JP3255510B2 - グラフィック・イコライザ装置 - Google Patents
グラフィック・イコライザ装置Info
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- JP3255510B2 JP3255510B2 JP24683993A JP24683993A JP3255510B2 JP 3255510 B2 JP3255510 B2 JP 3255510B2 JP 24683993 A JP24683993 A JP 24683993A JP 24683993 A JP24683993 A JP 24683993A JP 3255510 B2 JP3255510 B2 JP 3255510B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオスペクトル
での周波数レスポンスを調整するためのグラフィック・
イコライザ装置に関する。
での周波数レスポンスを調整するためのグラフィック・
イコライザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のグラフィック・ イコライザ
装置の操作部の外観を示している。91はオーディオス
ペクトラムに対応した各レベルを調整するつまみであ
り、通常オクターブバンド毎に等間隔で配置されたピー
キングフィルタのレベルを各つまみ91で調整できるよ
うになっている。
装置の操作部の外観を示している。91はオーディオス
ペクトラムに対応した各レベルを調整するつまみであ
り、通常オクターブバンド毎に等間隔で配置されたピー
キングフィルタのレベルを各つまみ91で調整できるよ
うになっている。
【0003】このように、上記従来のグラフィック・ イ
コライザ装置でも、オクターブバンドに対応したつまみ
を上下させることにより、各オクターブバンドのレベル
を調整することができる。
コライザ装置でも、オクターブバンドに対応したつまみ
を上下させることにより、各オクターブバンドのレベル
を調整することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のグラフィック・ イコライザ装置では、単につまみが
等間隔で並んでいるだけなので、あるオクターブバンド
を瞬時に調整しようとした場合、オクターブバンドの判
別に手間取るといった設定上の簡便さを欠く問題があっ
た。
来のグラフィック・ イコライザ装置では、単につまみが
等間隔で並んでいるだけなので、あるオクターブバンド
を瞬時に調整しようとした場合、オクターブバンドの判
別に手間取るといった設定上の簡便さを欠く問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、視覚的および感覚的に素早く音質の調整
を行なうことのできる優れたグラフィック・イコライザ
装置を提供することを目的とする。
るものであり、視覚的および感覚的に素早く音質の調整
を行なうことのできる優れたグラフィック・イコライザ
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成は、中心周波数、および前記中
心周波数のレベルを調整可能なピーキングフィルタと、
前記ピーキングフィルタの中心周波数、および前記中心
周波数のレベルを設定する制御手段と、前記制御手段に
MIDIインターフェースを介して接続された鍵盤を有
する電子楽器とを備え、前記電子楽器を操作した鍵盤情
報を基に前記ピーキングフィルタの中心周波数、および
前記中心周波数のレベルを調整するようにしたものであ
る。
に、本発明の第1の構成は、中心周波数、および前記中
心周波数のレベルを調整可能なピーキングフィルタと、
前記ピーキングフィルタの中心周波数、および前記中心
周波数のレベルを設定する制御手段と、前記制御手段に
MIDIインターフェースを介して接続された鍵盤を有
する電子楽器とを備え、前記電子楽器を操作した鍵盤情
報を基に前記ピーキングフィルタの中心周波数、および
前記中心周波数のレベルを調整するようにしたものであ
る。
【0007】本発明の第2の構成は、ピーキングフィル
タを複数のオクターブバンド上において等間隔の中心周
波数を持って縦続接続された複数のピーキングフィルタ
で構成したものである。
タを複数のオクターブバンド上において等間隔の中心周
波数を持って縦続接続された複数のピーキングフィルタ
で構成したものである。
【0008】本発明の第3の構成は、複数のピーキング
フィルタをそれぞれノッチフィルタとして構成したもの
