JP3253668B2 - メモリ装置とこれを用いたデータ処理システム - Google Patents
メモリ装置とこれを用いたデータ処理システムInfo
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D10/00—Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management
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- Memory System (AREA)
- Dram (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページモード動作のメ
モリ装置と、複数のデータ処理装置が共通のメモリ装置
をアクセスする構成を備えたデータ処理システムとに関
する。
モリ装置と、複数のデータ処理装置が共通のメモリ装置
をアクセスする構成を備えたデータ処理システムとに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体メモリ装置の一例として、
LSI化されたDRAM(ダイナミック・ランダムアク
セスメモリ)の構成を図8に示す。
LSI化されたDRAM(ダイナミック・ランダムアク
セスメモリ)の構成を図8に示す。
【0003】このLSIは、N個のアドレス入力端子
A、M個のデータ入出力端子D、4個の制御入力端子C
等を有するものである。アドレス入力端子Aには、1組
のアドレス線を通してロウ(行)アドレスRAとカラム
(列)アドレスCAとがマルチプレックス形式で与えら
れる。例えば1M×1構成のDRAM(記憶容量1メガ
ビット)の場合には、10個のアドレス入力端子Aと1
個のデータ入出力端子Dとを有する。そして、20ビッ
トのアドレスのうちの上位10ビットがロウアドレスR
Aとして、下位10ビットがカラムアドレスとして各々
10個のアドレス入力端子Aを通して与えられる。1メ
ガビットの記憶容量を有しかつ4ビットのデータを取り
扱うDRAM(1M×4構成)の場合には、9個のアド
レス入力端子Aと4個のデータ入出力端子Dとを有する
こととなる。4個の制御入力端子Cの各々は、ロウアド
レスストローブ(RAS)信号、カラムアドレスストロ
ーブ(CAS)信号、ライトイネーブル(WE)信号及
び出力イネーブル(OE)信号の入力端子である。制御
入力端子Cに与えられる信号のうち、RAS信号はロウ
アドレスRAのラッチタイミングを示す信号であり、C
AS信号はカラムアドレスCAのラッチタイミングを示
す信号である。また、WE信号は読み出し動作と書き込
み動作とを切り換えるための信号、OE信号は出力をイ
ネーブルにするための信号である。
A、M個のデータ入出力端子D、4個の制御入力端子C
等を有するものである。アドレス入力端子Aには、1組
のアドレス線を通してロウ(行)アドレスRAとカラム
(列)アドレスCAとがマルチプレックス形式で与えら
れる。例えば1M×1構成のDRAM(記憶容量1メガ
ビット)の場合には、10個のアドレス入力端子Aと1
個のデータ入出力端子Dとを有する。そして、20ビッ
トのアドレスのうちの上位10ビットがロウアドレスR
Aとして、下位10ビットがカラムアドレスとして各々
10個のアドレス入力端子Aを通して与えられる。1メ
ガビットの記憶容量を有しかつ4ビットのデータを取り
扱うDRAM(1M×4構成)の場合には、9個のアド
レス入力端子Aと4個のデータ入出力端子Dとを有する
こととなる。4個の制御入力端子Cの各々は、ロウアド
レスストローブ(RAS)信号、カラムアドレスストロ
ーブ(CAS)信号、ライトイネーブル(WE)信号及
び出力イネーブル(OE)信号の入力端子である。制御
入力端子Cに与えられる信号のうち、RAS信号はロウ
アドレスRAのラッチタイミングを示す信号であり、C
AS信号はカラムアドレスCAのラッチタイミングを示
す信号である。また、WE信号は読み出し動作と書き込
み動作とを切り換えるための信号、OE信号は出力をイ
ネーブルにするための信号である。
【0004】次に、本メモリ装置の内部構成を説明する
と、1は複数のロウと複数のカラムとの交点に各々配置
された複数の単位メモリセルを有するメモリセルアレイ
である。2はアドレス入力端子Aを通して受け取ったロ
ウアドレスRAを保持するためのロウアドレスバッフ
ァ、3はロウアドレスバッファ2の出力をデコードして
メモリセルアレイ1のロウを選択するためのロウデコー
ダである。4は、メモリセルアレイ1からロウデコーダ
3によって選択されたロウに属する全てのカラムのデー
タを1ページ分のロウデータとして、センスアンプで増
幅しながら一度に読み出しかつ保持し、或いは選択され
たロウにデータを書き込むためのセンスラッチ回路であ
る。5は、センスラッチ回路4に保持されている1ペー
ジ分のロウデータの中から、指定された1つのカラムに
対応したデータを選択するためのカラムデコーダであ
る。6は、アドレス入力端子Aを通して受け取ったカラ
ムアドレスCAを保持するためのカラムアドレスバッフ
ァであって、カラムアドレスCAをカラムデコーダ5に
与えるものである。7は、WE信号とOE信号とによる
制御下で、センスラッチ回路4からのカラムデコーダ5
によって選択された1つのデータを増幅し、かつこれを
読み出しデータとしてデータ入出力端子Dへ出力し、或
いはデータ入出力端子Dを通して書き込みデータとして
与えられた1つのデータをセンスラッチ回路4へ与える
ためのデータ入出力回路である。8は、RAS信号、C
AS信号及びWE信号から読み出し及び書き込み動作に
必要な種々のタイミング信号を生成して、前記ロウアド
レスバッファ2、ロウデコーダ3、センスラッチ回路
4、カラムデコーダ5及びカラムアドレスバッファ6を
各々駆動するためのクロック回路である。
と、1は複数のロウと複数のカラムとの交点に各々配置
された複数の単位メモリセルを有するメモリセルアレイ
である。2はアドレス入力端子Aを通して受け取ったロ
ウアドレスRAを保持するためのロウアドレスバッフ
ァ、3はロウアドレスバッファ2の出力をデコードして
メモリセルアレイ1のロウを選択するためのロウデコー
ダである。4は、メモリセルアレイ1からロウデコーダ
3によって選択されたロウに属する全てのカラムのデー
タを1ページ分のロウデータとして、センスアンプで増
幅しながら一度に読み出しかつ保持し、或いは選択され
たロウにデータを書き込むためのセンスラッチ回路であ
る。5は、センスラッチ回路4に保持されている1ペー
ジ分のロウデータの中から、指定された1つのカラムに
対応したデータを選択するためのカラムデコーダであ
る。6は、アドレス入力端子Aを通して受け取ったカラ
ムアドレスCAを保持するためのカラムアドレスバッフ
ァであって、カラムアドレスCAをカラムデコーダ5に
与えるものである。7は、WE信号とOE信号とによる
制御下で、センスラッチ回路4からのカラムデコーダ5
によって選択された1つのデータを増幅し、かつこれを
読み出しデータとしてデータ入出力端子Dへ出力し、或
いはデータ入出力端子Dを通して書き込みデータとして
与えられた1つのデータをセンスラッチ回路4へ与える
ためのデータ入出力回路である。8は、RAS信号、C
AS信号及びWE信号から読み出し及び書き込み動作に
必要な種々のタイミング信号を生成して、前記ロウアド
レスバッファ2、ロウデコーダ3、センスラッチ回路
4、カラムデコーダ5及びカラムアドレスバッファ6を
各々駆動するためのクロック回路である。
【0005】以上の構成を有する図8のメモリ装置によ
れば、RAS信号が与えられたとき、アドレス入力端子
A上のアドレスがロウアドレスRAとしてロウアドレス
バッファ2にラッチされ、メモリセルアレイ1の中から
ロウデコーダ3によって選択された1ページ分のロウデ
ータが一度に読み出され、かつ該読み出されたロウデー
タがセンスラッチ回路4にラッチされる。この動作をR
ASアクセスという。続いてCAS信号が与えられたと
き、アドレス入力端子A上のアドレスがカラムアドレス
CAとしてカラムアドレスバッファ6にラッチされ、セ
ンスラッチ回路4にラッチされている1ページ分のロウ
データの中からカラムデコーダ5によって選択された1
つのデータが読み出され、かつ該読み出されたデータが
データ入出力回路7を通して出力される。これをCAS
アクセスという。
れば、RAS信号が与えられたとき、アドレス入力端子
A上のアドレスがロウアドレスRAとしてロウアドレス
バッファ2にラッチされ、メモリセルアレイ1の中から
ロウデコーダ3によって選択された1ページ分のロウデ
ータが一度に読み出され、かつ該読み出されたロウデー
タがセンスラッチ回路4にラッチされる。この動作をR
ASアクセスという。続いてCAS信号が与えられたと
き、アドレス入力端子A上のアドレスがカラムアドレス
CAとしてカラムアドレスバッファ6にラッチされ、セ
ンスラッチ回路4にラッチされている1ページ分のロウ
データの中からカラムデコーダ5によって選択された1
つのデータが読み出され、かつ該読み出されたデータが
データ入出力回路7を通して出力される。これをCAS
アクセスという。
【0006】センスラッチ回路4には1ページ分のロウ
データが常に用意されているので、ロウアドレスRAが
同一である場合には該ロウアドレスRAの付与を省略し
たCASアクセスのみで所望のデータが読み出される。
つまり、1ページのアドレス範囲を越える場合にはロウ
アドレスRAとカラムアドレスCAとを順次与えるロン
グサイクル動作が必要であるが、ロウアドレスRAが変
らない1ページのアドレス範囲内ではカラムアドレスC
Aのみを与えるショートサイクル動作で連続的かつ高速
にデータを読み出すことができる。実際に、主たるデー
タ処理装置としてのプロセッサや、周辺データ処理装置
(例えばDMAコントローラ)は、各々同一ページのア
クセスを続ける可能性が強いのである。なお、メモリ装
置にロウアドレスRAとカラムアドレスCAとをマルチ
プレックス形式で与えるメモリコントローラとして、イ
ンテル社製のDRAMコントローラ82C08等が知ら
れている。
データが常に用意されているので、ロウアドレスRAが
同一である場合には該ロウアドレスRAの付与を省略し
たCASアクセスのみで所望のデータが読み出される。
つまり、1ページのアドレス範囲を越える場合にはロウ
アドレスRAとカラムアドレスCAとを順次与えるロン
グサイクル動作が必要であるが、ロウアドレスRAが変
らない1ページのアドレス範囲内ではカラムアドレスC
Aのみを与えるショートサイクル動作で連続的かつ高速
にデータを読み出すことができる。実際に、主たるデー
タ処理装置としてのプロセッサや、周辺データ処理装置
(例えばDMAコントローラ)は、各々同一ページのア
クセスを続ける可能性が強いのである。なお、メモリ装
置にロウアドレスRAとカラムアドレスCAとをマルチ
プレックス形式で与えるメモリコントローラとして、イ
ンテル社製のDRAMコントローラ82C08等が知ら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のメモリ装置は、
上記のとおりメモリセルアレイ1からの1ページ分のロ
ウデータのみをセンスラッチ回路4に保持する構成であ
ったため、該メモリ装置の異なるページが例えば2つの
データ処理装置によって交互にアクセスされる場合に
は、アクセスのつど、ロウアドレスRAとカラムアドレ
スCAとを与えるロングサイクル動作が必要であった。
このようにしてロングサイクル動作の頻度が高くなる
と、ページモード動作の利点である高速性が発揮できな
くなる。つまり、平均アクセス時間が長くなり、また該
メモリ装置を用いたデータ処理システムの処理効率が低
下する。更に、センスラッチ回路4中のセンスアンプの
動作頻度が高くなるので、メモリ装置の消費電力が増大
する問題もあった。
上記のとおりメモリセルアレイ1からの1ページ分のロ
ウデータのみをセンスラッチ回路4に保持する構成であ
ったため、該メモリ装置の異なるページが例えば2つの
データ処理装置によって交互にアクセスされる場合に
は、アクセスのつど、ロウアドレスRAとカラムアドレ
スCAとを与えるロングサイクル動作が必要であった。
このようにしてロングサイクル動作の頻度が高くなる
と、ページモード動作の利点である高速性が発揮できな
くなる。つまり、平均アクセス時間が長くなり、また該
メモリ装置を用いたデータ処理システムの処理効率が低
下する。更に、センスラッチ回路4中のセンスアンプの
動作頻度が高くなるので、メモリ装置の消費電力が増大
する問題もあった。
【0008】本発明の目的は、複数のデータ処理装置に
よって異なるページが交互にアクセスされる場合でもシ
ョートサイクル動作が可能なメモリ装置を提供すること
にある。本発明の他の目的は、複数のデータ処理装置が
共通のメモリ装置をアクセスする構成を備えたデータ処
理システムの処理効率を向上させることにある。
よって異なるページが交互にアクセスされる場合でもシ
ョートサイクル動作が可能なメモリ装置を提供すること
にある。本発明の他の目的は、複数のデータ処理装置が
共通のメモリ装置をアクセスする構成を備えたデータ処
理システムの処理効率を向上させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、外部接続される複数のデータ処理装置
から共通にアクセスされ、各々複数のロウと複数のカラ
ムとの交点に配置された複数の単位メモリセルを有する
メモリセルアレイを備え、かつ該メモリセルアレイのロ
ウとカラムとの指定のためにロウアドレスとカラムアド
レスとがマルチプレックス形式で与えられるメモリ装置
において、各々メモリセルアレイからの1ページ分のロ
ウデータを保持するための複数のデータラッチ回路を設
け、各データラッチ回路を複数のデータ処理装置の各々
に割り当てた構成を採用したものである。
めに、本発明は、外部接続される複数のデータ処理装置
から共通にアクセスされ、各々複数のロウと複数のカラ
ムとの交点に配置された複数の単位メモリセルを有する
メモリセルアレイを備え、かつ該メモリセルアレイのロ
ウとカラムとの指定のためにロウアドレスとカラムアド
レスとがマルチプレックス形式で与えられるメモリ装置
において、各々メモリセルアレイからの1ページ分のロ
ウデータを保持するための複数のデータラッチ回路を設
け、各データラッチ回路を複数のデータ処理装置の各々
に割り当てた構成を採用したものである。
【0010】具体的に説明すると、請求項1の発明は、
前記メモリセルアレイに加えて、次のようなロウデータ
読み出し手段と、複数のデータラッチ回路と、制御手段
とを備えたメモリ装置の構成を採用したものである。す
なわち、ロウデータ読み出し手段は、メモリセルアレイ
からロウアドレスで指定される1つのロウに属する全て
のカラムのデータを1ページ分のロウデータとして一度
に読み出すためのものである。複数のデータラッチ回路
は、各々メモリセルアレイから読み出された1ページ分
のロウデータを保持するように、複数のデータ処理装置
の各々に対応して設けられたものである。また、制御手
段は、複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセ
ス要求に応じて複数のデータラッチ回路のうちの対応す
るデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号とともに
ロウアドレスとカラムアドレスとによってデータの読み
出しが要求された場合には、メモリセルアレイからロウ
アドレスに従って読み出された1ページ分のロウデータ
を、指定されたデータラッチ回路に保持させ、更に該指
定されたデータラッチ回路に保持されている1ページ分
のロウデータの中からカラムアドレスに従って選択され
