JP3247350U - 突っ張り式ラック - Google Patents

突っ張り式ラック

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匠 新宮
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タンスのゲン株式会社
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Abstract

【課題】両支柱の上部の強度及びラックのデザイン性を高められ、長期使用時のゴミや埃の付着による各掛止孔の塞がりを防止でき、また洗濯機用とした際に、棚板等のボトルから零れた液体を原因とした各掛止孔の清掃問題やゴミ等による掛止孔の塞がりの助長問題を解消できる突っ張り式ラックを提供する。
【解決手段】左右一対の支柱16、17と、各支柱16、17の上部の対峙側に固定される左右一対の縦長な支柱補強部材18、19と、棚板20及びバケット21と、これらを支柱補強部材18、19の対峙側に、水平状態のまま高さ変更可能に片持ちする上下2対のブラケット22とを備えた突っ張り式ラック10であって、各支柱補強部材18、19の対峙面には、対応するブラケット22に形成された掛止部33を掛止する複数の掛止孔34が、上下方向に同一ピッチでそれぞれ穿設されたものである。
【選択図】図5

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、部屋天井と床との間に支柱が突張り状態で固定されて、物品の上部空間を有効利用できる突っ張り式ラックに関する。
マンションや戸建て住宅では、洗濯機(物品)が所定の設置箇所に設置されている。しかしながら、洗濯機を設置した場合、その上方に空きスペースが発生するため、その有効活用を図るものとして、例えば、特許文献1の「使用状態を示す参考図」に開示された“突っ張り式ラック”等が知られている。
この従来品は、部屋の天井と床との間に突張り状態で固定され、かつ複数本の水平な連結枠(連結部材)を介して、平行な離間状態で連結された左右一対の細長い角パイプ製の支柱と、横長な上下2つの棚板と、これらの棚板を両支柱の上部に、平行な離間状態で片持ちする上下2対のブラケットとを備えている。また、これらの支柱の上部の前面には、上下方向に所定ピッチで、対応するブラケットの基端部を掛止する多数の掛止孔が、それぞれ左右対状態で穿設されている。
ラック組み立て時には、まず各連結枠により連結された左右一対の支柱を、部屋の天井と床との間に突張り状態で固定する。その後、それぞれ所望高さにある左右2対の掛止孔に、対応するブラケットの基端部を各々掛止し、次いで同一高さにあるブラケット間に、対応する棚板をそれぞれ平行に横架することで、突っ張り式ラックが組み立てられる。
意匠登録第1744088号公報
しかしながら、従来の突っ張り式ラックでは、このように各支柱が細長い角パイプ製であったため、棚板の上に重量物を載せた際には、各支柱の強度が十分とは言えないことがあった。
また、各支柱の上部の人目に付きやすい前面には、上下方向に所定ピッチで多数の掛止孔が穿設されていた。そのため、これらの掛止孔がラックのデザイン性を低下させるとともに、ラックの長期使用時には、ゴミや埃が各掛止孔の形成部分に付着し易く、これを原因として掛止孔が塞がれてしまい、その後の棚板の高さ変更時に支障が生じるおそれがあった。
さらには、例えば、従来品を洗濯機の設置箇所で利用する場合には、各棚板に液体洗剤や液体柔軟剤のボトルを載置することが多々あった。その際には、液体がボトルから棚板へと零れた後、対応するブラケットから支柱の前面を伝って掛止孔の形成部分に付着するおそれがあった。この場合、ラックの清掃時に、付着した液体の除去作業が難しくなるとともに、液体が粘着剤となって上述したゴミや埃を原因とした掛止孔の塞ぎを助長するおそれがあった。
そこで、本考案者は鋭意研究の結果、左右一対の支柱の各上部の対峙側に、それぞれ縦長な左右一対の支柱補強部材を固定する一方、これらの支柱補強部材の対峙面に、それぞれブラケット掛止用の複数の掛止孔を、上下方向へ所定ピッチで穿設すれば、上述した課題はすべて解消されることを知見し、本考案を完成させた。
本考案は、従来の問題に鑑みなされたもので、両支柱の上部の強度及びラックのデザイン性をそれぞれ高められ、ラック長期使用時において、支柱前面へのゴミや埃の付着による掛止孔の塞がりを防止でき、また例えばラックを洗濯機置き場用等とした際に、棚板上のボトルから零れた液体を原因とした各掛止孔の清掃困難さの問題や、ゴミ等による掛止孔の塞ぎの助長問題がそれぞれ発生しない突っ張り式ラックを提供することを目的としている。
