JP4345543B2 - 電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法 - Google Patents

電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4345543B2
JP4345543B2 JP2004100733A JP2004100733A JP4345543B2 JP 4345543 B2 JP4345543 B2 JP 4345543B2 JP 2004100733 A JP2004100733 A JP 2004100733A JP 2004100733 A JP2004100733 A JP 2004100733A JP 4345543 B2 JP4345543 B2 JP 4345543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stage
selection
voice
coding
encoding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004100733A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005286894A (ja
Inventor
孝之 松戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2004100733A priority Critical patent/JP4345543B2/ja
Publication of JP2005286894A publication Critical patent/JP2005286894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4345543B2 publication Critical patent/JP4345543B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

本発明は、電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法に関し、例えば、IP(インターネットプロトコル)電話端末を収容するIP−PBXに適用し得るものである。
一般に、従来のIP電話端末は、ITU−T(国際電気通信連合の電気通信標準化部門)勧告G.711、G.729及び又はG.723が規定している音声符号化方式に対応しているコーディックを搭載している(非特許文献1〜3)。
IP電話端末に実装されている上述した3種類の音声符号化方式は、符号化された音声データの回線使用帯域によってのみ差別化されており(図2参照)、IP電話端末を収容するIP−PBX(例えば、LAN直結型のPBX機能内蔵サーバ)は、呼確立時に、音声データを伝送する通信回線の使用帯域制約に基づき、音声符号化方式を認識して両者にマッチする音声符号化方式を選択し、IP電話端末に対して使用する音声符号化方式を指示していた。
ところで、最近においては、広帯域の音声信号を符号化できる、ITU−T勧告G.722が規定する音声符号化方式に対応するコーディックを搭載したIP電話端末も提案されてきている(非特許文献4)。
ITU−T勧告G.711 ITU−T勧告G.729 ITU−T勧告G.723 ITU−T勧告G.722
ITU−T勧告G.722の音声符号化方式は、ITU−T勧告G.711の音声符号化方式と同じ64Kbpsの使用帯域でありながら広帯域の音声信号を符号化でき、要求される音声品質や、使用するサービス等によって差別化されるものである。G.722の音声符号化方式対応のコーディックをIP電話端末が搭載し、そのようなIP電話端末をIP−PBXが収容するようになった場合には、従来の使用帯域による音声符号化方式の認識方法では、G.722の音声符号化方式か、G.721の音声符号化方式かを区別することができない。
そのため、複数の音声符号化方式の中に使用帯域が同じものがあるような場合であっても、適用する音声符号化方式を正しく決定することができる新たな適用符号化方式決定方法や、電話端末収容装置が求められている。
かかる課題を解決するため、第1の本発明は、複数種類の音声符号化方式に対応可能な、呼の確立に供する第1及び第2の電話端末間で適用する音声符号化方式を決定する機能を有する電話端末収容装置において、(1)収容している複数の電話端末を複数のグループに分け、任意の2個の電話端末間の音声符号化方式の第1段階での選択方法として、同一グループの電話端末間、グループが異なる電話端末間について、回線使用帯域の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述していると共に、第2段階での選択方法として、第2段階での選択方法を適用するか否かの情報と、第2段階での選択方法を適用する場合において、対応する第1段階で選択された音声符号化方式を含め、その音声符号化方式と同じ回線使用帯域のサービス品質の