た1つのデータを出力する。この制御手段は、複数のデ
ータ処理装置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて
複数のデータラッチ回路のうちの対応するデータラッチ
回路を指定するラッチ選択信号とともにカラムアドレス
のみによってデータの読み出しが要求された場合には、
指定されたデータラッチ回路に保持されている1ページ
分のロウデータの中からカラムアドレスに従って選択さ
れた1つのデータを出力する機能を更に有するものであ
る。
前記メモリセルアレイに加えて、次のようなロウデータ
読み出し手段と、複数のデータラッチ回路と、制御手段
とを備えたメモリ装置の構成を採用したものである。す
なわち、ロウデータ読み出し手段は、メモリセルアレイ
からロウアドレスで指定される1つのロウに属する全て
のカラムのデータを1ページ分のロウデータとして一度
に読み出すためのものである。複数のデータラッチ回路
は、各々メモリセルアレイから読み出された1ページ分
のロウデータを保持するように、複数のデータ処理装置
の各々に対応して設けられたものである。また、制御手
段は、複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセ
ス要求に応じて複数のデータラッチ回路のうちの対応す
るデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号とともに
ロウアドレスとカラムアドレスとによってデータの読み
出しが要求された場合には、メモリセルアレイからロウ
アドレスに従って読み出された1ページ分のロウデータ
を、指定されたデータラッチ回路に保持させ、更に該指
定されたデータラッチ回路に保持されている1ページ分
のロウデータの中からカラムアドレスに従って選択され
た1つのデータを出力する。この制御手段は、複数のデ
ータ処理装置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて
複数のデータラッチ回路のうちの対応するデータラッチ
回路を指定するラッチ選択信号とともにカラムアドレス
のみによってデータの読み出しが要求された場合には、
指定されたデータラッチ回路に保持されている1ページ
分のロウデータの中からカラムアドレスに従って選択さ
れた1つのデータを出力する機能を更に有するものであ
る。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明に係
るメモリ装置において、各々1ビットの情報をフラグと
して記憶するために複数のデータラッチ回路の各々に対
応して設けられた複数のフリップフロップ回路を更に備
えることとし、前記制御手段に次の機能を更に備えさせ
た。すなわち、前記制御手段は、複数のデータ処理装置
のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数のデータ
ラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定す
るラッチ選択信号とともにロウアドレスとカラムアドレ
スとによってデータの読み出しが要求された場合には、
指定されたデータラッチ回路に対応したフリップフロッ
プ回路のフラグをリセットし、複数のデ ータ処理装置の
うちのいずれかのアクセス要求に応じてデータの書き込
みが要求された場合には、複数のフリップフロップ回路
のフラグを全てセットし、複数のデータ処理装置のうち
のいずれかのアクセス要求に応じて複数のデータラッチ
回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定するラッ
チ選択信号とともにカラムアドレスのみによってデータ
の読み出しが要求された場合には、指定されたデータラ
ッチ回路に対応したフリップフロップ回路のフラグを選
択的に出力させることとした。
るメモリ装置において、各々1ビットの情報をフラグと
して記憶するために複数のデータラッチ回路の各々に対
応して設けられた複数のフリップフロップ回路を更に備
えることとし、前記制御手段に次の機能を更に備えさせ
た。すなわち、前記制御手段は、複数のデータ処理装置
のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数のデータ
ラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定す
るラッチ選択信号とともにロウアドレスとカラムアドレ
スとによってデータの読み出しが要求された場合には、
指定されたデータラッチ回路に対応したフリップフロッ
プ回路のフラグをリセットし、複数のデ ータ処理装置の
うちのいずれかのアクセス要求に応じてデータの書き込
みが要求された場合には、複数のフリップフロップ回路
のフラグを全てセットし、複数のデータ処理装置のうち
のいずれかのアクセス要求に応じて複数のデータラッチ
回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定するラッ
チ選択信号とともにカラムアドレスのみによってデータ
の読み出しが要求された場合には、指定されたデータラ
ッチ回路に対応したフリップフロップ回路のフラグを選
択的に出力させることとした。
【0012】請求項3の発明は、前記メモリセルアレイ
に加えて、次のようなロウアドレスバッファと、ロウデ
コーダと、センスラッチ回路と、複数のデータラッチ回
路と、カラムアドレスバッファと、カラムデコーダと、
クロック回路とを備えたメモリ装置の構成を採用したも
のである。すなわち、ロウアドレスバッファは、与えら
れたロウアドレスを保持するためのものである。ロウデ
コーダは、メモリセルアレイの複数のロウの中から、ロ
ウアドレスバッファが保持しているロウアドレスで指定
された1つのロウを選択するためのものである。センス
ラッチ回路は、メモリセルアレイからロウデコーダによ
って選択されたロウに属する全てのカラムのデータを1
ページ分のロウデータとして一度に読み出し、かつ該読
み出した1ページ分のロウデータを保持するためのもの
である。これらのロウアドレスバッファ、ロウデコーダ
及びセンスラッチ回路は、前記ロウデータ読み出し手段
に相当するものである。複数のデータラッチ回路は、各
々メモリセルアレイからセンスラッチ回路によって読み
出された1ページ分のロウデータを保持するように、複
数のデータ処理装置の各々に対応して設けられたもので
ある。カラムアドレスバッファは、与えられたカラムア
ドレスを保持するためのものである。カラムデコーダ
は、センスラッチ回路及び複数のデータラッチ回路に各
々保持されている1ページ分のロウデータの中から、カ
ラムアドレスバッファが保持しているカラムアドレスで
指定された1つのカラムに対応したデータを選択するた
めのものである。また、クロック回路は、センスラッチ
回路及び複数のデータラッチ回路のうちのいずれかを選
択的に指定するためのラッチ選択信号と、メモリセルア
レイからのデータの読み出しとセンスラッチ回路を経由
した該メモリセルアレイへのデータの書き込みとを選択
的に要求するためのライトイネーブル信号と、ロウアド
レスとともに与えられるロウアドレスストローブ信号
と、カラムアドレスとともに与えられるカラムアドレス
ストローブ信号とを各々受け取り、かつ前記ロウアドレ
スバッファ、ロウデコーダ、センスラッチ回路、複数の
データラッチ回路、カラムアドレスバッファ及びカラム
デコーダを各々駆動するためのものである。
に加えて、次のようなロウアドレスバッファと、ロウデ
コーダと、センスラッチ回路と、複数のデータラッチ回
路と、カラムアドレスバッファと、カラムデコーダと、
クロック回路とを備えたメモリ装置の構成を採用したも
のである。すなわち、ロウアドレスバッファは、与えら
れたロウアドレスを保持するためのものである。ロウデ
コーダは、メモリセルアレイの複数のロウの中から、ロ
ウアドレスバッファが保持しているロウアドレスで指定
された1つのロウを選択するためのものである。センス
ラッチ回路は、メモリセルアレイからロウデコーダによ
って選択されたロウに属する全てのカラムのデータを1
ページ分のロウデータとして一度に読み出し、かつ該読
み出した1ページ分のロウデータを保持するためのもの
である。これらのロウアドレスバッファ、ロウデコーダ
及びセンスラッチ回路は、前記ロウデータ読み出し手段
に相当するものである。複数のデータラッチ回路は、各
々メモリセルアレイからセンスラッチ回路によって読み
出された1ページ分のロウデータを保持するように、複
数のデータ処理装置の各々に対応して設けられたもので
ある。カラムアドレスバッファは、与えられたカラムア
ドレスを保持するためのものである。カラムデコーダ
は、センスラッチ回路及び複数のデータラッチ回路に各
々保持されている1ページ分のロウデータの中から、カ
ラムアドレスバッファが保持しているカラムアドレスで
指定された1つのカラムに対応したデータを選択するた
めのものである。また、クロック回路は、センスラッチ
回路及び複数のデータラッチ回路のうちのいずれかを選
択的に指定するためのラッチ選択信号と、メモリセルア
レイからのデータの読み出しとセンスラッチ回路を経由
した該メモリセルアレイへのデータの書き込みとを選択
的に要求するためのライトイネーブル信号と、ロウアド
レスとともに与えられるロウアドレスストローブ信号
と、カラムアドレスとともに与えられるカラムアドレス
ストローブ信号とを各々受け取り、かつ前記ロウアドレ
スバッファ、ロウデコーダ、センスラッチ回路、複数の
データラッチ回路、カラムアドレスバッファ及びカラム
デコーダを各々駆動するためのものである。
【0013】しかも、該クロック回路は、複数のデータ
処理装置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数
のデータラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路
を指定するラッチ選択信号とともにロウアドレスとカラ
ムアドレスとによってデータの読み出しが要求された場
合には、メモリセルアレイからロウアドレスに従って読
み出された1ページ分のロウデータがセンスラッチ回路
及び指定されたデータラッチ回路に保持されるように、
前記ロウアドレスバッファ、ロウデコーダ、センスラッ
チ回路及び指定されたデータラッチ回路を各々駆動し、
更に指定されたデータラッチ回路に保持されている1ペ
ージ分のロウデータの中からカラムアドレスに従って選
択された1つのデータが出力されるように、前記カラム
アドレスバッファ及びカラムデコーダを各々駆動する。
また、該クロック回路は、複数のデータ処理装置のうち
のいずれかのアクセス要求に応じて複数のデータラッチ
回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定するラッ
チ選択信号とともにカラムアドレスのみによってデータ
の読み出しが要求された場合には、指定されたデータラ
ッチ回路に保持されている1ページ分のロウデータの中
からカラムアドレスに従って選択された1つのデータが
出力されるように、前記指定されたデータラッチ回路、
カラムアドレスバッファ及びカラムデコーダを各々駆動
する機能を有する機能を有するものである。なお、カラ
ムアドレスバッファ、カラムデコーダ及びクロック回路
は、前記制御手段に対応するものである。
処理装置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数
のデータラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路
を指定するラッチ選択信号とともにロウアドレスとカラ
ムアドレスとによってデータの読み出しが要求された場
合には、メモリセルアレイからロウアドレスに従って読
み出された1ページ分のロウデータがセンスラッチ回路
及び指定されたデータラッチ回路に保持されるように、
前記ロウアドレスバッファ、ロウデコーダ、センスラッ
チ回路及び指定されたデータラッチ回路を各々駆動し、
更に指定されたデータラッチ回路に保持されている1ペ
ージ分のロウデータの中からカラムアドレスに従って選
択された1つのデータが出力されるように、前記カラム
アドレスバッファ及びカラムデコーダを各々駆動する。
また、該クロック回路は、複数のデータ処理装置のうち
のいずれかのアクセス要求に応じて複数のデータラッチ
回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定するラッ
チ選択信号とともにカラムアドレスのみによってデータ
の読み出しが要求された場合には、指定されたデータラ
ッチ回路に保持されている1ページ分のロウデータの中
からカラムアドレスに従って選択された1つのデータが
出力されるように、前記指定されたデータラッチ回路、
カラムアドレスバッファ及びカラムデコーダを各々駆動
する機能を有する機能を有するものである。なお、カラ
ムアドレスバッファ、カラムデコーダ及びクロック回路
は、前記制御手段に対応するものである。
【0014】請求項4の発明では、請求項3の発明に係
るメモリ装置において、各々1ビットの情報をフラグと
して記憶するために複数のデータラッチ回路の各々に対
応して設けられた複数のフリップフロップ回路を更に備
えることとし、前記クロック回路に次の機能を更に備え
させた。すなわち、該クロック回路は、複数のデータ処
理装置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数の
データラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路を
指定するラッチ選択信号とともにロウアドレスとカラム
アドレスとによってデータの読み出しが要求された場合
には、指定されたデータラッチ回路に対応したフリップ
フロップ回路のフラグをリセットする。また、該クロッ
ク回路は、複数のデータ処理装置のうちのいずれかのア
クセス要求に応じてデータの書き込みが要求された場合
には、複数のフリップフロップ回路のフラグを全てセッ
トする。更に、該クロック回路は、複数のデータ処理装
置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数のデー
タラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定
するラッチ選択信号とともにカラムアドレスのみによっ
てデータの読み出しが要求された場合には、指定された
データラッチ回路に対応したフリップフロップ回路のフ
ラグを選択的に出力させることとした。
るメモリ装置において、各々1ビットの情報をフラグと
して記憶するために複数のデータラッチ回路の各々に対
応して設けられた複数のフリップフロップ回路を更に備
えることとし、前記クロック回路に次の機能を更に備え
させた。すなわち、該クロック回路は、複数のデータ処
理装置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数の
データラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路を
指定するラッチ選択信号とともにロウアドレスとカラム
アドレスとによってデータの読み出しが要求された場合
には、指定されたデータラッチ回路に対応したフリップ
フロップ回路のフラグをリセットする。また、該クロッ
ク回路は、複数のデータ処理装置のうちのいずれかのア
クセス要求に応じてデータの書き込みが要求された場合
には、複数のフリップフロップ回路のフラグを全てセッ
トする。更に、該クロック回路は、複数のデータ処理装
置のうちのいずれかのアクセス要求に応じて複数のデー
