JP3256183B2 - 装着機構及び頭部装着型装置 - Google Patents

装着機構及び頭部装着型装置

Info

Publication number
JP3256183B2
JP3256183B2 JP23096198A JP23096198A JP3256183B2 JP 3256183 B2 JP3256183 B2 JP 3256183B2 JP 23096198 A JP23096198 A JP 23096198A JP 23096198 A JP23096198 A JP 23096198A JP 3256183 B2 JP3256183 B2 JP 3256183B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
mounting mechanism
mounting
moving
mounted device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP23096198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000066611A (ja
Inventor
義広 斎藤
Original Assignee
株式会社エム・アール・システム研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エム・アール・システム研究所 filed Critical 株式会社エム・アール・システム研究所
Priority to JP23096198A priority Critical patent/JP3256183B2/ja
Priority to US09/259,270 priority patent/US6378390B2/en
Publication of JP2000066611A publication Critical patent/JP2000066611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3256183B2 publication Critical patent/JP3256183B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/01Head-up displays
    • G02B27/017Head mounted
    • G02B27/0176Head mounted characterised by mechanical features
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/15Intermittent grip type mechanical movement
    • Y10T74/1558Grip units and features
    • Y10T74/1577Gripper mountings, lever
    • Y10T74/1581Multiple acting
    • Y10T74/1582Single ratchet or clutch
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20636Detents
    • Y10T74/2066Friction

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部装着型映像装
置(ヘッドマウントディスプレイ、以下HMDとする)
のような着脱自在な装置における装着機構に関し、特に
その位置調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装着機構は、ベルト状の
締め付け手段やバネ性を有する部材から構成され、被装
着部の周囲を締め付けたり、被装着部の複数箇所を押圧
することにより接続された任意の機器を被装着部に装着
する構成を有している。
【0003】図12は従来のHMDの一例を示す斜視図
である。1はディスプレイ装置、2はディスプレイを取
り付ける基台で、ディスプレイ装置1は基台2から出て
いるアーム部2aに取り付けられた軸8に対し一定の摩
擦負荷を与えられ回転自在に支持されている。したがっ
てディスプレイ1は軸8を支軸として任意の回転位置で
保持される。3はバネ性を有する押圧部材で、一方は基
台2に固定され、他方には側頭部を押さえるためのスポ
ンジ状のパッド5が面ファスナー等からなるパッド取り
付け部材3aを介して着脱可能に取り付けられている。
この押圧部材3とパッド5は図に示すように基台2に対
し左右対称に設けられている。
【0004】6は基台2の中心部より上方向に突出した
バネ性を有する押圧部材で、一方は基台2に固定され、
他方には頂頭部を押さえるためのスポンジ状のパッド7
が面ファスナー等からなるパッド取り付け部材6aを介
して着脱可能に取り付けられている。101はスポンジ
状のパッドであり、他のパッドと同様図示しない取り付
け部材を介しては基台2に着脱可能に取り付けられてい
る。
【0005】装着時には、押圧部材3及び6を外方に押
し広げながら頭部を挿入する。図13は、図12に示す
HMDを頭部に装着した状態の側面図である。2つのパ
ッド5が側頭部50bを、パッド7が頭頂部50cを、
パッド101が前頭部50aをそれぞれ押圧することに
より、ディスプレイ1が頭部に対して所定位置に保持さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図14(a)