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述している符号化方式選択データを記憶している符号化方式選択データ記憶手段と、(2)呼の確立に供する第1及び第2の電話端末が属するグループを認識し、上記符号化方式選択データ記憶手段に記憶されている上記符号化方式選択データの第1段階の記述を参照して、適用する音声符号化方式を仮決定し、上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて第2段階での選択方法の適用が不要か必要かを判別し、第2段階での選択方法の適用が不要である場合には、第1段階で仮決定された音声符号化方式に本決定し、第2段階での選択方法の適用が必要である場合には、上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて、第2段階の選択方法で定まった音声符号化方式に本決定する符号化方式決定手段とを有することを特徴とする。
また、第2の本発明は、複数種類の音声符号化方式に対応可能な、呼の確立に供する第1及び第2の電話端末間で適用する音声符号化方式を決定する、電話端末収容装置が実行する適用符号化方式決定方法において、(1)上記電話端末収容装置が収容している複数の電話端末を複数のグループに分け、任意の2個の電話端末間の音声符号化方式の第1段階での選択方法として、同一グループの電話端末間、グループが異なる電話端末間について、回線使用帯域の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述していると共に、第2段階での選択方法として、第2段階での選択方法を適用するか否かの情報と、第2段階での選択方法を適用する場合において、対応する第1段階で選択された音声符号化方式を含め、その音声符号化方式と同じ回線使用帯域のサービス品質の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述している符号化方式選択データを予め記憶しておき、(2−1) 呼の確立に供する第1及び第2の電話端末が属するグループを認識し、(2−2)上記符号化方式選択データ記憶手段に記憶されている上記符号化方式選択データの第1段階の記述を参照して、適用する音声符号化方式を仮決定し、(2−3)上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて第2段階での選択方法の適用が不要か必要かを判別し、(2−4)第2段階での選択方法の適用が不要である場合には、第1段階で仮決定された音声符号化方式に本決定し、(2−5)第2段階での選択方法の適用が必要である場合には、上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて、第2段階の選択方法で定まった音声符号化方式に本決定することを特徴とする。
本発明の適用符号化方式決定方法や電話端末収容装置によれば、複数の音声符号化方式の中に使用帯域が同じものがあるような場合であっても、適用する音声符号化方式を正しく決定することができる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による電話端末収容装置及び電話端末の符号化方式決定方法の第1の実施形態を図面を参照しながら詳述する。この第1の実施形態は、電話端末がIP電話端末であり、電話端末収容装置がIP−PBXの例である。
図1は、第1の実施形態に係るIP−PBXシステムの構成を示すブロック図である。図1において、第1の実施形態のIP−PBXシステム1は、IP−PBX2と、複数(図1のものは2個)の端末グループGA、GBのいずれかに属する内線端末であるIP電話端末3A−1、3A−2、…、3B−1、3B−2、…とを有し、IP−PBX2は、IP網4を介して、IP電話端末3A−1、3A−2、…、3B−1、3B−2、…を収容している。
各端末グループGA、GBは、例えば、建物のフロアや、会社の部門などを単位としており、例えば、LANの単位と合致するようにしても良い。
IP−PBX2に収容されている各IP電話端末3(3A−1、3A−2、…、3B−1、3B−2、…)はそれぞれ、例えば、図3に示すように、ITU−T勧告G.711、G.729及びG.722の音声符号化方式に係る3個のコーディック(G.711コーディック、G.729コーディック及びG.722コーディック)10A〜10Cを備えている。また、各IP電話端末3は、音声を電気信号(音声入力信号)に変換するマイクロフォン11、音声入力信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換部12、デジタル音声信号をアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換部14及び変換後のアナログ音声信号を発音出力するスピーカ15を備え、アナログ/デジタル変換部12及びデジタル/アナログ変換部14が、呼制御部19の制御下で切替動作しているセレクタ13を介してコーディック10A、10B又は10Cに接続されている。セレクタ16は、上述したセレクタ13と連動して切替動作するものであり、いずれかのコーディック10A、10B又は10Cを、IP−PBX2側との音声インタフェース機能を担っている音声インタフェース部17に接続させるものである。呼制御インタフェース18は、IP−PBX2側との呼制御インタフェース機能を担っているものであり、IP−PBX2側と呼制御部19との呼制御データの授受に介在するものである。呼制御部19は、当該IP電話端末3内の各部を呼シーケンス段階などに応じて制御するものであり、セレクタ13及び16の切替によるコーディック10A、10B又は10Cの選択の制御も行うものである。
