JP3255624B2 - コネクタプラグおよび光コネクタ - Google Patents

コネクタプラグおよび光コネクタ

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JP3255624B2
JP3255624B2 JP18890099A JP18890099A JP3255624B2 JP 3255624 B2 JP3255624 B2 JP 3255624B2 JP 18890099 A JP18890099 A JP 18890099A JP 18890099 A JP18890099 A JP 18890099A JP 3255624 B2 JP3255624 B2 JP 3255624B2
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雅昭 高谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単心または多心光
ファイバを用いた光通信ケーブルを接続する光コネクタ
に用いられるコネクタプラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信システムには、光通信ケー
ブルを接続するために種々の光コネクタが用いられてい
る。最近では、光ファイバテープを容易に接続及び切り
離しのできるものとして、例えばMT(Mechanica11y T
ransferab1e)形コネクタや、プッシュ/プル操作で簡
単に着脱のできるMPO(Mu1tiFiber Push On)形コネ
クタ等が提案されている。これらのタイプのコネクタは
何れも光ファイバ接続部にMT形フェルールを用いてい
る。MT形フェルールを用いた光ファイバコネクタは、
ガイドピンにより光ファイバの端面同士を容易に位置合
わせできる構造になっており、その簡易性、重量及びコ
ストの面から極めて有用である。
【0003】ところで、最近では、コネクタフェルール
をRJタイプのハウジングに組み込み、電気用コネクタ
と同様の操作によって光ファイバの接続及び切離しを可
能とするRJ(Regular Jack)型光コネクタが提案され
ている(例えば米国特許第5481634号)。
【0004】RJ型光コネクタは電気用コネクタに用い
られている接続構造を光コネクタに適用したもので、図
17にその構造を示す。
【0005】同図に示す光コネクタは、RJ形の一対の
コネクタプラグ1(一方のみ図示)及びアダプタ2とか
らなり、コネクタプラグ1には光ファイバ3を保持した
フェルール4が組み込まれている。この光コネクタで
は、一対のコネクタプラグ1をそれぞれアダプタ2に挿
入すると、各コネクタプラグ1の光ファイバの端面同士
が当接し、各コネクタプラグ1の光ファイバ3が互いに
接続される。
【0006】すなわち、コネクタプラグ1をアダプタ2
に挿入すると、コネクタプラグ1の一側面に設けた弾性
係合片1aがアダプタ2内の凹部に係合し、コネクタプ
ラグ1とアダプタ2との接続状態が保持される。また、
弾性係合片1aの押圧部1cをプラグ本体側に押圧しな
がらコネクタプラグ1をアダプタ2から引き抜くことに
より、各コネクタプラグ1の接続が解除される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
RJ型光コネクタでは、弾性係合片1aの押圧部1cを
押圧すると、コネクタプラグ1がアダプタ2から容易に
外れる構造になっているため、弾性係合片1aの押圧部
1cが外部の物体等に接触するなどして接続が簡単に解
除される恐れがあり、光コネクタとしての信頼性に欠け
るという問題点がある。
【0008】また、弾性係合片1aが押圧部1cも含め
て光コネクタの外側に大きく突出しているため、他のケ
ーブルが絡み付き易く、また上記したように、他の物体
との接触により接続が簡単に解除されるという問題点も
あった。
【0009】更に、この従来の光コネクタで多心光ファ
イバの接続を実現しようとした場合、光ファイバの位置
合わせが困難であるという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、アダプタとの接続及び切
り離しを容易に行うことができ、しかもアダプタとの接
続が簡単には解除されることのないコネクタプラグを提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のコネクタプラ
グは、該コネクタプラグが挿入されるキャビティおよび
前記コネクタプラグを係止する(スナップフィットす
る)ための孔を有するアダプタに対して着脱自在なもの
であり、光ファィバと、この光ファイバをその終端面が
露出するように保持するフェルールと、これら光ファイ
バおよびフェルールを収容するハウジングと、前記ハウ
ジングの複数箇所から延在し、前記アダプタに前記コネ
クタプラグが挿入されたとき前記アダプタの前記孔に係
止されるべく突出された係合部を有する複数の弾性係合
片とを備えるようにしている。
【0012】前記弾性係合片は、例えば、光ファイバの
軸方向に延在しており、前記弾性係合片の背面と前記ハ
ウジングとの間には弾性係合片が弾性変形するための空
間が形成されている。
【0013】このようにこの発明では、複数の弾性係合
片によってアダプタとの係合が行われるので、外部の物