である。
フィルタをそれぞれノッチフィルタとして構成したもの
である。
【0009】
【作用】したがって、本発明によれば、上記第1の構成
により、ピーキングフィルタの制御手段に電子楽器の鍵
盤情報を与えてピーキングフィルタの中心周波数とその
レベルを調整するようにしたので、周波数に対応した鍵
盤を押下することにより、押下の強弱または鍵盤に備え
られたピッチベンダの操作により、視覚的および感覚的
に素早く音質の調整を行うことができる。
により、ピーキングフィルタの制御手段に電子楽器の鍵
盤情報を与えてピーキングフィルタの中心周波数とその
レベルを調整するようにしたので、周波数に対応した鍵
盤を押下することにより、押下の強弱または鍵盤に備え
られたピッチベンダの操作により、視覚的および感覚的
に素早く音質の調整を行うことができる。
【0010】また、本発明によれば、上記第2の構成に
より、縦続接続された複数のピーキングフィルタの制御
手段に電子楽器の鍵盤情報を与えて各ピーキングフィル
タの中心周波数とそのレベルを調整するようにしたの
で、周波数に対応した鍵盤を押下することにより、押下
の強弱または鍵盤に備えられたピッチベンダの操作によ
り、視覚的および感覚的に素早く音質の調整を行うこと
ができるとともに、和音を演奏する手順で複数のオクタ
ーブバンドの調整を行うことができる。
より、縦続接続された複数のピーキングフィルタの制御
手段に電子楽器の鍵盤情報を与えて各ピーキングフィル
タの中心周波数とそのレベルを調整するようにしたの
で、周波数に対応した鍵盤を押下することにより、押下
の強弱または鍵盤に備えられたピッチベンダの操作によ
り、視覚的および感覚的に素早く音質の調整を行うこと
ができるとともに、和音を演奏する手順で複数のオクタ
ーブバンドの調整を行うことができる。
【0011】さらに、本発明によれば、上記第3の構成
により、鍵盤のON/OFFに対応してノッチフィルタ
をON/OFFさせるようにしたので、周波数に対応し
た鍵盤を押下することにより、押下の強弱または鍵盤に
備えられたピッチベンダの操作により、視覚的および感
覚的に素早く音質の調整を行うことができるとともに、
和音を演奏する手順で複数のオクターブバンドの調整を
行うことができ、さらにハウリングを除去する目的で本
装置を用いた場合、ハウリングを生じた周波数に対応す
る鍵盤を押下することにより、ハウリングを素早く除去
することができる。
により、鍵盤のON/OFFに対応してノッチフィルタ
をON/OFFさせるようにしたので、周波数に対応し
た鍵盤を押下することにより、押下の強弱または鍵盤に
備えられたピッチベンダの操作により、視覚的および感
覚的に素早く音質の調整を行うことができるとともに、
和音を演奏する手順で複数のオクターブバンドの調整を
行うことができ、さらにハウリングを除去する目的で本
装置を用いた場合、ハウリングを生じた周波数に対応す
る鍵盤を押下することにより、ハウリングを素早く除去
することができる。
【0012】
【実施例】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例の
構成を示すものである。図1において、1はグラフィッ
ク・イコライザである。2は入力端子であり、ADコン
バータ3に接続されており、入力されたアナログ信号を
デジタル信号に変換する。4はDSP(デジタル信号処
理器)であり、図2に示すようないわゆるバイクワッド
構成を持った乗算器21a〜21c、22a〜22bお
よび加算器23により構成されたデジタルフィルタが格
納されており、係数の値によりピーキングフィルタが構
成できるようになっている。DSP4の出力は、DAコ
ンバータ5によりデジタル信号からアナログ信号に変換
され、出力端子6から音声信号として出力される。
構成を示すものである。図1において、1はグラフィッ
ク・イコライザである。2は入力端子であり、ADコン
バータ3に接続されており、入力されたアナログ信号を
デジタル信号に変換する。4はDSP(デジタル信号処
理器)であり、図2に示すようないわゆるバイクワッド
構成を持った乗算器21a〜21c、22a〜22bお
よび加算器23により構成されたデジタルフィルタが格
納されており、係数の値によりピーキングフィルタが構
成できるようになっている。DSP4の出力は、DAコ
ンバータ5によりデジタル信号からアナログ信号に変換
され、出力端子6から音声信号として出力される。
【0013】DSP4には、制御手段であるCPU7が
接続され、CPU7には、DSP4に格納されているデ