一方、IP−PBX2は、図4に示すように、IP収容回路部20、ラインユニット21、スイッチ部22、トランクユニット23、呼制御部24及び呼制御管理データ記憶部25を有する。IP収容回路部20は、複数又はグループ毎のIP電話端末3毎に設けられたものであってIP電話端末3側とのIPに従った通信を行うものであり、ラインユニット21は、各IP電話端末3毎に設けられ、IP電話端末3を収容しているものである。図4では詳細を省略しているが、ラインユニット21は、音声データはスイッチ部22と授受し、呼制御データは呼制御部24と授受するようになされている。トランクユニット23は、公衆網側の回線を収容しているものとして書き出したものであり、音声データはスイッチ部22と授受し、呼制御データは呼制御部24と授受するようになされている。スイッチ部22は、呼制御部24の制御下で、ラインユニット21同士間、トランクユニット23同士間、若しくは、ラインユニット21及びトランクユニット23間のパス設定を行うものである。呼制御部24は、呼制御管理データ記憶部25に記憶されている呼制御管理データを適宜参照しながら、当該IP−PBX2内の各部を呼シーケンス段階などに応じて制御するものである。
図5は、呼制御管理データ記憶部25に記憶されている呼制御管理データの一種である符号化方式選択データの一例を示す説明図である。
符号化方式選択データは、発呼元のIP電話端末(又は外線)の端末グループの識別番号に対し、2段階のコーディック種別データが対応付けられている。
図示は省略しているが、呼制御管理データ記憶部25に記憶されている呼制御管理データの他の一種として、各IP電話端末の識別番号と、そのIP電話端末が属する端末グループの識別番号とを対応付けたデータがある。各IP電話端末の識別番号は、いわゆる電話番号であっても良く、また、ポート番号などの収容位置を特定するデータであっても良い。端末グループの識別番号として、図5では省略しているが、トランクユニット23が収容する外線回線のグループも用意されている。
2段階のコーディック種別データは、例えば、第1段階が、従来と同様な帯域制限による符号化選択データになっており、第2段階が、音質(サービス品質)による符号化選択データになっている。図5は、端末グループGA(端末3A−1、3A−2、…)と端末グループGB(端末3B−1、3B−2、…)との間の通信回線には帯域制限があり、各端末グループGA、GB内のIP電話端末間の相互通話については帯域制限がない場合の例であり、帯域制限のある通信回線を使用する通話の場合には使用帯域の小さいG.729(8Kbps)音声符号化方式を使用し、帯域制限のない通話の場合には音声品質に対する要求によりG.711又はG.722のいずれかの音声符号化方式を使用することを規定している。図5の例では、最終的にG.722の音声符号化方式を選択させる場合であっても、第1段階での記述は、G.722と回線使用帯域が同じ(64Kbps)であるG.711が記述され、第2段階で、G.711とG.722との切り分けを可能としている。また、図5の例では、サービスパラメータが「1」であれば、第1段階の選択が帯域制限がない、第2段階の選択が必要なことを表しており、第2段階でのデータの内容によって選択データを得るようになされている。
なお、端末グループ数が3以上の場合には(外線グループを含めても良い)、相手の端末グループ毎に、異なるコーディック種別データを記述しておくようにしても良い。
図6は、IP−PBX2内の呼制御部24が、呼確立シーケンス時にシグナリングプロトコルに従って行う音声符号化方式の選択動作を示すフローチャートである。
例えば、発呼元のIP電話端末がオフフックし、相手側のIP電話端末(や外線)の電話番号などを入力操作すると、IP−PBX2内において、そのような情報を含む呼確立要求が、該当するライントランク21から呼制御部24に与えられ、呼制御部24が図6に示す処理を開始する。
呼制御部24は、図6に示す処理を開始すると、発呼側及び着呼側のIP電話端末が属する端末グループを認識した後、図5に示すような符号化方式選択データの第1段階のコーディック種別データを参照し(ステップ100)、回線使用帯域の制約に基づいた音声符号化方式の選択を行う(ステップ101)。
