JP3254650B2 - レーザ加工装置およびその加工方法 - Google Patents

レーザ加工装置およびその加工方法

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JP3254650B2 JP24490193A JP24490193A JP3254650B2 JP 3254650 B2 JP3254650 B2 JP 3254650B2 JP 24490193 A JP24490193 A JP 24490193A JP 24490193 A JP24490193 A JP 24490193A JP 3254650 B2 JP3254650 B2 JP 3254650B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームによって
被加工物を加工するレーザ加工装置およびその加工方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームによって被加工物を
加工する際には、所望の形状と相似形の開口部を有する
マスクを用い、レーザ発振器から発振されるレーザビー
ムを、そのマスクの開口部を介して被加工物に照射させ
ることにより加工を行っていた。
【0003】従って、1つのレーザ加工装置によって、
複数の形状を加工するような場合には、異なる形状の開
口部を有するマスクに交換することが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなレーザ加工装置によって、比較的大きなテーパ角度
を有する加工を行おうとすると、加工時において、マス
クを複数回交換しなければならなかった。このマスク交
換には、各々のマスクの開口部の中心を合わせなければ
ならないので、非常に時間がかかっていた。また、この
マスク交換時に、マスクの開口部の中心がずれると、加
工形状がテーパ状にならないといった問題があった。
【0005】上記の問題を解決するために、特開平1−
108056号公報には、インクを噴射するインク噴射
装置のノズルの形成方法が記載されている。それには、
ノズルが形成されるプレートとレーザビームとの間に相
対的な搖れ運動を行ってテーパ状のノズルを形成する方
法が開示されている。これにより比較的大きなテーパ角
度を有するノズルを形成することができる。
【0006】ところが、特開昭1−108056号公報
に記載されているノズルの形成方法では、プレートとレ
ーザビームとの間に相対的な搖れ運動を行っているの
で、加工に長時間を要し、大量生産性に劣るという問題
があった。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、比較的大きなテーパ角度の加工
が正確に、且つ容易に行え、大量生産性に優れたレーザ
加工装置およびその加工方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1にかかる発明は、複数の溝を有する圧電セラ
ミックス板と、その圧電セラミックス板に固定され前記
複数の溝と対応した複数のノズルを有するノズルプレー
トとを備え、前記各溝間の側壁を変形することにより溝
内のインクをノズルから噴射するインクジェットヘッド
において、前記ノズルプレートにノズルを加工するレー
ザ加工装置であって、レーザビームを所望の大きさに絞
る細長い開口部の大きさを、その開口部の長手方向に可
変とするように移動する移動体を有するマスクと、前記
レーザビーム照射中に前記マスクの前記細長い開口部の
大きさをその開口部の長手方向に変化させるように前記
移動体を移動させる移動手段とを備え、前記レーザビー
ム照射中に前記移動体を移動させることにより、前記ノ
ズルプレートに対しレーザビームの照射面積を変化させ
テーパ状のノズル加工を行うことを特徴とするレーザ加
工装置にある。
【0009】請求項2にかかる発明は、複数の溝を有す
る圧電セラミックス板と、その圧電セラミックス板に固
定され前記複数の溝と対応した複数のノズルを有するノ
ズルプレートとを備え、前記各溝間の側壁を変形するこ
とにより溝内のインクをノズルから噴射するインクジェ
ットヘッドにおいて、前記ノズルプレートにノズルを加
工するレーザ加工方法であって、レーザビームを所望の
大きさに絞るマスクの細長い開口部の大きさを、その開
口部の長手方向に移動する移動体によって可変とし、前
記レーザビーム照射中に前記マスクの前記細長い開口部
の大きさをその開口部の長手方向に変化させることによ
り、前記ノズルプレートに対しレーザビームの照射面積
