JP3248314B2 - 便座昇降装置 - Google Patents
便座昇降装置Info
- Publication number
- JP3248314B2 JP3248314B2 JP26781593A JP26781593A JP3248314B2 JP 3248314 B2 JP3248314 B2 JP 3248314B2 JP 26781593 A JP26781593 A JP 26781593A JP 26781593 A JP26781593 A JP 26781593A JP 3248314 B2 JP3248314 B2 JP 3248314B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet seat
- toilet
- elevating
- support
- lifting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Toilet Supplies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、便器上の便座を、前
部側を低く後部側を高くした傾斜状態で昇降させる便座
昇降装置に関するものである。
部側を低く後部側を高くした傾斜状態で昇降させる便座
昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】足や腰の不自由な身体障害者、介護の必
要な病人、又は足腰の弱った高齢者等(以下身体弱体者
という)にとって、自ら中腰の姿勢をとるには大変な苦
痛をともなう。したがって、このような身体弱体者がト
イレで用をたすには大変な労力を必要とする。すなわ
ち、トイレで用をたすには、中腰の姿勢から便座に着座
する必要があり、用便後には中腰の姿勢をとった後、便
座から離れる必要があるからである。
要な病人、又は足腰の弱った高齢者等(以下身体弱体者
という)にとって、自ら中腰の姿勢をとるには大変な苦
痛をともなう。したがって、このような身体弱体者がト
イレで用をたすには大変な労力を必要とする。すなわ
ち、トイレで用をたすには、中腰の姿勢から便座に着座
する必要があり、用便後には中腰の姿勢をとった後、便
座から離れる必要があるからである。
【0003】そこで、身体弱体者が自ら中腰姿勢をとら
なくてすむように、便座を昇降させる便座昇降装置が種
々に提案されている(例えば実開昭63ー167999
号公報)。この場合、水平な便座をそのまま昇降させる
と、例えば上昇した便座に、使用者が中腰姿勢をとらず
にうまく着座できない事態も発生する。このため、この
ような便座昇降装置の中には、便座を前部側を低く後部
側を高くした一定の傾斜状態で昇降させ、使用者が便座
に容易に着座できるようにするとともに、用便後、使用
者が便座から容易に離れられるようにしたものも提案さ
れている(例えば特開平1ー284247号公報)。
なくてすむように、便座を昇降させる便座昇降装置が種
々に提案されている(例えば実開昭63ー167999
号公報)。この場合、水平な便座をそのまま昇降させる
と、例えば上昇した便座に、使用者が中腰姿勢をとらず
にうまく着座できない事態も発生する。このため、この
ような便座昇降装置の中には、便座を前部側を低く後部
側を高くした一定の傾斜状態で昇降させ、使用者が便座
に容易に着座できるようにするとともに、用便後、使用
者が便座から容易に離れられるようにしたものも提案さ
れている(例えば特開平1ー284247号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この便
座昇降装置を使用する身体弱体者の障害や病気の程度、
及び足や腰の弱り方等には個人差があり、これらを一律
に判断することはできない。したがって、単に昇降時の
便座を一定角度に傾斜させただけの便座昇降装置では、
障害の程度等が異なる種々の身体弱体者を苦痛なく便座
に着座させ、かつ便座から離れさせることはできない。
座昇降装置を使用する身体弱体者の障害や病気の程度、
及び足や腰の弱り方等には個人差があり、これらを一律
に判断することはできない。したがって、単に昇降時の
便座を一定角度に傾斜させただけの便座昇降装置では、
障害の程度等が異なる種々の身体弱体者を苦痛なく便座
に着座させ、かつ便座から離れさせることはできない。
【0005】この発明は、以上の点に鑑み、障害の程度
等が異なる種々の身体弱体者が苦痛なく便座に着座で
き、かつ、便座から離れることができる便座昇降装置を
提供することを目的とする。
等が異なる種々の身体弱体者が苦痛なく便座に着座で
き、かつ、便座から離れることができる便座昇降装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、この発明に
あっては、便器上に水平に位置決めされる便座を、昇降
手段により、前部側を低く後部側を高くした傾斜状態で
昇降させる便座昇降装置において、前記便座の昇降時の
傾斜角を調整する角度調整機構を備えた便座昇降装置に
より、達成される。
あっては、便器上に水平に位置決めされる便座を、昇降
手段により、前部側を低く後部側を高くした傾斜状態で
昇降させる便座昇降装置において、前記便座の昇降時の
傾斜角を調整する角度調整機構を備えた便座昇降装置に
より、達成される。
【0007】この発明は、好ましくは、前記角度調整機
構が、前部側が上下に揺動できるよう後端側が前記昇降
手段側に支持された前記便座を支持して、この便座を傾
斜状態に位置決めする位置決め手段と、この位置決め手
段を前記昇降手段側に支持させるとともに、この昇降手
段による前記位置決め手段の支持位置を変更させて、上
昇時の前記便座に対する前記位置決め手段の支持タイミ
ングをずらす支持位置調整手段とを有して構成されてい
ることである。
構が、前部側が上下に揺動できるよう後端側が前記昇降
手段側に支持された前記便座を支持して、この便座を傾
斜状態に位置決めする位置決め手段と、この位置決め手
段を前記昇降手段側に支持させるとともに、この昇降手
段による前記位置決め手段の支持位置を変更させて、上
昇時の前記便座に対する前記位置決め手段の支持タイミ
ングをずらす支持位置調整手段とを有して構成されてい
ることである。
【0008】また、この発明は、好ましくは、前記便座
が局部洗浄用の衛生洗浄装置と一体に構成され、この便
座と衛生洗浄装置とが前記昇降部材によって昇降される
ことである。
が局部洗浄用の衛生洗浄装置と一体に構成され、この便
座と衛生洗浄装置とが前記昇降部材によって昇降される
ことである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、昇降時の便座の傾斜角が角
度調整機構により調整できるため、障害の程度等が異な
る種々の身体弱体者は、便座を望みの角度に傾斜させた
状態で、所定高さまで上昇させた後、この便座に着座で
き、かつ、この便座から離れることができる。
度調整機構により調整できるため、障害の程度等が異な
る種々の身体弱体者は、便座を望みの角度に傾斜させた
状態で、所定高さまで上昇させた後、この便座に着座で
き、かつ、この便座から離れることができる。
【0010】また、角度調整機構を位置決め手段と支持
位置調整手段とを有して構成した場合、便器上に水平に
位置決めされた便座を昇降手段により上昇させると、便
座の後端側は昇降手段と同時に上昇するが、便座の前部
側は便器側に残って便座は傾斜する。この状態で位置決
め手段により便座を支持すると、便座は所定角度に傾斜
された状態で上昇される。この場合、支持位置調整手段
を使用して、昇降手段による位置決め手段の支持位置を
変更し、上昇時の便座に対する位置決め手段の支持タイ
ミングをずらすことにより、便座の昇降時の傾斜角は容
易に変更される。
位置調整手段とを有して構成した場合、便器上に水平に
位置決めされた便座を昇降手段により上昇させると、便
