JP3247679U - ２層トレーラー - Google Patents

Abstract

【課題】トレーラーの容積を拡張し、さまざまな品物をそれぞれ収納して、品物の分類収納を実現し、使用者が品物を容易に取ったり置いたりでき、折り畳み体積を小さくする、２層トレーラーを提供する。【解決手段】２層トレーラーは、矩形を呈して間隔を空けて設けられる４本のカラム、隣り合う２本のカラムの間に順にヒンジ連結されている側面折り畳み機構、上底部支持機構及び下底部支持機構を含む。カラムには、第１固定部材、第２固定部材及び第３固定部材が上から下へ順に設けられ、第１固定部材と第２固定部材との間にはスライドスリーブがスライド可能に設けられる。側面折り畳み機構はカラム上のスライドスリーブ及び第１固定部材にヒンジ連結される。上底部支持機構は４本のカラム上の第２固定部材にヒンジ連結され、下底部支持機構は４本のカラム上の第３固定部材にヒンジ連結される。【選択図】図１

Description

本考案は折り畳み式トレーラー技術分野に関し、特に２層トレーラーに関する。

日常生活、生産において、荷物や品物を搬送することがよくあり、搬送の過程でよくトレーラー工具を使用する。トレーラー工具は、押しやすく且つ時間や労力を節約するという特徴のため、物を搬送する時、大幅に適用される。収容を容易にするために、トレーラー工具は折り畳み可能な構造に設計され、非常に軽便であり、折り畳まれた後、それを車に収納して、持ち運びが容易である。ところが、従来の折り畳み式トレーラーは単層構造であり、その容量が小さく、折り畳みの体積が大きい。そして、単層構造の折り畳み式トレーラーを使用して品物を運ぶ時、品物は積み重ねられ、使用者が品物を取ったり置いたりする便利性に厳しく影響する。

従来技術の上記欠陥及び不足に鑑みると、本考案は２層トレーラーを提供することで、容量が小さく、折り畳み体積が大きく、分類するように品物を取ったり置いたりすることができないという技術問題を解決する。

上記目的を達成するために、本考案の２層トレーラーは、
矩形を呈して間隔を空けて設けられる４本のカラム、隣り合う２本の前記カラムの間に順にヒンジ連結されている側面折り畳み機構、上底部支持機構及び下底部支持機構を含み、
前記カラムには、第１固定部材、第２固定部材及び第３固定部材が上から下へ順に固定されて設けられ、前記第１固定部材と前記第２固定部材の間の前記カラムには、スライドスリーブがスライド可能に設けられ、
前記側面折り畳み機構は、前記カラム上の前記スライドスリーブ及び前記第１固定部材にヒンジ連結され、
前記上底部支持機構は４本の前記カラム上の前記第２固定部材にヒンジ連結され、
前記下底部支持機構は４本の前記カラム上の前記第３固定部材にヒンジ連結され、
前記側面折り畳み機構、前記上底部支持機構及び前記下底部支持機構は何れも折り畳み収縮可能である。

好ましくは、前記上底部支持機構は少なくとも順にヒンジ連結されている第１交差部材と第２交差部材を含み、
１対の前記カラム上の前記第２固定部材は何れも前記第１交差部材にヒンジ連結され、他方の１対の前記カラム上の前記第２固定部材は何れも前記第２交差部材にヒンジ連結される。

好ましくは、前記第１交差部材及び前記第２交差部材は何れも第１接続部材、及び有限な角度で前記第１接続部材に回動可能に接続される第１接続管、第２接続管、第３接続管、第４接続管を含み、
前記第１交差部材の前記第１接続管及び第２接続管はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で２本の前記カラム上の前記第２固定部材に回動可能に接続され、前記第２交差部材の前記第１接続管及び第２接続管はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で他方の２本の前記カラム上の前記第２固定部材に回動可能に接続され、
前記第１交差部材の前記第３接続管及び前記第４接続管はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で前記第２交差部材の前記第３接続管及び前記第４接続管に回動可能に接続される。

好ましくは、前記２層トレーラーは、前後両側に位置している１対の接続機構をさらに含み、
前記接続機構は吊りロッド、スライド部材及び位置制限部材を含み、
前記スライド部材は前記吊りロッドにスライド可能に設けられ、前記位置制限部材は前記吊りロッドの第１端に設けられ、前記吊りロッドの第２端は同一側の前記側面折り畳み機構に対応するようにヒンジ連結され、
前記第１交差部材及び前記第２交差部材の前記第３接続管は同時に、有限な角度で隣り合う前記スライド部材に回動可能に接続され、前記第１交差部材及び前記第２交差部材の前記第４接続管は同時に、有限な角度で隣り合う前記スライド部材に回動可能に接続される。

好ましくは、前記下底部支持機構は、第２接続部材、及び限な角度で前記第２接続部材に回動可能に接続される４本の第５接続管を含み、
４本の前記第５接続管はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で４本の前記カラム上の前記第３固定部材に回動可能に接続される。

好ましくは、前記２層トレーラーは後部フレーム機構をさらに含み、
前記後部フレーム機構の一端は有限な角度で隣り合う２本の前記カラムの下端に回動可能に接続される。

好ましくは、前記後部フレーム機構は第１後部フレームカラム、第２後部フレームカラム及び後部フレーム折り畳みユニットを含み、
前記後部フレーム折り畳みユニットは前記第１後部フレームカラムと第２後部フレームカラムの間に接続され、前記第１後部フレームカラム及び前記第２後部フレームカラムの第１端はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で隣り合う２本の前記カラムの下端に回動可能に接続される。

