JP3249486B2 - 非水電解液用電解質の製造方法 - Google Patents
非水電解液用電解質の製造方法Info
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Description
要求される非水電解液用の電解質の製造方法に関する。
さらに詳しくは、特に低い水分レベルを要求される、リ
チウム電池や、電気二重層コンデンサに有用な電解質の
製造方法に関する。
方法としては、溶液を構成している溶媒にあらかじめ
溶解せしめた後に水分を蒸発除去せしめることを特徴と
する方法(特開昭58−28174号公報)、ゼオラ
イト中のナトリウムイオンをリチウムカチオン等の他の
金属カチオンで置換して得られる金属置換型ゼオライト
を非水電解液に接触させる方法(特開昭59−2240
71号公報)、非水電解質溶液を還流させながら、還
流液をゼオライト層と接触処理させる方法(特開平7−
235309号公報)が知られている。
の脱水方法では、得られる水分レベルがいまだ不充分で
ある上、電解液用の溶媒に溶解後、長時間の加熱を行う
ことによる着色や、溶媒として使用しているプロピレン
カーボネートと水との反応による副生物の生成等の品質
劣化を起こす問題がある。上記の脱水方法では、ゼオ
ライト中の金属イオンが溶液中に溶出したり、また、電
解液が酸性を呈する場合は、ゼオライトが被毒されて脱
水能力が著しく低下して、事実上脱水ができなかった
り、また、ゼオライト自体が崩壊して溶液中に懸濁し、
ろ過が困難になったりする問題点が有る。また、の脱
水方法では電解液用の溶媒に溶解後長時間の加熱を行う
ことによる着色や、溶媒として使用しているプロピレン
カーボネートと水との反応による副生物の生成等の品質
劣化を起こす問題がある。上記脱水方法はいずれも低水
分の非水電解液を得るために、電解液を作成後、電解質
に保持されていた水分を、蒸発または吸着除去する方法
であるが、上記問題点のない脱水方法、特に電解質単独
の状態での脱水方法が望まれている。
液用電解質を得る高度な脱水方法について鋭意検討した
結果、本発明に到達した。
ニウム、テトラアルキルホスホニウムおよび環状アミジ
ニウムからなる群から選ばれる有機カチオンを有する塩
である非水電解液用電解質において、水分を含んだ電解
質に、アルコール類を添加した後、このアルコール類を
蒸留により留去することに伴い水分を除去することを特
徴とする非水電解液用電解質の製造方法;該製造方法で
得られる電解質を環状カーボネート類、鎖状カーボネー
ト類、環状スルホン類およびエーテル類からなる群から
選ばれる溶媒に溶解させることを特徴とする非水電解液
の製造方法;並びに該製造方法で得られることを特徴と
する非水電解液用電解質である。
電解液用電解質を構成するアニオンおよびカチオンとし
ては、以下の物が挙げられる。 (1)アニオン:過塩素酸、4フッ化ホウ酸、6フッ化
リン酸、6フッ化砒素酸、6フッ化アンチモン酸、パー
フルオロアルカンスルホン酸、パーフルオロアルカンス
ルホニルイミド、ヨウ化水素酸、B(C4H9)4ー、Al
Cl4ー等。 (2)無機カチオン:リチウムイオン、ナトリウムイオ
ン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオンおよびカル
シウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金
属イオン。 (3)有機カチオン:テトラアルキルアンモニウムイオ
ン類、テトラアルキルホスホニウムイオン類、イミダゾ
リウムイオン類、イミダゾリニウムイオン類およびピリ
ミジニウムイオン類。 ・テトラアルキルアンモニウムイオン類の具体例として
は、アルキル基の炭素数が1〜8のもの、例えばテトラ
メチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テト
ラブチルアンモニウム、ジメチルジエチルアンモニウ
ム、メチルトリエチルアンモニウム等が挙げられる。 ・テトラアルキルホスホニウムイオン類の具体例として
は、アルキル基の炭素数が1〜8のもの、例えば、テト
ラメチルホスホニウム、テトラエチルホスホニウム、テ
トラブチルホスホニウム、ジメチルジエチルホスホニウ
ム、メチルトリエチルホスホニウム等が挙げられる。 ・イミダゾリウムイオン類の具体例としては、1,3−
ジメチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミ
ダゾリウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリウム等
が挙げられる。 ・イミダゾリニウムイオン類の具体例としては、1,
2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,2,3,4
−テトラメチルイミダゾリニウム、1−エチル−2,3
−ジメチルイミダゾリニウム等が挙げられる。 ・ピリミジニウムイオン類の具体例としては、1,3−
ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピリミジニウ
ム、1,2,3−トリメチル−1,4,5,6−テトラ
ヒドロピリミジニウム、1−メチル−1,8−ジアザビ
シクロ[5.4.0]ウンデセン−7、1−メチル−
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5等が
挙げられる。 上記のアニオンおよびカチオンから構成される電解質の
うち、好ましいものとしては以下のものが挙げられる。 無機カチオンを有するもの:LiClO4、LiPF6、
リチウムトリフルオロメタンスルホネート、リチウムト
リフルオロメタンスルホニルイミド等、および特にLi
