JP3251047B2 - 回転ベアリングを利用したサスペンション装置 - Google Patents

回転ベアリングを利用したサスペンション装置

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JP3251047B2 JP06218592A JP6218592A JP3251047B2 JP 3251047 B2 JP3251047 B2 JP 3251047B2 JP 06218592 A JP06218592 A JP 06218592A JP 6218592 A JP6218592 A JP 6218592A JP 3251047 B2 JP3251047 B2 JP 3251047B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/10Independent suspensions
    • B60G2200/14Independent suspensions with lateral arms
    • B60G2200/156Independent suspensions with lateral arms wishbone-type arm formed by two links defining a virtual apex

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外筒と内筒間に挾設さ
れる滑り部材として合成樹脂が使用された回転ベアリン
を利用したサスペンション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベアリングは、車輪、歯車、タービンあ
るいはローターなどの軸を支持するための部品であり、
通常外筒とそれに嵌め込まれる内筒とから構成され、両
者の間には摩擦を低減させる摩擦低減部材が介在させら
れている。このようなベアリングはこの摩擦低減部材の
種類によって、外筒と内筒との間に潤滑油を介在させた
いわゆる滑りベアリングと、外筒と内筒との間に鋼球や
ローラが設けられたいわゆる転がりベアリングとに大き
く分類される。上記滑りベアリングは潤滑油の補給が必
要でありかつチルト力に対する保持力が不充分であるな
ど用途によっては問題があり、また、転がりベアリング
は全体的に嵩だかく、重量も重くなることから、例えば
特開平1−106713号公報によって開示されている
ような車両のサスペンション装置など狭隘な場所での転
がりベアリングの適用についてはあまり好ましいもので
はない。
【0003】そこで、上記摩擦低減部材として、所定の
合成樹脂を円筒状に成形したものを介在させるようにし
た特殊ベアリングが適用されることがある。このような
特殊ベアリングについては、従来、例えば図6および図
7に示されるようなものが知られている。これらの図に
示されるように、上記ベアリング1は、外筒2と、外筒
の中に嵌挿される内筒3と、外筒2の内周面と内筒3の
外周面との間隙部に介在させられる合成樹脂性の円筒状
樹脂部材4とで構成されている。この円筒状樹脂部材4
の両側縁部には外方に向かって先窄まりの傾斜面4aが
形成されており、この円筒状樹脂部材4に嵌装される内
筒3には外方に突出したふくらみ部3cが形成され、こ
のふくらみ部3cの両側部には上記傾斜面に対向する先
窄まり傾斜面3aが形成されている。
【0004】従って、内筒3は上記ふくらみ部3cが上
記円筒状樹脂部材4の内部に嵌め込まれた状態とされ、
この状態の内筒3が円筒状樹脂部材4ごと外筒2に嵌挿
されて、ベアリング1が形成されている。この外筒2と
内筒3との間に介在させられた円筒状樹脂部材4が、外
筒2および内筒3が相対回転した場合、両者間の摩擦低
減部材としての機能を果たすため、外筒2と内筒3とに
結合した各部材は互いに滑らかに相対回転運動を行うこ
とが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の円筒状樹脂部材4が採用されるタイプの特殊ベ
アリング1においては、外筒2と内筒3とが相対回転す
るような方向の力が加わっているような場合は特に問題
はないが、内筒3にチルト力が働き、例えば内筒3の先
窄み傾斜面3aが円筒状樹脂部材4の先窄み傾斜面4a
に対して矢印で示すような力を与えたとする。そうする
と、円筒状樹脂部材4の先端の先窄み傾斜面4aはその