その後、第1段階のコーディック種別データに関する、サービスパラメータを参照し(ステップ102)、サービス品質によって、音声符号化方式を選択する必要が有るか否かを判別する(ステップ103)。言い換えると、第2段階での選択が必要か否かを判別する。サービスパラメータが「0」であって、サービス品質による音声符号化方式の選択が不要であると、呼制御部24は、ステップ101で得た第1段階のコーディック種別データが規定する音声符号化方式を、発呼元及び着呼元のIP電話端末(又は外先端)に指示し(ステップ104)、音声符号化方式の選択動作を終了する。
サービスパラメータが「1」であって、サービス品質による音声符号化方式の選択が必要であると、呼制御部24は、第2段階のコーディック種別データを参照し(ステップ105)、第2段階のコーディック種別データが規定する音声符号化方式を認識して、発呼元及び着呼元のIP電話端末(又は外先端)に指示し(ステップ106、107)、音声符号化方式の選択動作を終了する。
なお、図5では、第2段階のコーディック種別データとして2種類記載している箇所があるが、これは後述する第2の実施形態に関係する部分であり、この第1の実施形態では、図5で「有効」と記述されているコーディック種別(音声符号化方式)だけが記述されていれば良い。
例えば、端末グループGAに属する端末3A−1から端末グループGBに属する端末3B−1への発呼の場合であると(逆の場合も同様)、IP−PBX2の呼制御部24は、図5に示す符号化方式選択データを適用した図6の処理を実行することにより、第1段階の選択処理によって(第2段階の選択処理は実行されない)G.729に従う音声符号化方式を選択する。また例えば、端末グループGAに属する端末3A−1から同一の端末グループGAに属する端末3A−2への発呼の場合であると(逆の場合も同様)、IP−PBX2の呼制御部24は、図5に示す符号化方式選択データを適用した図6の処理を実行することにより、第1段階の選択処理ではG.711に従う音声符号化方式を選択するが、第2段階の選択処理を通じて修正され、最終的にはG.722に従う音声符号化方式を選択する。さらに例えば、端末グループGBに属する端末3B−1から同一の端末グループGBに属する端末3B−2への発呼の場合であると(逆の場合も同様)、IP−PBX2の呼制御部24は、図5に示す符号化方式選択データを適用した図6の処理を実行することにより、第1段階の選択処理で選択されたG.711に従う音声符号化方式を第2段階の選択処理でも維持し、最終的にはG.711に従う音声符号化方式を選択する。
以上のように、第1の実施形態によれば、従来のIP−PBXで使用しているような使用帯域制約による音声符号化方式の選択処理の後段に音声品質によるサービスの有無を判定する選択処理を追加することにより、各符号化方式の使用帯域に関連する帯域制御等の処理を変更することなく、容易に、同一の回線使用帯域に係る複数の音声符号化方式を切り分けて選択することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による電話端末収容装置及び電話端末の符号化方式決定方法の第2の実施形態を、第1の実施形態の相違点を中心に説明する。
図7は、第2の実施形態のIP電話端末の詳細構成を示すブロック図であり、第1の実施形態に係る図3との同一、対応部分には同一符号を付して示している。第2の実施形態は、符号化方式切替スイッチ30が、第1の実施形態の構成に追加して設けられている。符号化方式切替スイッチ30は、通話状態において、回線使用帯域が同じG.711に従う音声符号化方式と、G.722に従う音声符号化方式との選択状態を切り替えることを指示するものであり、利用者が操作するものである。
呼制御部19は、符号化方式切替スイッチ30が操作されると、図8に示すような処理を行う。すなわち、現在選択中の音声符号化方式が、切替えが許容されている音声符号化方式(G.711及びG.722に従う音声符号化方式)であるか否かを確認する(ステップ200)。現在選択中の音声符号化方式が切替えが許容されていない音声符号化方式(G.729に従う音声符号化方式)であれば、エラー処理を行って一連の切替処理を終了する(ステップ201)。エラー処理としては、例えば、図示しないディスプレイに切替を受け付けられない旨を表示することを挙げることができる。
現在選択中の音声符号化方式が切替えが許容されている音声符号化方式であると、呼制御部19は、IP−PBX2に切替要求を送信し、それに対する応答を待ち受け、応答内容を判別する(ステップ202〜204)。応答内容が切替不可であると、エラー処理を行って一連の切替処理を終了する(ステップ201)。一方、応答内容が切替可であると、呼制御部19は、現在選択中の音声符号化方式を、回線使用帯域が同じ他種類の音声符号化方式に切り替えて一連の切替処理を終了する(ステップ205)。
図9は、IP−PBX2における音声符号化方式の切替要求の受信時の処理を示すフローチャートである。
IP−PBX2の呼制御部34は、切替要求を受信すると、図9に示す処理を開始し、その切替要求を送出したIP電話端末3及びその通信相手の端末が属する端末グループを認識した後(ステップ300)、図5に示す符号化方式選択データを参照し(ステップ301)、その第2段階のコーディック種別データに「有効」及び「無効」の2種類の音声符号化方式が記述されているか否かを判別する(ステップ302)。このように2種類記述されていることは、これら2種類の音声符号化方式のユーザによる切替を許容していることを表しており、「有効」側が呼確立時に選択する音声符号化方式を表している。
