JP3246884B2 - サイロ - Google Patents

サイロ

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JP3246884B2
JP3246884B2 JP16940797A JP16940797A JP3246884B2 JP 3246884 B2 JP3246884 B2 JP 3246884B2 JP 16940797 A JP16940797 A JP 16940797A JP 16940797 A JP16940797 A JP 16940797A JP 3246884 B2 JP3246884 B2 JP 3246884B2
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康雄 熊倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメント等の粉体
を貯蔵するためのタンク本体を有するサイロに係り、よ
り詳しくは、輸送管内の空気の流れを利用することによ
りタンク本体内の粉体をプラント等に輸送したり、粉体
を供給管を通じてタンク本体内に補給したりする機能を
具備したサイロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、大型の建造物の建築に際して
は、その工事現場にサイロ及び生コンクリート製造設備
(プラントとも呼ばれる)が設置される場合がある。こ
の場合、サイロのタンク本体にセメントが貯蔵され、必
要に応じてそのセメントがタンク本体からプラントのミ
キサに輸送される。ミキサでは、セメントに水、細骨
材、粗骨材、混和材料等が加えられて、練り混ぜられ
る。混練により生コンクリートが得られる。
【0003】プラントへのセメントの輸送に先立ち、タ
ンク本体から所定量のセメントを取り出すために、従来
は、第1スクリューコンベヤ、第2スクリューコンベ
ヤ、ダクトシュート、計量器等をタンク本体に付加して
いる。このように構成されたサイロでは、タンク本体下
部の排出口からセメントが取り出され、これが第1クリ
ューコンベヤによって水平方向に移送された後、第2ス
クリューコンベヤによって上方へ移送される。そして、
セメントは第2スクリューコンベヤの上端からダクトシ
ュートを通って計量器に導かれる。このサイロでは、計
量後のセメントをプラントまで運ぶために、別途、何ら
かの輸送手段が必要である。この輸送手段としてはコン
ベヤが一般的であるが、サイロとプラントとが遠く離れ
ていて、輸送距離が長い場合には不向きである。これ
は、コンベヤでセメントを輸送するとなると、設備が大
がかりとなり大幅なコストアップをともなうからであ
る。
【0004】そこで、近年では、コンプレッサ、送風機
等で発生させられた高圧または低圧の空気によってセメ
ントをプラントまで輸送するようにした空気輸送式のサ
イロが開発されている。同様にして、セメント運搬車両
に積載されたセメントを供給管を通じてタンク本体に圧
送するようにしたタイプのサイロもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した後者
のサイロであってもセメントの通路となる輸送管や供給
管が必要である。しかも、これらの輸送管や供給管の全
体が、それ専用のパイプによって構成されているのが実
情である。従って、コンベヤを付加するほどではないに
しても、輸送管や供給管の配管にともなう重量増加及び
大型化が無視できず、さらなる改良が望まれている。特
に、サイロが組み立てられた状態でトラック等の輸送手
段で運ばれる場合には、サイロはできるだけ小型で軽量
であることが望ましい。
【0006】そこで、本発明は、輸送管または供給管を
用いた粉体輸送のメリットを生かしつつ、軽量化及び小
型化を図ることのできるサイロの提供を課題とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の第1の
発明に係るサイロは、粉体貯蔵用のタンク本体と、前記
タンク本体を支持する複数本の支柱と、コンプレッサに
接続されるとともに、そのコンプレッサによる圧縮空気