に示すように、装着時、両手でヘッドマウントディスプ
レイを支えながらディスプレイを見やすい位置にセット
した後手を離すと、図14(b)に示すように、ディス
プレイ1の重みにより皮膚がたるみ(50d)、側頭部
の押圧部5を回転中心として時計回り方向にずれ落ちる
ようにしてディスプレイ1が下がってしまう。
【0007】そこでディスプレイの位置をセットし直す
ため、ディスプレイを持ち上げるが、パッド101が皮
膚を押圧しているため、単にディスプレイを持ち上げる
だけでは皮膚とパッド101との位置関係は変わらな
い。そのため手を離した瞬間、また図14(b)のよう
に元に戻ってしまい位置をきちんと合わせることができ
ない。位置を合わせるためには皮膚に対してパッド10
1の位置を上方に移動させることが必要であり、そのた
めには皮膚のたるみによる移動を予想してやや上方で手
を離すか、皮膚のたるみ以上にディスプレイを持ち上
げ、上方から皮膚のたるみを取りながらずらしていかな
ければならない。このようにディスプレイの位置合わせ
に関し面倒な操作を行わなければならず操作が煩わしい
という問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、装着後
に機器の位置調整が容易にできる装着機構を提供するこ
とにある。
【0009】また本発明の別の目的は、頭部装着型装置
において、装着後に機器の位置調整が容易にできる装着
機構を有する頭部装着型装置を提供することにある。
【0010】すなわち、本発明の要旨は、少なくとも1
つの保持手段により被装着部の少なくとも2点を押圧し
て、保持手段に接続された機器を着脱可能に被装着部に
装着する装着機構であって、機器を被装着部及び/又は
保持手段に対して相対的にかつ実質的に一方向にのみ移
動させる移動手段を有することを特徴とする装着機構に
存する。
【0011】
【0012】またさらに本発明の別の要旨は、少なくと
も1つの保持手段と、この保持手段に接続された押圧手
段により頭部の少なくとも2点を押圧して、保持手段に
接続された機器を着脱可能に頭部に装着する装着機構を
有する頭部装着型装置において、押圧手段のうち装着時
に機器の重量を頭部へ最も多く伝達する主押圧手段が、
頭部に対して相対的かつ実質的に一方向のみに移動可能
な構成を有することを特徴とする頭部装着型装置に存す
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明をさ
らに詳細に説明する。 (実施例1)図1は本発明による第1の実施例であるH
MDの構成を示す斜視図である。図14と同じ要素には
同じ参照数字を付し、説明は省略する。本実施例におい
ては、図14のパッド101に替わって摩擦ローラ10
が設けられている点が異なる。摩擦ローラ10は、一方
向クラッチ等により、図の矢印A方向には回転可能だ
が、矢印Bの方向には回転しないように構成されてい
る。
【0014】図2〜図4を用い、本実施例の特徴である
摩擦ローラ10について詳細に説明する。図2は、基台
2の垂直断面図である。摩擦ローラ10はスポンジ状の
材質から構成され、芯金11の外周部に一体的に取り付
けられている。芯金11の端面には穴11b、11cが
設けられ、さらに穴11b側の端面には突起11aが設
けられている。穴11bは基台2の側面部に設けられた
軸13と、穴11cは段付き軸15に、それぞれ回転自
在に支持されている。また突起部11aはクラッチホル
ダー12の溝12aに勘合している。したがって摩擦ロ
ーラ10はワンウェイクラッチ14の作用により一方向
のみに回転方向を規制され、さらにスプリング16に抗
して矢印F方向に一旦押しつけることによって着脱でき
る。
【0015】基台2の一方の側面2cには軸13が一体
的に設けられている。この軸13にはワンウェイクラッ
チ14が一方向にのみ回転自在に取り付けられている。
このワンウェイクラッチ14はクラッチホルダー12に
一体的に内蔵されている。
【0016】図3は、クラッチホルダー12と摩擦ロー
ラ10の対応する端面形状を示す斜視図である。図に示
すように、クラッチホルダー12には溝12aが設けら
れており、芯金11の端面に設けられた2つの突起11
aと嵌合する。
【0017】図4は、摩擦ローラ10の、基台2の他方
の側面2b側の取り付け構造を示す図である。基台2の
側面2bから延びるボス2dには穴2f、2eが設けら
れ、この穴にはストッパー部15aを有する段付き軸1
5が軸方向に摺動可能に取り付けられている。この段付
き軸15はスプリング16により矢印E方向に付勢され
ている。
【0018】図5は、本実施例のHMDの装着状態を示
す図であり、摩擦ローラ10により前頭部を、パッド5
により左右の側頭部を、パッド7により頂頭部をそれぞ
れ押さえることにより装着者50の頭部にディスプレイ
を固定する。
【0019】次に、本実施例における位置調整について
図6を参照して説明する。HMDを装着する場合、先ず
HMDを両手で支えながらディスプレイ1に表示された
情報が見やすい位置(装着者の視線の位置Cとディスプ
レイの光軸Dが一致した状態:図6(a))に持ってく
る。この状態で手を離すと、ディスプレイ1の重さを、
摩擦ローラ10を介して前頭部で受けることになる。こ
のときワンウェイクラッチ14の作用により摩擦ローラ
10は矢印B方向には回転しないので、皮膚は摩擦ロー
ラ10の摩擦力により下方に引っ張られる。そして皮膚
のたるみにより、側頭部を押圧しているパッド5をほぼ
中心に時計回り方向に回転し、図6の(b)に示すよう
にディスプレイの位置が下がり視線の位置Cと光軸中心
