JP3247601B2 - ダイヤル入力装置 - Google Patents

ダイヤル入力装置

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JP3247601B2
JP3247601B2 JP32934695A JP32934695A JP3247601B2 JP 3247601 B2 JP3247601 B2 JP 3247601B2 JP 32934695 A JP32934695 A JP 32934695A JP 32934695 A JP32934695 A JP 32934695A JP 3247601 B2 JP3247601 B2 JP 3247601B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles

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  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば印刷(印
字)装置などにおける情報処理装置の入力部を構成する
ダイヤル入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダイヤル入力装置は、支
持フレームに回転自在に取り付けられると共に、周方向
にキャラクタとしてかなおよびアルファベットを均等に
割り振った文字入力キーであるダイヤルと、ダイヤルの
内側に配設した確定キーである押しボタンとを備えてい
る。ダイヤルは環状(ドーナツ形)に形成され、押しボ
タンはこれに嵌め込まれるように円形に形成されてい
る。この場合、ダイヤルにはクリック機構が組み込まれ
ており、ダイヤルは、押しボタンと共に周方向に割り振
ったかなおよびアルファベットに対応して、クリック的
に正逆回転される。クリック機構は、ダイヤルの下部周
面に形成した歯車状部位と、歯車状部位の谷部に係合す
る板ばねとで構成されている。
【0003】一方、かなおよびアルファベットの文字入
力用のパターンは、ダイヤルに設けた8個の接点ブラシ
と、支持フレームに設けた8本の接点部材との摺接によ
り、作り出される。支持フレームには、ダイヤルと同心
円上に8本(8列)の接点部材が設けられており、各接
点部材は導通・非導通部位を混在させた状態で環状に形
成されている。また、この8本の接点部材に対応して、
ダイヤルには8個の接点ブラシが設けられている。そし
て、この8個の接点ブラシの各接点ブラシと、8本の接
点部材の各接点部材との間の導通・非導通により、8ビ
ットの判別パターンが形成され、この判別パターンによ
り、かなおよびアルファベットが表現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダイ
ヤル入力装置では、第1に、必要数の判別パターンを形
成するためにダイヤルの径方向に複数個の接点ブラシを
並べる必要があり、ダイヤルの径方向の幅が大きくなっ
て、その分押しボタンの径が小さくなる不具合ががあっ
た。ダイヤルの径や押しボタンの径は人間工学的な見地
から設計されており、これらが極端に大きくても、また
小さくても使い難くなり誤操作の原因にもなる。
【0005】
【0006】
【0007】本発明は、ダイヤルの径方向の寸法を小さ
くすることを可能にするダイヤル入力装置を提供するこ
とをその目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のダイヤル入力
装置は、支持部材に回転自在に取り付けられると共に多
数種のキャラクタを放射状に割り振ったダイヤルと、ダ
イヤルと同心円上に配設されると共に周方向にs(s≧
2)個に分割され且つ導通・非導通部分を混在させたn
(n≧1)列の第1接点部材と、ダイヤルと同心円上に
配設されると共に周方向にm(m≧2)個に分割され且
つ導通部分のみを有する1列の第2接点部材と、n列の
第1接点部材に対応したn個の接点ブラシを、ダイヤル
の周方向にs箇所に分割して配設したn×s個の第1接
点ブラシと、1列の第2接点部材に対応した1個の接点
ブラシをダイヤルに配設した第2接点ブラシとを備え、
n×s個の第1接点ブラシに対する各第1接点部材の導
通・非導通により構成されるn×sビットのビットパタ
ーンと、第2接点ブラシに対する第2接点部材のm個の
分割部位により構成されるm個の分類パターンとの組み
合わせで構成される2(nxs)×m個の判別パターンのう
ちのk(k≦2(nxs)×m)個により、前記キャラクタ
を表現したことを特徴とする。
【0009】この構成によれば、n×sビットのビット
パターンとm個の分類パターンとを組み合わせて、2
(nxs) ×m個の判別パターンを構成するようにしている
ため、ビットパターン側を構成する各第1接点部材に複
数(s)個の第1接点ブラシを対応配置させることがで
きる。すなわち、各第1接点部材を分断して、その周方
向に複数(s)ビットのパターンを構成することがで
き、その分、第1接点部材の列数(n)を少なくするこ
とができる。なお、上記のキャラクタは、文字、図形、
記号を含む概念である。
【0010】請求項1のダイヤル入力装置において、ビ
ットパターンと分類パターンとを組み合わせてコード化
したJ(J=n×s+m)ビットの判別コードであっ
て、キャラクタのうちの任意の1つのキャラクタを表現
する第1判別コードと、これに隣接するキャラクタを表
現する第2判別コードとの、ハミング距離がH(J≧H
≧2)のときに、第2判別コードの対応ビットとは異な
る値を有する、第1判別コードのH個のビットのうち
の、G(G=1、2、…、H−1)個のビットを反転さ
せて構成される2H −2個の第3判別コードが、キャラ
クタのいずれにも対応しない空判別コードであること
が、好ましい。
【0011】この構成によれば、任意の1つのキャラク
タから隣接するキャラクタへとダイヤルを回転して変更
するときの、判別回路等の素子のしきい値や遅延時間の
ばらつきなどによって回路内に発生する可能性のある不
安定状態、いわゆる「ハザード」を回避することができ
る。すなわち、隣接するキャラクタの判別コード相互間
のハミング距離を考慮して、それぞれのキャラクタの判
別コードを決定することにより、過渡的に発生する可能
性がある上記の第3判別コードを、キャラクタのいずれ
にも対応しない空判別コードとすることができ、これに
より、過渡状態において、他のキャラクタに対応する判
別コードが発生して、その判別回路が誤判別するなどの
問題をなくすことができ、この結果、ダイヤル入力装置
の誤動作などを防止することができる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基いて、本発
明の一実施形態に係るダイヤル入力装置を、印章を作成
するための印章作成装置に適用した場合について説明す
る。この印章作成装置は、印面を紫外線硬化樹脂で形成
した印章本体に、インクリボンに印字(印刷)した印章
文字(絵柄を含む印章画像)をマスクとして紫外線を露
光し、所望の印章(スタンプ)を作成するものであり、
ダイヤル入力装置は印章文字を入力するための入力装置
である。図1(a)は印章作成装置の平面図、図1
(b)は印章作成装置の正面図である。
【0022】両図に示すように、この印章作成装置1
は、上下2分割の装置ケース2によりその外殻が形成さ
れ、前部に電子装置部3を、後部に機械装置部4を配設
して、構成されている。機械装置部4の中央部には、装
置本体5に印章作成対象物である印章本体Aを装着する
ためのポケット6が形成され、ポケット6には窓付きの
開閉蓋7が設けられている。機械装置部4の左部には、
印章作成装置1を製版(印字)動作や露光動作に切り替
えると共に、開閉蓋7の開放させる機能スイッチ8が配
設されている。また、機械装置部4の右側部には、印章
作成装置1に、後述する印章文字ラベルを作成用の製版
シートBのための、差込み口9aおよび取出し口9bが
形成されている。さらに、機械装置部4には、ポケット
6の外側に位置して、メンテナンスカバー10が着脱自
在に設けられ、メンテナンスカバー10の内部には、イ
ンクリボンCを搭載したリボンカートリッジ11が装着
されている。
【0023】電子装置部3には、上面に操作部21が形
成され、内部に情報処理装置が内蔵されている。操作部
21には、情報処理装置の入力部を構成するプッシュボ
タン群22および操作ダイヤル23と、出力部を構成す
る表示器24が配設されている。操作ダイヤル23は、
中心部に円形に配設された実行キー31と、その外側に
環状に配設された4つ割りのカーソル/変換キー32
と、更にその外側に環状に配設された文字入力キー33
とで3重構造を有しており、文字入力キー33の表面に
は50音の平仮名などが印刷されている(図示省略)。
印章文字の入力は、先ずプッシュボタン群22の所定の
ボタン22aを押して印章サイズを確定した後、文字入
力キー33を三角マーク25に合わて回転させ、実行キ
ー31を押して平仮名入力を行い、この平仮名入力を適
宜、カーソル/変換キー32により漢字変換する。そし
て、所望の印章文字を表示器24上に作成したところ
で、これを確定する。なお、操作ダイヤル23の構造に
ついては、後述する。
【0024】ここで、印章を作成する場合の一連の操作
について、図1および図2を参照して簡単に説明する。
先ず、機能スイッチ8を操作して開閉蓋7を開放し、ポ
ケット6に印章本体Aをセットする。この印章本体Aの
セットに伴い、後述する検出装置66により印章本体A
の種別が検出され、この検出結果に基づいて情報処理装
置が入力部および出力部を制御する。次に、機能スイッ
チ8を操作して製版動作に機能を移行させ、プッシュボ
タン群22および操作ダイヤル23を操作して印章文字
を入力する。印章文字の入力が完了したら、印章文字ラ
ベルが作り込まれた製版シートBを、差込み口9aに挿
入してセットする。
【0025】次に、プッシュボタン群22の所定のボタ
ン22aを操作して、製版動作、すなわち印字を行わせ
る。この印字は、インクリボンCと製版シートBとに同
時に為される。印字が完了すると、インクリボン(の印
字部分)Cは露光のために先方に送られ、同時に製版シ