ジタルフィルタをピーキングフィルタとするような係数
を格納した係数メモリ8と、電子楽器で標準的に装備さ
れているMIDIインターフェース9が接続されてい
る。10は電子楽器であり、鍵盤12のデータ出力イン
ターフェイスであるMIDIインターフェイス11を備
えている。MIDIインターフェイス11には、鍵盤1
2および音程を微調整するピッチベンダ13が接続され
ている。鍵盤12およびピッチベンダ13が操作された
場合の演奏情報は、図4に示すようなコードで出力する
ようになっている。
接続され、CPU7には、DSP4に格納されているデ
ジタルフィルタをピーキングフィルタとするような係数
を格納した係数メモリ8と、電子楽器で標準的に装備さ
れているMIDIインターフェース9が接続されてい
る。10は電子楽器であり、鍵盤12のデータ出力イン
ターフェイスであるMIDIインターフェイス11を備
えている。MIDIインターフェイス11には、鍵盤1
2および音程を微調整するピッチベンダ13が接続され
ている。鍵盤12およびピッチベンダ13が操作された
場合の演奏情報は、図4に示すようなコードで出力する
ようになっている。
【0014】次に上記第1の実施例の動作について説明
する。電子楽器10の鍵盤12のある鍵盤が押される
と、図4に示すように、MIDIインターフェイス11
からMIDIインターフェイス9へ16進数で9nH,kk,v
v というコードが送信される。ここでn はMIDIチャ
ンネル(0 〜FH)、kkはノート(キー)番号(0-12700H
〜7FH )、そしてvvは キーベロシティ(0-127 00H
〜7FH )を示す。MIDIでは鍵盤の位置に対応して
ノート番号が決定され、鍵盤の押下する強さによってキ
ーベロシティが決定される。
する。電子楽器10の鍵盤12のある鍵盤が押される
と、図4に示すように、MIDIインターフェイス11
からMIDIインターフェイス9へ16進数で9nH,kk,v
v というコードが送信される。ここでn はMIDIチャ
ンネル(0 〜FH)、kkはノート(キー)番号(0-12700H
〜7FH )、そしてvvは キーベロシティ(0-127 00H
〜7FH )を示す。MIDIでは鍵盤の位置に対応して
ノート番号が決定され、鍵盤の押下する強さによってキ
ーベロシティが決定される。
【0015】MIDIインターフェイス9により受信さ
れたコードをCPU7が受け取ると、CPU7は、受信
コードのデータであるkkおよびvvに対応して図5に示す
ような係数メモリの内容a0 〜b2 を選択し、DSP4
へ転送する。DSP4では、CPU7で選択された係数
が設定されると、係数に対応した周波数特性を保持する
ようになる。本実施例では、係数メモリ8内の全ての係
数は、バイクワッド構成のデジタルフィルタに対してピ
ーキング特性を得ることができるようになっており、ノ
ート番号が大きいほど、ピーキングフィルタの中心周波
数が大きくなり、また、キーベロシティの範囲は10進
数で0から127なので中心値の63をピーキングフィ
ルタのゲインの0dBとした場合、鍵盤12の押下の強
弱に応じてピーキングフィルタのゲインを正負両方に設
定することができるようになる。
れたコードをCPU7が受け取ると、CPU7は、受信
コードのデータであるkkおよびvvに対応して図5に示す
ような係数メモリの内容a0 〜b2 を選択し、DSP4
へ転送する。DSP4では、CPU7で選択された係数
が設定されると、係数に対応した周波数特性を保持する
ようになる。本実施例では、係数メモリ8内の全ての係
数は、バイクワッド構成のデジタルフィルタに対してピ
ーキング特性を得ることができるようになっており、ノ
ート番号が大きいほど、ピーキングフィルタの中心周波
数が大きくなり、また、キーベロシティの範囲は10進
数で0から127なので中心値の63をピーキングフィ
ルタのゲインの0dBとした場合、鍵盤12の押下の強
弱に応じてピーキングフィルタのゲインを正負両方に設
定することができるようになる。
【0016】次に、鍵盤12に付属されたピッチベンダ
13を使用した場合のゲイン設定方法について説明す
る。MIDIインターフェース11では、ピッチベンダ
13が操作された場合、音程の微調整を行うために、図
4に示すようなコードを発生し、MIDIインターフェ
ース9へ送信する。MIDIインターフェイス9により
受信されたコードをCPU7が受け取ると、CPU7
は、受信コードのデータである値kkとピッチベンダ13
の操作位置に応じた値vvに対応して図6に示すような係