を変化させテーパ状のノズル加工を行うことを特徴とす
るレーザ加工方法にある。
【0010】
【作用】上記構成を有する本発明では、複数の溝を有す
る圧電セラミックス板と、その圧電セラミックス板に固
定され前記複数の溝と対応した複数のノズルを有するノ
ズルプレートとを備え、前記各溝間の側壁を変形するこ
とにより溝内のインクをノズルから噴射するたインクジ
ェットヘッドにおいて、前記ノズルプレートにノズルを
加工するとき、レーザビーム照射中にマスクの細長い開
口部の大きさをその開口部の長手方向に変化させること
で、ノズルプレートに対しレーザビームの照射面積を変
化させ、ノズルプレートにテーパ状のノズル加工を行う
ことができる
【0011】
【実施例】以下、本発明をインクジェットヘッドのノズ
ル列加工用のレーザ加工装置およびその加工方法に具体
化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0012】まず、図1に本実施例のレーザ加工装置1
00の構成の概略図を示す。
【0013】エキシマレーザを発振するレーザ発振器1
01より発振されたレーザビーム102は、ベンドミラ
ー103で反射され、アパーチャー150により高エネ
ルギー部分のみのレーザビーム153(図2)に絞られ
る。その後、ビームエキスパンダー104により所望の
大きさに拡大される。
【0014】そして、所望の大きさに拡大されたレーザ
ビーム153はベンドミラー103により反射され、口
径が同心円状に連続的に変化するマスク105により絞
られ、加工点において所望する任意の大きさにされる。
【0015】そして、レーザビーム153は、フィール
ドレンズ106により一次的に集光され、再度ベンドミ
ラー103により反射され、結像光学系107により、
加工テーブル108上に設置された加工用シート109
の加工点に結像される。このように結像されたレーザビ
ーム153によって、加工用シート109が加工され
る。
【0016】図2に前記アパーチャー150の説明図を
示す。一般にレーザ発振器101より発振されたレーザ
ビーム102のエネルギー密度はその断面全域にわたっ
て一定ではなく、ある密度分布を有しており、レーザビ
ーム102の外周部分が低密度である。そのためレーザ
発振器101から発振されたレーザビーム102をその
まま加工に用いると加工効率が中心部分と外周部分で異
なり制御が困難となるので、外周部分の低エネルギー密
度をカットする必要がある。また、後に詳述するビーム
エキスパンダー104に対して入射可能な適当な大きさ
にカットする必要もある。これらの要求からレーザビー
ム102はアパーチャー150により適当な大きさのレ
ーザビーム153にカットされる。
【0017】図3にビームエキスパンダー104の構成
の概略図を示す。前述のアパーチャー150によりカッ
トされたレーザビーム153は、ビーム位置135で
は、ビーム断面136を示す。そのレーザビーム153
は、ビームエキスパンダー104のレンズ131、13
2によりX方向に拡大され、ビーム位置137において
ビーム断面138を示す平行ビームとなる。さらに、レ
ンズ133、134によりY方向に縮小され、ビーム位
置139においてビーム断面140を示す平行ビームと
なる。上記の構成を有するビームエキスパンダー104
は、インクジェットヘッドのノズル列のような細長の加
工エリアを実現するためのものである。
【0018】図4に口径が同心円状に連続的に変化する
絞り、いわゆる周知のアイリス絞り方式のマスク105
の説明図を参考例として示す。図4(a)は、羽根11
0が閉じた閉口状態であり、レーザビーム153はマス
ク105によって遮断され、加工用シート109は加工
されない。この状態から図4(b)に示すように羽根1
10を移動させることにより開口状態となり、レーザビ
ーム153が加工用シート109に達して加工が行われ
る。ここで、このマスク105は連続的にその開口量を
変化させることができる。すなわち、レーザビーム15
3の径を連続的かつ任意に調整することができる。ま
た、このマスク105を複数個配列することにより複数
の穴をテーパ状に同時に加工することができる。このマ
スク105は、図示しない制御部に接続されており、そ
の制御部は作業者の設定するようにマスク105の開口
量を制御する。例えば、時間経過によって、羽根110
を移動させてマスク105の開口量を変化させるように
制御することができる。
【0019】上述のレーザ加工装置100を用いたイン
クジェットヘッド1(図8)の製造方法を説明する。
【0020】図8に示すように、インクジェットヘッド
