JP3252289B2 - 往復動ポンプ - Google Patents

往復動ポンプ

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JP3252289B2
JP3252289B2 JP12366792A JP12366792A JP3252289B2 JP 3252289 B2 JP3252289 B2 JP 3252289B2 JP 12366792 A JP12366792 A JP 12366792A JP 12366792 A JP12366792 A JP 12366792A JP 3252289 B2 JP3252289 B2 JP 3252289B2
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reciprocating pump
discharge port
hose joint
hose
present
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宏章 鈴木
八郎 枝村
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療用等に使用する往
復動ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の往復動ポンプは、図2
ないし図4に示すように(但し、図には吐出口側のみが
示されている)、ポンプ本体(図示せず)の吐出口10
を逆止弁(図2においてはポペットバルブ12、図3お
よび図4においてはボールバルブ14、14)、ホース
接手16を介してホース(図示せず)に接続するよう構
成されている。
【0003】そして、吐出口10、逆止弁12、14、
14およびホース接手16の間には、シール手段を配設
して、取扱液の接手部からの外部液洩れ並びに逆止弁部
における内部液洩れを防止するよう構成されている。す
なわち、図2においては、吐出口10とポペットバルブ
12との間にガスケット(Oリング)18aが配設され
されている。また、図3においては、吐出口10、ボー
ルガイド14aおよびホース接手16の間にそれぞれガ
スケット18b、シート18c、ガスケット18dおよ
びガスケット18eが配設されている。さらに、図4に
おいては、吐出口10、ボールガイド14bおよびホー
ス接手16の間にそれぞれガスケット兼シート18f、
ガスケット18gが配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の往復動ポンプは、以下に述べるような難点を有
していた。
【0005】すなわち、前記従来技術においては、吐出
口(および吸込口)、逆止弁並びにホース接手の間のシ
ールは、いずれもOリング等を平面的に配置したガスケ
ットから構成されているが、これらガスケットは、その
締め代を寸法管理して一様に締め付け変形させることが
一般に極めて困難である。このため、従来技術において
は、前記シール部のシール(ホース接手部からの外部液
洩れ並びに逆止弁部における内部液洩れ)を確実に達成
できない難点を有していた。しかるに、前記難点は、特
に医療用往復動ポンプにおいては、吐出流量の定量性が
要求されることから、基本的な欠点をなすものであっ
た。また、前記従来技術は、特に逆止弁をボールバルブ
により構成する場合に、構造が複雑となり大形化する欠
点も有していた。
【0006】そこで、本発明の目的は、定量性を確保す
ると同時に、簡単かつ小形に構成することができる往復
動ポンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る往復動ポンプは、ポンプ本体の吸込口
および吐出口をポペット弁とホース接手を介してホース
に連通するように構成した往復動ポンプにおいて、吸込
口および吐出口にそれぞれ拡大環状鍔部を形成し、ホー
ス接手には前記拡大環状鍔部内にOリングを介して挿通
する環状挿通部を設け、ポペットバルブの弁座を前記環
状挿通部に接合することを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明においては、逆止弁は、ホース接手およ
び/もしくは吸込口および吐出口に対して一体的に接合
するよう構成されている。これにより、逆止弁部におけ
る内部液洩れが確実に阻止される。また、本発明におい
ては、ホース接手は、吸込口および吐出口に対して挿通
部を設けてナット締め結合し、そして前記挿通部の周面
に溝部を介してOリングを嵌挿するよう構成することに
より、ホース接手部からの外部液洩れも確実に防止され
る。したがって、吐出流量の定量性が確実に達成され
る。
【0009】さらに、本発明は、部品点数が少なく簡単
かつ小形に構成し得ると共に、特に組付けを簡単かつ確
実に行うことができる利点を有する。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る往復動ポンプの実施例に
つき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の往復動ポンプの一実施例
をを示すものであり、往復動ポンプの全体的構成は、図
2乃至4に示す従来のものと同様である。すなわち、往
復動ポンプは、ポンプ本体20の吸込口22および吐出