好ましくは、前記第１後部フレームカラム及び前記第２後部フレームカラムには何れもリクライニング用スライドスリーブがスライド可能に設けられ、前記後部フレーム折り畳みユニットは第１交差曲管、第２交差曲管、第１交差直管及び第２交差直管を含み、
前記第１交差曲管は前記第２交差曲管に回動可能に接続され、前記第１交差曲管の第１端は前記第１後部フレームカラムに回動可能に接続され、前記第２交差曲管の第１端は前記第１後部フレームカラム上の前記リクライニング用スライドスリーブに回動可能に接続され、
前記第１交差直管は前記第２交差直管に回動可能に接続され、前記第１交差直管の第１端は前記第２後部フレームカラムに回動可能に接続され、前記第２交差直管の第１端は前記第２後部フレームカラム上の前記リクライニング用スライドスリーブに回動可能に接続され、
前記第１交差曲管の第２端は前記第１交差直管の第２端に回動可能に接続され、前記第２交差曲管の第２端は前記第２交差直管の第２端に回動可能に接続され、
前記リクライニング用スライドスリーブには、前記カラムに取り外し可能に接続される係止ユニットが設けられる。

好ましくは、４本の前記カラムは第１カラム、第２カラム、第３カラム及び第４カラムであり、
前記第１カラムと前記第２カラムとの間には第１側面折り畳み機構がヒンジ連結され、前記第３カラムと前記第４カラムとの間には第２側面折り畳み機構がヒンジ連結され、前記第１カラムと前記第４カラムとの間には第３側面折り畳み機構がヒンジ連結され、前記第２カラムと前記第３カラムとの間には第４側面折り畳み機構がヒンジ連結され、
前記第１側面折り畳み機構及び前記第２側面折り畳み機構は何れも順にヒンジ連結されている第３交差部材、第４交差部材及び第５交差部材を含み、前記第３側面折り畳み機構及び前記第４側面折り畳み機構は何れも順にヒンジ連結されている第６交差部材及び第７交差部材を含み、
前記第３交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第１連結ロッド及び第２連結ロッドを含み、前記第４交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第３連結ロッド及び第４連結ロッドを含み、前記第５交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第５連結ロッド及び第６連結ロッドを含み、前記第６交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第７連結ロッド及び第８連結ロッドを含み、前記第７交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第９連結ロッド及び第１０連結ロッドを含み、
前記第１連結ロッド、前記第４連結ロッド及び前記第５連結ロッドは順に、首尾が連結されるようにヒンジ連結され、前記第２連結ロッド、前記第３連結ロッド及び前記第６連結ロッドは順に、首尾がヒンジ連結され、前記第７連結ロッドは前記第１０連結ロッドにヒンジ連結され、前記第８連結ロッドは前記第９連結ロッドにヒンジ連結され、
前記第１側面折り畳み機構において、前記第１連結ロッドは前記第１カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結され、前記第２連結ロッドは前記第１カラム上の前記スライドスリーブにヒンジ連結され、前記第５連結ロッドは前記第２カラム上の前記スライドスリーブにヒンジ連結され、前記第６連結ロッドは前記第２カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結され、
前記第２側面折り畳み機構において、前記第１連結ロッドは前記第４カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結され、前記第２連結ロッドは前記第４カラム上の前記スライドスリーブにヒンジ連結され、前記第５連結ロッドは前記第３カラム上の前記スライドスリーブにヒンジ連結され、前記第６連結ロッドは前記第３カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結され、
前記第３側面折り畳み機構において、前記第７連結ロッドは前記第４カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結され、前記第８連結ロッドは前記第４カラム上の前記スライドスリーブにヒンジ連結され、前記第９連結ロッドは前記第１カラム上の前記スライドスリーブヒンジ連結され、前記第１０連結ロッドは前記第１カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結され、
前記第４側面折り畳み機構において、前記第７連結ロッドは前記第３カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結され、前記第８連結ロッドは前記第３カラム上の前記スライドスリーブにヒンジ連結され、前記第９連結ロッドは前記第２カラム上の前記スライドスリーブにヒンジ連結され、前記第１０連結ロッドは前記第２カラム上の前記第１固定部材にヒンジ連結される。

好ましくは、前記上底部支持機構は、互いにヒンジ連結されている第１交差部材及び第２交差部材から構成され、前記第１交差部材及び前記第２交差部材は、対応する前記カラム上の前記第２固定部材にそれぞれヒンジ連結され、
４つの前記側面折り畳み機構は、対向配置されている第１側面折り畳み機構と第２側面折り畳み機構、及び対向配置されている第３側面折り畳み機構と第４側面折り畳み機構を含み、前記第１側面折り畳み機構及び前記第２側面折り畳み機構は第３交差部材、第４交差部材及び第５交差部材から構成され、
前記第３交差部材及び前記第５交差部材は、対応する前記カラム上の前記スライドスリーブ及び前記第１固定部材にそれぞれヒンジ連結され、前記第１交差部材と前記第２交差部材とのヒンジ連結点は吊りロッドによって前記第４交差部材にスライド可能に接続される。

好ましくは、前記２層トレーラーは、隣り合う２本の前記カラムにヒンジ連結されている伸縮可能なハンドル機構をさらに含み、
前記側面折り畳み機構、前記上底部支持機構及び前記下底部支持機構の折り畳み・収縮後の高さは何れも前記カラムの高さの以下であり、且つ前記ハンドル機構の収縮後の高さは前記カラムの高さの以下である。

２層トレーラーは上下の２層を含み、トレーラーの容積を拡張し、且つ上下の２層には何れも布の袋が設けられることができ、さまざまな品物をそれぞれ収納して、品物の分類収納を実現し、使用者が品物を容易に取ったり置いたりすることができる。

側面折り畳み機構、上底部支持機構及び下底部支持機構は何れも折り畳み・収縮可能であり、２層トレーラーが折り畳み状態にある時、側面折り畳み機構は押圧するように隣り合う２本のカラムの間に収縮して、２層トレーラーの折り畳み体積を小さくし、２層トレーラーが広げた状態にある時、使用状態になり、側面折り畳み機構は隣り合う２本のカラムの間に支持され、２層トレーラーの側壁構造を形成する。

スライドスリーブは下へスライドすることで側面折り畳み機構の高さ上の増分を補償して、折り畳まれた後、側面折り畳み機構のトップ部の水平高さが不変のままであり、さらに、２層トレーラーの折り畳み後の高さが不変であることを保証して、折り畳み体積を小さくする。

２番目の層のトレーラー構造の側面には側壁構造が設けられていないため、不規則なサイズ又は大きなサイズを有する品物を収納し、又は、布の袋を取り付けることで小さな品物の収容を実現する。