1は、圧電セラミックスプレート2とカバープレート3
とノズルプレート31と基板41とから構成されてい
る。
【0021】製法としては、まず、圧電セラミックス粉
末を用いてシート成形法、押し出し成形法などにより圧
電セラミックスのシートが成形され、所定の大きさに切
断加工されて圧電セラミックス板が形成される。そし
て、圧電セラミックス板が所定の温度で焼結され、圧電
セラミックス焼結体が得られる。ここで、圧電セラミッ
クス板の表面の平面度を一定にするために圧電セラミッ
クス板の表面の研削加工が行われる。次に、その圧電セ
ラミックス焼結体に、分極処理が施され、圧電セラミッ
クス素子が形成される。そして、その圧電セラミックス
素子が薄い円板状のダイヤモンドブレード等により複数
の溝8が加工され、圧電セラミックスプレート2が形成
される。
【0022】また、その溝8の側面となる側壁11は矢
印5の方向に分極されている。それら溝8は同じ深さで
あり、かつ平行である。それら溝8の深さは圧電セラミ
ックスプレート2の一端面15に近づくにつれて徐々に
浅くなっており、一端面15付近には浅溝16が形成さ
れている。そして、溝8の内面には、その両側面の上半
分に金属電極13がスパッタリング等によって形成され
ている。また、浅溝16の内面には、その側面及び底面
に金属電極9がスパッタリング等によって形成されてい
る。これにより、溝8の両側面に形成された金属電極1
3は浅溝16に形成された金属電極9によって電気的に
接続されている。
【0023】次に、カバープレート3は、アルミナセラ
ミックス、ジルコニアセラミックス、圧電セラミックス
などのセラミックス材料、ガラス材料、樹脂材料等から
形成されている。そして、カバープレート3には、研削
または切削加工等によって、インク導入口21及びマニ
ホールド22が形成されている。そして、圧電セラミッ
クスプレート2の溝8加工側の面とカバープレート3の
マニホールド22加工側の面とがエポキシ系接着剤等に
よって接着される。従って、インクジェットヘッド1に
は、溝8の上面が覆われて横方向に互いに間隔を有する
複数のインク流路12(図10)が構成される。そのイ
ンク流路12は長方形の断面の細長い形状であり、イン
ク流路12内には、インクが充填される。
【0024】次に、本実施例のレーザ加工装置100
(図1)を用いて、厚さ100μmのポリイミド製のフ
ィルムにノズル32を形成する方法を説明する。
【0025】まず、レーザ発振器101をマスク105
の位置におけるエキシマレーザエネルギーが200mj
/パルス、そして繰り返し周波数が200Hzになるよ
うに設定する。そして、初期のマスク105の開口径を
1mmとし、エキシマレーザ照射と同時に羽根110を
一定速度で移動させ、1秒間で開口径を0.25mmに
なるようにし、その後、羽根110の移動を停止させて
開口径を0.25mmのまま1秒間保持するように作業
者が前記制御部に設定する。
【0026】そして、レーザビーム102を発振する
と、ノズルプレート31に、図7に示すような比較的大
きなテーパ角度のノズル32が極めて短時間で作製され
る。ここで、加工点でのレーザビーム153のサイズは
マスク105の位置におけるビームサイズの1/5にな
るようにフィールドレンズ106及び結像光学系107
によって設定されているので、ノズル32のレーザビー
ム153入射側の径は200μm、レーザビーム153
出射側の径は50μmとなる。
【0027】このように形成されたノズルプレート31
を、圧電セラミックスプレート2及びカバープレート3
の端面4に、各インク流路12の位置に対応した位置に
ノズル32が配置されるように接着する。
【0028】そして、圧電セラミックスプレート2の溝
8の加工側に対して反対側の面には、基板41が、エポ
キシ系接着剤等によって接着されている。その基板41
には各インク流路12の位置に対応した位置に導電層の
パターン42が形成されている。その導電層のパターン
42と浅溝16の底面の金属電極9とは、周知のワイヤ
ボンディングによって導線43で接続されている。
【0029】次に、インクジェットヘッド1の制御部の
説明図を示す図9によって、制御部の構成を説明する。
基板41に形成された導電層のパターン42は各々個々
にLSIチップ51に接続されている。また、クロック
ライン52、データライン53、電圧ライン54及びア
ースライン55もLSIチップ51に接続されている。
LSIチップ51は、クロックライン52から供給され
た連続するクロックパルスに基づいて、データライン5
3上に現れるデータに応じて、どのノズル32からイン
