JP3252247B2 - カードエッジコネクタ - Google Patents
カードエッジコネクタInfo
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- card
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカードエッジコネクタに
関し、特に高速伝送に用いるカードエッジコネクタに関
する。
関し、特に高速伝送に用いるカードエッジコネクタに関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来のコネクタとしては、例えば、特開
平５−２１１１９号公報に開示されている多極コネクタ
がある。この多極コネクタは、図８及び図９に示すよう
に、複数のレセプタクルコンタクト１２６と、レセプタ
クルコンタクト１２６を複数列に並んだ状態で保持する
ハウジング１１１と、一端がハウジング１１１内に突入
した状態で保持された複数列のリード用フィルム基板１
２１〜１２４とから構成されている。
平５−２１１１９号公報に開示されている多極コネクタ
がある。この多極コネクタは、図８及び図９に示すよう
に、複数のレセプタクルコンタクト１２６と、レセプタ
クルコンタクト１２６を複数列に並んだ状態で保持する
ハウジング１１１と、一端がハウジング１１１内に突入
した状態で保持された複数列のリード用フィルム基板１
２１〜１２４とから構成されている。
【０００３】一つのリード用フィルム基板１２１の表面
には、複数の配線ライン１２１ａ，１２１ｂ，１２１ｃ
が形成されている。配線ライン１２１ａ，１２１ｂ，１
２１ｃは、信号伝達用のシグナルライン１２１ａ，グラ
ンド接続されるグランドライン１２１ｂ，クロストーク
防止用のシールドライン１２１ｃからなる。また、他の
リード用フィルム基板１２２〜１２４においても、リー
ド用フィルム基板１２１と同様に、シグナルライン、グ
ランドライン、シールドラインが形成されている。
には、複数の配線ライン１２１ａ，１２１ｂ，１２１ｃ
が形成されている。配線ライン１２１ａ，１２１ｂ，１
２１ｃは、信号伝達用のシグナルライン１２１ａ，グラ
ンド接続されるグランドライン１２１ｂ，クロストーク
防止用のシールドライン１２１ｃからなる。また、他の
リード用フィルム基板１２２〜１２４においても、リー
ド用フィルム基板１２１と同様に、シグナルライン、グ
ランドライン、シールドラインが形成されている。
【０００４】各リード用フィルム基板１２１〜１２４の
一端のそれぞれには、レセプタクルコンタクト１２６の
各列に対向してハウジング１１１内に突出させ各配線ラ
イン１２１ａ，１２１ｂ，１２１ｃそれぞれに対応する
レセプタクルコンタクト１２６に接続されている。さら
に、リード用フィルム基板１２１〜１２４の他端はテー
ルピン１２５を介してプリント基板１３０の配線パター
ンにそれぞれ接続されている。
一端のそれぞれには、レセプタクルコンタクト１２６の
各列に対向してハウジング１１１内に突出させ各配線ラ
イン１２１ａ，１２１ｂ，１２１ｃそれぞれに対応する
レセプタクルコンタクト１２６に接続されている。さら
に、リード用フィルム基板１２１〜１２４の他端はテー
ルピン１２５を介してプリント基板１３０の配線パター
ンにそれぞれ接続されている。
【０００５】この多極コネクタでは、リード用フィルム
基板１２１〜１２４が直角に曲げられて角度をもたせ、
リード用フィルム基板１２１〜１２４の配線ラインをス
トリップライン構造にすることでインピーダンス整合を
図っている。
基板１２１〜１２４が直角に曲げられて角度をもたせ、
リード用フィルム基板１２１〜１２４の配線ラインをス
トリップライン構造にすることでインピーダンス整合を
図っている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リード
用フィルム基板１２１〜１２４の配線ラインは、ストリ
ップライン構造にすることができるためインピーダンス
の整合をとることができるが、リード用フィルム基板１
２１〜１２４の片端にはテールピン１２５が接続されて
おり、これらのテールピン１２５部分でインピーダンス
