JP3249975B2 - 通信網における高能率符号化機能を有する伝送装置の制御方式 - Google Patents

通信網における高能率符号化機能を有する伝送装置の制御方式

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JP3249975B2 JP14601297A JP14601297A JP3249975B2 JP 3249975 B2 JP3249975 B2 JP 3249975B2 JP 14601297 A JP14601297 A JP 14601297A JP 14601297 A JP14601297 A JP 14601297A JP 3249975 B2 JP3249975 B2 JP 3249975B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話網・ISDN
(Integrated Services Digital Network )を含む通信
網における高能率符号化機能を有する伝送装置の制御方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の音声の高能率符号化技術の進展に
より、低速度で高品質の音声信号転送が可能となってい
るが、このような高能率符号では、復号符号化を繰り返
すと品質が劣化してしまう問題がある。このため、図1
5に示すように、交換機101a,101b,101
c,101dと、その交換機の入方路(発呼側の通信
路,以下同じ)に直接収容される高能率符号化機能を有
する伝送装置102b,102d,102f及びその交
換機の出方路(着呼側の通信路,以下同じ)に直接収容
される高能率符号化機能を有する伝送装置102a,1
02c,102e間のうち、交換機と直前又は直後の伝
送装置間、及び交換機の直前と直後に位置する伝送装置
間で、通話路に特定の情報を転送(10エ,10オ,1
0カ,10キ,10ク,10ケ)し、この特定の情報を
受けた伝送装置102b,102c,102d,102
eでは高能率符号化された音声の復号符号化を行わずに
交換機101b,101cでの回線交換の速度に整合さ
せるための速度変換だけを行い、一方、この特定の情報
を受けない伝送装置102a,102fでは高能率符号
化された音声信号の復号符号化を行うことにより、中継
の処理を行う交換機における復号符号化を回避して、品
質の劣化を抑制することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図16に示す
ように、通話が行われる全区間に亘って同一の伝送装置
が使用できない場合には、中継の処理を行う交換機11
1a,111b,111c,111dに収容される伝送
装置112a,112b,112c,112dにおける
復号符号化が回避できず、品質の劣化をきたし所望の品
質を維持することができないという問題がある。また、
通話路の状況に関する情報を交換機間で受け渡しする通
信系ではないため、通信の劣化を回避できる伝送路があ
ってもこれを選択することができないという問題があ
る。さらに、図17に示すように、一部の交換機(例え
ば121c)では、着信者が応答するまで発信者から着
信者方向の通話路が設定されないので、この場合、この
交換機121cの入方路に収容された伝送装置122d
では通話路を転送される特定の情報(12キ)を受けて
高能率符号化された音声の復号化符号化を行わずにその
交換機での回線交換の速度に整合させるための速度変換
だけを行っている。一方、この中継処理を行う交換機1
21cの出方路に収容された伝送装置122eでは通話
路を転送される特定の情報(12ク)を受けずに高能率
符号化された音声信号の復号化符号化を行うため、この
交換機121cの両側での符号化復号化の処理が不整合
となってこの交換機では音声信号の中継交換ができなく
なり、着信者が応答する前の時点での音声信号や音響信
号の転送ができないという問題がある。
【0004】本発明は、伝送される音響信号の品質の劣
化を回避することにより所望の品質を維持し、かつ、効
率的に、音声信号の転送を可能とする通信網における高
能率符号化機能を有する伝送装置の制御方式を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による通信網における高能率符号化機能を有
する伝送装置の制御方式は、アウトバンド信号方式を用
いて、前位の交換機から、前位の伝送装置で使用された
高能率音声符号化機能に関する情報が通知され、これを
基に、その交換機及び後位の交換機に収容された伝送装
置では伝送される音響信号の転送に使用される高能率音
声符号化機能による復号・符号の処理を回避するか、ま
たは、その伝送装置の使用を回避することを特徴とする
構成を有している。すなわち、本発明による通信網にお
ける高能率符号化機能を有する伝送装置の制御方式は、
音響信号の高能率符号化復号化を行う符復号化部を有す
る伝送装置を介する第一の伝送路と該伝送装置を介しな
い第二の伝送路とが所定数の交換機の各々に接続された
通信網において、前記所定数の交換機の一つから符号化
音響信号の転送を開始又は終端する時点に、当該交換機
に接続された前記伝送装置で使用される前記高能率符号
化の方式として種類の異なる複数の高能率符号化方式か
ら選定されているその高能率符号化方式の種別と該高能
率符号化方式の符号化又は復号化を行ったことを示す識
別子が、該転送を開始又は終端する交換機から該通話網
の後位の交換機まで透過的に伝達される前記符号化音響
信号の処理情報として、呼の開始を示す呼制御の信号に
含めて送出され、前記符号化音響信号が前記転送の過程
で経由する該通話網内の各交換機では、前記高能率符号
化方式の多段の符号化と復号化による前記音響信号の品
質の劣化を回避して所望の品質を維持した効率的な音響
信号の転送を行うために、伝達された前記処理情報に基
づいて当該交換機に入力された前記符号化音響信号の符
号化方式を判定し、 その判定された当該交換機に入力さ
れた前記符号化音響信号の符号化方式が該交換機の出力
側に接続された前記第一の伝送路の符号化方式と同一で
あるときには、その入力された前記符号化音響信号をそ
の符号変換をすることなしに当該同一であると判定した
前記第一の伝送路を出方路として選択し、 その判定され
た当該交換機に入力された前記符号化音響信号の符号化
方式が該交換機の出力側に接続された前記第一の伝送路
の符号化方式と同一ではなく該符号化方式を一致させる
ための符号変換により前記所望の品質を維持することが
できないと判断されたときには、その入力された前記符
号化音響信号をその符号変換をすることなしに前記第二
の伝送路を出方路として選択する、 ように制御すること
を特徴とする構成を有している。 また、本発明による通
信網における高能率符号化機能を有する伝送装置の制御
方式は、音響信号の高能率符号化復号化を行う符復号化
