JPH09174986A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

Info

Publication number
JPH09174986A
JPH09174986A JP34199395A JP34199395A JPH09174986A JP H09174986 A JPH09174986 A JP H09174986A JP 34199395 A JP34199395 A JP 34199395A JP 34199395 A JP34199395 A JP 34199395A JP H09174986 A JPH09174986 A JP H09174986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boss
pocket
cap
electronic device
stamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34199395A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Tsukahara
栄志 塚原
Hiroshi Kuriyama
弘 栗山
Kenichi Nakajima
賢一 中島
Hideki Oikawa
英毅 及川
Kenji Watanabe
健二 渡邊
Takanobu Kameda
登信 亀田
Tomoyuki Niimura
朋之 新村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Original Assignee
Seiko Epson Corp
King Jim Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp, King Jim Co Ltd filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP34199395A priority Critical patent/JPH09174986A/ja
Priority to TW085114328A priority patent/TW438682B/zh
Priority to CN96123981A priority patent/CN1084680C/zh
Priority to US08/769,496 priority patent/US5934191A/en
Priority to KR1019960070015A priority patent/KR100441811B1/ko
Publication of JPH09174986A publication Critical patent/JPH09174986A/ja
Priority to HK98104501A priority patent/HK1005367A1/xx
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、アクセス対象物がキャップを
取り付けたままアクセスされるのを防止することができ
る電子機器を提供することを目的とする。 【解決手段】 電子機器本体5がアクセスする受容部材
101、受容部材101が取り付けられる受容部材取付
部102および受容部材取付部102を保持する受容部
材保持部103から成るアクセス対象物Aと、受容部材
101を覆うようにアクセス対象物Aに着脱自在に取り
付けられたキャップ106と、電子機器本体5に形成さ
れアクセス対象物Aが装着されるポケット6と、ポケッ
ト6を開閉する開閉蓋7と、キャップ107が取り付け
られたアクセス対象物Aがポケット6に装着されたとき
に開閉蓋7の閉塞を阻止する阻止機構106,51aと
を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば印章作成対
象物となる印章本体を着脱自在に備えた印章作成装置な
どの電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印章作成装置として、特
開平6−278350号公報に記載のものが知られてい
る。この印章作成装置は、インクリボンをマスクとし
て、印章本体の印面形成部分に露光を行うことにより、
印面を形成するものであり、印章本体は、その先端部分
が印章作成装置本体に形成したポケットに差し込まれる
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような印章作成装
置では、印章本体が印章作成装置本体に不安定な状態で
セットされるため、良好にかつ安定に印章を作成するこ
とは不可能であり、好ましくは、印章本体を完全にポケ
ットに収納でき、かつポケットを開閉蓋で閉塞する構造
にすることが望まれる。一方、印章本体には、印面を光
的におよび物理的に保護するため、また印章作成後に持
ち歩くことを考慮して、着脱可能なキャップが設けられ
ることが、好ましい。
【0004】しかし、このように構造を採ると、ポケッ