数メモリの内容a0 〜b2 を選択し、DSP4へ転送す
る。DSP4では、CPU7で選択された係数が設定さ
れると、係数に対応した周波数特性を保持するようにな
る。本実施例では、係数メモリ8内の全ての係数は、バ
イクワッド構成のデジタルフィルタに対してピーキング
特性を得ることができるようになっているので、ノート
番号が大きいほど、ピーキングフィルタの中心周波数が
大きくなり、また、ピッチベンダ13の操作位置に応じ
てピーキングフィルタのゲインを正負両方に設定するこ
とができるようになる。
13を使用した場合のゲイン設定方法について説明す
る。MIDIインターフェース11では、ピッチベンダ
13が操作された場合、音程の微調整を行うために、図
4に示すようなコードを発生し、MIDIインターフェ
ース9へ送信する。MIDIインターフェイス9により
受信されたコードをCPU7が受け取ると、CPU7
は、受信コードのデータである値kkとピッチベンダ13
の操作位置に応じた値vvに対応して図6に示すような係
数メモリの内容a0 〜b2 を選択し、DSP4へ転送す
る。DSP4では、CPU7で選択された係数が設定さ
れると、係数に対応した周波数特性を保持するようにな
る。本実施例では、係数メモリ8内の全ての係数は、バ
イクワッド構成のデジタルフィルタに対してピーキング
特性を得ることができるようになっているので、ノート
番号が大きいほど、ピーキングフィルタの中心周波数が
大きくなり、また、ピッチベンダ13の操作位置に応じ
てピーキングフィルタのゲインを正負両方に設定するこ
とができるようになる。
【0017】図3に以上の動作のタイミングチャートを
示す。鍵盤12が押されると、まず鍵盤12の押下に対
応してMIDIコード9nH,kk,vv が鍵盤12からMID
Iインターフェイス11、9を通してCPU7に与えら
れる。CPU7では、MIDIコード9nH,kk,vv を受け
ることにより、ピッチベンドコードを受け入れる状態、
すなわち、ピッチベンドコードEnH,vv,vv を受ける毎
に、鍵盤12のノート番号(音階)kkとピッチベンドコ
ードのvvに対応したDSP係数を係数メモリ8から検索
し、DSP4に設定を行う。これにより、鍵盤12を押
下した状態でピッチベンダ13を操作すると、逐次ピッ
チベンダ13の操作位置に対応したピーキングフィルタ
のゲイン設定が行われるようになる。
示す。鍵盤12が押されると、まず鍵盤12の押下に対
応してMIDIコード9nH,kk,vv が鍵盤12からMID
Iインターフェイス11、9を通してCPU7に与えら
れる。CPU7では、MIDIコード9nH,kk,vv を受け
ることにより、ピッチベンドコードを受け入れる状態、
すなわち、ピッチベンドコードEnH,vv,vv を受ける毎
に、鍵盤12のノート番号(音階)kkとピッチベンドコ
ードのvvに対応したDSP係数を係数メモリ8から検索
し、DSP4に設定を行う。これにより、鍵盤12を押
下した状態でピッチベンダ13を操作すると、逐次ピッ
チベンダ13の操作位置に対応したピーキングフィルタ
のゲイン設定が行われるようになる。
【0018】鍵盤12から手を離すと、ノートオフコー
ド8nH,kk,vv が送信され、このコードを受けたCPU7
は、以降のピッチベンドコードをノートオンコードを受
信するまで無視するように動作する。この動作により、
鍵盤12を離した時点のピッチベンダ13の操作位置に
対応したピーキングフィルタの特性が固定化(確定)さ
れる。
ド8nH,kk,vv が送信され、このコードを受けたCPU7
は、以降のピッチベンドコードをノートオンコードを受
信するまで無視するように動作する。この動作により、
鍵盤12を離した時点のピッチベンダ13の操作位置に
対応したピーキングフィルタの特性が固定化(確定)さ
れる。
【0019】このように、上記第1の実施例によれば、
中心周波数とそのレベルを調整可能なピーキングフィル
タの制御回路に電子楽器の鍵盤情報を与えてレベル調整
できるようにしたので、周波数に対応した鍵盤を押下す
ることにより、押下の強弱または鍵盤に備えられた音程
を微調整するピッチベンダの操作により、視覚的および
感覚的に素早く音質の調整を行うことができる。
中心周波数とそのレベルを調整可能なピーキングフィル
タの制御回路に電子楽器の鍵盤情報を与えてレベル調整
できるようにしたので、周波数に対応した鍵盤を押下す
ることにより、押下の強弱または鍵盤に備えられた音程
を微調整するピッチベンダの操作により、視覚的および