ートBは取出し口9bから外部に送り出される。ここ
で、送り出された製版シートBにより、印章文字に誤り
がないことを確認したら、次に機能スイッチ8を操作し
て露光動作に機能を移行させ、露光を行わせる。なおこ
の場合、機能スイッチ8の操作後、プッシュボタン群2
2の所定のボタン22aを操作することで、露光を行わ
せるようにしてもよい。
【0026】露光が完了したら、機能スイッチ8を操作
して開閉蓋7を開放し、ポケット6から印章本体Aを取
り出して、これを洗浄する。この洗浄により印章が完成
するが、印章が完成したとろこで、上記の製版シートB
から印章文字ラベルを剥して、これを印章の背面に貼着
する。
【0027】次に、印章作成装置1の構成装置について
順を追って説明する。
【0028】機械装置部4に設けた機能スイッチ8は、
待機位置となる「OFF」位置から時計廻りに「OPE
N」位置まで回転されると共に、「OFF」位置から反
時計廻りに「入力/製版」位置、さらには「露光」位置
まで回転される(図1参照)。「OPEN」位置ではポ
ケット6に設けた開閉蓋7が跳ね上げられて、開閉蓋7
の開放が可能になり、「入力/製版」位置および「露
光」位置では、後述する印字部および露光部における機
械的な操作がそれぞれ行われる。また同時に、機能スイ
ッチ8は電気的なモード切替えのスイッチとして機能す
る。そして、この切替え操作により、機能スイッチ8の
脇に配設したランプ(「OFF」位置には無い)12が
点灯し、切替え位置を表示する。
【0029】リボンカートリッジ11は、装置本体5に
対し着脱自在に構成されており、インクリボンCの消耗
に際しケースごと交換できるようになっている。図2に
示すように、リボンカートリッジ11には、一端に巻取
りリール13が、他端に巻出しリール14がそれぞれ設
けられ、インクリボンCは、巻出しリール14から巻き
出されほぼ「L」字状に屈曲して巻取りリール13に巻
き取られる。この「L」字状に屈曲したインクリボンC
の走行経路には、その短辺部分に印字部が臨み、長辺部
分に露光部が臨んでいる。この場合、印字部には、この
インクリボンCと上記の製版シートBが同時に臨み、露
光部には印字後のインクリボンCが臨む。
【0030】インクリボンCは、透明なリボンテープと
これに塗布したインクとから成り、実施形態では、6μ
m厚のものが用いられている。印字部においてこのイン
クリボンCに印字が行われると、インクの部分が製版シ
ートBに転写する。これにより、インクリボンCのリボ
ンテープには、インクの文字の部分が剥離したネガ画像
が形成され、製版シートBには、インクの文字の部分が
付着したポジ画像が形成される。そして、インクリボン
Cは、これをマスクとして利用すべく先方の露光部に送
られる一方、製版シートBは、印章文字の確認のため、
またこれを作成した印章に貼着すべく、装置外部に送り
出される。
【0031】製版シートBは、図33に示すように、ベ
ースシートBaと粘着シートBbとを積層して成り、全
体が短冊形に形成されている。粘着シートBbには方形
に切り線Bcが形成され、この切り線Bcに沿ってベー
スシートBaから剥した粘着シートBbの方形部分が、
上記の印章の背面に貼着する印章文字ラベルBdとな
る。印章本体Aは、印章としての用途に合わせて、形状
の異なる数種のものが用意されており、これに対応して
製版シートBも、その印章文字ラベルBdの部分の形状
(切り線の形状)が異なる数種のものが用意されてい
る。
【0032】一方、印章本体Aは、図32に示すよう
に、台木(実施形態は樹脂製)Aaの先端に薄手のスポ
ンジ(発泡ウレタン)Abが貼着されると共に、スポン
ジAbに紫外線の影響を受けない樹脂ベースAcが貼着
され、さらに樹脂ベースAcに印面Adを構成する紫外
線硬化樹脂が貼着されている。この印章本体Aの紫外線
硬化樹脂(印面Ad)の部分に、インクリボンCをマス
クとして紫外線を露光することにより、印面Adの印章
文字に相当する部分が硬化する。この状態で印章本体A
を、ポケット6から取り出して洗浄することにより、水
溶性の未硬化部分が洗い出されて、印章が完成する。図
中の符号Aeは、樹脂製のキャップである。なお、上記
の紫外線硬化樹脂に代えて紫外線軟化樹脂を用いてもよ
く、かかる場合にはインクリボンCと製版シートBのポ
ジ・ネガを逆にすれば、実施形態と同一の印章を作成す
ることができる。
【0033】図2に示すように、この印章作成装置1で
は、巻出しリール13からこれに巻回したインクリボン
Cが第1経路ピン51を介して印字部に導かれ、更に第
2経路ピン52および第1ガイドピン53を介して露光
部に導かれ、露光部から第2ガイドピン54およびテン
ションピン55を介して、巻取りリール14に巻き取ら
れる。印字部では、インクリボンCを挟み込むように配
設した印字ヘッド56とプラテンローラ57により、イ
ンクリボンCを押し出しながらこれに印字が行われる。
また、露光部では、押え板58によりインクリボンCを
印章本体Aとの間に挟み込んで、印章本体Aへの紫外線
による露光が行われる。
【0034】図3に示すように、機械装置部4には、巻
取りリール13およびプラテンローラ57を回転させ
て、インクリボンCを走行させるリボン送り装置61が
内蔵されている。また、図4に示すように、機械装置部
4には、開閉蓋7をロック・アンロックする蓋オープン
リンク62aと、印字部の印字ヘッド56をプラテンロ
ーラ57に離接するヘッド移動リンク62bと、露光部
の押え板58を進退させるリボン押えリンク62cと、
これら蓋オープンリンク62a、ヘッド移動リンク62
bおよびリボン押えリンク62cを作動させる主リンク
62dとから成る機能リンク機構62が内蔵されてい
る。
【0035】ここで先ず、図3を参照して、リボン送り
装置61について詳細に説明する。リボン送り装置61
は、機能スイッチ8の下側に内蔵された駆動モータ10
1を動力源として、巻取りリール13に嵌合するリール
軸102と、プラテンローラ57に嵌合するローラ軸1
03とを回転させるようになっている。駆動モータ10
1の出力軸104には出力ギヤ105が固定され、出力
ギヤ105には動力伝達ギヤ106が噛み合い、動力伝
達ギヤ106には主ギヤ107が噛み合っている。そし
て、主ギヤ107から、一方はリール減速歯車列108
を介してリール軸102に、他方はローラ減速歯車列1
09を介してローラ軸103に動力が伝達される。
【0036】駆動モータ101の出力軸104には、ク
ラッチアーム110が回動自在に軸支されており、この
クラッチアーム110に動力伝達ギヤ106が回転自在
に軸支されている。クラッチアーム110は、出力軸1
04の回転に伴って連れ回り(回動)し、動力伝達ギヤ
106を主ギヤ107に対し離接自在に噛み合わせる。
すなわち、駆動モータ101が回転すると、クラッチア
ーム110が回動し、動力伝達ギヤ106が主ギヤ10
7に噛み合い、駆動モータ101の動力が、巻取りリー
ル13およびプラテンローラ57に伝達される。逆に、
駆動モータ101が停止しているときに、巻取りリール
13やプラテンローラ57から回転動力が入力すると、
動力伝達ギヤ106は、主ギヤ107に弾かれてその噛
み合いを解く。
【0037】これにより、例えば、誤って挿入した製版
シートBを引き抜く場合に、プラテンローラ57が駆動
モータ101の負荷を受けることなく簡単に回転(逆
転)し、インクリボンにCに影響を与えることなく、製
版シートBのみを簡単に引き抜くことができる。もっと
も、クラッチアーム110を、機能スイッチ8の切り替
えに連動して回動させるようにしてもよい。なお、リー
ル軸102は滑り軸になっており、巻取りリール13に
インクリボンCが巻き取られてゆくに従って増速する周
速の変化を、滑りを生ずることにより吸収している。
【0038】次に、図4ないし図8を参照して、上記の
機能リンク機構62について詳細に説明する。機能リン
ク機構62は、フレーム121と、フレーム121に立
設した状態で回動自在に支持された蓋オープンリンク6
2aと、フレーム121上に回動自在に支持された板状
のヘッド移動リンク62bと、フレーム121上に進退
自在に支持された板状のリボン押えリンク62cと、フ
レーム121上に回動自在に支持された板状の主リンク
62dと、主リンク62dとリボン押えリンク62cと
の間に介在させたリボン押えカム122とを備えてい
る。なお、上記のリボン送り装置61の各種のギヤは、
フレーム121とリボン押えリンク62cとの間に配設
され、主リンク62dは、フレーム121の下側にこれ
に沿わせて配設されている。
【0039】主リンク62dは、入力側が機能スイッチ
8の偏心ピン123に係合しており、支軸124を中心
に機能スイッチ8の正逆回転により回動される。また、
主リンク62dの出力側には、先端に舌片125が形成
され、前端に第1ピン126が設けられ、舌片125の
基部に第2ピン127が設けられている。そして、この
舌片125が蓋オープンリンク62aの下部に係合し、
第1ピン126がヘッド移動リンク62bに係合し、更
に第2ピン127がリボン押えカム122を介してリボ
ン押えリンク62cに係合している。
【0040】蓋オープンリンク62aは、オープンリン
ク本体128と、オープンリンク本体128の長手方向
の両端部にそれぞれ突設した一対の支軸129,129
と、オープンリンク本体128の両端部から開閉蓋7に
向かって延びる一対のフック部130,130と、上記
の主リンク62dの舌片に対応するようにオープンリン
ク本体128から下方に延びるレバー部131と、オー
プンリンク本体128から前方に屈曲して延びるスイッ
チ作動部132とで、一体に形成されている(図8参
照)。レバー部131とフレーム121との間にはコイ
ルばね133が掛け渡されており、蓋オープンリンク6
2aは、そのフック部130の先端が開閉蓋7のフック
受け部7aに掛止めされる方向に回動付勢されている。
【0041】機能スイッチ8を「OFF」位置から「O
PEN」位置に回転させると、主リンク62dの舌片1
25が前方に回動し、蓋オープンリンク62aのレバー
部131をコイルばね133に抗して押し、フック部1
30のフック受け部7aに対する掛止めが解除される。