部を有する伝送装置を介する第一の伝送路と該伝送装置
を介しない第二の伝送路とが所定数の交換機の各々に接
続された通信網において、 前記所定数の交換機の一つか
ら符号化音響信号の転送を開始又は終端する時点に、当
該交換機に接続された前記伝送装置で使用される前記高
能率符号化の方式として種類の異なる複数の高能率符号
化方式から選定されているその高能率符号化方式の種別
と該高能率符号化方式の符号化又は復号化を行ったこと
を示す識別子が、該転送を開始又は終端する交換機から
該通話網の後位の交換機まで透過的に伝達される前記符
号化音響信号の処理情報として、呼の開始を示す呼制御
の信号に含めて送出され、 前記符号化音響信号が前記転
送の過程で経由する該通話網内の各交換機では、前記高
能率符号化方式の多段の符号化と復号化による前記音響
信号の品質の劣化を回避して所望の品質を維持した効率
的な音響信号の転送を行うために、 伝達された前記処理
情報に基づいて当該交換機に入力された前記符号化音響
信号の符号化方式を判定し、 その判定された当該交換機
に入力された前記符号化音響信号の符号化方式が該交換
機の出力側に接続された前記第一の伝送路の符号化方式
と同一であるときには、その入力された前記符号化音響
信号をその符号変換をすることなしに当該同一であると
判定した前記第一の伝送路を出方路として選択し、 その
判定された当該交換機に入力された前記符号化音響信号
の符号化方式が該交換機の出力側に接続された前記第一
の伝送路の符号化方式と同一ではないが該符号化方式を
一致させるための符号変換をしても前記所望の品質を維
持すること ができると判断されたときには、その入力さ
れた前記符号化音響信号をその符号変換をして前記第一
の伝送路を出方路として選択する、 ように制御すること
を特徴とする構成を有している。
【0006】前記転送を開始する交換機は、アウトバン
ド信号方式の処理機能によって呼制御を行う呼処理部と
回線交換を行うスイッチ部とを備え、該交換機の前記呼
処理部と前記伝送装置とは伝送交換信号リンクで接続さ
れている。
【0007】前記伝送装置は、前記処理情報に基づいて
前記符復号化部での高能率符号化復号化を実行するか又
はこれを実行せずに透過的に通過させる制御を行う符復
号制御部と、前記符号化音響信号の符号化速度の変換を
行う速度変換部とを備え、該伝送装置の前記符復号制御
部と前記交換機の呼処理部間とは伝送交換信号リンクで
接続されている。
【0008】前記処理情報は、前記交換機の前記呼処理
部で分析され、直近の後位の前記第一の伝送路において
同一の高能率符号化で前記符号化音響信号の転送が可能
な場合に、当該交換機が出方路として前記伝送装置を介
した前記第一の伝送路を選択して、当該交換機に収容さ
れている前位及び後位の前記伝送装置の前記符復号制御
部に前記伝送交換信号リンクを介して前記符号化復号化
を実行せずに透過的に通過させる指示を行うとともに前
記速度変換部で前記符号化音響信号を速度変換して得ら
れる信号を前記第一の伝送路に伝達することができる。
【0009】前記処理情報は、前記交換機の前記呼処理
部で分析され、直近の後位の伝送路において同一の高能
率符号化で前記符号化音響信号の転送が不可能の場合
に、当該交換機が出方路として前記伝送装置を介した前
記第二の伝送路を選択して、当該交換機に収容されてい
る前位の伝送装置の符復号制御部に前記伝送交換信号リ
ンクを介して復号化を実施する指示を行い、前記高能率
符号化されない符号化音響信号へ復号された信号を前記
第二伝送路に伝達することができる。
【0010】前記処理情報は、前記交換機の前記呼処理
部で分析され、直近の後位の前記第一の伝送路において
前記高能率符号化方式とは異なる高能率符号化方式で符
号化した符号化音響信号の転送が可能でありかつ該異な
る高能率符号化方式への符号化の過程で前記符号化音響
信号の品質の劣化が回避されると判断された場合に、当
該交換機が出方路として前記伝送装置を介した前記第一
の伝送路を選択して、当該交換機に収容されている前位
の前記伝送装置の符復号制御部に前記伝送交換信号リン
クを介して前記符号化音響信号の復号化を実施する指示
を行い、当該交換機に収容されている後位の前記伝送装
置の符復号制御部に前記伝送交換信号リンクを介して前
記異なる高能率符号化方式への符号化の実施を指示し
て、該異なる高能率符号化方式への符号化によって得ら
れた信号を前記第一の伝送路に伝達することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1,図2及び図3,図4は、本
願発明の実施形態説明用ブロック図である。本発明の主
要部を示す図1及び図2に用いられた伝送装置の構成例
を示す。図1に示すように、本願発明は、アウトバンド
信号方式の処理機能を持って呼制御を行う呼処理部11
Aと回線交換を行うスイッチ部11Bから成る交換機1
1が、例えば音声信号の如き音響信号の高能率符復号化
を行う符復号化部12Aを有する伝送装置12と前記の
音響信号を転送する伝送交換伝送路14を介して相互接
続されている。これにより、高能率符号化機能を有する
伝送装置12を介する伝送路13(第一伝送路)と介さ
ない伝送路13(第二伝送路)とが交換機11に収容さ
れた構成となり、呼処理部11Aと伝送装置の符復号制
御部12Bとの間には伝送交換信号リンク15が接続さ
れ、呼処理部11には前記のアウトバンド信号方式によ
る信号リンク16が接続されている。図3,図4は両図
を一体化した形で本願発の実施形態を示すものであ
り、高能率符号化機能を有する伝送装置22aを介して
高能率符号化により音声信号(前記音響信号の1例とし
て以下説明する)の転送を開始する時点で、これを開始
する交換機またはこれと同等の機能を有する装置21a
で、使用する高能率符号化方式の種別2アAと符号化を
行ったことを示す識別子2アBを、連続するアウトバン
ド信号方式の処理機能を持つ最後位の交換機またはこれ
と同等の機能を有する装置21eまで透過的に送付され
る情報として、呼の開始を示す呼制御の信号2アに含め
て送出されている。
【0012】高能率符号化により転送された音声信号を
高能率符号化されない音声信号に復号する時点で、これ
を行う交換機またはこれと同等の機能を有する装置21
bで、その復号化を行ったことを示す識別子2イAを、
連続するアウトバンド信号方式の処理機能を持つ最後位
の交換機またはこれと同等の機能を有する装置21eま
で透過的に送付される情報として、符号化の情報に追加
して呼の開始を示す呼制御の信号2イに含めて送出され
る。
【0013】さらに同一または異なる高能率符号化を行
う場合には、交換機21Cでは、同様にして使用する高
能率符号化方式の種別2ウAと符号化復号化を行ったこ
とを示す識別子2ウBを、連続するアウトバンド信号方
式の処理機能を持つ最後位の交換機またはこれと同等の
機能を有する装置21eまで透過的に送付される情報と
