JP3200888B2 - 画像の振動補正装置 - Google Patents

画像の振動補正装置

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JP3200888B2
JP3200888B2 JP30397591A JP30397591A JP3200888B2 JP 3200888 B2 JP3200888 B2 JP 3200888B2 JP 30397591 A JP30397591 A JP 30397591A JP 30397591 A JP30397591 A JP 30397591A JP 3200888 B2 JP3200888 B2 JP 3200888B2
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哲二郎 近藤
泰弘 藤森
真史 内田
賢 堀士
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンディタイプのビデ
オカメラの撮像出力等をビデオデータに含まれる所謂手
振れによる画像の移動量を検出して補正する画像の振動
補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハンディタイプのビデオカメラ
では、撮影時の手振れすなわちカメラの振動が画像の振
動となって現れる。そこで、このような手振れによる画
像の振動を補正する画像の手振れ補正装置として、例え
ば特開63−166370号公報に開示されているよう
に、画像の動きベクトルを検出し、この動きベクトルに
基づいて、画像メモリに貯えられているビデオデータを
補正するものが提案されている。
【0003】画像の動きベクトルの検出には、例えばブ
ロックマッチング法が採用される。このブロックマッチ
ング法による画像の動きベクトルの検出では、画面を多
数の領域(ブロックと称する)に分割し、各ブロックの
中心に位置する前フィールドの代表点画素と現フィール
ドのブロック内の各画素の画像データとのフィールド差
の絶対値を演算し、各ブロックのフィールド差分絶対値
を対応する画素毎に積算して相関積分値を求めて、1ブ
ロック分の画素配列に対応する座標を有する相関積算値
表を形成する。そして、この相関積算値表における相関
積分値の最小値の座標値を画像の動きベクトルの座標値
として画面全体の動きベクトルを決定している。
【0004】そして、画像の手振れ補正装置では、検出
された動きベクトルを補正信号に変換し、この補正信号
により現画像を移動する補正を行っている。このような
画像の手振れ補正装置における補正精度は、画像の動き
ベクトルの検出精度に依存する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に相関積算値表における相関積分値の最小値の座標値を
画像の動きベクトルの座標値として画面全体の動きベク
トルを決定するようにした従来のブロックマッチング法
による画像の動きベクトルの検出では、カメラの手振れ
による動きベクトルと被写体の移動による動きベクトル
とが同時に発生する。従って、画像の手振れ補正装置で
は、上記手振れによる動きベクトルと被写体の移動によ
る動きベクトルとを判別し、上記手振れによる動きベク
トルのみにより手振れ補正信号を形成して手振れ補正を
行う必要がある。上記被写体の移動による動きベクトル
を手振れによる動きベクトルと誤って判定して、手振れ
補正を行った場合には、静止しているべき背景画像など
が手振れ補正により移動してしまうことになり、不自然
が画像となってしまう。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、ハンディタイプのビデオカメラなどにお
ける高性能の手振れ補正を可能にすることを目的とし、
検出した画像の動きベクトルが手振れによる画像の動き
ベクトルであるか被写体の移動による動きベクトルであ
るかを確実に判定して、振動補正を行うようにした画像
の振動補正装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像の振動
補正装置は、上述の課題を解決するために、入力ビデオ
信号で構成される1フィールドの画像を複数に分割した
各ブロック毎の代表点画素の画像データIk (0,0)
をメモリに1フィールド期間記憶し、現フィールドのブ
ロックの各画素の画像データIk (x,y)と上記メモ
リから読み出される前フィールドのブロックの代表点画
素の画像データIk-1 (0,0)との差分の絶対値|I
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|に基づいて画像の動
きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、上記入力
ビデオ信号で構成される1フィールドの画像を複数に分
割した各ブロック毎の代表点画素の画像データI
k (0,0)をメモリにnフィールド期間記憶し、現フ
ィールドのブロックの各画素の画像データIk (x,
y)と上記メモリから読み出されるnフィールド前のブ
