JP3256572B2 - 振動制御装置 - Google Patents

振動制御装置

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JP3256572B2
JP3256572B2 JP11080492A JP11080492A JP3256572B2 JP 3256572 B2 JP3256572 B2 JP 3256572B2 JP 11080492 A JP11080492 A JP 11080492A JP 11080492 A JP11080492 A JP 11080492A JP 3256572 B2 JP3256572 B2 JP 3256572B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン等の振動源の
振動が車体等の基台に伝達されるのを防止する振動制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような振動制御装置として、
振動源側部材と基台側部材との間に介在する弾性支持部
材と、外部からの制御信号に応じて作動して前記弾性支
持部材を伸縮させるアクチュエータとを有するものが知
られている(例えば、特開昭59ー65640号公報、
実開昭60ー139939号公報)。
【0003】上記特開昭59ー65640号公報に開示
された振動吸収装置では、前記アクチュエータとして、
外部から印加される電圧(制御信号)に応じて寸法変化
する電歪素子を用いている。
【0004】一方、上記実開昭60ー139939号公
報に開示されたパワーユニット支持装置では、前記アク
チュエータは、支持弾性体(弾性支持部材)の内部に形
成した液室の液圧を脈圧変動させるダイヤフラムと、ダ
イヤフラムに設けたダイヤフラム駆動板と、ダイヤフラ
ム駆動板と間隙を介して配置させた駆動用ソレノイド
と、駆動用ソレノイドを収納させた収納部材と、この収
納部材と前記ダイヤフラム駆動板との間に介そうさせた
スプリングとから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記前
者及び後者の従来技術では、いずれの場合にも、前記弾
性支持部材とアクチュエータとが直列に配置されている
ために、例えばエンジンマウントとして使用される振動
制御装置の高さ寸法(上下長さ)が大きくなってしま
い、これによって、この振動制御装置がエンジンマウン
トとして使用された場合、エンジンの取付位置が高くな
ってその重心位置が高くなってしまったり、逆にエンジ
ンがマウントを介して搭載される車体側の地上高さが低
くなってしまうという問題点があった。
【0006】特に、上記前者の従来技術のように、前記
アクチュエータとして電歪素子を用いた振動制御装置で
は、又は図7に示す振動制御装置Aのように、振動源側
部材Bと基台側部材Cとの間に介在する弾性支持部材D
と、外部からの制御信号に応じて作動して弾性支持部材
Dを伸縮させるアクチュエータEとを備え、このアクチ
ュエータEとして外部からの制御電流により発生する磁
界に応じて寸法変化する磁歪素子Fを用いたものでは、
前記電歪素子及び磁歪素子Fの特性上、この両素子の変
位方向(作動方向)Gの寸法を大きくする必要があるた
め、前記弾性支持部材とアクチュエータとを直列に配置
した場合に、振動制御装置の高さ寸法(上下長さ)が大
きくなってしまい、これによって、上下方向での取付ス
ペースの不足によりエンジン等への組み付けが困難にな
ると共に、装置自体の剛性が低下してしまうおそれがあ
るという問題点があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、高さ方向(振動制御装置の支持軸
方向)の寸法を小さくして組付性及び剛性の向上を図っ
た振動制御装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、振動源側部材と基台側部材との間に介在
する弾性支持部材と、該弾性支持部材内部に形成され、
液体が封入された液室と、外部からの制御信号に応じて
作動して、前記液室内の可動板を振動させるアクチュエ
ータとを有する振動制御装置において、前記アクチュエ
ータが、その作動軸心を、前記振動源側部材、弾性支持
部材及び基台側部材の中心部を通る軸心に対して傾斜さ