タラッチ回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定
するラッチ選択信号とともにカラムアドレスのみによっ
てデータの読み出しが要求された場合には、指定された
データラッチ回路に対応したフリップフロップ回路のフ
ラグを選択的に出力させることとした。
【0015】請求項5の発明は、1組のデータ線を互い
に共有した複数のデータ処理装置と、該1組のデータ線
へデータを出力するためのメモリ装置と、前記複数のデ
ータ処理装置の各々に対応して設けられた複数のメモリ
コントローラとを備えたデータ処理システムの構成を採
用したものである。しかも、メモリ装置は、請求項1又
は3の発明に係る構成を備え、かつ前記複数のデータラ
ッチ回路が複数のデータ処理装置の各々に対応して設け
られたものである。また、複数のメモリコントローラ
は、1組のアドレス線を互いにかつメモリ装置とともに
共有し、かつ各々複数のデータ処理装置のうちの対応す
るデータ処理装置から与えられるアドレスに基づいたロ
ウアドレスとカラムアドレスとを前記1組のアドレス線
を通してマルチプレックス形式でメモリ装置へ与えるも
のである。そして、該複数のメモリコントローラの各々
は、メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最終アド
レスとして記憶しており、かつ前記ラッチ選択信号を出
力することによりメモリ装置内の対応するデータラッチ
回路を指定し、メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレ
スが前記最終アドレスと異なる場合には該メモリ装置に
データの読み出しを要求しながらロウアドレスに続いて
カラムアドレスを該メモリ装置へ与えるロングサイクル
動作を選択し、メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレ
スが前記最終アドレスと一致する場合には該メモリ装置
にデータの読み出しを要求しながら該メモリ装置へカラ
ムアドレスを連続して与えるショートサイクル動作を選
択する機能を有することとした。
に共有した複数のデータ処理装置と、該1組のデータ線
へデータを出力するためのメモリ装置と、前記複数のデ
ータ処理装置の各々に対応して設けられた複数のメモリ
コントローラとを備えたデータ処理システムの構成を採
用したものである。しかも、メモリ装置は、請求項1又
は3の発明に係る構成を備え、かつ前記複数のデータラ
ッチ回路が複数のデータ処理装置の各々に対応して設け
られたものである。また、複数のメモリコントローラ
は、1組のアドレス線を互いにかつメモリ装置とともに
共有し、かつ各々複数のデータ処理装置のうちの対応す
るデータ処理装置から与えられるアドレスに基づいたロ
ウアドレスとカラムアドレスとを前記1組のアドレス線
を通してマルチプレックス形式でメモリ装置へ与えるも
のである。そして、該複数のメモリコントローラの各々
は、メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最終アド
レスとして記憶しており、かつ前記ラッチ選択信号を出
力することによりメモリ装置内の対応するデータラッチ
回路を指定し、メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレ
スが前記最終アドレスと異なる場合には該メモリ装置に
データの読み出しを要求しながらロウアドレスに続いて
カラムアドレスを該メモリ装置へ与えるロングサイクル
動作を選択し、メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレ
スが前記最終アドレスと一致する場合には該メモリ装置
にデータの読み出しを要求しながら該メモリ装置へカラ
ムアドレスを連続して与えるショートサイクル動作を選
択する機能を有することとした。
【0016】請求項6の発明は、複数のデータ処理装置
と、請求項2又は4の発明に係る構成のメモリ装置と、
複数のメモリコントローラとを備えたデータ処理システ
ムの構成を採用したものである。しかも、該メモリ装置
は、前記複数のデータラッチ回路及び複数のフリップフ
ロップ回路が複数のデータ処理装置の各々に対応して設
けられたものである。また、複数のメモリコントローラ
の各々は、メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最
終アドレスとして記憶しており、かつ前記ラッチ選択信
号を出力することによりメモリ装置内の対応するデータ
ラッチ回路及びフリップフロップ回路を指定し、メモリ
装置内の指定されたフリップフロップ回路から選択的に
出力されたフラグがセットされている場合又は該メモリ
装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最終アドレス
と異なる場合には、該メモリ装置にデータの読み出しを
要求しながらロウアドレスに続いてカラムアドレスを該
メモリ装置へ与えるロングサイクル動作を選択する機能
を有することとした。また、該複数のメモリコントロー
ラの各々は、メモリ装置内の指定されたフリップフロッ
プ回路から選択的に出力されたフラグがリセットされて
おりかつ該メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが
前記最終アドレスと一致する場合には、該メモリ装置に
データの読み出しを要求しながら該メモリ装置へカラム
アドレスを連続して与えるショートサイクル動作を選択
することとした。
と、請求項2又は4の発明に係る構成のメモリ装置と、
複数のメモリコントローラとを備えたデータ処理システ
ムの構成を採用したものである。しかも、該メモリ装置
は、前記複数のデータラッチ回路及び複数のフリップフ
ロップ回路が複数のデータ処理装置の各々に対応して設
けられたものである。また、複数のメモリコントローラ
の各々は、メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最
終アドレスとして記憶しており、かつ前記ラッチ選択信
号を出力することによりメモリ装置内の対応するデータ
ラッチ回路及びフリップフロップ回路を指定し、メモリ
装置内の指定されたフリップフロップ回路から選択的に
出力されたフラグがセットされている場合又は該メモリ
装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最終アドレス
と異なる場合には、該メモリ装置にデータの読み出しを
要求しながらロウアドレスに続いてカラムアドレスを該
メモリ装置へ与えるロングサイクル動作を選択する機能
を有することとした。また、該複数のメモリコントロー
ラの各々は、メモリ装置内の指定されたフリップフロッ
プ回路から選択的に出力されたフラグがリセットされて
おりかつ該メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが
前記最終アドレスと一致する場合には、該メモリ装置に
データの読み出しを要求しながら該メモリ装置へカラム
アドレスを連続して与えるショートサイクル動作を選択
することとした。
【0017】請求項7の発明は、1組のデータ線を互い
に共有した複数のデータ処理装置と、複数のロウと複数
のカラムとの交点に各々配置された複数の単位メモリセ
ルを有しかつロウアドレスで指定される1つのロウに属
する全てのカラムのデータが1ページ分のロウデータと
して一度に読み出されるメモリ装置と、前記複数のデー
タ処理装置の各々に対応して設けられた複数のデータラ
ッチと、同じく前記複数のデータ処理装置の各々に対応
して設けられた複数のメモリコントローラとを備えたデ
ータ処理システムの構成を採用したものである。しか
も、複数のデータラッチは、前記1組のデータ線を互い
にかつ前記複数のデータ処理装置とともに共有し、各々
メモリ装置から読み出された1ページ分のロウデータを
保持し、かつ各々該保持している1ページ分のロウデー
タの中からカラムアドレスで指定される1つのカラムに
対応したデータを前記1組のデータ線へ選択的に出力す
るものである。また、複数のメモリコントローラは、1
組のアドレス線を互いにかつ前記メモリ装置及び複数の
データラッチとともに共有し、かつ各々前記複数のデー
タ処理装置のうちの対応するデータ処理装置から与えら
れるアドレスに基づいたロウアドレスとカラムアドレス
とを前記1組のアドレス線を通してマルチプレックス形
式でメモリ装置及び複数のデータラッチへそれぞれ与え
るものである。そして、該複数のメモリコントローラの
各々は、メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最終
アドレスとして記憶しており、かつ複数のデータラッチ
のうちの対応するデータラッチを指定し、メモリ装置へ
次に与えるべきロウアドレスが前記最終アドレスと異な
る場合には、該メモリ装置中の1つのデータが前記指定
されたデータラッチを経由して前記1組のデータ線へ選
択的に出力されるように、該メモリ装置へロウアドレス
を与えたうえ前記指定されたデータラッチへカラムアド
レスを与えるロングサイクル動作を選択する機能を有す
ることとした。また、該複数のメモリコントローラの各
々は、メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記
最終アドレスと一致する場合には、前記指定されたデー
タラッチに保持されている1ページ分のロウデータの中
から1つのデータが前記1組のデータ線へ選択的に出力
されるように、前記指定されたデータラッチへカラムア
ドレスを連続して与えるショートサイクル動作を選択す
る機能を有することとした。
に共有した複数のデータ処理装置と、複数のロウと複数
のカラムとの交点に各々配置された複数の単位メモリセ
ルを有しかつロウアドレスで指定される1つのロウに属
する全てのカラムのデータが1ページ分のロウデータと
して一度に読み出されるメモリ装置と、前記複数のデー
タ処理装置の各々に対応して設けられた複数のデータラ
ッチと、同じく前記複数のデータ処理装置の各々に対応
して設けられた複数のメモリコントローラとを備えたデ
ータ処理システムの構成を採用したものである。しか
も、複数のデータラッチは、前記1組のデータ線を互い
にかつ前記複数のデータ処理装置とともに共有し、各々
メモリ装置から読み出された1ページ分のロウデータを
保持し、かつ各々該保持している1ページ分のロウデー
タの中からカラムアドレスで指定される1つのカラムに
対応したデータを前記1組のデータ線へ選択的に出力す
るものである。また、複数のメモリコントローラは、1
組のアドレス線を互いにかつ前記メモリ装置及び複数の
データラッチとともに共有し、かつ各々前記複数のデー
タ処理装置のうちの対応するデータ処理装置から与えら
れるアドレスに基づいたロウアドレスとカラムアドレス
とを前記1組のアドレス線を通してマルチプレックス形
式でメモリ装置及び複数のデータラッチへそれぞれ与え
るものである。そして、該複数のメモリコントローラの
各々は、メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最終
アドレスとして記憶しており、かつ複数のデータラッチ
のうちの対応するデータラッチを指定し、メモリ装置へ
次に与えるべきロウアドレスが前記最終アドレスと異な
る場合には、該メモリ装置中の1つのデータが前記指定
されたデータラッチを経由して前記1組のデータ線へ選
択的に出力されるように、該メモリ装置へロウアドレス
を与えたうえ前記指定されたデータラッチへカラムアド
レスを与えるロングサイクル動作を選択する機能を有す
ることとした。また、該複数のメモリコントローラの各
々は、メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記
最終アドレスと一致する場合には、前記指定されたデー
タラッチに保持されている1ページ分のロウデータの中
から1つのデータが前記1組のデータ線へ選択的に出力
されるように、前記指定されたデータラッチへカラムア
ドレスを連続して与えるショートサイクル動作を選択す
る機能を有することとした。
【0018】
【作用】請求項1の発明によれば、マルチプレックスさ
れたアドレス(ロウアドレス及びカラムアドレス)に加
えてラッチ選択信号によって、メモリ装置へのアクセス
が行われる。しかも、複数のデータ処理装置のうちのい
ずれかのアクセス要求に応じて、あるデータラッチ回路
(第1のデータラッチ回路)を指定するラッチ選択信号
とともにロウアドレスとカラムアドレスとによってデー
タの読み出しが要求された場合には、ロングサイクル動
作で1つのデータが読み出される。この際、第1のデー
タラッチ回路に1ページ分のロウデータが格納される。
この第1のデータラッチ回路の中の1ページ分のロウデ
ータは、他のデータ処理装置のアクセス要求に応じて他
のデータラッチ回路(第2のデータラッチ回路)を用い
たロングサイクル動作が実行されても変更されない。し
たがって、次に第1のデータラッチ回路を指定する際に
は、ロウアドレスの付与を省略したショートサイクル動
作が可能となる。
れたアドレス(ロウアドレス及びカラムアドレス)に加
えてラッチ選択信号によって、メモリ装置へのアクセス
が行われる。しかも、複数のデータ処理装置のうちのい
ずれかのアクセス要求に応じて、あるデータラッチ回路
(第1のデータラッチ回路)を指定するラッチ選択信号
とともにロウアドレスとカラムアドレスとによってデー
タの読み出しが要求された場合には、ロングサイクル動
作で1つのデータが読み出される。この際、第1のデー
タラッチ回路に1ページ分のロウデータが格納される。
この第1のデータラッチ回路の中の1ページ分のロウデ
ータは、他のデータ処理装置のアクセス要求に応じて他
のデータラッチ回路(第2のデータラッチ回路)を用い
たロングサイクル動作が実行されても変更されない。し
たがって、次に第1のデータラッチ回路を指定する際に
は、ロウアドレスの付与を省略したショートサイクル動
作が可能となる。
【0019】請求項2の発明によれば、メモリセルアレ
イから新たに読み出された1ページ分のロウデータがあ
るデータラッチ回路(第1のデータラッチ回路)へ転送
された場合には、該第1のデータラッチ回路に対応した
フリップフロップ回路のフラグがリセットされる。つま
り、該フラグのリセット状態は、第1のデータラッチ回
路中のロウデータと、これに対応するメモリセルアレイ
中のデータとの一致を表わしている。該第1のデータラ
ッチ回路を用いたショートサイクル動作が実行されて
も、リセットされたフラグが読み出されるだけである。
ところが、データの書き込みが要求された場合には、メ
モリセルアレイ中のデータの書き換えに起因してメモリ
セルアレイと全てのデータラッチ回路との間でデータ不
一致の可能性が生じるので、複数のフリップフロップ回
路のフラグが全てセットされる。以上のことから、ある
データラッチ回路を指定するラッチ選択信号とともにカ
ラムアドレスのみによってデータの読み出しが要求され
た場合に複数のフリップフロップ回路から選択的に出力
されるフラグは、各データラッチ回路に保持されている
1ページ分のロウデータの利用可能性、つまりショート
サイクル動作の適否を表示することとなる。
イから新たに読み出された1ページ分のロウデータがあ
るデータラッチ回路(第1のデータラッチ回路)へ転送
された場合には、該第1のデータラッチ回路に対応した
フリップフロップ回路のフラグがリセットされる。つま
り、該フラグのリセット状態は、第1のデータラッチ回
路中のロウデータと、これに対応するメモリセルアレイ
中のデータとの一致を表わしている。該第1のデータラ
ッチ回路を用いたショートサイクル動作が実行されて
も、リセットされたフラグが読み出されるだけである。