ロックの代表点画素の画像データIk-n (0,0)との
差分の絶対値|Ik-n (0,0)−Ik (x,y)|
が、 Ik-n (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定のしきい値を
ThI として、 |Ik-n (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
インクリメントした度数分布表を形成し、この度数分布
表について、上記動きベクトル検出部が検出した動きベ
クトルをnフィールド期間分加算した動きベクトルによ
り指定される座標の度数値が所定値よりも小さい場合
に、上記動きベクトルが画像の振動に起因するものであ
ると判定する振動判定部と、この振動判定部により画像
の振動に起因するものであると判定された上記動きベク
トルに応じた補正量の振動補正信号を形成する補正量発
生部と、この補正量発生部から供給される振動補正信号
により入力ビデオ信号に振動補正処理を施す補正部とを
備えることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明に係る画像の振動補正装置
は、前記振動判定部が、入力ビデオ信号で構成される1
フィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表
点画素の画像データをそれぞれを1フィールド期間記憶
する縦続接続されたn個のメモリと、現フィールドのブ
ロックの各画素の画像データと上記n個のメモリから読
み出される1フィールド乃至nフィールド前のブロック
の代表点画素の画像データとの差分の絶対値について、
前記第1の判定条件及び第2の判定条件を満たす画素を
検出する毎に1ブロック分の画素配列に対応する座標の
度数をインクリメントした度数分布表を形成するn個の
度数分布表形成手段と、前記動きベクトル検出部が検出
した動きベクトルを1フィールド乃至nフィールド期間
分加算した各動きベクトルのうちの最大の動きベクトル
を検出する最大動きベクトル検出手段と、この最大動き
ベクトル検出手段により最大の動きベクトルが検出され
たフィールドの度数分布表を用いて、上記動きベクトル
検出部が検出した動きベクトルが画像の振動に起因する
ものであるか否かを判定する振動判定手段とを備えてな
ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明に係る画像の振動補正装置では、入力ビ
デオ信号で構成される1フィールドの画像を複数に分割
した各ブロック毎の代表点画素の画像データを用いてブ
ロックマッチングにより画像の動きベクトルを動きベク
トル検出部により検出し、この動きベクトルが振動に起
因するものであるか否かを振動判定部により判定し、振
動に起因する動きベクトルに応じた補正量の振動補正信
号を補正量発生部により形成して、補正部により振動補
正を行う。
【0010】上記振動判定部は、現フィールドのブロッ
クの各画素の画像データIk (x,y)とnフィールド
前のブロックの代表点画素の画像データIk-n (0,
0)との差分の絶対値|Ik-n (0,0)−Ik (x,
y)|が、 Ik-n (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定のしきい値を
ThI として、 |Ik-n (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
インクリメントした度数分布表を用いて、上記動きベク
トル検出部が検出した動きベクトルが画像の振動に起因
するものであるか否かを判定する。
【0011】また、本発明に係る画像の振動補正装置に
おいて、前記振動判定部は、現フィールドのブロックの
各画素の画像データと1フィールド乃至nフィールド前
のブロックの代表点画素の画像データとの差分の絶対値
について、前記第1の判定条件及び第2の判定条件を満
たす画素を検出する毎に1ブロック分の画素配列に対応
する座標の度数をインクリメントした度数分布表をn個
の度数分布表形成手段により形成するとともに、前記動
きベクトル検出部が検出した動きベクトルを1フィール
ド乃至nフィールド期間分加算した各動きベクトルのう
ちの最大の動きベクトルを最大動きベクトル検出手段に
より検出する。そして、上記最大動きベクトル検出手段
により最大の動きベクトルが検出されたフィールドの度
数分布表を用いて、上記動きベクトル検出部が検出した
動きベクトルが画像の振動に起因するものであるか否か
を振動判定手段により判定する。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る画像の振動補正装置の一
実施例について図面に従い詳細に説明する。本発明に係
る画像の振動補正装置は、例えば図1に示すように構成
される。
【0013】この図1に示した画像の振動補正装置は、
ハンディタイプのビデオカメラにおける手振れによる画
像の動きを補正する手振れ補正装置に本発明を適用した
もので、動きベクトル検出部10,手振れ判定部20、
補正量発生部30及び補正部40を備えてなる。図1に