本考案の２層トレーラーの立体図である。 本考案の２層トレーラーの側面折り畳み機構の取付模式図である。 本考案の２層トレーラーの平面図である。 本考案の２層トレーラーの正面図である。 本考案の２層トレーラーの左面図である。 本考案の２層トレーラーの半分折り畳み状態の構造模式図である。 本考案の２層トレーラーの折り畳み状態の正面図である。 本考案の２層トレーラーの折り畳み状態の左面図である。

本考案をよりよく解釈して、理解を容易にするために、以下、図面を結合して、具体的な実施形態によって、本考案を詳しく記載する。本明細書に言及される「上」、「下」などの方位名詞は図１の方向を参照とする。

図面は本考案の例示的な実施例を示すが、ここに記載の実施例に限定されるべきではなく、各種の態様で本考案を実現できる。逆に、これらの実施例を提供することは、本考案をより明らか且つ徹底的に理解して、本考案の範囲を完全に当業者に伝えることを目的とする。

図１～８に示すように、本考案は上下の２層を含む２層トレーラーを提供し、トレーラーの容積を拡張し、且つ上下の２層には何れも布の袋が設けられることができ、さまざまな品物をそれぞれ収納して、品物の分類収納を実現し、使用者が品物を容易に取ったり置いたりすることができる。２層トレーラーは矩形を呈して間隔を空けて設けられる４本のカラム１、隣り合う２本のカラム１の間に順にヒンジ連結されている側面折り畳み機構２、上底部支持機構４及び下底部支持機構５を含み、側面折り畳み機構２、上底部支持機構４及び下底部支持機構５は何れも折り畳み・収縮可能であり、２層トレーラーが折り畳み状態にある時、側面折り畳み機構２は押圧するように隣り合う２本のカラム１の間に収縮して、２層トレーラーの折り畳み体積を小さくし、２層トレーラーが広げた状態にある時、使用状態になり、側面折り畳み機構２は隣り合う２本のカラム１の間に支持され、２層トレーラーの側壁構造を形成する。カラム１には、第１固定部材１０１、第２固定部材１０２及び第３固定部材１０３が上から下へ順に固定されて設けられ、カラム１には、スライドスリーブ６がスライド可能に設けられ、スライドスリーブ６は第１固定部材１０１と第２固定部材１０２との間に位置するため、スライド部材は第１固定部材１０１と第２固定部材１０２との間のカラム１にスライドすることしかできず、側面折り畳み機構２の自由な広げ及び収縮を満たしている。側面折り畳み機構２の一方の支持脚はスライドスリーブ６にヒンジ連結され、他方の支持脚は第１固定部材１０１にヒンジ連結され、側面折り畳み機構２は折り畳まれて収縮した時、その長さが圧縮されて、高さが増え、スライドスリーブ６は下へスライドすることで、側面折り畳み機構２の高さ上の増分を補償して、折り畳まれた後、側面折り畳み機構２のトップ部の水平高さが不変のままであり、さらに、２層トレーラーの折り畳み後の高さが不変であることを保証して、折り畳み体積を小さくする。上底部支持機構４及び下底部支持機構５は、４本のカラム１から囲まれた領域に位置し、４本のカラム１のカラム本体上の第２固定部材１０２は何れも上底部支持機構４にヒンジ連結される。下底部支持機構５は２番目の層のトレーラー構造を構成しており、４本のカラム１のカラム本体上の第３固定部材１０３にヒンジ連結される。好適な実施形態において、第１固定部材１０１はカラム１の上端又は他の位置に設けられてもよく、第３固定部材１０３はカラム１の下端又は他の位置に設けられてもよく、第１固定部材１０１、第２固定部材１０２及び第３固定部材１０３の上から下への順次配置を満足すればよい。２番目の層のトレーラー構造の側面には側壁構造が設けられていないため、不規則なサイズ又は大きなサイズを有する品物を収納し、又は、布の袋を取り付けることで小さな品物の収容を実現する。

上底部支持機構４は、互いにヒンジ連結されている第１交差部材と第２交差部材を含む。第１交差部材は４本のカラム１のうちの第１カラム１１、及び第４カラム１４上の第２固定部材１０２にヒンジ連結され、第２交差部材は４本のカラム１のうちの第２カラム１２、及び第３カラム１３上の第２固定部材１０２にヒンジ連結される。二重支持部材を上底部支持機構４とすることで、上底部支持機構４の支持強度を強化させる。

実施例１
図２及び図３を参照し、第１交差部材及び第２交差部材は何れも第１接続部材４０、及び有限な角度で第１接続部材４０に回動可能に接続される第１接続管４１、第２接続管４２、第３接続管４３、第４接続管４４を含む。第１接続部材４０には、４本のカラム１にそれぞれ向かっている４つの接続アームが設けられ、接続アームには、溝底が水平して且つ溝口が下向く係止溝が開けられる。図２、３、６及び７を参照し、トレーラーが折り畳み状態から広げた状態になった後、接続管は相応的な係止溝まで回転して、係止溝に制限されるため、継続的に回動できず、水平状態にある。第１交差部材の第１接続管４１及び第２接続管４２はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で２本のカラム１のカラム本体上の第２固定部材１０２に回動可能に接続され、第２交差部材の第１接続管４１及び第２接続管４２はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で他方の２本のカラム１のカラム本体上の第２固定部材１０２に回動可能に接続される。第１交差部材の第３接続管４３及び第４接続管４４はそれぞれ一々対応するように、吊りロッド７１にスライド可能に設けられるスライド部材７２によって、有限な角度で第２交差部材の第３接続管４３及び第４接続管４４に回動可能に接続される。同じように、カラム１には、接続管を取り付けるための取付アームが設けられ、取付アームには、溝底が水平して且つ溝口が上向く係止溝が開けられ、係止溝に制限されるため、継続的に回動できず、接続管は水平状態にある。トレーラーを折り畳む時、第１接続部材４０が立ち上がって、第１接続管４１、第２接続管４２、第３接続管４３及び第４接続管４４は第１接続部材４０上の接続点を回転中心として下へ回転して、第１接続部材４０を中心として互いに集まる。