して、先に行われた符号化処理の情報2ウCに追加して
呼の開始を示す呼制御の信号2ウに含めて送出し、経由
する交換機21c,21dで、送付される符号化処理の
情報に基づいて、高能率符号の多段の符号復号による通
信品質の劣化を回避して且つ効率的な音声信号の転送を
行うべく高能率符号化機能を有する伝送装置を介するか
または介さない伝送路を出方路として選択(2オ,2
カ)することを特徴とする。
【0014】図1,図2,図3,図4,図5,図6,図
7及び図8は、本願発明の他の実施形態説明図である。
図1,図2で、前記伝送装置12に、外部からの伝送装
置の制御情報によりこの符号化復号化を実施するかまた
はこれをせずに透過的に通過させる制御を行う符復号制
御部12Bと符号化速度と交換機が交換を行う回線速度
の変換を行う速度変換部12Cとを設けるとともに、伝
送装置12の符復号制御部12Bと交換機の呼処理部1
1A間で伝送装置の制御情報を転送する伝送交換信号リ
ンク15を設けている。図5では、前記呼の開始を示す
呼制御の信号3アaを交換機31で分析し、直近の前位
の伝送路33aにおいて高能率符号化されている音声信
号が転送され、直近の後位の伝送路33bにおいて同一
の高能率符号化で音声の転送が可能な場合に、この交換
機31が出方路としてこの伝送装置32bを介した伝送
路33bを選択して収容されている前位及び後位の伝送
装置32a,32bの符復号制御部(12B)に伝送交
換信号リンク34a,34bを介して復号化・符号化を
実施せずに透過的に通過させる指示36,37を行うと
ともに速度変換部(12C)で交換機の回線交換の速度
に速度変換を行い、且つ、呼の開始を示す呼制御の信号
3アaの中の符号化処理に関する情報3アaAについて
は何も追加せずにこの信号3アbを後位の交換機に送付
する。
【0015】さらに、図6では、前記呼の開始を示す呼
制御の信号4アを交換機41で分析し、直近の前位の伝
送路43において高能率符号化されている音声信号が転
送され、直近の後位の伝送路44bにおいて同一の高能
率符号化で音声信号の転送が不可能の場合に、前位の伝
送装置42の符復号制御部(12B)に伝送交換信号リ
ンク45を介して復号化を実施する指示46を行い、高
能率符号化されない音声信号へ復号された音声信号を交
換機41経由で出方路に転送し、この交換機41が出方
路としてこの伝送装置を介さない伝送路44bを選択
し、呼の開始を示す呼制御の信号4アの中の符号化処理
に関する情報4アAについて、前位の符号化方式に関し
て復号の識別子4イAを付加し、この信号4イを後位の
交換機に送付する。
【0016】また、図7では、前記呼の開始を示す呼制
御の信号5アを交換機51で分析し、直近の前位の伝送
路53aにおいて高能率符号化されていない音声信号が
転送され、直近の後位の伝送路54において高能率符号
化で音声信号の転送が可能の場合に、この交換機51が
出方路としてこの伝送装置52を介した伝送路54を選
択し、この後位の伝送装置52の符復号制御部(12
B)に伝送交換信号リンク55を介して使用する高能率
符号化の符号化の実施56を指示するとともに、呼の開
始を示す呼制御の信号5アの中の符号化処理に関する情
報について、後位の符号化方式に関して高能率符号化方
式の種別5イAと符号化を行ったことを示す識別子5イ
Bを追加し、この信号5イを後位の交換機に送付する。
【0017】さらに、図8では、前記呼の開始を示す呼
制御の信号6アを交換機61で分析し、直近の前位の伝
送路65において高能率符号化されている音声信号が転
送され、直近の後位の伝送路66において異なる高能率
符号化で音声信号の転送が行われ、符号化方式の変換の
ために高能率符号化されない音声信号転送への復号符号
化を行っても通信品質が劣化しないと判断(6ウ)され
る場合に、前位の伝送装置62の符復号制御部(12
B)に伝送交換信号リンク67aを介して復号化を実施
する指示(6エ)を行い、高能率符号化されない音声信
号へ復号された音声を交換機61経由で出方路に転送
し、この交換機61が出方路としてこの伝送装置63を
介した伝送路66を選択(6ウ)し、この後位の伝送装
置63の符復号制御部(12B)に伝送交換信号リンク
67bを介して使用する高能率符号化の符号化の実施
(6オ)を指示するとともに、呼の開始を示す呼制御の
信号6アの中の符号化処理に関する情報6アAについ
て、前位の符号化方式に関して復号の識別子6イAを付
加し、後位の符号化方式に関して高能率符号化方式の種
別6イBと符号化を行ったことを示す識別子6イCを追
加し、この信号6イを後位の交換機に送付し、高能率符
号の多段の符号復号による通信品質の劣化を回避して且
つ高能率符号化による効率的な音声の転送を行うことを
特徴とする。
【0018】
【実施例】以下、図に基づいて、本発明の実施例につい
て、説明する。図9,図10は、交換機間のアウトバン
ド信号方式としてITU−Tの勧告Q.763及びQ.
764に規定されるNo.7信号方式ISDNユーザパ
ート(以下「N7ISUP」という)を使用した事例を
2分割して示した図であり、発・着の電話端末79a,
79bはアナログの加入者線78a,78bをそれぞれ
介して発・着の交換機71a,71fにそれぞれ収容さ
れ、交換機71a・交換機71b間、交換機71b・交
換機71c間、交換機71e・交換機71f間は8kb
psのC−ACELPの高能率符号化方式に基づく符
復号化部と本発明による符復号制御部(12B)と速度
変換部(12C)を持ち、伝送交換信号リンク75a,
75b,75c,75d,75g,75hにより交換機
71a,71b,71c,71e,71fと制御情報を
送受し、伝送交換伝送路77a,77b,77c,77
d,77g,77hにより音声を転送する伝送装置72
a,72b,72c,72d,72e,72fを介した
高能率符号化された音声信号を転送する伝送路74a,
74b,74d及び高能率符号化されない音声信号を転
送する伝送路73a,73b,73e及び信号リンク7
6a,76b,76eにより接続されている。また、交
換機71c・交換機71d間は16kbpsのLD−C
ELPの高能率符号化方式に基づく符復号化部と本発明
による符復号制御部(12B)と速度変換部(12C)
を持ち伝送交換信号リンク75e,75fにより交換機
71c,71dと制御情報を送受し、伝送交換伝送路7
7e,77fにより音声信号を転送する伝送装置72
g,72hを介した高能率符号化された音声信号を転送
する伝送路74c及び高能率符号化されない音声信号を
転送する伝送路73c及び信号リンク76cにより接続
されている。交換機71d・交換機71e間は高能率符
号化されない音声信号を転送する伝送路73d及び信号
リンク76dにより接続され、C−ACELPの高能
率符号化方式に基づく符復号化の1リンクとLD−CE
LPの高能率符号化方式に基づく符復号化の1リンクの