体との接触等により接続状態が不用意に解除されること
がなくなり、光コネクタの信頼性の向上を図ることがで
きる。
【0014】また、前記各弾性係合片の後端部に、弾性
係合片をその背面側に押圧操作するべく突出された押圧
部を形成し、この押圧部を押圧操作して弾性係合片を背
面側に弾性変形させることで、前記弾性係合片の係合部
とアダプタに形成された孔との係合を解除するようにす
れば、コネクタプラグとアダプタとの接続及び切り離し
を容易に行うことができ、実用上極めて有利である。
【0015】また、コネクタプラグがアダプタに挿入さ
れた際、前記押圧部の突出高さが前記アダプタのハウジ
ング表面とほぼ一致するようにしたり、あるいはアダプ
タに前記弾性係合片の押圧部を周囲から囲むように受容
する受容部が設け、前記押圧部の突出高さを前記受容部
の高さとほぼ等しくするようにすれば、他のケーブル等
との絡み付きを防止することができ、光ケーブルの配線
状態を常に良好に保つことができる。
【0016】また、この発明の他の形態では、コネクタ
プラグは、前記コネクタプラグが挿入されるキャビティ
および前記コネクタプラグを係止するための孔を有する
アダプタに対して着脱自在なものであり、光ファィバ
と、この光ファイバをその終端面が露出するように保持
するフェルールと、これら光ファイバおよびフェルール
を収容するハウジングと、前記ハウジングから延在し、
前記アダプタにコネクタプラグが挿入されたとき前記ア
ダプタの前記孔と係止するべく突出された係合部および
押圧操作可能な突出された押圧部を有する弾性係合片
と、前記弾性係合片の押圧部の押圧操作をロックするス
トッパとを備え、前記ストッパが前記押圧部をロックし
ていない状態で前記押圧部を押圧操作することで、前記
弾性係合片の係合部とアダプタの孔との係止を解除する
ようにしている。前記弾性係合片は、例えば、光ファイ
バの軸方向に延在しており、前記弾性係合片の背面と前
記ハウジングとの間には弾性係合片が弾性変形するため
の空間が形成されている。
【0017】この発明では、ストッパによって弾性係合
片の押圧操作をロックするようにしているので、外部の
物体等と接触した場合でも、コネクタプラグがアダプタ
から不用意に外れることはなく、光コネクタの信頼性の
向上を図ることができる。
【0018】また、前記ストッパを押圧部の押圧操作を
ロックする位置及び該ロックが解除される位置間で移動
可能とすれば、ストッパの移動という簡単な操作によっ
て弾性係合片の動きをロック/ロック解除することがで
きる。
【0019】また、前記ロック位置でのストッパの移動
自体を規制する(ロックする)ストッパロック手段を備
えるようにすれば、ストッパによるロックが不用意に外
れることを確実に防止でき、さらに光コネクタの信頼性
を向上させることができる。
【0020】また、弾性係合片の押圧部とストッパの操
作部とを互いに同等の高さをなすように形成するととも
に、ストッパを弾性係合片側に移動すると、押圧部及び
操作部が互いに連続した面をなすようにすれば、押圧部
及びストッパが凹凸の少ない一体的な形状となり、他の
ケーブル等の部材との絡み付きを確実に防止することが
できる。
【0021】また、前記ストッパの操作部にストッパの
移動操作に対する滑り止めを設けるようにすれば、スト
ッパを指先等で確実に移動させることができ、操作性の
向上を図ることができる。
【0022】また、前記ストッパを弾性係合片側に移動
させると露出し、かつ前記ストッパを弾性係合片の反対
側に移動させるとストッパの下に隠れるようなハウジン
グの表面位置に、ストッパによる前記押圧部に対するロ
ックの有無を示す表示部を設けるようにすれば、ストッ
パのロック/解除状態が外部からの目視によって容易に
確認されるので、弾性係合片の押圧規制を常に確実に行
うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に従って説明する。
【0024】(第1実施形態)図1乃至図4は本発明の
第1の実施形態を示すもので、図1は光コネクタの斜視
図、図2はその側面断面図、図3は接続状態を示す光コ
ネクタの斜視図、図4はその側面断面図である。
【0025】これらの図に示される光コネクタは、一対
のコネクタプラグ10およびアダプタ20からなり、各
コネクタプラグ10をそれぞれアダプタ20の両端に挿
入することにより光接続がなされる。
【0026】コネクタプラグ10は、断面矩形状に形成
されたハウジング11と、ハウジング11内に収容され
たフェルール12を有している。
【0027】ハウジング11の一方の側面(図中上側)
及び他方側面(図中下側)には、それぞれ弾性係合片1
3がハウジング11に一体に設けられている。
【0028】フェルール12は2本の光ファイバ(ファ
イバリボン)12aを保持する、いわゆるMT形フェル
ールである。フェルール12の光ファイバ端面12bに
は、ガイドピン14を挿入するためのピン挿入孔12c
が幅方向に2箇所設けられている。これらガイドピン1
4は、他方のコネクタプラグ10の光ファイバ端面から
突出するように該他方のコネクタプラグ10の光ファイ
バ端面12bに形成されたピン挿入孔12cに挿入され
ている。
【0029】フェルール12はハウジング11内を光軸
方向に摺動自在に支持されており、フェルール12の光
ファイバの終端面12b側は、ハウジング11の端面か