おいて、信号入力端子1には、上記ビデオカメラの図示
しない撮像部による撮像出力として得られるビデオ信号
をディジタル化した入力ビデオデータが供給される。
【0014】この手振れ補正装置において、上記動きベ
クトル検出部10は、上記入力ビデオデータが上記信号
入力端子1を介して供給される代表点メモリ11及び減
算回路12と、この減算回路12による減算出力データ
が供給される相関積算値表形成回路13と、この相関積
算値表形成回路13により形成された相関積算値表の相
関積算値が供給される動きベクトル推定回路14とを備
えてなる。
【0015】この動きベクトル検出部10における上記
代表点メモリ11は、入力ビデオビデオで構成される1
フィールドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表
点画素の画像データIk (0,0)を記憶する。具体的
には、例えば図2に示すように、1フィールドの画面を
m画素×nラインのブロックに分割し、図3に示すよう
に各ブロックの中心の画素を代表点とし、各代表点画素
の画像データIk (0,0)を上記代表点メモリ11に
1フィールド期間記憶する。なお、上記代表点は、画面
上で均一のばらまかれている。そして、この代表点メモ
リ11から読み出される1フィールド前の各代表点画素
の画像データIk-1 (0,0)が上記減算回路12に供
給される。
【0016】上記減算回路12は、上記信号入力端子1
を介して供給される入力ビデオデータすなわち現フィー
ルドの画像データについて、ブロック毎のm×n個の各
画素の画像データIk (x,y)と上記代表点メモリ1
1から読み出される前フィールドの対応するブロックの
代表点画素の画像データIk-1 (0,0)との差分すな
わちフィールド間差の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik
(x,y)|を検出する。そして、この減算回路12に
よる減算出力データとして得られるフィールド差分絶対
値が上記相関積算値表形成回路13に供給される。
【0017】上記相関積算値表形成回路13は、上記減
算回路12により得られた各ブロックのフィールド差分
絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|を対応す
る画素毎に1フィールド期間に亘って積算し、1ブロッ
ク分の画素配列に対応するm×nの整数座標を有する相
関積算値表を形成する。この相関積算値表形成回路13
により形成される相関積算値表は、m×n個のフィール
ド差分絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|の
積算値すなわち相関積算値の分布を示し、フィールド相
関の最も強い座標の相関積算値が最小値となる。そし
て、この相関積算値表形成回路13により形成される相
関積算値表のm×n個の相関積算値が上記動きベクトル
推定回路14に供給される。
【0018】上記動きベクトル推定回路14では、上記
相関積算値表形成回路13により形成された相関積算値
表の相関積算値の最小値の座標を検出し、この座標が中
央に位置する周辺座標における相関積算値を比例係数と
して上記周辺座標間距離に対応する画素間距離を比例分
割した座標を求め、この座標に基づいて画像の動きベク
トルを推定する。
【0019】ここで、上記動きベクトル推定回路14に
おける画像の動きベクトルの推定処理には、例えば図4
に示すように上記相関積算値の最小値の座標P(x,
y)とその8近傍座標P(x+1,y),P(x+1,
y+1),P(x,y+1),P(x−1,y+1),
P(x−1,y),P(x−1,y−1),P(x,y
−1),P(x+1,y−1)のうちの2座標を通る4
軸S1 ,S2 ,S3 ,S4 を用いて2次元セパラブルに
行うことができる。
【0020】そこで、上記動きベクトル推定回路14で
は、上記相関積算値表形成回路13により形成された相
関積算値表について、相関積算値の最小値の座標を検出
して、上記4軸S1 ,S2 ,S3 ,S4 について最小値
の座標の推定処理を行い、各軸S1 ,S2 ,S3 ,S4
の最小値の推定座標を合成して2次元座標値を算出し、
この2次元座標値から画像の動きベクトルを決定する。
また、この動きベクトル推定回路14は、上記相関積算
値表の整数座標値で示される上記相関積算値の最小値の
座標を画像の動きベクトルとして上記手振れ判定部20
に供給する。
【0021】ここで、ある軸についての最小値の座標の
1次元推定は、例えば軸S1 において図5に示すように
中央の座標P(x,y)の相関積算値が最小値であって
隣接座標P(x+1,y),P(x−1,y)の各相関
積算値と上記最小相関積算値との間にa,bなる差があ
るとすると、隣接座標間距離Lをa/(a+b):b/
(a+b)に比例分割した座標P(X,Y)を求めるこ
とにより行われる。これにより、上記相関積算値表の整
数座標値よりも細かい分解能で最小値座標を求めること
ができる。なお、α・a/(a+b):β・b/(a+
b)のように上記隣接座標間距離Lを比例分割するため
の比例係数の重みα,βを変えることで、上記隣接座標