感覚的に素早く音質の調整を行うことができる。
【0020】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて説明する。第2の実施例の構成は、第1の実施例
とほぼ同様であるが、DSP4に格納されたピーキング
フィルタは、複数のオクターブバンド上において等間隔
の中心周波数を持って縦続接続された複数のピーキング
フィルタからなっている。
ついて説明する。第2の実施例の構成は、第1の実施例
とほぼ同様であるが、DSP4に格納されたピーキング
フィルタは、複数のオクターブバンド上において等間隔
の中心周波数を持って縦続接続された複数のピーキング
フィルタからなっている。
【0021】次に上記第2の実施例の動作について説明
する。本実施例でも上記第1の実施例と同様に、MID
Iインターフェース11では、ピッチベンダ13が操作
された場合に音程の微調整を行うため、図4に示すよう
なコードを発生してMIDIインターフェース9に送信
する。
する。本実施例でも上記第1の実施例と同様に、MID
Iインターフェース11では、ピッチベンダ13が操作
された場合に音程の微調整を行うため、図4に示すよう
なコードを発生してMIDIインターフェース9に送信
する。
【0022】MIDIインターフェイス9により受信さ
れたコードをCPU7が受け取ると、CPU7は、受信
コードのデータである値kkとピッチベンダ13の操作位
置に応じた値vvに対応して、図6に示すような係数メモ
リ8の内容a0 〜b2 を選択し、DSP4へ転送する。
DSP4では、CPU7で選択された係数が設定される
と、係数に対応した周波数特性を保持するようになる。
れたコードをCPU7が受け取ると、CPU7は、受信
コードのデータである値kkとピッチベンダ13の操作位
置に応じた値vvに対応して、図6に示すような係数メモ
リ8の内容a0 〜b2 を選択し、DSP4へ転送する。
DSP4では、CPU7で選択された係数が設定される
と、係数に対応した周波数特性を保持するようになる。
【0023】本実施例において、CPU7は以下ルール
によって動作を行う。 NOTE ON 信号が受信されると、ノート番号に対応した
グラフィック・イコライザの周波数が選択される。 NOTE ON 信号は、最大6周波数まで受付可能。 NOTE ON 信号で指定されたグラフィック・イコライザ
の各周波数のバンドゲインは、ピッチベンド情報で制御
可能となる。 NOTE ON 信号中のピッチベンド情報は、制御のために
無視される場合があってもよいが、無視期間中の最終ピ
ッチベンダ情報は反映されなければならない。 NOTE OFF信号を受けたバンドのみが、ピッチベンダに
よる設定を完了する。 6個を越えるNOTE ON 信号が受信された場合、最初に
受信されたNOTE ONに対応するバンドゲインが確定す
る。 確定後のNOTE OFF信号は無視される。
によって動作を行う。 NOTE ON 信号が受信されると、ノート番号に対応した
グラフィック・イコライザの周波数が選択される。 NOTE ON 信号は、最大6周波数まで受付可能。 NOTE ON 信号で指定されたグラフィック・イコライザ
の各周波数のバンドゲインは、ピッチベンド情報で制御
可能となる。 NOTE ON 信号中のピッチベンド情報は、制御のために
無視される場合があってもよいが、無視期間中の最終ピ
ッチベンダ情報は反映されなければならない。 NOTE OFF信号を受けたバンドのみが、ピッチベンダに
よる設定を完了する。 6個を越えるNOTE ON 信号が受信された場合、最初に
受信されたNOTE ONに対応するバンドゲインが確定す
る。 確定後のNOTE OFF信号は無視される。
【0024】このルールに従うことにより、図7に示す
ように、複数の鍵盤12の押下に対して、ピッチベンダ
13の動作に連動して、複数のオクターブバンドの調整
を行うことができる。
ように、複数の鍵盤12の押下に対して、ピッチベンダ
13の動作に連動して、複数のオクターブバンドの調整
を行うことができる。
【0025】このように、上記第2の実施例によれば、
縦続接続された複数のピーキングフィルタの制御回路に
電子楽器の鍵盤情報を与えることにより、押下した鍵盤
の位置に対応したピーキングフィルタのレベルを調整で
き、周波数に対応した鍵盤を押下することにより、押下
の強弱または鍵盤に備えられた音程を微調整するピッチ
ベンダの操作により、視覚的および感覚的に素早く音質
の調整を行うことができるとともに、和音を演奏する手
順で複数のオクターブバンドの調整を行うことができ