力を斜めに受け、特にその先端部は上記矢印方向の力を
支えることが困難であるため、変形して外筒2と内筒3
との間にがたつきが発生しやすくなる。
【0006】外筒2と内筒3との間にがたつきが発生す
ると、それらに結合している部材ががたつくことにな
り、ベアリング1を使用している部材のがたつき発生の
原因となるため万事好ましい状態ではなくなる。
【0007】特に、車両のサスペンション装置を構成す
る部品の一部として、このような従来のベアリング1が
採用されたような場合、ベアリング1のがたつきは車両
ががたつく原因となり、乗り心地が悪くなるという問題
点を有している。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、チルト力が作用しても、が
たつきが発生し難い回転ベアリングを利用したサスペン
ション装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段 求項記載の発明は、
外筒および内筒が軸心周りに相対回転可能に構成された
回転ベアリングにおいて、上記外筒の内周面の中央部に
は内筒の外周面に向かって突出した環状幅広の外筒側突
起部が設けられ、上記内筒の外周面の両側方部には外筒
の内周面に向かって突出し、かつ、上記外筒側突起部を
挟むように対応した一対の環状の内筒側突起部が設けら
れ、上記外筒側突起部の両側部および上 記一対の内筒側
突起部の互いに対向する両内側部には先広がりに傾斜し
た傾斜面が形成され、この傾斜面を含む外筒の内周面と
内筒の外周面との間隙部には摩擦力低減用としての円筒
鼓状の樹脂部材が挾設されてなる回転ベアリングを利用
したサスペンション装置であって、車輪を回転自在に支
持する車輪支持部材と、一端がこの車輪支持部材の下端
に枢着され、他端が車体に上下揺動可能に枢着されたロ
アアームと、上端が車体に枢着され上記車輪の上下振動
を緩衝するダンパー装置と、このダンパー装置の下端に
上下揺動のみが可能となるように枢着され、かつ上記車
輪支持部材の上端に上下軸周りにのみ回転が許容される
ように枢着された連結部材と、一端が車体に一点で枢着
され、他端が上記ダンパー装置および連結部材に上下揺
動のみが可能となるように枢着されたアッパーアームと
を備え、上記連結部材には上記回転ベアリングの外筒を
一体に接続し、かつ、上記アッパーアームおよびダンパ
ー装置には上記回転ベアリングの内筒を接続することに
よって上記回転ベアリングで上記連結部材と上記アッパ
ーアームおよびダンパー装置とを結合することを特徴と
するものである。
【0010】
【作用】求項1記載の発明によれば、この発明に利用
される回転ベアリングの外筒の中央部内周面に突設され
た環状幅広の外筒側突起部は、上記内筒の両側部外周面
に突設された一対の内筒側突起部によって、上記円筒状
の樹脂部材を介して、挾持されているため、外筒と内筒
との間にチルト力が加わったとしても、上記外筒側突起
部の傾斜面と上記内筒側傾斜面とに挾持された部分の樹
脂部材が受ける力は、ほぼ直角方向の圧縮力であるた
め、樹脂部材がこのほぼ直角方向の圧縮力によく抗して
外筒と内筒とががたつくことを抑止することができる。
【0011】かかる回転ベアリングは、車両のサスペン
ション装置のうち、無方向に過酷な力が加わる連結部材
とアッパーアームとの間に介在させられ、連結部材には
上記外筒が接続され、かつ、上記アッパーアームおよび
ダンパー装置には上記回転ベアリングの内筒が接続され
ることによって上記回転ベアリングで上記連結部材と上
記アッパーアームおよびダンパー装置とが結合されてい
るため、この回転ベアリングに対して、上記のように、
軸心の直角方向への力が加わってもよく耐え、この部分
におけるがたつきを極力抑止することができる。
【0012】さらに、上記回転ベアリングはコンパクト
であるため、上記のような狭隘な空間部にも余裕をもっ
て適用可能である。
【0013】加えて、構造が簡単であるため安価に製造
することができ、経済的に有利である。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係る回転ベアリングの一部切
欠き斜視図であり、図2はその正面視の断面図である。
これらの図に示すように、回転ベアリング1は、外筒2
と、この外筒2の内部に嵌挿される内筒3と、上記外筒
2の内周面と上記内筒3の外周面との間隙部に嵌挿され
