JP3256709B2 - 車輪作用力測定装置 - Google Patents

車輪作用力測定装置

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JP3256709B2 JP27849195A JP27849195A JP3256709B2 JP 3256709 B2 JP3256709 B2 JP 3256709B2 JP 27849195 A JP27849195 A JP 27849195A JP 27849195 A JP27849195 A JP 27849195A JP 3256709 B2 JP3256709 B2 JP 3256709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、航空機、鉄道
車両や超重機、ロボット等の構造体に生じる剪断歪など
の応力を計測するための応力検出センサを用いた車輪作
用力測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車、航空機、鉄道車両や超重機、ロ
ボット等の構造体に生じる剪断歪などの応力を計測する
ための計測方法としては、光弾性法、応力塗料膜法、ア
コースティックス法、ホログラフィ法、歪ゲージ法等が
あり、一般的には歪ゲージ法が多用されている。このよ
うな機械量センサは種類が豊富で扱いやすいが、反面、
応力計測用としては変換器にしなければならず、また歪
ゲージ法では、歪ゲージに加わるあらゆる方向の応力を
受けてしまうために解析が必要である。歪ゲージ等の従
来の機械量センサからなる応力センサは、構造体に単体
で使用する場合、取付位置により主応力に対してその他
の応力の混入量が大きくなるので、複数個用いるとか、
または構造体に存在する主応力以外の応力を伝達しない
若しくは減少したニュートラルポイントを探す必要があ
り、しかもそのニュートラルポイントに応力センサを精
度良く取着させる必要があった。歪ゲージからなる応力
検出センサを用いた応力測定装置として同一出願人は先
に、特願平3−130840号(特開平4−33133
6号)、特願平5−65891(特開平6−24192
2号)、特願平6−257715号を提案しているが、
これらは、歪ゲージを車両の車軸または、車軸近傍の構
造体に埋め込み、各方向の応力を測定している。又、ワ
ンセグメント方式では、F方向の応力、T方向の応力に
関しては、演算によるクロストーク分離を行っている。
しかし、これはまずセンサに含まれている多方向の応力
に対するクロストーク分離に関しては、センサの埋め込
む位置に依存している。また、サイドフォースの分離
は、その方法がなかった。従って、これらは純粋な応力
を計測しているとはいえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる点に鑑み本発明
は、歪ゲージからなる複数個のセンサセグメントを基板
の表裏に取着した応力検出センサ(機械量センサ)を単
独、若しくは、複数個を車両の車軸または車軸近傍の構
造体に埋め込み応力検出センサにかかる応力を、多方向
のクロストークを分離して計測するようにしたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項に記載の本発明
は、基板の表裏へ歪ゲージからなる複数個のセンサセグ
メントを取着した応力検出センサを、水平方向とそれと
直角方向にした応力検出センサ2組を、車両の車軸また
は車軸近傍に付設した剪断応力検出装置からなる車輪作
用力測定装置であって、上記水平方向に付設した第1の
応力検出センサは、歪ゲージからなる複数個のセンサセ
グメントの少なくとも4つの信号を演算し応力検出セ
ンサに掛かる主方向F方向の応力を検出し、上記垂直方
向に付設した第2の応力検出センサは、歪ゲージからな
る複数個のセンサセグメントの4つの信号を演算して応
力検出センサに掛かるN方向、T方向、S方向の応力を
検出し、水平方向に付設した第1の応力検出センサから
検出したF方向の応力から、垂直方向に付設した第2の
応力検出センサから検出したN方向、T方向、S方向の
応力にそれぞれ補正係数を乗じた値を除去することによ
り、車輪に作用する純粋なF方向の応力を求める構成と
なっている。請求項に記載の本発明は、請求項に記
載の車輪作用力測定装置複数個を車両の車軸又は車軸近
傍に付設して、複数個のF方向応力、N方向応力、T方
向応力、S方向応力を検出し、F方向の応力からN方向
応力、T方向応力、S方向応力にそれぞれ補正係数を
乗じた値を除去する構成となっている。請求項に記載
の本発明は、基板の表裏へ歪ゲージからなる複数個のセ
ンサセグメントを取着した応力検出センサを、水平方向
