JP3256955B2 - カプラコネクティングシステム - Google Patents

カプラコネクティングシステム

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JP3256955B2
JP3256955B2 JP18920196A JP18920196A JP3256955B2 JP 3256955 B2 JP3256955 B2 JP 3256955B2 JP 18920196 A JP18920196 A JP 18920196A JP 18920196 A JP18920196 A JP 18920196A JP 3256955 B2 JP3256955 B2 JP 3256955B2
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rubber
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恭彦 守田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホースや管等の先
端に設けられたカプラを着脱自在に接続するためのカプ
ラコネクティングシステムに関し、より詳しくは、特に
人工透析に際して、透析液循環ラインを洗浄するために
透析患者監視装置の給排水用ホースを接続するのに好適
なカプラコネクティングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、何十万人もの人々が腎機能障害等
のため、人工透析を余儀なくされている。人工透析は腎
臓の役割の一部を果たすもので、血液から老廃物を除去
し、水分や電解質、pHを調節している。現在行われて
いる人工透析では、ほとんど中空糸型のダイアライザー
が用いられ、ダイアライザーの中に充填された約1万本
もの中空糸の内側を血液が流れ、その外側を透析液が流
れる。従来、この様な人工透析を監視するために透析患
者監視装置が用いられており、人工透析終了後には、透
析患者監視装置を含む透析液循環ラインが洗浄される。
透析患者監視装置からは2本の給排水用ホースが延び、
給排水用ホースの先端にはダイアライザーの透析液出入
口に接続するためのカプラが設けられているが、洗浄の
際には、このカプラをカプラジョイントに接続して、洗
浄液を循環させていた。そして、透析患者監視装置の非
作動時には、カプラジョイントを用いてカプラを保持し
ていた。この様なカプラコネクティングシステムとして
は、図3に示すものが知られている。図3において、カ
プラジョイント32はカプラ31に挿着されている。カ
プラ31は、内筒311と、この内筒311に入れ子状
に設けられた外筒312と、この外筒312と内筒31
1の間に設けられたコイルバネ313とから構成され、
外筒312はコイルバネ313により内筒311の先端
側に押圧されている。この状態では、内筒311の係止
突起314が外筒312の内壁によって押圧されて内側
に突出しており、カプラジョイント32の頸部321と
係合してその脱落を防止している。外筒312を内筒3
11の後端側に押すと、コイルバネ313が縮んで外筒
312が後端方向に移動し、内筒311の係止突起31
4が外筒312の内径の大きくなった部分に出るので、
カプラジョイント32の挿着と取り外しが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
カプラコネクティングシステムは、カプラジョイントを
カプラに挿着する構造であるため、ダイアライザーの透
析液出入口との嵌合面となるカプラの内壁部分を確実に
洗浄することができず、カプラの内壁部分に細菌等が繁
殖する虞があった。本発明は上記問題を解決するための
もので、カプラ内壁を確実に洗浄できるカプラコネクテ
ィングシステムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明はカプラをカプラジョイントに挿着するよう
にした構成を採用している。すなわち本発明は、2つの
カプラと、該2つのカプラをその両端からそれぞれ挿着
可能な筒状のカプラジョイントと、からなるカプラコネ
クティングシステムであって、前記カプラが前記カプラ
ジョイント内に着脱自在かつ互いに接触しないように固
定されることを特徴とするカプラコネクティングシステ
ムである。ここで、カプラは、ゴム状弾性体で形成され
たカプラ本体と、該カプラ本体に固着されたホース接続
部とからなるものであるのが好ましい。さらに、カプラ
の先端部外壁に環状リブを設け、カプラジョイント内壁
に設けた環状溝と係合するようにしたものが好ましい。
また、本発明のカプラコネクティングシステムは、透析
患者監視装置に接続してもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明のカプラコネクティングシ
ステムの一実施例を示す斜視図、図2は図1のA−A’
線断面図である。図1に示すように本発明のカプラコネ
クティングシステムは、2つのカプラ1と、カプラジョ
イント2とから構成され、カプラ1がカプラジョイント
2の開口両端から挿着され、固定されている。カプラ外
壁とカプラジョイント内壁には、それぞれ環状リブ11
2と環状溝21を設け、両者が係合するようにしてもよ
い。
【0006】カプラ1は、カプラ1内を通過する液体と
化学的に反応せず、微生物の侵入を防止するものでなけ
ればならない。カプラ1は、カプラ本体11と、カプラ
本体11に埋設されたホース接続部12とからなり、カ
