JP3246986B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3246986B2
JP3246986B2 JP20823593A JP20823593A JP3246986B2 JP 3246986 B2 JP3246986 B2 JP 3246986B2 JP 20823593 A JP20823593 A JP 20823593A JP 20823593 A JP20823593 A JP 20823593A JP 3246986 B2 JP3246986 B2 JP 3246986B2
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sleeve
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信隆 野田
伸也 蔵本
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Katsuragawa Electric Co Ltd
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Katsuragawa Electric Co Ltd
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置における現像装置に関する。
【0002】 複写機、プリンタ等の画像形成装置にお
いて、現像装置の現像ローラは、固定または回転する磁
石ロールと、その外周を一定速度で像担持体の回転方向
に対して正または逆方向に回転する円筒中空のスリーブ
を有している。現像装置内に収容されているトナーおよ
びキャリアからなる1成分または2成分の現像剤を用い
て前記スリーブ上に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシ
は、像担持体に接触または非接触等の方法により転移し
得るようにトナーを像担持体へと搬送している。
【0003】 スリーブの幅方向に沿ってスリーブ上に
形成された磁気ブラシを均一の厚さで像担持体に供給す
るためにドクターブレードが設けられており、このドク
ターブレードとスリーブとの距離を規制して磁気ブラシ
の厚みを所定値になるように規制している。
【0004】かかる現像装置において、画像形成装置の
初期設置のセットアップ時に、現像装置内のまだ帯電さ
れていない現像剤を帯電させるために、現像装置を空運
転させて現像剤とドクターブレードおよびスリーブとの
摩擦帯電によってあるいはアジテータによって現像剤を
帯電させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成におい
て、特に1成分現像剤を用いる現像装置は、2成分現像
剤に比較してキャリアを用いないため、現像剤同士の摩
擦接触面が少なくなる。このため現像剤の帯電効率が悪
くなり前記した現像装置のセットアップ時の空運転にか
かる時間が甚だしくは30分〜1時間と非常に長くな
る。また、現像剤の消費量が多いコピーを多数枚複写す
ると、現像剤を帯電する量より補充される帯電していな
い現像剤の量が多くなるため除々に文字やラインの周辺
にトナーの飛散が発生して解像力が低下する。
【0006】本発明は、上記した問題点に鑑みてなされ
たものであり、画像形成装置の初期設置のセットアップ
時における現像装置内の現像剤を帯電するまでに必要な
時間を短縮し、且つ転写材上の文字およびライン周辺に
トナーの飛散が発生しない現像装置を提供することを課
題とする。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、磁石ロールを内蔵するスリーブ上に磁石ロールの磁
界により現像剤を付着させてケーシング内に磁気ブラシ
を形成させて、この磁気ブラシをドクターブレードによ
り所定の厚みに規制した後、像担持体へと搬送する現像
装置において、前記ドクターブレードの手前に前記スリ
ーブに対向してスリーブの一部を覆うように且つ取り込
まれた前記磁気ブラシと前記ドクターブレードを通過し
なかった現像剤との収縮によって接触し前記現像剤を摩
擦帯電させる面部材を固定配置していることを特徴とす
る。
【0008】
【作用】このような構成において、スリーブ上に形成し
た磁気ブラシが面部材とスリーブとの間に取り込まれ、
現像剤が面部材に対してスリーブの回転に伴って摺擦さ
れる。このため現像剤に対する摩擦接触面が増加して現
像剤の帯電が促進される。
【0009】
【実施例】この発明の好適な実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明による実施例の一例を示す現像装
置の断面図であり、現像装置1は、現像剤2を内部に貯