ク液滴の噴射を行うべきかを判断する。そして、LSI
チップ51は、駆動するインク流路12内の金属電極1
3に導通する導電層のパターン42に、電圧ライン54
の電圧Vを印加する。また、LSIチップ51は、前記
インク流路12以外の金属電極13に導通する導電層の
パターン42にアースライン55の電圧0を印加する。
【0030】次に、図10、図11によって、インクジ
ェットヘッド1の動作を説明する。LSIチップ51
が、所望の印字データに従って、インクジェットヘッド
1のインク流路12bからインクの噴射を行なうと判断
する。すると、金属電極13eと13fに正の駆動電圧
Vが印加され、金属電極13dと13gは接地される。
すると、図11に示すように、側壁11bには矢印14
bの方向の駆動電界が発生し、側壁11cには矢印14
cの方向の駆動電界が発生する。すると、駆動電界方向
14b及び14cは分極方向5と直交しているため、側
壁11b及び11cは、圧電厚みすべり効果によってイ
ンク流路12bの内部方向に急速に変形する。この変形
によってインク流路12bの容積が減少してインク流路
12bのインク圧力が急速に増大し、圧力波が発生し
て、インク流路12bに連通するノズル32(図8)か
らインク滴が噴射される。また、駆動電圧の印加が停止
されると、側壁11b及び11cが変形前の位置(図1
0参照)に戻るためインク流路12b内のインク圧力が
低下する。すると、インク供給口21(図8照)からマ
ニホールド22(図8)を通してインク流路12b内に
インクが供給される。
【0031】このようなインクジェットヘッド1では、
隣接する2つのインク流路12に連通する2つのノズル
32から同時にインク滴を噴射することができないた
め、例えば、左端から奇数番目のインク流路12に連通
するノズル32からインク滴を噴射した後、偶数番目の
インク流路12に連通するノズル32からインク滴を噴
射し、次に再び奇数番目からインク液滴を噴射するとい
うように、インク流路12及びノズル32を複数のグル
ープに分割してインク液滴の噴射を行う。
【0032】但し、上記の動作は基本動作に過ぎず、製
品として具体化される場合には、まず駆動電圧を容積が
増加する方向に印加し、先にインク流路12bにインク
を供給させた後に、駆動電圧の印加を停止して元の状態
(図10参照)にしてインクを噴射させることもある。
【0033】そして、上述した構成のインクジェットヘ
ッド1で、インク噴射試験を行ったところ、ノズル32
は比較的大きなテーパ角度を有しているので、ノズル3
2からのエアーの侵入の頻度が少なく、一旦侵入したエ
アーも容易に排出され、良好なインク噴射が行われた。
【0034】上述したように、参考例のレーザ加工装置
100では、マスク105の口径が、同心円状に連続的
に変化するので、比較的大きなテーパ角度を有するノズ
ル32を短時間に、正確に、簡単に加工することがで
き、大量生産性に優れている。
【0035】参考例では、マスク105は、円形の開口
部を有していたが、本発明の実施例 では、図5(a)に
示すように、マスク205は、マスク基板207と移動
体208、209とから構成されている。そのマスク基
板207には、両端が半円状である細長い開口部206
が形成されている。また、移動体208、209の開口
部206に相当する短辺部は、開口部206の前記半円
状と同一形状をしている。そして、移動体208、20
9は、図5(b)示すように、マスク基板207の下方
に、矢印B方向(すなわち図5に記載されているとおり
開口部206の長手方向)に移動可能に設けられ、図示
しない移動手段によって移動されて、開口部206の開
口の大きさを変化させることができる。
【0036】また、図6(a)に示す他の参考例では
マスク305は、マスク基板307と移動体308、3
09、310、311とから構成されている。そのマス
ク基板307には、矩形状の開口部306が形成されて
いる。そして、移動体309、311は、図6(b)示
すように、マスク基板307の下方に設けられ、移動体
308、310は、移動体309、311の下方に設け
られている。図6(a)に示すように、移動体308、
310は矢印D方向に、移動体309、311は矢印E
方向に図示しない移動手段によって移動されて、開口部
306の開口の大きさを変化させることができる。
【0037】上述したマスク205、305では、全移
動体を同時に連続的に移動することも可能であるが、例
えば1つの移動体のみを連続的に移動させることも可能