せて配置されているとともに、前記可動板は前記液室の
中央部に設置されるものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】上記のようにアクチュエータが、その作動軸心
を、振動源側部材、弾性支持部材及び基台側部材の中心
部を通る軸心に対して傾斜させて配置されている構成に
より、装置全体の高さ方向の寸法が小さくなる。
【0012】また、可動板が液室の中央部に設置される
構成により、装置全体に対するアクチュエータの横方向
への突出量を少なくでき、装置全体をコンパクトにする
ことができる。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の各実施例を説
明する。
【0015】なお、各実施例の説明において、同様の部
位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0016】図1は本発明の第1実施例に係る自己伸縮
型エンジンマウント(振動制御装置)を示している。
【0017】この自己伸縮型エンジンマウント1は、図
1に示すように、エンジン側取付部材(振動源側部材)
2と車体側ケーシング(基台側部材)3との間に介在す
る、ゴム等の弾性体からなる弾性支持部材4、及びこの
弾性支持部材4の内部に形成され、液体(不凍液のよう
な非圧縮性流体)が封入された主液室(液室)5を有す
る液体封入マウント部6と、外部からの制御信号に応じ
て作動して主液室5内の液体圧力を変化させ、これによ
って弾性支持部材4を伸縮させる液圧制御アクチュエー
タ(アクチュエータ)7とを備えている。このアクチュ
エータ7は、その作動方向Xを、エンジン側取付部材
2、弾性支持部材4及び車体側ケーシング3の中心部を
通る軸心(液体封入マウント部6の軸心)Yに対して略
直交させて横置きに配置されている。
【0018】前記エンジン側取付部材2は、エンジン側
のブラケット(図示省略)に取付ボルト8で固定されて
いる。一方、車体側ケーシング3は、車体側の取付部
(図示省略)に取付ボルト9で固定されている。
【0019】図1に示すように、前記弾性支持部材4の
V字状の上面には、補強板10が固着されている。こ
の補強板10と前記取付部材2との間の空間11には、
補強板10との間に副液室12を形成するためのダイヤ
フラム13が配置されている。補強板10の外周部及び
ダイヤフラム13の外周部は、前記取付部材2の折曲げ
部2aで一緒に保持されている。
【0020】弾性支持部材4の中心孔4aには、オリフ
ィス14aを有するオリフィス形成部材14が圧入され
て固定されている。前記主液室5と副液室12は、オリ
フィス14aと、前記補強板10に穿設された連通孔1
0aとを介して連通している。そして、オリフィス14
aは、その通路断面積と通路長とによって決定される共
振周波数をエンジンの基本振動周波数(10Hz乃至1
00Hz程度)以下の極低周波数(例えば、7Hz程
度)に設定してある。これによって、例えば、エンジン
をエンジンマウント1に載置することによりこのマウン
ト1に静圧が作用したとき、又は極低周波数以下の振動
がマウント1に作用したとき、主液室5と副液室12と
の間で液体がオリフィス14a及び連通孔10aを介し
て流動し、主液室5内が略一定圧に保たれるようになっ
ている。
【0021】前記弾性支持部材4の傾斜した下面には、
図1、図3乃至図5に示すように、補強部材15の傾斜
部15aの円錐状内周面15bに固着されている。この
補強部材15は、傾斜部15aに連続する水平部15c
を有している。
【0022】補強部材15の下部には、図1及び図5に
示すように、弾性支持部材4の内周面と共に主液室5の
上部液室5aを形成する円盤状の中間板16が配置され
ている。この中間板16は、その上面を補強部材15の
水平部15cの下面に当接させた状態で、その外周部を
水平部15cの折曲げ部15dにより保持されている。
また、この中間板16の中央部には、主液室5の上部液
室5aと下部液室5bとを連通する半円形の液室通路1
6aが形成されている。
【0023】この中間板16の下部には、図1及び図5
に示すように、上部に開口部17aを有する有底カップ
状の液室形成部材17が配置されている。この液室形成
部材17の上縁部17bは中間板16の下面に熔接によ
り固着されており、開口部17aの中央部は中間板16