Dがずれる。
【0020】そこで、ディスプレイを手で持ち摩擦ロー
ラ10が前頭部に当接した状態のまま再度上方向(図中
矢印Uで示す)に持ち上げる。このとき摩擦ローラ10
は矢印Aの方向に回転し、皮膚のたるみ50dはそのま
ま、すなわち皮膚を下方に引っ張った状態で図6(c)
に示すようにディスプレイのみ上方向に移動する。ワン
ウェイクラッチ14の作用により摩擦ローラ10は矢印
Bの方向には回転しないので、摩擦ローラ10の摩擦力
により任意の位置で保持される。
【0021】また皮膚は図6(a)に示すディスプレイ
10の最初の装着位置から、ディスプレイ10の重さで
図6(b)の位置に下がることにより下方に張力を与え
られており、ディスプレイを上方に移動する間もその状
態を保っているので、図6の(c)に示す状態で任意の
位置で手を離しても皮膚のたるみにより再度下がること
はない。したがってディスプレイの見やすい佗置、すな
わち視線Cと光軸Dが一致した位置でディスプレイ10
を固定できる。
【0022】(実施例2)図7、図8を参照して本発明
による第2の実施例を説明する。図7は本発明によるH
MD装置の別の構成例を示す垂直断面図、図8は図7の
G−G断面図をそれぞれ示す。図においては、本実施例
の特徴である基台部分とその周辺部のみを示している
が、それ以外の構成は実施例1と同様に構成可能であ
る。
【0023】図において、31は一定の弾性力と摩擦力
を有するスポンジ状のパッドで、パッド取り付け部材3
2に面ファスナー等(図示せず)を介し着脱可能に取り
付けられている。パッド取り付け部材32の両側にはピ
ン32a、32bが一体的に取り付けられている。そし
てそれらのピンはパッド支持部材33の長穴部33aに
勘合している。
【0024】パッド支持部材33は基台30に一体的に
取り付けられた軸30aに回転自在に取り付けられてい
る。34はネジリコイルバネで軸30a支軸とし、一端
をパッド取り付け部材32に設けられたピン32cに、
他端をパッド支持部材33に設けられたピン33bに引
掛けられた状態で取り付けられている。このネジリコイ
ルバネ34によりパッド取り付け部材32、したがって
パッド31は、パッド支持部材33の長穴33aに沿っ
て上方向に付勢されている。
【0025】この上方向の力はこのHMDを装着した際
にパッド31と装着者の前頭部の間に生じる摩擦力より
も小さく、かつ摩擦ローラ36と面32dとが離れてい
る際にはパッド取り付け部材が長穴33に沿って上方に
移動可能な程度の力を発生するように設定されている。
【0026】またパッド支持部材33は圧縮バネ39に
より軸30aを回転中心として時計周り方向に付勢さ
れ、図9に示すように、未装着時(パッド31が軸30
aを中心として自由に回転移動可能な状態)には摩擦ロ
ーラ36とパッド取り付け部材32の面32dとが一定
の間隔eを持つべくストッパー(図示せず)により回転
量が規制されている。また、圧縮バネ39による付勢力
は、押圧部材3、3により側頭部に押し付けられたパッ
ド5、5による保持力より小さく設定されている。
【0027】36は一定の摩擦力を有するローラで、基
台30に一体的に取り付けられた軸38にワンウェイク
ラッチ37を介して取り付けられている。
【0028】ワンウェイクラッチ37は、矢印K方向に
は回転し、矢印J方向には回転しないような方向に取り
付けられている。
【0029】次に、本実施例のHMDを装着する際の動
作について図10を用いて説明する。図10は、頭部装
着時の基台30の動作を示す要部断面図である。図にお
いては、本実施例の特徴である基台部分のみを示した
が、その他の構成(側頭部及び頭頂部を押圧する機構)
については、実施例1と共通として良い。
【0030】構成された装置を頭部に装着する場合、先
ずヘッドマウントディスプレイを手で支えてディスプレ
イの見易い位置に持っていき、一定の力でパッド31を
前頭部に押し付ける(図10(a))。
【0031】パッド31を前頭部に押し付けるまでは圧
縮バネ39により摩擦ローラ36とパッド取付部材32
は隙間eだけ離れた状態になっている。したがってネジ
リコイルバネ34の付勢力によりパッド取付部材32が
パッド支持部材33に対し持ち上げられ、パッド取付部
材32に設けられたピン32aがパッド支持部材33の
長穴33aの上側に当接した状態になっている。
【0032】そしてヘッドマウントディスプレイを装着
した状態では、ローラ36は、押圧部材3、3によって
側頭部に押し付けられたパッド5、5による保持力とパ
ッド31の弾性力により、パッド取り付け部材32の面
32dに対し一定の力で押しつけられた状態になってい
る。
【0033】この状態でディスプレイから手を離すと、
パッド31を介してディスプレイの重さが前頭部にかか
り、図10(b)に示すように前頭部の皮膚のたるみ
(50d)により、パッド31およびパッド取付部材3
2を含むディスプレイ部全体が下がる。
【0034】この状態でディスプレイ部を手で持ち上げ
ると、摩擦ローラ36はパッド取り付け部材の面32d
上を矢印K方向に回転しながら上方向に移動する。すな
わち図10(c)に示すようにパッド31およびパッド
取付部材32はそのまま移動せず、したがって皮膚は下
に引っ張られた状態になっまま、ディスプレイ側のみ上
方向に移動する。
【0035】そしてディスプレイ10の光軸と視線の位
置が一致したところでディスプレイから手を離せば、摩
擦ローラ36は矢印J方向には回転しないので摩擦パッ
ド取り付け部材32の面32dと摩擦ローラ36との摩
擦力により、皮膚のたるみによって下がることなくディ