実施例２
上底部支持機構４は、順にヒンジ連結されている２つ以上の交差部材の構造態様として設置され、両端に位置する交差部材と、対応するカラム１との間の接続形態は、２つの交差部材のみが設けられる接続形態と同様である。

トレーラーのサイズが大きいと、必然的に、上底部支持機構４のサイズを大きくし、本出願において、上底部支持機構４は、２つ又は２つ以上の支持部材の構造態様として設置されることで、接続管の長さを短くして、単一の支持部材を上底部支持機構４とする時、接続管が長すぎるため、折り畳まれた後、第１接続部材４０の水平高さがカラム１の先端の水平高さよりも高くなり、さらに、折り畳まれた後、トレーラーの高さが増えるという状況を回避する。

図２及び図４に示すように、２層トレーラーは、前後両側に位置している１対の接続機構７をさらに含む。接続機構７は吊りロッド７１、スライド部材７２及び位置制限部材７３を含み、スライド部材７２は吊りロッド７１にスライド可能に設けられ、位置制限部材７３は吊りロッド７１の第１端に設けられることで、スライド部材７２が吊りロッド７１の第１端から滑落することを回避する。吊りロッド７１の第２端は、同一側の側面折り畳み機構２の、中間部に位置するヒンジ連結点に一々対応するようにヒンジ連結される。第１交差部材及び第２交差部材の第３接続管４３は有限な角度で、隣り合うスライド部材７２に回動可能に接続され、第１交差部材及び第２交差部材の第４接続管４４は有限な角度で、隣り合うスライド部材７２に回動可能に接続され、接続態様について、カラム１と第１接続管４１との間の接続態様を参照すればよく、ここで、贅言していない。トレーラーが広げた状態にある時、スライド部材７２は位置制限部材７３に当接され、吊りロッド７１によって、上底部支持機構４を支持するように補助し、上底部支持機構４の強度をさらに強化させる。

図１～３に示すように、下底部支持機構５は第２接続部材５０、及び有限な角度で第２接続部材５０に回動可能に接続される４本の第５接続管５１を含む。４本の第５接続管５１はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で４本のカラム１上の第３固定部材１０３に回動可能に接続され、接続態様について、第１接続管４１とカラム１との間の接続態様を参照すればよく、ここで、贅言していない。トレーラーを折り畳む時、第２接続部材５０が立ち上がって、４本の第５接続管５１は第２接続部材５０上の接続点を回転中心として下へ回転し、第２接続部材５０を中心として互いに集まる。他の実施形態において、下底部支持機構５は２つ及び２つ以上の支持部材を使用してもよい。本出願において、トレーラーの折り畳み体積、トレーラーの重量、支持強度及び広げた容積を総合し、好ましくは、上底部支持機構４は２つの支持部材であり、下底部支持機構５は１つの支持部材である。

図１～４に示すように、２層トレーラーは後部フレーム機構３をさらに含み、後部フレーム機構３の一端は有限な角度で第２カラム１２及び第３カラム１３の下端に回動可能に接続され、後部フレーム機構３は垂直状態から略水平状態まで回転することしかできず、下底部支持機構５を拡張して、品物を容易に取ったり置いたりするとともに、大きな品物を収納できる。後部フレーム機構３は第１後部フレームカラム３１、第２後部フレームカラム３２及び後部フレーム折り畳みユニット３３を含み、後部フレーム折り畳みユニット３３は第１後部フレームカラム３１と第２後部フレームカラム３２との間に接続され、２層トレーラーの折り畳み及び広げ過程に合わせて、後部フレーム折り畳みユニット３３も相応的に、折り畳まれて広げられ、後部フレーム機構３の折り畳み体積を小さくする。第１後部フレームカラム３１の第１端は有限な角度で第３カラム１３の下端に回動可能に接続され、第２後部フレームカラム３２の第１端は有限な角度で第２カラム１２の下端に回動可能に接続される。具体的に、第２カラム１２及び第３カラム１３の下端には何れも位置制限アームが設けられ、位置制限アームには、開口が上向く位置制限溝が開けられ、位置制限溝は位置制限アーム全体を貫通し、その溝底は略水平である。第１後部フレームカラム３１及び第２後部フレームカラム３２の第１端は回転軸によって第３カラム１３及び第２カラム１２上の位置制限溝にそれぞれ回動可能に接続される。第１後部フレームカラム３１及び第２後部フレームカラム３２が広げられた後、位置制限溝に係止され、第１端のロッド本体は溝底に当接されて、継続的に回転できず、これによって、第１後部フレームカラム３１及び第２後部フレームカラム３２は品物を収納するための支持力を備え、上底部支持機構４の支持面積を拡張する。