請求項1に記載の考案は、部屋の天井と床との間に突張り状態で固定され、かつ複数本の連結部材を介して、平行な離間状態で連結された左右一対の支柱と、該各支柱の上部の対峙側にそれぞれ固定される左右一対の縦長な支柱補強部材と、棚板及びバケットのうち、少なくとも1つと、前記棚板や前記バケットを、対応する支柱補強部材の対峙側に、水平状態のまま高さ変更可能に片持ちする対配置されたブラケットとを備え、前記各支柱補強部材の対峙面には、対応するブラケットに形成された掛止部を掛止する複数の掛止孔が、それぞれ上下方向に同一ピッチで穿設されたことを特徴とする突っ張り式ラックである。
支柱の素材は、その機能を有していれば任意である。例えば、鉄、鋼、アルミニウム合金等の各種の金属でも、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂等の各種のプラスチックでもよい。
支柱の形状は、例えば、角柱、丸柱、角パイプ、丸パイプ等任意である。
支柱のサイズも任意である。
支柱は、天井の高さに応じて高さ調整可能なものが好ましい。支柱の高さ調整構造としては、例えば、固定筒に昇降筒が昇降可能に収納されたテレスコピック構造などを採用することができる。テレスコピック構造とは、重なり合った外側の固定筒と、内側の昇降筒とが伸び縮みする構造を意味する。
連結部材の素材は、例えば、各種の金属(鉄、鋼、アルミニウム合金等)、各種のプラスチック(ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂等)でもよい。
連結部材の形状は、例えば、角棒、丸棒、角パイプ、丸パイプ等任意である。
連結部材のサイズも任意である。
連結部材の使用本数は2本以上であれば限定されない。
棚板及びバケットの素材は、例えば、各種の金属、各種のプラスチック等でもよい。
棚板及びバケットの形状およびサイズは、物品を載置又は収納できれば任意である。
使用されるものは棚板のみ、バケットのみ又はこれらの両方でもよい。
棚板やバケットの使用数も任意である。
支柱補強部材の素材は、例えば、各種の金属(鉄、鋼、アルミニウム合金等)、各種のプラスチック(ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂等)でもよい。
支柱補強部材の形状は、例えば、角柱、丸柱、角パイプ、丸パイプ等任意である。
支柱補強部材のサイズも任意である。
なお、支柱補強部材の長さ(高さ)は、対応する支柱の少なくとも上部の長さを有していればよい。
「各支柱の上部の対峙側」とは、左側の支柱の上部と右側の支柱の上部とのうち、互いに対向する側(内側)をいう。
「各支柱補強部材の対峙面」とは、左側の支柱補強部材と右側の支柱補強部材との各周側面のうち、互いに対向する側の面(内側の面)をいう。
掛止孔の形状及びサイズは、対応するブラケットの掛止部に応じて適宜変更される。
各支柱補強部材の対峙面に穿設される掛止孔の数は2つ以上であれば任意である。
また、複数の掛止孔の穿設ピッチは任意である。
さらに、左右一対の支柱補強部材の対峙面に配された各掛止孔のピッチは同一となっている。これは、左右の支柱補強部材に掛止される棚板又はバケットを、左右一対のブラケットを介して水平状態のまま上下方向に移動させるためである。
ブラケットの素材は、例えば、各種の金属、各種のプラスチック等でもよい。
ブラケットの形状およびサイズは、ブラケットとしての機能を有していれば任意である。
ブラケットの使用本数は、棚板やバケットの使用数に応じて適宜変更される。
ブラケットの掛止部の形状及びサイズは任意である。
掛止部が形成されるブラケットの部位も任意である。
また、請求項2に記載の考案は、前記連結部材は、前記各支柱の上端部同士を連結する水平な第1の連結枠材と、前記各支柱の高さ方向の中間部同士を連結する水平な第2の連結枠材と、前記各支柱の下部同士を連結するX型の第3の連結枠材と、前記各支柱の下端部同士を連結する水平な第4の連結枠材とを有したことを特徴とする請求項1に記載の突っ張り式ラックである。
ここでいう「X型の第3の連結枠材」とは、例えば、構造物に対して水平方向の剛性を高めるブレース構造のブレースのような枠状(棒状、板状及びパイプ状を含む)の部材をいう。
第2の連結枠材は、近傍に第3の連結枠材が配されているため、第1の連結枠材や第4の連結枠材に比べて細めの枠材を使用してもよい。