である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明では、複数の溝を有する圧電セラミックス板と、その
圧電セラミックス板に固定され前記複数の溝と対応した
複数のノズルを有するノズルプレートとを備え、前記各
溝間の側壁を変形することにより溝内のインクをノズル
から噴射するインクジェットヘッドにおいて、前記ノズ
ルプレートにノズルを加工するとき、レーザビーム照射
中にマスクの細長い開口部の大きさをその開口部の長手
方向に変化させることで、ノズルプレートに対し レーザ
ビームの照射面積を変化させ、ノズルプレートに大きな
テーパ角度のノズル加工を、正確に、容易に、短時間で
うことができ、大量生産性に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレーザ加工装置を示す概略
構成図である。
【図2】前記実施例のレーザ加工装置のアパーチャーを
示す説明図である。
【図3】前記実施例のレーザ加工装置のビームエキスパ
ンダーを示す概略構成図である。
【図4】参考例のレーザ加工装置のマスクを示す説明図
である。
【図5】(a)は、前記実施例のレーザ加工装置のマ
クを示す平面図である。(b)は、(a)のA−A断面
図である。
【図6】(a)は、他の参考例のレーザ加工装置のマ
クを示す平面図である。(b)は、(a)のC−C断面
図である。
【図7】前記実施例のレーザ加工装置を用いてノズルを
形成したインクジェットヘッドを示す断面図である。
【図8】前記のインクジェットヘッドを示す斜視図であ
る。
【図9】前記のインクジェットヘッドの制御部を示す説
明図である。
【図10】前記のインクジェットヘッドを示す断面図で
ある。
【図11】前記のインクジェットヘッドの動作を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 31 ノズルプレート 32 ノズル 100 レーザ加工装置 101 レーザ発振器 102 レーザビーム 105 マスク 109 加工用シート 153 レーザビーム 205 マスク 305 マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−277554(JP,A) 特開 昭57−178768(JP,A) 特開 昭56−111227(JP,A) 特開 平1−108056(JP,A) 特開 昭60−44194(JP,A) 特開 平5−330059(JP,A) 特開 平5−318744(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の溝を有する圧電セラミックス板
    と、その圧電セラミックス板に固定され前記複数の溝と
    対応した複数のノズルを有するノズルプレートとを備
    え、前記各溝間の側壁を変形することにより溝内のイン
    クをノズルから噴射するインクジェットヘッドにおい
    て、前記ノズルプレートにノズルを加工するレーザ加工
    装置であって、 レーザビームを所望の大きさに絞る細長い開口部の大き
    さを、その開口部の長手方向に可変とするように移動す
    る移動体を有するマスクと、 前記レーザビーム照射中に前記マスクの前記細長い開口
    部の大きさをその開口部の長手方向に変化させるように
    前記移動体を移動させる移動手段とを備え、前記レーザ
    ビーム照射中に前記移動体を移動させることにより、前
    記ノズルプレート に対しレーザビームの照射面積を変化
    させテーパ状のノズル加工を行うことを特徴とするレー
    ザ加工装置。
  2. 【請求項2】 複数の溝を有する圧電セラミックス板
    と、その圧電セラミックス板に固定され前記複数の溝と
    対応した複数のノズルを有するノズルプレートとを備
    え、前記各溝間の側壁を変形することにより溝内のイン
    クをノズルから噴射するインクジェットヘッドにおい
    て、前記ノズルプレートにノズルを加工するレーザ加工
    方法であって、 レーザビームを所望の大きさに絞るマスクの細長い開口
    部の大きさを、その開口部の長手方向に移動する移動体
    によって可変とし、 前記レーザビーム照射中に前記マスクの前記細長い開口
    部の大きさをその開口部の長手方向に変化させることに
    より、前記ノズルプレート に対しレーザビームの照射面
    積を変化させテーパ状のノズル加工を行うことを特徴と
    するレーザ加工方法。
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