とそれと直角方向にした応力検出センサ2組を、車両の
車軸または車軸近傍に付設した剪断応力検出装置からな
る車輪作用力測定装置であって、上記水平方向に付設し
た第1の応力検出センサと上記垂直方向に付設した第2
の応力検出センサとの単位行列の逆行列をそれぞれ予め
求めておき、上記第1の応力検出センサと上記第2の応
力検出センサとからそれぞれ少なくとも4つの信号を演
算して、F方向、N方向、S方向、およびT方向の応力
成分の検出値に相当する行列をそれぞれ求め、上記第1
の応力検出センサの、上記逆行列と上記検出値に相当す
る行列と所定の第1の定数との積を第1項として演算
し、上記第2の応力検出センサの、上記逆行列と上記検
出値に相当する行列と所定の第2の定数との積を第2項
として演算し、上記第1項と上 記第2項との和を演算す
ることにより、上記第1および第2の応力検出センサ
掛かる応力を各方向に分離する構成となっている。
【0005】
【作用】請求項に記載の本発明によれば、基板の表裏
へ歪ゲージからなる複数個のセンサセグメントを取着し
た応力検出センサを、水平方向とそれに直角方向にした
応力検出センサ2組を、車輌の車軸または車軸近傍に付
設し、上記水平方向に付設した第1の応力検出センサ
は、歪ゲージからなる複数個のセンサセグメントの少な
くとも4つの信号を検出して、応力検出センサに掛かる
主方向F方向の応力を検出する。同時に、垂直方向に付
設した第2の応力センサから、4つの信号を検出するこ
とで、応力検出センサに掛かるN方向、T方向、S方向
の応力を検出し、水平方向に付設した第1の応力検出セ
ンサから検出したF方向の応力から第2の応力検出セン
サで検出したN方向、T方向、S方向の応力を除去し
て、車輪に作用する純粋なF方向の応力を検出すること
が出来る。請求項に記載の本発明によれば、請求項
に記載の車輪作用力測定装置複数個を車両の車軸又は車
軸近傍に付設して、複数個のF方向応力、N方向応力、
T方向応力、S方向応力を検出すれば、F方向の応力か
らN方向応力、T方向応力、S方向応力を除去すること
が出来る。請求項に記載の本発明によれば、請求項
に記載の応力検出センサを車両の車軸または、車軸近傍
に付設して、水平方向のセンサエレメントと垂直方向の
センサエレメントからそれぞれ少なくとも4つの信号を
演算して、F方向の応力、N方向の応力、S方向の応
力、T方向の応力を検出し、センサエレメントに掛かる
応力を各方向に分離することが出来る。
【0006】
【実施例】ここに示すものは好ましい実施形態の一例で
あって、特許請求の範囲はここに示す実施例に限定され
るものではない。以下に、車両、特に乗用車に適用した
車輪作用力測定装置の例を図示の実施例に基づいて本発
明を説明する。図1は、応力検出センサの斜視図であ
る。ベースになる基板1は、金属やシリコン系の材料を
使用し、その表裏面に金属抵抗箔を使った歪ゲージある
いは半導体のピエゾ抵抗効果を使った歪ゲージからなる
センサセグメントa、b、c、dを形成し、応力検出セ
ンサGとなるセンサエレメントeを構成する。表裏面と
も歪ゲージは直交させて配置する。歪ゲージaと歪ゲー
ジcは、基板1に対して面対称に配置されている。歪ゲ
ージbと歪ゲージdも同様に面対称に配置されている。
応力を検出する場合、応力検出センサのセンサエレメン
トeは、4個の歪ゲージa、b、c、dを図2のような
各々ブリッジ回路Sを組み、歪ゲージaからの信号をa
出力、歪ゲージbからの信号をb出力、歪ゲージcから
の信号をc出力、歪ゲージdからの信号をd出力として
各別に得られるようになっている。図3は、応力検出セ
ンサの外観図を示す。一つのセンサエレメントeから4
つの信号が得られるので、この4つの信号を組合わせる
事によってF方向(X方向)、S方向(Y方向)、N方
向(Z方向)及びブレーキトルクT(ねじれの方向)の
歪量を計測することが出来る。図4で示す車輪近傍の構
造体の車軸に孔2を設け、上記応力検出センサ(センサ
エレメント)を埋設して剪断応力検出装置を形成し、こ
のセンサエレメントの各歪ゲージの出力を演算装置(図
示しない)にて接続し、車輪作用力測定装置を構成す
る。
【0007】次にこのセンサエレメントeにある力が加
えられたときの各方向の応力を分離する方法を記述す
る。乗用車の車軸または、車軸近傍の構造体は、例えば
図4に示すように複雑な構造をしている。説明を簡単に
するために車軸近傍の構造体を理想構造体である角棒と
考えた場合、その角棒に孔2を設けその孔にセンサエレ
メントeを挿入した角棒を図5で示す。F方向から応力
が加わると図5の角棒は、図6のように曲がり、センサ
エレメントeは、構造体の内部で図7のように歪むこと
になる。センサエレメントeは、図7のように歪ゲージ