また、請求項3に記載の考案は、前記各支柱の上端部には、対応する支柱の高さを調整する左右一対の高さ調整構造が配設され、前記各支柱の下端部には、それぞれ左右一対の床用アジャスタ又は洗濯機用の防水パンの周縁部に掛止される縁掛け具が交換可能に配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の突っ張り式ラックである。
左右一対の高さ調整構造の種類は限定されない。例えば、上述したテレスコピック構造でもよい。
床用アジャスタの構造は任意である。
縁掛け具の形状も、洗濯機用の防水パンの周縁部に掛止可能であれば限定されない。
本考案の突っ張り式ラックにあっては、両支柱の上部の対峙側に左右一対の支柱補強部材が固定されているため、各支柱補強部材を介して、棚板やバケットが掛止される左右一対の支柱の各上部の強度を高めることができる。
また、ブラケットの掛止部を掛止する複数の掛止孔を、各支柱補強部材の対峙面に、上下方向に所定ピッチでそれぞれ穿設したため、各支柱上部の前面から掛止孔が無くなり、ラックのデザイン性を高めることができる。
しかも、このように各支柱上部の前面から掛止孔を無くすことで、ラックの長期使用時における各掛止孔の形成部分へのゴミや埃の付着を原因とした掛止孔の塞がりを防止できるとともに、例えばこのラックを洗濯機の設置箇所で使用し、棚板に液体洗剤や液体柔軟剤のボトルを載置したときに、この液体を原因として生じるおそれがあった掛止孔の形成部分の清掃困難さの問題や、ゴミや埃による掛止孔の塞がりの助長問題が発生しない。
特に、請求項2に記載の本考案によれば、左右一対の支柱は、その上端部同士が水平な第1の連結枠材によって連結されるとともに、その中間部同士が水平な第2の連結枠材により連結されるだけでなく、その下部同士が、水平方向の外力に強いブレース構造のようなX型の第3の連結枠材により連結されているため、ラックに対する水平方向からの外力の耐性を高めることができる。
また、請求項3に記載の本考案によれば、各支柱の上端部に左右一対の高さ調整構造を配設したため、部屋の高さに応じて各支柱の高さをそれぞれ調整することができる。
突っ張り式ラックの設置場所がリビングや台所等の床の場合には、各支柱の下端部にそれぞれ床用アジャスタを取り付ける。一方、ラックの設置場所が洗濯機用の防水パンの場合には、床用アジャスタに代えて、防水パンの周縁部に掛止される縁掛け具を各支柱の下端部にそれぞれ取り付ける。これにより、リビングや台所等だけでなく、洗濯機用の防水パンにも突っ張り式ラックを設置することができる。
本考案の実施例1に係る突っ張り式ラックの使用状態の斜視図である。 本考案の実施例1に係る突っ張り式ラックの支柱部分のみの斜視図である。 本考案の実施例1に係る突っ張り式ラックにおいて、高さ調整構造により支柱の高さを調整している作業状態を示す要部拡大斜視図である。 本考案の実施例1に係る突っ張り式ラックにおいて、各支柱の下端部に配設した縁掛け具を利用して、突っ張り式ラックを洗濯機用の防水パンの周縁部に取り付けた状態を示す要部拡大斜視図である。 本考案の実施例1に係る突っ張り式ラックにおいて、棚板用及びバケット用の各ブラケットを左右一対の支柱補強部材にそれぞれ掛止している作業状態を示す要部拡大斜視図である。 本考案の実施例1に係る突っ張り式ラックにおいて、棚板にブラケットを連結している作業状態を示す斜視図である。
以下、この考案の実施例を具体的に説明する。
図1及び図2において、本考案の実施例1に係る突っ張り式ラック10は、洗濯機(物品)11の設置室(部屋)の天井と床との間に突張り状態で固定され、かつ第1~4の連結枠材(連結部材)12~15を介して、平行な離間状態で連結された左右一対の支柱16,17と、各支柱16,17の上部の対峙側にそれぞれ固定される左右一対の縦長な支柱補強部材18,19と、棚板20及びバケット21と、これらの棚板20及びバケット21を、対応する支柱補強部材18,19の対峙側に、水平状態のまま高さ変更可能に片持ちする上下2対のブラケット22とを備えている。
以下、これらの構成部品を具体的に説明する。
図2に示すように、各支柱16,17は全長約180cmの角形鋼管で、上下2本のビス23を介して連結される上側支柱部24と下側支柱部25とによりそれぞれ略2等分割されている。両支柱16,17の平行な離間長さは約25cmである。
このうち、各上側支柱部24は、その上端部同士が、水平な角形鋼管からなる第1の連結枠材12によって連結される一方、その下端部同士が、水平な細い丸棒からなる第2の連結枠材13により連結されている。