ところが、データの書き込みが要求された場合には、メ
モリセルアレイ中のデータの書き換えに起因してメモリ
セルアレイと全てのデータラッチ回路との間でデータ不
一致の可能性が生じるので、複数のフリップフロップ回
路のフラグが全てセットされる。以上のことから、ある
データラッチ回路を指定するラッチ選択信号とともにカ
ラムアドレスのみによってデータの読み出しが要求され
た場合に複数のフリップフロップ回路から選択的に出力
されるフラグは、各データラッチ回路に保持されている
1ページ分のロウデータの利用可能性、つまりショート
サイクル動作の適否を表示することとなる。
【0020】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の場合と同様に、マルチプレックスされたアドレス(ロ
ウアドレス及びカラムアドレス)に加えてラッチ選択信
号によって、メモリ装置へのアクセスが行われる。しか
も、複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて、あるデータラッチ回路(第1のデータラ
ッチ回路)を指定するラッチ選択信号とともにロウアド
レス(及びロウアドレスストローブ信号)とカラムアド
レス(及びカラムアドレスストローブ信号)と によって
データの読み出しが要求された場合には、ロングサイク
ル動作で1つのデータがセンスラッチ回路を経由して読
み出される。この際、第1のデータラッチ回路に1ペー
ジ分のロウデータが格納される。この第1のデータラッ
チ回路の中の1ページ分のロウデータは、他のデータ処
理装置のアクセス要求に応じて他のデータラッチ回路
(第2のデータラッチ回路)を用いたロングサイクル動
作が実行されても変更されない。したがって、次に第1
のデータラッチ回路を指定する際には、ロウアドレスの
付与を省略したショートサイクル動作が可能となる。
の場合と同様に、マルチプレックスされたアドレス(ロ
ウアドレス及びカラムアドレス)に加えてラッチ選択信
号によって、メモリ装置へのアクセスが行われる。しか
も、複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて、あるデータラッチ回路(第1のデータラ
ッチ回路)を指定するラッチ選択信号とともにロウアド
レス(及びロウアドレスストローブ信号)とカラムアド
レス(及びカラムアドレスストローブ信号)と によって
データの読み出しが要求された場合には、ロングサイク
ル動作で1つのデータがセンスラッチ回路を経由して読
み出される。この際、第1のデータラッチ回路に1ペー
ジ分のロウデータが格納される。この第1のデータラッ
チ回路の中の1ページ分のロウデータは、他のデータ処
理装置のアクセス要求に応じて他のデータラッチ回路
(第2のデータラッチ回路)を用いたロングサイクル動
作が実行されても変更されない。したがって、次に第1
のデータラッチ回路を指定する際には、ロウアドレスの
付与を省略したショートサイクル動作が可能となる。
【0021】請求項4の発明によれば、複数のフリップ
フロップ回路から選択的に出力されるフラグは、請求項
2の発明の場合と同様に、各データラッチ回路に保持さ
れている1ページ分のロウデータの利用可能性、つまり
ショートサイクル動作の適否を表示する。
フロップ回路から選択的に出力されるフラグは、請求項
2の発明の場合と同様に、各データラッチ回路に保持さ
れている1ページ分のロウデータの利用可能性、つまり
ショートサイクル動作の適否を表示する。
【0022】請求項5の発明によれば、あるデータ処理
装置(第1のデータ処理装置)がこれに対応するメモリ
コントローラ(第1のメモリコントローラ)にアドレス
を与えると、該第1のメモリコントローラは、メモリ装
置への自己のアクセスの履歴に基づいて、ロングサイク
ル動作とショートサイクル動作とのいずれかを選択す
る。該第1のメモリコントローラがロングサイクルの読
み出し動作を選択した場合には、メモリ装置内において
前記第1のデータ処理装置に割り当てられたデータラッ
チ回路(第1のデータラッチ回路)へ1ページ分のロウ
データがメモリセルアレイから転送されたうえ、該ロウ
データの中から1つのデータが読み出される。この第1
のデータラッチ回路の中の1ページ分のロウデータは、
他のデータ処理回路(第2のデータ処理回路)に対応す
る他のメモリコントローラ(第2のメモリコントロー
ラ)が該メモリ装置内の他のデータラッチ回路(第2の
データラッチ回路)を用いたロングサイクル動作を選択
しても変更されない。したがって、次に第1のデータ処
理装置がメモリ装置へのアクセスを実行する際には、第
1のメモリコントローラは、ロウアドレスの付与を省略
したショートサイクル動作を選択することができる。
装置(第1のデータ処理装置)がこれに対応するメモリ
コントローラ(第1のメモリコントローラ)にアドレス
を与えると、該第1のメモリコントローラは、メモリ装
置への自己のアクセスの履歴に基づいて、ロングサイク
ル動作とショートサイクル動作とのいずれかを選択す
る。該第1のメモリコントローラがロングサイクルの読
み出し動作を選択した場合には、メモリ装置内において
前記第1のデータ処理装置に割り当てられたデータラッ
チ回路(第1のデータラッチ回路)へ1ページ分のロウ
データがメモリセルアレイから転送されたうえ、該ロウ
データの中から1つのデータが読み出される。この第1
のデータラッチ回路の中の1ページ分のロウデータは、
他のデータ処理回路(第2のデータ処理回路)に対応す
る他のメモリコントローラ(第2のメモリコントロー
ラ)が該メモリ装置内の他のデータラッチ回路(第2の
データラッチ回路)を用いたロングサイクル動作を選択
しても変更されない。したがって、次に第1のデータ処
理装置がメモリ装置へのアクセスを実行する際には、第
1のメモリコントローラは、ロウアドレスの付与を省略
したショートサイクル動作を選択することができる。
【0023】請求項6の発明によれば、各メモリコント
ローラは、メモリ装置へのアクセスの履歴と、対応する
フリップフロップ回路のフラグとの双方に応じて、ロン
グサイクルの読み出し動作とショートサイクルの読み出
し動作とを切り換える。フラグがデータ不一致の可能性
を表わしている場合(セットされている場合)には、メ
モリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが該メモリ装置
へ最後に与えたロウアドレス(最終アドレス)と一致し
てもロングサイクル動作を選択することにより、ショー
トサイクル動作による不正データの読み出しを回避する
のである。
ローラは、メモリ装置へのアクセスの履歴と、対応する
フリップフロップ回路のフラグとの双方に応じて、ロン
グサイクルの読み出し動作とショートサイクルの読み出
し動作とを切り換える。フラグがデータ不一致の可能性
を表わしている場合(セットされている場合)には、メ
モリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが該メモリ装置
へ最後に与えたロウアドレス(最終アドレス)と一致し
てもロングサイクル動作を選択することにより、ショー
トサイクル動作による不正データの読み出しを回避する
のである。
【0024】請求項7の発明によれば、あるデータ処理
装置(第1のデータ処理装置)がこれに対応するメモリ
コントローラ(第1のメモリコントローラ)にアドレス
を与えると、該第1のメモリコントローラは、メモリ装
置への自己のアクセスの履歴に基づいて、ロングサイク
ル動作とショートサイクル動作とのいずれかを選択す
る。該第1のメモリコントローラがロングサイクルの読
み出し動作を選択した場合には、メモリ装置から前記第
1のデータ処理装置に割り当てられたデータラッチ(第
1のデータラッチ)へ1ページ分のロウデータが転送さ
れたうえ、該ロウデータの中から1つのデータが読み出
される。この第1のデータラッチの中の1ページ分のロ
ウデータは、他のデータ処理回路(第2のデータ処理回
路)に対応する他のメモリコントローラ(第2のメモリ
コントローラ)が他のデータラッチ(第2のデータラッ
チ)を用いたロングサイクル動作を選択しても変更され
ない。したがって、次に第1のデータ処理装置がメモリ
装置へのアクセスを実行する際には、第1のメモリコン
トローラは、ロウアドレスの付与を省略したショートサ
イクル動作を選択することができる。
装置(第1のデータ処理装置)がこれに対応するメモリ
コントローラ(第1のメモリコントローラ)にアドレス
を与えると、該第1のメモリコントローラは、メモリ装
置への自己のアクセスの履歴に基づいて、ロングサイク
ル動作とショートサイクル動作とのいずれかを選択す
る。該第1のメモリコントローラがロングサイクルの読
み出し動作を選択した場合には、メモリ装置から前記第
1のデータ処理装置に割り当てられたデータラッチ(第
1のデータラッチ)へ1ページ分のロウデータが転送さ
れたうえ、該ロウデータの中から1つのデータが読み出
される。この第1のデータラッチの中の1ページ分のロ
ウデータは、他のデータ処理回路(第2のデータ処理回
路)に対応する他のメモリコントローラ(第2のメモリ
コントローラ)が他のデータラッチ(第2のデータラッ
チ)を用いたロングサイクル動作を選択しても変更され
ない。したがって、次に第1のデータ処理装置がメモリ
装置へのアクセスを実行する際には、第1のメモリコン
トローラは、ロウアドレスの付与を省略したショートサ
イクル動作を選択することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0026】図1は、本発明の実施例に係るメモリ装置
の構成を示すブロック図である。このメモリ装置は、図
8のメモリ装置と同様のアドレス入力端子A、データ入
出力端子D及び制御入力端子Cに加えて、3個のラッチ
選択信号入力端子S(S0〜S2)を有するものであ
る。メモリセルアレイ21、ロウアドレスバッファ2
2、ロウデコーダ23、センスラッチ回路24、カラム
デコーダ25及びカラムアドレスバッファ26は、各々
図8において符号1〜6で示したものと同じ機能を有す
るものである。27,28は、各々メモリセルアレイ2
1からセンスラッチ回路24へ読み出された1ページ分
のロウデータを保持するように該センスラッチ回路24
に対して互いに並列に接続された第1及び第2のデータ
ラッチ回路である。センスラッチ回路24の場合と同様
に、第1及び第2のデータラッチ回路の各々の中の1ペ
ージ分のロウデータの中から、カラムデコーダ25によ
って1つのデータが選択される。29は、WE信号とO
E信号と第1〜第3のラッチ選択信号S0〜S2による
制御下で、センスラッチ回路24並びに第1及び第2の
データラッチ回路27,28のうちのいずれかからのカ
ラムデコーダ25によって選択された1つのデータを増
幅し、かつこれを読み出しデータとしてデータ入出力端
子Dへ出力し、或いはデータ入出力端子Dを通して書き
込みデータとして与えられた1つのデータをセンスラッ
チ回路24へ与えるためのデータ選択回路である。30
は、RAS信号、CAS信号、WE信号及び第1〜第3
のラッチ選択信号S0〜S2から読み出し及び書き込み
動作に必要な種々のタイミング信号を生成して、前記ロ
ウアドレスバッファ22、ロウデコーダ23、センスラ
ッチ回路24、カラムデコーダ25、カラムアドレスバ
ッファ26並びに第1及び第2のデータラッチ回路2
7,28を各々駆動するためのクロック回路である。
の構成を示すブロック図である。このメモリ装置は、図
8のメモリ装置と同様のアドレス入力端子A、データ入
出力端子D及び制御入力端子Cに加えて、3個のラッチ
選択信号入力端子S(S0〜S2)を有するものであ
る。メモリセルアレイ21、ロウアドレスバッファ2
2、ロウデコーダ23、センスラッチ回路24、カラム
デコーダ25及びカラムアドレスバッファ26は、各々
図8において符号1〜6で示したものと同じ機能を有す
るものである。27,28は、各々メモリセルアレイ2
1からセンスラッチ回路24へ読み出された1ページ分
のロウデータを保持するように該センスラッチ回路24
に対して互いに並列に接続された第1及び第2のデータ
ラッチ回路である。センスラッチ回路24の場合と同様
に、第1及び第2のデータラッチ回路の各々の中の1ペ
ージ分のロウデータの中から、カラムデコーダ25によ
って1つのデータが選択される。29は、WE信号とO
E信号と第1〜第3のラッチ選択信号S0〜S2による
制御下で、センスラッチ回路24並びに第1及び第2の
データラッチ回路27,28のうちのいずれかからのカ
ラムデコーダ25によって選択された1つのデータを増
幅し、かつこれを読み出しデータとしてデータ入出力端
子Dへ出力し、或いはデータ入出力端子Dを通して書き
込みデータとして与えられた1つのデータをセンスラッ
チ回路24へ与えるためのデータ選択回路である。30
は、RAS信号、CAS信号、WE信号及び第1〜第3
のラッチ選択信号S0〜S2から読み出し及び書き込み
動作に必要な種々のタイミング信号を生成して、前記ロ
ウアドレスバッファ22、ロウデコーダ23、センスラ
ッチ回路24、カラムデコーダ25、カラムアドレスバ
ッファ26並びに第1及び第2のデータラッチ回路2
7,28を各々駆動するためのクロック回路である。
【0027】以上の構成を有する本実施例に係るメモリ
装置において、第1〜第3のラッチ選択信号S0〜S2
は、本メモリ装置からのデータの読み出し時(“H”レ
ベルのWE信号が与えられる。)に、センスラッチ回路
24並びに第1及び第2のデータラッチ回路27,28
のうちのいずれを使用すべきかを指定するための信号で
ある。すなわち、第1のラッチ選択信号S0はセンスラ
ッチ回路24を指定し、第2のラッチ選択信号S1は第
1のデータラッチ回路27を指定し、第3のラッチ選択
信号S2は第2のデータラッチ回路28を指定するもの
である。ただし、本メモリ装置へのデータの書き込み時
(“L”レベルのWE信号が与えられる。)には、第1
〜第3のラッチ選択信号S0〜S2による指定は全て無
効となり、常にセンスラッチ回路24内のデータがメモ
リセルアレイ21に戻される。
装置において、第1〜第3のラッチ選択信号S0〜S2
は、本メモリ装置からのデータの読み出し時(“H”レ
ベルのWE信号が与えられる。)に、センスラッチ回路
24並びに第1及び第2のデータラッチ回路27,28
のうちのいずれを使用すべきかを指定するための信号で
ある。すなわち、第1のラッチ選択信号S0はセンスラ
ッチ回路24を指定し、第2のラッチ選択信号S1は第
1のデータラッチ回路27を指定し、第3のラッチ選択
信号S2は第2のデータラッチ回路28を指定するもの
である。ただし、本メモリ装置へのデータの書き込み時
(“L”レベルのWE信号が与えられる。)には、第1
〜第3のラッチ選択信号S0〜S2による指定は全て無
効となり、常にセンスラッチ回路24内のデータがメモ
リセルアレイ21に戻される。
【0028】さて、第1のラッチ選択信号S0によって
センスラッチ回路24が選択されている状態で“H”レ
ベルのWE信号によってデータの読み出しが要求される
と、図8のメモリ装置の場合と同様にセンスラッチ回路
24を用いて、ロングサイクル動作又はショートサイク
ル動作が実行される。
センスラッチ回路24が選択されている状態で“H”レ
ベルのWE信号によってデータの読み出しが要求される
と、図8のメモリ装置の場合と同様にセンスラッチ回路
24を用いて、ロングサイクル動作又はショートサイク
ル動作が実行される。
【0029】これに対して、第2のラッチ選択信号S1
によって第1のデータラッチ回路27が選択されかつ
“H”レベルのWE信号によってデータの読み出しが要
求されている状態で、ロウアドレスRAとともにRAS
信号が与えられたとき、メモリセルアレイ21からの1
