JP3248125B2 - NOx吸着除去装置 - Google Patents

NOx吸着除去装置

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JP3248125B2
JP3248125B2 JP07275195A JP7275195A JP3248125B2 JP 3248125 B2 JP3248125 B2 JP 3248125B2 JP 07275195 A JP07275195 A JP 07275195A JP 7275195 A JP7275195 A JP 7275195A JP 3248125 B2 JP3248125 B2 JP 3248125B2
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adsorbent
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大介 玉越
剛 加藤
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  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種道路トンネル、
山岳トンネル、海底トンネル、地下道路、シェルタ付道
路等の各種トンネルにおける大量の換気ガス(10万m3
/h以上)に含有されている低濃度のNOx(窒素酸化
物)を吸着除去するNOx吸着除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のNOx吸着除去装置としては、
いわゆるコーンタイプと称されるもので、両端にテーパ
状部を有する水平円筒密閉状反応器と、反応器内に、こ
れを長さ方向に拡散ゾーンおよび収集ゾーンに仕切るよ
うに充填されている吸着材とを備えており、反応器に、
拡散ゾーンに連通しかつ吸着材と相対する処理ガス入口
および収集ゾーンに連通しかつ吸着材と相対する処理ガ
ス出口が設けられており、処理ガス入口に導入管が、処
理ガス出口に排出菅がそれぞれ接続されており、排出菅
に再生ガス入口が、導入管に再生ガス出口がそれぞれ設
けられているものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記コーンタイプのN
Ox吸着除去装置では、吸着材の再生をする場合に備え
て、拡散ゾーンおよび収集ゾーンの大きさを、拡散ゾー
ンおよび収集ゾーンにおいて再生ガスが充分に拡散でき
る程大きく設定すれば、吸着材を通過する再生ガスの偏
流が少なくてすむが、拡散ゾーンおよび収集ゾーンの大
きさが小さいと、再生ガスが、吸着材全体のうち、処理
ガス入口および出口と相対する部分にのみ集中して通過
してしまい、再生ガスの偏流が大きくなることとなっ
た。そのため、拡散ゾーンおよび収集ゾーンが大きく設
定しがちで、そうすると、反応器全体が大きくなり、反
応器を、例えば地下空間のような限定された空間に設置
することは困難であった。
【0004】この発明は、上記問題点を解決し、反応器
を通過する再生ガスの圧力損失を低減し、省スペース化
を可能とするNOx吸着除去装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるNOx吸
着除去装置は、密閉状反応器と、反応器内に、これを拡
散ゾーンおよび収集ゾーンに仕切るように充填されてい
る吸着材とを備えており、反応器に、拡散ゾーンに連通
しかつ吸着材と相対する処理ガス入口および収集ゾーン
に連通しかつ吸着材と相対する処理ガス出口が設けられ
ているNOx吸着除去装置において、反応器に、収集ゾ
ーンに連通しかつ処理ガス出口と直交させられた再生ガ
ス入口および拡散ゾーンに連通しかつ処理ガス入口と直
交させられた再生ガス出口が設けられており、反応器の
垂直断面および水平断面が、いずれも方形状に形成され
ており、拡散ゾーンにおける吸着材と相対する壁面と再
生ガス出口と相対する壁面の交わる隅部に、これに丸み
をつけるように整流部材が盛られていることを特徴とす
るものである。
【0006】
【作用】この発明によるNOx吸着除去装置では、反応
器に、収集ゾーンに連通しかつ処理ガス出口と直交させ
られた再生ガス入口および拡散ゾーンに連通しかつ処理
ガス入口と直交させられた再生ガス出口が設けられてい
るから、入口から収集ゾーンに入れられた再生ガスは、
収集ゾーンにおいて吸着材の表面にそう方向に流れて拡
散させられ、吸着材の全体を通過した後、拡散ゾーンに
おいて吸着材の表面にそって流れて出口から出ていく。
【0007】さらに、反応器の垂直断面および水平断面
が、いずれも方形状に形成されているから、最小のスペ
ースで最大のガス通路面積が確保される。
【0008】また、拡散ゾーンにおける吸着材と相対す
る壁面と再生ガス出口と相対する壁面の交わる隅部に、
これに丸みをつけるように整流部材が盛られているか
ら、拡散ゾーンにおいて乱流が発生することが防止され
る。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
【0010】図1を参照すると、NOx吸着除去装置
は、反応器11と、反応器11内に充填されている吸着剤12
とを備えている。
【0011】反応器11は、垂直断面および水平断面をい
ずれも方形状とする箱型密閉状のもので、底壁21、頂壁
22および左右側壁23,24を有している。