の流通路を有し、かつ前記タンク本体の下部から排出さ
れた粉体を、前記流通路内での空気の流れに乗せて輸送
するための輸送管とを備え、前記複数本の支柱の少なく
とも1つをパイプにより構成し、同支柱を前記輸送管の
一部として用いるとともに、同支柱に、前記コンプレッ
サによる圧縮空気を一時的に蓄える圧力容器として機能
させるための開閉弁を取付けている。
【0008】上記第1の発明によると、全部の支柱はタ
ンク本体を支持する機能を発揮する。加えて、前記支柱
のうちパイプによって構成されたものは、輸送管の一部
としても機能する。従って、粉体の輸送に際し、タンク
本体の下部から排出された粉体は、コンプレッサによっ
て圧縮されて輸送管内流れている高圧空気に乗って運
ばれる。この際、空気及び粉体は、パイプによって構成
された支柱内をも通過する。輸送管の一部とされた支柱
は、圧縮空気を貯える圧力容器として機能する。すなわ
ち、粉体の輸送に先立ち、開閉弁が閉じられた状態でコ
ンプッサによって圧縮された高圧空気が支柱内に貯えら
れる。粉体の輸送に際し開閉弁が開かれると、支柱から
高圧空気が放出され、粉体を乗せて輸送管内を流れる。
【0009】請求項2に記載の第2の発明は、第1の発
明の構成に加え、前記粉体を前記タンク本体内に導く供
給管をさらに備え、前記輸送管の一部とした支柱とは異
なる支柱の少なくとも1つをパイプにより構成し、同支
柱を前記供給管の一部として用いている。
【0010】上記第2の発明によると、パイプによって
構成された支柱の少なくとも1つは、供給管の一部とし
ても機能する。従って、粉体の補給に際しては粉体が供
給管を通りタンク本体内に導かれる。このとき、粉体
は、パイプによって構成された支柱をも通過する。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を縦型のセメントサイロ
に具体化した第1実施形態を、図1乃至図4に従って説
明する。
【0014】図1に示すように、大型の建造物の工事現
場等には、生コンクリート製造設備(以下、「プラン
ト」という)1が設置されている。プラント1は、粉体
としてのセメントに、水、細骨材、粗骨材、混和材料等
を加えて混練し、生コンクリートを製造するためのミキ
サ2を備えている。プラント1から離れた箇所には、セ
メントを貯蔵しておき、必要に応じて同プラント1にセ
メントを輸送するためのサイロ3が設置されている。
【0015】図4に示すように、サイロ3の最下部は、
平面略正方形の板状をなす基台4によって構成されてい
る。基台4の四隅にはそれぞれ細長い支柱5,6,7,
8が立てられている。各支柱5〜8は金属製の丸パイプ
によって形成されており、その下端部において基台4に
固定されている。図1及び図2に示すように、基台4か
ら上方へ離間した位置には、セメントを貯蔵するための
タンク本体9が配置されている。タンク本体9の上部9
aは垂直方向に細長い略四角筒状をなし、下部9bは四
角錐状をなしている。そして、タンク本体9は、その上
部9aの外周面の角部において、溶接等の方法によって
全支柱5〜8に固定されている。このようにタンク本体
9は、4本の支柱5〜8により基台4に支持されてい
る。
【0016】ここで、タンク本体9の上部9aを略四角
筒状にしたのは、以下の理由による。サイロ3を上方か
ら見下ろした場合において基台4からはみ出さないよう
なタンク本体9の形状は種々考えられる。このうち、最
も内容積を大きく採ることができる形状は、同基台4と
同一断面を有する形状、すなわち四角筒状である。つま
り、最も多くのセメントを充填することができる形状、
という観点から、四角筒状が選択されている。
【0017】タンク本体9の下端部には、その内部のセ
メントを取り出すための排出口(図示略)が設けられて
いる。一方、基台4上であって、前記排出口の下方には
架台11が固定されており、ここに輸送タンク12が取
付けられている。輸送タンク12及び排出口(図示略)
は、ゲート13を有する管14によって連結されてお
り、そのゲート13による管14の開放時に、排出口を
通じて落下したセメントが同管14を通り、輸送タンク
12に導かれる構成となっている。輸送タンク12の内
