ55によ
る選択によって合成され、手振れ補正処理済のビデオデ
ータとして信号出力端子2から出力される。
【0032】なお、上記周辺メモリ54には、上記セレ
クタ55を介して出力される手振れ補正処理済のビデオ
データによる画像の補正範囲に相当する周辺部分のビデ
オデータが周辺ビデオデータとして逐次書き込まれる。
【0033】この手振れ補正装置では、上述のように動
きベクトル検出部10において検出された画像の動きベ
クトルが手振れに起因するものであるか否かの判定を上
記ベクトルメモリ20に記憶された動きベクトルの履歴
に基づいて上記判定部30により行って、手振れに起因
する動きベクトルに応じた補正量の手振れ補正信号を上
記補正信号発生部40により発生することができるの
で、上記補正部50により入力ビデオ信号に手振れ補正
処理を確実に施すことができ、自然な画像出力が得られ
る。
【0034】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、入力ビデオ信号で構成される1フィールド
の画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の画
像データをメモリに1フィールド期間記憶し、現フィー
ルドのブロックの各画素の画像データと上記メモリから
読み出される前フィールドのブロックの代表点画素の画
像データの相関値に基いて画像の動きベクトルを検出
し、上記検出された動きベクトルを多数フィールドに亘
って記憶し、上記記憶される動きベクトルの履歴に基い
て上記画像の動き始めが等加速度運動であるか否かを判
別することにより、上記動きベクトルが当該画像を撮像
する撮像手段の振動に起因するものであるか否かを判定
することができ、上記画像を撮像する撮像手段の振動に
起因するものであると判定された動きベクトルに応じた
補正量の振動補正信号を発生して、上記振動補正信号に
より上記入力ビデオ信号に振動補正処理を確実に施すこ
とができる。
【0035】このように、本発明によれば、画像の動き
ベクトルが手振れに起因するものであるか否かを判定し
て、手振れ補正を確実に行うことができ、ハンディタイ
プのビデオカメラなどにおける高性能の手振れ補正を可
能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像の手振れ補正装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】上記手振れ補正装置の動きベクトル検出部にお
ける画面のブロック分割の状態を示す図である。
【図3】上記ブロック分割された画面の1ブロックの構
造を示す図である。
【図4】1画面を9分割したマクロブロックの状態を示
す図である。
【図5】上記手振れ補正装置の補正部の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】従来の手振れ補正装置の問題点を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10・・・・・・・・・動きベクトル検出部 20・・・・・・・・・ベクトルメモリ 30・・・・・・・・・判定部 40・・・・・・・・・補正信号発生部 50・・・・・・・・・補正部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋野 司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−10780(JP,A) 特開 平3−216079(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 G03B 5/00 G06T 7/20 100