トに装着した印章本体の印面の前方に露光部が配設され
ているため、印面の前側に露光のための空間が生じ、印
章本体をキャップを取り付けたままでも装着できる構造
になってしまうおそれがある。このため、誤ってキャッ
プを取り付けたまま印章本体がポケットに装着され、露
光が行われると、印面が形成されず露光が無駄になるこ
とが想定される。もっとも、印章本体がキャップを取り
付けたまま装着されたことを検出するセンサなどを設け
れば、かかる問題は解消される。しかし、センサなどを
設けると構造および制御が複雑になってしまう。
【0005】本発明は、簡単な構造で、アクセス対象物
がキャップを取り付けたままアクセスされることを防止
する電子機器を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子機器は、
電子機器本体がアクセスする受容部材と、受容部材が取
り付けられる受容部材取付部と、受容部材取付部を保持
する受容部材保持部とから成るアクセス対象物と、受容
部材を覆うようにアクセス対象物に着脱自在に取り付け
られるキャップと、電子機器本体に形成されアクセス対
象物が装着されるポケットと、ポケットを開閉する開閉
蓋と、キャップを取り付けたアクセス対象物がポケット
に装着されたときに開閉蓋の閉塞を阻止する阻止機構と
を備えたことを特徴とする。
【0007】この構成によれば、キャップを取り付けた
アクセス対象物がポケットに装着されたときに開閉蓋の
閉塞を阻止する阻止機構を設けているため、使用者は、
開閉蓋の閉塞できないことにより、アクセス対象物の装
着異常に気づき、続いてキャップが取り付けられている
ことに気づく。このため、キャップを取り付けたままア
クセス対象物がポケットに適切に装着されることが、一
切なくなる。
【0008】請求項1の電子機器において、阻止機構
は、キャップと、開閉蓋の内側に形成され、開閉蓋の閉
塞動作の途中でキャップに当接する突起とで構成されて
いること、或いは阻止機構は、キャップと、ポケットを
構成する壁体に形成され、キャップに当接してこれをポ
ケットから浮き上がらせる突起とで構成されていること
が、好ましい。
【0009】この構成によれば、開閉蓋やポケットを構
成する壁体に突起を形成するだけの簡単な構造で、上記
の阻止機構を構成することができる。
【0010】請求項3の電子機器において、ポケットを
構成する壁体には、ポケットに装着されたアクセス対象
物を位置決めする第1ボスが突設されると共に、これに
対応してアクセス対象物の受容部材取付部には、第1ボ
スが挿入される第1ボス受け穴が形成されており、突起
は第1ボスであり、キャップは第1ボス受け穴を閉塞す
るように受容部材取付部に取り付けられることが、好ま
しい。
【0011】この構成によれば、アクセス対象物をポケ
ット内に位置決めするための第1ボスを、阻止機構の突
起として活用することができる。また、この場合には、
キャップを取り付けたアクセス対象物が、ポケットに浮
き上がって装着されるため、開閉蓋を閉塞するまでもな
く、アクセス対象物の装着異常が確認できる。さらに、
アクセス対象物のボス受け穴は、アクセス対象物にキャ
ップを取り付けることにより、キャップで隠ぺいされ、
意匠上も好ましい。
【0012】請求項4の電子機器において、第1ボスは
円柱状に形成され、第1ボス受け穴は角柱状に形成され
ていることが、好ましい。
【0013】この構成によれば、第1ボス受け穴に挿入
した第1ボスは、第1ボス受け穴に対し線接触の状態と
なる。このため、アクセス対象物の位置決め性を損なう
ことなく、面接触の場合に比してアクセス対象物を簡単
に着脱することができる。特に、第1ボス受け穴の製造
上のばらつきを有効に吸収することができる。
【0014】請求項4または5の電子機器において、ポ
ケットを構成する壁体には、ポケットに装着されたアク
セス対象物を位置決めする第2ボスが突設されると共
に、これに対応してアクセス対象物の受容部材保持部に
は、第2ボスが挿入される第2ボス受け穴が形成され、
第2ボス受け穴は、第1ボスおよび第2ボスの延在方向
に第2ボスの相対的な微小移動を許容する形状に形成さ
れていることが、好ましい。
【0015】この構成によれば、第2ボスおよびと第2
ボス受け穴が、位置決めにおけるアクセス対象物の廻止
めとして機能すると共に、アクセス対象物の第1ボス受
け穴と第2ボス受け穴との間の離間距離における、製造
上のばらつきを有効に吸収することができる。またその
際、第1ボス受け穴を固定側とし第2ボス受け穴を吸収
側(移動側)としているため、第1ボス受け穴に近い位
置にあるアクセス対象物の受容部材を精度良く、位置決
めすることができる。
【0016】請求項1ないし6のいずれかの電子機器に
おいて、電子機器本体が露光装置であり、アクセス対象
物が受容部材を印面とし、露光装置の露光により印面が
形成される印章本体であることが、好ましい。
【0017】この構成によれば、キャップを取り付けた
印章本体が、開閉蓋の閉塞を含めてポケットに適式に装