部には、ロードセル等からなる計量器15が組み込まれ
ている。計量器15は、輸送タンク12内に入り込むセ
メントの重量を計測するためのものである。
【0018】図2乃至図4に示すように、基台4上には
コンプレッサ16が設置されており、その吐出口に輸送
管17が接続されている。輸送管17は、前述した4本
の支柱5〜8のうちの1つ(支柱7)と、その支柱7の
下端部及びコンプレッサ16間を連結する第1ホース1
8と、支柱7の上端部及びプラント1間を連結する第2
ホース19とからなる。これら支柱7及び両ホース1
8,19の内部空間は、コンプレッサ16によって圧縮
された高圧空気の流通路を構成している。支柱7の上端
部には、電気的または機械的に作動して前記流通路を開
放及び閉鎖する開閉弁21が取付けられている。開閉弁
21が閉じられた状態では、支柱7の内部が閉鎖空間と
なる。本実施形態では、この閉鎖空間を、コンプレッサ
16による高圧空気を一時的に貯える圧力室として用い
るようにしている。換言すると、支柱7を、単なる輸送
管17の一部にとどまらず、圧力容器としても機能させ
るようにしている。
【0019】前述した輸送タンク12の下端部は第1ホ
ース18に連結されている。従って、輸送タンク12が
開放されて、その内部のセメントが第1ホース18に導
かれると、セメントは輸送管17内の高圧空気の流れに
乗って、プラント1に輸送されることとなる。
【0020】さらに、サイロ3は供給管22を備えてい
る。供給管22は、セメント運搬車両(図示略)から、
そのセメントをタンク本体9内に補給するために用いら
れるものである。供給管22は、前述した4本の支柱5
〜8のうちの1つ(支柱5)と、その支柱5の下端に接
続された第3ホース23と、支柱5の上端及びタンク本
体9の上部を接続する第4ホース24とからなる。第3
ホース23の一端は、前記セメント運搬車両に搭載され
たセメント圧送装置に接続される接続口23aとなって
いる。
【0021】上記のようにして本実施形態のサイロ3が
構成されているが、このサイロ3は、トラック等の車両
の荷台よりも若干小さな大きさを有している。次に、こ
のサイロ3の作用及び効果について説明する。
【0022】サイロ3からプラント1に必要量のセメン
トを輸送する場合には、輸送タンク12及び輸送管17
間を遮断した状態で、ゲート13を開いて管14を開放
させる。すると、タンク本体9内のセメントが管14を
通り、輸送タンク12に入り込む。輸送タンク12内へ
の粉体の流入量(重量)は、計量器15によって計測さ
れる。必要量のセメントが輸送タンク12内に貯蔵され
たところで、ゲート13を閉じる。一方、開閉弁21を
閉弁させて流通路を遮断し、コンプレッサ16による高
圧空気を支柱7内に一時的に貯え、同支柱7内を高圧に
する。すなわち、支柱7を圧力容器として機能させ、セ
メントの輸送に先立ち、その輸送用の高圧空気を準備し
ておく。
【0023】続いて、輸送タンク12及び輸送管17を
連通させ、開閉弁21を開放させる。この開放にともな
い輸送管17内で空気の流れが生ずる。すなわち、支柱
7、第2ホース19の順に空気が流れる。輸送タンク1
2内のセメントは輸送管17内に入り込み、前記空気の
流れに乗る。このセメントは輸送管17内を通りプラン
ト1に輸送される。ここで、予め支柱7の中に封入して
おいた高圧空気をセメント輸送用の空気として用いてい
るので、開閉弁21の開弁後、直ちに輸送管17内に空
気の流れを生じさせることができる。そして、セメント
が輸送されたプラント1では、ミキサ2にセメント、
水、細骨材、粗骨材、混和材料等が投入されて混練さ
れ、生コンクリートが得られる。
【0024】このように本実施形態のサイロ3では、4
本の支柱5〜8の1つ(支柱7)が、他の支柱5,6,
8と同様にタンク本体9を基台4に支持する機能を発揮
する。また、支柱7は輸送管17の一部としても機能す
る。従って、空気輸送のための専用のパイプのみによっ
て輸送管17を構成した場合よりも、サイロ3全体が軽
量で小型となる。加えて、前記支柱7は、圧縮空気を貯
える圧力容器としても機能するので、同様の機能を有す