る合成樹脂製の円筒鼓状を呈した樹脂部材4とから構成
されている。
【0015】上記外筒2の内周面中央部には、内筒の外
周面に向かって突出した環状の外筒側突起部21が設け
られている。この外筒側突起部21の両側端部を除く全
域に亘って設けられ、上記軸心に対して垂直な中心線に
対して左右対称に設定されている。
【0016】上記外筒側突起部21の両側部には、外筒
2の両側端開口部に向かって先広がり傾斜面2aが上記
軸心に垂直な中心線に対して左右対称に形成されてい
る。このような外筒2の内周面であって左右の開口近傍
には、環状のリング体21bが内筒3の外周面方向に突
出して設けられており、このリング体21bには環状の
シール部材22が取り付けられている。このシール部材
22は、その内周面が内筒3の両側部外周面32に当接
することにより、外筒2の内部を遮蔽し、異物がベアリ
ング1内に入り込むことを防止している。
【0017】上記内筒3の外周面であって、上記リング
体21bよりも内方側には、外筒2の内周面に向かって
突出し、かつ、上記外筒側突起部21を挾むように対向
した先広がりの傾斜を有する一対の環状の内筒側突起部
31が設けられている。これら傾斜面2a、3aの平均
傾斜角度は通常30°ないし60°の範囲内の角度に設
定されている。そしてこの内筒側突起部31の、外筒側
突起部21の先広がり傾斜面2aに対向する部分には、
両側部に向かって円弧状先広がり傾斜面3bが形成され
ている。そして、外筒2の内部に内筒3を嵌め込んだ状
態で、外筒2の内周面と内筒3の外周面との間に所定の
すき間の間隙部が形成する。
【0018】摩擦力低減用としての上記円筒状樹脂部材
4は、このような外筒2の内周面と内筒3の外周面とで
形成される間隙部に嵌め込まれている。この円筒状樹脂
部材4は、両側部が外筒2の先広がり傾斜面2aおよび
内筒3の先広がり傾斜面3bに対応して両側部に向かっ
て拡開した鼓形状を呈している。
【0019】この円筒状樹脂部材4の原料としては、ポ
リアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアセタ
ール、ポリエチレンテレフタレート、ポリサルフォン、
ポリアリレートあるいはポリテトラフルオロエチレンな
どが用いられるが、特にフッ素系の樹脂であるポリテト
ラフルオロエチレンが、摩擦抵抗の少なさおよび強靱さ
から好適である。
【0020】図3ないし図4は、上記のような回転ベア
リング1の製造方法を説明するための正面視の一部切欠
き断面図である。図3は、二分割した内筒を外筒の両側
部の開口部から外筒内に挿入しつつある状態を示してお
り、図4は、外筒の内周面と内筒の外周面との間隙に溶
融した樹脂部材を注入しつつある状態を示している。
【0021】まず、図3に示すように、内筒3として
は、軸心と直角の方向に二分割された状態の左内筒3x
と右内筒3yとが製造される。右内筒3yの左側部には
内筒3の胴部よりも若干小さい直径の連絡用筒部33が
軸心が延びる左方向に突出して設けられており、左内筒
3xの右側部には上記連絡用筒部33に対応した連結用
凹部34が設けられている。
【0022】このような二分割された状態の内筒3を外
筒2の両側部の開口部から矢印で示すように外筒2内に
挿入し、左内筒3xの連結用凹部34に右内筒3yの連
絡用筒部33を嵌め込むようにして両者を外筒2内で合
体させる。
【0023】そして、図4に示すように、蓋状の位置決
め部材Fを外筒2の両側部から左右にはみ出している内
筒3の両側部に被せるようにして外筒2内における内筒
3の位置決めを行い、その後位置決め部材Fの隙間から
樹脂注入用のノズルNを外筒2の内周面と内筒3の外周
面との間に形成している間隙に差し込んで加熱溶融され
た原料樹脂を注入する。樹脂の注入完了後冷却すれば、
外筒2と内筒3との間に図1ないし図2に示すような円
筒状樹脂部材4が形成され、本発明の回転ベアリング1
が得られる。
【0024】このように、内筒3を左内筒3xと右内筒
3yとに予め二分割した状態で製作し、それらを外筒2
内で合体させ、その状態で外筒2の内周面と内筒3の外
周面との間隙に溶融した樹脂を注入する本発明方法を採
用することによって、本来は嵌め込むことができない鼓
形状の円筒状樹脂部材4を外筒2の内周面と内筒3の外
周面との間に嵌挿された状態にすることができる。
【0025】なお、本実施例においては、内筒3を二つ
に分離して製造し、それらを外筒内で合体させて本考案