着されることがなく、またその状態で露光が行われるこ
ともない。したがって、印章本体の装着ミスおよびこれ
に付随する露光ミスを、有効に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基いて、本発
明の一実施形態に係る電子機器を、印章を作成するため
の印章作成装置に適用した場合について説明する。この
印章作成装置は、印面を紫外線硬化樹脂で形成した印章
本体に、インクリボンに印字(印刷)した印章文字(絵
柄を含む印章画像)をマスクとして紫外線を露光し、所
望の印章(スタンプ)を作成するものである。図1
(a)は印章作成装置の平面図、図1(b)は印章作成
装置の正面図である。
【0019】両図に示すように、この印章作成装置1
は、上下2分割の装置ケース2によりその外殻が形成さ
れ、前部に電子装置部3を、後部に機械装置部4を配設
して、構成されている。機械装置部4の中央部には、装
置本体5にアクセス対象物である印章本体Aを装着する
ためのポケット6が形成され、ポケット6には窓付きの
開閉蓋7が設けられている。機械装置部4の左部には、
印章作成装置1を製版(印字)動作や露光動作に切り替
えると共に、開閉蓋7の開放させる機能スイッチ8が配
設されている。また、機械装置部4の右側部には、印章
作成装置1に、後述する印章文字ラベルを作成用の製版
シートBのための、差込み口9aおよび取出し口9bが
形成されている。さらに、機械装置部4には、ポケット
6の外側に位置して、メンテナンスカバー10が着脱自
在に設けられ、メンテナンスカバー10の内部には、イ
ンクリボンCを搭載したリボンカートリッジ11が装着
されている。
【0020】電子装置部3には、上面に操作部21が形
成され、内部に情報処理装置が内蔵されている。操作部
21には、情報処理装置の入力部を構成するプッシュボ
タン群22および操作ダイヤル23と、出力部を構成す
る表示器24が配設されている。操作ダイヤル23は、
中心部に円形に配設された実行キー31と、その外側に
環状に配設された4つ割りのカーソル/変換キー32
と、更にその外側に環状に配設された文字入力キー33
とで3重構造を有しており、文字入力キー33の表面に
は50音の平仮名が印刷されている(図示省略)。印章
文字の入力は、先ず文字入力キー33を三角マーク25
に合わて回転させ、実行キー31を押して平仮名入力を
行い、この平仮名入力を適宜、カーソル/変換キー32
により漢字変換する。そして、所望の印章文字を表示器
24上に作成したところで、プッシュボタン群22の所
定のボタン22aを押してこれを確定する。なお、操作
ダイヤル23は、文字入力キー33のみが、正逆回転す
る構造になっている。
【0021】ここで、印章を作成する場合の一連の操作
について、図1および図2を参照して簡単に説明する。
先ず、機能スイッチ8を操作して開閉蓋7を開放し、ポ
ケット6に印章本体Aをセットする。この印章本体Aの
セットに伴い、検出装置41により印章本体Aの種別が
検出され、この検出結果に基づいて情報処理装置が入力
部および出力部を制御する。次に、機能スイッチ8を操
作して製版動作に機能を移行させ、プッシュボタン群2
2および操作ダイヤル23を操作して印章文字を入力す
る。印章文字の入力が完了したら、印章文字ラベルが作
り込まれた製版シートBを、差込み口9aに挿入してセ
ットする。
【0022】次に、プッシュボタン群22の所定のボタ
ン22aを操作して、製版動作、すなわち印字を行わせ
る。この印字は、インクリボンCと製版シートBとに同
時に為される。印字が完了すると、インクリボン(の印
字部分)Cは露光のために先方に送られ、同時に製版シ
ートBは取出し口9bから外部に送り出される。ここ
で、送り出された製版シートBにより、印章文字に誤り
がないことを確認したら、次に機能スイッチ8を操作し
て露光動作に機能を移行させ、露光を行わせる。なおこ
の場合、機能スイッチ8の操作後、プッシュボタン群2
2の所定のボタン22aを操作することで、露光を行わ
せるようにしてもよい。
【0023】露光が完了したら、機能スイッチ8を操作
して開閉蓋7を開放し、ポケット6から印章本体Aを取
り出して、これを洗浄する。この洗浄により印章が完成
するが、印章が完成したとろこで、上記の製版シートB
から印章文字ラベルを剥して、これを印章の背面に貼着
する。
【0024】次に、印章作成装置1の構成装置について
順を追って説明する。
【0025】機械装置部4に設けた機能スイッチ8は、
待機位置となる「OFF」位置から時計廻りに「OPE
N」位置まで回転されると共に、「OFF」位置から反
時計廻りに「入力/製版」位置、さらには「露光」位置
まで回転される(図1参照)。「OPEN」位置ではポ
ケット6に設けた開閉蓋7が跳ね上げられて、開閉蓋7
の開放が可能になり、「入力/製版」位置および「露
光」位置では、印字装置および露光装置が適宜作動す
る。また同時に、機能スイッチ8は電気的なモード切替
えのスイッチとして機能する。そして、この切替え操作
により、機能スイッチ8の脇に配設したLED(「OF
