JP3250893B2 - 作業機の作業具上下位置補正方法および作業機の作業具位置検出装置 - Google Patents

作業機の作業具上下位置補正方法および作業機の作業具位置検出装置

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JP3250893B2
JP3250893B2 JP27753393A JP27753393A JP3250893B2 JP 3250893 B2 JP3250893 B2 JP 3250893B2 JP 27753393 A JP27753393 A JP 27753393A JP 27753393 A JP27753393 A JP 27753393A JP 3250893 B2 JP3250893 B2 JP 3250893B2
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パワーショベルのバッ
ケトなどの作業具の検出位置を補正する方法に係り、特
に上下方向位置を補正するのに好適な作業機の作業具上
下位置補正方法および作業具位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーショベルは、図4に示したよう
に、下部走行体10の上に、旋回装置12を介して上部
旋回体14を設け、この上部旋回体14に作業機16を
取り付けた構造となっている。作業機16は、作業機本
体が上部旋回体14に枢着したブーム16と、このブー
ム18の先端部に枢着したアーム20とからなり、アー
ム20の先端部に作業具であるバケット22がリンク機
構24を介して枢着してある。
【0003】このような構造を有するパワーショベル
は、ブーム18の上部旋回体14に対する姿勢、すなわ
ちブーム18の旋回体14に対する回動量(起伏量)、
アーム20のブーム18に対する姿勢(回動量)、バケ
ット22のアーム20に対する姿勢(回動量)を検出
し、作業具であるバケット22の上下方向の位置と旋回
体14に対する前後方向の位置とをコントローラによっ
て演算し、バケット22によって地面26を所定の深さ
に掘り下げたり、バケット22を予め定めた線(図示せ
ず)に沿って掘削しつつ移動させることができるように
なっている(例えば、特開昭59−195939号公
報)。
【0004】ところで、バケット22の位置を求める場
合、ブーム18、アーム20およびバケット22の枢着
点部にポテンショメータを設け、ブーム18、アーム2
0およびバケット22のそれぞれの回動量を検出するよ
うにしている。そして、コントローラには、ポテンショ
メータの取り付け誤差を補正する機能を持たせ、ポテン
ショメータの出力信号の初期値をバケット位置の補正値
として取り込み、バケット位置の制御精度、表示部への
表示精度の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のバケット位置の補正方法は、ポテンショメータ
の取り付け誤差を補正するものであり、ポテンショメー
タ本体の直線性の精度のバラツキによる検出誤差の補正
をすることができない。すなわち、各ポテンショメータ
の出力信号は、本来、ブーム等の回動量に対して直線的
に変化するはずである。ところが、ポテンショメータ
は、材料のバラツキや製作誤差などにより、出力信号が
完全な直線性を示さないことが多い。
【0006】従って、作業機16の異なる作業姿勢、例
えば図3のようにアーム20を最大に伸ばし、バケット
22を地表面26に対して垂直にしてバケット22の先
端を地面26に接触させた、いわゆるアーム最大ダンプ
位置と、図5のようにアーム20を最も旋回体14側に
屈曲させ、バケット22を地面26に対して垂直にして
バケット22の先端を地表面26に接触させた、いわゆ
るアーム最大掘削、バケット最大ダンプ位置とでは、バ
ケット22の上下方向における実際の検出位置が異な
り、両者を同時に0.0mとすることができない。この
ため、バケット22による掘削をする場合に、掘削深さ
に誤差を生じ、埋設してある管等を破損したり、平面掘
削をするときに、所定の掘削精度が得られないなどの問
題を有する。
【0007】本発明は、前記従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、作業具の上下方向の位置を正確
に求めることができる作業機の作業具上下位置補正方法
を提供することを第1の目的としている。また、本発明
は、作業機による作業精度、特にパワーショベルによる
掘削精度の向上を図ること等を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る作業機の作業具上下位置補正方法