る容器(通常、圧力タンクと呼ばれているもの)を別途
設ける必要がない。
【0025】ところで、タンク本体9内のセメントの量
が少なくなり、セメントを補給する場合には、第3ホー
ス23の接続口23aに、セメント運搬車両のセメント
圧送装置を接続し、同装置を作動させる。すると、セメ
ントは第3ホース23、支柱5、第4ホース24を順に
通り、タンク本体9に送られる。このように、4本の支
柱5〜8の1つ(支柱5)が供給管22の一部としても
機能する。従って、専用のパイプのみによって供給管2
2を構成した場合よりも、サイロ3の全体が軽量で小型
となる。
【0026】そして、上述した、(i)支柱7を輸送管
17の一部として機能させること、(ii)同支柱7を圧
力容器として機能させること、(iii) 支柱5を供給管2
2の一部として機能させること、の組み合わせにより、
サイロ3の計量化及び小型化が効果的に図られる。
【0027】本実施形態は前述した事項以外にも次の特
徴を有する。
【0028】(a)サイロ3全体がトラック等の車両の
荷台よりも若干小さく製作されているので、サイロ3を
その荷台に乗せて運搬することができる。従って、サイ
ロ3の所望の箇所への移動、例えば、サイロ3の組み立
て工場から建設現場への移動が容易に行える。トラック
等への搭載のためにサイロ3を分解したり、移動後にサ
イロ3を組み立てたりするといった作業は不要である。
【0029】(b)空気の流れを利用してセメントを輸
送しているので、サイロ3とプラント1とが遠く離れて
いる場合であっても、輸送管17を延長するだけでよ
く、簡単に対応できる。
【0030】(c)計量器15が輸送タンク12内に組
み込まれているので、これらが別々の部品である場合よ
りも、両者12,15のトータルの大きさが小さくな
る。このため、縦型のサイロ3において、タンク本体9
の下方に輸送タンク12及び計量器15を配置しても、
そのことがサイロ3の高さに及ぼす影響は少ない。別の
表現をすると、高さに制限のある箇所に設置されるサイ
ロ3であっても、そのタンク本体9の上下長を十分長く
し、内容積を確保することができる。
【0031】また、タンク本体9の下方でセメントの計
量を行っているので、その計量のために、タンク本体9
から取り出したセメントを水平方向や垂直方向へ移送し
なくてもよい。このため、従来技術とは異なり、セメン
トを水平方向へ移送する第1スクリューコンベヤや、セ
メントを上方へ搬送する第2スクリューコンベヤや、ダ
クトシュートは不要である。この点においても、サイロ
3の計量化及び小型化を図るうえで有利である。
【0032】(d)基台4の上に立てられ、かつタンク
本体9の上部9aに固定された4本の支柱5〜8は、そ
のタンク本体9を補強する機能も発揮する。
【0033】(e)全部の支柱5〜8が全てパイプによ
って構成されているので、どの支柱5〜8であっても輸
送管17の一部または供給管22の一部となり得る。ど
の支柱5〜8を輸送管17または供給管22として使う
かは、状況に応じて適宜選択できる。
【0034】(第2実施形態)次に、本発明を具体化し
た第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。本実
施形態では、輸送管17内に空気の流れを発生させる手
段として、前記コンプレッサ16に代えてブロア(送風
機)25を用いている。また、タンク本体9内のセメン
トを輸送管17に移送するためにロータリフィーダ27
を用いている。計量器は、サイロ3ではなくプラント
(図示略)に設けられている。それ以外の構成は前述し
た第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態と
同様の部材には同一の符号または番号を付して説明を省
略する。
【0035】ブロア25としては種々のタイプがある
が、ここではルーツブロアが用いられている。ルーツブ
ロアは、ケース26と、その内部で互いに接触した状態
で回転する二つの回転子とを備え、両回転子とケース2
6との間で空気を閉じ込めて圧縮した後、送り出すタイ
プの送風機である。また、ロータリフィーダ27は、セ
メントの供給口28a及び排出口28bを有するケース