一方、開閉蓋7の裏面には、ポケット6に収容した印章
本体Aを安定に押さえるための板ばね7bが取り付けら
れており、フック部130が外れると、開閉蓋7はポケ
ット6に収容されている印章本体Aを受けにして、上方
に跳ね上げられる(図5および図8参照)。なお、ポケ
ット6に印章本体Aが収容されていない場合でも、機能
スイッチ8の「OPEN」により、後述するロック機構
63のロック部材171により、開閉蓋7は跳ね上げら
れる(図10参照)。
【0042】また、この蓋オープンリンク62aの掛止
め解除により、スイッチ作動部132は、後述する検出
装置66の検出端をポケット6内に突出させる。そし
て、「OPEN」位置に回転した機能スイッチ8から手
を離すと、コイルばね133により、蓋オープンリンク
62aおよび主リンク62dを介して、機能スイッチ8
が「OPEN」位置から「OFF」位置に自動復帰す
る。一方、開閉蓋7を閉塞するときは、上記の板ばね7
bに抗して開閉蓋7をポケット6側に押し付けることに
より、蓋オープンリンク62aのレバー部131が開閉
蓋7のレバー受け部7aを乗り越えるようにして、掛止
めされる。
【0043】ヘッド移動リンク62bは、その先端部に
印字ヘッド56を搭載した状態で、印字ヘッド56の保
持部に設けた支軸135を中心に回動される。ヘッド移
動リンク62bの尾端部には、主リンク62dの第1ピ
ン126が当接する係合面136が形成され、またフレ
ーム121との間にコイルばね137が掛け渡されてい
る。コイルばね137は、支軸135を中心にヘッド移
動リンク62bの先端をプラテンローラ57側に回動付
勢すると共に、係合面136を第1ピン126に押し付
けるように回動付勢している。係合面136は、傾斜面
138を挟んで、主リンク62dの支軸124と同心の
円弧となる先端側の第1静止面139および尾端側の第
2静止面140を有し、主リンク62dが回動して、そ
の第1ピン126が第2静止面140に当接している状
態では、印字ヘッド56がプラテンローラ57から離間
し、第1静止面139に当接している状態では、印字ヘ
ッド56がプラテンローラ57に接触する。なお、リボ
ンカートリッジ11を着脱する場合には、図外の治具を
用いて、印字ヘッド56を更にプラテンローラ57から
離間する方向に大きく回動させるようになっている。
【0044】図6に示すように、機能スイッチ8を「O
FF」位置から「入力/製版」位置に回転させると、主
リンク62dの第1ピン126が第2静止面140から
傾斜面138を下って第1静止面139に移動し、コイ
ルばね137によりヘッド移動リンク62bが回動し
て、印字ヘッド56がプラテンローラ57に押し付けら
れる。逆に、機能スイッチ8を「入力/製版」位置から
「OFF」位置に回転させると、第1ピン126が第1
静止面139から傾斜面138を上って第2静止面14
0に移動し、コイルばね137に抗してヘッド移動リン
ク62bが回動して、印字ヘッド56がプラテンローラ
57から離れる。
【0045】なお、機能スイッチ8を「入力/製版」位
置から更に「露光」位置に回動させると、第1ピン12
6が第1静止面139の先方に移動するため、印字ヘッ
ド56のプラテンローラ57への接触状態がそのまま維
持される(図7参照)。同様に、機能スイッチ8を「O
FF」位置から「OPEN」位置に回動させると、第1
ピン126が第2静止面140の手前に移動するため、
印字ヘッド56のプラテンローラ57への離間状態がそ
のまま維持される(図5参照)。また、コイルばね13
7により、印字ヘッド56がプラテンローラ57に接触
している状態において、実際には、第1ピン126が第
1静止面139からわずかに浮いており、印字ヘッド5
6のプラテンローラ57への接触状態が確実に維持され
るようになっている。
【0046】リボン押えリンク62cは、全体が略
「T」字状に形成されており、左右の両端部と前端部と
にそれぞれ形成されたガイド溝142が、フレーム12
1に立設した3個の突起143にそれぞれ係合して、フ
レーム121上に幾分浮いた状態で進退自在に取り付け
られている。各ガイド溝142は鍵孔状に形成される一
方、突起143の上端には円板状の抜止め部が形成され
ており(図示省略)、リボン押えリンク62cは、ガイ
ド溝142の円形部分をこの抜止め部に位置合わせして
押し入れることによりフレーム121に装着され、ガイ
ド溝142の長孔部分で突起143に進退自在に案内さ
れる。また、ガイド溝142を逃げたリボン押えリンク
62cの両端部には、各2本の支持ピン144,144
が立設されており、この支持ピン144,144に上記
の押え板58と、第1および第2ガイドピン53,54
が取り付けられている(図13参照)。
【0047】リボン押えリンク62cの中間位置には、
先端を折曲げたばね取付片145が後方に延設されてお
り、このばね取付片145とフレーム121との間にコ
イルばね146が掛け渡されている。コイルばね146
は、リボン押えリンク62cを前方、すなわち前進する
方向に付勢している。また、リボン押えリンク62cの
前部には、分岐するように係合部147が延設されてお
り、この係合部147には上記のリボン押えカム122
が当接している。
【0048】リボン押えカム122は、2枚の板カムを
重ねたような上カム部149と下カム部150とを有し
て一体に形成されており、支軸151によりフレーム1
21に自由回転可能に取り付けられている。下カム部1
50は、一部を扇状に切り欠いた円形形状を有し、上カ
ム部149は半月形状を有している。そして、上カム部
149の周端部分にリボン押えリンク62cの係合部1
47が当接し、下カム部150の切り欠いた部分に主リ
ンク62dの第2ピン127が係合している(図6参
照)。
【0049】この図6の状態は、機能スイッチ8が「入
力/製版」位置にある状態であり、この状態から機能ス
イッチ8を「露光」位置に回転させると、主リンク62
dの第2ピン127が下カム部150の切欠きの一方の
端を押し、リボン押えカム122を反時計廻りに回転さ
せる。この回転により、リボン押えリンク62cの係合
部147が、上カム部149の周端部分から弦部分に落
ち込み、リボン押えリンク62cが、コイルばね146
に付勢されて前進する。その際、リボン押えカム122
は自由回転可能に構成されているため、コイルばね14
6に付勢されて、上カム部149の弦部分とリボン押え
リンク62cの係合部147の当接面とが全面的に接す
る位置まで、瞬間的に回転する。また、この回転によ
り、下カム部150の切欠きの他方の端が第2ピン12
7にほぼ接触する位置まで回転する(図7参照)。
【0050】なお、上記のガイド溝142は、リボン押
えリンク62cの前進端位置を規制するストッパを兼ね
ており、各ガイド溝142の長孔部分の端が各突起14
3に突き当たることにより、リボン押えリンク62cが
前進端位置で停止する。したがって、上述の上カム部1
49の弦部分に対し、リボン押えリンク62cの係合部
147が全面的に接している状態は、実際には、この部
分にコイルばね146の付勢力が作用しておらず、係合
部147の当接面は上カム部149の弦部分からわずか
に離間している。
【0051】一方、機能スイッチ8を「露光」位置から
「入力/製版」位置を経て「OFF」位置に回転させる
と、第2ピン127が下カム部150の切欠きの他方の
端を押し、リボン押えカム122を時計廻りに回転させ
る。この回転により、リボン押えリンク62cの係合部
147が、上カム部149の弦部分から周端部分に相対
的に復帰し、リボン押えリンク62cが、コイルばね1
46に抗して後退する。この状態では、コイルばね14
6に付勢されたリボン押えリンク62cに対し、自由回
転可能なリボン押えカム122が突っ張っていて、リボ
ン押えリンク62cは後退位置に維持される(図4参
照)。なお、機能スイッチ8をこの「OFF」位置から
「OPEN」位置に回転させると、第2ピン127が当
接している下カム部150の切欠きの他方の端が、第2
ピン127の移動方向にほぼ平行になるため、リボン押
えカム122が時計廻りにわずかに回転するだけで、リ
ボン押えリンク62cは後退位置にそのまま維持される
(図5参照)。
【0052】このように、機能スイッチ8を「OFF」
位置から「OPEN」位置に回転させると、フック部1
30が外れて開閉蓋7が開放可能な状態になり、「OF
F」位置から「入力/製版」位置に回転させると、印字
ヘッド56がインクリボンCをプラテンローラ57に押
し付けて印字可能な状態となり、更に「入力/製版」位
置から「露光」位置に回転させると、押え板58がイン
クリボンCを印章本体Aに押し付けて露光可能な状態と
なる。なお、露光の際に誤って開閉蓋7を開けたり、開
閉蓋7を開けたまま露光を行うと、紫外線が外部に漏れ
ることとなり好ましくない。また、印字の際に開閉蓋7
を開けるとインクリボンCのジャミングの原因になる。
そこで、実施形態では、印字動作および露光動作のとき
には、開閉蓋7を閉塞状態にロックすると共に、開閉蓋
7が開放しているときには、印字動作および露光動作に
移行できないようにするロック機構63が組み込まれて
いる。
【0053】ロック機構63は、機能スイッチ8の部分
に設けられており、ここでは理解を容易にするため機能
スイッチ8の構造から説明する。図9に示すように、機
能スイッチ8は、上面に設定位置を指示するマーク16
2を形成したダイヤル161と、ダイヤル161の内側
空間に取り付けたクリック部材163と、上記の主リン
ク62dに係合する偏心ピン123とを備えており、ダ
イヤル161の軸部164の部分で、装置ケース2の座
板部2aに回転自在に取り付けられている。クリック部
材163は、ダイヤル161の径方向に湾曲して延び、
点対称に位置する一対のクリックアーム165,165
を有し、各クリックアーム165の持つばね性によりそ
の先端の円形部165aを、座板部2aに形成した各ク
リック係合部166に、それぞれ押し付けるようになっ
ている。
【0054】各クリック係合部166は、クリックアー
ムに向かって4つの凸部166aと3つの凹部166b
とを連ねた形状を有し、3つの凹部166bに各クリッ
クアーム165の円形部165aが落ち込んだ(係合し