ページ分のロウデータがセンスラッチ回路24にラッチ
され、かつ同じロウデータが第1のデータラッチ回路2
7にもラッチされる。続いてカラムアドレスCAととも
にCAS信号が与えられたとき、第1のデータラッチ回
路27にラッチされている1ページ分のロウデータの中
からカラムデコーダ25によって選択された1つのデー
タが読み出され、かつ該読み出されたデータがデータ選
択回路29を通して出力される。以上のロングサイクル
動作によって第1のデータラッチ回路27中に1ページ
分のロウデータが用意されるので、ロウアドレスRAが
変らない1ページのアドレス範囲内では、該第1のデー
タラッチ回路27中のロウデータを利用することによ
り、ロウアドレスRAの付与を省略したショートサイク
ル動作で所望のデータが読み出される。
によって第1のデータラッチ回路27が選択されかつ
“H”レベルのWE信号によってデータの読み出しが要
求されている状態で、ロウアドレスRAとともにRAS
信号が与えられたとき、メモリセルアレイ21からの1
ページ分のロウデータがセンスラッチ回路24にラッチ
され、かつ同じロウデータが第1のデータラッチ回路2
7にもラッチされる。続いてカラムアドレスCAととも
にCAS信号が与えられたとき、第1のデータラッチ回
路27にラッチされている1ページ分のロウデータの中
からカラムデコーダ25によって選択された1つのデー
タが読み出され、かつ該読み出されたデータがデータ選
択回路29を通して出力される。以上のロングサイクル
動作によって第1のデータラッチ回路27中に1ページ
分のロウデータが用意されるので、ロウアドレスRAが
変らない1ページのアドレス範囲内では、該第1のデー
タラッチ回路27中のロウデータを利用することによ
り、ロウアドレスRAの付与を省略したショートサイク
ル動作で所望のデータが読み出される。
【0030】また、第3のラッチ選択信号S2によって
第2のデータラッチ回路28が選択されている場合に
は、該第2のデータラッチ回路28を用いることにより
ショートサイクル動作を実現することができる。しか
も、2つのデータラッチ回路27,28を各々別個のデ
ータ処理装置に割り当てることにより、両データ処理装
置が本メモリ装置の異なるページを交互にアクセスする
場合でもショートサイクル動作を実現することができ
る。この事情を、図2及び図3を用いて説明する。
第2のデータラッチ回路28が選択されている場合に
は、該第2のデータラッチ回路28を用いることにより
ショートサイクル動作を実現することができる。しか
も、2つのデータラッチ回路27,28を各々別個のデ
ータ処理装置に割り当てることにより、両データ処理装
置が本メモリ装置の異なるページを交互にアクセスする
場合でもショートサイクル動作を実現することができ
る。この事情を、図2及び図3を用いて説明する。
【0031】図2は、図1のメモリ装置を用いた本発明
の実施例に係るデータ処理システムのブロック図であ
る。図2において、プロセッサ41と、DMAコントロ
ーラに代表されるような第1及び第2の周辺装置42,
43とが各々、図1に示した構成を有するメモリ装置4
4をアクセスする。プロセッサ41並びに第1及び第2
の周辺装置42,43の各々のデータ線は、データバス
45を通してメモリ装置44のデータ入出力端子Dに直
接接続されている。プロセッサ41並びに第1及び第2
の周辺装置42,43の各々のアドレス線及び制御線
は、それぞれ第1〜第3のメモリコントローラ46〜4
8の入力側に接続されている。更に、該第1〜第3のメ
モリコントローラ46〜48の出力側とメモリ装置44
との間には、マルチプレックスされたアドレスバス49
と、制御バス50とが設けられている。アドレスバス4
9はメモリ装置44のアドレス入力端子Aに、制御バス
50は同メモリ装置44の制御入力端子Cに各々接続さ
れている。
の実施例に係るデータ処理システムのブロック図であ
る。図2において、プロセッサ41と、DMAコントロ
ーラに代表されるような第1及び第2の周辺装置42,
43とが各々、図1に示した構成を有するメモリ装置4
4をアクセスする。プロセッサ41並びに第1及び第2
の周辺装置42,43の各々のデータ線は、データバス
45を通してメモリ装置44のデータ入出力端子Dに直
接接続されている。プロセッサ41並びに第1及び第2
の周辺装置42,43の各々のアドレス線及び制御線
は、それぞれ第1〜第3のメモリコントローラ46〜4
8の入力側に接続されている。更に、該第1〜第3のメ
モリコントローラ46〜48の出力側とメモリ装置44
との間には、マルチプレックスされたアドレスバス49
と、制御バス50とが設けられている。アドレスバス4
9はメモリ装置44のアドレス入力端子Aに、制御バス
50は同メモリ装置44の制御入力端子Cに各々接続さ
れている。
【0032】3つのメモリコントローラ46〜48は各
々、プロセッサ41並びに第1及び第2の周辺装置4
2,43から与えられたアドレスをそれぞれロウアドレ
スRAとカラムアドレスCAとのマルチプレックス形式
のアドレスに変換し、かつ与えられた制御信号の論理及
びタイミングをメモリ装置44のアクセスに適するよう
に変換する機能を備えたものである。第1のメモリコン
トローラ46のメモリアクセス中は該第1のメモリコン
トローラ46から第1のラッチ選択信号S0が、第2の
メモリコントローラ47のメモリアクセス中は該第2の
メモリコントローラ47から第2のラッチ選択信号S1
が、第3のメモリコントローラ48のメモリアクセス中
は該第3のメモリコントローラ48から第3のラッチ選
択信号S2が各々出力される。これら3つのラッチ選択
信号S0〜S2を伝達するためのラッチ選択信号線51
は、メモリ装置44のラッチ選択信号入力端子Sに接続
されている。また、各メモリコントローラ46〜48
は、アドレスバス49を通してメモリ装置44へ最後に
与えたロウアドレスRAを最終アドレスとして記憶して
おり、メモリ装置44へ次に与えるべきロウアドレスR
Aが前記最終アドレスと異なる場合にはロウアドレスR
Aに続いてカラムアドレスCAを該メモリ装置44へ与
えるロングサイクル動作を選択し、メモリ装置44へ次
に与えるべきロウアドレスRAが前記最終アドレスと一
致する場合には該メモリ装置44へカラムアドレスCA
を連続して与えるショートサイクル動作を選択する機能
を更に有するものである。しかも、これらの動作モード
の選択は、他の二者によるモード選択の如何にかかわり
なく、自己のアクセス履歴のみに基づいて実行される。
なお、プロセッサ41並びに第1及び第2の周辺装置4
2,43の三者が共有しているデータバス45、アドレ
スバス49及び制御バス50のバス占有権を管理するた
めのバスアービタが必要であるが、ここでは説明を簡単
にするために省略してある。
々、プロセッサ41並びに第1及び第2の周辺装置4
2,43から与えられたアドレスをそれぞれロウアドレ
スRAとカラムアドレスCAとのマルチプレックス形式
のアドレスに変換し、かつ与えられた制御信号の論理及
びタイミングをメモリ装置44のアクセスに適するよう
に変換する機能を備えたものである。第1のメモリコン
トローラ46のメモリアクセス中は該第1のメモリコン
トローラ46から第1のラッチ選択信号S0が、第2の
メモリコントローラ47のメモリアクセス中は該第2の
メモリコントローラ47から第2のラッチ選択信号S1
が、第3のメモリコントローラ48のメモリアクセス中
は該第3のメモリコントローラ48から第3のラッチ選
択信号S2が各々出力される。これら3つのラッチ選択
信号S0〜S2を伝達するためのラッチ選択信号線51
は、メモリ装置44のラッチ選択信号入力端子Sに接続
されている。また、各メモリコントローラ46〜48
は、アドレスバス49を通してメモリ装置44へ最後に
与えたロウアドレスRAを最終アドレスとして記憶して
おり、メモリ装置44へ次に与えるべきロウアドレスR
Aが前記最終アドレスと異なる場合にはロウアドレスR
Aに続いてカラムアドレスCAを該メモリ装置44へ与
えるロングサイクル動作を選択し、メモリ装置44へ次
に与えるべきロウアドレスRAが前記最終アドレスと一
致する場合には該メモリ装置44へカラムアドレスCA
を連続して与えるショートサイクル動作を選択する機能
を更に有するものである。しかも、これらの動作モード
の選択は、他の二者によるモード選択の如何にかかわり
なく、自己のアクセス履歴のみに基づいて実行される。
なお、プロセッサ41並びに第1及び第2の周辺装置4
2,43の三者が共有しているデータバス45、アドレ
スバス49及び制御バス50のバス占有権を管理するた
めのバスアービタが必要であるが、ここでは説明を簡単
にするために省略してある。
【0033】図3は、図2のデータ処理システムの動作
を示す波形図であって、メモリ装置44の入出力信号の
波形を表わしたものである。アドレス入力端子Aに印加
される波形中のRn及びCnは、それぞれロウアドレス
RA及びカラムアドレスCAを意味するものである。メ
モリ装置44に対して、期間1ではプロセッサ41によ
る書き込み、期間2では同プロセッサ41による読み出
し、期間3では第1の周辺装置42による読み出し、期
間4では第2の周辺装置43による読み出し、期間5で
は第1の周辺装置42による読み出し、期間6では第2
の周辺装置43による読み出しが各々実行されるものと
する。また、期間1と期間2、期間3と期間5、期間4
と期間6は、各々同一ページ内のアクセスであるものと
する。
を示す波形図であって、メモリ装置44の入出力信号の
波形を表わしたものである。アドレス入力端子Aに印加
される波形中のRn及びCnは、それぞれロウアドレス
RA及びカラムアドレスCAを意味するものである。メ
モリ装置44に対して、期間1ではプロセッサ41によ
る書き込み、期間2では同プロセッサ41による読み出
し、期間3では第1の周辺装置42による読み出し、期
間4では第2の周辺装置43による読み出し、期間5で
は第1の周辺装置42による読み出し、期間6では第2
の周辺装置43による読み出しが各々実行されるものと
する。また、期間1と期間2、期間3と期間5、期間4
と期間6は、各々同一ページ内のアクセスであるものと
する。
【0034】期間1ではセンスラッチ回路24へのデー
タの書き込みが実行され、期間2では第1のメモリコン
トローラ46からの第1のラッチ選択信号S0により該
センスラッチ回路24が選択されてショートサイクルの
読み出し動作が実行される。期間3では、第2のメモリ
コントローラ47からの第2のラッチ選択信号S1によ
り第1のデータラッチ回路27が選択され、RAS信号
の立ち下がりの際にメモリセルアレイ21から読み出さ
れたロウアドレスR3のロウデータが該第1のデータラ
ッチ回路27に転送された後、CAS信号の立ち下がり
に呼応してカラムアドレスC3のデータD3が第1の周
辺装置42に与えられる。この際、第2のメモリコント
ローラ47は、ロウアドレスR3を最終アドレスとして
記憶する。続いて期間4では、第3のメモリコントロー
ラ48からの第3のラッチ選択信号S2により第2のデ
ータラッチ回路28が選択され、RAS信号の立ち下が
りの際にメモリセルアレイ21から読み出されたロウア
ドレスR4のロウデータが該第2のデータラッチ回路2
8に転送された後、CAS信号の立ち下がりに呼応して
カラムアドレスC4のデータD4が第2の周辺装置43
に与えられる。この際、第3のメモリコントローラ48
は、ロウアドレスR4を最終アドレスとして記憶する。
タの書き込みが実行され、期間2では第1のメモリコン
トローラ46からの第1のラッチ選択信号S0により該
センスラッチ回路24が選択されてショートサイクルの
読み出し動作が実行される。期間3では、第2のメモリ
コントローラ47からの第2のラッチ選択信号S1によ
り第1のデータラッチ回路27が選択され、RAS信号
の立ち下がりの際にメモリセルアレイ21から読み出さ
れたロウアドレスR3のロウデータが該第1のデータラ
ッチ回路27に転送された後、CAS信号の立ち下がり
に呼応してカラムアドレスC3のデータD3が第1の周
辺装置42に与えられる。この際、第2のメモリコント
ローラ47は、ロウアドレスR3を最終アドレスとして
記憶する。続いて期間4では、第3のメモリコントロー
ラ48からの第3のラッチ選択信号S2により第2のデ
ータラッチ回路28が選択され、RAS信号の立ち下が
りの際にメモリセルアレイ21から読み出されたロウア
ドレスR4のロウデータが該第2のデータラッチ回路2
8に転送された後、CAS信号の立ち下がりに呼応して
カラムアドレスC4のデータD4が第2の周辺装置43
に与えられる。この際、第3のメモリコントローラ48
は、ロウアドレスR4を最終アドレスとして記憶する。
【0035】期間5では、第2のメモリコントローラ4
7は、第1の周辺装置42から与えられたアドレスのう
ちの上位アドレスと自己が記憶している最終アドレス
(この例ではR3)とを比較し、同一ページのアクセス
であると判定したうえ、ロウアドレスR3の付与を省略
してカラムアドレスC5を与える。一方、メモリ装置4
4内では第2のメモリコントローラ47からの第2のラ
ッチ選択信号S1により第1のデータラッチ回路27が
選択されており、CAS信号の立ち下がりに呼応してカ
ラムアドレスC5のデータD5が第1のデータラッチ回
路27から第1の周辺装置42に与えられる。この際、
メモリ装置44に与えられるRAS信号は“L”レベル
に保持されたままである。
7は、第1の周辺装置42から与えられたアドレスのう
ちの上位アドレスと自己が記憶している最終アドレス
(この例ではR3)とを比較し、同一ページのアクセス
であると判定したうえ、ロウアドレスR3の付与を省略
してカラムアドレスC5を与える。一方、メモリ装置4
4内では第2のメモリコントローラ47からの第2のラ
ッチ選択信号S1により第1のデータラッチ回路27が
選択されており、CAS信号の立ち下がりに呼応してカ
ラムアドレスC5のデータD5が第1のデータラッチ回
路27から第1の周辺装置42に与えられる。この際、
メモリ装置44に与えられるRAS信号は“L”レベル
に保持されたままである。
【0036】期間6では、第3のメモリコントローラ4
8は、第2の周辺装置43から与えられたアドレスのう
ちの上位アドレスと自己が記憶している最終アドレス
(この例ではR4)とを比較し、同一ページのアクセス
であると判定したうえ、ロウアドレスR4の付与を省略
してカラムアドレスC6を与える。一方、メモリ装置4
4内では第3のメモリコントローラ48からの第3のラ
ッチ選択信号S2により第2のデータラッチ回路28が
選択されており、CAS信号の立ち下がりに呼応してカ
ラムアドレスC6のデータD6が第2のデータラッチ回
路28から第2の周辺装置43に与えられる。この際に
も、メモリ装置44に与えられるRAS信号は“L”レ
ベルに保持されたままである。
8は、第2の周辺装置43から与えられたアドレスのう
ちの上位アドレスと自己が記憶している最終アドレス
(この例ではR4)とを比較し、同一ページのアクセス
であると判定したうえ、ロウアドレスR4の付与を省略
してカラムアドレスC6を与える。一方、メモリ装置4
4内では第3のメモリコントローラ48からの第3のラ
ッチ選択信号S2により第2のデータラッチ回路28が
選択されており、CAS信号の立ち下がりに呼応してカ
ラムアドレスC6のデータD6が第2のデータラッチ回
路28から第2の周辺装置43に与えられる。この際に
も、メモリ装置44に与えられるRAS信号は“L”レ
ベルに保持されたままである。
【0037】以上のとおり本実施例によれば、第1及び
第2の周辺装置42,43がメモリ装置44の異なるペ
ージを交互にアクセスする場合でも、期間5及び期間6
に例示されるようにショートサイクル動作が可能であ
る。これにより、ロングサイクル動作の頻度が従来に比