F」位置には無い)12が点灯し、切替え位置を表示す
る。
【0026】リボンカートリッジ11は、装置本体5に
対し着脱自在に構成されており、インクリボンCの消耗
に際しケースごと交換できるようになっている。図2に
示すように、リボンカートリッジ11には、一端に巻取
りリール13が、他端に巻出しリール14がそれぞれ設
けられ、インクリボンCは、巻出しリール14から巻き
出されほぼ「L」字状に屈曲して巻取りリール13に巻
き取られる。この「L」字状に屈曲したインクリボンC
の走行経路には、その短辺部分に印字装置42が臨み、
長辺部分に露光装置43が臨んでいる。この場合、印字
装置42には、このインクリボンCと上記の製版シート
Bが同時に臨み、露光装置43には印字後のインクリボ
ンCが臨む。
【0027】インクリボンCは、透明なリボンテープと
これに塗布したインクとから成り、実施形態では、6μ
m厚のものが用いられている。印字部においてこのイン
クリボンCに印字が行われると、インクの部分が製版シ
ートBに転写する。これにより、インクリボンCのリボ
ンテープには、インクの文字の部分が剥離したネガ画像
が形成され、製版シートBには、インクの文字の部分が
付着したポジ画像が形成される。そして、インクリボン
Cは、これをマスクとして利用すべく先方の露光装置4
3に送られる一方、製版シートBは、印章文字の確認の
ため、またこれを作成した印章に貼着すべく、装置外部
に送り出される。
【0028】製版シートBは、図3に示すように、ベー
スシートBaと粘着シートBbとを積層して成り、全体
が短冊形に形成されている。粘着シートBbには方形に
切り線Bcが形成され、この切り線Bcに沿ってベース
シートBaから剥した粘着シートBbの方形部分が、上
記の印章の背面に貼着する印章文字ラベルBdとなる。
印章本体Aは、印章としての用途に合わせて、形状の異
なる数種のものが用意されており、これに対応して製版
シートBも、その印章文字ラベルBdの部分の形状(切
り線の形状)が異なる数種のものが用意されている。そ
して、製版シートBは、その種別毎に色分けされて、種
別が判別し易くなっている。
【0029】次に、アクセス対象物である印章本体Aに
ついて説明するが、その前に図4を参照して、印章本体
Aが装着されるポケット6の構造について説明する。印
章本体Aのポケット6への装着は、各種の印章本体Aの
幅方向の中心線および厚み方向中心線が、ポケット6内
の同一の位置に来るようにするためのものであり、ポケ
ット6の底面6bに立設した複数本のボス51a,51
bと、後述する各印章本体Aの裏面に形成した複数個の
ボス受け穴Af1 ,Af2 との協働により、行われる。
【0030】同図に示すように、ポケット6の底面6a
には、ポケット6の幅方向のほぼ中心線上に2本の主支
持ボス51a,51aが立設されると共に、露光装置4
3側の主支持ボス51aを挟んでその両側の線対称位置
に一対の副支持ボス51b,51bが立設されている。
これら主副支持ボス51a,51bは、それぞれ円柱状
に形成されており、全体として「T」字状に配設されて
いる。そして、この4本の主副支持ボス51a,51b
により、各種の印章本体Aをポケット6内に、適切に支
持できるようになっている。2本の主支持ボス51a,
51aは印章本体Aを支持する主体を為すものであり、
また図示の手前の主支持ボス51aと露光装置43側の
主支持ボス51aとは、相互に異なる径に形成され、印
章本体Aが前後を誤って装着されてしまうのを防止して
いる。
【0031】一方、印章本体Aは、図5ないし図9の各
図に示すように、露光に対する受容部材である紫外線硬
化樹脂101と、受容部材取付部であるホルダ102
と、受容部材保持部である台木(実施形態は樹脂製)1
03とを有すると共に、さらに紫外線硬化樹脂101と
ホルダ102との間に紫外線の影響を受けない樹脂ベー
ス104およびスポンジ105を有している。紫外線硬
化樹脂101は、印章本体Aにおける印章文字を形成す
る部位であり、露光装置43からの紫外線を受けて文字
形に硬化する。なお、図5は角型印を、図6は氏名印
を、図7はビジネス印(小)を、図8はビジネス印
(大)を、図9は住所印を、それぞれ示している。
【0032】ホルダ102は、紫外線硬化樹脂101を
保護するキャップ106が装着される部位でもあり、か
つホルダ102には、キャップ106で覆われる位置
に、上記の主支持ボス51aおよび副支持ボス51bが
それぞれ挿入される主ボス受け穴107aおよび副ボス
受け穴107bが形成されている。この場合、主ボス受
け穴107aおよび副ボス受け穴107bは、角穴とな
っており、円柱状の主支持ボス51aおよび副支持ボス
51bに対し、位置決め性を損なうことなく、かつ挿入
し易い形状に形成されている。また、主ボス受け穴10
7aおよび副ボス受け穴107bを台木103ではな
く、ホルダ102に設けることにより、印章本体Aの位
置決めを行う部位が紫外線硬化樹脂101に最も近い位
置になっている。また、主ボス受け穴107aの両側に
は、キャップ106の抜止め用の一対の係止突起(実際