た)状態が、上記の「OFF」位置、「入力/製版」位
置および「露光」位置に対応している(図9(a)参
照)。また、最外端の凸部の中間位置が「OPEN」位
置に対応しており、「OPEN」位置ではクリック的な
係合は行われない(図9(b)参照)。これにより、上
記した「OPEN」位置から「OFF」位置への自動復
帰が円滑に行われる。なお、「OFF」位置と「OPE
N」位置との間は15度の回転角度となっており、「O
FF」位置と「印字」位置と「露光」位置との間は、そ
れぞれ30度の回転角度となっている。
【0055】一方、ロック機構63は、図10および図
11に示すように、機能スイッチ8とポケット6との境
界部分に設けたロック部材171を備え、ロック部材1
71は、ロックばね172により上方に付勢された状態
で、装置ケース2の座板部2aに上下動自在に取り付け
られている。ロック部材171は、座板部2aに上下動
自在に案内された部材本体173と、部材本体173か
らポケット6側に延び屈曲して上方に延びるプッシュア
ーム部174と、部材本体173から機能スイッチ8側
に延び屈曲して上方に延びるロックアーム部175とで
構成されている。
【0056】プッシュアーム部174は、ポケット6の
蓋着座部6aに下側から臨んでおり、開閉蓋7を開放す
ると蓋着座部6aから突出し、閉塞すると押されて蓋着
座部6aに没入する。すなわち、開閉蓋7を開放すると
ロックばね172によりロック部材171が上動し、閉
塞するとロックばね172に抗してロック部材171が
下動する。一方、ロック部材171が上動すると、ロッ
クアーム部175が、機能スイッチ8の側肉部に形成し
た係止溝176に入り込み、機能スイッチ8の回転を阻
止する。逆に、ロック部材171が下動すると、ロック
アーム部175が、機能スイッチ8の係止溝176から
外れ、機能スイッチ8の回転阻止を解除する。
【0057】この場合、係止溝176は周方向に延びる
長溝となっており、機能スイッチ8を「OFF」位置と
「OPEN」位置との間で回転させる場合(通常この操
作は行われないが)には、その回転が許容される。逆
に、機能スイッチ8を「OFF」位置から「入力/製
版」位置や「露光」位置に回転させる場合には、その回
転が阻止される。この構成により、開閉蓋7が開放して
いるときには、機能スイッチ8の回転が阻止され、印字
動作および露光動作への移行が不可能となる。
【0058】なお、印字動作および露光動作の際に開閉
蓋7を閉塞状態にロックする機構は、上記の主リンク6
2dおよび蓋オープンリンク62aにより、達成され
る。すなわち、機能スイッチ8が「入力/製版」位置や
「露光」位置にある状態では、蓋オープンリンク62a
により、開閉蓋7が閉塞ロックされている。これによ
り、開閉蓋7が開いている状態で露光が行われることが
なく、また露光が行われている状態で開閉蓋7が開くこ
とがない。
【0059】次に、図12を参照して、印字部に備える
印字装置64について説明する。上述したように印字装
置64は、インクリボンCに印章文字を印字する印字ヘ
ッド56と、印字ヘッド56の印字動作に対応してイン
クリボンCを送るプラテンローラ57とを備えている。
また、印字ヘッド56とプラテンローラ57との接触部
分に向かって装置ケース2には、上記の製版シートBが
送り込まれる送込み通路181と、製版シートBが送り
出される送出し通路182とが形成されている。送込み
通路181の上流端には外部に開放された上記の差込み
口9aが形成され、送出し通路182の下流端には外部
に開放された上記の取出し口9bが形成されている。
【0060】プラテンローラ57は、上述したように駆
動ローラであり、インクリボンCを巻出しリール14か
ら巻き出すと共に、印字ヘッド56との間に製版シート
Bをくわえ込んで、インクリボンCと製版シートBとを
重ねた状態で印字ヘッド56に臨ませる。印字ヘッド5
6はサーマルヘッドであり、熱転写によりインクリボン
Cのリボンテープに塗布されたインクを製版シートBに
転写する。この転写により、インクリボンCから印章文
字に相当する部分が剥がれて、その部分に透明なリボン
テープの地が表れる一方、製版シートBには剥がれたイ
ンクが印章文字として付着する。
【0061】送込み通路181には、製版シートBの差
込みおよび送り基準位置を検出するセンサ183が臨ん
でおり、送込み通路181に差し込まれた製版シートB
は、このセンサ183の検出結果により、プラテンロー
ラ57により送られて、その印章文字ラベルBdの先端
部位置から印字が開始されるようになっている。送出し
通路182を構成する左側の壁には、その先端(上流
端)に分離爪部184が形成されており、この分離爪部
184により、重ねた状態で送られてきたインクリボン
Cと製版シートBとが引き離される。そして、インクリ
ボンCは先方の露光部に送られ、製版シートBは送出し
通路182を介して装置外部に送り出される。
【0062】次に、図13および図14を参照して、露
光部に備える露光装置65について説明する。露光装置
65は、ポケット6にセットした印章本体Aの印面Ad
に対峙するように設けた紫外線光源191と、紫外線光
源191と印章本体Aの印面Adとの間に設けた押え板
58とを備えている。印章本体Aの印面Adと押え板5
8と紫外線光源191とは、それぞれ間隙を存して相互
に平行に配設されており、この印面Adと押え板58と
の間にインクリボンCが配設されている。押え板58は
透明な樹脂などで構成され、前進してインクリボンCを
印章本体Aの印面Adに押し当てるようになっている。
すなわち、露光の際には、押え板58により印章本体A
の印面AdにインクリボンCを押し当てた後、紫外線光
源191を点灯して、押え板58越しにインクリボンC
をマスクとした露光が行われる(図13参照)。
【0063】紫外線光源191は、セミホット管と呼ば
れる自己加熱型熱陰極管であり、図15の正面図および
図16の平面図に示すように、基板192上に設けた蛍
光管ホルダ193に支持されている。紫外線光源191
の左右の端部には、紫外線光源191の寿命および故障
を検出する一対の温度ヒューズ194,194が配設さ
れている。各温度ヒューズ194は筒形に形成され、紫
外線光源191の長手方向に直交する向きで、これに下
側から接触するように設けられている。各温度ヒューズ
194は、蛍光管ホルダ193から延びる保持アーム1
95により下側から保持されると共に、ばね性を有する
保持アーム195により紫外線光源191に押し当てら
れている。
【0064】なお、図示しないが、紫外線光源191の
後方に反射板を設け、紫外線を前方に集中して照射する
ことが、好ましい。また、温度ヒューズ194を、紫外
線光源191から離間させて設け、紫外線光源191の
熱が温度ヒューズ194に熱伝導しないようにしてもよ
い。かかる場合には、紫外線光源191の光量の立ち上
がりが良好になる。
【0065】押え板58は、図17および図18に示す
ように、方形に形成された透明な樹脂などで構成され、
長手方向の両端部で左右の押え板ホルダ201,201
に取り付けられている。また、各押え板ホルダ201
は、上記のリボン押えリンク62cの各端部に立設した
2本の支持ピン144,144に差し込むようにして取
り付けられている(図14参照)。押え板58は、印章
本体Aの印面Adに押し当てられる押え板本体202
と、押え板本体202の各端部から後方に延設した上下
一対のガイド爪203,203と、上下一対のガイド爪
203,203間に押え板本体202から延設したプレ
ート部204とで構成され、プレート部204には押え
板58の上下の中間に位置させて、押え板58の前後方
向の揺動を案内する軸突起205が外向きに形成されて
いる。
【0066】図示では省略しているが、押え板本体20
2は長手方向において、印章本体Aとは逆側に、すなわ
ち紫外線光源側にわずかに反っており、押え板58によ
りインクリボンCを印章本体Aの印面Adに押し当てた
ときに、印面Adに対しインクリボンCが押し広げられ
るようになっている。また、押え板本体202の両端部
には、上側に延設したガイド片206,206がそれぞ
れ形成され、各ガイド片206は斜め後方に折れ曲がっ
ている。これにより、リボンカートリッジ11の装着の
際に、インクリボンCが押え板58と印章本体Aとの間
に適切に案内されるようになっている。さらに、押え板
本体202の両端は円弧状に面取りされており、露光の
際にこの面取り部分207でインクリボンCが、皺を生
じないように折り曲げられる(図13参照)。なお、図
17および図18中の符号208,208は、押え板本
体202の剛性を高めるべく設けた上下一対のリブであ
る。
【0067】一方、各押え板ホルダ201には、押え板
58の上下一対のガイド爪203,203を前後方向に
案内する上下一対のV溝210,210が形成され、ま
た軸突起205を前後方向に回転可能に案内する凹溝2
11が形成されている。すなわち、押え板58はその両
端部で、ガイド爪203をV溝210に、軸突起205
を凹溝211にそれぞれ係合するようにして、左右の押
え板ホルダ201,201に、微小距離前後方向に進退
自在にかつ前後方向に揺動自在に取り付けられている。
また、この状態で、押え板58の各外端部には、各押え
板ホルダ201から延設された上下一対のばね片21
2,212が、後方から押し当てられており、押え板5
8はこのばね片212により、このガイド爪203の爪
部分がV溝210の溝底部分に当接する前進端位置に向
かって付勢されている。
【0068】図14(図2)の状態から、リボン押えリ
ンク62cが前進すると、これに伴って両押え板ホルダ
201,201が前方に移動し、押え板58が印章本体
Aの印面Adに向かって平行移動してゆく。リボン押え
リンク62cの移動ストロークは、押え板58と印章本
体Aの印面Ad間の距離よりわずかに長くなっており、
リボン押えリンク62cが前進位置に達したときには、
既に押え板58と印章本体Aの印面Adとが突き当た
り、押え板58は印面Adからの反力を受け、各押え板
ホルダ201に対し相対的にわずかに後退する。この押
え板58の後退は、印面Adからの反力によるため、反