P(x+1,y),P(x−1,y)の各相関積算値の
変化に応じた推定を取り入れることも可能である。
【0022】このような構成の画像の動きベクトル検出
部10では、上記相関積算値形成回路13により形成し
た表相関積算値表の相関積算値の最小値の座標を検出す
ることにより整数座標値を得て、上記座標が中央に位置
する周辺座標における相関積算値を比例係数として上記
周辺座標間距離に対応する画素間距離を比例分割した座
標を求めることにより少数座標値を得ることができ、こ
の座標に基づいて画像の動きベクトルを推定するので、
上記動きベクトルを高い精度で検出することができる。
【0023】そして、この動きベクトル検出部10によ
り検出された動きベクトルが上記補正量発生部30に供
給される。
【0024】また、この手振れ補正装置において、上記
手振れ判定部20は、縦続接続された第1乃至第4の代
表点メモリ21A〜21Dと、これらの代表点メモリ2
1A〜21Dから読み出される各フィールドの代表点画
素の画像データが供給される第1乃至第4の条件付度数
分布表形成部22A〜22Dと、上記動きベクトル検出
部10により検出された画像の動きベクトルが供給され
る最大動きベクトル検出回路23と、上記条件付度数分
布表形成部22A〜22Dにより形成された各フィール
ドの度数分布表の度数値が供給される手振れ判定回路2
4を備えて、入力ビデオデータが上記信号入力端子1を
介して上記第1の代表点メモリ21Aに供給されるとと
もに上記第1乃至第4の条件付度数分布表形成部22A
〜22Dに供給されるようになっている。
【0025】上記第1の代表点メモリ21Aは、上述の
動きベクトル検出部10における代表点メモリ11と同
様に、入力ビデオ信号で構成される1フィールドの画像
を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の画像デー
タIk (0,0)を1フィールド期間記憶する。そし
て、この第1の代表点メモリ21Aから1フィールド前
の各代表点画素の画像データIk-1 (0,0)が読み出
されて、上記第1の条件付度数分布表形成部22Aに供
給されるとともに上記第2の代表点メモリ21Bに供給
される。
【0026】また、上記第2の代表点メモリ21Bは、
上記第1の代表点メモリ21Aから読み出される1フィ
ールド前の各代表点画素の画像データIk-1 (0,0)
を1フィールド期間記憶する。そして、この第2の代表
点メモリ21Bから2フィールド前の各代表点画素の画
像データIk-2 (0,0)が読み出されて、上記第2の
条件付度数分布表形成部22Bに供給されるとともに上
記第3の代表点メモリ21Cに供給される。
【0027】さらに、上記第3の代表点メモリ21C
は、上記第2の代表点メモリ21Bから読み出される2
フィールド前の各代表点画素の画像データIk-2 (0,
0)を1フィールド期間記憶する。そして、この第3の
代表点メモリ21Cから3フィールド前の各代表点画素
の画像データIk-3 (0,0)が読み出されて、上記第
3の条件付度数分布表形成部22Cに供給されるととも
に上記第4の代表点メモリ21Dに供給される。
【0028】さらに、上記第4の代表点メモリ21D
は、上記第3の代表点メモリ21Cから読み出される3
フィールド前の各代表点画素の画像データIk-3 (0,
0)を1フィールド期間記憶する。そして、この第4の
代表点メモリ21Dから4フィールド前の各代表点画素
の画像データIk-4 (0,0)が読み出されて、上記第
4の条件付度数分布表形成部22Dに供給される。
【0029】上記第1の条件付度数分布表形成部22A
は、図6に示すように、上記信号入力端子1から入力ビ
デオデータが供給されるとともに上記第1の代表点メモ
リ21Aから読み出される1フィールド前の各代表点画
素の画像データIk-1 (0,0)が供給される減算回路
51と、この減算回路51による減算出力データが供給
される条件判定回路52と、この条件判定回路52によ
る判定出力に基づいて度数分布表を形成する度数分布表
形成回路53を備えてなる。
【0030】上記減算回路51は、上記信号入力端子1
を介して供給される入力ビデオデータすなわち現フィー
ルドの画像データについて、ブロック毎のm×n個の各
画素の画像データIk (x,y)と上記第1の代表点メ
モリ21Aから読み出される1フィールド前の各代表点
画素の画像データIk-1(0,0)との差分の絶対値|
k-1 (0,0)−Ik (x,y)|すなわちフィール
ド間差の絶対値を検出する。そして、この減算回路51
による減算出力データとして得られるフィールド差分絶
対値が上記条件判定回路52に供給される。
【0031】上記条件判定回路52は、上記減算回路5
1により検出された各ブロックのフィールド差分絶対値
|Ik-1 (0,0)−Ik (0,0)|が、 Ik-1 (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、 |Ik-1 (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の条件を満たすか否かを判定する。ここで、上