の液室通路16aに臨んでいる(図1及び図2を参
照)。
【0024】図1、図2及び図5に示すように、液室形
成部材17の一側壁には矩形の開口部17cが、その他
側壁17dの中央部には円形の取付孔17eがそれぞれ
形成されている。開口部17cの内周縁には、内周部に
溝18aを有する矩形のシール部材18が嵌合してい
る。この溝18aには、液圧制御アクチュエータ7の可
動板70が嵌合して保持されている。この可動板70
は、縦横比が1でない矩形であり(楕円形であってもよ
い)、且つその長手方向を横向きにして下部液室5b内
に縦置きに配置されている。
【0025】図1乃至図3及び図5に示すように、液室
形成部材17の他側壁17dの外面には、前記車体側ケ
ーシング3の垂直壁3aの内面が固着されている。この
垂直壁3aの中央部には、他側壁17dの取付孔17e
に合致する円形の取付孔3bが形成されている。この両
取付孔17e、3bには、内周にめねじ19aを有する
ねじ環19が圧入嵌合しており、このねじ環19のフラ
ンジ部19bが前記垂直壁3aの外面に熔接により固着
されている。このねじ環19のめねじ19aには、外周
におねじ20aを有し且つ頭部に六角のボルト孔20b
を有するばね保持部材20がワッシャ21を介して螺合
している。このばね保持部材20先端の凹部内には、可
動板70に図1の左方向への付勢力をプレロードとして
与えるプレロード用の皿ばね22が介そうされている。
そして、ばね保持部材20の締め付け位置をワッシャー
21の板厚で調節することにより、前記付勢力を調節で
きるようになっている。
【0026】前記液室形成部材17の内面と可動板70
とにより、中間板16の液室通路16aを介して上部液
室5aに連通する下部液室5bが形成されている(図1
及び図2を参照)。
【0027】図1、図2、図4及び図5に示すように、
前記車体側ケーシンング3の底壁3cの端部には、帯状
の保持枠3dが一体的に形成されている。この保持枠3
dを図5のように折り曲げることにより、矩形の保持板
23が保持枠3dにより保持されている。保持枠3dの
上面は前記中間板16の下面に固着されている。保持板
23には、その中央部に円形孔23aが形成されている
と共に、その周囲にねじ孔23bが4箇所に形成されて
いる(図5を参照)。
【0028】前記液圧制御アクチュエータ7は、図1、
図2、図4及び図5に示すように、前記可動板70と、
磁歪素子71と、この磁歪素子71にバイアス磁界を与
える環状の永久磁石72と、磁歪素子71の外周に巻か
れたコイル73と、磁気回路を形成するためのヨーク7
4、75と、これらを収容するハウジング76とを有し
ている。このハウジンング76は、その端面76aを前
記保持板23の外面に当接させ且つ永久磁石72を保持
板23の円形孔23aに嵌合させた状態で、4本のボル
ト77を保持板23のねじ孔23bに締め付けることに
より保持板23に固定されている。
【0029】前記磁歪素子71は、その変位方向(作動
方向)Xを液体封入マウント部6の前記軸心Yに対して
略直交する向きに配置されている。この磁歪素子71の
一端はヨーク74の突部74aの端面に固着され、その
他端には伝達ノブ78が固着されている。この伝達ノブ
78の端面は、可動板70の、ばね22とは反対側の面
に当接し又は固着されている。
【0030】前記コイル73には、振動源であるエンジ
ンの振動に応じた正弦波の制御電流が外部から入力され
るようになっている。そして、前記磁歪素子71は、永
久磁石72によりバイアス磁界がかけられて変形した基
準位置から、コイル73に入力される制御電流により発
生する磁界に応じて伸縮変位(寸法が変化)するように
なっている。
【0031】次に、上記構成を有する第1実施例に係る
自己伸縮型エンジンマウント1の作動を説明する。
【0032】エンジンの振動を制御するための正弦波の
制御電流がコイル73に入力されると、この制御電流に
応じた磁界がコイル73に発生し、磁歪素子71が、永
久磁石72によりバイアス磁界がかけられて変形した基
準位置から、プレロード用の皿ばね22の付勢力に抗し
てコイル73に発生した磁界に応じて伸縮変位する。
【0033】この変位が伝達ノブ78を介して可動板7
0に伝達され、可動板70が図1の矢印Xで示す作動方
向に振動する。この振動により主液室5の下部液室5b