の不整合が生じてしまうという問題がある。
用フィルム基板１２１〜１２４の配線ラインは、ストリ
ップライン構造にすることができるためインピーダンス
の整合をとることができるが、リード用フィルム基板１
２１〜１２４の片端にはテールピン１２５が接続されて
おり、これらのテールピン１２５部分でインピーダンス
の不整合が生じてしまうという問題がある。
【０００７】また、多極コネクタは、ハウジング１１
１、他種類のリード用フィルム基板１２１〜１２４、テ
ールピン１２５、レセプタクルコンタクト１２６など多
くの部品を使用することから、部品の点数がかなり多く
なってしまうとともに、作業性に劣り、コスト高になっ
てしまうという問題がある。
１、他種類のリード用フィルム基板１２１〜１２４、テ
ールピン１２５、レセプタクルコンタクト１２６など多
くの部品を使用することから、部品の点数がかなり多く
なってしまうとともに、作業性に劣り、コスト高になっ
てしまうという問題がある。
【０００８】さらに、多極コネクタでは、レセプタクル
コンタクト１２６のリペアー（補修・組み替えなど）を
行う際に、レセプタクルコンタクト１２６を１本づつリ
ペアーすることが困難であり、仮にリペアーができると
しても作業が極めて複雑になってしまうという問題があ
る。
コンタクト１２６のリペアー（補修・組み替えなど）を
行う際に、レセプタクルコンタクト１２６を１本づつリ
ペアーすることが困難であり、仮にリペアーができると
しても作業が極めて複雑になってしまうという問題があ
る。
【０００９】それ故に本発明の課題は、カードとプリン
ト基板とのインピーダンスを同じにすることができ、イ
ンピーダンスの不整合がなく、信号の反射、信号波形の
乱れなどを発生することがなく、しかもグランド層を多
層設けることでクロストークを減少させることができる
カードエッジコネクタを提供することにある。
ト基板とのインピーダンスを同じにすることができ、イ
ンピーダンスの不整合がなく、信号の反射、信号波形の
乱れなどを発生することがなく、しかもグランド層を多
層設けることでクロストークを減少させることができる
カードエッジコネクタを提供することにある。
【００１０】また、本発明の他の課題は、全信号の配線
パターン長を等しい長さにすることにより各信号間のタ
イミングのズレを防止することができ、信号配線パター
ンの他に、グランド層、電源層を付加することができる
カードエッジコネクタを提供することにある。
パターン長を等しい長さにすることにより各信号間のタ
イミングのズレを防止することができ、信号配線パター
ンの他に、グランド層、電源層を付加することができる
カードエッジコネクタを提供することにある。
【００１１】さらに、本発明の他の課題は、部品点数が
少なくてすみ、製造、部品及び組立コストの低減を図る
ことができるカードエッジコネクタを提供することにあ
る。
少なくてすみ、製造、部品及び組立コストの低減を図る
ことができるカードエッジコネクタを提供することにあ
る。
【００１２】また、本発明の他の課題は、１本づつ任意
のコンタクトのリペアーが可能であり、リペアーにおけ
る作業性がよいカードエッジコネクタを提供することに
ある。
のコンタクトのリペアーが可能であり、リペアーにおけ
る作業性がよいカードエッジコネクタを提供することに
ある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、メモリ
機能を備えたカードと、複数の導電性コンタクトを備え
たプリント基板と、前記カード及び前記プリント基板を
相互に接続したフレキシブル部材と、該フレキシブル部
材を屈曲させた状態で前記カード及び前記プリント基板
を任意の角度で相互に固定した補強部材とを含み、前記
コンタクトは前記プリント基板の一面から突出して設け
た接触部と、前記プリント基板に形成されている複数の
スルーホールに一対一に保持される接続部とを有し、前
記フレキシブル部材は、前記接続部を電気的に接続した
複数の配線パターンと、該配線パターンを配した絶縁シ
ートとを有し、前記配線パターンのパターン長がすべて
等しく前記絶縁シートに配されており、前記絶縁シート
には前記接続部を接続するよう前記スルーホールに一対