また、各下側支柱部25は、その上部同士が、X型に交差配置された2本の細い丸棒からなる第3の連結枠材14によって連結される一方、その下端部同士が、水平な角形鋼管からなる第4の連結枠材15によって連結されている。
これらの上側支柱部24の上端部には、対応する支柱16,17の高さを調整するために、左右一対のテレスコピック方式の高さ調整構造26が配設されている(図3を参照)。具体的には、各上側支柱部24の上部に、短尺で小型の角形鋼管からなる昇降筒27が昇降可能に挿入されているとともに、各上側支柱部24の上端部の前面に、各昇降筒27を固定する固定ノブ28が配設されている。各昇降筒27の上端には、天井への押し付け力を緩和するクッション体付きの天井当接円板29が配設されている。
また、図2に示すように、各下側支柱部25の下端には、左右一対の床用アジャスタ30が高さ調整可能にねじ込まれている。なお、突っ張り式ラック10の設置場所が洗濯機11用の防水パン31の場合には、床用アジャスタ30に代えて、防水パン31の周縁部に掛止される下向き樋状の縁掛け具32を各下側支柱部25の下端に配設してもよい(図4を参照)。これにより、洗濯機11の設置室等の床だけでなく洗濯機11用の防水パン31にも、この突っ張り式ラック10を設置できる。
各支柱補強部材18,19は、対応する上側支柱部24より若干短い角形鋼管である。これらの支柱補強部材18,19の対峙面(内側面)には、対応するブラケット22の基端部に突設された掛止部33を掛止するための合計11個の掛止孔34が、それぞれ上下方向に同一ピッチ(6.5cm間隔)で穿設されている。これにより、棚板20及びバケット21は、それぞれの高さ位置を10段階で変更できる。
図1及び図5に示すように、棚板20は長さ60cm、幅(奥行)約25cmの厚肉な板材で、その左,右辺部と奥辺部との各上面に、高さの低い門形柵35がそれぞれ突設されている。
一方、バケット21は、長さ56cm、幅約20cm、高さ20cmの上方へ向かって徐々に開口面積が大きくなった矩形容器状のワイヤーバケットである。バケット21の底面には、矩形状の底板21aが固定されている。
各ブラケット22は、長さ20cmで断面矩形状の角柱であるブラケット本体36と、ブラケット本体36の基端に、高さ(長さ)方向の中間部が連結された縦置きのアングル(L字鋼)状の前記掛止部33とを有している。
各ブラケット本体36の長さ方向の両端部には、前後一対のねじ孔aがそれぞれ穿設されている。これらのねじ孔a及び複数のねじbを介して、対応するブラケット22が、棚板20の中央部(図6を参照)又はバケット21の底板21aの中央部にそれぞれねじ止めされる。
一方、各掛止部33は、ブラケット本体36の基端に連結され、かつ各支柱補強部材18,19の前面に当接される前板37と、この支柱補強部材18,19の対峙面に当接される側板38とを、平面視してL字状に連結した高さが約10cmの部材である。
各掛止部33の上,下端部には、対応する支柱補強部材18,19に配された全ての掛止孔34のうち、隣接する2個の掛止孔34に重なり合うように、6.5cmの間隔をあけて上下一対の別のねじ孔a1が穿設されている。2つの別のねじ孔a1及び2本のねじb1を介して、対応するブラケット22が、各支柱補強部材18,19の所定高さ位置に掛止(ねじ止め)される。
次に、図1~図6を参照して、本考案の実施例1に係る突っ張り式ラック10の使用方法を説明する。
図1に示すように、実施例1の突っ張り式ラック10を、洗濯機11の後ろ空間で使用する際には、まず部屋の天井と床との間に各支柱16,17を突張り状態で固定する。その際、各支柱16,17の高さ調整は、各上側支柱部24の上端から各昇降筒27を所定長さだけ突出させ、各クッション体付きの天井当接円板29を天井に押し付けた状態で、各固定ノブ28により締め付けて、各上側支柱部24に各昇降筒27をそれぞれ固定することで行われる(図3を参照)。このように、各支柱16,17の上端部に左右一対の高さ調整構造26を配設したため、部屋(天井)の高さに応じて各支柱16,17の高さをそれぞれ調整することができる。
次に、図5に示すように、棚板20に連結された左右一対のブラケット22の掛止部33と、バケット21に連結された左右一対の別のブラケット22の掛止部33とを、左右一対の支柱補強部材18,19に配された各11個の掛止孔34のうち、所望高さにある隣接した2個の掛止孔34と、対応する上下一対の別のねじ孔a1とがそれぞれ重なり合うように当接して、各別のねじb1によりねじ止めする。これにより、棚板20とバケット21とが、各支柱補強部材18,19の所定高さ位置、ひいては支柱16,17の所定高さ位置にそれぞれ掛止される。