記ThI は、空間内のレベル差の有無を判定するためし
きい値である。そして、この条件判定回路52による判
定出力が上記度数分布表形成回路53に供給される。
【0032】上記度数分布表形成回路53は、上記条件
判定回路52による判定出力に基づいて、上記第1及び
第2の条件を満たす画素が検出される毎に対応する座標
の度数f(x,y)をインクリメントする加算器54に
より、1ブロック分の画素配列に対応する座標を有する
メモリテーブル55に度数分布表を形成する。
【0033】すなわち、上記第1の条件付度数分布表形
成部22Aでは、現フィールドの画像データIk (x,
y)と1フィールド前の各代表点画素の画像データI
k-1 (0,0)との差分の絶対値|Ik-1 (0,0)−
k (x,y)|に基づいて、代表点画素の1フィール
ド間の相関を示す条件付度数分布表が上記度数分布表形
成回路53により上記メモリテーブル55に形成され
る。そして、この度数分布表形成回路53により上記メ
モリテーブル55に形成された1フィールド間の相関を
示す度数分布表の度数値が上記手振れ判定回路24に供
給される。
【0034】また、上記第2乃至第4の条件付度数分布
表形成部22B〜22Dは、上述の第1の条件付度数分
布表形成部22Aと同様に構成されており、2フィール
ド間の相関を示す条件付度数表を上記第2の条件付度数
分布表形成部22Bにより形成し、3フィールド間の相
関を示す条件付度数分布表を上記第3の条件付度数分布
表形成部22Cにより形成し、4フィールド間の相関を
示す条件付度数分布表を上記第4の条件付度数分布表形
成部22Dにより形成する。
【0035】すなわち、上記第2の条件付度数分布表形
成部22Bは、現フィールドのブロック毎のm×n個の
各画素の画像データIk (x,y)と上記第2の代表点
メモリ21Bから読み出される2フィールド前の各代表
点画素の画像データIk-2 (0,0)との差分の絶対値
|Ik-2 (0,0)−Ik (x,y)|すなわち2フィ
ールド間差の絶対値について上述の第1及び第2の判定
条件を満たす画素を検出することにより、2フィールド
間の相関を示す条件付度数分布表を形成する。そして、
この第2の条件付度数分布表形成部22Bにより形成さ
れた2フィールド間の相関を示す度数分布表の度数値が
上記手振れ判定回路24に供給される。
【0036】また、上記第3の条件付度数分布表形成部
22Cは、現フィールドのブロック毎のm×n個の各画
素の画像データIk (x,y)と上記第3の代表点メモ
リ21Cから読み出される3フィールド前の各代表点画
素の画像データIk-3 (0,0)との差分の絶対値|I
k-3 (0,0)−Ik (x,y)|すなわち3フィール
ド間差の絶対値について上述の第1及び第2の判定条件
を満たす画素を検出することにより、3フィールド間の
相関を示す条件付度数分布表を形成する。そして、この
第3の条件付度数分布表形成部22Cにより形成された
3フィールド間の相関を示す度数分布表の度数値が上記
手振れ判定回路24に供給される。
【0037】さらに、上記第4の条件付度数分布表形成
部22Dは、現フィールドのブロック毎のm×n個の各
画素の画像データIk (x,y)と上記第4の代表点メ
モリ21Dから読み出される4フィールド前の各代表点
画素の画像データIk-4 (0,0)との差分の絶対値|
k-4 (0,0)−Ik (x,y)|すなわち4フィー
ルド間差の絶対値について上述の第1及び第2の判定条
件を満たす画素を検出することにより、3フィールド間
の相関を示す条件付度数分布表を形成する。そして、こ
の第4の条件付度数分布表形成部22Dにより形成され
た4フィールド間の相関を示す度数分布表の度数値が上
記手振れ判定回路24に供給される。
【0038】また、上記最大動きベクトル検出回路23
は、上記動きベクトル検出部10により検出された動き
ベクトルを順次加算することにより、1フィールド乃至
nフィールド間の各動きベクトルを算出し、これらの動
きベクトルのうちの最大の動きベクトルを検出する。そ
して、この最大動きベクトル検出回路23は、上記第1
乃至第4の条件付度数分布表形成部22A〜22Dによ
り形成された各度数分布表について、最大の動きベクト
ルが検出されたフィールドの度数分布表から、上記最大
の動きベクトルに対応する座標の度数値を読み出して、
上記手振れ判定回路24に供給する制御を行う。
【0039】上記手振れ判定回路24は、上記第1乃至
第4の度数分布表形成回路22A〜22Dにより形成さ
れた度数分布表について、上記最大動きベクトル検出回
路23により検出された最大の動きベクトルに対応する
座標の度数値が、所定値よりも小さい場合には上記動き
ベクトル検出部10により検出された画像の動きベクト
ルが画像の手振れに起因するものであると判定し、ま
た、上記最大の動きベクトルに対応する座標の度数値
が、所定値よりも大きい場合には上記動きベクトル検出
部10により検出された画像の動きベクトルが画像の手
振れに起因するものでないと判定する。そして、この手
振れ判定回路24の判定出力は、上記補正量発生部30
に供給される。
【0040】ここで、一般に、上記動きベクトル検出部
