JP3133574B2 - グラフィックイコライザ - Google Patents

グラフィックイコライザ

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JP3133574B2 JP25336293A JP25336293A JP3133574B2 JP 3133574 B2 JP3133574 B2 JP 3133574B2 JP 25336293 A JP25336293 A JP 25336293A JP 25336293 A JP25336293 A JP 25336293A JP 3133574 B2 JP3133574 B2 JP 3133574B2
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健一 川▲崎▼
幹人 安部
浩 下間
哲宏 中野
健二 金子
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル信号処理に
よって各周波数帯のトーンコントロール調整を行うグラ
フィックイコライザに関する。
【0002】
【従来の技術】グラフィックイコライザは、オーディオ
帯域をいくつかに分割し、各帯域毎のレベルを増強又は
減衰できるようにしたトーンコントロール機器である。
【0003】図1は、グラフィックイコライザの特性を
示すものであり、たとえば32HZ,64HZ ,125
HZ ,250HZ ,500HZ ,1KHZ ,2KHZ ,
4KHZ ,8KHZ ,16KHZ の帯域のレベルが増強
又は減衰されるようになっている。
【0004】このようなグラフィックイコライザによっ
てトーンコントロールすることにより、好みに合わせ、
音楽或は音の表現を細かいニュアンスで調整できたり、
必要以上の音域をカットする等の簡易的なフィルターと
して使用できたりするという長所がある。
【0005】ところで、このようなトーンコントロール
は、通常、L,Cの直列共振回路を使用したアナログ回
路によって行われるものであるが、DSP(ディジタル
・シグナル・プロセッサ)を用いてのディジタル信号処
理によるトーンコントロールを行うことも可能である。
【0006】この場合、アナログ回路に比べて比較的コ
ンパクトなハードウェアで実現でき、しかもそのハード
ウェアをあまり変更せずに、ソフトウェアのみの変更で
さまざまな機能を実現することができるといった長所が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のDS
Pを用いてトーンコントロールを行った場合、たとえば
図2に示すように、32HZ ,64HZ ,125HZ ,
250HZ ,500HZ,1KHZ ,2KHZ ,4KHZ
,8KHZ ,16KHZ の帯域のレベルが増強又は減
衰されるものの、各帯域のピーク性が強いものとなって
しまうことから、聴感上、耳触りな音として聞こえてし
まうという不具合があった。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、ディジタル信号処理によるトーンコントロ
ールを聴感上適切に行うことができるグラフィックイコ
ライザを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディジタルフ
ィルタを有するグラフィックイコライザであって、任意
の周波数帯のレベル調整を行う場合、前記ディジタルフ
ィルタの乗算係数を変更することで前記任意の周波数帯
のレベルと共に前記任意の周波数帯に隣接する周波数帯
のレベルも調整することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明のグラフィックイコライザは、任意の周
波数帯のレベルと共に前記任意の周波数帯に隣接する周
波数帯のレベルも調整するようにしたので、それぞれの
周波数帯のトーンコントロール特性を従来のアナログ回
路によって行われる周波数特性のように広げることがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図3は、本発明のグラフィックイコライザ
の一実施例を示すものである。なお、同図に示すディジ
タルフィルタは、説明の便宜上、800HZ ,1KHZ
,1.25KHZ の3個とした場合について図示して
いる。
【0012】同図に示すように、グラフィックイコライ
ザには、分割すべき周波数帯800HZ ,1KHZ ,
1.25KHZ に合わせて設けられたディジタルフィル
タ10,20,30が設けられている。
【0013】各ディジタルフィルタ10,20,30に
は、1サンプル遅延回路11,21,31、乗算器12
a〜12e,22a〜22e,32a〜32e、加算器