ら突出されている。また、ハウジング11内にはフェル
ール12を外側に付勢するスプリング15が設けられて
いる。
【0030】一対の弾性係合片(弾性フック)13はそ
れぞれハウジング11の一端側から他端側に向かって延
び、これら弾性係合片13はそれらの各内側に形成され
た溝(空間)11a内に対して(図中上下方向に)弾性
変形(たわみ)可能に形成されている。弾性係合片13
の一端側にはハウジング11の外側に突出する係合部
(突出部)13aが設けられている。係合部13aの一
端側には、プラグ挿入方向に向かって低くなるテーパ面
が形成され、その他端側にはプラグ挿入方向に対して垂
直な面が形成されている。また、弾性係合片13の他端
側には、ハウジング11の外側に突出する押圧部(ボタ
ン)13bが設けられている。
【0031】アダプタ20は断面矩形の筒状に形成され
ており、その内部には、コネクタプラグ10が嵌合する
キャビティ20cが形成されている。アダプタ20の一
側面(図中上側)及び他側面(図中下側)には、前記各
弾性係合片13の係合部13aと係合する孔20aと、
各弾性係合片13の押圧部13bを受容する受容部20
bがそれぞれ設けられている。すなわち、孔20a及び
受容部20bは、アダプタ20の両端側にそれぞれ設け
られている。この場合、孔20aは、アダプタ20の内
表面及び外表面に開口した貫通孔としているが、外表面
側には開口していない凹部形状としてもよい。
【0032】受容部20bは、押圧部13bの周囲を囲
むようにアダプタ20の端縁に形成され、コネクタプラ
グ10がアダプタ20に挿入された際に、受容部20b
に受容された押圧部13bの最上面の高さと、アダプタ
20の表面の高さがほぼ一致するようになっている。
【0033】以上のように構成された光コネクタにおい
ては、図3に示すように、各コネクタプラグ10をそれ
ぞれアダプタ20の両端から挿入すると、図4に示すよ
うに、各コネクタプラグ10のフェルール12の光ファ
イバ端面12bが互いに当接し、各コネクタプラグ10
の光ファイバ12a同士が接続される。
【0034】その際、各コネクタプラグ10の光ファイ
バ端面12b同士は、MT形コネクタやMPO形コネク
タと同様、各ガイドピン14によって相互に正確な位置
に位置合わせされることから、低損失な接続特性を得る
ことができる。
【0035】また、各フェルール12はスプリング15
によって互いに接近する方向に付勢されることから、そ
れぞれの光ファイバ端面12b同士が確実に当接状態に
保持される。
【0036】アダプタ20に挿入された各コネクタプラ
グ10は、各弾性係合片13がそれぞれアダプタ20の
孔20aに係合することによりアダプタ20に保持され
る。すなわち、コネクタプラグ10をアダプタ20に挿
入すると、係合部13aの傾斜面がアダプタ20の内面
に接触されながら、弾性係合片13が内側に弾性(たわ
み)変形する(図12(B)参照)。その後、弾性係合
片13の係合部13aがアダプタ20の孔20aまで到
達すると、弾性係合片13が弾性変形から復元して、係
合部13aがアダプタ20の孔20aに係合する。
【0037】この際、係合部13aの垂直面と孔20a
との係止により、コネクタプラグ10の反挿入方向への
移動が規制される。また、コネクタプラグ10は、弾性
係合片13の係合部13aが孔20aに完全に収容され
た状態で、すなわち係合片13aが孔20aから突出し
ない状態で、アダプタ20に係合されることから、外部
の物体との接触等により接続状態が不用意に解除される
ことはない。更に、各弾性係合片13の押圧部13bが
アダプタ20の受容部20bに受容されることから、押
圧部13bがアダプタ20の表面よりも外側に突出する
ことがなく、押圧部13bと他のケーブル等との絡み付
きが防止される。
【0038】各コネクタプラグ10とアダプタ20との
接続を解除する場合は、各弾性係合片13の押圧部13
bを指先等でプラグ挿入方向とほぼ直角な方向に押圧す
る。すなわち、1対の押圧部13bを接近させる方向に
押圧移動させる。これにより、各弾性係合片13の係合
部13aがアダプタ20の孔20aから外れる。この状
態でコネクタプラグ10をアダプタ20から引き抜くこ
とにより、コネクタプラグ10をアダプタ20から切り
離す。
【0039】このように、図1〜図4に示す光コネクタ
によれば、コネクタプラグ10を複数(この場合2こ)
の弾性係合片13によってアダプタ20に係合するよう
にしている。このため、外部の物体との接触等により接
続状態が不用意に解除されることがなく、信頼性の向上
を図ることができる。また、コネクタプラグ10の押圧
部13bをアダプタ20の受容部20bによって受容す
るようにしたので、押圧部13bと他のケーブル等との
絡み付きを防止することができる。
【0040】(第2実施形態)図5乃至図11は本発明
の第2の実施形態を示すもので、図5は光コネクタの斜
視図、図6はその側面断面図、図7はコネクタプラグの
部分正面断面図、図8は接続状態を示す光コネクタの斜
視図、図9及び図10はその側面断面図、図11はコネ
クタプラグの部分平面図である。
【0041】これらの図に示す第2の実施形態の光コネ
クタは、先の第1の実施形態と同様、一対のコネクタプ
ラグ10及びアダプタ20からなり、各コネクタプラグ
10をそれぞれアダプタ20の両端に挿入することによ
り接続されるようになっている。