に係る回転ベアリング1を組み立てたが、外筒2を縦割
りにに二分割し、それらで内筒3を挟み込んで外筒2を
合体させるようにして回転ベアリング1を製造すること
もできる。
【0026】つぎに、本発明に係る回転ベアリング1を
利用したサスペンション装置について、図5を基に説明
する。図5は、本発明に係る回転ベアリングを適用した
状態を例示する車両のサスペンション装置の斜視図であ
る。この図に例示するように、車両のサスペンション装
置5は、車輪Wを回転自在に支持する車輪支持部材とし
てのナックル51と、一端がこのナックル51の下端に
枢着され、他端が車体Cに上下揺動可能に枢着されたロ
アアーム52と、上端が車体Cに枢着され上記車輪Wの
上下振動を緩衝するダンパー装置53と、このダンパー
装置53の下端に上下揺動のみ可能となるように枢着さ
れ、かつ上記ナックル51の上端に上下軸周りにのみ回
転可能に枢着された連結部材54と、一端が車体Cに一
点で枢着され、他端が上記ダンパー装置53および連結
部材54に上下揺動のみが可能となるように枢着された
アッパーアーム55とを備えている。
【0027】このようなサスペンション装置5におい
て、本発明に係る回転ベアリング1は、上記連結部材5
4と上記アッパーアーム55とを結合する結合部分に使
用されている。
【0028】すなわち、アッパーアーム55の先端側に
は二股状に分岐した分岐部55a、55aが形成されて
おり、ダンパー装置53の下端部にも二股状に分岐した
二股部53a、53aが形成されている。そして、これ
ら分岐部55a、55aおよび二股部53a、53a
は、図1および図2に示す回転ベアリング1の内筒3に
一体に嵌挿された連結軸35に、上記二股の先端部で回
転ベアリング1を挾み込むようにして接続されている。
【0029】一方、回転ベアリング1の外筒2は、ナッ
クル51の上部に設けられた連結部材54に一体に固設
されている。従って、結局車輪Wとアッパーアーム55
およびダンパー装置53とは、回転ベアリング1の外筒
2と内筒3とを介して接続されていることになり、車両
の走行状態に応じた車輪Wの位置変動によって、回転ベ
アリング1の外筒2と内筒3とには相当の軸周りの回転
力や矢印方向のモーメントからなるチルト力が加わる。
【0030】しかし、本発明に係る回転ベアリング1
は、鼓形状を呈した滑り部材としての円筒状樹脂部材4
が外筒2の内周面と内筒3の外周面との間に形成された
間隙に嵌め込まれたものであり、チルト力に対しては、
円筒状樹脂部材4の両側縁部を介して外筒2の先広がり
傾斜面2aと内筒3の先広がり傾斜面3bとが、ほぼ直
角方向の圧縮力を受けた状態になるため、がたつきの発
生は極力抑止され、結果として車両の乗り心地が悪くな
るようなことは回避される。
【0031】以上詳述したように、本発明の回転ベアリ
ングは、外筒と内筒との間に摩擦低減用の先広がり円筒
状樹脂部材を介在させたものであるため、軸周りの回転
のみならず軸心の垂直方向に対するチルト力にも充分に
対応することができる他、コンパクトであるため狭隘な
場所にも適用可能であり、また、安価に製造することが
できるので経済的に有利である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に用いる
転ベアリングは、上記外筒の中央部内周面に突出して設
けられたは環状幅広の外筒側突起部は、上記内筒の両側
部外周面突出して設けられた一対の内筒側突起部によっ
て、上記円筒状の樹脂部材を介して、挾持されているた
め、外筒と内筒との間に軸心を含む平面に対してそれら
の両端部で互いに逆方向に直角方向の力が加わったとし
ても、上記外筒側突起部の傾斜面と上記内筒側傾斜面と
に挾持された部分の樹脂部材が受ける力は、上記それら
の傾斜面からのほぼ直角方向の圧縮力であるため、樹脂
部材がこのほぼ直角方向の圧縮力によく抗して外筒と内
筒とががたつくことを抑止することができる。
【0033】かかる回転ベアリングが利用された本発明
のサスペンション装置によれば、回転ベアリング同じ
能力のロールベアリングやボールベアリングよりかなり
小さくすることができるため、サスペンション装置
結部材とアッパーアームとの間の狭い空間に余裕をもっ
て介在させるとができ好都合である。
【0034】また、この回転ベアリングは、上記車両の
サスペンション装置のうち、無方向に過酷な力が加わる