13,23,33が設けられている。
【0014】乗算係数変更部40には、スイッチ部60
からの操作状態を判断するスイッチ操作判断部50から
の判断情報が取り込まれるようになっている。乗算係数
変更部40は、スイッチ操作判断部50からの設定信号
に基づいて各乗算器12a〜12e,22a〜22e,
32a〜32eの乗算係数a0 〜a4 ,b0 〜b4 ,c
0 〜c4 の値を変更する。スイッチ部60には、周波数
設定機能キー61,62、レベルアップ機能キー63及
びレベルダウン機能キー64が設けられている。
【0015】続いて、このような構成のグラフィックイ
コライザの動作を、図4乃至図6を用いて説明する。
【0016】まず、スイッチ部60の周波数設定キー6
1、62によってレベルアップすべき周波数帯を設定す
る(ステップ401)。レベルアップすべき周波数帯を
設定した後、レベルアップ機能キーを押す(ステップ4
02)。
【0017】レベルアップ機能キー63が押されると、
スイッチ操作判断部50がレベルアップ機能キー63の
操作回数を判断し、この操作回数を“3”で割る(ステ
ップ403)。“3”で割った余りが“1”である場合
(ステップ404:YES)には、選択ポールを1dB
アップさせる(ステップ405)。図5を例にとれば選
択ポールである1kHzのレベルが1dBアップされる
ことになる。この状態を簡易的に示せば図6(a)の1
回目に示すようになる。因みに、レベルダウン時は図6
(b)の1回目に示すように制御される。
【0018】余りが“2”である場合(ステップ40
6:YES)には、選択ポールを更に1dBアップさせ
る(ステップ407)とともに、選択ポールに隣接する
ポール(選択ポール+1、選択ポール−1)をそれぞれ
1dBアップさせる(ステップ408)。同じく図5を
例にとれば選択ポールである1kHzのレベルが更に1
dBアップされ、選択ポール+1である1.25kHz
と選択ポール−1である800Hzとがそれぞれ1dB
アップされることになる。この状態を簡易的に示せば図
6(a)の2回目に示すようになる。なお、レベルダウ
ン時は図6(b)の2回目に示すように制御される。
【0019】余りが“0”である場合(ステップ40
6:NO)には、選択ポールを更に1dBアップされる
とともに、選択ポールに隣接するポール(選択ポール+
1、選択ポール−1)をそれぞれ更に1dBアップさせ
る(ステップ410)。また、選択ポール+1、選択ポ
ール−1に隣接するポール(選択ポール+2、選択ポー
ル−2)をそれぞれ1dBアップさせる(ステップ41
1)。同じく図5を例にとれば選択ポールである1kH
zのレベルが更に1dBアップされ、選択ポール+1で
ある1.25kHzと選択ポール−1である800Hz
とがそれぞれ更に1dBアップされることになる。さら
に、選択ポール+2である1.6kHzと選択ポール−
2である630Hzとがそれぞれ1dBアップされるこ
とになる。この状態を簡易的に示せば図6(a)の3回
目に示すようになる。なお、レベルダウン時は図6
(b)の3回目に示すように制御される。
【0020】図7乃至図13は、上記の周波数帯のレベ
ルアップの状態をレベルアップ機能キー63の操作回数
に応じて測定した周波数特性を示すものである。
【0021】すなわち、図7は、レベルアップ機能キー
63が押されていない状態を示すものであり、周波数特
性がフラットである。
【0022】図8は、レベルアップ機能キー63が1回
操作された場合を示すものであり、1KHZ の周波数帯
が1レベルアップされている。図9は、レベルアップ機
能キー63が2回操作された場合を示すものであり、8
00HZ ,1KHZ ,1.25KHZ の周波数帯がそれ
ぞれ1レベルアップされている。但し、1KHZ の周波
数帯に関しては、2レベルアップされたことになる。図
10は、レベルアップ機能キー63が3回操作された場
合を示すものであり、630HZ ,800HZ,1KHZ
,1.25KHZ ,1.6KHZ の周波数帯がそれぞ
れ1レベルアップされている。但し、1KHZ の周波数
帯に関しては3レベルアップされ、800HZ ,1.2
5KHZ の周波数帯に関しては2レベルアップされたこ
とになる。
【0023】図11は、レベルアップ機能キー63が4
回操作された場合を示すものであり、1KHZ の周波数
帯のみが更に1レベルアップ(トータルで4レベルアッ
プ)されている。図12は、レベルアップ機能キー63
が5回操作された場合を示すものであり、800HZ ,
1KHZ ,1.25KHZ の周波数帯がそれぞれ更に1
レベルアップされている。図13は、レベルアップ機能
キー63が6回操作された場合を示すものであり、63
0HZ ,800HZ ,1KHZ ,1.25KHZ ,1.