べて低減されるので、メモリ装置44の平均アクセス時
間の短縮と、その消費電力の低減が実現可能になる。ま
た、バス45,49,50の占有時間が短縮され、バス
トラフィックが軽減される。前記のとおり各データ処理
装置(プロセッサ41並びに第1及び第2の周辺装置4
2,43)によるメモリアクセスは一般にそれぞれ非常
に強い局所性を有しているので、以上の効果は絶大なも
のとなる。
第2の周辺装置42,43がメモリ装置44の異なるペ
ージを交互にアクセスする場合でも、期間5及び期間6
に例示されるようにショートサイクル動作が可能であ
る。これにより、ロングサイクル動作の頻度が従来に比
べて低減されるので、メモリ装置44の平均アクセス時
間の短縮と、その消費電力の低減が実現可能になる。ま
た、バス45,49,50の占有時間が短縮され、バス
トラフィックが軽減される。前記のとおり各データ処理
装置(プロセッサ41並びに第1及び第2の周辺装置4
2,43)によるメモリアクセスは一般にそれぞれ非常
に強い局所性を有しているので、以上の効果は絶大なも
のとなる。
【0038】図4は、本発明の他の実施例に係るメモリ
装置のブロック図である。このメモリ装置は、図1のメ
モリ装置と同様のアドレス入力端子A、データ入出力端
子D、制御入力端子C及びラッチ選択信号入力端子Sに
加えて、1個のフラグ出力端子Fを有するものである。
メモリセルアレイ61、ロウアドレスバッファ62、ロ
ウデコーダ63、センスラッチ回路64、カラムデコー
ダ65、カラムアドレスバッファ66、第1及び第2の
データラッチ回路67,68並びにデータ選択回路69
は、各々図1において符号21〜29で示したものと同
じ機能を有するものである。70,71は、各々1ビッ
トの情報をフラグとして記憶するために第1及び第2の
データラッチ回路67,68の各々に対応して設けられ
た第1及び第2のフリップフロップ回路である。72
は、データ選択回路69と同様に、WE信号とOE信号
と第1〜第3のラッチ選択信号S0〜S2による制御下
で、第1及び第2のフリップフロップ回路70,71の
うちのいずれかのフラグをフラグ出力端子Fへ選択的に
出力するためのフラグ選択回路である。73は、RAS
信号、CAS信号、WE信号及び第1〜第3のラッチ選
択信号S0〜S2から読み出し及び書き込み動作に必要
な種々のタイミング信号を生成して、前記ロウアドレス
バッファ62、ロウデコーダ63、センスラッチ回路6
4、カラムデコーダ65、カラムアドレスバッファ6
6、第1及び第2のデータラッチ回路67,68並びに
第1及び第2のフリップフロップ回路70,71を各々
駆動するためのクロック回路である。
装置のブロック図である。このメモリ装置は、図1のメ
モリ装置と同様のアドレス入力端子A、データ入出力端
子D、制御入力端子C及びラッチ選択信号入力端子Sに
加えて、1個のフラグ出力端子Fを有するものである。
メモリセルアレイ61、ロウアドレスバッファ62、ロ
ウデコーダ63、センスラッチ回路64、カラムデコー
ダ65、カラムアドレスバッファ66、第1及び第2の
データラッチ回路67,68並びにデータ選択回路69
は、各々図1において符号21〜29で示したものと同
じ機能を有するものである。70,71は、各々1ビッ
トの情報をフラグとして記憶するために第1及び第2の
データラッチ回路67,68の各々に対応して設けられ
た第1及び第2のフリップフロップ回路である。72
は、データ選択回路69と同様に、WE信号とOE信号
と第1〜第3のラッチ選択信号S0〜S2による制御下
で、第1及び第2のフリップフロップ回路70,71の
うちのいずれかのフラグをフラグ出力端子Fへ選択的に
出力するためのフラグ選択回路である。73は、RAS
信号、CAS信号、WE信号及び第1〜第3のラッチ選
択信号S0〜S2から読み出し及び書き込み動作に必要
な種々のタイミング信号を生成して、前記ロウアドレス
バッファ62、ロウデコーダ63、センスラッチ回路6
4、カラムデコーダ65、カラムアドレスバッファ6
6、第1及び第2のデータラッチ回路67,68並びに
第1及び第2のフリップフロップ回路70,71を各々
駆動するためのクロック回路である。
【0039】第1及び第2のフリップフロップ回路7
0,71は、メモリ装置に対するデータの書き込み時に
両者がセットされ、メモリセルアレイ61から対応する
データラッチ回路67又は68へのデータ転送時すなわ
ちロングサイクルの読み出し動作時に一方がリセットさ
れる。両フリップフロップ回路70,71のフラグは、
対応するデータラッチ回路67又は68からのデータ出
力と同様に、フラグ選択回路72によって選択されて外
部に出力される。セットされたフラグは、対応するデー
タラッチ回路67又は68の内容がメモリセルアレイ6
1中のデータと一致していない可能性を示している。し
たがって、本メモリ装置をアクセスするデータ処理装置
は、フラグ出力端子Fを通して出力されるフラグを参照
し、最新のデータを読み出したい場合には同一ページ内
のアクセスであってもロングサイクルの読み出し動作を
選択する。このロングサイクルの読み出し動作を実行す
れば、メモリセルアレイ61内のデータとデータラッチ
回路67,68内のデータとを再度一致させることがで
きる。なお、本実施例においても、平均アクセス時間の
低減、バストラフィックの軽減、消費電力の低減等が実
現可能である。
0,71は、メモリ装置に対するデータの書き込み時に
両者がセットされ、メモリセルアレイ61から対応する
データラッチ回路67又は68へのデータ転送時すなわ
ちロングサイクルの読み出し動作時に一方がリセットさ
れる。両フリップフロップ回路70,71のフラグは、
対応するデータラッチ回路67又は68からのデータ出
力と同様に、フラグ選択回路72によって選択されて外
部に出力される。セットされたフラグは、対応するデー
タラッチ回路67又は68の内容がメモリセルアレイ6
1中のデータと一致していない可能性を示している。し
たがって、本メモリ装置をアクセスするデータ処理装置
は、フラグ出力端子Fを通して出力されるフラグを参照
し、最新のデータを読み出したい場合には同一ページ内
のアクセスであってもロングサイクルの読み出し動作を
選択する。このロングサイクルの読み出し動作を実行す
れば、メモリセルアレイ61内のデータとデータラッチ
回路67,68内のデータとを再度一致させることがで
きる。なお、本実施例においても、平均アクセス時間の
低減、バストラフィックの軽減、消費電力の低減等が実
現可能である。
【0040】図5は、本発明の更に他の実施例に係るメ
モリ装置のブロック図である。このメモリ装置は、図4
のメモリ装置と同様のアドレス入力端子A、データ入出
力端子D、制御入力端子C、ラッチ選択信号入力端子S
及びフラグ出力端子Fを有するものである。メモリセル
アレイ81、ロウアドレスバッファ82、ロウデコーダ
83、カラムデコーダ84及びカラムアドレスバッファ
85は、各々図4において符号61〜63及び65〜6
6で示したものと同じ機能を有するものである。本実施
例では、図4中のセンスラッチ回路64の機能は、セン
ス回路86と第1のデータラッチ回路87とに分割され
ている。本実施例では更に2つのデータラッチ回路(第
2及び第3のデータラッチ回路88,89)が設けられ
ており、3つのデータラッチ回路87〜89の各々にフ
リップフロップ回路90〜92が設けられている。図5
中のデータ選択回路93、フラグ選択回路94及びクロ
ック回路95は、図4において符号69,72及び73
で示したものに対応するものである。
モリ装置のブロック図である。このメモリ装置は、図4
のメモリ装置と同様のアドレス入力端子A、データ入出
力端子D、制御入力端子C、ラッチ選択信号入力端子S
及びフラグ出力端子Fを有するものである。メモリセル
アレイ81、ロウアドレスバッファ82、ロウデコーダ
83、カラムデコーダ84及びカラムアドレスバッファ
85は、各々図4において符号61〜63及び65〜6
6で示したものと同じ機能を有するものである。本実施
例では、図4中のセンスラッチ回路64の機能は、セン
ス回路86と第1のデータラッチ回路87とに分割され
ている。本実施例では更に2つのデータラッチ回路(第
2及び第3のデータラッチ回路88,89)が設けられ
ており、3つのデータラッチ回路87〜89の各々にフ
リップフロップ回路90〜92が設けられている。図5
中のデータ選択回路93、フラグ選択回路94及びクロ
ック回路95は、図4において符号69,72及び73
で示したものに対応するものである。
【0041】本実施例によれば、第2のデータラッチ回
路88又は第3のデータラッチ回路89が指定された状
態でロングサイクルの読み出し動作が実行される場合、
センス回路86によってメモリセルアレイ81から読み
出された1ページ分のロウデータは、第1のデータラッ
チ回路87を経由せずに直接第2又は第3のデータラチ
回路88,89へ転送される。したがって、3つのデー
タラッチ回路87〜89の各々に割り当てられた3つの
データ処理装置が本メモリ装置の異なるページを交互に
アクセスする場合でも、ショートサイクル動作が可能と
なる。
路88又は第3のデータラッチ回路89が指定された状
態でロングサイクルの読み出し動作が実行される場合、
センス回路86によってメモリセルアレイ81から読み
出された1ページ分のロウデータは、第1のデータラッ
チ回路87を経由せずに直接第2又は第3のデータラチ
回路88,89へ転送される。したがって、3つのデー
タラッチ回路87〜89の各々に割り当てられた3つの
データ処理装置が本メモリ装置の異なるページを交互に
アクセスする場合でも、ショートサイクル動作が可能と
なる。
【0042】図6は、図5のメモリ装置を用いた本発明
の他の実施例に係るマルチプロセッサ構成のデータ処理
システムのブロック図である。図6において、3つのプ
ロセッサ101〜103が各々、図5に示した構成を有
するメモリ装置104をアクセスする。3つのプロセッ
サ101〜103とメモリ装置104との間には、図2
の場合と同様に、各々メモリコントローラ106〜10
8が介在している。データバス105、マルチプレック
スされたアドレスバス109、制御バス110及びラッ
チ選択信号線111は、各々図2において符号45及び
49〜51で示したものと同じ機能を有するものであ
る。本実施例では、メモリ装置104のフラグ出力端子
Fにフラグ線112が接続されており、該フラグ線11
2は、フラグ出力端子Fから選択的に出力されるフラグ
を3つのメモリコントローラ106〜108の各々に与
える機能を司る。
の他の実施例に係るマルチプロセッサ構成のデータ処理
システムのブロック図である。図6において、3つのプ
ロセッサ101〜103が各々、図5に示した構成を有
するメモリ装置104をアクセスする。3つのプロセッ
サ101〜103とメモリ装置104との間には、図2
の場合と同様に、各々メモリコントローラ106〜10
8が介在している。データバス105、マルチプレック
スされたアドレスバス109、制御バス110及びラッ
チ選択信号線111は、各々図2において符号45及び
49〜51で示したものと同じ機能を有するものであ
る。本実施例では、メモリ装置104のフラグ出力端子
Fにフラグ線112が接続されており、該フラグ線11
2は、フラグ出力端子Fから選択的に出力されるフラグ
を3つのメモリコントローラ106〜108の各々に与
える機能を司る。
【0043】各メモリコントローラ106〜108は、
アドレスバス109を通してメモリ装置104へ最後に
与えたロウアドレスRAを最終アドレスとして記憶して
おり、対応するフラグがセットされている場合又は次に
与えるべきロウアドレスRAが最終アドレスと異なる場
合には、ロングサイクルの読み出し動作を選択する。ま
た、各メモリコントローラ106〜108は、対応する
フラグがリセットされておりかつ次に与えるべきロウア
ドレスRAが最終アドレスと一致する場合には、ショー
トサイクルの読み出し動作を選択する。この際、3つの
プロセッサ101〜103がメモリ装置104の異なる
ページを交互にアクセスする場合や、3つのプロセッサ
101〜103のうちの任意の二者がメモリ装置104
の異なるページを交互にアクセスする場合でも、ショー
トサイクル動作が可能である。
アドレスバス109を通してメモリ装置104へ最後に
与えたロウアドレスRAを最終アドレスとして記憶して
おり、対応するフラグがセットされている場合又は次に
与えるべきロウアドレスRAが最終アドレスと異なる場
合には、ロングサイクルの読み出し動作を選択する。ま
た、各メモリコントローラ106〜108は、対応する
フラグがリセットされておりかつ次に与えるべきロウア
ドレスRAが最終アドレスと一致する場合には、ショー
トサイクルの読み出し動作を選択する。この際、3つの
プロセッサ101〜103がメモリ装置104の異なる
ページを交互にアクセスする場合や、3つのプロセッサ
101〜103のうちの任意の二者がメモリ装置104
の異なるページを交互にアクセスする場合でも、ショー
トサイクル動作が可能である。
【0044】図7は、本発明の更に他の実施例に係るマ
ルチプロセッサ構成のデータ処理システムのブロック図
である。図7において、3つのプロセッサ121〜12
3が各々、ロウデータの一括読み出しが可能な従来構成
のメモリ装置124をアクセスする。125〜127
は、メモリ装置124の外部に設けられた3つのデータ
ラッチである。3つのプロセッサ121〜123とこれ
に対応する3つのデータラッチ125〜127との間に
は、各々メモリコントローラ128〜130が介在して
いる。プロセッサ121〜123とデータラッチ125
〜127とは、データバス131を共有する。また、3
つのプロセッサ121〜123の各々のアドレス線及び
制御線は、それぞれ第1〜第3のメモリコントローラ1
28〜130の入力側に接続されている。更に、第1〜
第3のメモリコントローラ128〜130の出力側とメ
モリ装置124と第1〜第3のデータラッチ125〜1
27との間には、マルチプレックスされたアドレスバス
132と、制御バス133とが設けられている。メモリ
装置124から読み出される1ページ分のロウデータ
は、ローカルデータバス134を通して第1〜第3のデ
ータラッチ125〜127のうちのいずれかに書き込ま
れる。
ルチプロセッサ構成のデータ処理システムのブロック図
である。図7において、3つのプロセッサ121〜12
3が各々、ロウデータの一括読み出しが可能な従来構成
のメモリ装置124をアクセスする。125〜127
は、メモリ装置124の外部に設けられた3つのデータ
ラッチである。3つのプロセッサ121〜123とこれ
に対応する3つのデータラッチ125〜127との間に
は、各々メモリコントローラ128〜130が介在して
いる。プロセッサ121〜123とデータラッチ125
〜127とは、データバス131を共有する。また、3
つのプロセッサ121〜123の各々のアドレス線及び
制御線は、それぞれ第1〜第3のメモリコントローラ1
28〜130の入力側に接続されている。更に、第1〜
第3のメモリコントローラ128〜130の出力側とメ
モリ装置124と第1〜第3のデータラッチ125〜1
27との間には、マルチプレックスされたアドレスバス
132と、制御バス133とが設けられている。メモリ
装置124から読み出される1ページ分のロウデータ
は、ローカルデータバス134を通して第1〜第3のデ
ータラッチ125〜127のうちのいずれかに書き込ま
れる。
【0045】3つのメモリコントローラ128〜130
は各々、対応するプロセッサ121〜123から与えら
れたアドレスのうちの上位アドレスをロウアドレスRA
とし、かつ下位アドレスをカラムアドレスCAとするよ
うに、アドレス変換を実行する機能を備えたものであ
る。しかも、ロウアドレスRAとカラムアドレスCAと