溜するケーシング3を有する。現像剤には、磁性キャリ
アを必要としない1成分現像剤またはトナーおよびキャ
リアからなる2成分現像剤のいずれかが使用される。符
号4は静電潜像担持体としての感光ドラムであり、ケー
シング3は感光ドラム4側に開口5を形成している。
【0010】ケーシング3内には、矢印A方向に回転し
ている感光ドラム4上に電子写真プロセスにより形成さ
れた静電潜像を現像するために現像ローラ6が設けられ
ている。現像ローラ6は、矢印B方向に回転する現像ス
リーブ7と、現像スリーブ7内に矢印C方向に回転する
磁石ロール8から構成することができる。スリーブ7
は、接地または適当なバイアス源に連結されており、磁
石ロール8の磁界よってスリーブ周面に現像剤2を吸着
させ磁気ブラシが形成される。現像ローラ6の上部に
は、スリーブ7に向かう方向に一様の高さで突出するよ
うにケーシング3の壁面に固定されたドクターブレード
9がスリーブ7の周面に形成された磁気ブラシを所定の
厚みに規制するように配置されている。磁石ロール8
は、周知のように周面に沿って交互に異なる極性の複数
の磁極を有しており、実施例では、10極であるがその
数に限定はない。
【0011】ケーシング3内には、現像剤2を攪拌し且
つ供給するための攪拌アーム10が配設されている。攪
拌アーム10は、回転軸11を中心に矢印D方向に回転
しており、ケーシング3下部の円弧状に形成された壁面
12を沿うように現像剤2を攪拌し、現像ローラ6の幅
方向に対して現像剤2を送り込んでいる。
【0012】ドクターブレード9の手前(図で見て右
側)には、スリーブ7の幅方向に沿ってスリーブ7の周
面の一部に対向且つ離間してそれを覆うように湾曲した
面部材13がケーシング3の壁面に固定されており、そ
の先端入口部にはスリーブ外方に向かって折り曲げられ
た開口14を有している。攪拌アーム10により送り込
まれた現像剤2は、開口14から入り込みスリーブ7の
回転と磁石ロール8の磁力線によってスリーブ7と面部
材13との間を通って移動する。この際現像剤2は面部
材13により摺擦されるように搬送される。その後現像
剤2は、ドクターブレード9によって磁気ブラシの厚み
を規制して感光ドラム4へ搬送する。面部材13は、非
磁性体であるステンレス性部材が好適に使用されるが、
アルミニウム、プラスチック等のその他の材料であって
も良い。かかる面部材13の材料は、使用する現像剤を
摩擦帯電できる材料であれば良い。
【0013】このような構成において、ケーシング3内
に貯留されている現像剤2は、回転軸11を中心に矢印
D方向に回転する攪拌アーム10によって現像ローラ6
方向に搬送される。次いで現像剤2は、矢印C方向に回
転する磁石ロール8の磁界によって矢印B方向に回転す
るスリーブ7上に吸着され、ケーシング3内に磁気ブラ
シを形成する。この磁気ブラシは、面部材13の開口1
4から面部材13とスリーブ7との間に収縮されるよう
に取り込まれて、さらにスリーブ7の回転により磁気ブ
ラシを面部材13の腹部とスリーブ7との間で摺擦する
ようにスリーブ7上を通過する。このように現像剤2と
の摩擦接触面が増加することにより現像剤2の摩擦によ
る帯電効率が上がり短時間で現像剤2を帯電することが
できる。次いで磁気ブラシは、ドクターブレードによっ
て一定の厚さに規制され感光ドラム4に送られる。その
後、周知の電子写真プロセスにより感光ドラム4上にト
ナー像を形成して転写材上に画像形成を行う。
【0014】図2は、面部材13をステンレス性の平板
状の面部材15に代えた構成の現像装置の断面図であ
り、その他の符号は図1に準じている。現像剤2は、図
1と同様に面部材15の開口14とスリーブ7との間に
取り込まれるように搬送され、面部材15の腹部をスリ
ーブ7との間で現像剤を摺察して帯電する。また、図3
は、従来における現像装置を示す断面図であり、面部材
13が配置されていない他は図1に準じている。
【0015】実験例1として図1に示す現像装置を用
い、面部材13にステンレス性の部材を使用して以下の
条件で実験を行った。磁鉄鋼35〜50%、スチレンア
クリルポリマー50〜70%、ポリプロピレン0.2〜
10%、メタルコンプレックス2〜5%、シリコンオキ
サイド0.5〜2%等を主成分とした電気抵抗が約10
15オームの磁性トナーを用いて、スリーブ7表面に40
0メッシュのブラスト処理を施し、スリーブ表面ガウス
を550〜650ガウス、磁石ロール8の回転数を65
0〜750rpm、スリーブ7の回転数を120rp
m、感光ドラム4の周速を150mm/sec、感光ド
ラム4上の表面電位を暗部で550Vおよび明部で50
V、現像バイアスとして交流に直流を重畳させ、SD間
を550μm、SB間を200μm、SE間を1000
μmとして、装置本体の初期設置のセットアップ時にお
