JP3246795U - レンチ保持治具 - Google Patents

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達朗 岡村
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Abstract

【課題】レンチのハンドル部をハンマーで打撃してナットを締緩する締付け作業及び緩め作業を安全かつ安定して行うことができるレンチ保持治具を提供する。【解決手段】レンチWのハンドル部Hをハンマーで打撃してナットNを締緩する締付け作業及び緩め作業に用いられるレンチ保持治具1であり、ねじ孔を内面に備える押さえ部材10と、ナットNから突出したボルトBのねじ溝b1に螺合する第1ねじ溝が内面に形成され、押さえ部材10のねじ孔が螺合する第2ねじ溝22が外面に形成されたアタッチメント部材20と、を有する。押さえ部材10は、ボルトBに固定されたアタッチメント部材20に沿って移動し、ナットNに係合した状態のレンチWの端面w1に当接してレンチWを保持する。【選択図】図1

Description

本考案は、レンチのハンドル部をハンマーで打撃してレンチが嵌合するナットを締緩する締付け作業及び緩め作業に用いられるレンチ保持治具に関する。
プラントや工場等の施設では、増し締め作業が行われる。例えば、摩耗や熱履歴等によってパッキンが劣化し、パッキンから発生する漏れを抑制するために、配管等のフランジ接続箇所のナットに対し、増し締め作業が行われる。また、設備のメンテナンス等に伴う緩め作業も行われる。
特許第5963659号公報
特許文献1に記載のように、ナットの締付け作業及び緩め作業には、打撃レンチを用いることがあり、ナットに嵌合させた打撃レンチをハンマーで叩く。このとき、打撃レンチを押さえている作業員の手にハンマーが当たったり、ハンマーの衝撃で打撃レンチがナットから離脱して当該打撃レンチが設備に衝突したり作業員に当たったりする課題があった。
この課題に対して特許文献1の着脱補助用治具は、打撃レンチをナットに嵌合させた状態で、ナットから突出するボルト部分に取り付け、打撃レンチの上方を覆う。これにより、打撃スパナを固定、保持できるようにした。
しかしながら、特許文献1の着脱補助用治具は、打撃レンチの固定強度が低い課題がある。つまり、ボタン6a、6bを押圧して一対の挟持部材3a、3bを所定量開いて着脱を行うが、バネ5a、5bの付勢力により挟持部材3a、3bでボルトを挟み込む構成であるため、打撃レンチへの打撃の作用により、バネ5a、5bの付勢力以上の力が加わると、ボルトから外れてしまう課題がある。このため、安全かつ安定した打撃レンチによる締付け作業及び緩め作業を実現できない。
また、特許文献1の着脱補助用治具は、一対の挟持部材3a、3bが可動式であり、かつバネ5a、5bの付勢力を作用させる構成であるため、部品点数が多く、治具として構成が複雑である点は否めない。
そこで、本考案の目的は、レンチのハンドル部をハンマーで打撃してナットを締緩する締付け作業及び緩め作業を安全かつ安定して行うことができるレンチ保持治具を提供する。
(1)本考案は、レンチのハンドル部をハンマーで打撃してナットを締緩する締付け作業及び緩め作業に用いられるレンチ保持治具であり、ねじ孔を内面に備える押さえ部材と、ナットから突出したボルトのねじ溝に螺合する第1ねじ溝が内面に形成され、押さえ部材のねじ孔が螺合する第2ねじ溝が外面に形成されたアタッチメント部材と、を有する。押さえ部材は、ナットから突出したボルトに固定されたアタッチメント部材に沿って移動し、ナットに係合した状態のレンチの端面に当接してレンチを保持する。
(2)上記(1)において、押さえ部材は、レンチに対向する面に凹部が形成されるように構成することができる。凹部は、押さえ部材がレンチの端面に当接した状態において、ナットに係合したレンチから突出する当該ナットの上部が収容される空間として構成される。
(3)上記(1)又は(2)において、押さえ部材は、アタッチメント部材の第2ねじ溝と螺合するナット部材として構成することができる。
本考案によれば、締緩対象のナットから突出するボルトに、アタッチメント部材を螺合させて固定し、固定されたアタッチメント部材に螺合する押さえ部材が当該アタッチメント部材に沿って移動し、ナットに係合した状態のレンチの端面に当接してレンチを保持する。
アタッチメント部材が確実にナットから突出するボルトに固定されると共に、アタッチメント部材に螺合する押さえ部材を回転させて移動させることで、押さえ部材をレンチの端面に当接させ、レンチを確実に保持(固定)することができる。