内の液圧が変化し、この液圧変化が液室形成部材17の
開口部17a及び中間板16の液室通路16aを介して
下部液室5bに連通している主液室5の上部液室5a内
の液体に伝達され、この伝達された液圧変化により弾性
支持部材4が図1の上下方向に弾性変形して伸縮する。
このとき、弾性支持部材4をエンジン振動に応じてエン
ジンから車体への振動伝達力が減少する方向に伸縮させ
ることにより、エンジン振動が車体側ケーシング3すな
わち車体側(基台側)に伝達されるのが防止される。
【0034】そして、上記第1実施例に係る自己伸縮型
エンジンマウント(振動制御装置)1によれば、液圧制
御アクチュエータ7が、その作動方向(作動軸心)、す
なわち磁歪素子71の変位方向Xを、エンジン側取付部
材(振動源側部材)2、弾性支持部材4及び車体側ケー
シング(基台側部材)3の中心部を通る軸心(液体封入
マウント部6の軸心)Yに対して略直交させている構成
により、エンジンマウント1全体の高さ方向の寸法が小
さくなる。これによって、エンジンの取付位置が高くな
ってその重心位置が高くなったり、逆にエンジンが搭載
される車体側の地上高さが低くなるのが防止され、さら
に、上下方向におけるマウント取付スペースが小さくて
すむために、車体への組付けが容易になり、且つエンジ
ンマウント1全体の剛性が向上する。
【0035】また、上記第1実施例に係る自己伸縮型エ
ンジンマウント1によれば、液圧制御アクチュエータ7
の可動板70は、縦横比が1でない矩形又は楕円形であ
り且つその長手方向を横向にして下部液室5b内で前記
軸心Yに沿って略垂直に(縦置きに)配置されている構
成により、エンジンマウント1全体の高さ方向の寸法が
より一層小さくなる。
【0036】なお、本発明は上記第1実施例に限定され
るものではなく、液圧制御アクチュエータ7が、その作
動方向Xを、液体封入マウント部6の軸心Yに対してあ
る角度を持たせて斜めに配置されるように構成してもよ
い。
【0037】次に、図6に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0038】図6は本発明の第2実施例に係る自己伸縮
型エンジンマウント(振動制御装置)を示している。
【0039】この第2実施例は、上記第1実施例におけ
る磁歪素子71を用いた液圧制御アクチュエータ7の代
わりに、金属ベローズ701とこれを駆動するボイスコ
イルモータ702を有する液圧制御アクチュエータ70
0を用いたものである。
【0040】この第2実施例においても、アクチュエー
タ700は、その作動方向Xを、エンジン側取付部材
2、弾性支持部材4及び車体側ケーシング30の中心部
を通る軸心(液体封入マウント部6の軸心)Yに対して
略直交させて横置きに配置されている。
【0041】図6に示すように、前記中間板16に相当
する中間板160には、主液室5の上部液室5aと下部
液室5bとを連通する液室通路160aが形成されてい
る。この中間板160の下面には、上端に開口部30a
を有する車体側ケーシング(車体側部材)30の上縁部
30bが熔接等により固着されている。このケーシング
30の周壁に形成された開口部30cには、中央に開口
部を有する取付板703が圧入されて固着されている。
この取付板703には、ボイスコイルモータ700のボ
ディ704が仕切板705を介してボルト706で固定
されている。この仕切板705の一側面に金属ベローズ
701の一端が固着されている。
【0042】ボイスコイルモータ700は、磁気回路を
形成するためのボディ704と、このボディ704の環
状空間704a内に配置されたバイアス磁界を形成する
ための環状の永久磁石706と、コイル707が巻かれ
たボビン708aを有し且つ環状空間704a内で矢印
X方向に摺動自在である駆動子708と、ボディ704
の中心孔704bに摺動自在に嵌合し、摺動子708の
変位を金属ベローズ701に伝える伝達ロッド709と
を有している。軸受711に支持されたロッド709の
先端部に固定された保持板710に、金属ベローズ70
1の他端が固定されている。そして、前記車体側ケーシ
ング30、取付板703及び仕切板705により、主液
室5の下部液室5bが形成され且つシールされている。
【0043】上記構成を有する液圧制御アクチュエータ
700は、永久磁石706により形成される磁界内にあ
るコイル707にエンジン振動に応じた正弦波の制御電