【0042】コネクタプラグ10は、断面矩形状に形成
されたハウジング11と、ハウジング11内に収容され
たフェルール12と、ハウジング11の一側面に一体に
設けられた弾性係合片13と、弾性係合片13の動きを
規制するストッパ(ロックキー)30を有している。
【0043】すなわちこの第2の実施形態の光コネクタ
においては、弾性係合片13は、コネクタプラグ10の
一方側(この場合、各図面上で上側)にしか設けられて
いない。これに対応して、アダプタ20側では、弾性係
合片13の係合部13aに係合させるための孔20a
と、各弾性係合片13の押圧部13bを受容する受容部
20bとを、一方側にのみ(この場合、各図面上で上
側)設けている。
【0044】また、この第2の実施形態では、コネクタ
プラグ10に、弾性係合片13の動きを規制するストッ
パ30を設けるようにしている。
【0045】これらの点が、第2の実施形態と第1実施
形態の主な相違点であり、各実施形態で同一機能を達成
する構成要素には、同一符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0046】ストッパ30は、コネクタプラグ10に対
し弾性係合片13の後部側に配置され、図7にも示すよ
うに、その下面に設けた突部30aをハウジング11に
設けた溝レール11bに摺動自在に嵌合している。した
がって、ストッパ30はハウジング11に対してコネク
タプラグ10の長手方向に移動自在に取付けられてい
る。
【0047】ストッパ30の先端側には、弾性係合片1
3の押圧部13bのハウジング本体11側(内側)への
動きを規制するための規制体30bが形成されている。
またこの規制体30bの後方側には、断面台形状の操作
部30cが形成されており、操作者はこの操作部30c
を指などで触れて、ストッパ30を移動させる。
【0048】一方、弾性係合片13の押圧部13bの下
面側には、図6または図9などに示すように、溝部(凹
部)13cが形成されている。すなわち、ストッパ30
を弾性係合片13側に移動させると、規制体30bが前
記溝部13cに係合し、この結果、弾性係合片13の押
圧操作が規制される。
【0049】また、ストッパ30の操作部30cは、弾
性係合片13の押圧部13bとほぼ同じ高さをなし、且
つストッパ30が弾性係合片13側に移動した状態では
押圧部13bと操作部30cの上面で連続した面が形成
されるようになっている。また、操作部30cの表面に
は、ストッパ30の移動操作に対する滑り止めとして複
数の溝30dが形成されている。
【0050】更に、ハウジング11の表面には、図11
に示すように、ストッパ30を弾性係合片13側に移動
させると外部に露出し、ストッパ30を反対側に移動さ
せるとストッパ30によって隠れる表示部17が設けら
れている。この表示部17はハウジング11と異なった
色の塗料によって着色されており、この表示部17の外
部露出の有無を判定することで、ストッパ30がロック
状態にあるか否かを操作者は即座に知ることができる。
【0051】以上のように構成された光コネクタにおい
ては、図8に示すように、各コネクタプラグ10をそれ
ぞれアダプタ20の両端から挿入すると、図9に示すよ
うに、各コネクタプラグ10のフェルール12のフェル
ール12が互いに当接し、各コネクタプラグ10の光フ
ァイバ12a同士が接続される。
【0052】その際、各コネクタプラグ10の光ファイ
バ端面12b同士は、MT形コネクタやMPO形コネク
タと同様、各ガイドピン14によって相互に正確な位置
に位置合わせされることから、低損失な接続特性を得る
ことができる。
【0053】また、各フェルール12はスプリング15
によって互いに接近する方向に付勢されることから、そ
れぞれの光ファイバ端面12b同士が確実に当接状態に
保持される。
【0054】アダプタ20に挿入されたコネクタプラグ
10は、弾性係合片13の係合部13aがアダプタ20
の孔20aに係合することによりアダプタ20に保持さ
れる。すなわち、コネクタプラグ10をアダプタ20に
挿入すると、係合部13aの傾斜面がアダプタ20の内
面に接触されながら、弾性係合片13が内側に弾性(た
わみ)変形する(図12(B)参照)。その後、弾性係
合片13の係合部13aがアダプタ20の孔20aまで
到達すると、弾性係合片13が弾性変形から復元して、
係合部13aがアダプタ20の孔20aに係合する。こ
の係合の際には、係合部13aの垂直面と孔20aとの
係止により、コネクタプラグ10の反挿入方向への移動
が規制される。
【0055】次に、コネクタプラグ10のストッパ30
を弾性係合片13側に移動すると、図10に示すよう
に、ストッパ30の規制体30bが弾性係合片13の押
圧部13bの下方に形成された溝部13cに挿入され
る。この結果、弾性係合片13の押圧操作(すなわち下
方への動き)がロックされる。したがって、外部の物体
との接触等により接続状態が不用意に解除されることは
ない。
【0056】またこの場合、ストッパ30の弾性係合片
13側への移動により、図11に示すように、ハウジン
グ11とは異なる色の表示部17が外部に露出すること
から、ストッパ30のロック状態が目視によって容易に
確認される。
【0057】また、前記ロック状態では、弾性係合片1
3の押圧部13bとストッパ30の操作部30cとが互
いに連続した面をなすことから、押圧部13b及びスト
