JP3252892B2 - 無線機の自動音量調整装置 - Google Patents

無線機の自動音量調整装置

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JP3252892B2
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雅之 杉野
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エヌイーシーモバイリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機の自動音量
調整装置に関し、特に、無線機のスピーカマイクを用
い、受信時に使用しないマイクから集音することによ
り、周囲の雑音レベルを判定し、受信時のスピーカの音
量を自動的に調整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線機の受信時には、スピーカよ
り音声出力が行われるが、周りの雑音等が大きい場合、
その音声等がとても聞きづらいことがある。そこで、音
量の調節を、手動にて行って、急にまわりが騒がしくな
ったときには、その度ごとに調整を行っていた。
【0003】また、自動的に音量調整する装置も考案さ
れており、例えば、送話用のマイクロホンとは別に、周
囲雑音の集音専用のマイクロホンを持った装置が考案さ
れている。
【0004】また、特開平04−082331号公報に
よれば、雑音集音用と通話用のマイクロホンを兼用する
装置が開示されており、スピーチコーデック等を使用し
て、入力された全ての信号から、通話音声を除く背景雑
音を計算し、音量調整する装置であった。
【0005】図4は、このような従来の装置構成の一例
を示すブロック図である。図4において、11にスピー
カ、12にマイクロホン(兼周囲雑音等測定用マイクロ
ホン)、13にスピーチコーデック部を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術においては、専用のマイクロホンを設けなければ
ならず、部品数が多くなる点である。その理由は、現在
の無線機において、スピーカマイクロホンは、音声等の
信号のみの入出力を行うだけであって、雑音等の集音を
行う構成にはなっていなかったためである。
【0007】第2の問題点は、従来の技術においては、
スピーチコーデック等により入力された全ての信号の中
から背景雑音等のみを解析し、計算にて音量を求めなけ
ればならない点である。その理由は、現在の無線機にお
いて、スピーカマイクロホンは音声等の信号のみの入出
力を行うだけであって、雑音等の集音を行う構成にはな
っていないためである。
【0008】[発明の目的]本発明の目的は、部品数を
少なくすることにより、回路構成を簡単にすることにあ
る。
【0009】また、従来のスピーチコーデック等の複雑
な回路を用いずに自動音量調整を行うことにより、回路
構成の簡単化をはかることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の、無線機の自動
音量調整装置は、上記課題を解決するための手段とし
て、音声入力用及び周囲雑音測定用を兼用するマイクロ
ホンと、送信時には、前記マイクロホンから入力された
音声を送信すべく無線部に出力し、受信時には、前記マ
イクロホンから入力された周囲雑音を音量測定部に出力
する送受信切替部と、前記周囲雑音の大きさを測定する
音量測定部と、前記測定結果を基に音量調整の自動制御
を行うデータ処理装置と、受信時に出力する音量を調整
する前記音量調整部と、上記音量調整された音を出力す
るスピーカ部と、を有し、受信時に、前記マイクロホン
から周囲雑音を集音してその音の大きさを測定し、その
測定結果をもとに音量の自動調整を行うことを特徴とす
る。
【0011】本発明は、 ・音量の調整が必要なときは主に受信時である; ・送信時に使用する、無線機本体または本体に接続され
るスピーカマイクのマイク部は、受信時には使用されて
いない;という点に着目し、受信時には、このマイクか
ら無線機のまわりの音の大きさを測り、その測定結果を
もとに音量の自動調整を行うことを特徴とするものであ
る。
【0012】本発明の無線機の自動音量調整装置は、通
信方式が単信又は単向の無線機において、受信時には使
用していないマイクより集音することによって、周囲の
雑音レベルを測定し、その音量により自動的にスピーカ
の音量を調整することを特徴とする。
【0013】より具体的には、送信時には音声等を集音
するマイクロホン、受信時には背景雑音を検出するマイ
クロホンを1つのマイクロホンで兼用し、受信時と送信
時を、プレストークスイッチ等によって切り替えて動作
させることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明によれば、送信時のマイクロホンと受信
時に背景雑音を検出するマイクロホンを兼用することに
より、それぞれ専用のマイクロホンを設けることなく音
量調整を行う事が可能である。
【0015】また、本発明によれば、音を集め電気信号
に変えるマイクロホンを、音声等の信号入力用と、音量
調整に使用するための周囲雑音入力用と、分けずに1つ
にすることで、主に回路構成の簡単化をはかることがで
きる。
【0016】また、本発明によれば、受信時に周囲の雑