スプレイ10はその位置で保持される。
【0036】(実施例3)図11は、本発明の第3実施
例を示す図である。実施例3においては、実施例2にお
ける摩擦ローラとワンウェイクラッチに換えてラチェッ
ト機構を用いた構成である。すなわち、パッド取付部材
32の面32dに鋸状の歯32eを設け、基台30に設
けたステー30bにバネ部40aを有する爪40を一体
的に取付ることにより、パッド取付部材32に対しディ
スプレイ1側が上方向にのみ移動可能になるように構成
している。
【0037】本実施例において、圧縮ばね39の強さ
は、未装着時(パッド31が軸30aを中心として自由
に回転移動可能な状態)に歯32eと爪40とが一定の
間隔を持ち、装着時にはディスプレイの重みにより歯3
2eと爪40がかみ合うように調整する。また実施例2
同様圧縮ばねによる回転量を制御するストッパー(図示
せず)を設けても良い。
【0038】第2及び第3の実施例は、皮膚への当接部
の面積を第1の実施例で述べたローラ形状のパッドより
大きく出来るので装着感を良くすることが出来ること、
またディスプレイを上方に移動する際に安定であるなど
の利点がある。
【0039】本発明は装着する機器の重量を最も多く被
装着部に伝達するパッドに適用するのが最も効果的であ
るが、必ずしも適用部位が限定されるわけではない。す
なわち、上述した実施例においては、ディスプレイの支
持部のような前頭部を押圧するパッドに本発明を適用し
た例を説明したが、どの場所にも適用できることは明ら
かである。例えば、パッド5など、側頭部等における保
持部のパッドに対し適用しても良い。
【0040】また、装着後位置の微調整が必要である場
合や、実施例で説明したように装着後に装置の重みなど
による位置ずれが発生しやすい場合に本発明の効果が顕
著であり、装着する対象、装置についても頭部、ディス
プレイに限定されることはなく、任意の対象物へ任意の
装置を装着する装着機構に対して適用可能である。
【0041】さらに、一方向移動手段を用いることが好
ましいが、装着時に容易に位置ずれを起こさなければ、
必ずしも一方向移動手段を用いる必要はなく、例えば上
述の実施例においては下方への移動が上方への移動に対
して十分大きな負荷を有する回転機構を用いても良い。
また、一方向移動手段についても、つめ車と押さえ爪の
組み合わせなど、いかなる手段を用いても良いし、ディ
スプレイと被装着部を相対的に移動可能な位置であれば
いかなる位置に用いても良い。
【0042】
【発明の効果】上述した如く本発明によれば、少なくと
も1つの保持手段により被装着部の少なくとも2点を押
圧して、保持手段に接続された機器を着脱可能に前記被
装着部に装着する装着機構に機器を被装着部及び/又は
保持手段に対して相対的かつ実質的に一方向のみに移動
させる移動手段を設けることにより、最初に装着した位
置から機器の位置がずれても、容易に位置を調整するこ
とができる。
【0043】特に本発明を適用した頭部装着型装置、特
にHMDにおいては、HMDの自重により皮膚がたる
み、ディスプレイの位置が下方にずれた場合であって
も、ディスプレイ保持用のパッドを皮膚に密着させたま
まディスプレイを上方向に持ち上げるだけで簡単に最適
な位置に持っていくことが出来る。しかもこの持ち上げ
量は皮膚のたるみによって下がった分だけなのでわずか
な量である。したがって、従来のように皮膚のたるみに
より下がった量以上にディスプレイを持ち上げ、皮膚の
たるみの影響を無くすために上方向からパッドを皮膚に
押し付け、皮膚のたるみを取り除きながら最適な位置ま
でディスプレイを下げていくというような面倒な操作を
する必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る装置の構成を示す
斜視図
【図2】基台2の垂直断面図
【図3】摩擦ローラとクラッチホルダーの端部構成を示
す斜視図
【図4】段付き軸と基台の取り付け部の構成を示す部分
斜視図
【図5】装置の装着状態を示す側面図
【図6】第1実施例の動作を説明する要部側面図
【図7】本発明の第2の実施例に係る装置の要部構成を
示す断面図
【図8】図7におけるG−G断面図
【図9】未装着時の圧縮ばねの強さを示す図
【図10】第2実施例の動作を説明する要部側面図
【図11】本発明の第3実施例の構成を示す要部側面図
【図12】従来のHMDの構成例を示す斜視図
【図13】従来のHMDの装着例を示す側面図
【図14】従来のHMDの装着時の位置ずれを示す側面
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 基台 3 押圧部材 5 パッド 6 押圧部材 7 パッド 8 軸 10 摩擦ローラ 11 芯金 12 クラッチホルダー 13 軸 14 ワンウェイクラッチ 15 段付き軸 16 スプリング 30 基台 31 摩擦パッド 32 パッド取り付け部材 33 パッド支持部材 34 ネジリコイルバネ 36 摩擦ローラ 37 ワンウェイクラッチ 38 軸 39 圧縮バネ 40 ラチェット爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/00 H04N 5/64

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの保持手段により被装着
    部の少なくとも2点を押圧して、前記保持手段に接続さ
    れた機器を着脱可能に前記被装着部に装着する装着機構
    であって、 前記機器を前記被装着部及び/又は保持手段に対して相