座の後端側は昇降手段と同時に上昇するが、便座の前部
側は便器側に残って便座は傾斜する。この状態で位置決
め手段により便座を支持すると、便座は所定角度に傾斜
された状態で上昇される。この場合、支持位置調整手段
を使用して、昇降手段による位置決め手段の支持位置を
変更し、上昇時の便座に対する位置決め手段の支持タイ
ミングをずらすことにより、便座の昇降時の傾斜角は容
易に変更される。
【0011】さらに、便座を局部洗浄用の衛生洗浄装置
と一体に構成し、この便座と衛生洗浄装置とを昇降手段
によって昇降するようにすれば、身体弱体者も衛生洗浄
装置を容易に使用できるようになる。
と一体に構成し、この便座と衛生洗浄装置とを昇降手段
によって昇降するようにすれば、身体弱体者も衛生洗浄
装置を容易に使用できるようになる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面を参照
しつつ説明する。図1はこの発明に係る便座昇降装置を
備えた便器装置の斜視図、図2はこの便器装置の正面
図、図3はこの便器装置の側面図、図4はこの便器装置
の平面図である。
しつつ説明する。図1はこの発明に係る便座昇降装置を
備えた便器装置の斜視図、図2はこの便器装置の正面
図、図3はこの便器装置の側面図、図4はこの便器装置
の平面図である。
【0013】図1において、便器装置は、上部が開口し
た洋式の便器1と、この便器1に水洗用の水を流すため
の給水タンク2と、用便後の局部を洗浄する局部洗浄用
の衛生洗浄装置3と、衛生洗浄装置3と一体的に構成さ
れ、用便時に便器1の上方に人を着座させるための便座
4と、便座4を傾斜させた状態で、この便座4及び衛生
洗浄装置3を便器1に対して昇降させる便座昇降装置5
とから構成されている。なお、説明の都合上、便座使用
者の前面側である図1中矢印A1側を前方側とし、便座
使用者の背面側である矢印A2側を後方側とする。ま
た、図1中矢印B1側を右方側とし、矢印B2側を左方
側とする。
た洋式の便器1と、この便器1に水洗用の水を流すため
の給水タンク2と、用便後の局部を洗浄する局部洗浄用
の衛生洗浄装置3と、衛生洗浄装置3と一体的に構成さ
れ、用便時に便器1の上方に人を着座させるための便座
4と、便座4を傾斜させた状態で、この便座4及び衛生
洗浄装置3を便器1に対して昇降させる便座昇降装置5
とから構成されている。なお、説明の都合上、便座使用
者の前面側である図1中矢印A1側を前方側とし、便座
使用者の背面側である矢印A2側を後方側とする。ま
た、図1中矢印B1側を右方側とし、矢印B2側を左方
側とする。
【0014】便器1は、図4で示されるように、トイレ
100の中央の床面100a上に設置されている。給水
タンク2は便座使用者の背面側となる便器1の後部側上
面に設置されている。そして、この便器1と給水タンク
2との間には水洗用配管(図示せず)が設置されてい
る。
100の中央の床面100a上に設置されている。給水
タンク2は便座使用者の背面側となる便器1の後部側上
面に設置されている。そして、この便器1と給水タンク
2との間には水洗用配管(図示せず)が設置されてい
る。
【0015】衛生洗浄装置3は、図2乃至図4で示され
るように、給水タンク2の前方の、便器1の後部側上方
に配置され、便座4の後部側下方位置にノズルや温風口
(図示せず)等を有している。この衛生洗浄装置3は種
々の機能(例えば局部洗浄機能や脱臭機能)を有するも
のであるが、基本的には、用便後ノズルから洗浄用温水
を局部に噴射し、局部の洗浄を行なった後、温風を供給
して局部等の乾燥を行なうものである。そして、この衛
生洗浄装置3の左右幅は、便座4の幅とほぼ同幅となっ
ていて、便器装置の左右幅ができるだけ小さくなるよう
に設定されている。なお、衛生洗浄装置3は便座昇降装
置5を介したその昇降中にはリミットスイッチ等を介し
て、局部洗浄機能等が動作しないように制御される。
るように、給水タンク2の前方の、便器1の後部側上方
に配置され、便座4の後部側下方位置にノズルや温風口
(図示せず)等を有している。この衛生洗浄装置3は種
々の機能(例えば局部洗浄機能や脱臭機能)を有するも
のであるが、基本的には、用便後ノズルから洗浄用温水
を局部に噴射し、局部の洗浄を行なった後、温風を供給
して局部等の乾燥を行なうものである。そして、この衛
生洗浄装置3の左右幅は、便座4の幅とほぼ同幅となっ
ていて、便器装置の左右幅ができるだけ小さくなるよう
に設定されている。なお、衛生洗浄装置3は便座昇降装
置5を介したその昇降中にはリミットスイッチ等を介し
て、局部洗浄機能等が動作しないように制御される。
【0016】便座4は、図2乃至図4で示されるよう
に、衛生洗浄装置3の前方の便器1上方に配置されてい
る。便座4はその後端4aが衛生洗浄装置3の中央部に
回動自在に支持されており、その前部側が上下に揺動自
在となっている。また、便座4は内部に加熱ヒータ(図
示せず)を有している。このため、便座4は衛生洗浄装
置3側からのケーブル3aを介して、この加熱ヒータに
電源供給がなされることにより、その上面温度が適温に
保持できるようになっている。なお、この便座4と衛生
洗浄装置3とが一体となったものは、例えば東陶機器
(株)製の便座装置(商品名;ウォッシュレットCα
1)と同一仕様となっている。
に、衛生洗浄装置3の前方の便器1上方に配置されてい
る。便座4はその後端4aが衛生洗浄装置3の中央部に
回動自在に支持されており、その前部側が上下に揺動自
在となっている。また、便座4は内部に加熱ヒータ(図
示せず)を有している。このため、便座4は衛生洗浄装
置3側からのケーブル3aを介して、この加熱ヒータに
電源供給がなされることにより、その上面温度が適温に
保持できるようになっている。なお、この便座4と衛生
洗浄装置3とが一体となったものは、例えば東陶機器
(株)製の便座装置(商品名;ウォッシュレットCα
1)と同一仕様となっている。
【0017】ここで、衛生洗浄装置3への給水は、図2
及び図4で示されるように、トイレ100の床面100
aから給水タンク2の左方に立設された給水管101を
用いてなされる。すなわち、この衛生洗浄装置3への給
水は、給水管101の上端に設けられた3方弁102と
衛生洗浄装置3の左側部に設けられたノズル3bとの間
をU状にたゆませたフレキシブルチューブ3cで連結す
ることによりなされる。この場合、3方弁102の位置
と、フレキシブルチューブ3cのたゆみ量は、この衛生
洗浄装置3の上昇高さを考慮にいれて決定される。な
お、給水タンク2への給水は3方弁102に連結された
配管103を介してなされる。
及び図4で示されるように、トイレ100の床面100
aから給水タンク2の左方に立設された給水管101を
用いてなされる。すなわち、この衛生洗浄装置3への給
水は、給水管101の上端に設けられた3方弁102と
衛生洗浄装置3の左側部に設けられたノズル3bとの間
をU状にたゆませたフレキシブルチューブ3cで連結す
ることによりなされる。この場合、3方弁102の位置
と、フレキシブルチューブ3cのたゆみ量は、この衛生
洗浄装置3の上昇高さを考慮にいれて決定される。な
お、給水タンク2への給水は3方弁102に連結された
配管103を介してなされる。
【0018】また衛生洗浄装置3への電源供給は、衛生
洗浄装置3の電源ケーブル3dをトイレ100の後面1
00b下部に設けられたコンセント104に差し込むこ
とによりなされる。この場合の電源ケーブル3dも衛生
洗浄装置3の上昇高さを考慮して充分にたゆませておく
必要がある。
洗浄装置3の電源ケーブル3dをトイレ100の後面1
00b下部に設けられたコンセント104に差し込むこ
とによりなされる。この場合の電源ケーブル3dも衛生
洗浄装置3の上昇高さを考慮して充分にたゆませておく
必要がある。
【0019】便座昇降装置5は、図2乃至図4で示され
るように、便器1の左右の両側等に配置される支持フレ
ーム10と、支持フレーム10に支持されつつ、上下に