プラ本体11の内壁にはダイアライザーの透析液出入口
との係止手段として環状リブ111が設けられ、カプラ
本体11の外壁にはカプラジョイント2との係止手段と
して環状リブ112が設けられている。環状リブ112
は、後述のカプラジョイント2の環状溝21と係合して
カプラジョイント2の長手方向への移動を阻止するもの
であるが、特にこの形状に限定されない。ここで、カプ
ラ1またはカプラジョイント2がゴム状弾性体で形成さ
れている場合には、摩擦力で係止するので、必ずしも環
状リブ112を設けなくてもよい。カプラ本体11の外
壁にはカプラジョイント2への挿着と取り外し操作が容
易となるようにフランジ113が設けられていてもよ
い。
【0007】カプラ本体11はゴム状弾性体で形成され
ているのが好ましく、ゴム状弾性体としてはシリコーン
ゴムや各種エラストマー等が挙げられる。さらに、カプ
ラ本体11には、0.3〜10重量%の抗菌剤が含まれ
ていてもよい。この場合の抗菌剤は、生体に対して安全
であることが必須条件であり、例えば、イオン交換可能
な金属部分が、銀、銅、又は銀及び亜鉛からなる金属
で、一部分又は実質上全量置換されてなる微粒子状のゼ
オライト、リン酸カルシウム、リン酸ジルコニウム、チ
タン酸カリウム、リン酸アルミニウム、ヒドロキシアパ
タイト、又はチタニア等の無機抗菌剤が使用される。無
機抗菌剤を含有するゴム状弾性体の製造方法としては、
(1)抗菌剤をゴム状弾性体の表面に塗布する方法、
(2)抗菌剤をゴム状弾性体の表面からその内部に含浸
させる方法、(3)抗菌剤と高結晶性のポリエチレンワ
ックス等を混合したマスターバッチの樹脂を製造した
後、押出機でゴム状弾性体にマスターバッチの樹脂を練
り込んで、成形機により抗菌剤を1〜5%練り込むよう
にする方法、(4)抗菌剤と低結晶性のポリエチレンワ
ックス等を混合したマスターバッチの樹脂を製造した
後、このマスターバッチの樹脂をインフレーションによ
りフィルムとし、このフィルムをゴム状弾性体に溶着す
る方法等がある。
【0008】ホース接続部12はカプラ1をホースに接
続した際に容易にホースから抜けることのない形状であ
って、ステンレス等の硬い素材が採用されるのが好まし
い。カプラ本体11とホース接続部12はどのように固
着されてもよいが、カプラ本体11の成形段階にホース
接続部12が埋設されるのが好ましい。尚、本発明にお
けるカプラ1は、本実施例のカプラ1に限定されず、従
来から採用されている部品点数の多いカプラでもよい。
【0009】カプラジョイント2は、円筒状であり、そ
の両端にカプラ1を挿入可能な開口を有し、カプラ1の
外壁を覆うとともにカプラ1と係合可能な形状を有して
いる。カプラジョイント2はカプラジョイント2内を通
過する液体と化学的に反応しない素材で形成されていれ
ば特に限定されず、カプラ本体11と同様にゴム状弾性
体で形成されていてもよく、金属やプラスチック等の硬
い素材で形成されていてもよい。カプラジョイント2の
環状溝21は、カプラ1の環状リブ112と係合してカ
プラ1の長手方向への移動を阻止するものであるが、カ
プラ1とカプラジョイント2が係合する形状であれば特
に限定されない。尚、本発明におけるカプラジョイント
2は、本実施例のカプラジョイント2の形状に限定され
ず、例えば、カプラジョイント2の長手方向にスリット
を設け、このスリット部分で開閉するようにしてもよ
い。
【0010】
【発明の効果】本発明により、カプラの内壁を確実に洗
浄できるようになるので、医療分野や清浄度の高いカプ
ラが必要とされる分野において、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカプラコネクティングシステムの一実
施例を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】従来のカプラコネクティングシステムの部分縦
断面図である。
【符号の説明】
1 カプラ 11 カプラ本体 111、112 環状リブ 113 フランジ 12 ホース接続部 2 カプラジョイント 21 環状溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのカプラと、該2つのカプラをその
    両端からそれぞれ挿着可能な筒状のカプラジョイント
    と、からなるカプラコネクティングシステムであって、 前記カプラが前記カプラジョイント内に着脱自在かつ互
    いに接触しないように固定されることを特徴とするカプ
    ラコネクティングシステム。
  2. 【請求項2】 カプラが、ゴム状弾性体で形成されたカ
    プラ本体と、該カプラ本体に固着されたホース接続部と
    からなる請求項1記載のカプラコネクティングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 カプラの先端部外壁に環状リブを設け、
    カプラジョイント内壁に設けた環状溝と係合するように
    してなる請求項1または2記載のカプラコネクティング
    システム。
  4. 【請求項4】 透析患者監視装置に接続されてなる請求
    項1〜3のいずれかに記載のカプラコネクティングシス
    テム。
JP18920196A 1996-07-18 1996-07-18 カプラコネクティングシステム Expired - Lifetime JP3256955B2 (ja)

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