【0012】底壁21には下方突出角筒状処理ガス入口31
が、頂壁22には上方突出角筒状処理ガス出口32がそれぞ
れ設けられている。これら入口31および出口32内にはダ
ンパ33,34がそれぞれ設けられている。左側壁23の中央
部を挟んでその上側には左方突出角筒状再生ガス入口35
が、その下側には左方突出角筒状再生ガス出口36がそれ
ぞれ設けられている。これら入口35および出口36の開口
端部にもダンパ37,38がそれぞれ設けられている。
【0013】吸着剤12は、反応器11内の高さの中程に配
置されている。その結果、反応器11内には、処理ガス入
口31および再生ガス出口36と連通させられた拡散ゾーン
43と、処理ガス出口32および再生ガス入口35と連通させ
られた収集ゾーン44とがそれぞれ形成されている。
【0014】拡散ゾーン43における底壁21と右側壁24が
交わる隅部には、ここに丸みをつけるように横断面略三
角形状右整流部材51が盛られている。さらに、底壁21の
処理ガス入口より左側の部分には横断面略円弧状左整流
部材52が盛られている。
【0015】処理ガスは、処理ガス入口31から反応器11
に導入され、吸着剤12を通過する間に、処理ガスに含ま
れた窒素酸化物のような目的成分が吸着除去され、この
後、処理ガス出口32から反応器11外に排出される。
【0016】処理済のガス成分の濃度が基準値を超える
か、通ガス時間が基準時間に達すると、吸着剤12を再生
する。
【0017】吸着剤12の再生は、再生ガス入口35から再
生ガスを反応器11内に導入することにより行われる。再
生ガスとしては、200〜350℃の熱風が使用され
る。反応器11内に導入された再生ガスは、吸着剤12を処
理ガスの流れとは逆方向に通過し、この間に、吸着剤12
に吸着した目的成分を脱着することにより、吸着剤12を
再生する。吸着剤12を通過した再生ガスは、再生ガス出
口36から反応器11外に排出される。排出された再生ガス
は、アンモニアを添加したSCR脱硝触媒(図示しな
い)を通過させられることにより、目的成分を除去した
後、再生ガス入口35より反応器11に導入され、循環再利
用される。
【0018】吸着剤12の再生を有効的に行うには、吸着
剤12を通過する際の再生ガスの偏流をできるだけ少なく
し、均一に流れるようにすることである。偏流が大きい
と、吸着剤12の昇温にばらつきが生じ、再生残りが生じ
たりして、再生が均一に行えなくなる恐れがあり、これ
を避けるために、必要以上の再生ガスを使用することに
なり、不経済である。また、偏流によって再生ガスに乱
流が生じると、圧力損失の上昇につながるため、再生ガ
ス送風機の運転コストの上昇にもつながる。
【0019】もし仮に、図2に示すように、右整流部材
51および左整流部材52が無いとすると、反応器11に導入
された再生ガスが吸着剤12を通過して拡散ゾーン43に流
入すると、反応器11の底壁21と左右側壁23,24が交わる
左右の隅部に渦流が生じる恐れがあるが、これが両整流
部材51、52によって防止される。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、入口から収集ゾーン
に入れられた再生ガスは、収集ゾーンにおいて吸着材の
表面にそう方向に流れて拡散させられ、吸着材の全体を
通過した後、拡散ゾーンにおいて吸着材の表面にそって
流れて出口から出ていくから、再生ガスが吸着剤を通過
する際の偏流を防止することができる。
【0021】さらに、最小のスペースで最大のガス通路
面積が確保されるから、反応器をコンパクトにすること
ができ、狭い限られたスペースでの設置が可能となる。
【0022】また、拡散ゾーンにおいて乱流が発生する
ことが防止されるから、再生ガスの圧力損失を減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による装置の垂直縦断面図である。
【図2】この発明の比較例を示す装置の図1相当の垂直
縦断面図である。
【符号の説明】
11 反応器 12 吸着剤 31 処理ガス入口 32 処理ガス出口 35 再生ガス入口 36 再生ガス出口 43 拡散ゾーン 44 収集ゾーン 51 整流部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉状反応器11と、反応器11内に、これ
    を拡散ゾーン43および収集ゾーン44に仕切るように充填
    されている吸着材12とを備えており、反応器11に、拡散
    ゾーン43に連通しかつ吸着材12と相対する処理ガス入口
    31および収集ゾーン44に連通しかつ吸着材12と相対する
    処理ガス出口32が設けられているNOx吸着除去装置に
    おいて、 反応器11に、収集ゾーン44に連通しかつ処理ガス出口32
    と直交させられた再生ガス入口35および拡散ゾーン43に
    連通しかつ処理ガス入口31と直交させられた再生ガス出
    口36が設けられており、反応器11の垂直断面および水平
    断面が、いずれも方形状に形成されており、拡散ゾーン
    43における吸着材12と相対する壁面と再生ガス出口36と
    相対する壁面の交わる隅部に、これに丸みをつけるよう
    に整流部材51が盛られていることを特徴とするNOx吸
    着除去装置。
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