    対的かつ実質的に一方向のみに移動させる移動手段を有
    することを特徴とする装着機構。
  2. 【請求項2】 前記移動手段が、前記保持手段の前記被
    装着部を押圧する点の少なくとも1点に設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の装着機構。
  3. 【請求項3】 前記移動手段が前記保持手段とともに移
    動する軸に取り付けられた回転手段であることを特徴と
    する請求項1または2記載の装着機構。
  4. 【請求項4】 前記移動手段が、前記保持手段に対して
    相対的に移動可能に設けられた、前記機器を支持する支
    持手段を兼ねることを特徴とする請求項2記載の装着機
    構。
  5. 【請求項5】 前記支持手段の相対的な移動方向が反重
    力方向成分を含む方向であることを特徴とする請求項4
    記載の装着機構。
  6. 【請求項6】 前記移動手段がワンウェイクラッチを含
    むことを特徴とする請求項1記載の装着機構。
  7. 【請求項7】 前記移動手段がラチェットを含むことを
    特徴とする請求項1記載の装着機構。
  8. 【請求項8】 前記移動手段が摩擦力を利用した機構で
    あることを特徴とする請求項1記載の装着機構。
  9. 【請求項9】 前記機器が表示装置であり、前記被装着
    部が頭部であることを特徴とする請求項1乃至8のいず
    れかに記載の装着機構。
  10. 【請求項10】 前記保持手段が頭部全周を押圧するこ
    とを特徴とする請求項9記載の装着機構。
  11. 【請求項11】 前記被装着部が頭部であり、前記保持
    手段が前頭部の少なくとも一部を押圧する前頭部押圧手
    段を有し、前記移動手段が、前記前頭部押圧手段を兼ね
    ていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに
    記載の装着機構。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかに記載の
    装着機構を有する頭部装着型装置。
  13. 【請求項13】 装着する機器が表示手段であることを
    特徴とする請求項12記載の頭部装着型装置。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの保持手段と、この保
    持手段に接続された押圧手段により頭部の少なくとも2
    点を押圧して、前記保持手段に接続された機器を着脱可
    能に前記頭部に装着する装着機構を有する頭部装着型装
    置において、 前記押圧手段のうち装着時に前記機器の重量を頭部へ最
    も多く伝達する主押圧手段が、前記頭部に対して相対的
    かつ実質的に一方向にのみに移動可能な構成を有するこ
    とを特徴とする頭部装着型装置。
  15. 【請求項15】 前記主押圧手段が前頭部を押圧するこ
    とを特徴とする請求項14記載の頭部装着装置。
  16. 【請求項16】 前記主押圧手段が、回転することによ
    り前記相対移動することを特徴とする請求項14または
    15に記載の頭部装着型装置。
  17. 【請求項17】 前記相対的な移動が、反重力方向への
    移動に対し重力方向への移動する際の負荷が大きいこと
    を特徴とする請求項14または15に記載の頭部装着型
    装置。
  18. 【請求項18】 前記相対的な移動を反重力方向に制限
    する制限手段を有することを特徴とする請求項14また
    は15に記載の頭部装着型装置。
  19. 【請求項19】 前記制限手段がワンウエイクラッチを
    含むことを特徴とする請求項18記載の頭部装着型装
    置。
  20. 【請求項20】 前記制限手段がラチェットを含むこと
    を特徴とする請求項19記載の頭部装着型装置。
  21. 【請求項21】 前記制限手段が装着状態でのみ機能す
    ることを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記
    載の頭部装着型装置。
JP23096198A 1998-08-17 1998-08-17 装着機構及び頭部装着型装置 Expired - Lifetime JP3256183B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23096198A JP3256183B2 (ja) 1998-08-17 1998-08-17 装着機構及び頭部装着型装置
US09/259,270 US6378390B2 (en) 1998-08-17 1999-03-01 Mounting mechanism and head mounted apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23096198A JP3256183B2 (ja) 1998-08-17 1998-08-17 装着機構及び頭部装着型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000066611A JP2000066611A (ja) 2000-03-03