る。
縦続接続された複数のピーキングフィルタの制御回路に
電子楽器の鍵盤情報を与えることにより、押下した鍵盤
の位置に対応したピーキングフィルタのレベルを調整で
き、周波数に対応した鍵盤を押下することにより、押下
の強弱または鍵盤に備えられた音程を微調整するピッチ
ベンダの操作により、視覚的および感覚的に素早く音質
の調整を行うことができるとともに、和音を演奏する手
順で複数のオクターブバンドの調整を行うことができ
る。
【0026】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。第3の実施例の構成は、第2の実施
例とほぼ同一の構成となっているが、異なるのはDSP
4に格納された複数の縦続接続されたピーキングフィル
タの特性が、設定された中心周波数のゲインを減衰させ
る、いわゆるノッチフィルタとなっていることである。
について説明する。第3の実施例の構成は、第2の実施
例とほぼ同一の構成となっているが、異なるのはDSP
4に格納された複数の縦続接続されたピーキングフィル
タの特性が、設定された中心周波数のゲインを減衰させ
る、いわゆるノッチフィルタとなっていることである。
【0027】本発明の基本的な動作は、上記した第2の
実施例と同様であるが、CPU7の設定ルールとして以
下のルールを用いている。 NOTE ON 信号が受信されると、ノート番号に対応した
ノッチフィルタの周波数がバンド6に設定される。 NOTE ON は、最大6周波数まで受付可能。NOTE ON が
重なる度にバンド6から順にノッチフィルタが設定され
る。NOTE OFFが受信されるまで更新不可。 本処理では、グラフィック・イコライザのようなピッ
チベンド情報は処理から無視される。 6個を越えるNOTE ON が受信された場合、最初に受信
されたNOTE ON に対応するバンドゲインが確定した後、
新バンドがバンド6として設定される。 確定後のNOTE OFFは無視される。
実施例と同様であるが、CPU7の設定ルールとして以
下のルールを用いている。 NOTE ON 信号が受信されると、ノート番号に対応した
ノッチフィルタの周波数がバンド6に設定される。 NOTE ON は、最大6周波数まで受付可能。NOTE ON が
重なる度にバンド6から順にノッチフィルタが設定され
る。NOTE OFFが受信されるまで更新不可。 本処理では、グラフィック・イコライザのようなピッ
チベンド情報は処理から無視される。 6個を越えるNOTE ON が受信された場合、最初に受信
されたNOTE ON に対応するバンドゲインが確定した後、
新バンドがバンド6として設定される。 確定後のNOTE OFFは無視される。
【0028】上記ルールに従うことにより、図8に示す
ように、複数の鍵盤12の押下に対して、ピッチベンダ
13の動作に連動して、複数のオクターブバンドのノッ
チフィルタの設定を行うことができる。
ように、複数の鍵盤12の押下に対して、ピッチベンダ
13の動作に連動して、複数のオクターブバンドのノッ
チフィルタの設定を行うことができる。
【0029】このように、上記第3の実施例によれば、
複数のいわゆるノッチフィルタの制御回路に電子楽器の
鍵盤情報を与え、鍵盤のON/OFFに対応して、ノッ
チフィルタをON/OFFさせるようにしたので、周波
数に対応した鍵盤を押下することにより、押下の強弱ま
たは鍵盤に備えられた音程を微調整するピッチベンダの
操作により、視覚的および感覚的に素早く音質の調整を
行うことができるとともに、和音を演奏する手順で複数
のオクターブバンドの調整を行うことができ、さらに、
ハウリングを除去する目的で本装置を用いた場合、ハウ
リングを生じた周波数に対応する鍵盤を押下することに
より、ハウリングを素早く除去することができる。
複数のいわゆるノッチフィルタの制御回路に電子楽器の
鍵盤情報を与え、鍵盤のON/OFFに対応して、ノッ
チフィルタをON/OFFさせるようにしたので、周波
数に対応した鍵盤を押下することにより、押下の強弱ま
たは鍵盤に備えられた音程を微調整するピッチベンダの
操作により、視覚的および感覚的に素早く音質の調整を
行うことができるとともに、和音を演奏する手順で複数
のオクターブバンドの調整を行うことができ、さらに、
ハウリングを除去する目的で本装置を用いた場合、ハウ
リングを生じた周波数に対応する鍵盤を押下することに
より、ハウリングを素早く除去することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、上記第1の実施例から