図１～４に示すように、第１後部フレームカラム３１及び第２後部フレームカラム３２には何れもリクライニング用スライドスリーブ３４がスライド可能に設けられ、リクライニング用スライドスリーブ３４はカラム１にスライドでき、第１後部フレームカラム３１及び第２後部フレームカラム３２の第２端には何れもリクライニング用固定部材３５が設けられ、第１後部フレームカラム３１上のリクライニング用固定部材３５及びリクライニング用スライドスリーブ３４は何れも後部フレーム折り畳みユニット３３の第１端に接続され、第２後部フレームカラム３２上のリクライニング用固定部材３５及びリクライニング用スライドスリーブ３４は何れも後部フレーム折り畳みユニット３３の第２端に接続される。リクライニング用スライドスリーブ３４には係止ユニット３６が設けられ、係止ユニット３６は互いに接続されている接続部と係止部を含み、接続部はリクライニング用スライドスリーブ３４に接続され、係止部には係止溝が開けられ、溝口の幅は溝中間部の幅よりも小さく、図６及び図７を参照し、リクライニング機構が収容状態にある時、第１後部フレームカラム３１及び第２後部フレームカラム３２上の係止部は、第２カラム１２及び第３カラム１３のロッド本体にそれぞれ一々対応するように係止され、外力作用がない場合、係止部と対応するカラム１とは安定な接続を保持する。好適な実施形態において、接続部、係止部及びリクライニング用スライドスリーブ３４は一体として成形され、リクライニング用スライドスリーブ３４によって対応するカラム１にスライド可能に設けられる。具体的に、後部フレーム折り畳みユニット３３は第１交差曲管３３１、第２交差曲管３３２、第１交差直管３３３及び第２交差直管３３４を含み、第１交差曲管３３１は回転軸によって、第２交差曲管３３２の管本体の中間部に回動可能に接続され、第１交差曲管３３１の第１端は回転軸によって、第１後部フレームカラム３１上のリクライニング用固定部材３５に回動可能に接続され、第２交差曲管３３２の第１端は回転軸によって、第１後部フレームカラム３１上のリクライニング用スライドスリーブ３４に回動可能に接続される。第１交差直管３３３は回転軸によって、第２交差直管３３４の管本体の中間部に回動可能に接続され、第１交差直管３３３の第１端は回転軸によって、第２後部フレームカラム３２上のリクライニング用固定部材３５に回動可能に接続され、第２交差直管３３４の第１端は回転軸によって、第２後部フレームカラム３２上のリクライニング用スライドスリーブ３４に回動可能に接続される。第１交差曲管３３１の第２端は回転軸によって、第１交差直管３３３の第２端に回動可能に接続され、第２交差曲管３３２の第２端は回転軸によって、第２交差直管３３４の第２端に回動可能に接続される。２層トレーラーが折り畳まれる時、後部フレーム折り畳みユニット３３は同期に折り畳まれ、この場合、第１後部フレームカラム３１と第２後部フレームカラム３２とは互いに接近し、リクライニング用スライドスリーブ３４は下へスライドし、第１交差曲管３３１、第２交差曲管３３２、第１交差直管３３３及び第２交差直管３３４は互いに交差して、極限位置まで回転する。後部フレーム折り畳みユニット３３に制限されるため、カラム１に沿ってスライドする過程でリクライニング用スライドスリーブ３４は回転できず、これによって、係止部上の係止溝は常に第２カラム１２及び第３カラム１３に向かっていることを保証する。

図２を参照し、４本のカラム１は第１カラム１１、第２カラム１２、第３カラム１３及び第４カラム１４である。第１カラム１１と第２カラム１２との間には第１側面折り畳み機構２１がヒンジ連結され、第３カラム１３と第４カラム１４との間には第２側面折り畳み機構２２がヒンジ連結され、第１カラム１１と第４カラム１４との間には第３側面折り畳み機構２３がヒンジ連結され、第２カラム１２と第３カラム１３との間には第４側面折り畳み機構２４がヒンジ連結される。第１側面折り畳み機構２１及び第２側面折り畳み機構２２は何れも順にヒンジ連結されている第３交差部材、第４交差部材及び第５交差部材を含み、他の実施形態において、順にヒンジ連結されている交差部材を３つ以上配置してもよい。第３側面折り畳み機構２３及び第４側面折り畳み機構２４は何れも順にヒンジ連結されている第６交差部材及び第７交差部材を含み、他の実施形態において、２つ以上の交差部材を配置してもよい。図４及び図５を参照し、第３交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結される第１連結ロッド２１１及び第２連結ロッド２１２を含み、第４交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結される第３連結ロッド２１３及び第４連結ロッド２１４を含み、第５交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結第される第５連結ロッド２１５及び第６連結ロッド２１６を含む。第６交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結される第７連結ロッド２３１及び第８連結ロッド２３２を含み、第７交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結される第９連結ロッド２３３及び第１０連結ロッド２３４を含む。第１連結ロッド２１１、第４連結ロッド２１４及び第５連結ロッド２１５は順に、首尾が連結されるようにヒンジ連結され、第２連結ロッド２１２、第３連結ロッド２１３及び第６連結ロッド２１６は順に、首尾がヒンジ連結され、第７連結ロッド２３１は第１０連結ロッド２３４にヒンジ連結され、第８連結ロッド２３２は第９連結ロッド２３３にヒンジ連結される。図４を参照し、第１側面折り畳み機構２１を例として説明し、第１側面折り畳み機構２１において、第１連結ロッド２１１は第１カラム１１上の第１固定部材１０１にヒンジ連結され、第２連結ロッド２１２は第１カラム１１上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第５連結ロッド２１５は第２カラム１２上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第６連結ロッド２１６は第２カラム１２上の第１固定部材１０１にヒンジ連結される。同じように、第２側面折り畳み機構２２において、第１連結ロッド２１１は第４カラム１４上の第１固定部材１０１にヒンジ連結され、第２連結ロッド２１２は第４カラム１４上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第５連結ロッド２１５は第３カラム１３上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第６連結ロッド２１６は第３カラム１３上の第１固定部材１０１にヒンジ連結される。図５を参照し、第３側面折り畳み機構２３を例として説明し、第３側面折り畳み機構２３において、第７連結ロッド２３１は第４カラム１４上の第１固定部材１０１にヒンジ連結され、第８連結ロッド２３２は第４カラム１４上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第９連結ロッド２３３は第１カラム１１上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第１０連結ロッド２３４は第１カラム１１上の第１固定部材１０１にヒンジ連結される。同じように、第４側面折り畳み機構２４において、第７連結ロッド２３１は第３カラム１３上の第１固定部材１０１にヒンジ連結され、第８連結ロッド２３２は第３カラム１３上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第９連結ロッド２３３は第２カラム１２上のスライドスリーブ６にヒンジ連結され、第１０連結ロッド２３４は第２カラム１２上の第１固定部材１０１にヒンジ連結される。