BF4。 有機カチオンを有するもの:1,2,3−トリメチルイ
ミダゾリニウムテトラフルオロボレート、1,2,3,
4−テトラメチルイミダゾリニウムテトラフルオロボレ
ート、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム
テトラフルオロボレート、1,3−ジメチル−1,4,
5,6−テトラヒドロピリミジニウムテトラフルオロボ
レート、1,2,3−トリメチル−1,4,5,6−テ
トラヒドロピリミジニウムテトラフルオロボレート、1
−メチル−1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウン
デセン−7テトラフルオロボレート、1−メチル−1,
5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5テトラフ
ルオロボレートさらにこれらの塩のアニオンとしてBF
4ーをClO4ー、PF6ー、トリフルオロメタンスルホネー
ト、トリフルオロメタンスルホニルイミド等に置き換え
たもの、および特に、テトラエチルアンモニウムテトラ
フルオロボレート、メチルトリエチルアンモニウムテト
ラフルオロボレート、テトラエチルホスホニウムテトラ
フルオロボレート、メチルトリエチルホスホニウムテト
ラフルオロボレート、および溶融温度が50℃以下の塩
である1,3−ジメチルイミダゾリウムテトラフルオロ
ボレート、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムテト
ラフルオロボレート、1,2,3−トリメチルイミダゾ
リウムテトラフルオロボレート、さらにこれらの塩のア
ニオンとしてBF4ーをClO4ー、PF6ー、トリフルオロ
メタンスルホネート、トリフルオロメタンスルホニルイ
ミド等に置き換えたものこれらの電解質は2種以上を併
用することもできる。
は、プロトンを供与しうる溶媒を示し、典型的なものと
してはアルコール類、カルボン酸類、アミド類、フェノ
ール類等が挙げられる(溶剤ポケットブック、有機合成
化学協会編、平成6年度版、P.88)。また、いわゆ
る活性メチレン基を有する化合物などもプロトン性極性
溶媒とみなされる(理化学辞典、岩波書店、第4版、
P.1139)。
の具体例としては、以下のものが挙げられる。 (1)アルコール類:1価アルコール[炭素数1〜4
(メタノール、エタノール、n−、i−プロパノール、
1−、2−、i−、t−ブタノール、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル等);炭素数5〜8(1−、2
−、3−ペンタノール、ベンジルアルコール、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル等)、2〜3価または
それ以上の多価アルコール(エチレングリコール、グリ
セリン等)] (2)カルボン酸類:[炭素数1〜4(ギ酸、酢酸、ア
クリル酸、メタクリル酸等);炭素数5〜8(安息香酸
等)] (3)アミド類:[炭素数1〜3(ホルムアミド、N−
メチルホルムアミド等);炭素数4〜8(N−プロピル
ホルムアミド等)] (4)フェノール類:[炭素数6〜8(フェノール
等);炭素数9〜12(p−ブチルフェノール等)] (5)活性メチレン化合物:アセチルアセトン、マロン
酸ジエチル等 これらの溶媒は、2種以上を併用して使用することもで
きる。これらの溶媒のうち、好ましいものは、沸点が6
0〜120℃、水に対する溶解度が20重量%以上のも
の、特にアルコール類である。それらのうちで炭素数1
〜4の1価のアルコールが特に好ましく、メタノール、
エタノール、n−、i−プロパノール、1−、2−、i
−、t−ブタノール等が挙げられる。
量は特に制約はなく、原料である電解質の水含量(通常
0.1〜1%)にもよるが、工業的な実用性の観点から
通常電解質の重量に対して0.2倍〜10倍程度であ
る。
する方法は特に限定なく、公知の方法が使用できる。蒸
留時の温度および圧力も特に制約はなく、常圧または減
圧(例えば1〜100mmHg)状態で、使用した溶媒
の沸点付近の温度で蒸発させることが可能である。蒸発
に使用する装置は特に限定なく公知の方法(例えばロー
タリーエバポレーター等)が使用できる。
返し行うことによりさらに効果が上がる。1回の操作に
よる蒸留後の電解質の水分は、原料電解質の通常半分以
下とするのが好ましい。1回の操作で目標とする水分レ
ベルが得られない場合は溶媒の添加ならびに蒸留除去を
2〜3回またはそれ以上繰り返し行うことで、更に水分
の低減が可能である。非水電解液用電解質に求められる
水分レベルは好ましくは10ppmまたはそれ以下〜8
00ppmであり、特に低水分が求められるリチウム電
池や電気二重層コンデンサ用の電解質における水分レベ
ルは10〜300ppm、特に10〜100ppmが好
ましい。プロトン性溶媒の残存量は通常3000ppm
以下、好ましくは100ppmまたはそれ以下〜500
ppmである。残存量の測定はガスクロマトグラフィー
等の公知の方法が使用可能である。
池用または電気二重層コンデンサに使用する場合に使用
する有機溶媒の具体例としては以下のものが挙げられ
る。これらのうち2種以上を併用することも可能であ
る。 ・エーテル類:鎖状エーテル[炭素数2〜6(ジエチル
エーテル、メチルイソプロピルエーテル、エチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル等);炭素数7〜12(ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、トリエチレングリコールジメチル
エーテル等)]、環状エーテル[炭素数2〜4(テトラ
ヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、1,4−ジオキ
サン等);炭素数5〜18(4−ブチルジオキソラン、
クラウンエーテル等)]。 ・アミド類:N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルプロピオンア
ミド、ヘキサメチルホスホリルアミド、N−メチルピロ
リドン等。 ・ラクトン類:γ−、β−ブチロラクトン、α−アセチ
ル−γ−ブチロラクトン、γ−、δ−バレロラクトン
等。 ・ニトリル類:アセトニトリル、アクリロニトリル等。 ・カーボネート類:エチレンカーボネート、プロピレン
カーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、ジエチルカーボネート等。 スルホキシド類:ジメチルスルホキシド、スルホラン、
3−メチルスルホラン、2,4−ジメチルスルホラン
等。 ・その他有機溶媒:複素環式溶媒(N−メチル−2−オ
キサゾリジノン、3,5−ジメチル−2−オキサゾリジ
ノン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)。 前記溶媒は、電気化学的な安定性と電解質の溶解性の観
点から選ばれており、好ましくは、エーテル類、ラクト
ン類、カーボネート類、スルホキシド類が挙げられ、特
に好ましくはエチレンカーボネート、プロピレンカーボ
ネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、ジエチルカーボネート等のカーボネート類またはジ
メチルスルホキシド、スルホラン、3−メチルスルホラ
ン、2,4−ジメチルスルホラン等のスルホキシド類が
挙げられる。使用される溶媒の水分含量は同様に低い水
準が要求され、通常100ppm以下、好ましくは10
ppmまたはそれ以下〜50ppmである。
使用する場合の濃度は、電解質の重量が電解液の重量全
体に対して、電気電導度と溶解度の観点から好ましくは
5〜40%であり、特に好ましくは10〜30%であ
る。また、電解液の水分含量は通常300ppm以下、
好ましくは100〜10ppmまたはそれ以下である。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
ル−3−メチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート
(EMIBF4と略記)100重量部をナス型フラスコ
に採取した。ついでメタノール100重量部を添加し均
一混合した後、ロータリーエバポレーターを用いて、浴
温度約80℃、圧力20mmHg、時間約30分で、メ
タノールを全量留去した。メタノールの残存量をガスク
ロマトグラフィーで測定した結果、500ppmであっ
た。溶媒留去後、水分の測定をカールフィッシャー水分
測定装置(電量滴定法、検出限界1ppm)にて行った
結果、水分は580ppmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件で
メタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は150
ppmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件
で、メタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は4
0ppmであった。
F4100重量部にエタノール100重量部を添加し、
均一混合した後、ロータリーエバポレーターを用いて、
実施例1(1)と同条件でエタノールを全量留去した
(エタノール残存量450ppm)。溶媒留去後の水分
は1100ppmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件で
エタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は290
ppmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件
で、エタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は1
00ppmであった。
F4100重量部にイソプロパノール100重量部を添
加し、均一混合した後、ロータリーエバポレーターを用
いて、実施例1(1)と同条件でイソプロパノールを全
量留去した。溶媒留去後の水分は2100ppmであっ
た。
プロパノール100重量部を添加し、均一混合した後、
ロータリーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同
条件でイソプロパノールを全量留去した。溶媒留去後の
水分は1200ppmであった。
プロパノール100重量部を添加し、均一混合した後、
ロータリーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同
条件で、イソプロパノールを全量留去した。溶媒留去後
の水分は740ppmであった。
プロパノール100重量部を添加し、均一混合した後、
ロータリーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同
条件でイソプロパノールを全量留去した。溶媒留去後の
水分は420ppmであった。
プロパノール100重量部を添加し、均一混合した後、
ロータリーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同
条件で、イソプロパノールを全量留去した。溶媒留去後
の水分は290ppmであった。
ムテトラフルオロボレート(TEABF4と略記)10