したがって、レンチのハンドル部をハンマーで打撃してナットを締緩する締付け作業及び緩め作業を安全かつ安定して行うことができる。
本考案に係る実施例1のレンチ保持治具の取付状態を示す図である。 本考案に係る実施例1のレンチ保持治具の構成及び取り付け方を説明するための図である。 本考案に係る実施例1のレンチ保持治具の取付状態を上面から見た図である。
以下、添付図面を参照しながら本考案の実施例について詳細に説明する。
(実施例1)
図1から図3は、本考案に係る実施例1を示す図である。図1は、本実施例のレンチ保持治具1の取付状態を示す図である。本実施例では、配管のフランジ接続箇所におけるナットN及びボルトBを締緩対象として、レンチ保持治具1を適用した態様を一例に説明するが、締緩対象のナットNから突出するボルトBにレンチ保持治具1を取付可能であれば、これに限るものではない。例えば、プラントや工場等における製造設備や電熱設備の据付け及び解体作業などにおいて、固定ボルト及びナットを締緩する作業に本実施例のレンチ保持治具1を適用することができる。
ボルトBは、頭部から軸部が延びており、軸部の外周(外面)にナットNが螺合するねじ溝b1が形成されている。ナットNは、ねじ溝b1に螺合するねじ孔(不図示)を備え、締付け作業及び緩め作業においてレンチWが係合する。なお、レンチWは、口部がリング状のメガネレンチである。レンチWは打撃レンチであってもよく、また、ハンマーで打撃するための専用のレンチでなくともハンドル部をハンマーで打撃して締緩作業を行うことが可能なレンチであればよい。
図1の右図に示すように、レンチWの口部をナットNに係合させた状態で、レンチ保持治具1が固定される。レンチWは、レンチ保持治具1とフランジ(被締結対象)とに挟まれて保持される。ハンドル部Hをハンマーで打撃し、締付け作業又は緩め作業を行う際、ナットNに対してレンチWの着脱が阻止された状態となる。
図2は、本実施例のレンチ保持治具1の構成及び取り付け方を説明するための図である。
レンチ保持治具1は、押さえ部材10とアタッチメント部材20とを含んで構成されている。押さえ部材10は、ねじ孔11を備える。アタッチメント部材20の内面には、ナットNから突出したボルトBのねじ溝b1に螺合する第1ねじ溝21が形成され、アタッチメント部材20の外面には、押さえ部材10のねじ孔11に形成されたねじ溝11aが螺合する第2ねじ溝22が形成されている。
アタッチメント部材20は、内部にボルトBのねじ部(ねじ溝b1)が挿入可能なねじ孔を備える中空の筒状部材であり、ナットNから突出したボルトBに固定することができる。なお、アタッチメント部材20は、全体が中空でなくてもよく、例えば、ボルトBのねじ部が挿入可能な凹部を備え、凹部内周に第1ねじ溝21が形成された構成であってもよい。
押さえ部材10は、ボルトBに固定されたアタッチメント部材20に取り付けられ、アタッチメント部材20に対して押さえ部材10を回転させることで、ナットNに係合した状態のレンチWに向かって移動させることができる。つまり、ナットNから突出したボルトBに固定されたアタッチメント部材20に沿って押さえ部材10を移動させ、ナットNに係合した状態のレンチWの端面w1に押さえ部材10を当接させることができる。押さえ部材10の底面がレンチWの端面w1に当接することで、レンチWがナットNに固定される。
このとき、ナットNの上部n1は、レンチWの端面w1からはみ出ることがある。このはみ出た部分は、押さえ部材10の底面とレンチWの端面w1との間の障害物となるため、本実施例の押さえ部材10は、レンチWに対向する面(底面)に凹部12が形成されている。凹部12は、押さえ部材10がレンチWの端面w1に当接した状態において、ナットNに係合したレンチWから突出する当該ナットNの上部n1が収容される空間(図1の右図参照)である。凹部12は、ナットNの外形(対角距離)よりも大きく形成されている。
図3は、本実施例のレンチ保持治具1の取付状態を上面から見た図である。図3に示すように、レンチWの端面w1が押さえ部材10によって覆われるようにレンチWに取り付けられると共に、ボルトBに螺合して固定されたアタッチメント部材20に対し、押さえ部材10が螺合し、強固な固定を実現している。なお、押さえ部材10は、レンチWががたつくことなく、端面w1に当接させてレンチWを固定することができるが、締め付け作業及び緩め作業におけるレンチWの回動を妨げない程度に、レンチWを挟持して締め付けるように取り付けることができる。