昇降する昇降手段としての昇降フレーム20と、衛生洗
浄装置3及び便座4を支持するとともに、昇降フレーム
20により昇降される便座受け30と、昇降時の便座4
の傾斜角を調整するための角度調整機構40と、昇降フ
レーム20の昇降と昇降の制御を行なう駆動制御装置5
0とから構成されている。
るように、便器1の左右の両側等に配置される支持フレ
ーム10と、支持フレーム10に支持されつつ、上下に
昇降する昇降手段としての昇降フレーム20と、衛生洗
浄装置3及び便座4を支持するとともに、昇降フレーム
20により昇降される便座受け30と、昇降時の便座4
の傾斜角を調整するための角度調整機構40と、昇降フ
レーム20の昇降と昇降の制御を行なう駆動制御装置5
0とから構成されている。
【0020】以下、図5乃至図9を参照しつつ便座昇降
装置5の詳細について説明する。図5は便座昇降装置の
正面図、図6は便座昇降装置の側面図、図7は便座昇降
装置の平面図、図8は角度調整機構周りの斜視図、図9
は駆動制御装置の概要を示す断面図である。なお、説明
の都合上、図6の左方側を前方側、右方側を後方側とす
る。
装置5の詳細について説明する。図5は便座昇降装置の
正面図、図6は便座昇降装置の側面図、図7は便座昇降
装置の平面図、図8は角度調整機構周りの斜視図、図9
は駆動制御装置の概要を示す断面図である。なお、説明
の都合上、図6の左方側を前方側、右方側を後方側とす
る。
【0021】支持フレーム10は、図6で示されるよう
に、水平パイプ11の後部側に垂直パイプ12を十字形
に取り付けた一対のものを、図5で示されるように、垂
直パイプ12どうしを水平な連結部材13にて門形に連
結したものである。そして、水平パイプ11の下面側両
端には、内ネジを有したパイプ14が取り付けられ、こ
のパイプ14に高さ調整用のネジ部を有した支持用アジ
ャスタ15がネジ込まれている。なお、垂直パイプ12
間の距離は便器1の左右幅よりやや大きく、連結部材1
3は便器1より上方に配置されるようになっている。
に、水平パイプ11の後部側に垂直パイプ12を十字形
に取り付けた一対のものを、図5で示されるように、垂
直パイプ12どうしを水平な連結部材13にて門形に連
結したものである。そして、水平パイプ11の下面側両
端には、内ネジを有したパイプ14が取り付けられ、こ
のパイプ14に高さ調整用のネジ部を有した支持用アジ
ャスタ15がネジ込まれている。なお、垂直パイプ12
間の距離は便器1の左右幅よりやや大きく、連結部材1
3は便器1より上方に配置されるようになっている。
【0022】昇降フレーム20は、図5で示されるよう
に、下部側が支持フレーム10の垂直パイプ12に差し
込まれる逆U字形のUパイプ21の中間部を、水平な昇
降パイプ22で連結し、Uパイプ21の昇降パイプ22
上方位置から、図6で示されるように、支持フレーム1
0の水平パイプ11と平行に、前方に向かって一対のア
ームレストパイプ23を取り付けたものである。昇降パ
イプ22は、図6で示されるように、パイプ中心線がU
パイプ21のパイプ中心線側に近接した状態で配置され
ており、昇降パイプ22とUパイプ21との接合部は互
いに切り欠かれた状態となっている。
に、下部側が支持フレーム10の垂直パイプ12に差し
込まれる逆U字形のUパイプ21の中間部を、水平な昇
降パイプ22で連結し、Uパイプ21の昇降パイプ22
上方位置から、図6で示されるように、支持フレーム1
0の水平パイプ11と平行に、前方に向かって一対のア
ームレストパイプ23を取り付けたものである。昇降パ
イプ22は、図6で示されるように、パイプ中心線がU
パイプ21のパイプ中心線側に近接した状態で配置され
ており、昇降パイプ22とUパイプ21との接合部は互
いに切り欠かれた状態となっている。
【0023】Uパイプ21の前面側のアームレストパイ
プ23の取り付け位置から上方側には、図5で示される
ように、FRP製の逆T字形の背もたれ24が取り付け
られている。また、アームレストパイプ23の前部側外
面には、図6で示されるように、樹脂性のグリップパイ
プ25が取り付けられ、かつ、アームレストパイプ23
の前部側には長孔26aを有した支持パイプ26が下向
きに取り付けられている。さらに、Uパイプ21の昇降
パイプ22より下方位置の前面側には、支持フレーム1
0の垂直パイプ12に沿って下方に延びる逆L字形の支
持板27が取り付けられている。なお、図2で示される
ように、支持パイプ26等はジャバラ状のパイプカバー
で覆われている。
プ23の取り付け位置から上方側には、図5で示される
ように、FRP製の逆T字形の背もたれ24が取り付け
られている。また、アームレストパイプ23の前部側外
面には、図6で示されるように、樹脂性のグリップパイ
プ25が取り付けられ、かつ、アームレストパイプ23
の前部側には長孔26aを有した支持パイプ26が下向
きに取り付けられている。さらに、Uパイプ21の昇降
パイプ22より下方位置の前面側には、支持フレーム1
0の垂直パイプ12に沿って下方に延びる逆L字形の支
持板27が取り付けられている。なお、図2で示される
ように、支持パイプ26等はジャバラ状のパイプカバー
で覆われている。
【0024】ここで、Uパイプ21の下部側は、昇降フ
レーム20が上昇した場合に、この昇降フレーム20が
支持フレーム10側に充分に支持されるよう、支持フレ
ーム10の垂直パイプ12内に充分に差し込まれてい
る。
レーム20が上昇した場合に、この昇降フレーム20が
支持フレーム10側に充分に支持されるよう、支持フレ
ーム10の垂直パイプ12内に充分に差し込まれてい
る。
【0025】便座受け30は、図7で示されるように、
中央部に卵形の凹部30aを有したほぼ蹄鉄形状をした
もので、主要部は所定厚さのFRP板から構成されてい
る。便座受け30の後部側には、後支持部30bが左右
に突出しており、この後支持部30bに、図6で示され
るように、支持金具30cが取り付けられている。そし
て、支持金具30cと昇降フレーム20の支持板27の
下端とがピン30dにより回動自在に連結されている。
また、便座受け30の前部側には前支持部30eが左右
に突出しており、この前支持部30eが角度調整機構4
0を介して、昇降フレーム20の支持パイプ26に支持
されている。
中央部に卵形の凹部30aを有したほぼ蹄鉄形状をした
もので、主要部は所定厚さのFRP板から構成されてい
る。便座受け30の後部側には、後支持部30bが左右
に突出しており、この後支持部30bに、図6で示され
るように、支持金具30cが取り付けられている。そし
て、支持金具30cと昇降フレーム20の支持板27の
下端とがピン30dにより回動自在に連結されている。
また、便座受け30の前部側には前支持部30eが左右
に突出しており、この前支持部30eが角度調整機構4
0を介して、昇降フレーム20の支持パイプ26に支持
されている。
【0026】なお、衛生洗浄装置3は便座受け30の後
部側上面にボルト等を介して固定され、後端4aが衛生
洗浄装置3に回動自在に支持される便座4は便座受け3
0の凹部30aが形成されている前部側上面に載置され
た状態で支持されている。この場合、便座4は後端4a
を中心に便座受け30の上方側に対して、上下方向に揺
動(開閉)自在となっている。
部側上面にボルト等を介して固定され、後端4aが衛生
洗浄装置3に回動自在に支持される便座4は便座受け3
0の凹部30aが形成されている前部側上面に載置され
た状態で支持されている。この場合、便座4は後端4a
を中心に便座受け30の上方側に対して、上下方向に揺
動(開閉)自在となっている。
【0027】角度調整機構40は、図8で示されるよう
に、上部41aが昇降フレーム20の支持パイプ26内
に差し込まれ、下部の支持端41bが便座受け30の前
支持部30e下面側に延びている、T字形をした位置決
め手段としての支持部材41と、便座受け30の前支持
部30eの下面側に取り付けられ、支持部材41の支持