には表裏両面に各一対)108,108が形成されてい
る。なお、図5に示す角型印では、副ボス受け穴107
bは省略されている。
【0033】また、ホルダ102の基部にはフランジ部
102aが形成され、フランジ部102は、印章本体A
にキャップ106を装着したときに、台木103とキャ
ップ106との間に帯状に露出する。このフランジ部1
02aを含むホルダ102は、前記の製版シートBと同
様に、印章本体Aの種別毎に色分けされており、種別が
判別し易くなっている。なお、この色分けの色彩は、製
版シートBとホルダ102との間で統一されて用いられ
ている。
【0034】スポンジ105は、薄手の発泡ウレタンな
どで構成されており、印章を押印し易くするだけでな
く、マスクであるインクリボンCを、露光の際に紫外線
硬化樹脂101に精度良く密着させる機能を有してい
る。
【0035】台木103は、樹脂などで構成されてお
り、ホルダ102側の半部がホルダ102に向かって拡
開した形状に形成されている。これにより、押印の際に
指が滑り難くなると共に、良好な印章デザインとなって
いる。また台木102の中心線上には、上記の主支持ボ
ス51aが挿入される主ボス受け穴107cが形成され
ている。この主ボス受け穴107cは、前後方向に延び
る長穴形状に形成されており、印章本体Aの製造上のば
らつきを吸収する。すなわち、ホルダ102に形成した
主副ボス受け穴107a,107bにより、印章本体A
の前後左右の位置決めが主に為され、ホルダ102に形
成した主ボス受け穴107aとこの台木103に形成し
た主ボス受け穴107cとにより、印章本体Aの上下の
位置決めが主に為される。
【0036】また、印章本体Aの背面部分には、種別検
出穴109が形成されている。種別検出穴109は、厚
み方向の中間位置に横並びに複数個設けられており、こ
の種別検出穴109と、検出装置41のスイッチアレイ
(図示省略)との協働により、印章本体Aの種別が判別
されるようになっている。
【0037】一方、キャップ106は、台木103と同
一材質および同一色の樹脂などで構成されている。キャ
ップ106の内面には、上記ホルダ102に形成した係
止突起108に対応して係止溝110が形成されてい
る。係止溝110は、キャップ106の内面に形成した
帯状の凸部111に形成されている。凸部111はホル
ダ102に直接接触する部分であり、この凸部111に
より、キャップ106がホルダ102にがたつくことな
く装着されると共に、キャップ106を薄肉に形成する
ことができる。また、凸部111の一部を窪入させるよ
うにして係止溝110を形成しているため、キャップ1
06を外すときに、係止溝110が紫外線硬化樹脂10
1に引っ掛かることがない。
【0038】このように構成された、印章本体Aでは、
キャップ106を外してポケット6の装着すると、ポケ
ット6の主支持ボス51aおよび副支持ボス51bに、
印章本体Aの主ボス受け穴107a,107cおよび副
ボス受け穴107bが嵌合して、印章本体Aの前後左右
および上下(レベル)の位置決めが行われ、印章本体A
がポケット6に適切にセットされる。具体的には、図5
ないし図9に示す各種の印章本体Aにおいて、主副ボス
受け穴107a,107b,107cの配設位置が全く
同一になっているため、いずれの印章本体Aを装着して
もその左右の中心位置は、ポケット6の同一位置に来
る。また、各種の印章本体Aの厚さによって、主副ボス
受け穴107a,107b,107cの深さが異なって
おり、いずれの印章本体Aを装着してもその厚み方向の
中心位置は、ポケット6の同一位置に来る。
【0039】一方、図10に示すように、誤って、キャ
ップ106を装着したまま印章本体Aをポケット6に装
着すると、ホルダ102に形成した主副ボス受け穴10
7a,107bがキャップ106によって閉塞されてし
まうため、この主副ボス受け穴107a,107bの主
副支持ボス51a,51bへの嵌合が阻止され、印章本
体Aは、前部が浮いた状態でポケット6にセットされ
る。このため、ユーザーは印章本体Aにキャップ106
が装着されていることに気付くし、またこの状態では開
閉蓋7の閉塞が阻止される。したがって、キャップ10
6を装着したまま印章本体Aが露光されてしまうことが
なく、操作ミスを確実に防止することができる。
【0040】なお、キャップ106が装着された状態で
印章本体Aがポケット6に装着されたことをユーザーに
気付かせる手段として、上記の実施形態の他、開閉蓋7
やポケット6の底面6aにキャップに当接する突起を設
け、開閉蓋7の閉塞を阻止するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の電子機器によれ
ば、キャップを取り付けたアクセス対象物がポケットに
適切に装着されることが無いため、これに続く電子機器
本体のアクセス対象物へのアクセスが行われることが無
く、電子機器本体の無駄なアクセス動作を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るアクセス対象物装着