力と押え板58の各部の押圧力とが拮抗して、押え板5
8は、印章本体Aの印面Adに倣って当接する(図13
参照)。すなわち、押え板58は、インクリボンCを挟
んで、これを印章本体Aの印面Adに隙間なく密着させ
る。
【0069】また、図18に示すように、各押え板ホル
ダ201には、更に一方の支持ピン144が挿通するガ
イドピン保持部214が一体に形成されており、このガ
イドピン保持部214にはリボン摺接部材215が取り
付けられている。リボン摺接部材215は横断面半月形
に形成され、その弧面を押え板58側に向けて配設され
ている。リボン摺接部材215の上下の中間部には、そ
れぞれ丸孔を有する左右一対の支持片216が形成さ
れ、この支持片216の丸孔が、ガイドピン保持部21
4に形成した一対の軸突起217に外側からそれぞれ嵌
め込まれることにより、リボン摺接部材215がガイド
ピン保持部214の軸に対して回転方向に揺動自在に取
り付けられている。
【0070】このガイドピン保持部214およびリボン
摺接部材215は、押え板58および印章本体Aの外側
に配設されており(図14および図17参照)、右側に
位置するガイドピン保持部214およびリボン摺接部材
215が上記の第1ガイドピン53を、左側に位置する
ガイドピン保持部214およびリボン摺接部材215が
上記の第2ガイドピン54をそれぞれ構成している。す
なわち、この第1ガイドピン53と第2ガイドピン54
により、押え板58と印章本体Aの印面Adとの間に走
行するインクリボンCが、これらに干渉することなく、
これらに平行に案内されるようになっている。
【0071】なお、詳細は後述するが、ガイドピン保持
部214が押え板ホルダ201の一部を構成しているた
め、押え板(リボン押えリンク62c)58の前進に伴
って、第1ガイドピン53および第2ガイドピン54も
同方向に移動する。この移動は、第1および第2ガイド
ピン53,54間に張り渡したインクリボンCの張りを
緩めるものとなり、インクリボンCは、その張力を減じ
た状態で、すなわち縦皺が生じない状態で印章本体Aの
印面Adに押し当てられる。
【0072】この状態を、図2および図13を参照して
更に詳述するに、図2において走行するインクリボンC
には巻取りリール13により強い張力が作用し、上述の
ようにインクリボンCは極薄のテープゆえ縦皺が生じて
いる。したがって、このままインクリボンCを印章本体
Aの印面Adに押し付けると、インクリボンCは縦皺を
生じたまま印面Adに押し付けられ、印章文字が歪んで
露光されてしまう。一方、インクリボンCを弛ませる
と、印章文字が位置ずれして露光されしまう。そこで、
図13に示すように、押え板58の前進に伴って、第1
ガイドピン53および第2ガイドピン54も前進させ
て、インクリボンCの張りを緩めると共に、その際にテ
ンションピン55により、インクリボンCに縦皺が生じ
ない程度の弱い力で張りを与えるようにしている。
【0073】また、図13の露光状態におけるインクリ
ボンCは、テンションピン55および第2経路ピン52
により、押え板58の両端で後方に折り曲げられ、押え
板58の両端に形成した面取り部分207の作用によ
り、インクリボンCに無用な皺が生じないようになって
いる。
【0074】ここで、図19を参照して、インクリボン
Cの経路について説明する。巻出しリール14から巻回
されたインクリボンCは、第1経路ピン51により印字
装置64に適切に導かれ、更に印字装置64から第2経
路ピン52により大きく曲げられて、続く第1ガイドピ
ン53および第2ガイドピン54により露光装置65に
適切に導かれ、最後にテンションピン55を介して、巻
取りリール13に巻き取られる。この経路はインクリボ
ンCの走行時および走行待機時におけるものであるが、
前述したように露光時の経路はこれとは異なるものとな
り、またリボンカートリッジ11として持ち運びする場
合にも異なるものとなる。ここで、リボンカートリッジ
11持運び時における経路について説明する前に、各リ
ールや各ピンを含むリボンカートリッジ11自体の構造
について説明する。
【0075】図20および図21に示すように、リボン
カートリッジ11は、逆「L」字状に形成されたベース
プレート222と、ベースプレート222から延びる複
数本の脚部223とで構成されたカートリッジケース2
21に、各リールや各ピンを片持ちで取り付けて、構成
されている。リボンカートリッジ11は、ベースプレー
ト222を上にして、装置本体5の収容部5aにその各
脚部223を嵌合させることにより、装置本体5に装着
される。なお、脚部223は、図20(a)に示すよう
に、カートリッジケース221の各角部に配設されてい
る。
【0076】ベースプレート222の短辺側の端部に
は、巻出しリール14が回転可能に垂設されると共に、
長辺側の端部には巻取りリール13が回転可能に垂設さ
れている。また、巻出しリール14の先方には、ベース
プレート222から垂下した補強リブ付きの第1経路ピ
ン51が設けられ、更にその先方には、前後方向に進退
自在に構成された経路変更部材224が設けられてい
る。巻取りリール13の手前には、テンションピン55
が、コイルばね225により付勢された状態で、ベース
プレート222に進退自在に設けられている。なお、図
20(b)に示すように、装置本体5の収容部5aに
は、巻出しおよび巻取りリール13,14のリール軸1
02,226、印字ヘッド56、プラテンローラ57、
送込みおよび送出し通路181,182、第2経路ピン
52、第1および第2ガイドピン53,54、押え板5
8、紫外線光源191などが配設されている。
【0077】図21に示すように、巻出しリール(巻取
りリール13も全く同じ)14は、インクリボンCが巻
回される円筒状の軸部228と、軸部228の上端に延
設された上係合部229と、軸部228の下端に延設さ
れた下係合部230とを有し、上係合部229でベース
プレート222に回転可能に支持されると共に、下係合
部230で装置本体5側に回転自在に支持される。上係
合部229は、円筒部231と、円筒部231の上側に
連なるフランジ状の冠部232とから成り、これに対応
して、ベースプレート222には、円筒部231が回転
自在に摺接する軸受け部233と、冠部232の下面が
着座する段部234とが形成されている。冠部232の
下面および段部234は鋸歯状に形成され、冠部232
が段部234に接触(係合)している状態では、巻出し
リール14が一方向にのみ回転可能となる。
【0078】この場合、リボンカートリッジ11を装置
本体5に装着した状態では、巻出しリール14がわずか
に押し上げられ、冠部232と段部234との係合が解
かれて、巻出しリール14は回転自在となる。一方、リ
ボンカートリッジ11が装置本体5に装着されていない
状態では、巻出しリール14がその自重で押し下げら
れ、冠部232と段部234とが係合して、巻出しリー
ル14に逆転止めが働く。この逆転止めは、インクリボ
ンCが弛むのを防止するものであり、巻取りリール13
ではインクリボンCの走行方向と逆方向に、巻出しリー
ル14ではインクリボンCの走行方向に回転が阻止され
る。もちろん、巻取りリール13、巻出しリール14
共、インクリボンCを張る方向には回転可能である。な
お、交換のために提供されるリボンカートリッジ11に
は、ベースプレート222の上面に冠部232を段部2
34に押し付ける板(図示省略)が設けられ、この状態
で包装されて提起される。
【0079】経路変更部材224は、図20および図2
1に示すように、ベースプレート222のコーナー部分
にスライド自在に取り付けられたスライダ236と、ス
ライダ236に一体に作り込まれた経路変更ピン237
とで構成されている。スライダ236の上面は、外部に
露出すると共にベースプレート222の上面と面一に配
設されている。経路変更ピン237は、スライダ236
のスライドに伴って前後方向に移動し、後方に最大限移
動した状態では、巻取りリール13と巻出しリール14
との間に掛け渡したインクリボンCをほぼ直角に張るよ
うになっている。この場合、リボンカートリッジ11を
装置本体5に装着するまでは、インクリボンCを直角に
張った状態にしておき、装置本体5に装着したら、経路
変更ピン237を前方に最大限移動させるようにする
(図22参照)。
【0080】これにより、リボンカートリッジ11を装
着する際には、経路変更ピン237とテンションピン5
5とが協働して、インクリボンCの経路を押え板58や
印章本体A、第2経路ピン52などに干渉しないように
規制し、また経路変更ピン237と第1経路ピン51と
が協働して、インクリボンCの経路を印字ヘッド56や
プラテンローラ57などに干渉しないように規制する。
そして、リボンカートリッジ11を装着した後、経路変
更ピン237を移動させることにより、インクリボンC
の経路が上記の走行時および走行待機時の状態になる。
【0081】テンションピン55は、断面半円形の摺接
部239と、摺接部239を支持する支持プレート部2
40とから成り、ベースプレート222との間に介在さ
せたコイルばね225により、インクリボンCを張る方
向に付勢している。コイルばね225のばね力は、張っ
たインクリボンCに縦皺が生じない程度の弱いものあ
り、テンションピン55は、インクリボンCに弛みが生
じないように機能する。すなわち、交換のためのリボン
カートリッジ11では、上記のように巻取りリール13
および巻出しリール14が逆転止め状態にあって、両リ
ール13,14間にインクリボンCが掛け渡されてお
り、このインクリボンCに突き当てられているテンショ
ンピン55は、振動などによるインクリボンCの弛みを
防止する。
【0082】また、上述のように露光動作において、押
え板58と第1および第2ガイドピン53,54とが、
印章本体A側前方に同時に移動するときに、テンション
ピン55は、インクリボンCに弛みが生じないように、
且つ縦皺が生じない程度にこれを張る。なお、テンショ
ンピン55に前者の機能を要求する必要がない場合に
は、テンションピン55を装置本体5側に設けるように
してもよい。このようにすれば、テンションピン55の
テンション機能が、より安定したものとなる。