は、旋回体にブームとアームとを介して設けた作業具の
上下位置を補正する作業機の作業具上下位置補正方法に
おいて、前記作業具の、前記旋回体の前後方向における
複数点の位置を求め、これら各点において基準面に接触
している前記作業具の上下方向位置を、対応する点にお
ける作業具の上下方向位置の補正値とすることを特徴と
している。
【0009】補正値を求める旋回体に対する前後方向の
複数の点は、作業具を基準面に対して所定の姿勢とした
ときに、旋回体に対して作業具が到達可能な最も遠い位
置と最も近い位置を選択でき、これらの両者間は、基準
面上の作業具の上下方向位置が直線的に変化していると
仮定し、最も遠い位置と最も近い位置との実際の検出値
に基づいて、補間法や補外法により、補正値を演算する
ようにすることができる。
【0010】なお、作業機がパワーショベルである場
合、旋回体に対して作業具(バケット)が到達可能な最
も遠い位置としてアーム最大ダンプ位置を、最も近い位
置としてアーム最大掘削、バケット最大ダンプ位置を選
択することができる。
【0011】また、上記の方法を実施する作業機の作業
具位置検出装置は、旋回体に対するブームの姿勢を検出
するブーム姿勢検出手段と、ブームに対するアームの姿
勢を検出するアーム姿勢検出手段と、アームに対する作
業具の姿勢を検出する作業具姿勢検出手段と、これら各
検出手段の検出信号に基づいて、前記作業具の前記旋回
体の前後方向位置を求める前後位置演算手段と、前記各
検出手段の検出信号に基づいて、前記作業具の上下方向
の位置を求める上下位置演算手段と、前記前後位置演算
手段が求めた複数の前記前後方向位置における基準面上
に配置した前記作業具についての前記上下位置演算手段
の出力信号を、前記各前後方向位置における作業具の上
下方向位置の補正値として記憶する補正値記憶手段と、
前記前後位置演算手段と前記上下位置演算手段と前記補
正値記憶手段との出力信号に基づいて、任意の位置にあ
る前記作業具の上下方向位置を求める作業具位置修正手
段とを有することを特徴としている。そして、作業具位
置修正手段には、補正値記憶手段が記憶している複数の
補正値に基づいて、補間方法または補外方法により、旋
回体に対する前後方向の任意の位置における作業具の上
下方向の補正値を求める補間補正手段または補外補正手
段を設けることができる。
【0012】
【作用】上記の如く構成した本発明は、地表面などの基
準面上の複数位置における作業具の実際の上下方向の検
出値(演算値)を、上下方向の補正値とするため、ポテ
ンショメータなどの位置センサ自体が充分な直線性を有
していないとしても、作業具の正確な上下方向位置を知
ることができ、例えばパワーショベルによる掘削などの
場合に、掘削精度の向上が図れ、埋設してある配管等を
損傷したりすることがない。
【0013】基準面上の作業具の上下方向の補正値を求
める旋回体の前後方向の位置を、基準面に対して所定の
姿勢にした作業具が到達可能な最も遠い位置と最も近い
位置とにすると、ブーム、アームの伸縮限度に近い状態
における補正値、すなわち姿勢検出手段の異なった作動
状態における出力信号に基づいた補正値を用いるため、
検出手段の直線性が充分でない場合であっても正確な作
業具の上下方向位置を求めることができる。また、求め
た複数の補正値以外の旋回体の前後方向の任意の点にお
ける補正値を、補間方法または補外方法により求めるよ
うにすると、任意の位置にある作業具の上下方向の補正
値の取得が比較的容易に行える。
【0014】
【実施例】本発明の作業機の作業具上下位置補正方法お
よび作業具位置検出装置の好ましい実施例を、添付図面
に従って詳説する。なお、前記従来技術において説明し
た部分に相当する部分については、同一の符号を付し、
その説明を省略する。
【0015】図1に示したように、作業機16は、上部
旋回体14に枢着したブーム18が「く」の字状に屈曲
して形成してあり、ブーム18の屈曲部と旋回体14と
の間にブームシリンダ30が配設してある。このブーム
シリンダ30は、ロッドを伸縮することにより、ブーム
18を旋回体14に対して矢印32のように回動して姿
勢を変える。そして、ブーム18の上部旋回体14への
枢着部には、ブーム姿勢検出手段であるポテンショメー
タ34が設けてあり、ブーム18の旋回体14に対する
回動量、すなわちブーム18の旋回体14に対する姿勢
を検出できるようにしてある。
【0016】ブーム18の先端側上部には、アーム20
との間に設けたアームシリンダ36が配置してあり、ア
ーム20を矢印38のようにブーム18に対して回動で