図１～８に示すように、２層トレーラーはハンドル機構８をさらに含み、ハンドル機構８は伸縮ロッド８０、第１連結管８１及び第２連結管８２を含み、第１連結管８１及び第２連結管８２の第１端は何れも有限な角度で伸縮ロッド８０の第１端に回動可能に接続され、第１連結管８１及び第２連結管８２の第２端はそれぞれ一々対応するように、隣り合う２本のカラム１にヒンジ連結される。トレーラーを折り畳む時、４本の伸縮カラムは互いに近接し、第１側面折り畳み機構２１は折り畳まれるように第１カラム１１と第２カラム１２との間に押圧され、第２側面折り畳み機構２２は折り畳まれるように、第３カラム１３と第４カラム１４との間に押圧され、第３側面折り畳み機構２３は折り畳まれるように、第１カラム１１と第３カラム１３との間に押圧され、第４側面折り畳み機構２４は折り畳まれるように、第２カラム１２と第４カラム１４との間に押圧され、上底部支持機構４及び下底部支持機構５は上へ折り畳まれるように、４本のカラム１の間に収縮し、第１側面折り畳み機構２１、第２側面折り畳み機構２２、第３側面折り畳み機構２３、第４側面折り畳み機構２４、上底部支持機構４及び下底部支持機構５の折り畳み・収縮後の高さはカラム１の高さの以下であり、伸縮ロッド８０が収縮した後、ハンドル機構８の全体的高さはカラム１の高さの以下であり、拡大したトレーラーの折り畳み体積を効果的に小さくする。具体的に、伸縮ロッド８０の下端にはハンドル位置制限部材８３が接続され、第１連結管８１の第１端はハンドル位置制限部材８３の第１側に回動可能に接続され、第２連結管８２の第１端はハンドル位置制限部材８３の第２側に回動可能に接続され、ハンドル位置制限部材８３の第１側は第１カラム１１と対向し、その第２側は第４カラム１４と対向する。第１連結管８１及び第２連結管８２はハンドル位置制限部材８３に制限されるため、折り畳み状態時の上へ傾斜する状態から、広げた状態時の水平状態まで下へ回転し、又は広げた状態時の水平状態から上へ回転することしかできず、第１連結管８１及び第２連結管８２は水平状態から継続的に下へ回転できない。第１連結管８１の第２端は第１カラム１１の下端に回動可能に接続され、第２連結管８２の第２端は第４カラム１４の下端に回動可能に接続される。第１連結管８１及び第２連結管８２が第２端の回転軸の周りに回転する時、伸縮ロッド８０の自由端はトレーラーフレームから離れて、又はトレーラーに近接するように運動し、伸縮ロッド８０の自由端がトレーラーから離れた時、伸縮ロッド８０と、第４カラム１４及び第１カラム１１が所在する平面とは一定の夾角を有することで、使用者による引っ張りが容易になる。伸縮ロッド８０の第２端にはプルリングが接続されることで、使用者がトレーラーをより容易に引っ張る。第１カラム１１、第２カラム１２、第３カラム１３及び第４カラム１４の底部には何れもホイールが設けられ、好ましくは、第１カラム１１及び第４カラム１４の底部に設けられるホイールはユニバーサルホイールであり、トレーラーの行進に便利である。

本考案の記載において、「第１」、「第２」などの用語は相対重要性を指示又は暗示し、或いは指示した技術特徴の数を暗黙的に示しておらず、単に記載のためのものである。従って、「第１」、「第２」が限定された特徴は、１つ又は複数の当該特徴を明示又は暗黙的に含んでもよい。本考案の記載において、特に明示的且つ具体的な限定がない限り、「複数」の意味は２つ又は２つ以上である。

本考案において、特に明示的に規定及び限定がない限り、「取り付け」、「連結」、「接続」、「固定」などの用語を広義で理解すべきであり、例えば、固定接続、取り外し可能な接続、又は一体成形してもよいし、機械接続、電気接続であってもよいし、直接的な連結、中間媒介による間接的な連結であってもよいし、２つの素子内部の連通又は２つの素子の相互作用関係であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて、上記技術用語は、本考案における具体的な意味を理解すればよい。

本考案において、特に明示的に規定及び限定がない限り、第１特徴が第２特徴の「上」又は「下」に位置することは、第１特徴と第２特徴とが直接的に接触してもよいし、又は、第１特徴と、第２特徴とが中間媒介によって間接的に接触してもよい。第１特徴が第２特徴「の上」、「上方」及び「上面」に位置することは、第１特徴が第２特徴の真上又は斜め上に位置してもよいし、又は、単に第１特徴の水平高さが第２特徴よりも高いことを示す。第１特徴が第２特徴「の下」、「下方」及び「下面」に位置することは、第１特徴が第２特徴の真下又は斜め下に位置してもよいし、又は、単に第１特徴の水平高さが第２特徴よりも低いことを示す。

本明細書の記載において、用語である「１つの実施例」、「いくつかの実施例」、「実施例」、「例示」、「具体的な例示」又は「いくつかの例示」などの記載は、当該実施例又は例示を結合して記載される具体的な特徴、構造、材料又は特点は、本考案の少なくとも１つの実施例又は例示に含まれることを示す。本明細書において、上記用語の例示的な表現は、必ずしも同一の実施例又は例示を対象とするわけではない。そして、記載される具体的な特徴、構造、材料又は特点は何れか１つ又は複数の実施例又は例示において適切な形態で結合されてもよい。また、互いに矛盾しない場合、当業者は本明細書に記載の異なる実施例又は例示、及び異なる実施例又は例示の特徴を結合して組み合わせてもよい。

以上は、本考案の実施例を示して記載したが、上記実施例は本考案を限定しておらず、例示的なものであり、本考案の範囲内で当業者は上記実施例に対して変更、補正、置換及び変形を行うことができる。

１ カラム、
１１ 第１カラム、
１２ 第２カラム、
１３ 第３カラム、
１４ 第４カラム、
１０１ 第１固定部材、
１０２ 第２固定部材、
１０３ 第３固定部材、
２ 側面折り畳み機構、
２１ 第１側面折り畳み機構、
２１１ 第１連結ロッド、
２１２ 第２連結ロッド、
２１３ 第３連結ロッド、
２１４ 第４連結ロッド、
２１５ 第５連結ロッド、
２１６ 第６連結ロッド、
２２ 第２側面折り畳み機構、
２３ 第３側面折り畳み機構、
２３１ 第７連結ロッド、
２３２ 第８連結ロッド、
２３３ 第９連結ロッド、
２３４ 第１０連結ロッド、
２４ 第４側面折り畳み機構、
３ 後部フレーム機構、
３１ 第１後部フレームカラム、
３２ 第２後部フレームカラム、
３３ 後部フレーム折り畳みユニット、
３３１ 第１交差曲管、
３３２ 第２交差曲管、
３３３ 第１交差直管、
３３４ 第２交差直管、
３４ リクライニング用スライドスリーブ、
３５ リクライニング用固定部材、
３６ 係止ユニット、
４ 上底部支持機構、
４０ 第１接続部材、
４１ 第１接続管、
４２ 第２接続管、
４３ 第３接続管、
４４ 第４接続管、
５ 下底部支持機構、
５０ 第２接続部材、
５１ 第５接続管、
６ スライドスリーブ、
７ 接続機構、
７１ 吊りロッド、
７２ スライド部材、
７３ 位置制限部材、
８ ハンドル機構、
８０ 伸縮ロッド、
８１ 第１連結管、
８２ 第２連結管、
８３ ハンドル位置制限部材