【0083】なお、図23に示すように、第2経路ピン
52の摺接部242およびテンションピン55の摺接部
239は、一般のプーリなどと同様に中高形状に形成さ
れ、水平面内において寝かせた状態で走行するインクリ
ボンCが、各摺接部239,242から下側に脱落しな
いようになっている。また、各摺接部239,242と
インクリボンCとが正確に直交していなくても、インク
リボンCが偏って走行するなどの不具合を防止すること
ができる。すなわち、これらの摺接部239,242に
接触するインクリボンCは、その幅方向の中間部がわず
かに盛り上がるようにして走行する。これにより、第2
経路ピン52およびテンションピン55の各摺接部24
2,239と、揺動自在に構成された上記の第1および
第2ガイドピン53,54の各リボン摺接部材215と
により、インクリボンCが、常に一定の高さ位置を保持
した状態で、露光装置65に臨むようになっている。
【0084】次に、開閉蓋7の開閉に連動する検出装置
66について説明する。この検出装置66は、ポケット
6に印章本体Aが装着されたことを検出すると共に、印
章本体Aの種別を判別するものである。印章本体Aに
は、角型印用、氏名印用、ビジネス印用、住所印用など
の各種形状の異なるものが用意され、これら各種の印章
本体Aは、長さは同一であるが、幅および厚みが異なっ
ている。このような幅および厚みの異なる各種の印章本
体Aを、幅方向および厚み方向において、ポケット6内
の一定の位置にセットするため、この実施形態では、図
24および図25に示すように、ポケット6の底面6b
に長短4本のボス251,251,251,251が立
設され、これに対応して印章本体Aには、ボス251が
嵌合する嵌合穴Afが形成されている(図25参照)。
【0085】4本のボス251,251,251,25
1は「T」字状に配設されており、これに対応して、例
えば角型印では2個の嵌合穴Af,Afが(図25
(a))、ビジネス印では4個の嵌合穴Af,Af,A
f,Afが(図25(b))、形成されている。このよ
うに、印章本体Aの嵌合穴Afの数および深さは、印章
本体Aの種別により区々であり、この嵌合穴Afとボス
251の組み合わせにより、ポケット6に装着した各種
の印章本体Aの印面Adの中心が、常に同一の位置に来
るように位置決めされる。
【0086】また、印章本体Aの印面Adと逆の背面A
gには、厚み方向の中間位置に横並びに複数個の子穴
(種別検出穴)Ahが形成されており、後述する検出装
置66のスイッチアレイ262との協働により、印章本
体Aの種別が判別される(図31参照)。なお、印章本
体Aの背面Agには、印字後にインクリボンCから分離
して装置外部に送り出された製版シートBの印章文字ラ
ベルBdが貼着され、これにより子穴Ahが隠されるよ
うになっている。
【0087】検出装置66は、図26、図27および図
28に示すように、印章本体Aの背面Agに対向するよ
うに配設したスイッチホルダ(ポケット6の壁面を兼ね
ている)261と、スイッチホルダ261に支持させた
6個の検出スイッチ263から成るスイッチアレイ26
2とを備えている。各検出スイッチ263は、プッシュ
スイッチなどで構成されたスイッチ本体264と、先端
がポケット6内に臨むスイッチトップ265とで、構成
されている。スイッチトップ265は、平板部266
と、平板部266から直角に延びる検出突起部267と
から成り、平板部266の下部でスイッチホルダ261
に形成したガイド突起268に、且つ検出突起部267
でスイッチホルダ261に形成したガイド孔269に案
内されて、前後方向に移動する。
【0088】スイッチ本体264は基板270の裏面に
固定され、そのプランジャ271をスイッチトップ26
5の平板部266に突き当てるように配設されている。
この場合、プランジャ271はそのばね力でスイッチト
ップ265をポケット6側に付勢しており、この付勢に
より検出突起部267の先端がスイッチホルダ261の
ガイド孔269からポケット6内に突出する状態と、こ
の付勢に抗してガイド孔269に没入する状態とが、検
出スイッチ263のON−OFFに対応している。
【0089】一方、スイッチホルダ261の平板部26
6には、蓋オープンリンク62aのスイッチ作動部13
2が、プランジャ271のばね力に抗するように突き当
てられており、蓋オープンリンク62aの回動に伴っ
て、全てのスイッチトップ265が前後方向に移動する
ようになっている。なお、スイッチ作動部132とスイ
ッチトップ265とを一体として形成してもよく、また
スイッチトップ265と検出スイッチ263とを一体と
して形成し、スイッチ作動部132により基板270を
移動させるようにしてもよい。
【0090】このように、蓋オープンリンク62aが図
示時計廻りに回動して開閉蓋7が開放しているときに
は、スイッチトップ265は前方(基板270側)に移
動し、その検出突起部267がポケット6内から退避す
る(図26参照)。これにより、検出装置66の検出モ
ードが解除され、また検出突起部267に干渉すること
なく印章本体Aを着脱することができる。一方、蓋オー
プンリンク62aが図示反時計廻りに回動して開閉蓋7
が閉塞しているときには、スイッチトップ265は後方
(ポケット6側)に移動し、その検出突起部267がポ
ケット6内に突出する。これにより、検出装置66が検
出モードとなるが、このときポケット6内に印章本体A
が装着されていると、スイッチトップ265がこれに突
き当たった状態となり、検出スイッチ263がOFFし
て印章本体Aが装着されていることが検出される(図2
9参照)。逆に、印章本体Aが装着されていないと、ス
イッチトップ265が最大限突き出した状態となり、検
出スイッチ263がONして印章本体Aが装着されてい
ないことが検出される。
【0091】実際には、スイッチアレイ262の内のい
ずれか1個の検出スイッチ263が、OFF状態になっ
たときに、印章本体Aが装着されていることが検出さ
れ、全ての検出スイッチ263が、ON状態になったと
きに、印章本体Aが装着されていないことが検出され
る。なお、検出モードのモード切替えに代えて、図26
に示す、スイッチトップ265の検出突起部267がポ
ケット6内から退避することで、開閉蓋7が開放したこ
とを検出するようにしてもよく、またこれを露光阻止の
優先検出信号としてもよい。
【0092】そして、スイッチアレイ262の各検出ス
イッチ263は、対応する印章本体Aの小穴Ahの有無
により、図29または図30に示すように、ONまたは
OFFのいずれかの状態となる。したがって、6個の検
出スイッチ263のON・OFFのパターンにより、印
章本体Aの種別が判別される。
【0093】図31は、印章本体Aの小穴Ahと、6個
の検出スイッチ(検出突起部)263との関係を表して
いる。6個の検出スイッチ263と小穴Ahの有無との
関係から、2n−1種類、すなわち63種の判別パター
ンが可能になっている。この場合、角型印などの幅の狭
い印章本体Aに対しては、両外端の2個の検出スイッチ
263,263に対する小孔Ahがなく、この2個の検
出スイッチ263,263は、印章本体Aの両側の空間
に向かって突出する。すなわち、角型印などの幅の狭い
印章本体Aでは、印章本体Aの最外端に架空の小孔Ah
が有る判別パターンとして、認識される。
【0094】言い替えれば、63種の判別パターンの内
の、最外端に小孔Ahが有る判別パターンを、角型印な
どの幅の狭い印章本体Aに割り振ることにより、判別パ
ターンの数を減ずることなく、全ての検出スイッチ26
3が対応しきれない幅の印章本体Aを、判別できるよう
になっている。なお、6個の検出スイッチ263は、予
備を含むものであり、実際には4個の検出スイッチ26
3で十分である。
【0095】次に、図34および図35を参照して、操
作ダイヤル23とその内部機構とから成るダイヤル入力
装置68について、説明する。両図に示すように、操作
ダイヤル23は、中心部に円形に配設された実行キー3
1と、その外側に環状に配設された4つ割りのカーソル
/変換キー32と、更にその外側に環状に配設された文
字入力キー33とで構成されている。実行キー31は、
入力した文字に対する確定キーと改行キーとを兼ねてい
る。カーソル/変換キー32は、手前側の変換キー32
a、三角マーク25側の無変換キー32b、左側の大文
字・小文字の選択キー32cおよび右側の平仮名・カタ
カナ・アルファベットの選択キー32dから成り、これ
らはそれぞれ前後左右のカーソルキーを兼ねている。そ
して、これらの各種キーの表面には、それぞれの機能を
示標する文字が印刷されている。文字入力キー(ダイヤ
ル)33は正逆回転可能に構成されており、その回転は
周方向に54分割されたクリック回転となっている。文
字入力キー33の表面には、この54分割に対応するよ
うに、50音の平仮名と句読点などから成るキャラクタ
33aが割り振られ(印刷され)、また同時にこのキャ
ラクタ33aに並列に、アルファベット、数字、カンマ
などからなるキャラクタ33aが割り振られ(印刷さ
れ)ている。
【0096】印章文字の入力は、先ずプッシュボタン群
22の所定のボタン22aを押して、印章本体Aの種別
を特定する。次に、文字入力キー33を回転させ、所定
の文字を三角マーク25に合わせて、実行キー31を押
して文字入力を行い、この文字入力を適宜、カーソル/
変換キー32により変換する。そして、所望の印章文字
を表示器24上に作成したところで、再度実行キー31
を押してこれを確定する。
【0097】図36は、操作ダイヤル23の断面構造を
表しており、同図に示すように、実行キー31、カーソ
ル/変換キー32および文字入力キー33は、それぞれ
別部材で構成されている。実行キー31およびカーソル
/変換キー32は、基板281から延びるキーフレーム
282に押釦自在に支持され、文字入力キー33は、装
置ケース(支持部材)2に回転自在に支持されている。
これにより、実行キー31およびカーソル/変換キー3
2は、文字入力キー33の回転に伴って回転しない構造
になっている。したがって、文字入力キー33の操作の
際に、実行キー31およびカーソル/変換キー32が同
時に回転して、その表面に印刷した文字が回転してしま