また、押さえ部材10及びアタッチメント部材20で構成されたレンチ保持治具1は、取り付け及び取り外しが極めて容易であり、シンプルな構成である。例えば、作業員は、工具を用いずに、押さえ部材10及びアタッチメント部材20それぞれを手で回転させて取り付け及び取り外しを行うことができる。
また、アタッチメント部材20の長さは、ナットNから突出するボルトBに固定された状態で、押さえ部材10の厚み分を確保すれば足りる。このため、アタッチメント部材20を小型化することができ、レンチ保持治具1も小型化することができる。配管等のフランジ接続箇所は、狭く作業スペースを十分に確保できない場合がある。そのような場合であっても、レンチ保持治具1が小型であるため、レンチ保持治具1の取り付け及び取り外しを容易に行うことができ、作業効率が向上する。
ここで、押さえ部材10は、アタッチメント部材20の第2ねじ溝22と螺合するナット部材として構成してもよい。汎用品であるナット部材を用いることで、コストを低減させることができる。ナット部材に限らず、ねじ孔11(雌ねじ)を備え、アタッチメント部材20に螺合した状態でレンチWの端面w1に当接する当接面(底面)を有する部材を適宜適用することができる。
図1及び図2を参照して説明したレンチ保持治具1の取り付け手順は、特に限定されるものではなく、例えば、アタッチメント部材20を締緩対象のナットNから突出するボルトBに固定した後、レンチWをナットNに係合させる。その後、押さえ部材10をアタッチメント部材20の取り付け、レンチWの端面w1に移動させてレンチWを固定する手順であってもよい。
本実施例のレンチ保持治具1は、締緩対象のナットNから突出するボルトBに、アタッチメント部材20を螺合させて固定し、固定されたアタッチメント部材20に螺合する押さえ部材10が当該アタッチメント部材20に沿って移動し、ナットNに係合した状態のレンチWの端面w1に当接する。
アタッチメント部材20が確実にナットNから突出するボルトBに固定されると共に、アタッチメント部材20に螺合する押さえ部材10を回転させて移動させることで、押さえ部材10をレンチWの端面w1に当接させ、レンチWを確実に保持(固定)することができる。
したがって、レンチWのハンドル部Hをハンマーで打撃してナットNを締緩する締付け作業及び緩め作業を安全かつ安定して行うことができる。
なお、本実施例のレンチ保持治具1が適用されるレンチWとして、口部がリング状のメガネレンチを一例に説明したが、これに限るものではない。上述のように、レンチ保持治具1は、押さえ部材10がレンチWの端面w1に当接し、レンチWを確実に保持(固定)することができる。このため、締付け作業又は緩め作業を行うための工具(レンチ)の一態様である開口したスパナ部を有するスパナを用いた締付け作業又は緩め作業においても、レンチ保持治具1を適用することができる。スパナの端面に押さえ部材10が当接するため、スパナのハンドル部をハンマーで打撃しても、ナットNから浮き上がらず、安定した打撃による締付け作業又は緩め作業を行うことができる。
1 レンチ保持治具
10 押さえ部材
11 ねじ孔
11a ねじ溝
12 凹部
20 アタッチメント部材
21 第1ねじ溝
22 第2ねじ溝
N ナット
n1 ナット上部
B ボルト
b1 ねじ溝
W レンチ
w1 端面
H ハンドル

Claims (3)

  1. レンチのハンドル部をハンマーで打撃してナットを締緩する締付け作業及び緩め作業に用いられるレンチ保持治具であって、
    ねじ孔を内面に備える押さえ部材と、
    ナットから突出したボルトのねじ溝に螺合する第1ねじ溝が内面に形成され、前記押さえ部材のねじ孔が螺合する第2ねじ溝が外面に形成されたアタッチメント部材と、を有し、
    前記押さえ部材は、ナットから突出したボルトに固定された前記アタッチメント部材に沿って移動し、ナットに係合した状態のレンチの端面に当接してレンチを保持することを特徴とするレンチ保持治具。
  2. 前記押さえ部材は、レンチに対向する面に凹部が形成されており、
    前記凹部は、前記押さえ部材がレンチの端面に当接した状態において、ナットに係合したレンチから突出する当該ナットの上部が収容される空間であることを特徴とする請求項1に記載のレンチ保持治具。
  3. 前記押さえ部材は、前記アタッチメント部材の第2ねじ溝と螺合するナット部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンチ保持治具。
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