は、マルチプレックス形式で各々アドレスバス132へ
送出される。また、第1のメモリコントローラ128の
メモリアクセス中は第1のデータラッチ125が、第2
のメモリコントローラ129のメモリアクセス中は第2
のデータラッチ126が、第3のメモリコントローラ1
30のメモリアクセス中は第3のデータラッチ127が
各々制御バス133を通して選択される。
は各々、対応するプロセッサ121〜123から与えら
れたアドレスのうちの上位アドレスをロウアドレスRA
とし、かつ下位アドレスをカラムアドレスCAとするよ
うに、アドレス変換を実行する機能を備えたものであ
る。しかも、ロウアドレスRAとカラムアドレスCAと
は、マルチプレックス形式で各々アドレスバス132へ
送出される。また、第1のメモリコントローラ128の
メモリアクセス中は第1のデータラッチ125が、第2
のメモリコントローラ129のメモリアクセス中は第2
のデータラッチ126が、第3のメモリコントローラ1
30のメモリアクセス中は第3のデータラッチ127が
各々制御バス133を通して選択される。
【0046】また、各メモリコントローラ128〜13
0は、アドレスバス132へ最後に送出したロウアドレ
スRAを最終アドレスとして記憶しており、次に送出す
べきロウアドレスRAが前記最終アドレスと異なる場合
には、メモリ装置124へロウアドレスRAを与えたう
え、対応するデータラッチ125〜127へカラムアド
レスCAを与える。これにより、メモリ装置124中の
1ページ分のロウデータが対応するデータラッチ125
〜127へ転送されたうえ、該対応するデータラッチ1
25〜127から所望のデータがデータバス131へ選
択的に出力される。また、次に送出すべきロウアドレス
RAが前記最終アドレスと一致する場合には、対応する
データラッチ125〜127に保持されている1ページ
分のロウデータの中から1つのデータがデータバス13
1へ選択的に出力されるように、該対応するデータラッ
チ125〜127へカラムアドレスCAを連続して与え
るショートサイクル動作を選択する。なお、ロウアドレ
スRAのビット数をNとするとき、データラッチ125
〜127のデータ幅は各々2Nワードとする。
0は、アドレスバス132へ最後に送出したロウアドレ
スRAを最終アドレスとして記憶しており、次に送出す
べきロウアドレスRAが前記最終アドレスと異なる場合
には、メモリ装置124へロウアドレスRAを与えたう
え、対応するデータラッチ125〜127へカラムアド
レスCAを与える。これにより、メモリ装置124中の
1ページ分のロウデータが対応するデータラッチ125
〜127へ転送されたうえ、該対応するデータラッチ1
25〜127から所望のデータがデータバス131へ選
択的に出力される。また、次に送出すべきロウアドレス
RAが前記最終アドレスと一致する場合には、対応する
データラッチ125〜127に保持されている1ページ
分のロウデータの中から1つのデータがデータバス13
1へ選択的に出力されるように、該対応するデータラッ
チ125〜127へカラムアドレスCAを連続して与え
るショートサイクル動作を選択する。なお、ロウアドレ
スRAのビット数をNとするとき、データラッチ125
〜127のデータ幅は各々2Nワードとする。
【0047】本実施例によれば、従来構成のメモリ装置
124の外部にデータラッチ125〜127を付加する
ことによって、メモリ装置124の動作頻度を著しく低
下させ、結果として平均アクセス時間の短縮と消費電力
の低減を実現することができる。また、アドレスをマル
チプレックスしないでプロセッサとメモリ装置とを接続
した場合と比べると、アドレス線の本数を減じることが
でき、より簡易なハードウェアとなる。
124の外部にデータラッチ125〜127を付加する
ことによって、メモリ装置124の動作頻度を著しく低
下させ、結果として平均アクセス時間の短縮と消費電力
の低減を実現することができる。また、アドレスをマル
チプレックスしないでプロセッサとメモリ装置とを接続
した場合と比べると、アドレス線の本数を減じることが
でき、より簡易なハードウェアとなる。
【0048】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1又は
3の発明によれば、各々メモリセルアレイからの1ペー
ジ分のロウデータを保持するための複数のデータラッチ
回路をメモリ装置の内部に設け、各データラッチ回路を
複数のデータ処理装置の各々に割り当て可能にした構成
を採用したので、該メモリ装置は、複数のデータ処理装
置によって異なるページが交互にアクセスされる場合で
もショートサイクル動作が可能となる。これに伴ってロ
ングサイクル動作の頻度が低減されるので、メモリ装置
の平均アクセス時間の短縮と、その消費電力の低減が実
現可能になる。
3の発明によれば、各々メモリセルアレイからの1ペー
ジ分のロウデータを保持するための複数のデータラッチ
回路をメモリ装置の内部に設け、各データラッチ回路を
複数のデータ処理装置の各々に割り当て可能にした構成
を採用したので、該メモリ装置は、複数のデータ処理装
置によって異なるページが交互にアクセスされる場合で
もショートサイクル動作が可能となる。これに伴ってロ
ングサイクル動作の頻度が低減されるので、メモリ装置
の平均アクセス時間の短縮と、その消費電力の低減が実
現可能になる。
【0049】請求項2又は4の発明によれば、各々ロン
グサイクルの読み出し動作時にリセットされかつメモリ
セルアレイへのデータの書き込み動作時にセットされる
複数のフリップフロップ回路を複数のデータラッチ回路
の各々に対応して設けた構成を採用したので、各フリッ
プフロップ回路から出力されるフラグにより、対応する
データラッチ回路に保持されているロウデータの利用可
能性、つまりショートサイクル動作の適否を表示するこ
とができる。
グサイクルの読み出し動作時にリセットされかつメモリ
セルアレイへのデータの書き込み動作時にセットされる
複数のフリップフロップ回路を複数のデータラッチ回路
の各々に対応して設けた構成を採用したので、各フリッ
プフロップ回路から出力されるフラグにより、対応する
データラッチ回路に保持されているロウデータの利用可
能性、つまりショートサイクル動作の適否を表示するこ
とができる。
【0050】請求項5の発明によれば、各々1ページ分
のロウデータを保持するための複数のデータラッチ回路
を備えたメモリ装置を採用し、かつ該メモリ装置内の各
データラッチ回路を複数のデータ処理装置の各々に割り
当てたので、複数のデータ処理装置が該メモリ装置の異
なるページを交互にアクセスする場合でも、各データ処
理装置に対応したメモリコントローラは、各々メモリ装
置へのアクセスの履歴に基づいてショートサイクルの読
み出し動作を選択することができる。これにより、該メ
モリ装置のロングサイクル動作の頻度が相対的に低くな
り、メモリアクセスの高速化、ひいてはデータ処理シス
テムの処理効率の向上が図れる。
のロウデータを保持するための複数のデータラッチ回路
を備えたメモリ装置を採用し、かつ該メモリ装置内の各
データラッチ回路を複数のデータ処理装置の各々に割り
当てたので、複数のデータ処理装置が該メモリ装置の異
なるページを交互にアクセスする場合でも、各データ処
理装置に対応したメモリコントローラは、各々メモリ装
置へのアクセスの履歴に基づいてショートサイクルの読
み出し動作を選択することができる。これにより、該メ
モリ装置のロングサイクル動作の頻度が相対的に低くな
り、メモリアクセスの高速化、ひいてはデータ処理シス
テムの処理効率の向上が図れる。
【0051】請求項6の発明によれば、各々1ページ分
のロウデータを保持するための複数のデータラッチ回路
と、対応するデータラッチ回路内のロウデータの利用可
能性を表示するためのフリップフロップ回路とを備えた
メモリ装置を採用し、かつ該メモリ装置内の各データラ
ッチ回路及びフリップフロップ回路を複数のデータ処理
装置の各々に割り当てたので、複数のデータ処理装置が
該メモリ装置の異なるページを交互にアクセスする場合
でもショートサイクルの読み出し動作を選択できるだけ
でなく、ショートサイクル動作による不正データの読み
出しを回避することができる。したがって、データ処理
システムの処理効率及び信頼性の向上が図れる。
のロウデータを保持するための複数のデータラッチ回路
と、対応するデータラッチ回路内のロウデータの利用可
能性を表示するためのフリップフロップ回路とを備えた
メモリ装置を採用し、かつ該メモリ装置内の各データラ
ッチ回路及びフリップフロップ回路を複数のデータ処理
装置の各々に割り当てたので、複数のデータ処理装置が
該メモリ装置の異なるページを交互にアクセスする場合
でもショートサイクルの読み出し動作を選択できるだけ
でなく、ショートサイクル動作による不正データの読み
出しを回避することができる。したがって、データ処理
システムの処理効率及び信頼性の向上が図れる。
【0052】請求項7の発明によれば、各々1ページ分
のロウデータを保持するための複数のデータラッチをメ
モリ装置の外部に設け、各データラッチを複数のデータ
処理装置の各々に割り当てた構成を採用したので、複数
のデータ処理装置がメモリ装置の異なるページを交互に
アクセスする場合でも、各データ処理装置に対応したメ
モリコントローラは、各々メモリ装置へのアクセスの履
歴に基づいてショートサイクルの読み出し動作を選択す
ることができる。これにより、メモリ装置からのロウデ
ータの読み出しを含んだロングサイクル動作の頻度が低
くなり、メモリアクセスの高速化、ひいてはデータ処理
システムの処理効率の向上が図れる。
のロウデータを保持するための複数のデータラッチをメ
モリ装置の外部に設け、各データラッチを複数のデータ
処理装置の各々に割り当てた構成を採用したので、複数
のデータ処理装置がメモリ装置の異なるページを交互に
アクセスする場合でも、各データ処理装置に対応したメ
モリコントローラは、各々メモリ装置へのアクセスの履
歴に基づいてショートサイクルの読み出し動作を選択す
ることができる。これにより、メモリ装置からのロウデ
ータの読み出しを含んだロングサイクル動作の頻度が低
くなり、メモリアクセスの高速化、ひいてはデータ処理
システムの処理効率の向上が図れる。
【図1】本発明の実施例に係るメモリ装置のブロック図
である。
である。
【図2】図1のメモリ装置を用いた本発明の実施例に係
るデータ処理システムのブロック図である。
るデータ処理システムのブロック図である。
【図3】図2のデータ処理システムの動作を示す波形図
である。
である。
【図4】本発明の他の実施例に係るメモリ装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】本発明の更に他の実施例に係るメモリ装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図6】図5のメモリ装置を用いた本発明の他の実施例
に係るデータ処理システムのブロック図である。
に係るデータ処理システムのブロック図である。
【図7】本発明の更に他の実施例に係るデータ処理シス
テムのブロック図である。
テムのブロック図である。
【図8】従来のメモリ装置のブロック図である。
21,61,81 メモリセルアレイ 22,62,82 ロウアドレスバッファ(ロウデータ
読み出し手段) 23,63,83 ロウデコーダ(ロウデータ読み出し
手段) 24,64 センスラッチ回路(ロウデータ読み出し手
段) 25,65,84 カラムデコーダ(制御手段) 26,66,85 カラムアドレスバッファ(制御手
段) 27,28,67,68,87,88,89データラッ
チ回路 29,69,93 データ選択回路(制御手段) 30,73,95 クロック回路(制御手段) 41,101,102,103,121,122,12
3プロセッサ(データ処理装置) 42,43 周辺装置(データ処理装置) 44,104,124 メモリ装置 45,105,131 データバス(1組のデータ線) 46,47,48,106,107,108,128,
129,130メモリコントローラ 49,109,132マルチプレックスされたアドレス
バス(1組のアドレス線) 50,110,133 制御バス 70,71,90,91,92 フリップフロップ回路 72,94 フラグ選択回路 86 センス回路 125,126,127 データラッチ RA ロウアドレス CA カラムアドレス RAS ロウアドレスストローブ信号 CAS カラムアドレスストローブ信号 WE ライトイネーブル信号 OE 出力イネーブル信号 S0〜S2 ラッチ選択信号
読み出し手段) 23,63,83 ロウデコーダ(ロウデータ読み出し
手段) 24,64 センスラッチ回路(ロウデータ読み出し手
段) 25,65,84 カラムデコーダ(制御手段) 26,66,85 カラムアドレスバッファ(制御手
段) 27,28,67,68,87,88,89データラッ
チ回路 29,69,93 データ選択回路(制御手段) 30,73,95 クロック回路(制御手段) 41,101,102,103,121,122,12
3プロセッサ(データ処理装置) 42,43 周辺装置(データ処理装置) 44,104,124 メモリ装置 45,105,131 データバス(1組のデータ線) 46,47,48,106,107,108,128,
129,130メモリコントローラ 49,109,132マルチプレックスされたアドレス
バス(1組のアドレス線) 50,110,133 制御バス 70,71,90,91,92 フリップフロップ回路 72,94 フラグ選択回路 86 センス回路 125,126,127 データラッチ RA ロウアドレス CA カラムアドレス RAS ロウアドレスストローブ信号 CAS カラムアドレスストローブ信号 WE ライトイネーブル信号 OE 出力イネーブル信号 S0〜S2 ラッチ選択信号
Claims (7)
- 【請求項1】 外部接続される複数のデータ処理装置か
ら共通にアクセスされ、各々複数のロウと複数のカラム
との交点に配置された複数の単位メモリセルを有するメ
モリセルアレイを備え、かつ該メモリセルアレイのロウ
とカラムとの指定のためにロウアドレスとカラムアドレ
スとがマルチプレックス形式で与えられるメモリ装置で
あって、 前記メモリセルアレイからロウアドレスで指定される1
つのロウに属する全てのカラムのデータを1ページ分の
ロウデータとして一度に読み出すためのロウデータ読み
出し手段と、前記複数のデータ処理装置の各々に対応して設けられ、
かつ 各々前記メモリセルアレイから読み出された1ペー
ジ分のロウデータを保持するための複数のデータラッチ
回路と、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて前記複数のデータラッチ回路のうちの対応
するデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号ととも
にロウアドレスとカラムアドレスとによってデータの読
み出しが要求された場合には、前記メモリセルアレイか
ら前記ロウアドレスに従って読み出された1ページ分の
ロウデータを前記指定されたデータラッチ回路に保持さ
せ、更に該指定されたデータラッチ回路に保持されてい
る1ページ分のロウデータの中から前記カラムアドレス
に従って選択された1つのデータを出力するための制御
手段とを備え、 前記制御手段は、前記複数のデータ処理装置のうちのい
ずれかのアクセス要求に応じて前記複数のデータラッチ
回路のうちの対応するデータラッチ回路を指定するラッ
チ選択信号とともにカラムアドレスのみによってデータ
の読み出しが要求された場合には、前記指定されたデー
タラッチ回路に保持されている1ページ分のロウデータ
の中から前記カラムアドレスに従って選択された1つの
データを出力する機能を更に有する ことを特徴とするメ