JP3256183B2 true JP3256183B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=16916041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23096198A Expired - Lifetime JP3256183B2 (ja) 1998-08-17 1998-08-17 装着機構及び頭部装着型装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6378390B2 (ja)
JP (1) JP3256183B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW487892B (en) * 1999-08-31 2002-05-21 Shimadzu Corp Head display
US11033821B2 (en) 2003-09-02 2021-06-15 Jeffrey D. Mullen Systems and methods for location based games and employment of the same on location enabled devices
US7193783B2 (en) 2004-07-12 2007-03-20 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Mounting/adjusting mechanism for vision enhancement system
US8585476B2 (en) 2004-11-16 2013-11-19 Jeffrey D Mullen Location-based games and augmented reality systems
DE102006001505A1 (de) * 2006-01-11 2007-07-12 Carl Zeiss Ag HMD-Vorrichtung
US9958934B1 (en) 2006-05-01 2018-05-01 Jeffrey D. Mullen Home and portable augmented reality and virtual reality video game consoles
US20080307560A1 (en) * 2007-06-18 2008-12-18 Bellington Elmer F Head worn apparatus for cosmetic and medical application
US20120033366A1 (en) * 2010-08-06 2012-02-09 Noble Milton Hands-Free Carrier For Portable Electronic Media Devices
US8512172B1 (en) * 2011-02-09 2013-08-20 Eugene P. Glynn Baseball training apparatus and method
US8577427B2 (en) * 2012-03-08 2013-11-05 Lee Serota Headset with adjustable display and integrated computing system
CN104854532B (zh) * 2012-12-04 2018-10-19 寇平公司 一种头戴式计算机及其配置方法
US9710057B2 (en) * 2014-03-14 2017-07-18 Sony Interactive Entertainment Inc. Methods and systems including tracking a head mounted display (HMD) and calibrations for HMD headband adjustments
USD759148S1 (en) 2015-03-27 2016-06-14 Epg Enterprises, Llc. Sports visual zone training apparatus
CN105158899A (zh) * 2015-08-27 2015-12-16 王集森 头戴显示系统
CN205809420U (zh) * 2016-06-01 2016-12-14 腾讯科技(深圳)有限公司 一种虚拟现实眼镜
CN106681007A (zh) * 2017-03-13 2017-05-17 项欣怡 一种vr眼镜头套装置
CN109752849B (zh) * 2017-11-03 2021-05-18 宏达国际电子股份有限公司 头戴式显示装置
JP7199652B2 (ja) * 2018-05-30 2023-01-06 有限会社 ブリッヂコーポレーション ヘッドマウントディスプレイ用フレーム
JP7392288B2 (ja) * 2019-05-22 2023-12-06 セイコーエプソン株式会社 装着型表示装置
US11762206B2 (en) * 2019-08-09 2023-09-19 Apple Inc. Head-mounted display unit with adaptable facial interface
US20220035401A1 (en) * 2020-07-29 2022-02-03 James Cheng Lee Wearable reality device
JP2022117123A (ja) * 2021-01-29 2022-08-10 セイコーエプソン株式会社 アタッチメント、および、ヘッドマウントディスプレイ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3787109A (en) * 1972-06-28 1974-01-22 Honeywell Inc Inside helmet sight apparatus