ッパ30が凹凸の少ない一体的な形状をなし、他のケー
ブル等との絡み付きが防止される。
【0058】コネクタプラグ10とアダプタ20との結
合を解除する場合は、まずストッパ30を弾性係合片1
3の反対側、すなわち後方側に移動すると、ストッパ3
0の規制体30bが押圧部13bの下方に形成された溝
部13cから離れ、これによりストッパ30による弾性
係合片13のロックが解除される。
【0059】次に、弾性係合片13の押圧部13bを指
先等で押圧することで、弾性係合片13の係合部13a
をアダプタ20の孔20aから外し、この状態でコネク
タプラグ10をアダプタ20から引き抜く。この結果、
コネクタプラグ10がアダプタ20から切り離される。
【0060】このように、第2の実施形態の光コネクタ
によれば、コネクタプラグ10を弾性係合片13によっ
てアダプタ20に係合し、弾性係合片13の押圧操作に
よって係合を解除する構造において、弾性係合片13の
押圧操作を規制するストッパ30を設けたので、外部の
物体との接触等により接続状態が不用意に解除されるこ
とがなく、光コネクタの信頼性の向上を図ることができ
る。また、ストッパ30をロック状態にした際、弾性係
合片13の押圧部13bとストッパ30の操作部30c
とが凹凸の少ない連続的な面を形成するようにしたの
で、他のケーブル等との絡み付きを防止することができ
る。
【0061】図12は、先の第2の実施形態において、
コネクタプラグ10をアダプタ20に挿入する際の各部
の動きなどを示すものである。
【0062】図12において、フェルール12の後端部
には、ブーツ体41が配設され、2本の光ファイバ12
aは、これらフェルール12およびブーツ体41によっ
て被覆されている。ゴムなどの材料から成るブーツ体4
1は、ばね当接体42によって囲繞されており、スプリ
ング15は、ばね当接体42を介してフェルール12を
外側(ピン14の方向)に付勢している。
【0063】この図12においては、予めストッパ30
を弾性係合片13の動きをロックする位置まで移動さ
せ、このロック状態でコネクタプラグ10をアダプタ2
0に挿入するようにしている。
【0064】弾性係合片13がストッパ30でロックさ
れていても、弾性係合片13は、図12(B)に示すよ
うに、内側に形成された溝部11aの空間を使って撓み
弾性変形可能であるので、コネクタプラグ10はアダプ
タ20内に進入することができる。そして、その後、弾
性係合片13の係合部13aがアダプタ20の孔20a
まで到達すると、図12(C)に示すように、弾性係合
片13は弾性変形から復元し、係合部13aがアダプタ
20の孔20aに係合する。
【0065】この場合は、予めストッパ30をロック状
態にしているので、コネクタプラグ10をアダプタ20
に挿入した後に、ストッパ30を移動させる必要はな
い。
【0066】図13および図14は、先の第2の実施形
態に示したストッパ30の変形例を示すものである。
【0067】これら図13および図14に示すストッパ
30においては、ストッパ30自体の移動をロックする
ロック機構を設けるようにしている。
【0068】まず、図13において、図13(B)およ
び(C)は図13(A)のD−D断面図であり、図13
(B)はロック前の状態を示し、図13(C)はロック
後の状態を示している。
【0069】ストッパ30は、先の図5〜図11に示し
たものと同様、上方に突出した操作部30cと、弾性係
合片13の押圧部13bの下側に進入して押圧部13b
の動きを規制する規制体(ストッパ体)30bを有して
いる。すなわち、ストッパ30が図13(B)に示すロ
ック位置にスライドしたときに、規制体30bは、弾性
係合片13の押圧部13bの下の溝部13cに係合す
る。
【0070】また、この場合、ストッパ30の両側方に
は、プラグ10のハウジング11に形成された1対の溝
部35に嵌合する凸状ガイド体36が設けられており、
凸状ガイド体36が溝部35に案内されることでストッ
パ30は移動する。凸状ガイド体36の先端には、突起
部37が形成され、また溝部35の終端部には、前記突
起部37が係合する凹部38が形成されている。したが
って、ストッパ30が終端位置まで移動すると、突起部
37が凹部38に係合され、ストッパ30の移動がロッ
クされることになる。
【0071】つぎに、図14においても、図14(B)
および(C)は図14(A)のD−D断面図であり、図
14(B)はロック前の状態を示し、図14(C)はロ
ック後の状態を示している。
【0072】この図14においては、ストッパ30の凸
状ガイド体36側の先端近傍に凹部39を形成し、ハウ
ジング11の溝部35側に凸部40を形成し、これら凸
部40および凹部39の係合によって、ストッパ30の
移動をロックするようにしている。何れの実施形態にお
いても、ストッパ30に形成された突起部37,凹部3
9が本発明における第1の係合部に相当し、ハウジング
11に形成された凹部38,凸部40が本発明における
第2の係合部に相当する。
【0073】ここで、先の第1および第2の実施形態で
は、アダプタ20を介して1対のコネクタプラグ10を
接続することで、これら1対のコネクタプラグ10に内
蔵された光ファイバ12aを光結合するようにしたが、
上記実施形態に示した光コネクタを、パッチコードとア
ウトレットとの接続、パッチコードとインレットとの接