モリ装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のメモリ装置において、 各々1ビットの情報をフラグとして記憶するために前記
複数のデータラッチ回路の各々に対応して設けられた複
数のフリップフロップ回路を更に備え、 前記制御手段は、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて前記複数のデータラッチ回路のうちの対応
するデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号ととも
にロウアドレスとカラムアドレスとによってデータの読
み出しが要求された場合 には、前記指定されたデータラ
ッチ回路に対応したフリップフロップ回路のフラグをリ
セットし、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて データの書き込みが要求された場合には、
前記複数のフリップフロップ回路のフラグを全てセット
し、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて前記複数のデータラッチ回路のうちの対応
するデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号ととも
にカラムアドレスのみによってデータの読み出しが要求
された場合 には、前記指定されたデータラッチ回路に対
応したフリップフロップ回路のフラグを選択的に出力さ
せる機能を更に有することを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項3】 外部接続される複数のデータ処理装置か
ら共通にアクセスされ、各々複数のロウと複数のカラム
との交点に配置された複数の単位メモリセルを有するメ
モリセルアレイを備え、かつ該メモリセルアレイのロウ
とカラムとの指定のためにロウアドレスとカラムアドレ
スとがマルチプレックス形式で与えられるメモリ装置で
あって、 与えられたロウアドレスを保持するためのロウアドレス
バッファと、 前記メモリセルアレイの複数のロウの中から、前記ロウ
アドレスバッファが保持しているロウアドレスで指定さ
れた1つのロウを選択するためのロウデコーダと、 前記メモリセルアレイから前記ロウデコーダによって選
択されたロウに属する全てのカラムのデータを1ページ
分のロウデータとして一度に読み出し、かつ該読み出し
た1ページ分のロウデータを保持するためのセンスラッ
チ回路と、前記複数のデータ処理装置の各々に対応して設けられ、
かつ 各々前記メモリセルアレイから前記センスラッチ回
路によって読み出された1ページ分のロウデータを保持
するための複数のデータラッチ回路と、 与えられたカラムアドレスを保持するためのカラムアド
レスバッファと、 前記センスラッチ回路及び複数のデータラッチ回路に各
々保持されている1ページ分のロウデータの中から、前
記カラムアドレスバッファが保持しているカラムアドレ
スで指定された1つのカラムに対応したデータを選択す
るためのカラムデコーダと、 前記センスラッチ回路及び前記複数のデータラッチ回路
のうちのいずれかを選択的に指定するためのラッチ選択
信号と、前記メモリセルアレイからのデータの読み出し
と前記センスラッチ回路を経由した該メモリセルアレイ
へのデータの書き込みとを選択的に要求するためのライ
トイネーブル信号と、ロウアドレスとともに与えられる
ロウアドレスストローブ信号と、カラムアドレスととも
に与えられるカラムアドレスストローブ信号とを各々受
け取り、かつ前記ロウアドレスバッファ、ロウデコー
ダ、センスラッチ回路、複数のデータラッチ回路、カラ
ムアドレスバッファ及びカラムデコーダを各々駆動する
ためのクロック回路とを備え、 前記クロック回路は、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて前記複数のデータラッチ回路のうちの対応
するデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号ととも
にロウアドレスとカラムアドレスとによってデータの読
み出しが要求された場合 には、前記メモリセルアレイか
ら前記ロウアドレスに従って読み出された1ページ分の
ロウデータが前記センスラッチ回路及び前記指定された
データラッチ回路に保持されるように、前記ロウアドレ
スバッファ、ロウデコーダ、センスラッチ回路及び指定
されたデータラッチ回路を各々駆動し、更に前記指定さ
れたデータラッチ回路に保持されている1ページ分のロ
ウデータの中から前記カラムアドレスに従って選択され
た1つのデータが出力されるように、前記カラムア ドレ
スバッファ及びカラムデコーダを各々駆動し、 前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて前記複数のデータラッチ回路のうちの対応
するデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号ととも
にカラムアドレスのみによってデータの読み出しが要求
された場合 には、前記指定されたデータラッチ回路に保
持されている1ページ分のロウデータの中から前記カラ
ムアドレスに従って選択された1つのデータが出力され
るように、前記指定されたデータラッチ回路、カラムア
ドレスバッファ及びカラムデコーダを各々駆動する機能
を有することを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項4】 請求項3記載のメモリ装置において、 各々1ビットの情報をフラグとして記憶するために前記
複数のデータラッチ回路の各々に対応して設けられた複
数のフリップフロップ回路を更に備え、 前記クロック回路は、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて前記複数のデータラッチ回路のうちの対応
するデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号ととも
にロウアドレスとカラムアドレスとによってデータの読
み出しが要求された場合 には、前記指定されたデータラ
ッチ回路に対応したフリップフロップ回路のフラグをリ
セットし、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じてデータの書き込みが要求された場合 には、
前記複数のフリップフロップ回路のフラグを全てセット
し、前記複数のデータ処理装置のうちのいずれかのアクセス
要求に応じて前記複数のデータラッチ回路のうちの対応
するデータラッチ回路を指定するラッチ選択信号ととも
にカラムアドレスのみによってデータの読み出しが要求
された場合 には、前記指定されたデータラッチ回路に対
応したフリップフロップ回路のフラグを選択的に出力さ
せる機能を更に有することを特徴とするメモリ装置。 - 【請求項5】 1組のデータ線を互いに共有した複数の
データ処理装置と、 前記1組のデータ線へデータを出力するための、請求項
1又は3に記載の構成を備え、かつ前記複数のデータラ
ッチ回路が前記複数のデータ処理装置の各々に対応して
設けられたメモリ装置と、 前記複数のデータ処理装置の各々に対応して設けられ、
1組のアドレス線を互いにかつ前記メモリ装置とともに
共有し、かつ各々前記複数のデータ処理装置のうちの対
応するデータ処理装置から与えられるアドレスに基づい
たロウアドレスとカラムアドレスとを前記1組のアドレ
ス線を通してマルチプレックス形式で前記メモリ装置へ
与えるための複数のメモリコントローラとを備えたデー
タ処理システムであって、 前記複数のメモリコントローラの各々は、 前記メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最終アド
レスとして記憶しており、かつ前記ラッチ選択信号を出
力することにより前記メモリ装置内の対応するデータラ
ッチ回路を指定し、 前記メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最
終アドレスと異なる場合には、該メモリ装置にデータの
読み出しを要求しながらロウアドレスに続いてカラムア
ドレスを該メモリ装置へ与えるロングサイクル動作を選
択し、 前記メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最
終アドレスと一致する場合には、該メモリ装置にデータ
の読み出しを要求しながら該メモリ装置へカラムアドレ
スを連続して与えるショートサイクル動作を選択する機
能を有することを特徴とするデータ処理システム。 - 【請求項6】 1組のデータ線を互いに共有した複数の
データ処理装置と、 前記1組のデータ線へデータを出力するための、請求項
2又は4に記載の構成を備え、かつ前記複数のデータラ
ッチ回路及び複数のフリップフロップ回路が前記複数の
データ処理装置の各々に対応して設けられたメモリ装置
と、 前記複数のデータ処理装置の各々に対応して設けられ、
1組のアドレス線を互いにかつ前記メモリ装置とともに
共有し、かつ各々前記複数のデータ処理装置のうちの対
応するデータ処理装置から与えられるアドレスに基づい
たロウアドレスとカラムアドレスとを前記1組のアドレ
ス線を通してマルチプレックス形式で前記メモリ装置へ
与えるための複数のメモリコントローラとを備えたデー
タ処理システムであって、 前記複数のメモリコントローラの各々は、 前記メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最終アド
レスとして記憶しており、かつ前記ラッチ選択信号を出
力することにより前記メモリ装置内の対応するデータラ
ッチ回路及びフリップフロップ回路を指定し、 前記メモリ装置内の指定されたフリップフロップ回路か
ら選択的に出力されたフラグがセットされている場合又
は該メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最
終アドレスと異なる場合には、該メモリ装置にデータの
読み出しを要求しながらロウアドレスに続いてカラムア
ドレスを該メモリ装置へ与えるロングサイクル動作を選
択し、 前記メモリ装置内の指定されたフリップフロップ回路か
ら選択的に出力されたフラグがリセットされておりかつ
該メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最終
アドレスと一致する場合には、該メモリ装置にデータの
読み出しを要求しながら該メモリ装置へカラムアドレス
を連続して与えるショートサイクル動作を選択する機能
を有することを特徴とするデータ処理システム。 - 【請求項7】 1組のデータ線を互いに共有した複数の
データ処理装置と、 複数のロウと複数のカラムとの交点に各々配置された複
数の単位メモリセルを有し、かつロウアドレスで指定さ
れる1つのロウに属する全てのカラムのデータが1ペー
ジ分のロウデータとして一度に読み出されるメモリ装置
と、 前記複数のデータ処理装置の各々に対応して設けられ、
前記1組のデータ線を互いにかつ前記複数のデータ処理
装置とともに共有し、各々前記メモリ装置から読み出さ
れた1ページ分のロウデータを保持し、かつ各々該保持
している1ページ分のロウデータの中からカラムアドレ
スで指定される1つのカラムに対応したデータを前記1
組のデータ線へ選択的に出力するための複数のデータラ
ッチと、 前記複数のデータ処理装置の各々に対応して設けられ、
1組のアドレス線を互いにかつ前記メモリ装置及び複数
のデータラッチとともに共有し、かつ各々前記複数のデ
ータ処理装置のうちの対応するデータ処理装置から与え
られるアドレスに基づいたロウアドレスとカラムアドレ
スとを前記1組のアドレス線を通してマルチプレックス
形式で前記メモリ装置及び複数のデータラッチへそれぞ
れ与えるための複数のメモリコントローラとを備えたデ
ータ処理システムであって、 前記複数のメモリコントローラの各々は、 前記メモリ装置へ最後に与えたロウアドレスを最終アド
レスとして記憶しており、かつ前記複数のデータラッチ
のうちの対応するデータラッチを指定し、 前記メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最
終アドレスと異なる場合には、該メモリ装置中の1つの
データが前記指定されたデータラッチを経由して前記1
組のデータ線へ選択的に出力されるように、該メモリ装
置へロウアドレスを与えたうえ前記指定されたデータラ
ッチへカラムアドレスを与えるロングサイクル動作を選
択し、 該メモリ装置へ次に与えるべきロウアドレスが前記最終
アドレスと一致する場合には、前記指定されたデータラ
ッチに保持されている1ページ分のロウデータの中から
1つのデータが前記1組のデータ線へ選択的に出力され
るように、前記指定されたデータラッチへカラムアドレ
スを連続して与えるショートサイクル動作を選択する機
能を有することを特徴とするデータ処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06565992A JP3253668B2 (ja) | 1991-04-01 | 1992-03-24 | メモリ装置とこれを用いたデータ処理システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6837691 | 1991-04-01 | ||
JP3-68376 | 1991-04-01 | ||
JP06565992A JP3253668B2 (ja) | 1991-04-01 | 1992-03-24 | メモリ装置とこれを用いたデータ処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0589668A JPH0589668A (ja) | 1993-04-09 |
JP3253668B2 true JP3253668B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=26406801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06565992A Expired - Fee Related JP3253668B2 (ja) | 1991-04-01 | 1992-03-24 | メモリ装置とこれを用いたデータ処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3253668B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5581513A (en) * | 1995-04-19 | 1996-12-03 | Cirrus Logic, Inc. | Continuous page random access memory and systems and methods using the same |
JP2000113676A (ja) * | 1998-10-07 | 2000-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体記憶装置 |
-
1992
- 1992-03-24 JP JP06565992A patent/JP3253668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0589668A (ja) | 1993-04-09 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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