aと歪ゲージcが伸び、歪ゲージbと歪ゲージdが縮む
ことになる。この変化量を各歪ゲージの出力値として数
式1に代入して演算する。
【数1】 F=(a+c)−(b+d) この数式から4つの歪ゲージの変化を全て加算したこと
になる。
【0008】次に、この構造体にT方向から応力が加わ
ると図5の角棒は、図8のようになり、センサエレメン
トeは、構造体内部で、図9のように、歪ゲージaと歪
ゲージdは縮み、歪ゲージbと歪ゲージcは伸びる。こ
の変化量を各歪ゲージの出力値として数式2に代入して
演算する。
【数2】 T=(b+c)−(a+d) この数式から4つの歪ゲージの変化を全て加算したこと
になる。
【0009】次に、この構造体にN方向から応力が加わ
ると図5の角棒は、図10のようになり、センサエレメ
ントeは、構造体の内部で、図11のように、歪ゲージ
a、歪ゲージb、歪ゲージc、歪ゲージdは伸びる。こ
の変化量を各歪ゲージの出力値として数式3に代入して
演算する。
【数3】 N=a+b+c+d この数式から4つの歪ゲージの変化を全て加算したこと
になる。
【0010】次に、この構造体にS方向から応力が加わ
ると図5の角は、図12のように、センサエレメントe
は、構造体内部で図13のように歪ゲージaと歪ゲージ
bは伸び、歪ゲージcと歪ゲージdは縮む。この変化量
を各歪ゲージの出力値として数式4に代入して演算す
る。
【数4】 S=(a+b)−(c+d) この数式から4つの歪ゲージの変化を全て加算したこと
になる。この様にしてセンサエレメントeから4つの方
向の応力を導き出すことが出来る。
【0011】応力検出センサGであるセンサエレメント
eに方向の分からない応力が加えられた場合、上記のそ
れぞれの方向(F方向の応力、N方向の応力、S方向の
応力、T方向の応力)に分離する方法を述べる。まず、
センサエレメントeの埋め込まれた構造体での応力検出
センサGセンサエレメントeの基本特性を調べる。その
ために、実際ある一定の大きさの応力を各方向毎に加え
ていき応力検出センサからの出力を計測する。一方向の
応力を印加すると4方向の出力値が得られるので、4方
向の応力を印加すると次の表1のように16個の出力値
が求められる。
【表1】 センサエレメントeから信号を得るときにF方向、N方
向、S方向、T方向を時間的に分けることも有効であ
る。この表を[A]とすると表2のようなマトリックス
に書き換えることが出来る。
【表2】 理想的なある構造体にセンサエレメントeを装着して、
F荷重、N荷重、T荷重、S荷重を印加すると表2の
[A]は、表3[B]の様なマトリックスに書き換える
ことが出来る。
【表3】 これは、センサエレメントeの基本マトリックスであ
り、センサエレメントeの基本仕様となる。ところが、
表3のマトリックス[B]はある一定の大きさの応力を
印加したときのものであるから応力Wで割って、センサ
エレメントeの単位マトリックス[E]を作ると表4の
ようになる。
【表4】 このマトリックス[E]が、センサエレメントeの埋め
込まれた構造体での応力検出センサGの基本特性にな
る。
【0012】このマトリックス[E]を使ってクロスト
ークを分離する方法を述べる。今、ある方向からある応
力が加えられた場合センサエレメントeから得られるデ
ータは、f成分、n成分、s成分、t成分の4つの成分
である。これを[α]とすると表5のマトリックスのよ
うに書き換える事が出来る。
【表5】 これから各方向の応力を求めるためには、F方向、N方
向、S方向、T方向にクロストークが分離された応力F
β、Nβ、Sβ、Tβを考える。これを[β]とすると
表6のマトリックスのように書き換えることが出来る。
【表6】 これらの間には、次のような数式が成立する。
【数5】 [E][β]=[α] これを書き直すと数式6になる。
【数6】 [β]=[E]−1[α] これは、ある力がセンサエレメントeが装着されている
構造体に加えられたときにある力をF方向、N方向、T
方向、S方向に分離する事が出来る。つまり、方向の分
からない応力が加えられた場合、応力検出センサGの出
力は、マトリックス[α]と[E]を用いる事によって
マトリックス[β]というクロストークが分離された応
力に変換する事が出来る。
【0013】別の方法として第1の応力検出センサであ
るセンサエレメントe1をF方向の応力を大きく検出で
きる位置に挿入し、第2の応力検出センサであるセンサ
エレメントe2をN方向の応力を大きく検出できる位置
に挿入する。この場合、第2の応力検出センサであるセ
ンサエレメントe2は、第1の応力検出センサであるセ
ンサエレメントe1のクロストーク分離のための補正デ
ータを測定するために用いる。第1の応力検出センサで
あるセンサエレメントe1と第2の応力検出センサであ