流が外部から入力されることにより駆動力が発生し、こ
の駆動力により駆動子708が図6の矢印Xで示す作動
方向に振動変位する。この変位が伝達ロッド709を介
して金属ベローズ701に伝達されて金属ベローズ70
1が下部液室5b内で伸縮し、この伸縮により下部液室
5b内の液圧が変化する。この液圧変化が主液室5の上
部液室5a内の液体に伝達され、この伝達された液圧変
化により弾性支持部材4が図6の上下方向に弾性変形し
て伸縮し、これによって、上記第1実施例と同様にエン
ジン振動が車体側ケーシング30すなわち車体側(基台
側)に伝達されるのが防止される。
【0044】そして、上記第2実施例に係る自己伸縮型
エンジンマウント(振動制御装置)1によれば、液圧制
御アクチュエータ700が、その作動方向、すなわち駆
動子708の変位方向Xを、液体封入マウント部6の軸
心Yに対して略直交させている構成により、上記第1実
施例の場合と同様に、エンジンマウント1全体の高さ方
向の寸法が小さくなる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る振動
制御装置によれば、振動源側部材と基台側部材との間に
介在する弾性支持部材と、該弾性支持部材内部に形成さ
れ、液体が封入された液室と、外部からの制御信号に応
じて作動して、前記液室内の可動板を振動させるアクチ
ュエータとを有する振動制御装置において、前記アクチ
ュエータが、その作動軸心を、前記振動源側部材、弾性
支持部材及び基台側部材の中心部を通る軸心に対して傾
斜させて配置されているとともに、前記可動板は前記液
室の中央部に設置される。こうした構成により、まず、
装置全体の高さ方向の寸法が小さくなる。従って、装置
全体の高さ方向における小型化を図ることができ、高さ
方向(振動制御装置の支持軸方向)における取付スペー
スが小さくてすみ、車体等への組付けが容易になり、且
つ全体の剛性が向上する。
【0046】また、前記可動板前記液室の中央部に設
置される構成により、装置全体に対するアクチュエータ
の横方向への突出量を少なくでき、装置全体をコンパク
トにすることができる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る振動制御装置を示す
縦断面図である。
【図2】図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】図1のIII矢視図である。
【図4】図1のIV矢視図である。
【図5】図1の分解斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る振動制御装置を示す
縦断面図である。
【図7】従来の振動制御装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 自己伸縮型エンジンマウント(振動制御装置) 2 エンジン側取付部材(振動源側部材) 3 車体側ケーシング(車体側部材) 4 弾性支持部材 7、700 液圧制御アクチュエータ(アクチュエー
タ) 5 主液室(液室) 70 可動板 71 磁歪素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−65640(JP,A) 実開 昭60−139939(JP,U) 欧州特許出願公開440536(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 5/00 - 5/12 F16F 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動源側部材と基台側部材との間に介在
    する弾性支持部材と、該弾性支持部材内部に形成され、
    液体が封入された液室と、外部からの制御信号に応じて
    作動して、前記液室内の可動板を振動させるアクチュエ
    ータとを有する振動制御装置において、 前記アクチュエータが、その作動軸心を、前記振動源側
    部材、弾性支持部材及び基台側部材の中心部を通る軸心
    に対して傾斜させて配置されているとともに、前記可動
    板は前記液室の中央部に設置されることを特徴とする振
    動制御装置。
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