うなどの違和感が生ずることがない。
【0098】次に、文字入力キー33のクリック回転の
ためのクリック機構について説明する。図37に示すよ
うに、クリック機構は、文字入力キー33の下面に形成
された波状面部283と、波状面部283に係合するク
リックボール284と、装置ケース2に形成されクリッ
クボール284を出没自在に収容するボール溝285
と、クリックボール284を付勢すべくボール溝285
に設けたコイルばね286とで構成されている。波状面
部283は、文字入力キー33の周方向に環状に形成さ
れた、連続する54個の凹凸部位で構成されている。ク
リックボール284は、コイルばね286により上方に
付勢されて、波状面部283に係合している。
【0099】文字入力キー33を回転させると、クリッ
クボール284が波状面部283の凸部位を乗り越えな
がら凹部位に次々に係合してゆき、1回転を54に分割
した間欠回転、すなわちクリック回転が行われる。この
ように、文字入力キー33の波状面部283と、クリッ
クボール284との係合によりクリック回転が行われる
ため、波状面部284とクリックボール284との間に
生ずる摩擦でクリックボール284は適宜回転する。こ
のため、文字入力キー33の回転に伴う摺動抵抗が小さ
くなり、且つ停止位置が安定する。したがって、操作が
円滑にかつ規律よく行われ、操作感覚が良好になる。ま
た、波状面部283とクリックボール284との間の摩
耗を極力少なくすることができるため、この部分の耐久
性を向上させることができる。さらに、コイルばね28
6を用いているため、付勢力を調整することが容易とな
り、操作感覚における軽重の調整を簡単に行うことがで
きる。
【0100】次に、図38を参照して、上記のキャラク
タ33aの入力構造について説明する。この入力構造は
ブラシと接点とから成り、同図は、文字入力キー33側
に配設したブラシと、上記の基板281側に設けた接点
との関係を表している。文字入力キー33の内部には、
これと同心円上に配設され2列の第1接点部材291,
291と、第1接点部材291の内側に文字入力キー3
3と同心円上に配設された1列の第2接点部材292と
を備えている。各第1接点部材291は、周方向に2個
の分割部位291a,291aを有し、各分割部位29
1aにはON−OFFの要素となる導通・非導通部分が
混在している。また、第2接点部材292は周方向に4
個の分割部位292a,292a,292a,292a
を有し、各分割部位292aは、ONの要素となる導通
部分のみで構成されている。
【0101】一方、2列の第1接点部材291のそれぞ
れ分割部位291aに対応して、角度180度の点対称
位置には、2個ずつ計4個の第1接点ブラシ293,2
93,293,293が設けられている。また、1列の
第2接点部材292に対応して1個の第2接点ブラシ2
94が設けられ、この第2接点ブラシ294は、一方の
2個の第1接点ブラシ293,293と並べて配設され
ている。これにより、文字入力キー33の正逆回転する
と、これら4個の第1接点ブラシ293は、第1接点部
材291の4個の分割部位291aにそれぞれ摺接し、
また1個の第2接点ブラシ294は、第2接点部材29
2に摺接している。
【0102】そして、各接点ブラシ293,294と各
接点部材291,292のON−OFFの関係を、
「1」「0」でパターン化して表したものが図39であ
る。図38に示すように、第1接点部材291の4個の
分割部位291aは、それぞれ図39の「NO1」から
「NO4」までのビットに対応しており、また第2接点
部材292の4個の分割部位292aは、「NO5」か
ら「NO8」までのビットに対応している。例えば、
「NO5」に対応する分割部位291aが接点ブラシ2
94に接触して、ONの状態、すなわち「NO5」のビ
ットが「1」のときは、「NO1」から「NO4」まで
に対応する分割部位292aのON−OFFの状態、す
なわち「NO1」から「NO4」のビットの「1」−
「0」パターンにしたがって、図39の「NO5」のビ
ットが「1」のキャラクタ、すなわち「あ」〜「せ」の
キャラクタのうちのいずれか1つが判別される。同様
に、「NO6」、「NO7」または「NO8」に対応す
る分割部位291aがONのときも、それぞれ「そ」〜
「ひ」、「ふ」〜「る」または「れ」〜「SP」のキャラ
クタの中から、「NO1」から「NO4」のパターンに
より、いずれか1つのキャラクタが判別される。
【0103】この場合、文字入力キー33の1回転に対
して、第1接点部材291の4個の分割部位291a
と、これに対応する4個の第1接点ブラシ293との組
み合わせにより、24=16個のビットパターンが得ら
れると共に、第2接点部材292の4個の分割部位29
2aと第2接点ブラシ294との組み合わせにより4個
の分類パターンが得られるため、これらの組み合わせに
より16×4=64個の判別パターンが得られる。しか
しここでは、64個のうち54個を使ってキャラクタ3
3aを表している。
【0104】このように、ビットパターンと分類パター
ンとの組み合わせにより、判別パターンを構成するよう
にしているので、ビットパターンを構成する各第1接点
部材291に複数個の第1接点ブラシ293を対応させ
ることができる。すなわち、各第1接点部材291を周
方向に複数個に分割し(分割部位291a)、これにそ
れぞれ第1接点ブラシ293を配設することができ、各
列の第1接点部材291を用いて複数のビットパターン
を構成することができる。したがって、所望の数のビッ
トパターンが得るために、第1接点部材291の列数を
増やす必要がなくなり、その結果、文字入力キー33を
比較的小型に構成することができる。すなわち、文字入
力キー33を、操作性を優先した径および幅にすること
ができる。
【0105】次に、図40および図41を参照して、上
記のキャラクタ33aの入力構造の他の実施形態につい
て説明する。この入力構造は、図38および図39の前
述した入力構造と、基本的には同様の構成となっている
が、第2接点部材292が周方向に6個に分割されてい
る点と、第1接点部材291および第2接点部材292
の導通・非導通部分の配設位置と、が異なる。これらの
違いは、図40および図41の入力構造が、隣接するキ
ャラクタ間でダイヤルを回転して変更したときの、キャ
ラクタの判別回路等に発生する可能性がある不安定状
態、いわゆる「ハザード」を回避するために、よりビッ
ト数の多い判別パターンを使用している点に起因する。
【0106】ここで、本例の理解を助けるために以下の
説明で使用する、判別コードとハミング距離について説
明する。図41は、前述した図39と同様に、図40の
各接点ブラシ293、294と各接点部材291、29
2のON−OFFの関係を、「1」「0」でパターン化
して表したものであり、図40の第1接点部材291の
4個の分割部位291aは、それぞれ図41の「NO
1」から「NO4」までのビットに対応しており、また
第2接点部材292の6個の分割部位292aは、「N
O5」から「NO10」までのビットに対応している。
この「NO1」から「NO10」のビットを並べたコー
ドを、以下、「判別コード」と略称することとし、例え
ば、図41のキャラクタ「か」の判別コードを判別コー
ドCAとしたとき、判別コードCA=「か」=[110
0100000]と表す。また、同様に、隣接するキャ
ラクタ「き」について、判別コードCB=「き」=[1
000100000]としたとき、判別コードCAと判
別コードCBとの対応ビットの値が互いに異なるビット
は、「NO2」の1個のビットだけなので、このような
関係を、例えば、判別コードCAと判別コードCBとの
ハミング距離H(CA、CB)=1と表す。
【0107】次に、隣接するキャラクタ間でダイヤルを
回転して変更したときの、キャラクタの誤判別の可能性
について説明する。例えば、図41に示すように、判別
コードCC=「く」=[1000010000]とした
とき、上述した判別コードCBとのハミング距離H(C
B、CC)=2となる。この場合、キャラクタ「き」か
ら「く」、または、キャラクタ「く」から「き」に、ダ
イヤルを回転させたときに、「NO5」と「NO6」の
いずれのビットが先に変化するか、すなわち判別回路等
の素子のしきい値や遅延時間のばらつきなどによって、
過渡状態では、判別コードCD=[100011000
0]または判別コードCE=[1000000000]
の状態となる可能性がある。仮に、これらの判別コード
CDまたはCEに対応するキャラクタが存在する場合、
そのキャラクタの判別回路等が上記の過渡的な判別コー
ドCDまたはCEを誤判別しまい、この結果、ダイヤル
入力装置68が誤動作してしまう可能性がある。
【0108】これに対し、図40および図41の入力構
造では、第2接点部材292の同一の分割部位291a
に対応するキャラクタ、例えば、「NO5」のビットが
1のキャラクタ「あ」〜「き」は、隣接するキャラクタ
の判別コードが、例えば、上述の「か」と「き」の判別
コードCAとCBのように、互いにハミング距離H=1
の関係になっているので、過渡的にも他のキャラクタを
判別することがない。また、隣接する分割部位291a
間では、例えば、上述した「き」と「く」の判別コード
CBとCCのように、ハミング距離H=2となってい
て、かつ、その間に過渡的に発生する可能性のある判別
コード、例えば、上述の判別コードCDやCEが、キャ
ラクタのいずれにも対応しない空判別コードとなってい
るため、同様に、過渡的にも他のキャラクタを判別する
ことがない。したがって、この入力構造では、ハザード
を回避することができ、これによる誤判別や誤動作を防
止することができる。
【0109】なお、キャラクタの判別コードのうちのど
れかを、接点ブラシ293、294や接点部材291、
292の機械的強度を補強したいなどの都合により、変
更したい場合、例えば、上述の「き」の判別コードCB
の「NO4」のビットを「1」として、判別コードCF
=「き」=[1001100000]に変更したい場合
には、下記のような検討を行う。判別コードCF=
[き]と、一方の隣接する判別コードCA=「か」=
[1100100000]とのハミング距離H(CA、