タンデム接続までは通信品質上問題が無いがこれ以上の
高能率符号化方式に基づく符復号化のリンクのタンデム
接続は通信品質の劣化をきたすとする。なお、図9,図
10では、伝送交換信号リンク75a,75b,75
c,75d,75e,75f,75g,75hは伝送交
換伝送路77a,77b,77c,77d,77e,7
7f,77g,77hと独立したリンクとして実装して
いるが、伝送交換伝送路77a,77b,77c,77
d,77e,77f,77g,77hの特定のタイムス
ロットを使用して実装することも可能である。
【0019】この図9,図10の実施例において、発の
電話端末79aから発呼があると、発の交換機71a
は、加入者線78aにおいてアナログ音声が転送され、
直近の後位の伝送路74aにおいてC−ACELPの
高能率符号化で音声の転送が可能と判断(7エ)し、こ
の交換機71aが出方路としてこの伝送装置72aを介
した伝送路74aを選択(7エ)し、この後位の伝送装
置72aの符復号制御部(12B)に伝送交換信号リン
ク75aを介して使用する高能率符号化の符号化の実施
(7コ)を指示するとともに、呼の開始を示すアドレス
メッセージ(以下「IAM」という)7アaの中に、後
位の符号化方式に関して高能率符号化方式の種別「C
−ACELP」と符号化を行ったことを示す識別子「符
号」を設定した符号化処理に関する情報のために新たに
設けた符号化処理パラメータ(以下「CDP−P」とい
う)7アaAを、電話呼であることを示す「3.1kH
zオーディオ」と設定した通信路要求表示パラメータ
(以下「TMR−P」という)7アaBとともに含め、
このIAM7アaを後位の交換機71bに送付する。
【0020】交換機71bは、前位の交換機71aから
のIAM7アaを分析し、直近の前位の伝送路74aに
おいてC−ACELPの高能率符号化されている音声
信号が転送され、直近の後位の伝送路74bにおいて同
一の高能率符号化で音声信号の転送が可能であると判断
(7オ)し、この交換機が出方路としてこの伝送装置7
2cを介した伝送路74bを選択(7オ)して収容され
ている前位及び後位の伝送装置72b,72cの符復号
制御部(12B)に伝送交換信号リンク75b,75c
を介して復号化・符号化を実施せずに透過的に通過させ
る指示(7サ,7シ)を行うとともに速度変換部で交換
機の回線交換の速度に速度変換を行い、且つ、IAM7
アbの中の符号化処理に関する情報7アbAとTMR−
P7アbBについては何も追加変更せずにこのIAM7
アbを後位の交換機71cに送付する。
【0021】交換機71cは、前位の交換機71bから
のIAM7アbを分析し、直近の前位の伝送路74bに
おいてC−ACELPの高能率符号化されている音声
信号が転送され、直近の後位の伝送路74cにおいて異
なるLD−CELPの高能率符号化で音声信号の転送が
行われ、符号化方式の変換のために高能率符号化されな
い音声転送への復号符号化を行っても通信品質が劣化し
ないと判断(7カ)し、前位の伝送装置72dの符復号
制御部(12B)に伝送交換信号リンク75dを介して
復号化を実施する指示(7ス)を行い、高能率符号化さ
れない音声信号へ復号された音声を交換機71c経由で
出方路に転送し、この交換機71cが出方路としてこの
伝送装置72gを介した伝送路74cを選択(7カ)
し、この後位の伝送装置73aの符復号制御部(12
B)に伝送交換信号リンク75eを介して使用する高能
率符号化の符号化の実施(7セ)を指示するとともに、
IAM7イの中に、前位のC−ACELPの符号化方
式に関して復号の識別子を付加し後位のLD−CELP
の高能率符号化方式に関して高能率符号化方式の種別
「LD−CELP」と符号化を行ったことを示す識別子
「符号」を設定したCDP−P7イAを、変更をしない
TMR−P7イBとともに含め、このIAM7イを後位
の交換機71dに送付する。
【0022】交換機71dは、前位の交換機71cから
のIAM7イを分析し、直近の前位の伝送路74cにお
いてLD−CELPの高能率符号化されている音声信号
が転送され、直近の後位の伝送路73dにおいて同一の
高能率符号化で音声信号の転送が不可能と判断(7キ)
し、前位の伝送装置72hの符復号制御部に伝送交換信
号リンク75fを介して復号化を実施する指示(7ソ)
を行い、高能率符号化されない音声信号へ復号された音
声を交換機71d経由で出方路に転送し、この交換機7
1dが出方路としてこの伝送装置を介さない伝送路73
dを選択(7キ)し、IAM7ウaの中に、前位のLD
−CELPの符号化方式に関して復号の識別子を付加し
たCDP−P7ウaAを、変更をしないTMR−P7ウ
aBとともに含め、このIAM7ウaを後位の交換機7
1eに送付する。
【0023】交換機71eは、前位の交換機71dから
のIAM7ウaを分析し、直近の前位の伝送路73dに
おいて高能率符号化されている音声信号が転送されず、
直近の後位の伝送路74dにおいてC−ACELPの
高能率符号化での音声信号の転送の選択枝はあるもの
の、前位での高能率符号化の履歴からC−ACELP
の高能率符号化での音声の転送は不可能と判断(7ク)
し、高能率符号化されない音声を交換機71e経由で出
方路に転送し、この交換機71eが出方路としてこの伝
送装置を介さない伝送路73eを選択(7ク)し、IA
M7ウbの中の符号化処理に関する情報7ウbAとTM
R−P7ウbBについては何も追加変更せずにこのIA
M7ウbを後位の交換機71fに送付する。着の交換機
71fは、着の電話端末79bに着呼を通知し、加入者
線78bを介してアナログ音声が転送される。
【0024】図11,図12は、PBX間のアウトバン
ド信号方式としてITU−Tの勧告Q.931又はIS
Oの標準11572に規定されるISDNユーザ・網イ
ンタフェース信号方式(以下「DSS1」という)を使
用した事例を2分割して示した図であり、発・着の電話
端末89a,89bはアナログの加入者線88a,88
bをそれぞれ介して発・着のPBX81a,81fにそ
れぞれ収容され、PBX81a・PBX81b間、PB
X81b・PBX81c間、PBX81e・PBX81
f間は8kbpsのC−ACELPの高能率符号化方
式に基づく符復号化部(12A)と本発明による符復号
制御部(12B)と速度変換部(12C)を持ち、伝送
交換信号リンク85a,85b,85c,85d,85
g,85hによりPBX81a,81b,81c,81
e,81fと制御情報を送受し、伝送交換伝送路87
a,87b,87c,87d,87g,87hにより音
声信号を転送する伝送装置82a,82b,82c,8
2d,82e,82fを介した高能率符号化された音声
信号を転送する伝送路84a,84b,84d及び高能
率符号化されない音声信号を転送する伝送路83a,8
3b,83e及び信号リンク86a,86b,86eに
より接続されている。また、PBX81c・PBX81
d間は16kbpsのLD−CELPの高能率符号化方