第2段階のコーディック種別データに2種類の音声符号化方式が記述されていなければ、IP−PBX2の呼制御部34は、切替要求を発したIP電話端末3に対して、「切替不可」を返信して一連の処理を終了する(ステップ303)。
これに対して、第2段階のコーディック種別データに2種類の音声符号化方式が記述されていると、IP−PBX2の呼制御部34は、切替要求を発したIP電話端末3に対しては「切替可」を返信すると共に(ステップ304)、相手側電話端末に対しては、音声符号化方式の切替指令を送信し(ステップ305)、一連の処理を終了する。
切替指令には、切替後の音声符号化方式の種類情報を含んでいても良く、受信したIP電話端末が、その時点で選択していた音声符号化方式に基づいて、切替後の音声符号化方式を自動認識するようにしても良い。いずれにせよ、その相手側のIP電話端末の呼制御部19は、セレクタ13及び16を制御して、選択していた音声符号化方式(従って、コーディック)を切り替える。
図5に示す例では、G.711に従う音声符号化方式及びG.722に従う音声符号化方式間では、通話開始後にも切り替えられる例を示している。
第2の実施形態によれば、IP電話端末のユーザの操作により、音声符号化方式をG.722からG.711へ(G.711からG.722へ)変更することが可能となり、ユーザの使用形態に即したサービス性の向上が期待できる。G.722音声符号化方式とG.711音声符号化方式とは音声品質によって差別化されているため、両符号化方式の選択は、IP電話端末のユーザが要求する音声品質、IP電話端末が設置されている環境、使用するサービスによってIP電話端末のユーザが選択可能であることが望ましく、このような要望に、第2の実施形態は答えることができる。
また、以上のようなユーザによる切り替えを可能としているG.722音声符号化方式とG.711音声符号化方式は、回線使用帯域が同じであるため、帯域制御等の使用帯域に関連するサービスへの影響を意識することなく、切替機能を実現することができる。
(C)他の実施形態
上記各実施形態では、回線使用帯域が同じ符号化方式として、G.722音声符号化方式とG.711音声符号化方式を例に説明したが、本発明は、回線使用帯域が同等である音声符号化方式を実装する場合に適用可能である。
また、上記各実施形態のような適用する音声符号化方式を2段階の処理で定まるという技術思想は、第2段階で定める対象の複数の音声符号化方式の回線使用帯域が同じ場合に限定されるものではない。
さらに、上記各実施形態では、2個のIP電話端末間で適用する音声符号化方式の選択(決定)方法が、2段階の選択方法でなるものを示したが、3段階以上の選択方法でなるものであっても良く、この場合でも、さらに、下位の段階の選択方法を適用するか否かのパラメータを適宜記述することを要する。
さらにまた、上記各実施形態では、両IP電話端末間で適用する音声符号化方式を決定するものがIP−PBXであるものを示したが、2つの電話端末(IP電話端末に限定されない)の接続を制御する機能を有する呼制御サーバであれば、IP−PBXに限定されず、ゲートキーパ等であっても良い。
第1の実施形態に係るIP−PBXシステムの構成を示すブロック図である。 従来の課題の説明に用いる音声符号化方式の種類説明図である。 第1の実施形態のIP電話端末の内部構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態のIP−PBXの内部構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態の音声符号化方式選択データ例を示す説明図である。 第1の実施形態の音声符号化方式の選択動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態のIP電話端末の内部構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態のIP電話端末における音声符号化方式の切替処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態のIP−PBXにおける音声符号化方式の切替処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…IP−PBXシステム、2…IP−PBX、3A−1、3A−2、3B−1、3B−2…IP電話端末、4…IP網、10A…G.711コーディック、10B…G.729コーディック、10C…G.722コーディック、13、16…セレクタ、19…呼制御部、20…IP収容回路部、21…ラインユニット、22…スイッチ部、23…トランクユニット、24…呼制御部、25…呼制御管理データ記憶部、30…符号化方式切替スイッチ。

Claims (4)

  1. 数種類の音声符号化方式に対応可能な、呼の確立に供する第1及び第2の電話端末間で適用する音声符号化方式を決定する機能を有する電話端末収容装置において、