音を集音するため、音声の混入しない周囲雑音のみを集
音することができる。このため、従来のスピーチコーデ
ック等の回路を用いずに自動音量調整を行うことがで
き、回路構成の簡単化をはかることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0018】[1]構成の説明 図1は、本発明の構成を示すブロック図である。図1を
参照すると、本発明の第1の実施形態は、音声等用のマ
イクロホン(以下、マイクとする。)と周囲雑音等測定
用のマイクを兼用としたマイク(101)と、送信と受
信を切り替えるプレストークスイッチ等の送受信切替部
(102)と、周囲雑音の大きさを測定する音量測定部
(103)と、測定結果を基に音量調整の制御を行うデ
ータ処理装置(104)と、受信時に出力する音声等の
音量を調整する音量調整部(105)と、実際に音声等
を出力するスピーカ部(106)及び無線部(107)
を有する。
【0019】[2]動作の説明 次に、本発明の実施形態の動作について、図2を参照し
て詳細に説明する。
【0020】図2は、本発明の装置の送信時と受信時の
動作を示す図である。
【0021】無線機より送信する場合:まず無線機の
プレストークスイッチ(送受信切替部)の切り替えによ
り送信状態にする。この際、無線機のマイクは送信する
音声等を電気信号に変える働きをする。またその電気信
号は高周波に変調され、電波として相手の無線機へ送ら
れる。
【0022】この時、相手の声は受信できないため、ス
ピーカの音量を調整する必要はない。
【0023】無線機が受信する場合:無線機のプレス
トークスイッチの切り替えにより、受信状態にする。こ
の際、相手側無線機より音声等の信号が送られてきて、
スピーカより出力が行われるが、周りの雑音等が大きい
場合、その音声等がとても聞きづらいことがある。
【0024】そこで、受信の際に使用されていない、マ
イクより周囲雑音を集音し、その大きさを測定し、その
データを基に、スピーカより出力される音量を自動的に
調整する。
【0025】すなわち、送信時には、前記マイクロホン
から入力された音声を送信すべく無線部に出力し、受信
時には、前記マイクロホンから入力された周囲雑音を音
量測定部に出力すべく送受信切替部により、切替を行な
う。
【0026】図3は、本発明の装置の送信時と受信時の
データと音声の流れを示す図である。
【0027】
【発明の効果】第1の効果は、周囲雑音を測定する為の
専用のマイクが必要なくなるため、部品数を減らし、回
路を簡単化することができる。その理由は、スピーカよ
り音声等が出力される受信時には、スピーカマイクロホ
ンのマイクは使用されておらず、そのマイクを使用して
周囲雑音を測定するため、マイクロホンが1つですむた
めである。
【0028】第2の効果は、従来のような、スピーチコ
ーデック等を使用して、入力された全ての信号より背景
雑音を計算し、音量調整するための回路が不要であるた
め、回路構成を簡単にすることができる。その理由は、
受信時に周囲の雑音を集音するため、音声の混入しな
い、周囲雑音のみを集音することができるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の装置の送信時と受信時の動作を示す図
である。
【図3】本発明の装置の送信時と受信時のデータと音声
の流れを示す図である。
【図4】従来の装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 音声及び雑音測定用マイク 102 送受信切替部(プレストークスイッチ) 103 雑音の大きさを測定する音量測定部 104 音量調整等の制御指示を行うデータ処理部 105 実際音量を制御する音量調整部 106 音声等を出力するスピーカ部 107 無線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 3/20 - 3/34 H04M 1/19 H04M 1/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入力用及び周囲雑音測定用を兼用す
    るマイクロホンと、 送信時には、前記マイクロホンから入力された音声を送
    信すべく無線部に出力し、受信時には、前記マイクロホ
    ンから入力された周囲雑音を音量測定部に出力する送受
    信切替部と、 前記周囲雑音の大きさを測定する前記音量測定部と、 前記測定結果を基に音量調整の自動制御を行うデータ処
    理装置と、 受信時に出力する音量を調整する音量調整部と、 上記音量調整された音を出力するスピーカ部と、 を有し、前記送受信切替部が受信状態に切り替えられた場合にの
    み、前記マイクロホンは前記周囲雑音のみを集音する
    とを特徴とする無線機の自動音量調整装置。
  2. 【請求項2】 前記送受信切替部は、送信時には前記無
    線部と前記音量調整部との間の第1接続及び前記マイク
    ロホンと前記音量測定部との間の第2接続とをオフし、
    受信時には前記第1接続及び前記第2接続とをオンする
    プレストークスイッチであることを特徴とする請求項1
    記載の無線機の自動音量調整装置。
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