式に基づく符復号化部(12A)と本発明による符復号
制御部(12B)と速度変換部(12C)を持ち伝送交
換信号リンク85e,85fによりPBX81c,81
dと制御情報を送受し伝送交換伝送路87e,87fに
より音声信号を転送する伝送装置82g,82hを介し
た高能率符号化された音声を転送する伝送路84c及び
高能率符号化されない音声信号を転送する伝送路83c
及び信号リンク86cにより接続されている。PBX8
1d・PBX81e間は高能率符号化されない音声信号
を転送する伝送路83d及び信号リンク86dにより接
続され、C−ACELPの高能率符号化方式に基づく
符復号化の1リンクとLD−CELPの高能率符号化方
式に基づく符復号化の1リンクのタンデム接続までは通
信品質上問題が無いが、これ以上の高能率符号化方式に
基づく符復号化のリンクのタンデム接続は通信品質の劣
化をきたすとする。なお、図11,図12では、伝送交
換信号リンク85a,85b,85c,85d,85
e,85f,85g,85hは伝送交換伝送路87a,
87b,87c,87d,87e,87f,87g,8
7hと独立したリンクとして実装しているが、伝送交換
伝送路87a,87b,87c,87d,87e,87
f,87g,87hの特定のタイムスロットを使用して
実装することも可能である。
【0025】図11,図12において、発の電話端末8
9aから発呼があると、発のPBX81aは、加入者線
88aにおいてアナログ音声が転送され、直近の後位の
伝送路84aにおいてC−ACELPの高能率符号化
で音声信号の転送が可能と判断(8エ)し、このPBX
81aが出方路としてこの伝送装置82aを介した伝送
路84aを選択(8エ)し、この後位の伝送装置82a
の符復号制御部(12B)に伝送交換信号リンク85a
を介して使用する高能率符号化の符号化の実施(8コ)
を指示するとともに、呼の開始を示す呼設定メッセージ
(以下「SETUP」という)8アaの中に、後位の符
号化方式に関して高能率符号化方式の種別「C−AC
ELP」と符号化を行ったことを示す識別子「符号」を
設定した符号化処理に関する情報のために新たに設けた
符号化処理情報要素(以下「CDP−IE」という)8
アaAを、電話呼であることを示すために情報転送能力
を「3.1kHzオーディオ」、転送モードを「回線交
換モード」、情報転送速度を「64kbps」、ユーザ
情報レイヤ1プロトコルを新たに定義する「CA−AC
ELP」と設定した伝達能力情報要素(以下「BC−I
E」という)8アaBとともに含め、このSETUP8
アaを後位のPBX81bに送付する。
【0026】PBX81bは、前位のPBX81aから
のSETUP8アaを分析し、直近の前位の伝送路84
aにおいてC−ACELPの高能率符号化されている
音声信号が転送され、直近の後位の伝送路84bにおい
て同一の高能率符号化で音声信号の転送が可能であると
判断(8オ)し、このPBX81bが出方路としてこの
伝送装置82cを介した伝送路84bを選択(8オ)し
て、収容されている前位及び後位の伝送装置82b,8
2cの符復号制御部(12B)に伝送交換信号リンク8
5b,85cを介して復号化・符号化を実施せずに透過
的に通過させる指示(8サ,8シ)を行うとともに速度
変換部(12C)でPBX81bの回線交換の速度に速
度変換を行い、且つ、SETUP8アbの中の符号化処
理に関する情報8アbA,8アbBについては何も追加
変更せずにこのSETUP8アbを後位のPBX81c
に送付する。
【0027】PBX81cは、前位のPBX81bから
のSETUP8アbを分析し、直近の前位の伝送路84
bにおいてC−ACELPの高能率符号化されている
音声信号が転送され、直近の後位の伝送路84cにおい
て異なるLD−CELPの高能率符号化で音声信号の転
送が行われ、符号化方式の変換のために高能率符号化さ
れない音声転送への復号符号化を行っても通信品質が劣
化しないと判断(8カ)し、前位の伝送装置82dの符
復号制御部(12B)に伝送交換信号リンク85dを介
して復号化を実施する指示(8ス)を行い、高能率符号
化されない音声信号へ復号された音声信号をPBX81
c経由で出方路に転送し、このPBX81cが出方路と
してこの伝送装置82gを介した伝送路84cを選択
(8カ)し、この後位の伝送装置83aの符復号制御部
(12B)に伝送交換信号リンク85eを介して使用す
る高能率符号化の符号化の実施(8セ)を指示するとと
もに、SETUP8イの中に、前位のC−ACELP
の符号化方式に関して復号の識別子を付加し後位のLD
−CELPの高能率符号化方式に関して高能率符号化方
式の種別「LD−CELP」と符号化を行ったことを示
す識別子「符号」を設定したCDP−IE8イAを、ユ
ーザ情報レイヤ1プロトコルを新たに定義する「LD−
CELP」と変更したBC−IE8イBとともに含め、
このSETUP8イを後位のPBX81dに送付する。
【0028】PBX81dは、前位のPBX81cから
のSETUP8イを分析し、直近の前位の伝送路84c
においてLD−CELPの高能率符号化されている音声
信号が転送され、直近の後位の伝送路83dにおいて同
一の高能率符号化で音声信号の転送が不可能と判断(8
キ)し、前位の伝送装置82hの符復号制御部(12
B)に伝送交換信号リンク85fを介して復号化を実施
する指示(8ソ)を行い、高能率符号化されない音声信
号へ復号された音声信号をPBX81d経由で出方路に
転送し、このPBX81dが出方路としてこの伝送装置
を介さない伝送路83dを選択(8キ)し、SETUP
8ウaの中に、前位のLD−CELPの符号化方式に関
して復号の識別子を付加したCDP−IE8ウaAを、
ユーザ情報レイヤ1プロトコルを「ミューロー」または
「エーロー」と変更したBC−IE8ウaBとともに含
め、このSETUP8ウaを後位のPBX81eに送付
する。
【0029】PBX81eは、前位のPBX81dから
のSETUP8ウaを分析し、直近の前位の伝送路83
dにおいて高能率符号化されている音声信号が転送され
ず、直近の後位の伝送路84dにおいてC−ACEL
Pの高能率符号化での音声信号の転送の選択枝はあるも
のの、前位での高能率符号化の履歴からC−ACEL
Pの高能率符号化での音声信号の転送は不可能と判断
(8ク)し、高能率符号化されない音声をPBX81e
経由で出方路に転送し、このPBX81eが出方路とし
てこの伝送装置82eを介さない伝送路83eを選択
(8ク)し、SETUP8ウbの中の符号化処理に関す
る情報8ウbAとBC−IE8ウbBについては何も追
加変更せずにこのSETUP8ウbを後位のPBX81
fに送付する。着のPBX81fは、着の電話端末89
bに着呼を通知し、加入者線88bを介してアナログ
声信号が転送される。
【0030】図13,図14は、交換機間のアウトバン
ド信号方式としてITU−Tの勧告Q.763及びQ.