CF)=2、過渡的な判別コードは、判別コードCG=
[1101100000]と判別コードCH=[100
0100000]の2個、また、他方の隣接する判別コ
ードCC=「く」=[1000010000]とのハミ
ング距離H(CC、CF)=3、過渡的な判別コードC
I=[1000100000]、CJ=[100100
0000]、CK=[1001110000]、CL=
[1000000000]、CM=[10001100
00]、および、CN=[1001010000]の6
個となる。このうち、判別コードCNが「け」の判別コ
ードに相当するので、このままでは、「き」から
「く」、または「く」から「き」にダイヤルを回転する
ときに、「け」を誤判別する可能性がある。
【0110】この場合、「け」の判別コードを、判別コ
ードCP=「け」=[1010010000]とすれ
ば、隣接する「く」や「こ」の判別コードとのハミング
距離H=1を保持しつつ、「き」の判別コードCBを判
別コードCFに変更でき、かつ、過渡的な判別コードC
Nなどの全てが空判別コードとなって、ハザードを回避
することができ、キャラクタの誤判別などを防止できる
ようになる。
【0111】すなわち、隣接するキャラクタの判別コー
ドのハミング距離を考慮して、各キャラクタの判別コー
ドを決定するようにすれば、キャラクタのうちの任意の
1つのキャラクタ(上記の場合、「き」)の判別コード
(CF)と、これに隣接するキャラクタ(「く」)の判
別コード(CC)との、ハミング距離がH≧2(H=
3)のときに、互いに異なる値を有するH(=3)個の
ビット(「NO4」、「NO5」、「NO6」)のうち
の、G(G=1、2、…、H−1:上記の場合、1、
2)個のビットを反転させた2H −2(23 −2=6)
個の判別コード(1個反転:CI、CJ、CK、およ
び、2個反転:CL、CM、CN)を、キャラクタのい
ずれにも対応しない空判別コードとすることができ、こ
れにより、判別回路等に発生する可能性のあるハザード
を回避して、キャラクタの誤判別等の発生を防ぎ、この
結果、ダイヤル入力装置の誤動作などを防止することが
できる。また、図38〜図41の上述した実施形態で
は、文字入力キー側にブラシを基板側に接点を設けるよ
うにしたが、逆に文字入力キー側に接点を基板側にブラ
シを設けるようにしてもよい。また、本発明のダイヤル
入力装置は、他の電子機器の入力装置としても適用可能
であり、その際、第1接点部材の列数および分割部位の
数、並びに第2接点部材の分割部位の数は、必要とする
判別パターンの数により決定されることは、いうまでも
ない。
【0112】
【発明の効果】以上のように請求項1のダイヤル入力装
置によれば、第1接点部材の列数を少なくすることがで
きるので、その分、ダイヤルの径を大きくしなくとも、
判別パターンのパターン数を増やすことができる。ま
た、ダイヤルを環状に形成するものにあっては、その内
周円の径を大きくとることができるので、この部分に他
の操作ボタンなどを配設することが可能となり、これら
入力手段をその操作性を犠牲にすることなく、集約的に
配置することができる。さらに、相互に隣接するキャラ
クタに対応する判別パターンを工夫することにより、キ
ャラクタの誤判別などの誤動作を防止することができ
る。
【0113】
【0114】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイヤル入力装置を
備えた印章作成装置の外観図である。
【図2】印章作成装置の機械装置部の内部構造図であ
る。
【図3】機械装置部に備えるリボン送り装置の平面図で
ある。
【図4】機械装置部に備える機能リンク機構の「OF
F」位置の状態を示す平面図である。
【図5】機械装置部に備える機能リンク機構の「OPE
N」位置の状態を示す平面図である。
【図6】機械装置部に備える機能リンク機構の「入力/
製版」位置の状態を示す平面図である。
【図7】機械装置部に備える機能リンク機構の「露光」
位置の状態を示す平面図である。
【図8】機能リンク機構の蓋オープンリンク廻りの側面
図である。
【図9】機能スイッチの構造および動きを示す内部構造
図である。
【図10】機能スイッチのダイヤルを取り去ったロック
機構廻りの平面図である。
【図11】機能スイッチおよびロック機構廻りの断面図
である。
【図12】機械装置部の印字装置廻りの拡大平面図であ
る。
【図13】機械装置部の露光装置廻りの平面図である。
【図14】機械装置部の露光装置廻りの拡大平面図であ
る。
【図15】露光装置の紫外線光源廻りの正面図(a)お
よびその側面図(b)である。
【図16】露光装置の紫外線光源廻りの平面図である。
【図17】露光装置の押え板廻りの平面図である。
【図18】露光装置の押え板および押え板ホルダ廻りの
拡大側面図である。
【図19】インクリボンの経路を模式的に表した経路図
である。
【図20】リボンカートリッジ(a)と、リボンカート
リッジを取り出した状態の装置本体(b)の平面図であ
る。
【図21】装置本体に装着したリボンカートリッジの拡
大側面図である。
【図22】リボンカートリッジを装着した直後の機械装
置部の平面図である。
【図23】第2経路ピン(a)およびテンションピンの
部分斜視図(b)である。
【図24】開閉蓋を取り去った状態のポケット廻りの平
面図である。
【図25】各種印章本体のポケットへの装着状態を表し
た構造説明図である。
【図26】ポケットおよび検出装置廻りの断面図であ
る。
【図27】ポケットおよび検出装置廻りの正面図であ
る。
【図28】ポケットおよび検出装置廻りの平面図であ
る。
【図29】検出装置の検出動作(1)を表した断面図で
ある。
【図30】検出装置の検出動作(2)を表した断面図で
ある。
【図31】各種印章本体の判別パターンを説明する説明
図である。
【図32】印章本体の構造図である。
【図33】製版シートの構造図である。
【図34】操作部の操作ダイヤル廻りの平面図である。
【図35】操作部の操作ダイヤル廻りを模式的に表した
説明図である。
【図36】操作ダイヤルの拡大断面図である。
【図37】文字入力キーのクリック機構の拡大断面図で
ある。
【図38】文字入力キーによるキャラクタの入力構造を
表した説明図である。
【図39】図38のキャラクタに対応する判別パターン
を表したパターン図である。
【図40】他の実施形態を示す、図38と同様の説明図
である。
【図41】図40のキャラクタに対応する、図39と同
様のパターン図である。
【符号の説明】
1 印章作成装置 2 装置ケース 23 操作ダイヤル 31 実行キー 32 カーソル/変換キー 33 文字入力キー 33a キャラクタ 68 ダイヤル入力装置 283 波状面部 284 クリックボール 285 ボール溝 286 コイルばね 291 第1接点部材 291a 分割部位 292 第2接点部材 292a 分割部位 293 第1接点ブラシ 294 第2接点ブラシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚原 栄志 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 中島 賢一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイ コーエプソン株式会社内 (72)発明者 渡邊 健二 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (72)発明者 亀田 登信 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (56)参考文献 特開 平4−105113(JP,A) 特開 平6−147919(JP,A) 特開 平6−94479(JP,A) 特開 平2−172021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/023 340 B41B 27/04 B41K 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材に回転自在に取り付けられると
    共に多数種のキャラクタを放射状に割り振ったダイヤル
    と、 前記ダイヤルと同心円上に配設されると共に周方向にs
    (s≧2)個に分割され且つ導通・非導通部分を混在さ
    せたn(n≧1)列の第1接点部材と、 前記ダイヤルと同心円上に配設されると共に周方向にm
    (m≧2)個に分割され且つ導通部分のみを有する1列
    の第2接点部材と、前記n列の第1接点部材に対応したn個の接点ブラシ
    を、前記ダイヤルの周方向にs箇所に分割して配設した
    n×s個の第1接点ブラシと、 前記1列の第2接点部材に対応した1個の接点ブラシを
    前記ダイヤルに配設した第2接点ブラシとを備え、 n×s個の第1接点ブラシに対する各第1接点部材の導
    通・非導通により構成されるn×sビットのビットパタ
    ーンと、第2接点ブラシに対する第2接点部材のm個の
    分割部位により構成されるm個の分類パターンとの組み
    合わせで構成される2(nxs)×m個の判別パターンのう
    ちのk(k≦2(nxs)×m)個により、前記キャラクタ
    を表現したことを特徴とするダイヤル入力装置。
  2. 【請求項2】 前記ビットパターンと前記分類パターン
    とを組み合わせてコード化したJ(J=n×s+m)ビ
    ットの判別コードであって、 前記キャラクタのうちの任意の1つのキャラクタを表現
    する第1判別コードと、これに隣接するキャラクタを表
    現する第2判別コードとの、ハミング距離がH(J≧H
    ≧2)のときに、 前記第2判別コードの対応ビットとは異なる値を有す
    る、前記第1判別コードのH個のビットのうちの、G
    (G=1、2、…、H−1)個のビットを反転させて構
    成される2H−2個の第3判別コードが、前記キャラク
    タのいずれにも対応しない空判別コードであることを特
    徴とする、請求項1に記載のダイヤル入力装置。
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