るセンサエレメントe2を組合わせた場合の斜視図を図
14、15、16に示す。第1の応力検出センサである
センサエレメントe1は、先ほど説明したようにF方向
の応力を測定する。但し、第1の応力検出センサである
センサエレメントe1に対して正確なF方向から応力が
掛かればクロストークは起こらないが、実際は各方向に
応力が含まれる。クロストークを除去するため、第2の
応力検出センサであるセンサエレメントe2が検出する
データを使用する。第2の応力検出センサであるセンサ
エレメントe2は第1の応力検出センサであるセンサエ
レメントe1に対して直交しているため、第2の応力検
出センサであるセンサエレメントe2は、N方向からの
応力を検出する事が出来る。この構造体にN方向から応
力が加わると第2の応力検出センサであるセンサエレメ
ントe2は、図7のように歪ゲージaと歪ゲージcが伸
び、歪ゲージbと歪ゲージdが縮むことになる。この変
化量を各歪ゲージの出力値として数式3に代入して演算
する。
【0014】また、この構造体にS方向から応力が加わ
ると第2の応力検出センサであるセンサエレメントe2
は、図17にように歪ゲージaと歪ゲージcが縮み、歪
ゲージbと歪ゲージdが伸びることになり、この変化量
を各歪ゲージの出力値として数式4に代入して演算す
る。この様にして、S方向も検出する事が出来る。また
T方向のねじれも検出できる。構造体にT方向から応力
が加わるとセンサエレメントeは、図9のようになり、
歪ゲージaと歪ゲージdは縮み、歪ゲージbと歪ゲージ
cは伸びる。この変化量を各歪ゲージの出力値として数
式2に代入して演算する。第2の応力検出センサである
センサエレメントe2からN方向、S方向、T方向の応
力を検出し、第1の応力検出センサであるセンサエレメ
ントe1に掛かる応力のクロストークとして、第1の応
力検出センサであるセンサエレメントe1で取得したデ
ータを補正する。補正は、第1の応力検出センサである
センサエレメントe1のデータF1から第2の応力検出
センサであるセンサエレメントe2のデータN2とS2
とT2のデータを数式7の演算により計算する。
【数7】 Fpure=F−K−K−K 上記数式7でK、K、Kは、第2の応力検出セン
サであるセンサエレメントe2の出力データの補正係数
である。第1の応力検出センサであるセンサエレメント
e1においても、前記の4方向の成分にクロストーク分
離を行って各方向の応力を表7のマトリックスで求める
ことが出来る。
【表7】 第2の応力検出センサであるセンサエレメントe2も同
様にして表8のマトリックスで求めることが出来る。
【表8】 そして、求めるクロストークが分離された応力をマトリ
ックス[β]とおくと、数式8で求めることが出来る。
【数8】 [β]=χ[Ee1−1[αe1]+Ψ[Ee2−1[αe2] また、センサエレメントeをF方向とN方向の2つだけ
ではなく、これらのユニットを複数個使った場合も同様
にして数式9で求めることが出来る。
【数9】
【0015】なお上述した実施例では、応力検出センサ
であるセンサエレメントeは、歪ゲージからなる4個の
センサセグメントを基板に取着したセンサエレメントを
用い4つの信号を取り出すものを例示したが、本発明
は、4個のセンサセグメントに限定されるものではな
く、4個以上の複数個のセンサセグメントを取着したセ
ンサエレメントでもよく、要するに少なくとも4方向の
信号が各別に検出できるセンサエレメント(応力検出セ
ンサ)であればよい。
【0016】
【効果】本発明によれば、車両の車軸或いは車軸近傍の
構造体に掛かる応力を、特定の方向の応力をクロストー
ク成分を含まないで計測することが出来る。また、F方
向、N方向、S方向、T方向の応力を同時にクロストー
クを含まないで計測することが出来、安全性の高いブレ
ーキシステムに利用でき、また、車輌の総合制御にも利
用できる。路面とタイヤの間の応力を計測できるのでタ
イヤの性能を調べることにも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 応力検出センサであるセンサエレメントの斜
視図。
【図2】 応力検出センサの信号処理回路の構成例を示
す図。
【図3】 応力検出センサの外観を示す斜視図。
【図4】 車輌の車軸及び車軸近傍の構造体を示した斜
視図。
【図5】 角棒に応力検出センサであるセンサエレメン
トを埋め込んだ様子を示す斜視図。
【図6】 角棒にF方向の応力が印加されたときの様子
を示す図。
【図7】 図6におけるセンサエレメントの歪ゲージの
様子を示す図。
【図8】 角棒にT方向の応力が印加されたときの様子
を示す斜視図。
【図9】 図8におけるセンサエレメントの歪ゲージの