10により検出された画像の動きベクトルが小さい場合
には、この動きベクトルにより示される画素が代表点画
素に対して空間的に近い位置にあるので、上記第1乃至
第4の度数分布表形成回路22A〜22Dにより形成さ
れる度数分布表における度数値は少なくなる。すなわ
ち、1フィールド乃至nフィールド差分絶対値が小さく
なり、閾値判定しても有意と判定されるブロック数が少
ない。そして、例えば、固定したビデオカメラにより得
られる画像すなわち手振れの無い画像であって動きベク
トルが小さい場合には、図7に度数分布表の一例を示し
てあるように、その動きベクトルに対応する座標P
(1,1)の度数値「3」が、図8に示すような度数分
布表の手振れによる動きを伴う画像の動きベクトルに対
応する座標P(−6,3)の度数値「3」と一致してし
まうことがある。
【0041】一方、上記動きベクトル検出部10により
検出された画像の動きベクトルが大きくなると、上記代
表点画素に対する空間相関が低下するために、度数値が
大きくなる傾向がある。従って、n(n>1)フィール
ド間における上記代表点画素に対する空間相関を観測す
ることにより、固定したビデオカメラにより得られる画
像すなわち手振れの無い画像について、図9に示すよう
に度数値の大きな度数分布表を形成することができる。
これに対し、手振れによる動きを伴う画像では、n(n
>1)フィールド間における上記代表点画素に対する空
間相関も大きいので、図10に示すように動きベクトル
の近傍座標の度数値が小さい。
【0042】このように、n(n>1)フィールド間に
おける上記代表点画素に対する空間相関を観測して度数
分布表を形成して、手振れ判定を行うことにより、動き
判定の信頼性を高めることができる。すなわち、上記図
8に示す手振れによる動きを伴う画像の1フィールド相
関を示す度数分布表における動きベクトル座標P(−
6,3)の度数値は「3」であり、また、上記図7に示
す固定したビデオカメラにより得られる画像の1フィー
ルド相関を示す度数分布表における動きベクトル座標P
(1,1)の度数値も「3」であって、上記動きベクト
ル検出部10により検出された動きベクトルにより指定
される座標P(x,y)の度数値だけでは、上記動きベ
クトルが手振れに起因するものであるか否かを判定する
ことができないが、上記図10に示す手振れによる動き
を伴う画像のn(n>1)フィールド相関を示す度数分
布表における動きベクトル座標P(7,−5)の度数値
が「0」であるのに対し、上記図9に示す固定したビデ
オカメラにより得られる画像のn(n>1)フィールド
相関を示す度数分布表における動きベクトル座標P(−
12,0)の度数値が「22」であって、明確な差を生
じており、上記動きベクトル検出部10により検出され
た画像の動きベクトルが手振れによる画像の動きベクト
ルであるか被写体の移動による動きベクトルであるかを
確実に判定することができる。
【0043】そして、この実施例の手振れ補正装置にお
ける手振れ判定部20では、上記第1乃至第4の度数分
布表形成回路22A〜22Dにより1フィールド乃至4
フィールド間における上記代表点画素に対する空間相関
を示す数分布表を個別に形成しておき、上記動きベクト
ル検出部10により検出された動きベクトルから1フィ
ールド乃至nフィールド間の各動きベクトルを上記最大
動きベクトル検出回路23により算出し、これらの動き
ベクトルのうちの最大の動きベクトルが検出されるフィ
ールドの度数分布表を用いて、上記手振れ判定回路24
により手振れ判定を行うようにして、手振れ判定の信頼
性をさらに向上するようにしている。
【0044】そして、上記補正量発生部30は、上記動
きベクトル検出部10が検出した動きベクトルが画像の
手振れに起因するものであることを示す判定出力が上記
手振れ判定部20から供給されると、上記動きベクトル
検出部10が検出した上記動きベクトルを手振れベクト
ルとして手振れ補正信号を形成し、この手振れ補正信号
を上記補正部40に供給する。また、この補正量発生部
40は、上記動きベクトル検出部10が検出した動きベ
クトルが画像の手振れに起因するものでないことを示す
判定出力が上記手振れ判定部20から供給されると、手
振れベクトルを〔0,0〕として手振れ補正信号を形成
し、この手振れ補正信号を上記補正部40に供給する。
【0045】また、上記補正部40は、例えば図11に
示すように、上記補正量発生部20から手振れ補正信号
が供給されるアドレス制御回路41及びセレクト信号発
生回路42と、上記アドレス制御回路41から供給され
るアドレス信号に従ってビデオデータの書き込み/読み
出しが行われるフィールドメモリ43及び周辺メモリ4
4と、上記フィールドメモリ43及び周辺メモリ34か
ら読み出されるビデオデータを上記セレクト信号発生回
路42から供給されるセレクト信号に応じて選択的に出
力するセレクタ45とを備えてなる。
【0046】上記フィールドメモリ42には、上記信号
入力端子1を介して供給される入力ビデオデータが順次
書き込まれる。そして、このフィールドメモリ42の読
み出しアドレスが上記手振れ補正信号により上記手振れ