764に規定されるNo.7信号方式ISDNユーザパ
ート(以下「N7ISUP」という)、及び、加入者線
のアウトバンド信号方式としてITU−Tの勧告Q.9
31を使用した事例を2分割して示した図であり、発・
着の電話端末99a,99bはアナログのユーザ内加入
者線98a,98bをそれぞれ介して発・着のPBX9
1a,91fにそれぞれ収容され、PBX91a・交換
機91b間、交換機91b・交換機91c間、交換機9
1e・PBX91f間は8kbpsのC−ACELP
の高能率符号化方式に基づく符復号化部と本発明による
符復号制御部(12A)と速度変換部(12C)を持ち
伝送交換信号リンク95a,95b,95c,95d,
95g,95hによりPBX91a及び交換機91b,
91c,91e,91fと制御情報を送受し伝送交換伝
送路97a,97b,97c,97d,97g,97h
により音声信号を転送する伝送装置92a,92b,9
2c,92d,92e,92fを介した高能率符号化さ
れた音声信号を転送する伝送路94a,94b,94d
及び高能率符号化されない音声を転送する伝送路93
a,93b,93e及び信号リンク96a,96b,9
6eにより接続されている。交換機91c・交換機91
d間は16kbpsのLD−CELPの高能率符号化方
式に基づく符復号化部(12A)と本発明による符復号
制御部(12B)と速度変換部(12C)を持ち伝送交
換信号リンク95e,95fにより交換機91c,91
dと制御情報を送受し伝送交換伝送路97e,97fに
より音声信号を転送する伝送装置92g,92hを介し
た高能率符号化された音声信号を転送する伝送路94c
及び高能率符号化されない音声信号を転送する伝送路9
3c及び信号リンク96cにより接続されている。交換
機91d・交換機91e間は高能率符号化されない音声
信号を転送する伝送路93d及び信号リンク96dによ
り接続され、C−ACELPの高能率符号化方式に基
づく符復号化の1リンクとLD−CELPの高能率符号
化方式に基づく符復号化の1リンクのタンデム接続まで
は通信品質上問題が無いがこれ以上の高能率符号化方式
に基づく符復号化のリンクのタンデム接続は通信品質の
劣化をきたすとする。なお、図13,図14では、伝送
交換信号リンク95a,95b,95c,95d,95
e,95f,95g,95hは伝送交換伝送路97a,
97b,97c,97d,97e,97f,97g,9
7hと独立したリンクとして実装しているが、伝送交換
伝送路97a,97b,97c,97d,97e,97
f,97g,97hの特定のタイムスロットを使用して
実装することも可能である。また、伝送路93aと伝送
路94aと信号リンク96a、伝送路93eと伝送路9
4dと信号リンク96eは、ISDNの加入者線を構成
する。
【0031】図13,図14において、発の電話端末9
9aから発呼があると、発のPBX91aは、加入者線
98aにおいてアナログ音声信号が転送され、直近の後
位の伝送路94aにおいてC−ACELPの高能率符
号化で音声信号の転送が可能と判断(9エ)し、このP
BX91aが出方路としてこの伝送装置92aを介した
伝送路94aを選択(9エ)し、この後位の伝送装置9
2aの符復号制御部(12B)に伝送交換信号リンク9
5aを介して使用する高能率符号化の符号化の実施(9
コ)を指示するとともに、呼の開始を示す呼設定メッセ
ージ(以下「SETUP」という)9アの中に、後位の
符号化方式に関して高能率符号化方式の種別「C−A
CELP」と符号化を行ったことを示す識別子「符号」
を設定した符号化処理に関する情報のために新たに設け
た符号化処理情報要素(以下「CDP−IE」という)
9アAを、電話呼であることを示すために情報転送能力
を「3.1kHzオーディオ」、転送モードを「回線交
換モード」、情報転送速度を「64kbps」、ユーザ
情報レイヤ1プロトコルを新たに定義する「C−AC
ELP」と設定した伝達能力情報要素(以下「BC−I
E」という)9アBとともに含め、このSETUP9ア
を後位の交換機91bに送付する。
【0032】交換機91bは、前位のPBX91aから
のSETUP9アを分析し、直近の前位の伝送路94a
においてC−ACELPの高能率符号化されている音
声信号が転送され、直近の後位の伝送路94bにおいて
同一の高能率符号化で音声信号の転送が可能であると判
断(9オ)し、この交換機91bが出方路としてこの伝
送装置92cを介した伝送路94bを選択(9オ)して
収容されている前位及び後位の伝送装置92b,92c
の符復号制御部(12B)に伝送交換信号リンク95
b,95cを介して復号化・符号化を実施せずに透過的
に通過させる指示(9サ,9シ)を行うとともに速度変
換部(12C)で交換機の回線交換の速度に速度変換を
行い、且つ、SETUP9ア中のCDP−IE9アaA
中の情報を追加変更せずにIAM9イ中の新たに設ける
CDP−P9イAにマッピングし、SETUP9ア中の
BC−IE中の情報を追加変更せずにIAM9イ中のユ
ーザサービス情報パラメータ(以下「USI−P」とい
う)9イBにマッピングし、これらとともに「3.1k
Hzオーディオ」と設定したTMR−P9イCを含めた
IAM9イを後位の交換機91cに送付する。
【0033】交換機91cは、前位の交換機91bから
のIAM9イを分析し、直近の前位の伝送路94bにお
いてC−ACELPの高能率符号化されている音声信
号が転送され、直近の後位の伝送路94cにおいて異な
るLD−CELPの高能率符号化で音声信号の転送が行
われ、符号化方式の変換のために高能率符号化されない
音声信号転送への復号符号化を行っても通信品質が劣化
しないと判断(9カ)し、前位の伝送装置92dの符復
号制御部(12B)に伝送交換信号リンク95dを介し
て復号化を実施する指示(9ス)を行い、高能率符号化
されない音声信号へ復号された音声信号を交換機91c
経由で出方路に転送し、この交換機91cが出方路とし
てこの伝送装置92gを介した伝送路94cを選択(9
カ)し、この後位の伝送装置92gの符復号制御部(1
2B)に伝送交換信号リンク95cを介して使用する高
能率符号化の符号化の実施(9セ)を指示するととも
に、IAM9ウの中に、前位のC−ACELPの符号
化方式に関して復号の識別子を付加し後位のLD−CE
LPの高能率符号化方式に関して高能率符号化方式の種
別「LD−CELP」と符号化を行ったことを示す識別
子「符号」を設定したCDP−P9ウA、ユーザ情報レ
イヤ1プロトコルを新たに設ける「LD−CELP」と
変更したUSI−P9ウBを、変更をしないTMR−P
9ウCとともに含め、このIAM9ウを後位の交換機9
1dに送付する。
【0034】交換機91dは、前位の交換機91cから
のIAM9ウを分析し、直近の前位の伝送路94cにお
いてLD−CELPの高能率符号化されている音声信号
が転送され、直近の後位の伝送路93dにおいて同一の
高能率符号化で音声信号の転送が不可能と判断(9キ)
し、前位の伝送装置92hの符復号制御部(12B)に
伝送交換信号リンク95fを介して復号化を実施する指
示(9ソ)を行い、高能率符号化されない音声信号へ復
号された音声信号を交換機91d経由で出方路に転送
し、この交換機91dが出方路としてこの伝送装置を介
さない伝送路93dを選択(9キ)し、IAM7エの中
に、前位のLD−CELPの符号化方式に関して復号の
識別子を付加したCDP−P9エA、ユーザ情報レイヤ
1プロトコルを「ミューロー」または「エーロー」と変
更したUSI−P9エBを、変更をしないTMR−P9
エCとともに含め、このIAM9エを後位の交換機91
eに送付する。
【0035】交換機91eは、前位の交換機91dから
のIAM9エを分析し、直近の前位の伝送路93dにお
いて高能率符号化されている音声信号が転送されず、直
近の後位の伝送路94dにおいてC−ACELPの高
能率符号化での音声信号の転送の選択枝はあるものの、
前位での高能率符号化の履歴からC−ACELPの高
能率符号化での音声信号の転送は不可能と判断(9ク)
し、高能率符号化されない音声信号を交換機91e経由
で出方路に転送し、この交換機91eが出方路としてこ
の伝送装置を介さない伝送路93eを選択(9ク)し、
IAM9エの中の符号化処理に関する情報9エAとUS
I−P9エBついては何も追加変更せずにこの情報をS
ETUP9オのCDP−IE9オAとBC−IE9オB