0重量部にメタノール100重量部を添加し、均一混合
した後、ロータリーエバポレーターを用いて、実施例1
(1)と同条件でメタノールを全量留去した。溶媒留去
後の水分は600ppmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件で
メタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は190
ppmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件
で、メタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は6
0ppmであった。
ボレート(LiBF4と略記)100重量部にメタノー
ル100重量部を添加し、均一混合した後、ロータリー
エバポレーターを用いて、実施例1(1)と同条件でメ
タノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は450p
pmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件で
メタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は120
ppmであった。
ノール100重量部を添加し、均一混合した後、ロータ
リーエバポレーターを用いて実施例1(1)と同条件
で、メタノールを全量留去した。溶媒留去後の水分は3
0ppmであった。
pmのプロピレンカーボネート870重量部を混合し、
均一で無色透明の非水電解液を得た。電解液の水分は3
5ppmであった。また、得られた電解液の電導度を3
0℃で電気伝導度計で測定した結果、13mS/cmで
あった。
00重量部にアセトン100重量部を添加し、均一混合
した後、ロータリーエバポレーターを用いて、実施例1
と同条件でアセトンを全量留去した。溶媒留去後の水分
は4000ppmであった。
00重量部に、1,3−ジオキソラン100重量部を添
加し、均一混合した後、ロータリーエバポレーターを用
いて、実施例1と同条件で1,3−ジオキソランを全量
留去した。溶媒留去後の水分は4000ppmであっ
た。
00重量部に、トルエン100重量部を添加し、均一混
合した後、ロータリーエバポレーターを用いて、実施例
1と同条件でトルエンを全量留去した。溶媒留去後の水
分は4000ppmであった。
30重量部に、水分30ppmのプロピレンカーボネー
ト870重量部を添加し、均一混合し電解液とした後、
ロータリーエバポレーターを用いて、実施例1と同条件
で水分を留去した。脱水後の水分は電解質塩に対して3
500ppm、電解液に対して460ppmであった。
30重量部に、水分30ppmのプロピレンカーボネー
ト870重量部を添加し均一混合し電解液とした後、合
成ゼオライト(3Aタイプ、ペレット状)100重量部
を添加し、室温で24時間静置した。処理後の水分は電
解質に対して3000ppm、電解液に対して390p
pmであった。また、ゼオライトの崩壊が見られ、液に
濁りが生じていた。
30重量部に、水分30ppmのプロピレンカーボネー
ト870重量部を添加し、均一混合し電解液とした。抽
出部分に合成ゼオライト(3Aタイプ、ペレット状)4
0重量部をセットしたソックスレー抽出器に移し、減圧
下、温度110℃で、3時間還流させ還流液をゼオライ
トに接触させて脱水を行った。脱水後の水分は電解質塩
に対して2000ppm、電解液に対し260ppmで
あった。処理後の組成分析を行った結果プロピレンカー
ボネートの分解物であるプロピレングリコールの副生が
1000ppm観測され、また、液は茶褐色に着色して
いた。実施例1〜5および比較例1〜3の結果を表1
に、実施例6および比較例4〜6の結果を表2にまとめ
た。
用電解質および非水電解液は、着色、溶媒と水との反応
による副生物の生成、および金属イオンの溶液中への溶
出等の品質劣化が無く、きわめて低水分であり、リチウ
ム電池や電気二重層コンデンサ用として極めて有用であ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 テトラアルキルアンモニウム、テトラア
ルキルホスホニウムおよび環状アミジニウムからなる群
から選ばれる有機カチオンを有する塩である非水電解液
用電解質において、水分を含んだ電解質に、アルコール
類を添加した後、このアルコール類を蒸留により留去す
ることに伴い水分を除去することを特徴とする非水電解
液用電解質の製造方法。 - 【請求項2】 電解質がイミダゾリウム、イミダゾリニ
ウムおよびピリミジニウムからなる群から選ばれる環状
アミジニウムである請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 電解質が過塩素酸、4フッ化ホウ酸、6
フッ化リン酸、6フッ化砒素酸、6フッ化アンチモン
酸、パーフルオロアルカンスルホン酸およびパーフルオ
ロアルカンスルホニルイミドからなる群から選ばれる1
種または2種以上の酸の塩である請求項1または2記載
の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか記載の製造方法
で得られる電解質を、環状カーボネート類、鎖状カーボ
ネート類、環状スルホン類およびエーテル類からなる群
から選ばれる溶媒に溶解させることを特徴とする非水電
解液の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか記載の製造方法
で得られることを特徴とする非水電解液用電解質。
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