Claims (11)

1. ２層トレーラーであって、前記２層トレーラーは、矩形を呈して間隔を空けて設けられる４本のカラム（１）、隣り合う２本の前記カラム（１）の間に順にヒンジ連結される側面折り畳み機構（２）、上底部支持機構（４）及び下底部支持機構（５）を含み、
   前記カラム（１）には、第１固定部材（１０１）、第２固定部材（１０２）及び第３固定部材（１０３）が上から下へ順に固定されて設けられ、前記第１固定部材（１０１）と前記第２固定部材（１０２）の間の前記カラムには、スライドスリーブ（６）がスライド可能に設けられ、
   前記側面折り畳み機構（２）は、前記カラム（１）上の前記スライドスリーブ（６）及び前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、
   前記上底部支持機構（４）は４本の前記カラム（１）上の前記第２固定部材（１０２）にヒンジ連結され、
   前記下底部支持機構（５）は４本の前記カラム（１）上の前記第３固定部材（１０３）にヒンジ連結され、
   前記側面折り畳み機構（２）、前記上底部支持機構（４）及び前記下底部支持機構（５）は何れも折り畳み・収縮可能であることを特徴とする２層トレーラー。
2. 前記上底部支持機構（４）は少なくとも順にヒンジ連結されている第１交差部材と第２交差部材を含み、
   １対の前記カラム（１）上の前記第２固定部材（１０２）は何れも前記第１交差部材にヒンジ連結され、他方の１対の前記カラム（１）上の前記第２固定部材（１０２）は何れも前記第２交差部材にヒンジ連結されることを特徴とする請求項１に記載の２層トレーラー。
3. 前記第１交差部材及び前記第２交差部材は何れも第１接続部材（４０）、及び有限な角度で前記第１接続部材（４０）に回動可能に接続される第１接続管（４１）、第２接続管（４２）、第３接続管（４３）、第４接続管（４４）を含み、
   前記第１交差部材の前記第１接続管（４１）及び第２接続管（４２）はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で２本の前記カラム（１）上の前記第２固定部材（１０２）に回動可能に接続され、前記第２交差部材の前記第１接続管（４１）及び第２接続管（４２）はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で他方の２本の前記カラム（１）上の前記第２固定部材（１０２）に回動可能に接続され、
   前記第１交差部材の前記第３接続管（４３）及び前記第４接続管（４４）はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で前記第２交差部材の前記第３接続管（４３）及び前記第４接続管（４４）に回動可能に接続されることを特徴とする請求項２に記載の２層トレーラー。
4. 前記２層トレーラーは、前後両側に位置している１対の接続機構（７）をさらに含み、
   前記接続機構（７）は吊りロッド（７１）、スライド部材（７２）及び位置制限部材（７３）を含み、
   前記スライド部材（７２）は前記吊りロッド（７１）にスライド可能に設けられ、前記位置制限部材（７３）は前記吊りロッド（７１）の第１端に設けられ、前記吊りロッド（７１）の第２端は同一側の前記側面折り畳み機構（２）に対応するようにヒンジ連結され、
   前記第１交差部材及び前記第２交差部材の前記第３接続管（４３）は同時に、有限な角度で隣り合う前記スライド部材（７２）に回動可能に接続され、前記第１交差部材及び前記第２交差部材の前記第４接続管（４４）は同時に、有限な角度で隣り合う前記スライド部材（７２）に回動可能に接続されることを特徴とする請求項３に記載の２層トレーラー。
5. 前記下底部支持機構（５）は、第２接続部材（５０）、及び有限な角度で前記第２接続部材（５０）に回動可能に接続される４本の第５接続管（５１）を含み、
   ４本の前記第５接続管（５１）はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で４本の前記カラム（１）上の前記第３固定部材（１０３）に回動可能に接続されることを特徴とする請求項１に記載の２層トレーラー。
6. 前記２層トレーラーは後部フレーム機構（３）をさらに含み、
   前記後部フレーム機構（３）の一端は有限な角度で隣り合う２本の前記カラム（１）の下端に回動可能に接続されることを特徴とする請求項１に記載の２層トレーラー。
7. 前記後部フレーム機構（３）は第１後部フレームカラム（３１）、第２後部フレームカラム（３２）及び後部フレーム折り畳みユニット（３３）を含み、
   前記後部フレーム折り畳みユニット（３３）は前記第１後部フレームカラム（３１）と第２後部フレームカラム（３２）との間に接続され、前記第１後部フレームカラム（３１）及び前記第２後部フレームカラム（３２）の第１端はそれぞれ一々対応するように、有限な角度で隣り合う２本の前記カラム（１）の下端に回動可能に接続されることを特徴とする請求項６に記載の２層トレーラー。
8. 前記第１後部フレームカラム（３１）及び前記第２後部フレームカラム（３２）には何れもリクライニング用スライドスリーブ（３４）がスライド可能に設けられ、前記後部フレーム折り畳みユニット（３３）は第１交差曲管（３３１）、第２交差曲管（３３２）、第１交差直管（３３３）及び第２交差直管（３３４）を含み、
   前記第１交差曲管（３３１）は前記第２交差曲管（３３２）に回動可能に接続され、前記第１交差曲管（３３１）の第１端は前記第１後部フレームカラム（３１）に回動可能に接続され、前記第２交差曲管（３３２）の第１端は前記第１後部フレームカラム（３１）上の前記リクライニング用スライドスリーブ（３４）に回動可能に接続され、
   前記第１交差直管（３３３）は前記第２交差直管（３３４）に回動可能に接続され、前記第１交差直管（３３３）の第１端は前記第２後部フレームカラム（３２）に回動可能に接続され、前記第２交差直管（３３４）の第１端は前記第２後部フレームカラム（３２）上の前記リクライニング用スライドスリーブ（３４）に回動可能に接続され、
   前記第１交差曲管（３３１）の第２端は前記第１交差直管（３３３）の第２端に回動可能に接続され、前記第２交差曲管（３３２）の第２端は前記第２交差直管（３３４）の第２端に回動可能に接続され、
   前記リクライニング用スライドスリーブ（３４）には、前記カラム（１）に取り外し可能に接続される係止ユニット（３６）が設けられることを特徴とする請求項７に記載の２層トレーラー。
9. ４本の前記カラム（１）は第１カラム（１１）、第２カラム（１２）、第３カラム（１３）及び第４カラム（１４）であり、