装置を備えた印章作成装置の外観図である。
【図2】印章作成装置の機械装置部の内部構造図であ
る。
【図3】製版シートの構造図である。
【図4】開閉蓋を取り去った状態のポケット廻りの平面
図である。
【図5】角型印(印章本体)の構造図である。
【図6】氏名印を(印章本体)の構造図である。
【図7】ビジネス印・小(印章本体)の構造図である。
【図8】ビジネス印・大(印章本体)の構造図である。
【図9】住所印(印章本体)の構造図である。
【図10】キャップを取り付けた印章本体がポケットに
装着された状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 印章作成装置 5 装置本体 6 ポケット 6a 底面 7 開閉蓋 43 露光装置 51a 主支持ボス 51b 副支持ボス 101 紫外線硬化樹脂 102 ホルダ 103 台木 106 キャップ 107a 主ボス受け穴 107b 副ボス受け穴 107c 主ボス受け穴 A 印章本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中島 賢一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 及川 英毅 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 渡邊 健二 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 亀田 登信 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内 (72)発明者 新村 朋之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株 式会社キングジム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器本体がアクセスする受容部材
    と、当該受容部材が取り付けられる受容部材取付部と、
    当該受容部材取付部を保持する受容部材保持部とから成
    るアクセス対象物と、 前記受容部材を覆うように前記アクセス対象物に着脱自
    在に取り付けられるキャップと、 前記電子機器本体に形成され前記アクセス対象物が装着
    されるポケットと、 当該ポケットを開閉する開閉蓋と、 前記キャップを取り付けた前記アクセス対象物が前記ポ
    ケットに装着されたときに前記開閉蓋の閉塞を阻止する
    阻止機構とを備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記阻止機構は、前記キャップと、 前記開閉蓋の内側に形成され、当該開閉蓋の閉塞動作の
    途中で当該キャップに当接する突起とで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記阻止機構は、前記キャップと、 前記ポケットを構成する壁体に形成され、当該キャップ
    に当接してこれを当該ポケットから浮き上がらせる突起
    とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    電子機器。
  4. 【請求項4】 前記ポケットを構成する壁体には、当該
    ポケットに装着された前記アクセス対象物を位置決めす
    る第1ボスが突設されると共に、これに対応して前記ア
    クセス対象物の前記受容部材取付部には、当該第1ボス
    が挿入される第1ボス受け穴が形成されており、 前記突起は前記第1ボスであり、前記キャップは前記第
    1ボス受け穴を閉塞するように前記受容部材取付部に取
    り付けられることを特徴とする請求項3に記載の電子機
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1ボスは円柱状に形成され、前記
    第1ボス受け穴は角柱状に形成されていることを特徴と
    する請求項4に記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記ポケットを構成する壁体には、当該
    ポケットに装着された前記アクセス対象物を位置決めす
    る第2ボスが突設されると共に、これに対応して前記ア
    クセス対象物の前記受容部材保持部には、当該第2ボス
    が挿入される第2ボス受け穴が形成され、 前記第2ボス受け穴は、前記第1ボスおよび前記第2ボ
    スの延在方向に前記第2ボスの相対的な微小移動を許容
    する形状に形成されていることを特徴とする請求項4ま
    たは5に記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 前記電子機器本体が露光装置であり、前
    記アクセス対象物が前記受容部材を印面とし、当該露光
    装置の露光により印面が形成される印章本体であること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の電子