このように、両支柱16,17の上部の対峙側に左右一対の支柱補強部材18,19が固定されているため、棚板20又はバケット21が掛止される左右一対の支柱16,17の各上部の強度を高めることができる。
また、ブラケット22の掛止部33を掛止するための複数の掛止孔34を、各支柱補強部材18,19の対峙面(内側面)に、上下方向に所定ピッチでそれぞれ穿設したため、各上側支柱部24の前面から棚板20やバケット21を掛止するための掛止孔34が無くなり、突っ張り式ラック10のデザイン性を高めることができる。
しかも、このように各上側支柱部24の前面から掛止孔34を無くすことで、突っ張り式ラック10の長期使用時において、各掛止孔34の形成部分へのゴミや埃の付着を原因とした掛止孔34の塞ぎを防止できる。
すなわち、例えば、実施例1のように突っ張り式ラック10を洗濯機11の設置場所で使用する際には、各棚板20等に液体洗剤や液体柔軟剤のボトルを載置することが多々ある。その際、突っ張り式ラック10の長期使用時において、ボトルに付着した液体は棚板20へと零れ落ち、その後、ここから対応するブラケット22を経て支柱16,17の前面を伝い落ちるおそれがあった。
その場合、従来品のように各支柱の上部の前面にこれらの掛止孔が配されていれば、この液体が掛止孔の形成部に付着し、液体を粘着剤としてゴミや埃がこの形成部付近に付着して掛止孔を塞ぐことが懸念される。それだけではなく、ラック清掃時には、このゴミや埃が付着した液体の除去作業が難しくなる。しかしながら、突っ張り式ラック10にあっては、全ての掛止孔34が、対応する支柱補強部材18,19の対峙側(内側)に配設されているため、このような問題は発生しない。
また、左右一対の支柱16,17は、その上,下端部同士が水平な第1,4の連結枠材12,15によってそれぞれ連結されるとともに、その中間部同士が水平な第2の連結枠材13により連結されるだけでなく、その下部同士が、水平方向からの外力に強いブレース構造のようなX型の第3の連結枠材14により連結されている。そのため、突っ張り式ラック10に対する水平方向からの外力の耐性を高めることができる。
この考案は、部屋天井と床との間に支柱が突張り状態で固定されて、物品の上部空間を有効利用できる突っ張り式ラックの技術として有用である。
10 突っ張り式ラック
11 洗濯機
12 第1の連結枠材(連結部材)
13 第2の連結枠材(連結部材)
14 第3の連結枠材(連結部材)
15 第4の連結枠材(連結部材)
16,17 支柱
18,19 支柱補強部材
20 棚板
21 バケット
22 ブラケット
26 高さ調整構造
33 掛止部
34 掛止孔
30 床用アジャスタ
31 防水パン
32 縁掛け具

Claims (3)

  1. 部屋の天井と床との間に突張り状態で固定され、かつ複数本の連結部材を介して、平行な離間状態で連結された左右一対の支柱と、
    該各支柱の上部の対峙側にそれぞれ固定される左右一対の縦長な支柱補強部材と、
    棚板及びバケットのうち、少なくとも1つと、
    前記棚板や前記バケットを、対応する支柱補強部材の対峙側に、水平状態のまま高さ変更可能に片持ちする対配置されたブラケットとを備え、
    前記各支柱補強部材の対峙面には、対応するブラケットに形成された掛止部を掛止する複数の掛止孔が、それぞれ上下方向に同一ピッチで穿設されたことを特徴とする突っ張り式ラック。
  2. 前記連結部材は、前記各支柱の上端部同士を連結する水平な第1の連結枠材と、前記各支柱の高さ方向の中間部同士を連結する水平な第2の連結枠材と、前記各支柱の下部同士を連結するX型の第3の連結枠材と、前記各支柱の下端部同士を連結する水平な第4の連結枠材とを有したことを特徴とする請求項1に記載の突っ張り式ラック。
  3. 前記各支柱の上端部には、対応する支柱の高さを調整する左右一対の高さ調整構造が配設され、
    前記各支柱の下端部には、それぞれ左右一対の床用アジャスタ又は洗濯機用の防水パンの周縁部に掛止される縁掛け具が交換可能に配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の突っ張り式ラック。
JP2024001441U 2024-05-09 突っ張り式ラック Active JP3247350U (ja)

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