ける現像剤2の帯電効果を調べた。
【0016】実験例2として、図2に示すように面部材
13をステンレス性の平板状の面部材14に替え、ドク
ターブレード9の近傍をスリーブ7と面部材15との距
離が最小となるように配置して、この距離SI間を10
00μmとし、その他の条件を実験例1の条件で実験を
行った。
【0017】比較例として、図3に示すように図1にお
ける面部材13を取り除いた従来の構成を示し、その他
の条件を実験例1の条件として実験を行った。
【0018】上記実験の結果、比較例つまり従来の装置
本体の初期設置のセットアップ時において現像剤が十分
帯電して、転写材上の文字またはラインの周辺に現像剤
の飛散がない良好な転写剤を得るまでの時間が例えば1
時間かかったのに対して、実験例1および2のいずれの
場合においても装置本体の電源を入れて現像装置の空運
転を始めてから1〜2分の間に現像剤の帯電が十分なさ
れ良好な画像を転写材上に得ることができた。また、多
数枚の複写を行っても現像剤への帯電の低下が見られ
ず、鮮鋭度の高い複写像が得られた。
【0019】実験例1の面部材13のSE間および実験
例2の面部材15のSI間は、上記実験条件における最
適な条件であるが、この距離は、SB間およびケーシン
グ3内のスリーブ7上に形成された磁気ブラシの厚み等
に関連して最適条件が変化する。面部材13、15の特
に好適な条件としては、限定するものではないが、SE
間およびSI間がSB間より大きく且つケーシング3内
に形成されるスリーブ7上磁気ブラシの厚みより短い距
離であれば良い。これは、SE間およびSI間がSB間
より短い場合、スリーブ7と面部材13または15との
間に取り込む現像剤が多くなるため摩擦抵抗が大きくな
りスリーブ7の回転にトルクを生じさせて現像装置に悪
影響を与える。また、ケーシング3内に形成された磁気
ブラシの厚みよりSE間およびSI間の距離が長い場
合、磁気ブラシがスリーブ7と面部材13または15の
腹部との間に収縮するように取り込むことができないた
めに面部材を使用する効果がなくなる。また、面部材1
3および15のスリーブ周面に対向する面の長さは、現
像剤2がスリーブ上に搬送されるに必要な最小限の開口
が確保されれば良く、面部材の長さが短いと現像剤を帯
電させる効果が小さくなる。さらに面部材13の先端部
をスリーブ外方に向かって折り曲げまたは湾曲させるこ
とにより、スリーブ7と面部材13との間に現像剤を取
り込み易くしてスリーブ7上に搬送している。
【0020】実施例においては、1成分系の現像剤を使
用したが2成分系現像剤を使用しても同様の効果を得る
ことができた。またスリーブ表面にショットブラスト処
理を施したものを使用したが未処理のスリーブを使用し
ても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明の現像装置は、装置本体の初期設
置時において現像剤を帯電させるためにかかる時間を大
幅に短縮すると供に、多数枚の連続複写を行っても文字
またはラインの周辺にトナーの飛散がなく、常に鮮明な
複写画像を得ることができた。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による実施例を示す断面図。
【図2】 本発明による実施例を示す断面図。
【図3】 従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 現像装置 2 現像剤 3 ケーシング 4 感光ドラム 7 スリーブ 8 磁石ロール 13 面部材 14 開口 15 面部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石ロールを内蔵するスリーブ上に磁石
    ロールの磁界により現像剤を付着させてケーシング内に
    磁気ブラシを形成させて、この磁気ブラシをドクターブ
    レードにより所定の厚みに規制した後、像担持体へと搬
    送する現像装置において、前記ドクターブレードの手前
    に前記スリーブに対向してスリーブの一部を覆うように
    且つ取り込まれた前記磁気ブラシと前記ドクターブレー
    ドを通過しなかった現像剤との収縮によって接触し前記
    現像剤を摩擦帯電させる面部材を固定配置していること
    を特徴とする現像装置。
JP20823593A 1993-07-30 1993-07-30 現像装置 Expired - Lifetime JP3246986B2 (ja)

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JPH0744018A JPH0744018A (ja) 1995-02-14
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