続、パッチコードとパッチパネルとの接続などに適用す
るようにしても構わない。
【0074】図15は、アウトレット接続を示すもの
で、パッチコード50側の先端には、上述した実施形態
に示すコネクタプラグ10が結合され、アウトレット6
0には、前述したアダプタ20のように、コネクタプラ
グ10の弾性係合片13の係合部13aと係合する凹部
または貫通孔が形成されている。
【0075】このような光コネクタの使用形態によれ
ば、単心または多心の光ファイバが内蔵された1本のコ
ネクタプラグをアダプタに単に連結するための構成とし
て、本発明の光コネクタを適用することができる。すな
わち、本発明が適用される光コネクタのアダプタ20
は、1対のコネクタプラグ10を両側から挿入するもの
に限るわけではなく、1本のコネクタプラグ10が挿入
される形態のものであってもよい。
【0076】図16は、パッチパネル接続を示すもの
で、パッチコード50側の先端には、上述した本発明に
係わるコネクタプラグ10が結合され、パッチパネル7
0側には、コネクタプラグ10の弾性係合片13の係合
部13aと係合する孔20aが形成された前述したアダ
プタ20と同等の機能を達成するものが複数個列設され
ている。
【0077】このパッチパネルの使用形態においても、
パネル70の一方面側から突出されるアダプタ20(図
16で実線で示す側)のみを本発明に係わるコネクタプ
ラグ10が結合されるような形状とし、パネル70の他
方面側から突出されるアダプタ20は本発明のものとは
異なる他のタイプのコネクタプラグが連結できるように
してもよい。
【0078】なお、上記においてはいくつかの好適な実
施例に関して述べが、本発明は、添付された特許請求の
範囲の趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更実施が可能で
ある。
【0079】例えば、第2の実施形態では、プラグ10
側の1個の弾性係合片13とアダプタ20側の1個の孔
20aとの係合によって、両者間の連結を得るようにし
たが、これらの弾性係合片13、孔20aを、第1の実
施形態と同様に、複数組設けるようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】この発明によれば、複数の弾性係合片に
よってアダプタとの係合を行うようにしているので、外
部の物体との接触等により接続状態が不用意に解除され
ることがなくなり、光コネクタの信頼性の向上を図るこ
とができる。
【0081】また、前記各弾性係合片の後端部に、弾性
係合片をその背面側に押圧操作するべく突出された押圧
部を形成し、この押圧部を押圧操作して弾性係合片を背
面側に弾性変形させることで、前記弾性係合片の係合部
とアダプタに形成された孔との係合を解除するようにし
ているので、コネクタプラグとアダプタとの接続及び切
り離しを容易に行うことができ、実用上極めて有利であ
る。
【0082】また、コネクタプラグがアダプタに挿入さ
れた際、前記押圧部の突出高さが前記アダプタのハウジ
ング表面とほぼ一致するようにしたり、あるいはアダプ
タに前記弾性係合片の押圧部を周囲から囲むように受容
する受容部が設け、前記押圧部の突出高さを前記受容部
の高さとほぼ等しくするようにしているので、他のケー
ブル等との絡み付きを防止することができ、光ケーブル
の配線状態を常に良好に保つことができる。
【0083】また、この発明では、弾性係合片の動きを
ロックするストッパを設けるようにしているので、外部
の物体等と接触した場合でも、コネクタプラグがアダプ
タから不用意に外れることはなく、光コネクタの信頼性
を向上させることができる。
【0084】また、前記ストッパを押圧部の押圧操作を
ロックする位置及び該ロックが解除される位置間で移動
可能とするようにしているので、ストッパの移動という
簡単な操作によって弾性係合片の動きをロック/ロック
解除することができる。
【0085】また、前記ロック位置でのストッパの移動
動作自体を規制するストッパロック手段を備えるように
しているので、ストッパによるロックが不用意に外れる
ことを確実に防止でき、さらに光コネクタの信頼性を向
上させることができる。
【0086】また、弾性係合片の押圧部とストッパの操
作部とを互いに同等の高さをなすように形成するととも
に、ストッパを弾性係合片側に移動すると、押圧部及び
操作部が互いに連続した面をなすようにしているので、
押圧部及びストッパが凹凸の少ない一体的な形状とな
り、他のケーブル等の部材との絡み付きを確実に防止す
ることができる。
【0087】また、前記ストッパの操作部にストッパの
移動操作に対する滑り止めを設けるようにしているの
で、ストッパを指先等で確実に移動させることができ、
操作性の向上を図ることができる。
【0088】また、ストッパによる前記押圧部に対する
ロックの有無を示す表示部を設けるようにしているの
で、ストッパのロック/解除状態が外部からの目視によ
って容易に確認されるようになり、ストッパによる弾性
係合片のロックを常に確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に関して光コネクタを
示す斜視図である。
【図2】第1の実施形態の光コネクタの横断面図であ
る。
【図3】第1の実施形態の光コネクタの接続状態を示す
斜視図である。
【図4】第1の実施形態の光コネクタの接続状態を示す