一に対応した位置に接続穴が形成されていることを特徴
とするカードエッジコネクタが得られる。
機能を備えたカードと、複数の導電性コンタクトを備え
たプリント基板と、前記カード及び前記プリント基板を
相互に接続したフレキシブル部材と、該フレキシブル部
材を屈曲させた状態で前記カード及び前記プリント基板
を任意の角度で相互に固定した補強部材とを含み、前記
コンタクトは前記プリント基板の一面から突出して設け
た接触部と、前記プリント基板に形成されている複数の
スルーホールに一対一に保持される接続部とを有し、前
記フレキシブル部材は、前記接続部を電気的に接続した
複数の配線パターンと、該配線パターンを配した絶縁シ
ートとを有し、前記配線パターンのパターン長がすべて
等しく前記絶縁シートに配されており、前記絶縁シート
には前記接続部を接続するよう前記スルーホールに一対
一に対応した位置に接続穴が形成されていることを特徴
とするカードエッジコネクタが得られる。
【００１４】また、本発明によれば、前記フレキシブル
部材は、前記絶縁シート及びストリップライン構造の前
記配線パターンが多層構造に内装されていることを特徴
とするカードエッジコネクタが得られる。
部材は、前記絶縁シート及びストリップライン構造の前
記配線パターンが多層構造に内装されていることを特徴
とするカードエッジコネクタが得られる。
【００１５】また、本発明によれば、前記フレキシブル
部材は、前記絶縁シート及び前記配線パターンを有する
信号層の他に、さらに前記絶縁シート及び前記配線パタ
ーンを有するグランド層及び電源層のうちの、少なくと
もいずれか一層が付加されているものであることを特徴
とするカードエッジコネクタが得られる。
部材は、前記絶縁シート及び前記配線パターンを有する
信号層の他に、さらに前記絶縁シート及び前記配線パタ
ーンを有するグランド層及び電源層のうちの、少なくと
もいずれか一層が付加されているものであることを特徴
とするカードエッジコネクタが得られる。
【００１６】
【作用】
カードとプリント基板とは、フレキシブル部材
の屈曲により自由に回動し任意の角度に設定され、電気
的にかつ機械的に接続される。また、カードとプリント
基板とは補強プレートにより任意の角度に固定される。
プリント基板にはコンタクトを接続するためのスルーホ
ールが形成され、圧入または半田付けによりプリント基
板とコンタクトの複数本が一体化される。
の屈曲により自由に回動し任意の角度に設定され、電気
的にかつ機械的に接続される。また、カードとプリント
基板とは補強プレートにより任意の角度に固定される。
プリント基板にはコンタクトを接続するためのスルーホ
ールが形成され、圧入または半田付けによりプリント基
板とコンタクトの複数本が一体化される。
【００１７】フレキシブル部材はストリップライン構造
の配線パターンが多層に内装される。さらに、フレキシ
ブル部材には必要数のグランド層を付加したり、電源層
を付加する。フレキシブル部材の配線パターン長はすべ
て等しくなっている。これによりコンタクトまでの線路
長のインピーダンス不整合の発生を防止する。
の配線パターンが多層に内装される。さらに、フレキシ
ブル部材には必要数のグランド層を付加したり、電源層
を付加する。フレキシブル部材の配線パターン長はすべ
て等しくなっている。これによりコンタクトまでの線路
長のインピーダンス不整合の発生を防止する。
【００１８】また、フレキシブル部材には、グランド層
を多層に設けることでクロストークを減少させる。さら
に、全信号の信号配線パターン長を等長にして各信号間
のタイミングのズレを防止する。
を多層に設けることでクロストークを減少させる。さら
に、全信号の信号配線パターン長を等長にして各信号間
のタイミングのズレを防止する。
【００１９】さらに、コンタクトは１種類のコンタクト
をプリント基板に圧入もしくは半田付けするだけでよ
く、信号配線パターンの他に、グランド層、電源層を積
層したフレキシブル部材構造とする。
をプリント基板に圧入もしくは半田付けするだけでよ
く、信号配線パターンの他に、グランド層、電源層を積
層したフレキシブル部材構造とする。
【００２０】また、プリント基板のスルーホールにリペ