明らかなように、中心周波数、および前記中心周波数の
レベルを調整可能なピーキングフィルタの制御手段に電
子楽器を操作した鍵盤情報を与えることにより、ピーキ
ングフィルタの中心周波数、および前記中心周波数のレ
ベルを調整することができ、周波数に対応した鍵盤を押
下することにより、押下の強弱または鍵盤に備えられた
ピッチベンダの操作により、視覚的および感覚的に素早
く音質の調整を行うことができるという効果を有する。
明らかなように、中心周波数、および前記中心周波数の
レベルを調整可能なピーキングフィルタの制御手段に電
子楽器を操作した鍵盤情報を与えることにより、ピーキ
ングフィルタの中心周波数、および前記中心周波数のレ
ベルを調整することができ、周波数に対応した鍵盤を押
下することにより、押下の強弱または鍵盤に備えられた
ピッチベンダの操作により、視覚的および感覚的に素早
く音質の調整を行うことができるという効果を有する。
【0031】また、本発明によれば、上記第2の実施例
から明らかなように、縦続接続された複数のピーキング
フィルタの制御手段に電子楽器の鍵盤情報を与えること
により、各ピーキングフィルタの中心周波数とそのレベ
ルを調整することができ、周波数に対応した鍵盤を押下
することにより、押下の強弱または鍵盤に備えられたピ
ッチベンダの操作により、視覚的および感覚的に素早く
音質の調整を行うことができるとともに、和音を演奏す
る手順で複数のオクターブバンドの調整を行うことがで
きるという効果を有する。
から明らかなように、縦続接続された複数のピーキング
フィルタの制御手段に電子楽器の鍵盤情報を与えること
により、各ピーキングフィルタの中心周波数とそのレベ
ルを調整することができ、周波数に対応した鍵盤を押下
することにより、押下の強弱または鍵盤に備えられたピ
ッチベンダの操作により、視覚的および感覚的に素早く
音質の調整を行うことができるとともに、和音を演奏す
る手順で複数のオクターブバンドの調整を行うことがで
きるという効果を有する。
【0032】さらに、本発明によれば、上記第3の実施
例から明らかなように、鍵盤のON/OFFに対応し
て、ノッチフィルタをON/OFFさせるようにしたの
で、周波数に対応した鍵盤を押下することにより、押下
の強弱または鍵盤に備えられたピッチベンダの操作によ
り、視覚的および感覚的に素早く音質の調整を行うこと
ができるとともに、和音を演奏する手順で複数のオクタ
ーブバンドの調整を行うことができ、さらに、ハウリン
グを除去する目的で本装置を用いた場合、ハウリングを
生じた周波数に対応する鍵盤を押下することにより、ハ
ウリングを素早く除去することができるという効果を有
する。
例から明らかなように、鍵盤のON/OFFに対応し
て、ノッチフィルタをON/OFFさせるようにしたの
で、周波数に対応した鍵盤を押下することにより、押下
の強弱または鍵盤に備えられたピッチベンダの操作によ
り、視覚的および感覚的に素早く音質の調整を行うこと
ができるとともに、和音を演奏する手順で複数のオクタ
ーブバンドの調整を行うことができ、さらに、ハウリン
グを除去する目的で本装置を用いた場合、ハウリングを
生じた周波数に対応する鍵盤を押下することにより、ハ
ウリングを素早く除去することができるという効果を有
する。
【図1】本発明の第1の実施例におけるグラフィック・
イコライザ装置の構成を示す概略ブロック図
イコライザ装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】第1の実施例におけるバイクワッド・フィルタ
の構成を示す回路図
の構成を示す回路図
【図3】ピッチベンダを使用した場合の動作を示すタイ
ミング図
ミング図
【図4】MIDIの演奏データコード例を示す一覧図
【図5】鍵盤の押下位置および強弱に応じた係数メモリ
の構成を示す一覧図
の構成を示す一覧図
【図6】鍵盤の押下位置およびピッチベンダの位置に応
じた係数メモリの構成を示す一覧図
じた係数メモリの構成を示す一覧図
【図7】本発明の第2の実施例における動作を示す一覧
図
図
【図8】本発明の第3の実施例における動作を示す一覧
図
図
【図9】従来のグラフィック・ イコライザ装置の操作部
の外観を示す正面図
の外観を示す正面図