    機器。
JP34199395A 1995-12-18 1995-12-28 電子機器 Withdrawn JPH09174986A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34199395A JPH09174986A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 電子機器
TW085114328A TW438682B (en) 1995-12-18 1996-11-21 Electronic apparatus
CN96123981A CN1084680C (zh) 1995-12-18 1996-12-18 印章制作装置
US08/769,496 US5934191A (en) 1995-12-18 1996-12-18 Electronic apparatus
KR1019960070015A KR100441811B1 (ko) 1995-12-18 1996-12-18 인장작성장치
HK98104501A HK1005367A1 (en) 1995-12-18 1998-05-25 A stamp making apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34199395A JPH09174986A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09174986A true JPH09174986A (ja) 1997-07-08

Family

ID=18350352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34199395A Withdrawn JPH09174986A (ja) 1995-12-18 1995-12-28 電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09174986A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002166605A (ja) カートリッジ検出装置およびこれを備えたテープ印刷装置
JPH09174988A (ja) 印章作成方法およびその装置
EP1160092A1 (en) Material detecting device for stamp making
JP3335152B2 (ja) リボンカートリッジ
EP0826507B1 (en) Stamp material, stamp material-setting jig and stamp assembly
JP3247601B2 (ja) ダイヤル入力装置
JPH09174986A (ja) 電子機器
JP3416004B2 (ja) 製版シートおよび製版シート群並びにその印刷装置
JP3569443B2 (ja) 製版シートおよび製版シートの印刷装置
KR100441811B1 (ko) 인장작성장치
JP3296699B2 (ja) 印章作成装置における印章本体検出装置
JP3313095B2 (ja) ダイヤル入力装置
JP3310642B2 (ja) 印章作成装置
JP3255564B2 (ja) リボンカートリッジ
JP3313094B2 (ja) ダイヤル入力装置
JP3442230B2 (ja) 印章画像作成方法及びその装置並びに印章作成装置
JP3415992B2 (ja) 印刷方法およびその装置
JPH11309930A (ja) スタンプ素材
JP3477003B2 (ja) 露光装置
US5779373A (en) Ribbon cartridge device for electronic equipment
JPH09164751A (ja) 電子機器のアクセス対象物装着装置
JP3209906B2 (ja) 電子機器のリボンカートリッジ装置
JPH09164752A (ja) 電子機器のアクセス対象物装着装置
JPH11198504A (ja) 印章画像の作成方法およびその装置
KR100485195B1 (ko) 제판시트,제판시트군및그인쇄장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20031226

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040127

A521 Written amendment

Effective date: 20040325

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040810

A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20040929

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761