アー治具を挿入してコンタクトを１本づつ任意のコンタ
クトのリペアーを行う。
アー治具を挿入してコンタクトを１本づつ任意のコンタ
クトのリペアーを行う。
【００２１】
【実施例】
図１及び図２は本発明のカードエッジコネク
タの一実施例を示している。図１及び図２を参照して、
カードエッジコネクタは、導電部が形成されているプリ
ント基板１と、フレキシブル部材２と、ＩＣメモリ等の
回路が内蔵されているカード３とを有している。
タの一実施例を示している。図１及び図２を参照して、
カードエッジコネクタは、導電部が形成されているプリ
ント基板１と、フレキシブル部材２と、ＩＣメモリ等の
回路が内蔵されているカード３とを有している。
【００２２】プリント基板１には、複数本の導電性コン
タクト４が保持されている。コンタクト４は、図１に示
すピン形状のピンコンタクト、またはソケット形状のソ
ケットコンタクトを必要に応じて用いる。コンタクト４
は、その一軸方向に形成されている接続部４ａと相手コ
ネクタの導電性の相手コンタクト（図示せず）に接触す
るピン形状の接触部４ｂとを有している。接触部４ｂは
プリント基板１の一面から突出した部分である。複数本
のコンタクト４は、プリント基板１に行列方向 にそれぞ
れが所定間隔をもち配置されている。これらのコンタク
ト４は、信号用、グランド用、及び電源用として用い
る。
タクト４が保持されている。コンタクト４は、図１に示
すピン形状のピンコンタクト、またはソケット形状のソ
ケットコンタクトを必要に応じて用いる。コンタクト４
は、その一軸方向に形成されている接続部４ａと相手コ
ネクタの導電性の相手コンタクト（図示せず）に接触す
るピン形状の接触部４ｂとを有している。接触部４ｂは
プリント基板１の一面から突出した部分である。複数本
のコンタクト４は、プリント基板１に行列方向 にそれぞ
れが所定間隔をもち配置されている。これらのコンタク
ト４は、信号用、グランド用、及び電源用として用い
る。
【００２３】フレキシブル部材２は、例えば、接着シー
トによりプリント基板１に接着されており、プリント基
板１及びカード３を相対的に回動させることができるよ
う自由に屈曲する。図１及び図２に示すカードエッジコ
ネクタでは、プリント基板１及びカード３をこれらの板
面が互いにほぼ直角に位置するように配置している。こ
の状態において、プリント基板１及びカード３はプレー
ト形状の補強部材６により位置決め固定されている。補
強部材６、カード３及びプリント基板１は、補強ネジ７
をカード３の上面及びプリント基板１の他面にネジ込む
ことによって、これらが相互にネジ止め固定されてい
る。
トによりプリント基板１に接着されており、プリント基
板１及びカード３を相対的に回動させることができるよ
う自由に屈曲する。図１及び図２に示すカードエッジコ
ネクタでは、プリント基板１及びカード３をこれらの板
面が互いにほぼ直角に位置するように配置している。こ
の状態において、プリント基板１及びカード３はプレー
ト形状の補強部材６により位置決め固定されている。補
強部材６、カード３及びプリント基板１は、補強ネジ７
をカード３の上面及びプリント基板１の他面にネジ込む
ことによって、これらが相互にネジ止め固定されてい
る。
【００２４】また、プリント基板１の一面には、複数の
コンタクト４を保護するために、最上行及び最下行のコ
ンタクト４の近傍に保護カバー８ａ，８ｂが設けられて
いる。保護カバー８ａ，８ｂは、プリント基板１の一面
に保護ネジ９をネジ込むことによりネジ止め固定されて
いる。さらに、プリント基板１の一面には、接触部４ｂ
に平行な棒状のガイド部材（ガイドポール）１０が設け
られている。ガイド部材１０は、相手コネクタの相手コ
ンタクトを接触部４ｂに確実に嵌合する役目を果たす。
コンタクト４を保護するために、最上行及び最下行のコ
ンタクト４の近傍に保護カバー８ａ，８ｂが設けられて
いる。保護カバー８ａ，８ｂは、プリント基板１の一面
に保護ネジ９をネジ込むことによりネジ止め固定されて
いる。さらに、プリント基板１の一面には、接触部４ｂ
に平行な棒状のガイド部材（ガイドポール）１０が設け
られている。ガイド部材１０は、相手コネクタの相手コ