端41bを下方側から支持して、この支持部材41の下
方への落下を防止する受部材42と、支持パイプ26の
長孔26aに臨ませて支持部材41の上部41aに形成
された複数のネジ孔43の1つに螺合し、支持部材41
を昇降フレーム20側に支持させる支持位置調整手段と
してのネジ部材44とから構成されている。
に、上部41aが昇降フレーム20の支持パイプ26内
に差し込まれ、下部の支持端41bが便座受け30の前
支持部30e下面側に延びている、T字形をした位置決
め手段としての支持部材41と、便座受け30の前支持
部30eの下面側に取り付けられ、支持部材41の支持
端41bを下方側から支持して、この支持部材41の下
方への落下を防止する受部材42と、支持パイプ26の
長孔26aに臨ませて支持部材41の上部41aに形成
された複数のネジ孔43の1つに螺合し、支持部材41
を昇降フレーム20側に支持させる支持位置調整手段と
してのネジ部材44とから構成されている。
【0028】この場合、支持部材41の上部41aは支
持パイプ26中に上下に摺動自在に配置されている。ま
た、支持部材41の支持端41bは便座受け30の前支
持部30e下面や受部材42の上面に沿って摺動自在に
配置され、かつ、これらの面に対して回動自在に配置さ
れている。
持パイプ26中に上下に摺動自在に配置されている。ま
た、支持部材41の支持端41bは便座受け30の前支
持部30e下面や受部材42の上面に沿って摺動自在に
配置され、かつ、これらの面に対して回動自在に配置さ
れている。
【0029】支持部材41の上部41aには、例えばネ
ジ孔43が3つ形成されている。下ネジ孔43Aにネジ
部材44が螺合されている場合、昇降フレーム20の上
昇によって、支持パイプ26の下端とネジ部材44とが
直ちに係合する。このため、便座受け30の後支持部3
0b側と前支持部30e側とが同時に移動し、便座受け
30は、図6中矢印D1で示されるように、水平な状態
で昇降される。
ジ孔43が3つ形成されている。下ネジ孔43Aにネジ
部材44が螺合されている場合、昇降フレーム20の上
昇によって、支持パイプ26の下端とネジ部材44とが
直ちに係合する。このため、便座受け30の後支持部3
0b側と前支持部30e側とが同時に移動し、便座受け
30は、図6中矢印D1で示されるように、水平な状態
で昇降される。
【0030】また、中ネジ孔43Bにネジ部材44が螺
合されている場合、昇降フレーム20の上昇によって、
便座受け30の後支持部30b側は直ちに上昇するが、
便座受け30の前支持部30e側は、支持パイプ26と
支持部材41とが相対的に移動し、支持パイプ26の長
孔26aの下端とネジ部材44とが係合するまで移動し
ない。したがって、便座受け30はその前支持部30e
側が下ネジ孔43Aと中ネジ孔43B間の距離L1(図
8参照)だけ下方に下げられ、図6中矢印D2で示され
るように、前部側が下向きに傾斜された状態で昇降され
る。
合されている場合、昇降フレーム20の上昇によって、
便座受け30の後支持部30b側は直ちに上昇するが、
便座受け30の前支持部30e側は、支持パイプ26と
支持部材41とが相対的に移動し、支持パイプ26の長
孔26aの下端とネジ部材44とが係合するまで移動し
ない。したがって、便座受け30はその前支持部30e
側が下ネジ孔43Aと中ネジ孔43B間の距離L1(図
8参照)だけ下方に下げられ、図6中矢印D2で示され
るように、前部側が下向きに傾斜された状態で昇降され
る。
【0031】さらに、上ネジ孔43Cにネジ部材44が
螺合されている場合、同様に便座受け30は、その前支
持部30e側が後支持部30b側に比べて、下ネジ孔4
3Aと上ネジ孔43C間の距離L2(図8参照)だけ下
方に下げられ、図6図中矢印D3で示されるように、前
部側が下向きに更に傾斜された状態で昇降される。
螺合されている場合、同様に便座受け30は、その前支
持部30e側が後支持部30b側に比べて、下ネジ孔4
3Aと上ネジ孔43C間の距離L2(図8参照)だけ下
方に下げられ、図6図中矢印D3で示されるように、前
部側が下向きに更に傾斜された状態で昇降される。
【0032】すなわち、この角度調整機構40では、支
持部材41をネジ部材44を介して昇降フレーム20側
に取り付け、この支持部材41により、一端が昇降フレ
ーム20側に回動自在に取り付けられた便座受け30の
他端側を支持させて、この便座受け30を傾斜させるよ
うにする。そして、便座受け30の傾斜角を変更する場
合は、昇降フレーム20による支持部材41の支持位置
をネジ部材44を介して変更する。このことにより、上
昇時の便座受け30に対する支持部材41の支持タイミ
ングがずれて、便座受け30は所望の角度に傾斜され
る。
持部材41をネジ部材44を介して昇降フレーム20側
に取り付け、この支持部材41により、一端が昇降フレ
ーム20側に回動自在に取り付けられた便座受け30の
他端側を支持させて、この便座受け30を傾斜させるよ
うにする。そして、便座受け30の傾斜角を変更する場
合は、昇降フレーム20による支持部材41の支持位置
をネジ部材44を介して変更する。このことにより、上
昇時の便座受け30に対する支持部材41の支持タイミ
ングがずれて、便座受け30は所望の角度に傾斜され
る。
【0033】なお、上記説明は便座受け30の傾斜角変
更に関するものであるが、便座受け30と便座4とは一
体的に移動するため、この角度調整機構40では、便座
4の昇降時の傾斜角が調整(変更)できる。
更に関するものであるが、便座受け30と便座4とは一
体的に移動するため、この角度調整機構40では、便座
4の昇降時の傾斜角が調整(変更)できる。
【0034】駆動制御装置50は、図9で示されるよう
に、昇降フレーム20の昇降パイプ22内に軸受け5
2,53を介して回動自在に支持されるピニオン軸51
と、Uパイプ21側に臨んだピニオン軸51の両端に取
り付けられたピニオンギヤ54と、このピニオンギヤ5
4に噛合するとともに、下端が支持フレーム10側に固
定された状態で昇降フレーム20の昇降パイプ22内に
配置されるラック55と、昇降フレーム20側に取り付
けられ、ピニオン軸51に回転力を伝える減速ギヤユニ
ット56と、減速ギヤユニット56に取り付けられ、こ
の減速ギヤユニット56に回転力を伝える駆動モータ5
7と、昇降フレーム20の上昇限界点と下降限界点にお
いて、駆動モータ57の作動を停止させるリミッタユニ
ット58と、駆動モータ57を作動させる手元スイッチ
59(図3等参照)と、減速ギヤユニット56の一側に
取り付けられる図示されない制御ユニットと、カバーボ
ックス60と、電源ケーブル61等とから構成されてい
る。
に、昇降フレーム20の昇降パイプ22内に軸受け5
2,53を介して回動自在に支持されるピニオン軸51
と、Uパイプ21側に臨んだピニオン軸51の両端に取
り付けられたピニオンギヤ54と、このピニオンギヤ5
4に噛合するとともに、下端が支持フレーム10側に固
定された状態で昇降フレーム20の昇降パイプ22内に
配置されるラック55と、昇降フレーム20側に取り付
けられ、ピニオン軸51に回転力を伝える減速ギヤユニ
ット56と、減速ギヤユニット56に取り付けられ、こ
の減速ギヤユニット56に回転力を伝える駆動モータ5
7と、昇降フレーム20の上昇限界点と下降限界点にお
いて、駆動モータ57の作動を停止させるリミッタユニ
ット58と、駆動モータ57を作動させる手元スイッチ
59(図3等参照)と、減速ギヤユニット56の一側に
取り付けられる図示されない制御ユニットと、カバーボ
ックス60と、電源ケーブル61等とから構成されてい
る。
【0035】ラック55はUパイプ21の下端側から上
部側まで延びており、Uパイプ21との間でガタツキが
生じないよう背面側には案内部材(図示せず)が取り付
けられている。ピニオン軸51と減速ギヤユニット56
の出力軸56aの一端とはコネクタ(図示せず)により