きるようになっている。そして、ブーム18のアーム枢
着部には、ポテンショメータ(アーム姿勢検出手段)4
0が取り付けてあり、ブーム18に対するアーム20の
姿勢を検出できるようになっている。また、アーム20
の上部にはバケットシリンダ42が配設してあり、この
バケットシリンダ42を作動することにより、リンク機
構24を介してバケット22を矢印44のように回動で
きるようになっている。このバケット24の回動量、す
なわちバケット22のアーム20に対する姿勢は、バケ
ット22の枢着部に設けたバケット姿勢検出手段である
ポテンショメータ46によって検出できるようにしてあ
る。
【0017】上部旋回体14の上に設けてある操作室4
8には、図示しない各種の操作レバーや操作ボタン、ス
イッチ等が配設してあるとともに、コントローラ50が
設けてある。コントローラ50は、各ポテンショメータ
34、40、46の出力信号に基づいて、バケット先端
部(刃先部)の上下方向の位置を求める上下位置演算器
52と、旋回体14に対する前後方向(図の左右方向)
の位置を求める前後位置演算器54とを有している。さ
らに、コントローラ50には、補正値記憶回路56とバ
ケット位置修正部50とシリンダ制御部60とが設けて
ある。
【0018】補正値記憶回路56は、上下位置演算器5
2と前後位置演算器54との演算結果が入力するように
なっているとともに、操作室48に設けた設定スイッチ
62に接続してあり、オペレータ(図示せず)が任意の
タイミングで設定スイッチ62を操作することにより、
旋回体14の前後方向における位置とともに、バケット
先端部の上下方向の補正値を複数記憶できるようになっ
ている。一方、バケット位置修正部58は、補間補正値
演算器64と上下位置修正演算器66とから構成してあ
る。
【0019】補間補正値演算器64は、詳細を後記する
ように、補正値記憶回路56が記憶している2つの補正
値から、これら2つの補正値を求めた旋回体14に対す
る前後方向位置の間の上下方向位置の補正値を補間法を
用いて演算する。また、上下位置修正演算器66は、上
下位置演算器52と前後位置演算器54および補間補正
値演算器64の出力信号を受け、これらの基づいてバケ
ット22の上下方向の演算値を修正し、操作室48に設
けてある表示装置70に表示するとともに、シリンダ制
御部60に演算結果を入力する。
【0020】上記の如く構成した実施例の作用は、次の
とおりである。バケット22の位置は、一般にブーム1
8の上部旋回体14への枢着部が原点とされ、オペレー
タの前後方向がx座標、上下方向がY座標として求めら
れ、操作室48に設けた表示装置に表示される。
【0021】コントローラ50の上下位置演算器52、
前後位置演算器54は、所定時間ごと(例えば、1ms
ごと)にブーム18、アーム20、バケット22の枢着
部に設けたポテンショメータ34、40、46が検出し
たブーム18の水平方向に対する角度α、アーム20の
ブーム18に対する角度β、バケット22のアーム20
に対する角度γを読み込み(図3参照)、これらの角度
α、β、γとブーム18の長さL1 、アーム20の長さ
2 、バケット22の長さL3 とに基づいてバケット先
端のx座標、y座標を求め、補正値記憶回路56に入力
するとともに、バケット位置修正部58の上下位置修正
演算器66に入力する。
【0022】なお、ブーム18の長さL1 は、ブーム1
8の旋回体14に枢着した点からアーム20を枢着した
点までの距離で、実施例ではポテンショメータ34、4
0の取り付け位置によって代用している。また、アーム
20の長さL2 は、ブーム18への枢着点からバケット
22の枢着点までの距離であり、ポテンショメータ4
0、46の取り付け位置によって代用している。そし
て、バケット22の長さL3 は、バケット22のアーム
20への枢着点からバケット22の刃先端までの距離で
ある。
【0023】オペレータは、地面26を掘削するにあた
り、まず上部旋回体14の前後方向における2点につい
て、バケット22の上下方向位置の補正値をコントロー
ラ50に記憶させる。この補正値を求める2点は、任意
に選択することができるが、2点間の距離はできるだけ
大きいほうが望ましく、例えばアーム最大掘削、バケッ
ト最大ダンプ位置とアーム最大ダンプ位置とにするとよ
い。
【0024】すなわち、オペレータは、ブームシリンダ
30とアームシリンダ36とバケットシリンダ42とを
作動し、図2のようにバケット22を地面26に対して
垂直にした状態にし、バケット22の刃先を地面26に
接触させるとともに、この状態でバケット22を旋回体
14に最も近づけた、いわゆるアーム最大掘削、バケッ