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号で構成される1フィール
    ドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の
    画像データをメモリに1フィールド期間記憶し、現フィ
    ールドのブロックの各画素の画像データと上記メモリか
    ら読み出される前フィールドのブロックの代表点画素の
    画像データの相関値に基いて画像の動きベクトルを検出
    する動きベクトル検出手段と、 上記動きベクトル検出手段により検出された動きベクト
    ルを多数フィールドに亘って記憶するベクトルメモリ
    と、 上記ベクトルメモリに記憶される上記動きベクトルの履
    歴に基いて上記画像の動き始めが等加速度運動であるか
    否かを判別することにより、上記動きベクトルが当該画
    像を撮像する撮像手段の振動に起因するものであるか否
    かを判定する判定手段と、 上記判定手段により上記画像を撮像する撮像手段の振動
    に起因するものであると判定された動きベクトルに応じ
    た補正量の振動補正信号を発生する補正信号発生手段
    と、 上記補正信号発生手段から供給される振動補正信号によ
    り上記入力ビデオ信号に振動補正処理を施す補正手段と
    を備える画像の振動補正装置。
  2. 【請求項2】 上記判定手段は、上記動きベクトルの履
    歴より上記画像の動き始めが等加速度運動であり、且つ
    その後の画像の動きが等速運動であると判別したとき、
    上記画像の動きベクトルを当該画像を撮像する撮像手段
    の振動に起因するものではないと判定することを特徴と
    する請求項1記載の画像の振動補正装置。
  3. 【請求項3】 上記判定手段は、上記動きベクトルの履
    歴より上記画像の動きベクトルの方向が略一定であると
    判別したとき、上記画像の動きベクトルを当該画像を撮
    像する撮像手段の振動に起因するものではないと判定す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像の振動補正装
    置。
  4. 【請求項4】 入力ビデオ信号で構成される1フィール
    ドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の
    画像データをメモリに1フィールド期間記憶し、現フィ
    ールドのブロックの各画素の画像データと上記メモリか
    ら読み出される前フィールドのブロックの代表点画素の
    画像データの相関値に基いて画像の動きベクトルを検出
    するステップと、 上記検出された動きベクトルを多数フィールドに亘って
    記憶するステップと、 上記記憶される動きベクトルの履歴に基いて上記画像の
    動き始めが等加速度運動であるか否かを判別することに
    より、上記動きベクトルが当該画像を撮像する撮像手段
    の振動に起因するものであるか否かを判定するステップ
    と、 上記画像を撮像する撮像手段の振動に起因するものであ
    ると判定された動きベクトルに応じた補正量の振動補正
    信号を発生するステップと、 上記振動補正信号により上記入力ビデオ信号に振動補正
    処理を施すステップとを備える画像の振動補正方法。
  5. 【請求項5】 上記判定するステップは、上記動きベク
    トルの履歴より上記画像の動き始めが等加速度運動であ
    り、且つその後の画像の動きが等速運動であると判別し
    たとき、上記画像の動きベクトルを当該画像を撮像する
    撮像手段の振動に起因するものではないと判定すること
    を特徴とする請求項4記載の画像の振動補正方法。
  6. 【請求項6】 上記判定するステップは、上記動きベク
    トルの履歴より上記画像の動きベクトルの方向が略一定
    であると判別したとき、上記画像の動きベクトルを当該
    画像を撮像する撮像手段の振動に起因するものではない
    と判定することを特徴とする請求項5記載の画像の振動
    補正方法。
JP14682792A 1992-05-14 1992-05-14 画像の振動補正装置及び方法 Expired - Lifetime JP3257035B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14682792A JP3257035B2 (ja) 1992-05-14 1992-05-14 画像の振動補正装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14682792A JP3257035B2 (ja) 1992-05-14 1992-05-14 画像の振動補正装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05328201A JPH05328201A (ja) 1993-12-10
JP3257035B2 true JP3257035B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=15416420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14682792A Expired - Lifetime JP3257035B2 (ja) 1992-05-14 1992-05-14 画像の振動補正装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3257035B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4661277B2 (ja) * 2005-03-10 2011-03-30 セイコーエプソン株式会社 撮像装置および手ブレ補正処理方法
JP4784297B2 (ja) * 2005-12-15 2011-10-05 Nkワークス株式会社 撮影済み動画像の手振れ補正装置及び手振れ補正方法
JP4595834B2 (ja) * 2006-03-03 2010-12-08 日本ビクター株式会社 動きベクトル検出方法及び装置
JP4876065B2 (ja) * 2007-12-14 2012-02-15 キヤノン株式会社 動きベクトル検出装置及び動きベクトル検出方法及び撮像装置及びプログラム
US8169510B2 (en) 2007-12-18 2012-05-01 Sony Corporation Data processing device, data processing method, and storage medium

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05328201A (ja) 1993-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3103894B2 (ja) ビデオデータの手振れ補正装置およびその方法
JP2007068168A (ja) イメージング装置の動きを判定するための方法及びシステム
JP3200889B2 (ja) 画像の振動補正装置
JP2957851B2 (ja) 手振れ補正方法
JP3257035B2 (ja) 画像の振動補正装置及び方法
JP3465264B2 (ja) ビデオデータの動き検出装置および方法
JP3252418B2 (ja) 画像の手振れ判定装置
JP3200859B2 (ja) 手振れ補正回路及びその方法
JP3225598B2 (ja) 画像の手振れ検出装置
JP3271273B2 (ja) 画像の振動判定装置、画像の振動補正装置、画像の振動判定方法及び画像の振動補正方法
JP3223582B2 (ja) 画像の手振れ検出装置
JP3196258B2 (ja) 画像の動きベクトル検出装置
JP3303312B2 (ja) 画像の振動補正装置及び画像の振動補正方法
KR950009663B1 (ko) 캠코더의 손 떨림 보정 장치
JP3271274B2 (ja) 画像の振動判定装置、画像の振動補正装置、画像の振動判定方法及び画像の振動補正方法
JP3200900B2 (ja) 画像の手振れ判定装置
JP3252417B2 (ja) 画像の手振れ補正装置
JP3200890B2 (ja) 画像の振動補正装置
JP3252411B2 (ja) 画像の振動補正装置
JP3252416B2 (ja) 画像の手振れ補正装置
JP3200888B2 (ja) 画像の振動補正装置
JP3103893B2 (ja) ビデオデータの手振れ検出装置およびその方法
JPH04205572A (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP3252415B2 (ja) 画像の手振れ補正装置
JP3252448B2 (ja) 動きベクトル検出装置及び方法、並びに、画像の振動補正装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071207

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081207

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091207

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101207

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111207

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121207

Year of fee payment: 11