ンタクトを接触部４ｂに確実に嵌合する役目を果たす。
【００２５】図３及び図４はフレキシブル部材２の一例
を示している。このフレキシブル部材２は、電源層Ｖ、
グランド層Ｇ、信号層Ｓが多層に重ね合わされ積層され
てストリップライン構造を構成している。電源層Ｖは電
源１１と、この電源１１の下面に設けられている電源絶
縁シート１２とを有している。グランド層Ｇは導電性の
グランド部材１３と、このグランド部材１３の下面に設
けられているグランド絶縁シート１４とを有している。
信号層Ｓは、信号絶縁シート１５と、この信号絶縁シー
ト１５の上面に設けた信号配線パターン１６とを有して
いる。なお、電源Ｖの上面には絶縁シート１７が設けら
れている。
を示している。このフレキシブル部材２は、電源層Ｖ、
グランド層Ｇ、信号層Ｓが多層に重ね合わされ積層され
てストリップライン構造を構成している。電源層Ｖは電
源１１と、この電源１１の下面に設けられている電源絶
縁シート１２とを有している。グランド層Ｇは導電性の
グランド部材１３と、このグランド部材１３の下面に設
けられているグランド絶縁シート１４とを有している。
信号層Ｓは、信号絶縁シート１５と、この信号絶縁シー
ト１５の上面に設けた信号配線パターン１６とを有して
いる。なお、電源Ｖの上面には絶縁シート１７が設けら
れている。
【００２６】図５はコンタクト４を保持する前における
プリント基板１の形態を示している。プリント基板１に
は多数本のコンタクト４の接続部４ａを圧入するための
スルーホール１ａが形成されている。複数のスルーホー
ル１ａには、一種類、即ち同一形状である多数本のコン
タクト４の接続部４ａが一対一に圧入される。同様に、
ガイド部材１０の基部はプリント基板１に形成されてい
るガイド穴１ｂに圧入される。また、プリント基板１に
は、保護ネジ９をネジ込むための保護ネジ穴１８が形成
されている。なお、プリント基板１の導電部にはコンタ
クト４の接続部４ａをスルーホール１ａに挿入した後
に、半田付けにより接続してもよい。
プリント基板１の形態を示している。プリント基板１に
は多数本のコンタクト４の接続部４ａを圧入するための
スルーホール１ａが形成されている。複数のスルーホー
ル１ａには、一種類、即ち同一形状である多数本のコン
タクト４の接続部４ａが一対一に圧入される。同様に、
ガイド部材１０の基部はプリント基板１に形成されてい
るガイド穴１ｂに圧入される。また、プリント基板１に
は、保護ネジ９をネジ込むための保護ネジ穴１８が形成
されている。なお、プリント基板１の導電部にはコンタ
クト４の接続部４ａをスルーホール１ａに挿入した後
に、半田付けにより接続してもよい。
【００２７】図６はフレキシブル部材２の信号層Ｓの一
例を表しており、信号配線パターン１６のそれぞれが等
しい長さになっている。フレキシブル部材２の信号層Ｓ
は複数の信号層Ｓ 1 ，Ｓ 2 …Ｓ ｎ を有している。信号層
Ｓ 1 ，Ｓ 2 …Ｓ ｎ の各信号絶縁シート１５には、スルー
ホール１ａに一対一に対応した位置に接続穴１９が形成
されている。各信号配線パターン１６は、接続穴１９を
半円状に囲んだ第１のパターン部１６ａと、これらの第
１のパターン部１６ａを列方向で接続した直線状の第２
のパターン部１６ｂとを有している。
例を表しており、信号配線パターン１６のそれぞれが等
しい長さになっている。フレキシブル部材２の信号層Ｓ
は複数の信号層Ｓ 1 ，Ｓ 2 …Ｓ ｎ を有している。信号層
Ｓ 1 ，Ｓ 2 …Ｓ ｎ の各信号絶縁シート１５には、スルー
ホール１ａに一対一に対応した位置に接続穴１９が形成
されている。各信号配線パターン１６は、接続穴１９を
半円状に囲んだ第１のパターン部１６ａと、これらの第
１のパターン部１６ａを列方向で接続した直線状の第２
のパターン部１６ｂとを有している。
【００２８】信号配線パターン１６は、このようなパタ
ーン形状に限らずジグザグ状のパターンとしてもよい。
さらに、これらの第１及び第２のパターン部１６ａ，１
６ｂは列方向で等しい長さ寸法になっている。即ち、信
号配線パターン１６が列方向で等長になっている。信号
層Ｓ 1 では、一段目である最上の行方向に配列されてい
る各接続穴１９に列方向に配列されている第１のパター