横断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に関して光コネクタを
示す斜視図である。
【図6】第2の実施形態の光コネクタの横断面図であ
る。
【図7】第2の実施形態の光コネクタのストッパの部分
縦断面図である。
【図8】第2の実施形態の光コネクタの接続状態を示す
斜視図である。
【図9】第2の実施形態の光コネクタの接続状態を示す
横断面図である。
【図10】第2の実施形態の光コネクタの接続状態を示
す横断面図である。
【図11】第2の実施形態の光コネクタのストッパ近傍
を示す平面図である。
【図12】コネクタプラグがアダプタに挿入される状態
を段階的に示す横断面図である。
【図13】ストッパの移動ロック機構を一例を示す図で
ある。
【図14】ストッパの移動ロック機構の他の例を示す図
である。
【図15】本発明のアウトレットの接続に適用した状態
を示す斜視図である。
【図16】本発明をパッチパネルの接続に適用した状態
を示す斜視図である。
【図17】従来例を示す光コネクタの斜視図である。
【符号の説明】 10 コネクタプラグ 11 ハウジング 11a 溝 11b 溝 12 フェルール 12a 光ファイバ 12b 光ファイバ端面 12c ピン挿入孔 13 弾性係合片 13a 係合部 13b 押圧部 13c 溝部 14 ガイドピン 15 スプリング体 17 表示部 20 アダプタ 20a 孔 20b 受容部 20c キャビティ 30 ストッパ 30a 突起 30b 規制体 30c 操作部 30d 溝 35 溝部 36 凸状ガイド体 37 突起部 38 凹部 39 凹部 40 凸部 41 ブーツ体 42 ばね当接体 50 パッチコード 60 アウトレット 70 パッチパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−25807(JP,A) 実開 昭62−106204(JP,U) 実開 昭59−66221(JP,U) 特公 昭63−23629(JP,B1) 特許2574527(JP,B2) 米国特許4611887(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/38

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファィバと、この光ファイバをその終
    端面が露出するように保持するフェルールと、このフェ
    ルールおよび前記光ファイバを収容するプラグハウジン
    グと、このプラグハウジングが挿入されるアダプタに形
    成された孔に係止されるべく突出する係合部が前側に形
    成され、前記アダプタとの係止解除の際の押圧操作用に
    突出する押圧部が後端部に形成され、当該プラグハウジ
    ングから片持ち状に前後方向に延在する弾性係合片とを
    備え、前記アダプタに対して着脱自在なコネクタプラグ
    において、 前記係合部および前記押圧部前記プラグハウジングの
    表面から突出るように前記弾性係合片を前記プラグハ
    ウジングに形成した溝内に埋め込むようにしたことを特
    徴とするコネクタプラグ。
  2. 【請求項2】 前記係合部には、前方方向に向かってそ
    の突出高さが徐々に低くなるテーパ面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のコネクタプラグ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタプラグが前記アダプタのキ
    ャビティに挿入された際、前記押圧部の上面が前記アダ
    プタのハウジング表面とほぼ一致するように前記押圧部
    の突出高さ設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載のコネクタプラグ。
  4. 【請求項4】 前記弾性係合片は、前記プラグハウジン
    グの複数箇所から延在していることを特徴とする請求項
    1に記載のコネクタプラグ。
  5. 【請求項5】 前記押圧部は、前記プラグハウジングと
    の間に間隙が形成されるように後方に延出しており、 前記プラグハウジングに設けたレールに係合するスト
    パと、 前記プラグハウジング表面から突出する操作部とをさら
    に備え、前記ストッパは前記弾性係合片に形成された凹
    に係合して前記押圧部の押圧操作をロックするロック
    位置、このロックが解除される後方側のロック解除位
    との間で前記プラグハウジングに対し前後方向に移動
    可能であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ
    プラグ。
  6. 【請求項6】 前記弾性係合片の前記押圧部の上面と、
    前記ストッパの前記操作部の上面とほぼ同じ高さ
    るよう形成されると共に、前記ストッパが前記ロック位
    置に位置したときに前記押圧部の上面および操作部の上
    面がほぼ連続した面を形成するようにしたことを特徴と
    する請求項5に記載のコネクタプラグ。
  7. 【請求項7】 前記ストッパを前記ロック位置に位置さ
    せると露出し、前記ストッパをロック解除位置に位置さ
    せると前記ストッパの下に隠れるような前記プラグハウ