にマッピングし、SETUP9オを後位のPBX91f
に送付する。
【0036】着のPBX91fは、着の電話端末99b
に着呼を通知し、加入者線98bを介してアナログ音声
信号が転送される。
【0037】また、PBX91fでは、通知された符号
化処理の情報を基に、PBX間でのルーティングを行
い、呼をPBX間で転送することが可能である。
【0038】また、本発明は、広帯域ISDN(以下
「B−ISDN」という)の信号方式である、ITU−
T勧告Q.2931やQ.2763及びQ.2764に
規定されるDSS2やNo.7信号方式B−ISDNユ
ーザパートを使用して、実施することも可能である。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願第1の
発明では、アウトバンド信号方式を用いて前位の伝送路
で使用された高能率音声符号化機能に関する情報を通知
するとともにこれを基に、交換機で出方路の伝送路を選
択することによって高能率音声符号の多段の符号復号処
理を回避され、これにより、通信品質の劣化が防止さ
れ、かつ、効率的に、音声信号転送が可能となる。ま
た、これにより、通話が行われる全区間に亘って同一の
伝送装置や同一の高能率符号化方式が使用できない場合
であっても、通信品質の劣化を回避し、かつ、効率的
に、音声信号転送が可能となる。また、本願第2の発明
では、第1の発明に加え、交換機からの指示でその交換
機に収容された伝送装置で使用される高能率音声符号の
復号・符号の処理を実施または回避することによって高
能率音声符号の多段の符号復号処理を回避し、より多く
の場合について通信品質の劣化を防止し、かつ、効率的
に、音声信号転送が可能となる。また、これにより、通
話が行われる全区間に亘って同一の伝送装置や同一の高
能率符号化方式が使用できない場合であっても、より多
くの場合について通信品質の劣化を回避し、かつ、効率
的に、音声信号転送が可能となる。さらに、通話が行わ
れる全区間に亘って呼の開始の信号が行き渡った時点で
この通話に使用される伝送装置の設定が完了しているの
で、着信者が応答する前の時点での音声信号や音響信号
の転送ができないという問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1の発明の構成例を示すブロック図てあ
る。
【図2】図1の構成例に用いられる伝送装置の構成例を
示すブロック図である。
【図3】本願第1の発明により構成される伝送系の1例
を示すブロック図である。
【図4】本願第1の発明により構成される伝送系の1例
を示すブロック図である。
【図5】本願第2の発明の主要部を示すブロック図であ
る。
【図6】本願第2の発明の主要部を示すブロック図であ
る。
【図7】本願第2の発明の主要部を示すブロック図であ
る。
【図8】本願第2の発明の主要部を示すブロック図であ
る。
【図9】交換機間のアウトバンド信号方式としてITU
−Tの勧告Q.763及びQ.764に規定されるN
o.7信号方式ISDNユーザパートを使用した場合の
本発明の実施例を示すブロック図である。
【図10】交換機間のアウトバンド信号方式としてIT
U−Tの勧告Q.763及びQ.764に規定されるN
o.7信号方式ISDNユーザパートを使用した場合の
本発明の実施例を示すブロック図である。
【図11】PBX間のアウトバンド信号方式としてIT
U−Tの勧告Q.931又はISOの標準11572に
規定されるISDNユーザ・網インタフェース信号方式
を使用した場合の本発明の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】PBX間のアウトバンド信号方式としてIT
U−Tの勧告Q.931又はISOの標準11572に
規定されるISDNユーザ・網インタフェース信号方式
を使用した場合の本発明の実施例を示すブロック図であ
る。
【図13】交換機間のアウトバンド信号方式としてIT
U−Tの勧告Q.763並びにQ.764に規定される
No.7信号方式ISDNユーザパート、及び、加入者
線のアウトバンド信号方式としてITU−Tの勧告Q.
931を使用しを使用した場合の実施例を示すブロック
図である。
【図14】交換機間のアウトバンド信号方式としてIT
U−Tの勧告Q.763並びにQ.764に規定される
No.7信号方式ISDNユーザパート、及び、加入者
線のアウトバンド信号方式としてITU−Tの勧告Q.
931を使用しを使用した場合の実施例を示すブロック
図である。
【図15】従来の伝送装置の接続制御方式を示すブロッ
ク図である。
【図16】従来の伝送装置の接続制御方式の問題点を説
明するためのブロック図である。
【図17】従来の伝送装置の接続制御方式の別の問題点
を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
2 ア,2イ,2ウ,2エ,3アaA,3 アB,4ア,4
イ,5ア,5イ,6ア,6イ 呼の開始 2アA,2イA,2ウA,2エA,3アaA,4アA,
5イA,6アA,6イB 高能率符号化方式の種別 2アB,5イB,6オ 符号化を行ったことを示す識別
子 2イA,4イA,6エ 復号化を行ったことを示す識別
子 2ウB 符号化復号化を行ったことを示す識別子 2ウC 符号化処理の情報 2オ,2カ 出力路選択 11 交換機 11A 呼処理部 11B スイッチ部 12 伝送装置 12A 符復号化部 12B 符復号制御部 12C 速度変換部 13 伝送路(第一,第二) 14 伝送交換伝送路 15 伝送交換信号リンク 16 信号リンク 21a,21b,21c,21d,21e 交換機 22a,22b,23a,23b,23c,23d 伝
送装置 31 交換機 32a,32b 伝送装置 33a,33b 伝送路 34a,34b 伝送交換信号リンク 36 復号化回避指令 37 符号化回避指令 41 交換機 42 伝送装置 43,44a,44b 伝送路 45 伝送交換信号リンク 46 復号化回避指令 51 交換機 52 伝送装置 53a,53b,54 伝送路 55 伝送交換信号リンク 56 符号化回避指令 61 交換機 62,63 伝送装置 64a,64b,65,66 伝送路 67a,67b 伝送交換信号リンク 71a,71b,71c,71d,71e,71f 交
換機 72a,72b,72c,72d,72e,72f,7
2g,72h 伝送装置 73a,73b,73c,73d,73e,74a,7
4b,74c,74d伝送路 75a,75b,75c,75d,75e,75f,7
5g,75h 伝送交換信号リンク 76a,76b,76c,76d,76e 信号リンク 77a,77b,77c,77d,77e,77f,7
7g,77h 伝送交換伝送路 78a,78b 加入者線 79a,79b 電話端末 81a,81b,81c,81d,81e,81f P
BX 82a,82b,82c,82d,82e,82f,8
2g,82h 伝送装置 83a,83b,83c,83d,83e,84a,8
4b,84c 伝送路 85a,85b,85c,85d,85e,85f,8
5g,85h 伝送交換信号リンク 86a,86b,86c,86d,86e 信号リンク 87a,87b,87c,87d,87e,87f,8
7g,87h 伝送交換伝送路 88a,88b 加入者線 89a,89b 電話端末 91a,91f, PBX 91b,91c,91d,91e 交換機 92a,92b,92c,92d,92e,92f,9
2g,92h 伝送装置 93a,93b,93c,93d,93e,94a,9
4b,94c,94d伝送路 95a,95b,95c,95d,95e,95f,9
5g,95h 伝送交換信号リンク 96a,96b,96c,96d,96e 信号リンク 97a,97b,97c,97d,97e,97f,9
7g,97h 伝送交換伝送路 98a,98b 加入線 99a,99b 電話端末 101a,101b,101c,101d 交換機 102a,102b,102c,102d,102e,
102f 伝送装置 111a,111b,111c,111d 交換機 112a,112b,112c,112d 伝送装置 121a,121b,121c,121d 交換機 122a,122b,122c,122d,122e,