   前記第１カラム（１１）と前記第２カラム（１２）との間には第１側面折り畳み機構（２１）がヒンジ連結され、前記第３カラム（１３）と前記第４カラム（１４）との間には第２側面折り畳み機構（２２）がヒンジ連結され、前記第１カラム（１１）と前記第４カラム（１４）との間には第３側面折り畳み機構（２３）がヒンジ連結され、前記第２カラム（１２）と前記第３カラム（１３）との間には第４側面折り畳み機構（２４）がヒンジ連結され、
   前記第１側面折り畳み機構（２１）及び前記第２側面折り畳み機構（２２）は何れも順にヒンジ連結されている第３交差部材、第４交差部材及び第５交差部材を含み、前記第３側面折り畳み機構（２３）及び前記第４側面折り畳み機構（２４）は何れも順にヒンジ連結されている第６交差部材及び第７交差部材を含み、
   前記第３交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第１連結ロッド（２１１）及び第２連結ロッド（２１２）を含み、前記第４交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第３連結ロッド（２１３）及び第４連結ロッド（２１４）を含み、前記第５交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第５連結ロッド（２１５）及び第６連結ロッド（２１６）を含み、前記第６交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第７連結ロッド（２３１）及び第８連結ロッド（２３２）を含み、前記第７交差部材は、ロッド本体が互いにヒンジ連結されている第９連結ロッド（２３３）及び第１０連結ロッド（２３４）を含み、
   前記第１連結ロッド（２１１）、前記第４連結ロッド（２１４）及び前記第５連結ロッド（２１５）は順に、首尾が連結されるようにヒンジ連結され、前記第２連結ロッド（２１２）、前記第３連結ロッド（２１３）及び前記第６連結ロッド（２１６）は順に、首尾がヒンジ連結され、前記第７連結ロッド（２３１）は前記第１０連結ロッド（２３４）にヒンジ連結され、前記第８連結ロッド（２３２）は前記第９連結ロッド（２３３）にヒンジ連結され、
   前記第１側面折り畳み機構（２１）において、前記第１連結ロッド（２１１）は前記第１カラム（１１）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、前記第２連結ロッド（２１２）は前記第１カラム（１１）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第５連結ロッド（２１５）は前記第２カラム（１２）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第６連結ロッド（２１６）は前記第２カラム（１２）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、
   前記第２側面折り畳み機構（２２）において、前記第１連結ロッド（２１１）は前記第４カラム（１４）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、前記第２連結ロッド（２１２）は前記第４カラム（１４）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第５連結ロッド（２１５）は前記第３カラム（１３）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第６連結ロッド（２１６）は前記第３カラム（１３）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、
   前記第３側面折り畳み機構（２３）において、前記第７連結ロッド（２３１）は前記第４カラム（１４）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、前記第８連結ロッド（２３２）は前記第４カラム（１４）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第９連結ロッド（２３３）は前記第１カラム（１１）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第１０連結ロッド（２３４）は前記第１カラム（１１）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、
   前記第４側面折り畳み機構（２４）において、前記第７連結ロッド（２３１）は前記第３カラム（１３）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結され、前記第８連結ロッド（２３２）は前記第３カラム（１３）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第９連結ロッド（２３３）は前記第２カラム（１２）上の前記スライドスリーブ（６）にヒンジ連結され、前記第１０連結ロッド（２３４）は前記第２カラム（１２）上の前記第１固定部材（１０１）にヒンジ連結されることを特徴とする請求項１に記載の２層トレーラー。
10. 前記上底部支持機構（４）は、互いにヒンジ連結されている第１交差部材及び第２交差部材から構成され、前記第１交差部材及び前記第２交差部材は、対応する前記カラム（１）上の前記第２固定部材（１０２）にそれぞれヒンジ連結され、
    ４つの前記側面折り畳み機構（２）は、対向配置される第１側面折り畳み機構（２１）と第２側面折り畳み機構（２２）、及び対向配置される第３側面折り畳み機構（２３）と第４側面折り畳み機構（２４）を含み、前記第１側面折り畳み機構（２１）及び前記第２側面折り畳み機構（２２）は第３交差部材、第４交差部材及び第５交差部材から構成され、
    前記第３交差部材及び前記第５交差部材は、対応する前記カラム（１）上の前記スライドスリーブ（６）及び前記第１固定部材（１０１）にそれぞれヒンジ連結され、前記第１交差部材と前記第２交差部材とのヒンジ連結点は吊りロッド（７１）によって前記第４交差部材にスライド可能に接続されることを特徴とする請求項１に記載の２層トレーラー。
11. 前記２層トレーラーは、隣り合う２本の前記カラム（１）にヒンジ連結される伸縮可能なハンドル機構（８）をさらに含み、
    前記側面折り畳み機構（２）、前記上底部支持機構（４）及び前記下底部支持機構（５）の折り畳み・収縮後の高さは何れも前記カラム（１）の高さの以下であり、且つ前記ハンドル機構の収縮後の高さは前記カラム（１）の高さの以下であることを特徴とする請求項１に記載の２層トレーラー。