1 グラフィック・イコライザ 2 入力端子 3 ADコンバータ 4 DSP 5 DAコンバータ 6 出力端子 7 CPU 8 係数メモリ 9 MIDIインターフェイス 10 電子楽器 11 MIDIインターフェイス 12 鍵盤 13 ピッチベンダ 21a〜21c 入力端子 22a〜22b 乗算器 23 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若 林 裕 幸 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番 1号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−59610(JP,A) 特開 平2−92105(JP,A) 実開 平4−44004(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00
Claims (3)
- 【請求項1】 中心周波数、および前記中心周波数のレ
ベルを調整可能なピーキングフィルタと、前記ピーキン
グフィルタの中心周波数、および前記中心周波数のレベ
ルを設定する制御手段と、前記制御手段にMIDIイン
ターフェースを介して接続された鍵盤を有する電子楽器
とを備え、前記電子楽器を操作した鍵盤情報を基に前記
ピーキングフィルタの中心周波数、および前記中心周波
数のレベルを調整することを特徴とするグラフィック・
イコライザ装置。 - 【請求項2】 ピーキングフィルタが複数のオクターブ
バンド上において等間隔の中心周波数を持って縦続接続
された複数のピーキングフィルタである請求項1記載の
グラフィック・ イコライザ装置。 - 【請求項3】 各ピーキングフィルタがノッチフィルタ
である請求項2記載のグラフィック・ イコライザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24683993A JP3255510B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | グラフィック・イコライザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24683993A JP3255510B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | グラフィック・イコライザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106877A JPH07106877A (ja) | 1995-04-21 |
JP3255510B2 true JP3255510B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=17154472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24683993A Expired - Fee Related JP3255510B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | グラフィック・イコライザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255510B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6483880B2 (en) | 1995-05-02 | 2002-11-19 | Fujitsu Limited | Radio equipment and peripheral apparatus |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101310439B (zh) | 2005-11-16 | 2012-10-31 | 汤姆逊许可证公司 | 用于电子装置的均衡器接口 |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP24683993A patent/JP3255510B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6483880B2 (en) | 1995-05-02 | 2002-11-19 | Fujitsu Limited | Radio equipment and peripheral apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07106877A (ja) | 1995-04-21 |
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