US4577347A (en) * 1984-07-25 1986-03-25 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Direct view helmet mounted telescope
US4670912A (en) * 1985-12-12 1987-06-09 Varo, Inc. Adjustable night vision goggle mounting bracket
GB2254160B (en) * 1986-03-22 1993-03-24 Marconi Gec Ltd Helmet systems
US4952024A (en) * 1986-08-29 1990-08-28 Gale Thomas S Three-dimensional sight and sound reproduction apparatus for individual use
US4907296A (en) * 1988-06-21 1990-03-13 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Apache helmet mounting structure for aviators night vision imaging system (ANVIS) and method
US5642221A (en) * 1994-03-09 1997-06-24 Optics 1, Inc. Head mounted display system
JP3376122B2 (ja) 1994-09-19 2003-02-10 オリンパス光学工業株式会社 頭部装着式ディスプレイ装置
US5682172A (en) * 1994-12-30 1997-10-28 Forte Technologies, Inc. Headset for presenting video and audio signals to a wearer
JPH08251511A (ja) 1995-03-10 1996-09-27 Olympus Optical Co Ltd 頭部装着式映像表示装置
JPH09292588A (ja) 1996-04-26 1997-11-11 Sony Corp 光学視覚装置
US6012176A (en) * 1999-01-20 2000-01-11 Daley, Iii; Charles A. Visor supported display system

Also Published As

Publication number Publication date
US20010047693A1 (en) 2001-12-06
US6378390B2 (en) 2002-04-30
JP2000066611A (ja) 2000-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3256183B2 (ja) 装着機構及び頭部装着型装置
JP3576985B2 (ja) 位置調整機構及びヘッドマウントディスプレイ装置
JP3833150B2 (ja) 装着装置、頭部装着型装置および頭部装着型画像表示装置
JP4447999B2 (ja) 頭部装着装置および頭部装着システム
KR101117504B1 (ko) 코드 권취 장치를 가지는 헤드폰
JP3880294B2 (ja) 頭部装着機構及びそれを用いた頭部装着装置
US20050237864A1 (en) Device for adjusting the length of a band, in particular of a watch band
EP0885635A2 (en) Device for regulating the length of a swimming goggles strap
US10209738B1 (en) Apparatus, system, and method for adjusting head-mounted-display straps
JP2002315084A (ja) 音出力装置
JPH07264513A (ja) 頭部装着型映像表示装置
JP2004136057A (ja) フェイスマスク
US11347059B2 (en) Head mounted apparatus
US6745396B1 (en) Articulating support arm apparatus for head-worn devices
JP2002148985A5 (ja)
US20020023286A1 (en) Articulating hinge assembly for head-worn devices
JP2002247482A (ja) 頭部装着機構及び頭部装着装置
JPH11298826A (ja) 頭部装着装置
JP5371267B2 (ja) 巻取装置
CA2349983A1 (en) Safety athletic pole
JP4517904B2 (ja) ヘッドマウントディスプレイ
JP2636809B2 (ja) 磁気テープ用カートリッジロード装置
JPH07333547A (ja) 映像表示装置
CN217607954U (zh) 一种可弯折不变形的骨传导耳机
JP2000241753A (ja) 装着機構及び頭部装着型装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011026