6KHZ の周波数帯がそれぞれ更に1レベルアップされ
ている。
【0024】このように、本実施例では、分割された周
波数帯のうち任意の周波数帯のレベル調整を行う場合、
この任意の周波数帯のレベル調整に併せて、この任意の
周波数帯に隣接する周波数帯を抽出するためのディジタ
ルフィルタ10,20,30の乗算器12a〜12e,
22a〜22e,32a〜32eの乗算係数を所定のレ
ベル比で変更するようにしたので、それぞれの周波数帯
のトーンコントロール特性を従来のアナログ回路によっ
て行われる周波数特性のように、周波数帯の裾部分を広
げることができ、各帯域のピーク性を緩和することがで
きるので、聴感上、耳触りな音として聞こえてしまうと
いう不具合が解消される。
【0025】なお、本実施例では、乗算係数変更部40
による各ディジタルフィルタ10,20,30のレベル
設定比率を1:2:3:2:1とした場合について説明
したが、この例に限らず、たとえば1:3:5:3:1
のようにしたレベル設定比率のように適宜変更するよう
にしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のグラフィ
ックイコライザによれば、デジタル信号処理を用いたト
ーンコントロールを聴感上適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアナログ回路におけるグラフィックイコ
ライザのトーンコントロール特性を示す特性図である。
【図2】従来のトーンコントロールをDSPを用いて行
った場合のトーンコントロール特性を示す特性図であ
る。
【図3】本発明のグラフィックイコライザの一実施例を
示す図である。
【図4】図3のグラフィックイコライザの動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】図3のグラフィックイコライザによって分割さ
れた周波数帯を示す図である。
【図6】図3のグラフィックイコライザの動作を説明す
るための図である。
【図7】図3のグラフィックイコライザのレベルアップ
機能キーが押されていない状態の周波数特性を示す図で
ある。
【図8】図3のグラフィックイコライザのレベルアップ
機能キーが1回押された場合の周波数特性を示す図であ
る。
【図9】図3のグラフィックイコライザのレベルアップ
機能キーが2回押された場合の周波数特性を示す図であ
る。
【図10】図3のグラフィックイコライザのレベルアッ
プ機能キーが3回押された場合の周波数特性を示す図で
ある。
【図11】図3のグラフィックイコライザのレベルアッ
プ機能キーが4回押された場合の周波数特性を示す図で
ある。
【図12】図3のグラフィックイコライザのレベルアッ
プ機能キーが5回押された場合の周波数特性を示す図で
ある。
【図13】図3のグラフィックイコライザのレベルアッ
プ機能キーが6回押された場合の周波数特性を示す図で
ある。
【符号の説明】
10,20,30 ディジタルフィルタ 11,21,31 1サンプル遅延回路 12a〜12e,22a〜22e,32a〜32e 乗
算器 13,23,33 加算器 40 乗算係数変更部 50 スイッチ操作判断部 60 スイッチ部 61,62 周波数設定機能キー 63 レベルアップ機能キー 64 レベルダウン機能キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下間 浩 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 中野 哲宏 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 金子 健二 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (56)参考文献 特開 平3−150910(JP,A) 特開 平5−182815(JP,A) 特開 昭60−182815(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 3/04 H03H 17/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルフィルタを有するグラフィック
    イコライザであって、任意の周波数帯のレベル調整を行
    う場合、前記ディジタルフィルタの乗算係数を変更する
    ことで前記任意の周波数帯のレベルと共に前記任意の周
    波数帯に隣接する周波数帯のレベルも調整することを特
    徴とするグラフィックイコライザ。
  2. 【請求項2】前記乗算係数は、前記任意の周波数帯と前
    記任意の周波数帯に隣接する周波数帯とのレベル設定比
    が所定の値になるように変更されることを特徴とする請
    求項1記載のグラフィックイコライザ。
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