ト最大ダンプ位置x1 にする。そして、オペレータが設
定スイッチ62を押すと、そのときの座標y1 がバケッ
ト最大位置x1 におけるバケット22の上下方向の補正
値として補正値記憶回路56に記憶される。また、オペ
レータがバケット22を地面26に垂直にし、かつバケ
ット22の先端が地表面26に接触している状態でアー
ム20を最大に伸ばしたアーム最大ダンプ位置である図
2のx2にバケット22を移動させ、設定スイッチ62
を操作すると、y2 がx2 におけるバケット22の上下
方向の補正値として補正値記憶回路56に記憶される。
この補正値記憶回路56に記憶された2つの補正値
1 、y2 は、それぞれのx座標x1 、x2 とともにバ
ケット位置修正部58の補間補正値演算器64に送ら
れ、x1 、x2 間のバケット22の上下方向位置の補正
値の算出に供される。
【0025】そして、バケット22による掘削が開始さ
れると、上下位置演算器52は、バケット先端部の上下
方向位置yを演算して上下位置修正演算器66に入力
し、また前後位置演算器54は、任意の位置にあるバケ
ット22の旋回体14に対する前後方向位置xを求めて
上下位置修正演算器66に入力する。上下位置修正演算
器66は、前後位置演算器54からxが入力してくる
と、このxを補間補正値演算器64に与え、xにおける
バケット22の上下方向位置の補正値を演算させる。補
間補正値演算器64は、上下位置修正演算器66から演
算命令を受けると、補正値記憶回路56から得たデータ
に基づいて、x1 、x2 間の補正値を求め、上下位置修
正演算器66に出力する。
【0026】すなわち、補間補正値演算器64は、補正
値記憶回路56から得たx1 、x2とy1 、y2 とか
ら、x1 、x2 間のyの値が図2の線分Y0 に示したよ
うに、直線的に変化していると仮定し、x1 、x2 間の
バケット22の上下方向位置の補正値yx を補間して求
め、上下位置修正演算器66に出力する。上下位置修正
演算器66は、上下位置演算器52が出力したyから補
正値yx を差し引いて実際の掘削深さYを求めて、x座
標の値とともに表示装置70に表示し、またシリンダ制
御部60にフィードバック信号として与える。
【0027】このように、実施例においては、地面26
に接触させたバケット22の上下方向の位置を検出し、
これを上下方向の補正値としているため、掘削深さの検
出誤差を小さくすることができ、掘削精度の向上が図れ
るとともに、埋設管等の埋設物を損傷するような事故の
発生をなくすことができる。しかも、実施例は、各ポテ
ンショメータ34、40、46の作動状態が大きく異な
るバケット最大ダンプ位置とアーム最大ダンプ位置とで
補正値を求めているため、各ポテンショメータの直線性
が充分でない場合であっても、バケット22の位置を正
確に求めることができる。
【0028】また、実施例においては、基準面として地
面26を採用したことにより、補正値の修正を極めて容
易に行うことができ、現場に即した補正値を得ることが
できる。さらに、実施例においては、バケット最大ダン
プ位置とアーム最大ダンプ位置との補正値から、この間
の補正値を補間して求めているため、補正値を求める手
間も比較的容易である。
【0029】なお、前記実施例においては、バケット最
大ダンプ位置とアーム最大ダンプ位置との補正値を補正
値記憶回路56に記憶する場合について説明したが、記
憶する補正値は、旋回体14の前後方向における任意の
2点であってよく、また3点以上であってもよい。そし
て、前記実施例においては、バケット最大ダンプ位置と
アーム最大ダンプ位置との間の補正値を補間法によって
求める場合について説明したが、旋回体14の前後方向
の2点の補正値を上記と同様にして求め、この2点間の
補正値を補間法によって求め、その外側の補正値を補外
法によって求めるようにしてもよい。
【0030】また、前記実施例においては、作業機がパ
ワーショベルである場合について説明したが、作業機は
建設資材等を搬送する荷扱い機やピッキング装置、マニ
ピュレータ等であってもよい。さらに、前記実施例にお
いては、基準面として地表面を用いた場合について説明
したが、基準面は地表面に限定されないし、上部旋回体
14の前後方向位置を補正する場合にも適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、地表面などの基準面上における複数位置の作業具の
実際の上下方向の検出値(演算値)を、上下方向の補正
値とするため、ポテンショメータなどの姿勢検出手段自
体が充分な直線性を有していないとしても、作業具の正
確な上下方向位置を知ることができ、作業具の制御精度