ン部１６ａのそれぞれが接続されている。各第１のパタ
ーン部１６ａには、プリント基板１のスルーホール１ａ
から圧入されたコンタクト４の接続部４ａが接続する。
信号層Ｓ 2 では、二段目において行方向に配列されてい
る各接続穴１９に第１のパターン部１６ａのそれぞれが
接続されている。第１のパターン部１６ａには、プリン
ト基板１のスルーホール１ａから圧入されたコンタクト
４の接続部４ａが接続する。このように、信号伝達用の
コンタクト４は、必要本数を各信号層Ｓ 1 ，Ｓ 2 …Ｓ ｎ
の各第１のパターン部１６ａに接続する。
ーン形状に限らずジグザグ状のパターンとしてもよい。
さらに、これらの第１及び第２のパターン部１６ａ，１
６ｂは列方向で等しい長さ寸法になっている。即ち、信
号配線パターン１６が列方向で等長になっている。信号
層Ｓ 1 では、一段目である最上の行方向に配列されてい
る各接続穴１９に列方向に配列されている第１のパター
ン部１６ａのそれぞれが接続されている。各第１のパタ
ーン部１６ａには、プリント基板１のスルーホール１ａ
から圧入されたコンタクト４の接続部４ａが接続する。
信号層Ｓ 2 では、二段目において行方向に配列されてい
る各接続穴１９に第１のパターン部１６ａのそれぞれが
接続されている。第１のパターン部１６ａには、プリン
ト基板１のスルーホール１ａから圧入されたコンタクト
４の接続部４ａが接続する。このように、信号伝達用の
コンタクト４は、必要本数を各信号層Ｓ 1 ，Ｓ 2 …Ｓ ｎ
の各第１のパターン部１６ａに接続する。
【００２９】次に、図１及び図２によりプリント基板１
にコンタクト４を圧入し組立てる組立方法について説明
すると、プリント基板１とカード３とは、フレキシブル
部材２を介して接続される。プリント基板１とカード３
とは、フレキシブル部材２を屈曲することによりほぼ直
角に位置させる。この状態において、カード２及びプリ
ント基板１とは補強部材６によって相互に固定される。
補強部材６はカード３の上面及びプリント基板１の他面
とを補強ネジ７によってネジ止め固定される。
にコンタクト４を圧入し組立てる組立方法について説明
すると、プリント基板１とカード３とは、フレキシブル
部材２を介して接続される。プリント基板１とカード３
とは、フレキシブル部材２を屈曲することによりほぼ直
角に位置させる。この状態において、カード２及びプリ
ント基板１とは補強部材６によって相互に固定される。
補強部材６はカード３の上面及びプリント基板１の他面
とを補強ネジ７によってネジ止め固定される。
【００３０】また、保護カバー８ａ，８ｂはプリント基
板１に保護ネジ９によりネジ止め固定する。プリント基
板１のガイド穴１ｂにはガイド部材１０の一端部を圧入
することによって固定する。
板１に保護ネジ９によりネジ止め固定する。プリント基
板１のガイド穴１ｂにはガイド部材１０の一端部を圧入
することによって固定する。
【００３１】図７は、コンタクト４のリペアー（コンタ
クト４の修理・組み替えなど）方法を示している。コン
タクト４のリペアーでは、補強部材６からプリント基板
１を外しカード３に平行な状態に回転して位置させる。
次に、プリント基板１の他面側から尖小なリペアー治具
２０をプリント基板１の他面側からスルーホール１ａに
押し込むとコンタクト４がプリント基板１の一面側から
１本づつ外されリペアーが可能となる。
クト４の修理・組み替えなど）方法を示している。コン
タクト４のリペアーでは、補強部材６からプリント基板
１を外しカード３に平行な状態に回転して位置させる。
次に、プリント基板１の他面側から尖小なリペアー治具
２０をプリント基板１の他面側からスルーホール１ａに
押し込むとコンタクト４がプリント基板１の一面側から
１本づつ外されリペアーが可能となる。
【００３２】
【発明の効果】
以上、実施例により説明したように、本
発明のコネクタによれば、フレキシブル部材の屈曲性を
利用して屈曲でき、フレキシブル部材のストリップライ
ン構造により配線されるのでカードとプリント基板との
インピーダンスを同じにすることができ、信号の反射、
信号波形の乱れなどの発生を防止したカードエッジコネ
クタが得られる。
発明のコネクタによれば、フレキシブル部材の屈曲性を