ベクトルに応じて制御される。これにより、上記フィー
ルドメモリ42からは、1フィールドの入力ビデオデー
タが上記手振れベクトルに応じて移動されたビデオデー
タが得られる。そして、このフィールドメモリ42から
読み出されるビデオデータと上記周辺メモリ43から読
み出される周辺ビデオデータとが上記セレクタ35によ
る選択によって合成され、手振れ補正処理済のビデオデ
ータとして信号出力端子2から出力される。
【0047】なお、上記周辺メモリ43には、上記セレ
クタ45を介して出力される手振れ補正処理済のビデオ
データによる画像の補正範囲に相当する周辺部分のビデ
オデータが周辺ビデオデータとして逐次書き込まれる。
【0048】この手振れ補正装置では、上述のように上
記動きベクトル検出部10により検出された画像の動き
ベクトルが手振れに起因するものであるか否かの手振れ
判定を上記手振れ判定部20により確実に行うことがで
きるので、手振れ補正を確実に行うことができ、自然な
画像出力が得られる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る画像の振動補正装置における振動判定部では、
現フィールドのブロックの各画素の画像データI
k (x,y)とnフィールド前のブロックの代表点画素
の画像データIk-n (0,0)との差分の絶対値|I
k-n (0,0)−Ik (x,y)|が、 Ik-n (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定のしきい値を
ThI として、 |Ik-n (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
インクリメントした度数分布表を用いて振動判定を行う
ことにより、動きベクトル検出部が検出した動きベクト
ルが画像の振動に起因するものであるか否かを確実に判
定することができる。
【0050】また、上記振動判定部は、現フィールドの
ブロックの各画素の画像データと1フィールド乃至nフ
ィールド前のブロックの代表点画素の画像データとの差
分の絶対値について、前記第1の判定条件及び第2の判
定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロック分の画素
配列に対応する座標の度数をインクリメントした度数分
布表をn個の度数分布表形成手段により形成するととも
に、前記動きベクトル検出部が検出した動きベクトルを
1フィールド乃至nフィールド期間分加算した各動きベ
クトルのうちの最大の動きベクトルを最大動きベクトル
検出手段により検出し、この最大の動きベクトルが検出
されたフィールドの度数分布表を用いることにより、振
動判定の信頼性をさらに高めることができる。
【0051】従って、本発明に係る画像の振動補正装置
では、入力ビデオ信号で構成される1フィールドの画像
を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の画像デー
タを用いてブロックマッチングにより画像の動きベクト
ルを動きベクトル検出部により検出し、この動きベクト
ルが振動に起因するものであるか否かを上記振動判定部
により判定し、振動に起因する動きベクトルに応じた補
正量の振動補正信号を補正量発生部により形成して、補
正部により振動補正を確実に行うことができる。
【0052】このように、本発明に係る画像の振動補正
装置では、画像の動きベクトルが手振れに起因するもの
であるか否かを確実に判定して、手振れ補正を行うこと
ができ、ハンディタイプのビデオカメラなどにおける高
性能の手振れ補正を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手振れ補正装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記手振れ補正装置の動きベクトル検出部にお
ける画面のブロック分割の状態を示す図である。
【図3】上記ブロック分割された画面の1ブロックの構
造を示す図である。
【図4】上記動きベクトル検出部における動きベクトル
の推定処理に用いる相関積算値表上の最小値近傍の軸を
説明するための図である。
【図5】上記動きベクトル検出部における動きベクトル
の1次元推定例を説明するための図である。
【図6】上記手振れ補正装置の手振れ判定部における度
数分布表形成回路の構成を示すブロック図である。
【図7】固定したビデオカメラにより得られた画像につ
いて、画像の動きベクトルが小さい場合に、上記手振れ
判定部において度数分布表形成回路により形成された1
フィールド相関を示す度数分布表の動きベクトル座標近
傍の度数分布を示す図である。
【図8】手振れによる動きを伴う画像について、上記手
振れ判定部において度数分布表形成回路により形成され
た1フィールド相関を示す度数分布表の動きベクトル近
傍の度数分布を示す図である。
【図9】固定したビデオカメラにより得られた画像につ
いて、画像の動きベクトルが小さい場合に、上記手振れ
判定部において度数分布表形成回路により形成されたn
フィールド相関を示す度数分布表の動きベクトル座標近
傍の度数分布を示す図である。