連結されているとともに、出力軸56aの減速ギヤユニ
ット56から突出する他端には、リミッタユニット58
の小ギヤ58aが取り付けられている。リミッタユニッ
ト58は、小ギヤ58aと、これに噛合する大ギヤ58
bと、大ギヤ58bに取り付けられたピン58cと、ピ
ン58cと係脱する一対の上限リミッタ58d及び下限
リミッタ58eとから構成されている。
部側まで延びており、Uパイプ21との間でガタツキが
生じないよう背面側には案内部材(図示せず)が取り付
けられている。ピニオン軸51と減速ギヤユニット56
の出力軸56aの一端とはコネクタ(図示せず)により
連結されているとともに、出力軸56aの減速ギヤユニ
ット56から突出する他端には、リミッタユニット58
の小ギヤ58aが取り付けられている。リミッタユニッ
ト58は、小ギヤ58aと、これに噛合する大ギヤ58
bと、大ギヤ58bに取り付けられたピン58cと、ピ
ン58cと係脱する一対の上限リミッタ58d及び下限
リミッタ58eとから構成されている。
【0036】また、駆動モータ57や制御ユニットへの
電源供給は、図2で示されるように、一端がトイレ10
0のコンセント104に差し込まれた電源ケーブル61
を介してなされる。この場合、駆動モータ57等の昇降
を考慮して、電源ケーブル61は充分にたゆませた状態
でカバーボックス60の下部側に取り付けられる。ま
た、手元スイッチ59から制御ユニットまでの配線はア
ームレストパイプ23内等を利用して行なわれる。この
場合、左右のアームレストパイプ23内のいずれにも配
線がなされており、手元スイッチ59は左右のいずれの
アームレストパイプ23側にも簡単に取り付けられるよ
うになっている。
電源供給は、図2で示されるように、一端がトイレ10
0のコンセント104に差し込まれた電源ケーブル61
を介してなされる。この場合、駆動モータ57等の昇降
を考慮して、電源ケーブル61は充分にたゆませた状態
でカバーボックス60の下部側に取り付けられる。ま
た、手元スイッチ59から制御ユニットまでの配線はア
ームレストパイプ23内等を利用して行なわれる。この
場合、左右のアームレストパイプ23内のいずれにも配
線がなされており、手元スイッチ59は左右のいずれの
アームレストパイプ23側にも簡単に取り付けられるよ
うになっている。
【0037】ここで、この駆動制御装置50の動作につ
いて説明する。手元スイッチ59を上側にONすれば、
駆動モータ57が正転し、減速ギヤユニット56を介し
て、ピニオン軸51が図9中矢印C1方向に回転する。
このため、ピニオンギヤ54も同方向に回転し、ラック
55に噛合しつつ上方に移動する。したがって、ピニオ
ン軸51及び軸受け52,53を介して、昇降パイプ2
2が上方に持ち上げられ、昇降フレーム20は減速ギヤ
ユニット56等とともに支持フレーム10にガイドされ
つつ上昇する。また、手元スイッチ59を下側にONす
れば、駆動モータ57が逆転し、同様にして昇降フレー
ム20は下降する。
いて説明する。手元スイッチ59を上側にONすれば、
駆動モータ57が正転し、減速ギヤユニット56を介し
て、ピニオン軸51が図9中矢印C1方向に回転する。
このため、ピニオンギヤ54も同方向に回転し、ラック
55に噛合しつつ上方に移動する。したがって、ピニオ
ン軸51及び軸受け52,53を介して、昇降パイプ2
2が上方に持ち上げられ、昇降フレーム20は減速ギヤ
ユニット56等とともに支持フレーム10にガイドされ
つつ上昇する。また、手元スイッチ59を下側にONす
れば、駆動モータ57が逆転し、同様にして昇降フレー
ム20は下降する。
【0038】一方、減速ギヤユニット56の出力軸56
aの回転は、リミッタユニット58に伝えられ、小ギヤ
58a及び大ギヤ58bを介してピン58cを移動させ
る。したがって、ピン58cが上限リミッタ58d又は
下限リミッタ58eにつき当たれば、駆動モータ57の
作動が停止され、昇降フレーム20の昇降は停止され
る。
aの回転は、リミッタユニット58に伝えられ、小ギヤ
58a及び大ギヤ58bを介してピン58cを移動させ
る。したがって、ピン58cが上限リミッタ58d又は
下限リミッタ58eにつき当たれば、駆動モータ57の
作動が停止され、昇降フレーム20の昇降は停止され
る。
【0039】なお、便座受け30が便器1のすぐ上の位
置にある場合、下限リミッタ58eが作動され、昇降フ
レーム20が上昇して不安定等になる位置にある場合、
上限リミッタ58dが作動される。
置にある場合、下限リミッタ58eが作動され、昇降フ
レーム20が上昇して不安定等になる位置にある場合、
上限リミッタ58dが作動される。
【0040】つぎに、この便座昇降装置5の便器1側へ
の取り付け動作を図2乃至図4を参照しつつ説明する。
まず、便座昇降装置5の便座受け30上に衛生洗浄装置
3を取り付け、便座4を便座受け30上に支持させる。
この場合、便座受け30の後支持部30b側の高さは、
下限リミッタ58eが作動する標準的な高さにセットし
ておく。つぎに、便座昇降装置5の後部側のUパイプ2
1側を、便器1の前部側から後部側に向かって押し込
み、便座受け30上の便座4と便器1との前後・左右の
位置合わせを行なって、支持フレーム10を便器1周り
にセットする。この場合、支持フレーム10の連結部材
13は水タンク近傍の便器1の上方に位置決めされる。
の取り付け動作を図2乃至図4を参照しつつ説明する。
まず、便座昇降装置5の便座受け30上に衛生洗浄装置
3を取り付け、便座4を便座受け30上に支持させる。
この場合、便座受け30の後支持部30b側の高さは、
下限リミッタ58eが作動する標準的な高さにセットし
ておく。つぎに、便座昇降装置5の後部側のUパイプ2
1側を、便器1の前部側から後部側に向かって押し込
み、便座受け30上の便座4と便器1との前後・左右の
位置合わせを行なって、支持フレーム10を便器1周り
にセットする。この場合、支持フレーム10の連結部材
13は水タンク近傍の便器1の上方に位置決めされる。
【0041】つぎに、支持フレーム10の4つのアジャ
スタ15を同量だけ調整して、便座受け30の後支持部
30b側が便器1の上面より僅か(数ミリ)だけ、上方
に位置決めされるようにする。つづいて、角度調整機構
40のネジ部材44を支持部材41の例えば中ネジ孔4
3Bに螺合させ、便座受け30、すなわち便座4の昇降
時の傾斜角を決定する。このことにより、便座受け30
の前支持部30e側は、支持部材41により支持され
ず、便器1の上面上に支持される。そして、便座受け3
0及び便座4等は便器1のすぐ上に水平な状態で位置決
めされる。最後に、衛生洗浄装置3のフレキシブルチュ
ーブ3cを3方弁102に連結するとともに、この衛生
洗浄装置3及び便座昇降装置5の電源ケーブル3d,6
1をコンセント104に差し込めば、便座昇降装置5の
取り付けは完了する。
スタ15を同量だけ調整して、便座受け30の後支持部
30b側が便器1の上面より僅か(数ミリ)だけ、上方
に位置決めされるようにする。つづいて、角度調整機構
40のネジ部材44を支持部材41の例えば中ネジ孔4
3Bに螺合させ、便座受け30、すなわち便座4の昇降
時の傾斜角を決定する。このことにより、便座受け30
の前支持部30e側は、支持部材41により支持され
ず、便器1の上面上に支持される。そして、便座受け3
0及び便座4等は便器1のすぐ上に水平な状態で位置決
めされる。最後に、衛生洗浄装置3のフレキシブルチュ
ーブ3cを3方弁102に連結するとともに、この衛生
洗浄装置3及び便座昇降装置5の電源ケーブル3d,6
1をコンセント104に差し込めば、便座昇降装置5の
取り付けは完了する。
【0042】なお、支持フレーム10の下端に、例えば
キャスターを取り付ければ、この便座昇降装置5の便器
1側への取り付け作業は、更に容易となる。
キャスターを取り付ければ、この便座昇降装置5の便器
1側への取り付け作業は、更に容易となる。
【0043】つぎに、便座昇降装置5の動作を図10等