を向上することができる。
【0032】そして、地表面を基準面として採用すれ
ば、建設機械などにおいて補正値を求めることが極めて
容易に行えるばかりでなく、パワーショベルによる掘削
の場合に、掘削深さを正確に求めることができる。そし
て、基準面上の作業具の上下方向の補正値を求める旋回
体の前後方向の位置を、基準面に対して所定の姿勢にし
た作業具が到達可能な最も遠い位置と最も近い位置とに
すると、位置センサの異なった作動状態における補正値
を得ることができるため、位置センサの直線性が充分で
ない場合であっても、適切な補正値が得られる。また、
求めた複数の補正値以外の旋回体の前後方向の任意の点
における補正値を、補間方法または補外方法により求め
るようにすると、任意の位置にある作業具の上下方向の
補正値の取得が比較的容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る作業具位置検出装置のブ
ロック図である。
【図2】実施例における作業機の作業具上下位置補正方
法の説明図である。
【図3】パワーショベルのバケット位置の求め方の説明
図である。
【図4】パワーショベルのアーム最大ダンプ位置を示す
図である。
【図5】パワーショベルのバケット最大ダンプ位置を示
す図である。
【符号の説明】
14……上部旋回体、16……作業機、18……ブー
ム、20……アーム、22……作業具(バケット)、3
4……ブーム姿勢検出手段(ポテンショメータ)、40
……アーム姿勢検出手段(ポテンショメータ)、46…
…作業具姿勢検出手段(ポテンショメータ)、50……
コントローラ、52……上下位置演算器、54……前後
位置演算器、56……補正値記憶回路、58……作業具
位置修正手段(バケット位置修正部)、64……補間補
正手段(補間補正値演算器)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回体にブームとアームとを介して設け
    た作業具の上下位置を補正する作業機の作業具上下位置
    補正方法において、前記作業具の、前記旋回体の前後方
    向における複数点の位置を求め、これら各点において基
    準面に接触している前記作業具の上下方向位置を、対応
    する点における作業具の上下方向位置の補正値とするこ
    とを特徴とする作業機の作業具上下位置補正方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の点の以外の点の位置の補正
    は、前記作業具の上下方向の位置が直線的に変化してい
    るものと仮定して補正することを特徴とする請求項1記
    載の作業機の作業具上下位置補正方法。
  3. 【請求項3】 前記作業機はパワーショベルであり、前
    記複数点の位置はアーム最大ダンプ位置とアーム最大掘
    削位置とであることを特徴とする請求項2に記載の作業
    機の作業具上下位置補正方法。
  4. 【請求項4】 旋回体に対するブームの姿勢を検出する
    ブーム姿勢検出手段と、ブームに対するアームの姿勢を
    検出するアーム姿勢検出手段と、アームに対する作業具
    の姿勢を検出する作業具姿勢検出手段と、これら各検出
    手段の検出信号に基づいて、前記作業具の前記旋回体の
    前後方向位置を求める前後位置演算手段と、前記各検出
    手段の検出信号に基づいて、前記作業具の上下方向の位
    置を求める上下位置演算手段と、前記前後位置演算手段
    が求めた複数の前記前後方向位置における基準面上に配
    置した前記作業具についての前記上下位置演算手段の出
    力信号を、前記各前後方向位置における作業具の上下方
    向位置の補正値として記憶する補正値記憶手段と、前記
    前後位置演算手段と前記上下位置演算手段と前記補正値
    記憶手段との出力信号に基づいて、任意の位置にある前
    記作業具の上下方向位置を求める作業具位置修正手段と
    を有することを特徴とする作業機の作業具位置検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記作業具位置修正手段は、前記補正値
    記憶手段が記憶している複数の前記補正値に基づいて、
    前記旋回体に対する前後方向の任意の位置における前記
    作業具の上下方向の補正値を求める補間補正手段または
    補外補正手段を有していることを特徴とする請求項4に
    記載の作業機の作業具位置検出装置。
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