122f 伝送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/00 H04M 3/16 - 3/20 H04M 3/38 - 3/40 H04M 7/00 - 7/16 H04Q 11/00 - 11/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響信号の高能率符号化復号化を行う符
    復号化部を有する伝送装置を介する第一の伝送路と該伝
    送装置を介しない第二の伝送路とが所定数の交換機の各
    々に接続された通信網において、 前記所定数の交換機の一つから符号化音響信号の転送を
    開始又は終端する時点に、当該交換機に接続された前記
    伝送装置で使用される前記高能率符号化の方式として種
    類の異なる複数の高能率符号化方式から選定されている
    その高能率符号化方式の種別と該高能率符号化方式の符
    号化又は復号化を行ったことを示す識別子が、該転送を
    開始又は終端する交換機から該通話網の後位の交換機ま
    で透過的に伝達される前記符号化音響信号の処理情報と
    して、呼の開始を示す呼制御の信号に含めて送出され、 前記符号化音響信号が前記転送の過程で経由する該通話
    網内の各交換機では、前記高能率符号化方式の多段の符号化と復号化による前
    記音響信号の品質の劣化を回避して所望の品質を維持し
    た効率的な音響信号の転送を行うために、 伝達された前記処理情報に基づいて当該交換機に入力さ
    れた前記符号化音響信号の符号化方式を判定し、 その判定された当該交換機に入力された前記符号化音響
    信号の符号化方式が該交換機の出力側に接続された前記
    第一の伝送路の符号化方式と同一であるときには、その
    入力された前記符号化音響信号をその符号変換をするこ
    となしに当該同一であると判定した前記第一の伝送路を
    出方路として選択し、 その判定された当該交換機に入力された前記符号化音響
    信号の符号化方式が該交換機の出力側に接続された前記
    第一の伝送路の符号化方式と同一ではなく該符号化方式
    を一致させるための符号変換により前記所望の品質を維
    持することができないと判断されたときには、その入力
    された前記符号化音響信号をその符号変換をすることな
    しに前記第二の伝送路を出方路として選択する、 ように制御することを特徴とする 通信網における高能率
    符号化機能を有する伝送装置の制御方式。
  2. 【請求項2】 音響信号の高能率符号化復号化を行う符
    復号化部を有する伝送装置を介する第一の伝送路と該伝
    送装置を介しない第二の伝送路とが所定数の 交換機の各
    々に接続された通信網において、 前記所定数の交換機の一つから符号化音響信号の転送を
    開始又は終端する時点に、当該交換機に接続された前記
    伝送装置で使用される前記高能率符号化の方式として種
    類の異なる複数の高能率符号化方式から選定されている
    その高能率符号化方式の種別と該高能率符号化方式の符
    号化又は復号化を行ったことを示す識別子が、該転送を
    開始又は終端する交換機から該通話網の後位の交換機ま
    で透過的に伝達される前記符号化音響信号の処理情報と
    して、呼の開始を示す呼制御の信号に含めて送出され、 前記符号化音響信号が前記転送の過程で経由する該通話
    網内の各交換機では、 前記高能率符号化方式の多段の符号化と復号化による前
    記音響信号の品質の劣化を回避して所望の品質を維持し
    た効率的な音響信号の転送を行うために、 伝達された前記処理情報に基づいて当該交換機に入力さ
    れた前記符号化音響信号の符号化方式を判定し、 その判定された当該交換機に入力された前記符号化音響
    信号の符号化方式が該交換機の出力側に接続された前記
    第一の伝送路の符号化方式と同一であるときには、その
    入力された前記符号化音響信号をその符号変換をするこ
    となしに当該同一であると判定した前記第一の伝送路を
    出方路として選択し、 その判定された当該交換機に入力された前記符号化音響
    信号の符号化方式が該交換機の出力側に接続された前記
    第一の伝送路の符号化方式と同一ではないが該符号化方
    式を一致させるための符号変換をしても前記所望の品質
    を維持することができると判断されたときには、その入
    力された前記符号化音響信号をその符号変換をして前記
    第一の伝送路を出方路として選択する、 ように制御することを特徴とする 通信網における高能率
    符号化機能を有する伝送装置の制御方式。
  3. 【請求項3】 前記転送を開始する交換機は、アウトバ
    ンド信号方式の処理機能によって呼制御を行う呼処理部
    と回線交換を行うスイッチ部とを備え、該交換機の前記
    呼処理部と前記伝送装置とは伝送交換信号リンクで接続
    されていることを特徴とする請求項1に記載の通信網に
    おける高能率符号化機能を有する伝送装置の制御方式。
  4. 【請求項4】 前記伝送装置は、前記処理情報に基づい
    て前記符復号化部での高能率符号化復号化を実行するか
    又はこれを実行せずに透過的に通過させる制御を行う符
    復号制御部と、前記符号化音響信号の符号化速度の変換
    を行う速度変換部とを備え、該伝送装置の前記符復号制
    御部と前記交換機の呼処理部間とは伝送交換信号リンク
    で接続されていることを特徴とする請求項1,2または
    に記載の通信網における高能率符号化機能を有する伝
    送装置の制御方式。
  5. 【請求項5】 前記処理情報は、前記交換機の前記呼処
    理部で分析され、直近の後位の前記第一の伝送路におい
    て同一の高能率符号化で前記符号化音響信号の転送が可
    能な場合に、当該交換機が出方路として前記伝送装置を
    介した前記第一の伝送路を選択して、当該交換機に収容
    されている前位及び後位の前記伝送装置の前記符復号制
    御部に前記伝送交換信号リンクを介して前記符号化復号
    化を実行せずに透過的に通過させる指示を行うとともに
    前記速度変換部で前記符号化音響信号を速度変換して得
    られる信号を前記第一の伝送路に伝達することを特徴と
    する請求項に記載の通信網における高能率符号化機能
    を有する伝送装置の制御方式。
  6. 【請求項6】 前記処理情報は、前記交換機の前記呼処
    理部で分析され、直近の後位の伝送路において同一の高
    能率符号化で前記符号化音響信号の転送が不可能の場合
    に、当該交換機が出方路として前記伝送装置を介した前
    記第二の伝送路を選択して、当該交換機に収容されてい
    る前位の伝送装置の符復号制御部に前記伝送交換信号リ
    ンクを介して復号化を実施する指示を行い、前記高能率
    符号化されない符号化音響信号へ復号された信号を前記
    第二伝送路に伝達することを特徴とする請求項に記載
    の通信網における高能率符号化機能を有する伝送装置の
    制御方式。
  7. 【請求項7】 前記処理情報は、前記交換機の前記呼処
    理部で分析され、直近の後位の前記第一の伝送路におい
    て前記高能率符号化方式とは異なる高能率符号化方式で
    符号化した符号化音響信号の転送が可能でありかつ該異
    なる高能率符号化方式への符号化の過程で前記符号化音
    響信号の品質の劣化が回避されると判断された場合に、
    当該交換機が出方路として前記伝送装置を介した前記第
    一の伝送路を選択して、当該交換機に収容されている前
    位の前記伝送装置の符復号制御部に前記制御伝送交換信
    号リンクを介して前記符号化音響信号の復号化を実施す
    る指示を行い、当該交換機に収容されている後位の前記
    伝送装置の符復号制御部に前記伝送交換信号リンクを介
    して前記異なる高能率符号化方式への符号化の実施を指
    示して、該異なる高能率符号化方式への符号化によって
    得られた信号を前記第一の伝送路に伝達することを特徴
    とする請求項に記載の通信網における高能率符号化機
    能を有する伝送装置の制御方式。
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