口24を逆止弁(ポペットバルブ)26、ホース接手2
8を介してホース30に接続するよう構成されている。
【0012】しかるに、本発明においては、ホース接手
28は、吸込口22および吐出口24にそれぞれ設けた
拡大環状鍔部22a、24a内に挿通される環状挿通部
28aを有し、そして、ポペットバルブ26は、そのシ
ート面26aを、ホース接手28の前記挿通部28aの
シート面28bに溶着ないし接着により一体的に接合す
るよう構成される。なお、ポペットバルブ26のシート
面26aは、代案として、吸込口22および吐出口24
のシート面に接合してもよい。さらに、逆止弁は、代案
として、ボールバルブから構成することも可能である。
そして、本発明においては、ホース接手28と吸込口2
2および吐出口24とは、その挿通部28aと鍔部22
a、24aとの間を、挿通部28aの溝部28c内に配
置したOリング32を介してナット34締めすることに
より結合される。
【0013】したがって、このような構成からなる本実
施例によれば、逆止弁部における内部液洩れが前記一体
的接合によつて完全に阻止されると共に、ホース接手か
らの外部液洩れも、周面に配置される前記Oリングがナ
ットの締付け力に無関係なシール性を有することから、
確実に防止される。すなわち、吐出流量の定量性が確実
に達成される。また、本発明は、部品点数が少なく簡単
かつ小形に構成されると共に、特に逆止弁は、これを一
体的に接合されているホース接手についてナット締め締
結するだけで組付けられるので、前記組付けを簡単かつ
確実に行うことができる利点を有する。
【0014】以上、本発明を好適な一実施例について説
明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、
その精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が
可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る往復
動ポンプは、ポンプ本体の吸込口および吐出口をポペッ
ト弁とホース接手を介してホースに連通するように構成
した往復動ポンプにおいて、吸込口および吐出口にそれ
ぞれ拡大環状鍔部を形成し、ホース接手には前記拡大環
状鍔部内にOリングを介して挿通する環状挿通部を設
け、ポペットバルブの弁座を前記環状挿通部に接合する
よう構成したことにより、逆止弁部における内部液洩れ
が確実に阻止されるだけでなく、ホース接手部からの外
部液洩れも確実に防止することができる。したがって、
吐出流量の定量性が確実に達成される。
【0016】さらに、本発明の往復動ポンプは、部品点
数が少なく簡単かつ小形に構成し得ると共に、特に組付
けを簡単かつ確実に行うことができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る往復動ポンプの一実施例を示す要
部断面側面図である。
【図2】従来の往復動ポンプの吐出側部分のみの一構成
例を示す要部断面図である。
【図3】従来の往復動ポンプの別の構成例を示すもので
あって、図2に対応する要部断面図である。
【図4】従来の往復動ポンプのさらに別の構成例を示す
ものであって、図2および図3に対応する要部断面図で
ある。
【符号の説明】
20 ポンプ本体 22 吸込口 22a 環状鍔部 24 吐出口 24a 環状鍔部 26 ポペットバルブ 26a シート面 28 ホース接手 28a 環状挿通部 28b シート面 28c 溝部 30 ホース 32 Oリング 34 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−118321(JP,A) 特開 昭63−57994(JP,A) 特開 昭63−266290(JP,A) 特開 昭51−18303(JP,A) 特開 昭55−142987(JP,A) 実開 昭61−159686(JP,U) 実開 昭62−185881(JP,U) 実開 昭63−126564(JP,U) 実開 昭63−200696(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ本体の吸込口および吐出口をポペ
    ット弁とホース接手を介してホースに連通するように構
    成した往復動ポンプにおいて、吸込口および吐出口にそ
    れぞれ拡大環状鍔部を形成し、ホース接手には前記拡大
    環状鍔部内にOリングを介して挿通する環状挿通部を設
    け、ポペットバルブの弁座を前記環状挿通部に接合する
    ことを特徴とする往復動ポンプ。
JP12366792A 1992-05-15 1992-05-15 往復動ポンプ Expired - Lifetime JP3252289B2 (ja)

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JP12366792A JP3252289B2 (ja) 1992-05-15 1992-05-15 往復動ポンプ

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JPH05321824A JPH05321824A (ja) 1993-12-07
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