    ジングの表面位置に、前記ストッパによる前記押圧部に
    対するロックの有無を示す表示部を設けたことを特徴と
    する請求項5に記載のコネクタプラグ。
  8. 【請求項8】 光ファィバと、この光ファイバをその終
    端面が露出するように保持するフェルールと、このフェ
    ルールおよび前記光ファイバを収容するプラグハウジン
    グと、このプラグハウジングが挿入されるアダプタに形
    成された孔に係止されるべく突出する係合部が前側に形
    成され、前記アダプタとの係止解除の際の押圧操作用と
    して突出し、かつ前記プラグハウジングとの間に間隙が
    形成されるように後方に延出る押圧部が後端部に形成
    され、前記プラグハウジングから片持ち状に前後方向に
    延在する弾性係合片とを備え、前記アダプタに対して着
    脱自在なコネクタプラグにおいて、 前記プラグハウジングに形成された溝レールに係合し、
    前記弾性係合片に形成された凹部に係合して前記押圧部
    の押圧操作をロックするロック位置と、このロックが解
    除される後方側のロック解除位置との間で前記プラグハ
    ウジングに対し前後方向に移動可能なストッパと、 前記プラグハウジング表面から突出する操作部と、 前記ロック位置に前記ストッパが位置しているときに、
    前記ストッパの移動動作を前記ストッパと前記プラグハ
    ウジングとの係合動作に基づいてロックするストッパロ
    ック手段とをさらに備えたことを特徴とするコネクタプ
    ラグ。
  9. 【請求項9】 前記ストッパロック手段は、前記ストッ
    パに形成された第1の係合部と、この係合部と係合する
    ように前記プラグハウジングに形成された第2の係合部
    とを有することを特徴とする請求項に記載のコネクタ
    プラグ。
  10. 【請求項10】 光ファィバと、 この光ファイバをその終端面が露出するように保持する
    フェルールと、 このフェルールおよび前記光ファイバを収容するプラグ
    ハウジングと、 このプラグハウジングが挿入されるアダプタに形成され
    た孔に係止されるべく突出する係合部が前側に形成さ
    れ、前記アダプタとの係止解除の際の押圧操作用として
    突出し、かつ前記プラグハウジングとの間に間隙が形成
    されるように後方に延出する押圧部が後端部に形成さ
    れ、当該プラグハウジングから片持ち状に前後方向に延
    在する弾性係合片と、 前記プラグハウジングに形成された溝レールに係合する
    ストッパであって、前記プラグハウジング表面から突出
    する操作部を有し、前記弾性係合片に形成された凹部に
    係合して前記押圧部の押圧操作をロックするロック位置
    と、このロックが解除される後方側のロック解除位置と
    の間で前記プラグハウジングに対し前後方向に移動可能
    であるストッパとを備え、前記アダプタに対して着脱自
    在なコネクタプラグにおいて、 前記弾性係合片の前記押圧部の上面と、前記ストッパの
    前記操作部の上面とがほぼ同じ高さとなるよう形成し、
    前記ストッパが前記ロック位置にあるときに前記押圧部
    の上面および操作部の上面がほぼ連続した面を形成する
    ようにしたことを特徴とするコネクタプラグ。
  11. 【請求項11】 コネクタプラグが挿入されるキャビテ
    ィおよびコネクタプラグを係止するための孔を有するア
    ダプタと、 光ファィバと、この光ファイバをその終端面が露出する
    ように保持するフェルールと、このフェルールおよび
    記光ファイバを収容するプラグハウジングと、前記アダ
    プタに形成された前記孔に係止されるべく突出する係合
    部が前側に形成され、前記アダプタとの係止解除の際の
    押圧操作用として突出する押圧部が後端部に形成され、
    前記プラグハウジングから片持ち状に前後方向に延在す
    る弾性係合片とを有するコネクタプラグを備え、前記
    アダプタに対して前記コネクタプラグが着脱自在である
    光コネクタにおいて、 前記アダプタに、前記弾性係合片の前記押圧部を周囲
    から囲むように受容する受容部形成され、前記押圧部
    の突出高さ前記受容部の高さをほぼ等しくしたこと
    を特徴とする光コネクタ。
  12. 【請求項12】 前記弾性係合片の前記係合部および前
    記押圧部を前記プラグハウジングの表面から突出させ
    かつ前記弾性係合片を周囲から囲むように前記プラグハ
    ウジング形成されていることを特徴とする請求項11
    に記載の光コネクタ。
  13. 【請求項13】 前記弾性係合片の前記押圧部の押圧操
    作をロックするストッパをさらに備えことを特徴とす
    る請求項11記載の光コネクタ。
  14. 【請求項14】 前記ストッパは、前記プラグハウジン
    グに対し前後方向に移動自在であり、前記ストッパが前
    記押圧部の動きをロックする位置にあるときに、前記ス
    トッパの移動動作をロックするストッパロック手段をさ
    らに備えたことを特徴とする請求項13記載の光コネク
    タ。
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