を参照しつつ説明する。まず、手元スイッチ59を上側
にONして、昇降フレーム20を所定の高さまで上昇さ
せる。この場合、便座受け30は図6の矢印D2で示さ
れる角度だけ前部側が下方に傾斜されるため、便座4も
同じ角度だけ前部側が傾斜される。つぎに使用者は便座
4側にゆっくり腰を落し込んでいき、便座4に着座す
る。つづいて、グリップパイプ25に両腕をのせ、か
つ、背もたれ24に充分に寄りかかった状態で、手元ス
イッチ59を下側にONして昇降フレーム20を下降さ
せる。
を参照しつつ説明する。まず、手元スイッチ59を上側
にONして、昇降フレーム20を所定の高さまで上昇さ
せる。この場合、便座受け30は図6の矢印D2で示さ
れる角度だけ前部側が下方に傾斜されるため、便座4も
同じ角度だけ前部側が傾斜される。つぎに使用者は便座
4側にゆっくり腰を落し込んでいき、便座4に着座す
る。つづいて、グリップパイプ25に両腕をのせ、か
つ、背もたれ24に充分に寄りかかった状態で、手元ス
イッチ59を下側にONして昇降フレーム20を下降さ
せる。
【0044】そして、図10の(a)で示されるよう
に、便座受け30の前部側が便器1上に接すると、角度
調整機構40のネジ部材44と昇降フレーム20の支持
パイプ26との係合は解除されるため、昇降フレーム2
0による便座受け30の前部側の支持は解除される。こ
の場合、支持部材41が支持パイプ26内に入り込むた
め、便座受け30の前部側は便器1上に支持されつつ、
しだいに水平な状態となる。そして、下限リミッタ58
eが作動して昇降フレーム20の下降が停止されると、
図10の(b)で示されるように、便座受け30及び便
座4は便器1上に水平に位置決めされ、使用者は用便体
勢をとることができる。
に、便座受け30の前部側が便器1上に接すると、角度
調整機構40のネジ部材44と昇降フレーム20の支持
パイプ26との係合は解除されるため、昇降フレーム2
0による便座受け30の前部側の支持は解除される。こ
の場合、支持部材41が支持パイプ26内に入り込むた
め、便座受け30の前部側は便器1上に支持されつつ、
しだいに水平な状態となる。そして、下限リミッタ58
eが作動して昇降フレーム20の下降が停止されると、
図10の(b)で示されるように、便座受け30及び便
座4は便器1上に水平に位置決めされ、使用者は用便体
勢をとることができる。
【0045】用便後の衛生洗浄装置3を使用した局部洗
浄等が終了すると、手元スイッチ59を上側にONし
て、昇降フレーム20を上昇させる。この場合、便座受
け30の後部側が所定距離、すなわち、角度調整機構4
0の下ネジ孔43Aと中ネジ孔43B間の距離L1(図
8参照)だけ持ち上がると、角度調整機構40のネジ部
材44と昇降フレーム20の支持パイプ26とが係合
し、便座受け30の前部側も上昇する。したがって、便
座4はその前部側が上記所定距離だけ下がった傾斜状態
でそのまま上昇する。そして、使用者が適当と思う高さ
まで便座4を上昇させると、手元スイッチ59をOFF
状態にする。この状態で、使用者は便座4からゆっくり
離れればよい。
浄等が終了すると、手元スイッチ59を上側にONし
て、昇降フレーム20を上昇させる。この場合、便座受
け30の後部側が所定距離、すなわち、角度調整機構4
0の下ネジ孔43Aと中ネジ孔43B間の距離L1(図
8参照)だけ持ち上がると、角度調整機構40のネジ部
材44と昇降フレーム20の支持パイプ26とが係合
し、便座受け30の前部側も上昇する。したがって、便
座4はその前部側が上記所定距離だけ下がった傾斜状態
でそのまま上昇する。そして、使用者が適当と思う高さ
まで便座4を上昇させると、手元スイッチ59をOFF
状態にする。この状態で、使用者は便座4からゆっくり
離れればよい。
【0046】また、例えば使用者の足や腰等の弱り方が
激しく、使用者が中腰姿勢をほとんどとれない場合、角
度調整機構40のネジ部材44を支持部材41の上ネジ
孔43Cに螺合させる。このことにより、便座4の前部
側は、下ネジ孔43Cから上ネジ孔43C間の距離L2
(図8参照)分だけ、後部側に対して下降するため、便
座4の傾斜角が大きくなる。したがって、便座4の傾斜
角が大きくなった分、使用者が中腰姿勢をとる時間が短
くなり、足や腰等の弱り方が激しい者でも、この便座昇
降装置5を使用すれば、楽に便座4に着座でき、かつ、
便座4から楽に離れることができるようになる。但し、
便座4の傾斜角が大きくなるにしたがい、着座時の安定
感が悪くなるため、使用者の足や腰等の弱り方の程度に
よって便座4の傾斜角は適正なものが選択される必要が
ある。
激しく、使用者が中腰姿勢をほとんどとれない場合、角
度調整機構40のネジ部材44を支持部材41の上ネジ
孔43Cに螺合させる。このことにより、便座4の前部
側は、下ネジ孔43Cから上ネジ孔43C間の距離L2
(図8参照)分だけ、後部側に対して下降するため、便
座4の傾斜角が大きくなる。したがって、便座4の傾斜
角が大きくなった分、使用者が中腰姿勢をとる時間が短
くなり、足や腰等の弱り方が激しい者でも、この便座昇
降装置5を使用すれば、楽に便座4に着座でき、かつ、
便座4から楽に離れることができるようになる。但し、
便座4の傾斜角が大きくなるにしたがい、着座時の安定
感が悪くなるため、使用者の足や腰等の弱り方の程度に
よって便座4の傾斜角は適正なものが選択される必要が
ある。
【0047】以上のように、この便座昇降装置5では、
便座4を前部側を低く後部側を高くした傾斜状態で昇降
させるようにしているため、身体弱体者(足や腰の不自
由な身体障害者、介護の必要な病人、足腰の弱った高齢
者)は、この便座昇降装置5を使用することにより、自
力で中腰の姿勢をほとんどとることなく、楽に便座4に
着座でき、かつ、便座4から楽に離れることができる。
この場合、用便時には、便座4は水平に位置決めされる
ため、用便も楽にすますことができる。
便座4を前部側を低く後部側を高くした傾斜状態で昇降
させるようにしているため、身体弱体者(足や腰の不自
由な身体障害者、介護の必要な病人、足腰の弱った高齢
者)は、この便座昇降装置5を使用することにより、自
力で中腰の姿勢をほとんどとることなく、楽に便座4に
着座でき、かつ、便座4から楽に離れることができる。
この場合、用便時には、便座4は水平に位置決めされる
ため、用便も楽にすますことができる。
【0048】また、この便座昇降装置5では、足や腰等
の弱り方の程度や障害や病気の程度に応じて、便座4の
傾斜角を簡単に変えることができるため、障害の程度等
が異なる種々の身体弱体者が、この便座昇降装置5を使
用することにより、楽に便座4に着座でき、かつ、便座
4から楽に離れることができる。
の弱り方の程度や障害や病気の程度に応じて、便座4の
傾斜角を簡単に変えることができるため、障害の程度等
が異なる種々の身体弱体者が、この便座昇降装置5を使
用することにより、楽に便座4に着座でき、かつ、便座
4から楽に離れることができる。
【0049】さらに、この便座昇降装置5では、便座4
のみでなく普及タイプの衛生洗浄装置3も便座4ととも
に昇降できるため、身体弱体者もこのような衛生洗浄装
置3の恩恵を容易に受けることができるようになる。
のみでなく普及タイプの衛生洗浄装置3も便座4ととも
に昇降できるため、身体弱体者もこのような衛生洗浄装
置3の恩恵を容易に受けることができるようになる。
【0050】また、この便座昇降装置5では、便座4が
便座受け30を介して、前部側と後部側との両端で支持
されているため、昇降中に便座4が上下に撓んで、使用
者に不快な気持ちをいだかせることはない。
便座受け30を介して、前部側と後部側との両端で支持
されているため、昇降中に便座4が上下に撓んで、使用
者に不快な気持ちをいだかせることはない。
【0051】図11は角度調整機構の変更実施例を示す
図である。この場合、角度調整機構40は、一端45a
が昇降フレーム20のUパイプ21側に回動自在に支持