【図10】手振れによる動きを伴う画像について、上記
手振れ判定部において度数分布表形成回路により形成さ
れたnフィールド相関を示す度数分布表の動きベクトル
近傍の度数分布を示す図である。
【図11】上記手振れ補正装置の補正部の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10・・・・・・・・・動きベクトル検出部 20・・・・・・・・・手振れ判定部 21A〜21D・・・・代表点メモリ 22A〜22D・・・・条件付度数分布表形成部 23・・・・・・・・・最大ベクトル検出回路 24・・・・・・・・・手振れ判定回路 30・・・・・・・・・補正量発生部 40・・・・・・・・・補正部 51・・・・・・・・・減算回路 52・・・・・・・・・条件判定回路 53・・・・・・・・・度数分布表形成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀士 賢 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 橋野 司 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−237581(JP,A) 特開 昭61−269475(JP,A) 特開 平2−86375(JP,A) 特開 昭63−166370(JP,A) 特開 昭61−201588(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ビデオ信号で構成される1フィール
    ドの画像を複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の
    画像データIk (0,0)をメモリに1フィールド期間
    記憶し、現フィールドのブロックの各画素の画像データ
    k (x,y)と上記メモリから読み出される前フィー
    ルドのブロックの代表点画素の画像データIk-1 (0,
    0)との差分の絶対値|Ik-1 (0,0)−Ik (x,
    y)|に基づいて画像の動きベクトルを検出する動きベ
    クトル検出部と、 上記入力ビデオ信号で構成される1フィールドの画像を
    複数に分割した各ブロック毎の代表点画素の画像データ
    k (0,0)をメモリにnフィールド期間記憶し、現
    フィールドのブロックの各画素の画像データIk (x,
    y)と上記メモリから読み出されるnフィールド前のブ
    ロックの代表点画素の画像データIk-n(0,0)との
    差分の絶対値|Ik-n (0,0)−Ik (x,y)|
    が、 Ik-n (0,0)≒Ik (0,0) なる第1の判定条件を満たし、且つ、判定のしきい値を
    ThI として、 |Ik-n (0,0)−Ik (x,y)|≧ThI なる第2の判定条件を満たす画素を検出する毎に1ブロ
    ック分の画素配列に対応する座標の度数f(x,y)を
    インクリメントした度数分布表を形成し、この度数分布
    表について、上記動きベクトル検出部が検出した動きベ
    クトルをnフィールド期間分加算した動きベクトルによ
    り指定される座標の度数値が所定値よりも小さい場合
    に、上記動きベクトルが画像の振動に起因するものであ
    ると判定する振動判定部と、 この振動判定部により画像の振動に起因するものである
    と判定された上記動きベクトルに応じた補正量の振動補
    正信号を形成する補正量発生部と、 この補正量発生部から供給される振動補正信号により入
    力ビデオ信号に振動補正処理を施す補正部とを備えるこ
    とを特徴とする画像の振動補正装置。
  2. 【請求項2】 前記振動判定部は、 入力ビデオ信号で構成される1フィールドの画像を複数
    に分割した各ブロック毎の代表点画素の画像データをそ
    れぞれを1フィールド期間記憶する縦続接続されたn個
    のメモリと、 現フィールドのブロックの各画素の画像データと上記n
    個のメモリから読み出される1フィールド乃至nフィー
    ルド前のブロックの代表点画素の画像データとの差分の
    絶対値について、前記第1の判定条件及び第2の判定条
    件を満たす画素を検出する毎に1ブロック分の画素配列
    に対応する座標の度数をインクリメントした度数分布表
    を形成するn個の度数分布表形成手段と、 前記動きベクトル検出部が検出した動きベクトルを1フ
    ィールド乃至nフィールド期間分加算した各動きベクト
    ルのうちの最大の動きベクトルを検出する最大動きベク
    トル検出手段と、 この最大動きベクトル検出手段により最大の動きベクト
    ルが検出されたフィールドの度数分布表を用いて、上記
    動きベクトル検出部が検出した動きベクトルが画像の振
    動に起因するものであるか否かを判定する振動判定手段
    とを備えてなることを特徴とする請求項1記載の画像の
    振動補正装置。
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