28と、その内部で回転するロータとを備え、供給口2
8aから取り込んだセメントをロータの回転により、ケ
ース28の内壁面に沿って移送し、排出口28bから輸
送管17に供給する。
【0036】本実施形態では、コンプレッサ16を用い
た場合よりも低圧の空気が輸送管17を流れることにな
るが、基本的には前述した第1実施形態と同様の作用及
び効果が得られる。なお、高圧空気を用いないので、前
記実施形態とは異なり、圧力タンクは不要である。従っ
て、第2実施形態では、輸送管17の一部を構成する支
柱7を、圧力容器として機能させてなくてよい。
【0037】(第3実施形態)次に、第4の発明を横型
のセメントサイロに具体化した第3実施形態を、図7及
び図8に従って説明する。
【0038】本実施形態は、タンク本体37内のセメン
トを輸送タンク40に移送するために、第1スクリュー
コンベヤ41、第2スクリューコンベヤ42、ダクトシ
ュート43等を用いている点と、支柱33〜35のいず
れもが輸送管46の一部を構成していない点とが第1実
施形態と大きく異なる。以下に、これらの相違点を中心
に説明する。
【0039】サイロ31の最下部は、図8の左右方向に
細長い板状をなす基台32によって構成されている。基
台32の上には、それぞれ金属製の丸パイプからなる複
数本の支柱33,34,35,36が立てられている。
これらの支柱33〜36の上端部には、左右方向に細長
いタンク本体37が固定されている。タンク本体37
は、下方ほど互いに接近する前後一対の傾斜部37a,
37bを備えている。タンク本体37は、その底部にセ
メントの排出口(図示略)を有している。基台32上で
あってタンク本体37の右方近傍には架台38が固定さ
れ、計量器39を内蔵した輸送タンク40がその架台3
8に取付けられている。
【0040】タンク本体37の直下には、左右方向に細
長い第1スクリューコンベヤ41が配置され、さらにそ
の右端部には垂直方向に細長い第2スクリューコンベヤ
42が連結されている。第2スクリューコンベヤ42の
上端と前記輸送タンク40とは、斜めに配置されたダク
トシュート43によって連結されている。両スクリュー
コンベヤ41,42は、ケース41a,42a、スクリ
ュー及び電動モータ42bを備えた周知の構造を有し、
その電動モータ42bによってスクリューを回転させ、
ケース41a,42a内のセメントをスクリューによっ
て移送するものである。従って、タンク本体37から排
出されたセメントは、第1スクリューコンベヤ41によ
って右方へ移送された後、第2スクリューコンベヤ42
によって上方へ移送され、ダクトシュート43によって
輸送タンク40に導かれる。
【0041】基台32と傾斜部37a,37bとの間の
空間には、コンプレッサ44と、そのコンプレッサ44
による高圧空気を貯留する圧力タンク45とがそれぞれ
配置されている。圧力タンク45には、高圧空気をプラ
ントに輸送するための輸送管46が接続されており、こ
の輸送管46に前記輸送タンク40が連結されている。
このため、輸送タンク12内に必要量のセメントが貯蔵
された後、そのセメントは輸送管46に導かれ、同輸送
管46内を流れる高圧の空気に乗って輸送される。
【0042】図8に示すように、前述した支柱33〜3
6の1つ(支柱36)は供給管47の一部を構成してい
る。詳しくは、供給管47は支柱36と1本のパイプ4
8とからなる。支柱36の上端はタンク本体37の上部
に連結され、下端は閉塞されている。パイプ48の一端
は支柱36に連結され、他端は、セメント運搬車両に搭
載されたセメント圧送装置に接続される接続口48aを
構成している。
【0043】従って、本実施形態によれば、タンク本体
37の形状や配置状態が異なるものの、基本的には第1
実施形態と同様の作用及び効果(厳密には、支柱36が
供給管47の一部を構成することによる作用及び効果)
を奏する。
【0044】なお、本発明は次に示す別の実施形態に具
体化することができる。
【0045】(1)第1及び第3実施形態では計量器1
5,39をサイロ3,31に設けたが、同計量器15,
39をプラント1に設けてもよい。これとは逆に、第2