    収容している複数の電話端末を複数のグループに分け、任意の2個の電話端末間の音声符号化方式の第1段階での選択方法として、同一グループの電話端末間、グループが異なる電話端末間について、回線使用帯域の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述していると共に、第2段階での選択方法として、第2段階での選択方法を適用するか否かの情報と、第2段階での選択方法を適用する場合において、対応する第1段階で選択された音声符号化方式を含め、その音声符号化方式と同じ回線使用帯域のサービス品質の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述している符号化方式選択データを記憶している符号化方式選択データ記憶手段と、
    呼の確立に供する第1及び第2の電話端末が属するグループを認識し、上記符号化方式選択データ記憶手段に記憶されている上記符号化方式選択データの第1段階の記述を参照して、適用する音声符号化方式を仮決定し、上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて第2段階での選択方法の適用が不要か必要かを判別し、第2段階での選択方法の適用が不要である場合には、第1段階で仮決定された音声符号化方式に本決定し、第2段階での選択方法の適用が必要である場合には、上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて、第2段階の選択方法で定まった音声符号化方式に本決定する符号化方式決定手段と
    を有することを特徴とする電話端末収容装置。
  2. 通話状態にある上記第1又は第2の電話端末の一方からの音声符号化方式の切替要求が到来したときに、その切替を許容するか否かを判定する符号化方式切替判定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の電話端末収容装置。
  3. 上記符号化方式切替判定手段は、切替前後の音声符号化方式の回線使用帯域が同等の場合に、音声符号化方式の切替を許容することを特徴とする請求項2に記載の電話端末収容装置。
  4. 数種類の音声符号化方式に対応可能な、呼の確立に供する第1及び第2の電話端末間で適用する音声符号化方式を決定する、電話端末収容装置が実行する適用符号化方式決定方法において、
    上記電話端末収容装置が収容している複数の電話端末を複数のグループに分け、任意の2個の電話端末間の音声符号化方式の第1段階での選択方法として、同一グループの電話端末間、グループが異なる電話端末間について、回線使用帯域の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述していると共に、第2段階での選択方法として、第2段階での選択方法を適用するか否かの情報と、第2段階での選択方法を適用する場合において、対応する第1段階で選択された音声符号化方式を含め、その音声符号化方式と同じ回線使用帯域のサービス品質の相違に基づく複数の音声符号化方式の中から選択する音声符号化方式を記述している符号化方式選択データを予め記憶しておき、
    呼の確立に供する第1及び第2の電話端末が属するグループを認識し、
    上記符号化方式選択データ記憶手段に記憶されている上記符号化方式選択データの第1段階の記述を参照して、適用する音声符号化方式を仮決定し、
    上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて第2段階での選択方法の適用が不要か必要かを判別し、
    第2段階での選択方法の適用が不要である場合には、第1段階で仮決定された音声符号化方式に本決定し、
    第2段階での選択方法の適用が必要である場合には、上記符号化方式選択データの第2段階の記述に基づいて、第2段階の選択方法で定まった音声符号化方式に本決定する
    ことを特徴とする適用符号化方式決定方法。
JP2004100733A 2004-03-30 2004-03-30 電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法 Expired - Lifetime JP4345543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100733A JP4345543B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004100733A JP4345543B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005286894A JP2005286894A (ja) 2005-10-13