利用して屈曲でき、フレキシブル部材のストリップライ
ン構造により配線されるのでカードとプリント基板との
インピーダンスを同じにすることができ、信号の反射、
信号波形の乱れなどの発生を防止したカードエッジコネ
クタが得られる。
【００３３】また、グランド層を多層に設けることでク
ロストークを減少させることができ、全信号の配線パタ
ーン長を等長にすることができるので各信号間のタイミ
ングのズレを防止することができる。
ロストークを減少させることができ、全信号の配線パタ
ーン長を等長にすることができるので各信号間のタイミ
ングのズレを防止することができる。
【００３４】また、従来のようにテールピンを必要とせ
ず、インピーダンスの不整合は生じない。
ず、インピーダンスの不整合は生じない。
【００３５】さらに、コンタクトは１種類のコンタクト
をプリント基板に圧入もしくは半田付けするだけでよ
く、信号配線パターンの他に、グランド層、電源層を積
層したフレキシブル部材構造が容易にできるため、組み
立て性がよく、部品点数が少なくてすみ、製造、部品、
組み立てコストの低減が図られる。
をプリント基板に圧入もしくは半田付けするだけでよ
く、信号配線パターンの他に、グランド層、電源層を積
層したフレキシブル部材構造が容易にできるため、組み
立て性がよく、部品点数が少なくてすみ、製造、部品、
組み立てコストの低減が図られる。
【００３６】また、コンタクトは１本づつ任意のコンタ
クトのリペアーが可能であるため作業性が向上する。
クトのリペアーが可能であるため作業性が向上する。
【図１】本発明のカードエッジコネクタの一実施例を示
す要部斜視図である。
す要部斜視図である。
【図２】図１のカードエッジコネクタの組立前の状態を
示す要部側面図である。
示す要部側面図である。
【図３】図１のカードエッジコネクタに用いたフレキシ
ブル部材の分解斜視図である。
ブル部材の分解斜視図である。
【図４】図１のカードエッジコネクタに用いたフレキシ
ブル部材の要部断面図である。
ブル部材の要部断面図である。
【図５】図１のカードエッジコネクタに用いたプリント
基板及びカード、これらを相互に接続したフレキシブル
部材を示し、プリント基板にコンタクト及びガイド部材
を設ける前の状態を示す背面図である。
基板及びカード、これらを相互に接続したフレキシブル
部材を示し、プリント基板にコンタクト及びガイド部材
を設ける前の状態を示す背面図である。
【図６】図１のカードエッジコネクタに用いたフレキシ
ブル部材の信号層を示す平面図である。
ブル部材の信号層を示す平面図である。
【図７】図１のカードエッジコネクタのリペアー時の状
態を示す要部側面図である。
態を示す要部側面図である。
【図８】従来の多極コネクタをプリント基板に取り付け
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図９】図８の多極コネクタに用いたリード用フィルム
基板を示す斜視図である。
基板を示す斜視図である。
１ プリント基板 １ａ スルーホール １ｂ ガイド穴 ２ フレキシブル部材 ３ カード ４ コンタクト ４ａ 接続部 ４ｂ 接触部 ６ 補強部材 ７ 補強ネジ ８ａ，８ｂ 保護カバー ９ 保護ネジ １０ ガイド部材 １１ 電源 １２ 電源絶縁シート １３ グランド部材 １４ グランド絶縁シート １５ 信号絶縁シート １６ 信号配線パターン １６ａ 第１のパターン部 １６ｂ 第２のパターン部 １８ 保護ネジ穴 １９ 接続穴 １１１ ハウジング １２１，１２２，１２３，１２４ リード用フィルム
基板 １２１ａ，１２１ｂ，１２１ｃ 配線ライン １２５ テールピン １２６ レセプタクルコンタクト
基板 １２１ａ，１２１ｂ，１２１ｃ 配線ライン １２５ テールピン １２６ レセプタクルコンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 尚志 東京都港区芝五丁目７番１号 日本電気 株式会社内 (72)発明者 山田 昌広 東京都港区芝五丁目７番１号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平１−140570（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01R 12/04 H01R 12/32 H01R 24/08