され、他端に便座受け30用の支持部45bが形成され
るとともに、中間部に貫通孔45cが形成された位置決
め手段としての支持部材45と、Uパイプ21に取り付
けられ、支持部材45の一端45a側から等距離にある
位置に、支持部材45の貫通孔45cに連通する複数の
支持孔47を有した固定板46と、固定板46の支持孔
46aと支持部材45の貫通孔45cに連続して差し込
まれ、支持部材45を昇降フレーム20側に支持させる
支持位置調整手段としてのピン48とから構成されてい
る。
図である。この場合、角度調整機構40は、一端45a
が昇降フレーム20のUパイプ21側に回動自在に支持
され、他端に便座受け30用の支持部45bが形成され
るとともに、中間部に貫通孔45cが形成された位置決
め手段としての支持部材45と、Uパイプ21に取り付
けられ、支持部材45の一端45a側から等距離にある
位置に、支持部材45の貫通孔45cに連通する複数の
支持孔47を有した固定板46と、固定板46の支持孔
46aと支持部材45の貫通孔45cに連続して差し込
まれ、支持部材45を昇降フレーム20側に支持させる
支持位置調整手段としてのピン48とから構成されてい
る。
【0052】そして、例えば支持部材45の貫通孔45
cと上支持孔47Aとを連通させ、ここにピン48を差
し込めば、便座受け30の後支持部30bより前方側が
支持部材45の支持部45bによって支持され、便座受
け30は水平な状態で昇降される。また、支持部材45
の貫通孔45cと中支持孔47Bとを連通させ、ここに
ピン48を差し込めば、同様に便座受け30の後支持部
30bより前方側が支持部材45により支持され、便座
受け30は前部側が下方に下げられた傾斜状態で昇降さ
れる。
cと上支持孔47Aとを連通させ、ここにピン48を差
し込めば、便座受け30の後支持部30bより前方側が
支持部材45の支持部45bによって支持され、便座受
け30は水平な状態で昇降される。また、支持部材45
の貫通孔45cと中支持孔47Bとを連通させ、ここに
ピン48を差し込めば、同様に便座受け30の後支持部
30bより前方側が支持部材45により支持され、便座
受け30は前部側が下方に下げられた傾斜状態で昇降さ
れる。
【0053】この場合、昇降フレーム20が下降し、便
座受け30の前部側が便器1に接すると、支持部材45
の支持部45bは便座受け30から離れ、便座4の前部
側は便器1に支持され、しだいに水平な状態で位置決め
される。また、昇降フレーム20が上昇し、便器1上に
水平に位置決めされた便座受け30の後支持部30bが
所定距離だけ持ち上げられると、再び支持部材45の支
持部45bが便座受け30に当接し、この支持部材45
によって便座受け30の後支持部30bより前方側が支
持される。
座受け30の前部側が便器1に接すると、支持部材45
の支持部45bは便座受け30から離れ、便座4の前部
側は便器1に支持され、しだいに水平な状態で位置決め
される。また、昇降フレーム20が上昇し、便器1上に
水平に位置決めされた便座受け30の後支持部30bが
所定距離だけ持ち上げられると、再び支持部材45の支
持部45bが便座受け30に当接し、この支持部材45
によって便座受け30の後支持部30bより前方側が支
持される。
【0054】以上のように、この角度調整機構40にお
いても、便座4の昇降時の傾斜角を簡単に変えることが
でき、障害の程度が異なる種々の身体弱体者が、この角
度調整機構40を備えた便座昇降装置5を使用すること
により、楽に便座4に着座でき、かつ、便座4から楽に
離れることができる。
いても、便座4の昇降時の傾斜角を簡単に変えることが
でき、障害の程度が異なる種々の身体弱体者が、この角
度調整機構40を備えた便座昇降装置5を使用すること
により、楽に便座4に着座でき、かつ、便座4から楽に
離れることができる。
【0055】なお、図8で示される角度調整機構40に
おいて、受部材42を用いず、ネジ部材44が支持パイ
プ26に係合する位置まで支持部材41を下降させてお
くようにしてもよい。また、ネジ部材44を用いず、支
持パイプ26内に雌ネジを形成するとともに、支持部材
41に雄ネジを形成して、これらを螺合させることによ
り、支持部材41の上下の位置調整をするようにしても
よい。
おいて、受部材42を用いず、ネジ部材44が支持パイ
プ26に係合する位置まで支持部材41を下降させてお
くようにしてもよい。また、ネジ部材44を用いず、支
持パイプ26内に雌ネジを形成するとともに、支持部材
41に雄ネジを形成して、これらを螺合させることによ
り、支持部材41の上下の位置調整をするようにしても
よい。
【0056】また、上記便座昇降装置5においては、便
座受け30に衛生洗浄装置3と一体となった便座4を支
持させたが、便座4の後端側を便座受け30側に直接回
動自在に支持させるようにして、便座4のみを便座受け
30側に支持させるようにしても、同様の効果を得るこ
とができる。この場合、加熱機能を有した便座、例えば
東陶機器(株)製便座(商品名;ウォームレットS2,
G2)を取り付けることもできる。また、便座4の強度
が所定値以上あれば、便座受け30を用いず、直接便座
4を昇降フレーム20側に取り付けるようにしても、同
様の効果を得ることができる。
座受け30に衛生洗浄装置3と一体となった便座4を支
持させたが、便座4の後端側を便座受け30側に直接回
動自在に支持させるようにして、便座4のみを便座受け
30側に支持させるようにしても、同様の効果を得るこ
とができる。この場合、加熱機能を有した便座、例えば
東陶機器(株)製便座(商品名;ウォームレットS2,
G2)を取り付けることもできる。また、便座4の強度
が所定値以上あれば、便座受け30を用いず、直接便座
4を昇降フレーム20側に取り付けるようにしても、同
様の効果を得ることができる。
【0057】さらに、上記便座昇降装置5においては、
昇降フレーム20を介した便座4の昇降を手元スイッチ
59のみで行なったが、手元スイッチ59の他、別置の
リモートコントローラを用いて昇降が行なえるようにし
てもよい。便座昇降装置5の使用後は、便座4が上昇位
置にあるため、特に健常者がこの便器装置を使用する場
合、リモートコントローラが使用できれば、便座4を着
座前に簡単に下降させることができるからである。
昇降フレーム20を介した便座4の昇降を手元スイッチ
59のみで行なったが、手元スイッチ59の他、別置の
リモートコントローラを用いて昇降が行なえるようにし
てもよい。便座昇降装置5の使用後は、便座4が上昇位
置にあるため、特に健常者がこの便器装置を使用する場
合、リモートコントローラが使用できれば、便座4を着
座前に簡単に下降させることができるからである。
【0058】さらに、上記便座昇降装置5において、昇
降フレーム20のアームレストパイプ23の便座受け3
0に対する高さや、アームレストパイプ23間の距離を
調整できるようにしてもよい。また、車椅子使用者を考
慮して、少なくとも一方側のアームレストパイプ23を
支持パイプ26等を含めて上下に開閉できるようにして
もよい。更に、昇降フレーム20の昇降速度を変えるこ
とができるようにしてもよい。
降フレーム20のアームレストパイプ23の便座受け3
0に対する高さや、アームレストパイプ23間の距離を
調整できるようにしてもよい。また、車椅子使用者を考
慮して、少なくとも一方側のアームレストパイプ23を
支持パイプ26等を含めて上下に開閉できるようにして
もよい。更に、昇降フレーム20の昇降速度を変えるこ
とができるようにしてもよい。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
便器上に水平に位置決めされる便座を、昇降手段によ
り、前部側を低く後部側を高くした傾斜状態で昇降させ
る便座昇降装置において、前記便座の昇降時の傾斜角を
調整する角度調整機構を備えるようにしたので、障害の
程度等が異なる種々の身体弱体者が苦痛なく便座に着座