様子を示す図。
【図10】 角棒にN方向の応力が印加されたときの様
子を示す斜視図。
【図11】 図10におけるセンサエレメントの歪ゲー
ジの様子を示す図。
【図12】 角棒にS方向の応力が印加されたときの様
子を示す斜視図。
【図13】 図12におけるセンサエレメントの歪ゲー
ジの様子を示す図。
【図14】 第1の応力検出センサであるセンサエレメ
ントe1と第2応力検出センサであるセンサエレメント
e2を組み合わせた応用例の斜視図。
【図15】 第1の応力検出センサであるセンサエレメ
ントe1と第2応力検出センサであるセンサエレメント
e2を組み合わせた応用例の斜視図。
【図16】 第1の応力検出センサであるセンサエレメ
ントe1と第2応力検出センサであるセンサエレメント
e2を組み合わせた応用例の斜視図。
【図17】 第2の応力検出センサであるセンサエレメ
ントe2の歪ゲージの様子を示す図。
【符号の説明】
a,b,c,d 歪ゲージ(センサセグメント) 1 基板 2 孔 e1 センサエレメント e2 センサエレメント A F方向の増幅回路 B N方向の増幅回路 C S方向の増幅回路 D T方向の増幅回路 E D/A変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−331336(JP,A) 特開 昭61−278728(JP,A) 特開 平8−8807(JP,A) 特開 平6−241922(JP,A) 特開 昭60−38632(JP,A) 実開 平1−74536(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 5/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の表裏へ歪ゲージからなる複数個の
    センサセグメントを取着した応力検出センサを、水平方
    向とそれと直角方向にした応力検出センサ2組を、車両
    の車軸または車軸近傍に付設した剪断応力検出装置から
    なる車輪作用力測定装置であって、 上記水平方向に付設した第1の応力検出センサは、歪ゲ
    ージからなる複数個のセンサセグメントの少なくとも4
    つの信号を演算し応力検出センサに掛かる主方向F方
    向の応力を検出し、上記 垂直方向に付設した第2の応力検出センサは、歪ゲ
    ージからなる複数個のセンサセグメントの4つの信号を
    演算して応力検出センサに掛かるN方向、T方向、S方
    向の応力を検出し、 水平方向に付設した第1の応力検出センサから検出した
    F方向の応力から、垂直方向に付設した第2の応力検出
    センサから検出したN方向、T方向、S方向の応力にそ
    れぞれ補正係数を乗じた値を除去することにより、車輪
    に作用する純粋なF方向の応力を求めるようにしたこと
    を特徴とする車輪作用力測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項に記載の車輪作用力測定装置複
    数個を車両の車軸又は車軸近傍に付設して、複数個のF
    方向応力、N方向応力、T方向応力、S方向応力を検出
    し、F方向の応力からN方向応力、T方向応力、S方向
    応力にそれぞれ補正係数を乗じた値を除去するように
    したことを特徴とする車輪作用力測定装置。
  3. 【請求項3】 基板の表裏へ歪ゲージからなる複数個の
    センサセグメントを取着した応力検出センサを、水平方
    向とそれと直角方向にした応力検出センサ2組を、車両
    の車軸または車軸近傍に付設した剪断応力検出装置から
    なる車輪作用力測定装置であって、 上記水平方向に付設した第1の応力検出センサと上記垂
    直方向に付設した第2の応力検出センサとの単位行列の
    逆行列をそれぞれ予め求めておき、 上記第1の応力検出センサと上記第2の応力検出センサ
    とから それぞれ少なくとも4つの信号を演算して、F方
    向、N方向、S方向、およびT方向の応力成分の検出値
    に相当する行列をそれぞれ求め、 上記第1の応力検出センサの、上記逆行列と上記検出値
    に相当する行列と所定の第1の定数との積を第1項とし
    て演算し、 上記第2の応力検出センサの、上記逆行列と上記検出値
    に相当する行列と所定の第2の定数との積を第2項とし
    て演算し、 上記第1項と上記第2項との和を演算することにより、
    上記第1および第2の応力検出センサ に掛かる応力を各
    方向に分離することを特徴とする車輪作用力測定装置。
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