Claims (3)
- 【請求項１】 メモリ機能を備えたカードと、複数の導
電性コンタクトを備えたプリント基板と、前記カード及
び前記プリント基板を相互に接続したフレキシブル部材
と、該フレキシブル部材を屈曲させた状態で前記カード
及び前記プリント基板を任意の角度で相互に固定した補
強部材とを含み、前記コンタクトは前記プリント基板の
一面から突出して設けた接触部と、前記プリント基板に
形成されている複数のスルーホールに一対一に保持され
る接続部とを有し、前記フレキシブル部材は、前記接続
部を電気的に接続した複数の配線パターンと、該配線パ
ターンを配した絶縁シートとを有し、前記配線パターン
のパターン長がすべて等しく前記絶縁シートに配されて
おり、前記絶縁シートには前記接続部を接続するよう前
記スルーホールに一対一に対応した位置に接続穴が形成
されていることを特徴とするカードエッジコネクタ。 - 【請求項２】 前記フレキシブル部材は、前記絶縁シー
ト及びストリップライン構造の前記配線パターンが多層
構造に内装されていることを特徴とする請求項１記載の
カードエッジコネクタ。 - 【請求項３】 前記フレキシブル部材は、前記絶縁シー
ト及び前記配線パターンを有する信号層の他に、さら
に、前記絶縁シート及び前記配線パターンを有するグラ
ンド層及び電源層のうちの、少なくともいずれか一層が
付加されているものであることを特徴とする請求項２記
載のカードエッジコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13412994A JP3252247B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | カードエッジコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13412994A JP3252247B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | カードエッジコネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087951A JPH087951A (ja) | 1996-01-12 |
| JP3252247B2 true JP3252247B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=15121149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13412994A Expired - Fee Related JP3252247B2 (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | カードエッジコネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3252247B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4397109B2 (ja) | 2000-08-14 | 2010-01-13 | 富士通株式会社 | 情報処理装置及びクロスバーボードユニット・バックパネル組立体の製造方法 |
| JP4783314B2 (ja) * | 2007-03-01 | 2011-09-28 | 矢崎総業株式会社 | コネクタユニット及びコネクタユニットの取付方法 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP13412994A patent/JP3252247B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH087951A (ja) | 1996-01-12 |
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