JP4345543B2 true JP4345543B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=35184784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004100733A Expired - Lifetime JP4345543B2 (ja) 2004-03-30 2004-03-30 電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4345543B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8077626B2 (en) 2006-07-14 2011-12-13 Qualcomm Incorporated Quality of service (QoS) aware establishment of communication sessions
JP4899195B2 (ja) * 2009-02-20 2012-03-21 Necインフロンティア株式会社 ボタン電話装置、ボタン電話装置による通話録音方法
JP6378490B2 (ja) * 2014-01-28 2018-08-22 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 中継装置、中継方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005286894A (ja) 2005-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1361994B (zh) 用于电信网络中的能力协商的系统、设备和方法
CN101227736B (zh) 一种呼叫控制方法及通讯系统以及相关设备
JP4063734B2 (ja) 電話及びインターネットホン機能を提供するデュアルモードホンとデュアルモードホンにおける通話処理方法とデュアルモード通話処理機能を実現できる記録媒体及びデュアルモード通話処理システム
JP3873048B2 (ja) リングバックトーン伝送方法、端末機、リングバックトーン生成方法、およびリングバックトーンを生成するためのシステム
US20100135280A1 (en) Telecommunications system and telecommunications management apparatus
JP4198558B2 (ja) デュアルipフォン及びデュアルipフォンを用いた通話方法
US20030016807A1 (en) Voice CODEC designating system
US7289618B2 (en) Method for performing external call forwarding between internet and telephone network in web-phone system
US8306205B2 (en) Apparatus and method for operating a conference assistance system
JP4345543B2 (ja) 電話端末収容装置及び適用符号化方式決定方法
US20070121862A1 (en) Telephone exchange apparatus and incoming call control method for telephone exchange apparatus
JP2017067881A (ja) 音声認識装置、音声認識システムおよび音声認識方法
CN102137249A (zh) 一种视频通信的处理方法、系统和视频互通设备
KR100272593B1 (ko) 랜 전화 시스템
CN108881180B (zh) 录音方法及录音系统
JP2005151241A (ja) 電話交換装置
CN108650425B (zh) 监听方法及监听系统
US8223746B2 (en) More economical resource application on the user interaction within a speech dialogue system in a packet network by means of a simplifying processing of signalling information
WO2018185803A1 (ja) 通信システム
JP3609967B2 (ja) 音声通信接続制御システム
JP2000184411A (ja) 交換機及び交換機制御プログラムを記録した記録媒体
JP4393683B2 (ja) 音声応答・通話録音構内交換システム
JP2000307720A (ja) ネットワーク接続装置における音声符号化方法
JP6567221B2 (ja) 通信システム
JP2006270801A (ja) 電話主装置及び呼接続方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061030

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4345543

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term