実施形態では計量器をプラント1に設けたが、サイロ3
に設けてもよい。要は、ミキサ2での混練以前に計量が
行われればよく、この条件を満たす位置に計量器を配置
すればよい。
【0046】(2)第1及び第2実施形態において、最
も多くのセメントを貯蔵するにはタンク本体9を四角筒
状にすることが望ましいが、このような制限が特に設け
られないのであれば、タンク本体9は略四角筒状以外の
形状、例えば略円筒状であってもよい。
【0047】(3)支柱5〜8,33〜36の数は、前
述した実施形態で示した本数に限らず適宜変更可能であ
る。また、輸送管17または供給管22,47の一部と
して用いる支柱7,36は丸パイプに限らず、四角パイ
プ等、他の断面形状を有するパイプに変更してもよい。
【0048】(4)本発明はセメント以外の粉体を貯蔵
するサイロにも適用可能である。
【0049】(5)前記各実施形態では、全ての支柱5
〜8,33〜36をパイプによって構成したが、少なく
とも輸送管17の一部となる支柱7をパイプによって構
成し、少なくとも供給管22の一部となる支柱5,36
をパイプによって構成すればよい。それ以外の支柱はパ
イプであっても、例えばH鋼等の他の部材であってもよ
い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、第1の発明のサイロによ
れば、支柱に輸送管の一部を兼ねさせているので、輸送
管を用いた粉体の空気輸送のメリットを生かしつつ、サ
イロ全体の軽量化及び小型化を図ることができる。
た、開閉弁の開閉により支柱が圧力容器として機能する
ので、コンプレッサによる圧縮空気を貯える圧力タンク
を別途設けなくてもすみ、前記効果をより一層有効なも
のにすることができる。
【0051】第2の発明によれば、支柱に供給管の一部
を兼ねさせているので、第1の発明の効果に加え、供給
管を用いた粉体輸送のメリットを生かしつつ、サイロ全
体の軽量化及び小型化をより一層図ることができる。
【0052】
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるサイロ及びプラ
ントを示す正面図である。
【図2】図1のサイロの一部を省略して示す側面図であ
る。
【図3】図2のサイロの平面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態におけるサイロの一部を
省略して示す側面図である。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態におけるサイロの側面図
である。
【図8】図7のサイロの正面図である。
【符号の説明】
3,31 サイロ 5,6,7,8,33,34,35,36 支柱 9,37 タンク本体 16 コンプレッサ 17 輸送管 22,47 供給管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体貯蔵用のタンク本体と、 前記タンク本体を支持する複数本の支柱と、コンプレッサに接続されるとともに、そのコンプレッサ
    による圧縮 空気の流通路を有し、かつ前記タンク本体の
    下部から排出された粉体を、前記流通路内での空気の流
    れに乗せて輸送するための輸送管とを備え、 前記複数本の支柱の少なくとも1つをパイプにより構成
    し、同支柱を前記輸送管の一部として用いるとともに、
    同支柱に、前記コンプレッサによる圧縮空気を一時的に
    蓄える圧力容器として機能させるための開閉弁を取付け
    ことを特徴とするサイロ。
  2. 【請求項2】 前記粉体を前記タンク本体内に導く供給
    管をさらに備え、前記輸送管の一部とした支柱とは異な
    る支柱の少なくとも1つをパイプにより構成し、同支柱
    を前記供給管の一部として用いることを特徴とする請求
    項1に記載のサイロ。
JP16940797A 1997-06-10 1997-06-10 サイロ Expired - Fee Related JP3246884B2 (ja)

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