連結部材とアッパーアームとの間に介在させられ、連結
部材には上記内筒が接続され、かつ、上記アッパーアー
ムおよびダンパー装置には上記回転ベアリングの外筒を
接続することによって上記回転ベアリングで上記連結部
材と上記アッパーアームおよびダンパー装置とが結合さ
れているが、この回転ベアリングは、上記のように、軸
心が延びる方向直角な方向に対する力が加わってもよ
く耐えるため、この部分におけるがたつきを極力抑止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転ベアリングの一例を示す一部
切欠き斜視図である。
【図2】本発明に係る回転ベアリングの一例を示す正面
視の断面図である。
【図3】本発明に係る回転ベアリングの製造方法を説明
するための回転ベアリングの正面視の断面図であり、二
分割した内筒を外筒の両側部の開口部から外筒内に挿入
しつつある状態を示している。
【図4】本発明に係る回転ベアリングの製造方法を説明
するための回転ベアリングの正面視の断面図であり、外
筒の内周面と内筒の外周面との間隙に溶融した樹脂部材
を注入しつつある状態を示している。
【図5】本発明に係る回転ベアリングを適用した状態を
例示する車両のサスペンション装置の斜視図である。
【図6】図5のA−A線断面図である。
【図7】従来の回転ベアリングの一例を示す一部切欠き
斜視図である。
【図8】従来の回転ベアリングの一例を示す正面視の断
面図である。
【符号の説明】
1 回転ベアリング 2 外筒 2a、3b 先広がり傾斜面 21 外筒側突起部 21b リング体 22 シール部材 3 内筒 3a、4a 先窄み傾斜面 3x 左内筒 3y 右内筒 31 内筒側突起部 32 両側部外周面 33 連絡用筒部 34 連結用凹部 4 円筒状樹脂部材 5 サスペンション装置 51 ナックル(車輪支持部材) 52 ロアアーム 53 ダンパー装置 53a 二股部 54 連結部材 55 アッパーアーム 55a 分岐部 C 車体 F 位置決め部材 N ノズル W 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60G 1/00 - 25/00 F16C 11/00 - 11/12 F16C 17/00 - 17/26 F16C 33/00 - 33/28 F16F 15/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒および内筒が軸心周りに相対回転可
    能に構成された回転ベアリングにおいて、上記外筒の内
    周面の中央部には内筒の外周面に向かって突出した環状
    幅広の外筒側突起部が設けられ、上記内筒の外周面の両
    側方部には外筒の内周面に向かって突出し、かつ、上記
    外筒側突起部を挟むように対応した一対の環状の内筒側
    突起部が設けられ、上記外筒側突起部の両側部および上
    記一対の内筒側突起部の互いに対向する両内側部には先
    広がりに傾斜した傾斜面が形成され、この傾斜面を含む
    外筒の内周面と内筒の外周面との間隙部には摩擦力低減
    用としての円筒鼓状の樹脂部材が挾設されてなる回転ベ
    アリングを利用したサスペンション装置であって、車輪
    を回転自在に支持する車輪支持部材と、一端がこの車輪
    支持部材の下端に枢着され、他端が車体に上下揺動可能
    に枢着されたロアアームと、上端が車体に枢着され上記
    車輪の上下振動を緩衝するダンパー装置と、このダンパ
    ー装置の下端に上下揺動のみが可能となるように枢着さ
    れ、かつ上記車輪支持部材の上端に上下軸周りにのみ回
    転が許容されるように枢着された連結部材と、一端が車
    体に一点で枢着され、他端が上記ダンパー装置および連
    結部材に上下揺動のみが可能となるように枢着されたア
    ッパーアームとを備え、上記連結部材には上記回転ベア
    リングの外筒を一体に接続し、かつ、上記アッパーアー
    ムおよびダンパー装置には上記回転ベアリングの内筒を
    接続することによって上記回転ベアリングで上記連結部
    材と上記アッパーアームおよびダンパー装置とを結合す
    ることを特徴とする回転ベアリングを利用したサスペン
    ション装置。
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