でき、かつ便座から離れることができる。
便器上に水平に位置決めされる便座を、昇降手段によ
り、前部側を低く後部側を高くした傾斜状態で昇降させ
る便座昇降装置において、前記便座の昇降時の傾斜角を
調整する角度調整機構を備えるようにしたので、障害の
程度等が異なる種々の身体弱体者が苦痛なく便座に着座
でき、かつ便座から離れることができる。
【図1】この発明の一実施例に係る便座昇降装置を備え
た便器装置の斜視図である。
た便器装置の斜視図である。
【図2】図1の便器装置の正面図である。
【図3】図1の便器装置の側面図である。
【図4】図1の便器装置の平面図である。
【図5】図1の便座昇降装置の正面図である。
【図6】図1の便座昇降装置の側面図である。
【図7】図1の便座昇降装置の平面図である。
【図8】図1の便座昇降装置の角度調整機構周りの斜視
図である。
図である。
【図9】図1の便座昇降装置の駆動制御装置の概要を示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】図1の便座昇降装置の作用説明図である。
【図11】変更実施例に係る角度調整機構の説明図であ
る。
る。
1 便器 3 衛生洗浄装置 4 便座 5 便座昇降装置 20 昇降フレーム(昇降手段) 40 角度調整機構 41 支持部材(位置決め手段) 44 ネジ部材(支持位置調整手段) 45 支持部材(位置決め手段) 48 ピン(支持位置調整手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−176320(JP,A) 特開 平1−284247(JP,A) 実開 平6−427(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 13/10 A61G 5/00
Claims (3)
- 【請求項1】 便器上に水平に位置決めされる便座を、
昇降手段により、前部側を低く後部側を高くした傾斜状
態で昇降させる便座昇降装置において、前記便座の昇降
時の傾斜角を調整する角度調整機構を備えたことを特徴
とする便座昇降装置。 - 【請求項2】 前記角度調整機構が、前部側が上下に揺
動できるよう後端側が前記昇降手段側に支持された前記
便座を支持して、この便座を傾斜状態に位置決めする位
置決め手段と、この位置決め手段を前記昇降手段側に支
持させるとともに、この昇降手段による前記位置決め手
段の支持位置を変更させて、上昇時の前記便座に対する
前記位置決め手段の支持タイミングをずらす支持位置調
整手段とを有して構成されていることを特徴とする請求
項1記載の便座昇降装置。 - 【請求項3】 前記便座が局部洗浄用の衛生洗浄装置と
一体に構成され、この便座と衛生洗浄装置とが前記昇降
手段によって昇降されることを特徴とする請求項1又は
2記載の便座昇降装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26781593A JP3248314B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 便座昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26781593A JP3248314B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 便座昇降装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100082A JPH07100082A (ja) | 1995-04-18 |
JP3248314B2 true JP3248314B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=17449998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26781593A Expired - Fee Related JP3248314B2 (ja) | 1993-10-01 | 1993-10-01 | 便座昇降装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3248314B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0928623A (ja) * | 1995-07-14 | 1997-02-04 | Toto Ltd | トイレ用肘掛け兼手すり装置 |
JP3304723B2 (ja) * | 1995-10-20 | 2002-07-22 | 東陶機器株式会社 | 介助機能付用便装置 |
KR101932280B1 (ko) * | 2012-11-20 | 2018-12-24 | 최미선 | 양변기용 좌대의 경사조절장치 |
JP6447956B2 (ja) * | 2014-12-10 | 2019-01-09 | Toto株式会社 | 便座昇降装置 |
-
1993
- 1993-10-01 JP JP26781593A patent/JP3248314B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07100082A (ja) | 1995-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7905306B2 (en) | Home care equipment system | |
US4160292A (en) | Bath chair | |
EP0048156A2 (en) | Apparatus and method for bathing invalids | |
KR102323151B1 (ko) | 거동이 불편한 중증 환자용 자동식 휠체어 | |
US20060048296A1 (en) | Lifting toilet seat | |
JPH1119003A (ja) | 局部洗浄装置と手洗器 | |
JP3248314B2 (ja) | 便座昇降装置 | |
JP2016202225A (ja) | 便器の手摺り構造および移動用便器 | |
KR101110354B1 (ko) | 틸팅 기능을 갖는 비데 | |
JP2020075084A (ja) | 肢体不自由者用の用便介助トイレ | |
KR200329505Y1 (ko) | 안락의자 | |
EP0861060B1 (en) | Assembly of a bed and an apparatus for movement support for a person when moving into or out of a bed | |
JP3496435B2 (ja) | 衛生設備 | |
JP3304723B2 (ja) | 介助機能付用便装置 | |
NZ296497A (en) | Walking frame with drive motors to raise/lower supporting arms | |
JPH02111367A (ja) | 便器用椅子及び便器 | |
KR200336564Y1 (ko) | 좌변기용 자동 열림 변기시트 | |
JPH0518581B2 (ja) | ||
JP3531851B2 (ja) | 浴 槽 | |
JP2004313476A (ja) | 段差移動用リフト | |
JPH0280727A (ja) | 大便器 | |
JPH11114006A (ja) | 入浴補助装置 | |
JP2628073B2 (ja) | 障害者用の入浴装置 | |
JP2007275509A (ja) | 入浴用車椅子 | |
JPH09327418A (ja) | 便器用便座 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |