JP3246621B2 - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造装置

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JP3246621B2
JP3246621B2 JP07947393A JP7947393A JP3246621B2 JP 3246621 B2 JP3246621 B2 JP 3246621B2 JP 07947393 A JP07947393 A JP 07947393A JP 7947393 A JP7947393 A JP 7947393A JP 3246621 B2 JP3246621 B2 JP 3246621B2
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造装置
に係り、特にアルカリ性ガス物質による汚染に敏感なパ
ターン形成を行うリソグラフィー工程で製造される半導
体装置の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程のうち、パターン
形成を行うリソグラフィー工程は、ウエハ表面に感光性
樹脂膜の前躯体を形成した後、ウエハを縮小光学系の露
光装置にセットし、前記感光性樹脂膜に回路パターン等
のフォトマスクを重ねて紫外線領域の波長光を照射して
露光し、前記感光性樹脂膜上に前記回路パターン等を焼
付ける。次いで現像液を吹き付けて露光部もしくは未露
光部を溶解し、最後にベーキング処理する。そして、こ
の工程は、環境からの汚染に極めて敏感な為、通常、高
精度に塵埃を除去したクリーンルーム内で行われる。
【0003】図7に、パターン形成を行う従来の製造装
置を示すように、製造装置は、主として清浄室1A及び
空気循環系空間1Bから形成されるクリーンルーム1
と、クリーンルーム1に温湿度を調整した清浄空気を供
給する空調器2と、前記清浄室1A内に工程順に配設さ
れた感光性樹脂膜の前躯体を形成する膜形成装置3、露
光装置4、現像・ベーク装置5と、から構成されてい
る。そして、パターン形成中、空調器2で温湿度が調整
され、除塵された空気及び空気循環系空間1Bの天井裏
空間1Cに循環された空気は、清浄室1Aの天井裏に設
置された複数のファンフィルタユニット(以下FFUと
いう)6、6…から取り込まれ、HEPAフィルタ7、
7…で更に高精度に除塵されて清浄室1A内に供給され
る。このように、パターン形成中、清浄室1A内を一定
の温度、湿度、清浄度に保つことにより、ウエハの品質
を維持するようになっている。
【0004】ところで、最近、半導体集積回路の微細化
に伴って、パターン形成を行うリソグラフィー工程は、
更に高解像、高感度が要求され、この要求に対しては感
光性樹脂の前躯体として化学増幅形の感光性樹脂を用い
ることが有効とされている。化学増幅形の感光性樹脂の
一例としては、次の様なものが上げられる。例えば、ノ
ボラック樹脂、フェノール樹脂等のベース樹脂にオニウ
ム塩系あるいはハロゲン系の酸発生剤及びメラミンやシ
ラノール化合物の架橋剤を加えた三成分からなってい
る。そして、この化学増幅形の感光性樹脂を露光する
為、感光性樹脂に紫外線を照射すると、露光により与え
られたエネルギーは感光性樹脂の成分である酸発生剤に
作用してプロトンを発生させる。このプロトンは露光後
のベーク工程においてベース樹脂と架橋剤の反応触媒と
して作用し、架橋反応を促進させる。この結果、僅かな
エネルギーにより大きな架橋反応を起こさせることがで
きるので、より高解像、高感度を得ることができる。こ
のように、化学増幅形の感光性樹脂を用いたリソグラフ
ィー工程においては、プロトンの触媒作用による化学増
幅作用が重要な役割を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記プ
ロトンは環境中に極微量のアルカリ性ガス物質(例え
ば、アンモニア、アミン類)が存在すると、失活してし
まいパターン形成に不都合な影響を及ぼすという問題が
ある。そして、アルカリ性ガス物質の除去には活性炭が
有効であるとの報告もあるが、従来の製造装置に活性炭
フィルタを設けてもクリーンルーム内のアルカリ性ガス
物質濃度を化学増幅作用に影響のない低濃度で長期間維
持することはできない。即ち、活性炭は飽和吸着量が小
さいので、アルカリ性ガス物質の吸着が直ぐに飽和状態
になってしまう。この為、前記製造装置に単に活性炭フ
ィルタを設けるだけでは、アルカリ性ガス物質を除去で
きる効率や寿命の点で不充分であり、工業的に利用でき
ない。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、化学増幅作用に影響のない濃度までアルカリ性
ガス物質を低減した清浄空気を、パターン形成を行う清
浄室に長期間に渡って供給することのできる半導体装置
の製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、清浄室と、清浄室内に設けられ、ウエハ表面
に感光性有機膜の前躯体を形成する膜形成装置、前記膜
形成装置で形成された前記感光性有機膜に紫外線領域の
波長光を照射する露光装置、前記露光装置で露光された
前記感光性有機膜を現像する現像装置、前記現像装置で
現像された前記感光性有機膜をベーキングするベーク装
置から構成されるパターン形成手段と、前記清浄室に空
気を取り込む空気取込経路に設けられ、前記清浄室に取
り込まれる空気を浄化するHEPAフィルタと、前記空
気取込経路を介して前記清浄室に空調空気を供給する空
調手段と、から成る半導体装置の製造装置に於いて、前
記空気取込経路及び/又は前記空調手段に、酸性硫酸塩
を活性炭に添着させたアルカリ性ガス物質除去フィルタ
を設けたことを特徴とする
【0008】
【作用】本発明によれば、清浄室に空気を取り込む空気
取込経路及び/又は前記空気取込経路を介して清浄室に
空調空気を供給する空調手段に、酸性硫酸塩を活性炭に
添着させたアルカリ性ガス物質除去フィルタを設けた。
そして、前記空気取込経路に設けられたHEPAフィル
タでの空気浄化に加え、このアルカリ性ガス物質除去フ
ィルタを通してクリーンルーム内に空気を供給するよう
にしたので、清浄室内に取り込まれる空気中のアルカリ
性ガス物質濃度を低減させることができる。
【0009】また、活性炭に、アルカリ性ガス物質を吸
収する化学物質、例えば酸性硫酸塩を添着させたことに
より、アルカリ性ガス物質を除去する除去性能を向上さ
せることができると共に、除去性能が低下するまでの寿
命を延ばすことができる。これにより、清浄室内のアル
カリ性ガス物質濃度を長期間にわたって安定的に低減さ
せることができるので、化学増幅作用を伴うパターン形
成の安定性及び信頼性を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る半導体装
の製造装置の好ましい実施例について詳説する。図1
は本発明の半導体装置の製造装置の第1実施例を示す構
成図である。製造装置は、主としてクリーンルーム10
と、クリーンルーム10に温湿度を調整した清浄空気を
供給する空調器12と、前記クリーンルーム10の清浄
室10A内に工程順に配設された感光性樹脂膜の前躯体
を形成する膜形成装置14、露光装置16、現像・ベー
ク装置18と、から構成されている。また、クリーンル
ーム10は、二重構造で形成され、前記各装置14、1
6、18を収納する前記清浄室10Aと、清浄室10A
周囲に一定空間を有する空気循環系空間10Bから構成
されている。更に、空気循環系空間10Bは天井裏空間
10C、床下空間10D、天井裏空間10Cと床下空間
10Dを連通するリターンエリア10Eとから成ってい
る。また、前記清浄室10Aの天井部全体に、高性能な
塵埃除去機能を有するHEPAフィルタ20、20…が
複数敷きつめられている。また、清浄室10Aの天井裏
には、前記各HEPAフィルタ20に夫々連通するファ
ン22A付きフィルタユニット(以下FFUという)2
2、22…が設けられている。そして、夫々のFFU2
2、22…の空気取込口にはアルカリ性ガス物質除去フ
ィルタ24、24…が設けられている。また、前記清浄
室10Aの床面は格子状になり、清浄室10A内の空気
を床下空間10Dに排出する排気口10Fを形成してい
る。
【0011】また、空調器12は、その給気側が給気ダ
クト26を介してFFU22に夫々繋がり、その還気側
が還気ダクト30を介して床下空間10Dに繋がってい
る。また、空調器12は前記還気側から湿度調整部12
A、給気ファン12B、温度調整部12C、除塵フィル
タ12Dから成っている。本発明の半導体装置の製造装
置は、図1に示すように、FFU22の空気取込口にア
ルカリ性ガス物質除去フィルタ24が設けられている点
で図7に示した従来の製造装置と相違している。そし
て、アルカリ性ガス物質除去フィルタ24の構造は図2
に示すようになっている。即ち、主材は、ハニカム状に
形成された多数の直方体状の活性炭ブロック32A、3
2A…に化学物質として、酸性硫酸塩を添着させたもの
を平面的に敷きつめて一枚の活性炭基板32を形成し、
この活性炭基板32の両面を保護シート34、34で挟
み、更に保護シート34の両面から微細メッシュの金網
36Aを有するケーシング36、36で挟み込んでサン
ドイッチ構造に組み立てられている。尚、必要に応じて
保護シート34とケーシング36との間に防塵シート3
8を挟み込むようにしてもよい。
【0012】次に、上記の如く構成された半導体装置の
製造装置の作用について説明する。クリーンルーム10
の清浄室10Aでは、膜形成装置14によりウエハ表面
に感光性樹脂膜の前躯体を形成し、露光装置16により
前記感光性樹脂膜を露光して回路パターンを焼付け、次
いで現像・ベーク装置18により露光された感光性樹脂
膜に現像液を吹き付けて露光部もしくは未露光部を溶解
し、最後にベーキングする各処理が行われる。そして、
前記処理の行われる清浄室10Aには、次のように清浄
空気40が供給される。即ち、空調器12の湿度調整部
12A、温度調整部12Cで温湿度が調整され、除塵フ
ィルタ12Dで除塵された空気は、給気ファン12Bに
より、給気ダクト26を介して各FFU22、22…に
給気され、FFU22の空気取込口から取り込まれる。
また、リターンエリア10Eを通り天井裏空間10Cに
循環された空気42もFFU22の空気取込口から取り
込まれる。そして、FFU22に取り込まれた空気は、
FFU22の空気取込口に設けられたアルカリ性ガス物
質除去フィルタ24により、アルカリ性ガス物質が除去
される。アルカリ性ガス物質が除去された空気は、次
に、HEPAフィルタを通り塵埃等が高精度に除塵され
て清浄室10A内に供給される。清浄室12A内に供給
された空気は、清浄室10A内を浄化した後、清浄室1
0Aの床面に形成された排出口10から床下空間10D
に排出される。床下空間10Dに排出された大部分の空
気は、空調器12に戻り、外気31と混合されてから温
度、湿度、除塵処理が施され再びFFU22に至る循環
を行う。一方、床下空間10Dの一部の空気は、リター
ンエリア10Eを通って天井裏空間10Cに至る循環を
行う。
【0013】このように、本発明の半導体装置の製造装
置は、活性炭に酸性硫酸塩を添着させたアルカリ性ガス
物質除去フィルタ24をFFU22の空気取込口に設
け、天井部に設けたHEPAフィルタ20での空気浄化
に加えて、アルカリ性ガス物質除去フィルタ24でアル
カリ性ガス物質を除去した清浄空気を清浄室10Aに供
給するようにした。
【0014】また、活性炭に、アルカリ性ガス物質を効
率的吸収する酸性硫酸塩を添着させたことにより、アル
カリ性ガス物質を除去する除去性能を向上させることが
できると共に、除去性能が低下するまでの寿命を延ばす
ことができるようにした。これにより、クリーンルーム
10の清浄室10Aに供給される空気中のアルカリ性ガ
ス物質濃度を効率よく長期間に渡って低減させることが
できる。例えば、空気中のアルカリ性ガス物質濃度を平
均10ppbとすると、化学増幅形の感光性樹脂を形成
して高解像、高感度のパターン形成を安定して行う為に
は、除去率90%以上に相当する1ppb以下の基準の
空気を清浄室10Aに供給する必要がある。そして、活
性炭に酸性硫酸塩を添着させた場合は、2年以上たって
も前記基準をクリアしたのに対し、無添着の活性炭は、
約3カ月で前記基準をオーバーした。また、空気中のア
ルカリ性ガス物質は数ppb〜数十ppbの範囲で変化
するが、活性炭に酸性硫酸塩を添着させた場合は、前記
変化にも係わらず2年以上にわたって1ppb以下を維
持することができた。
【0015】これにより、本発明の製造装置を用い、本
発明の製造方法で製造すれば、清浄室10A内のアルカ
リ性ガス物質濃度を長期間にわたって安定的に低減させ
ることができるので、化学増幅作用を伴うパターン形成
の安定性及び信頼性を向上させることができる。従っ
て、化学増幅形の感光性樹脂を用いた高解像、高感度の
パターン形成を安定的に精度よく行うことができるの
で、半導体集積回路の微細化が可能となり高い集積度の
半導体装置を製造することができる。
【0016】また、アルカリ性ガス物質除去フィルタ2
4は、ハニカム状の活性炭に酸性硫酸塩を添着させて形
成し、通気抵抗が極めて小さくなるようにしたので、F
FU22のファン22Aへの負担を増加させることがな
い。次に、図3に従って、本発明の半導体製造装置の第
2実施例について説明する。尚、第1実施例と同じ部材
については同符号を付して説明する。
【0017】図3に示すように、第1実施例との違い
は、第1実施例ではアルカリ性ガス物質除去フィルタ2
4をFFU22の空気取込口に設けたのに対し、第2実
施例では、清浄室10Aの天井部でFFU22とHEP
Aフィルタ20との間に設けたことである。第2実施例
の場合も、第1実施例と同様のアルカリ性ガス物質除去
性能を得ることができる。また、第2実施例では天井部
に設けたので、第1実施例のFFU22の空気取込口に
設ける場合に比べ、一般的に設置面積を大きく確保する
ことができる。これにより、一定の通気量に対して圧損
を小さくできる長所がある。
【0018】次に、図4及び図5に従って、本発明の第
3実施例を説明する。図4に示すように、第3実施例
は、感光性樹脂膜の前躯体を形成する膜形成装置14、
露光装置16、現像・ベーク装置18を、夫々の精密空
調クリーンチャンバ44、44、44に収納し、各精密
空調クリーンチャンバ44に空気浄化装置を設けたこと
である。即ち、図5に示すように、露光装置16を精密
空調クリーンチャンバ44に収納した例で説明すると、
精密空調クリーンチャンバ44は、前記クリーンルーム
10と略同様に清浄室44A、天井空間44B、床下空
間44C、リターンエリア44Dから構成されている。
そして、清浄室44Aの天井部にHEPAフィルタ20
及びアルカリ性ガス物質除去フィルタ24を設けると共
に、リターンエリア44Dに精密空調機46が設けた。
そして、送風機48により所定風量の空気を天井空間4
4Bに供給して天井空間44Bを圧力室とし、清浄室4
4A内にアルカリ性ガス物質を低減させた清浄空気を吹
き出すようにしている。
【0019】第3実施例の場合は、第1実施例に比べて
浄化すべき空間が限定され、局所浄化を行うことができ
るので、動力費用が少ないという長所を有することがで
きる。また、膜形成装置14、露光装置16、現像・ベ
ーク装置18ごとのアルカリ性ガス物質除去基準及び塵
埃の清浄度基準に対応させることができる。次に、図6
に従って、本発明の第4実施例を説明する。尚、第1実
施例と同じ部材については同符号を付して説明する。
【0020】第1実施例との違いは、空調器12にアル
カリ性ガス物質除去フィルタ24を配設し、且つ、空調
器12とクリーンルーム10とを循環させる空気の湿度
を調整したことである。即ち、清浄室10Aの床下空間
10Fから還気ダクト30を介して空調器12に戻った
空気は、外気31と混合された後、第1の湿度調整部1
2Aで湿度を40〜60%に調整され、アルカリ性ガス
物質除去フィルタ24でアルカリ性ガス物質が低減され
る。更に、給気ファン12Bを介して第2の湿度調整部
12Eに送気され湿度を20〜40%に調整された後、
温度調整部12C、除塵フィルタ12Dを通り、給気ダ
クト26を介してFFU22の空気取込口に給気され
る。
【0021】第4実施例のように、空調器12にアルカ
リ性ガス物質除去フィルタ24を設け、空調器12とク
リーンルーム10とを循環させる空気の湿度を調整する
ことにより、FFU22の空気取込口にアルカリ性ガス
物質除去フィルタを設けた第1実施例の除去性能に比
べ、更に良好な性能を得ることができる。尚、第1実施
例のようにFFU22の空気取込口にアルカリ性ガス物
質除去フィルタ24を設けた場合、あるいは第2実施例
のように、清浄室の天井部にアルカリ性ガス物質除去フ
ィルタ24を設けた場合は、空調器12から供給する空
気湿度を30〜40%になるように調整すると、第4実
施例の場合と同様に空気湿度を調整することによるアル
カリ性ガス物質除去性能の向上を図ることができる。ま
た、第3実施例のように、膜形成装置14、露光装置1
6、現像・ベーク装置18を夫々精密空調クリーンチャ
ンバ44、44、44に収納した場合も、精密空調装置
から給気する空気の湿度を30〜40%になるように調
整することにより同様の効果を得ることができる。
【0022】尚、上記第1実施例、第2実施例、第3実
施例、第4実施例において、活性炭に添着させる化学物
質として、酸性硫酸塩を使用したが、リン酸を添着させ
てもよい。この場合は、リンの二次汚染が問題にならな
い工程であれば、アルカリ性ガス物質の除去効率及び寿
命において酸性硫酸塩と比べ同等以上の性能を得ること
ができる。
【0023】
【0024】
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体装置の製造装置によれば、活性炭に化学物質、例えば
酸性硫酸塩を添着させて成るアルカリ性ガス物質除去フ
ィルタを通してクリーンルームの清浄室に空気を供給す
るようにしたので、クリーンルームの清浄室に供給する
空気中のアルカリ性ガス物質濃度を効率よく長期間に渡
って低減させることができる。
【0026】これにより、清浄室内のアルカリ性ガス物
質濃度を長期間にわたって安定的に低減させることがで
きるので、化学増幅作用を伴うパターン形成の安定性及
び信頼性を向上させることができる。従って、本発明の
製造装置を用いれば、化学増幅形の感光性樹脂を用いた
高解像、高感度のパターン形成を行うことができるの
で、半導体集積回路の微細化が可能となり高い集積度の
半導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の製造装置の第1実施
例を示す構成図
【図2】本発明のアルカリ性ガス物質除去フィルタの構
造を示す斜視図
【図3】本発明に係る半導体装置の製造装置の第2実施
例を示す構成図
【図4】本発明に係る半導体装置の製造装置の第3実施
例を示す要部説明図
【図5】本発明に係る半導体装置の製造装置の第3実施
例を示す構成図
【図6】本発明に係る半導体装置の製造装置の第4実施
例を示す構成図
【図7】従来の半導体装置の製造装置示す構成図
【符号の説明】
10…クリーンルーム 10A…清浄室 12…空調器 14…膜形成装置 16…露出装置 18…現像・ベーク装置 20…HEPAフィルタ 22…ファンフィルタユニット 24…アルカリ性ガス物質除去フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/312 H01L 21/302 F (72)発明者 小 塩 良 次 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (72)発明者 佐 々 木 典 令 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (72)発明者 佐 藤 等 東京都千代田区内神田1丁目1番14号 日立プラント建設株式会社内 (72)発明者 岡 崎 信 次 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 西 田 高 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 前 島 央 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社日立製作所 武蔵工場内 (56)参考文献 特開 平6−208947(JP,A) 特開 平6−20906(JP,A) SPIE、Vol.1466、Advan ces in Resist Tech nology and Pr (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】清浄室と、 清浄室内に設けられ、ウエハ表面に感光性有機膜の前躯
    体を形成する膜形成装置、前記膜形成装置で形成された
    前記感光性有機膜に紫外線領域の波長光を照射する露光
    装置、前記露光装置で露光された前記感光性有機膜を現
    像する現像装置、前記現像装置で現像された前記感光性
    有機膜をベーキングするベーク装置から構成されるパタ
    ーン形成手段と、 前記清浄室に空気を取り込む空気取込経路に設けられ、
    前記清浄室に取り込まれる空気を浄化するHEPAフィ
    ルタと、 前記空気取込経路を介して前記清浄室に空調空気を供給
    する空調手段と、から成る半導体装置の製造装置に於い
    て、 前記空気取込経路及び/又は前記空調手段に、酸性硫酸
    塩を活性炭に添着させたアルカリ性ガス物質除去フィル
    タを設けたことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】清浄室と、 清浄室内に設けられ、ウエハ表面に感光性有機膜の前躯
    体を形成する膜形成装置、前記膜形成装置で形成された
    前記感光性有機膜に紫外線領域の波長光を照射する露光
    装置、前記露光装置で露光された前記感光性有機膜を現
    像する現像装置、前記現像装置で現像された前記感光性
    有機膜をベーキングするベーク装置から構成されるパタ
    ーン形成手段と、 前記清浄室に空気を取り込む空気取込経路に設けられ、
    前記清浄室に取り込まれる空気を浄化するHEPAフィ
    ルタと、 前記空気取込経路を介して前記清浄室に空調空気を供給
    する空調手段と、から成る半導体装置の製造装置に於い
    て、 前記空気取込経路及び/又は前記空調手段に、ハニカム
    状の活性炭ブロックに アルカリ性ガスを吸収する化学物
    質を添着させたアルカリ性ガス物質除去フィルタを設け
    ことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】清浄室と、 清浄室内に設けられ、ウエハ表面に感光性有機膜の前躯
    体を形成する膜形成装置、前記膜形成装置で形成された
    前記感光性有機膜に紫外線領域の波長光を照射する露光
    装置、前記露光装置で露光された前記感光性有機膜を現
    像する現像装置、前記現像装置で現像された前記感光性
    有機膜をベーキングするベーク装置から構成されるパタ
    ーン形成手段と、 前記清浄室に空気を取り込む空気取込経路に設けられ、
    前記清浄室に取り込まれる空気を浄化するHEPAフィ
    ルタと、 前記空気取込経路を介して前記清浄室に空調空気を供給
    する空調手段と、から成る半導体装置の製造装置に於い
    て、 前記空気取込経路であって、前記清浄室の天井に敷設し
    た複数のファンフィルタユニットの空気取入口にアルカ
    リ性ガス物質除去フィルタを設けた ことを特徴とする半
    導体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】清浄室と、 清浄室内に設けられ、ウエハ表面に感光性有機膜の前躯
    体を形成する膜形成装置、前記膜形成装置で形成された
    前記感光性有機膜に紫外線領域の波長光を照射する露光
    装置、前記露光装置で露光された前記感光性有機膜を現
    像する現像装置、前記現像装置で現像された前記感光性
    有機膜をベーキングするベーク装置から構成されるパタ
    ーン形成手段と、 前記清浄室に空気を取り込む空気取込経路に設けられ、
    前記清浄室に取り込まれる空気を浄化するHEPAフィ
    ルタと、 前記空気取込経路を介して前記清浄室に空調空気を供給
    する空調手段と、から成る半導体装置の製造装置に於い
    て、 前記空気取込経路及び/又は前記空調手段に、ハニカム
    状の活性炭ブロックにアルカリ性ガスを吸収する酸性硫
    酸塩を添着させたアルカリ性ガス物質除去フィ ルタを設
    けた ことを特徴とする半導体装置の製造装置。
  5. 【請求項5】清浄室と、 清浄室内に設けられ、ウエハ表面に感光性有機膜の前躯
    体を形成する膜形成装置、前記膜形成装置で形成された
    前記感光性有機膜に紫外線領域の波長光を照射する露光
    装置、前記露光装置で露光された前記感光性有機膜を現
    像する現像装置、前記現像装置で現像された前記感光性
    有機膜をベーキングするベーク装置から構成されるパタ
    ーン形成手段と、 前記清浄室に空気を取り込む空気取込経路に設けられ、
    前記清浄室に取り込まれる空気を浄化するHEPAフィ
    ルタと、 前記空気取込経路を介して前記清浄室に空調空気を供給
    する空調手段と、から成る半導体装置の製造装置に於い
    て、 前記空気取込経路であって、前記清浄室の天井に敷設し
    た複数のファンフィルタユニットの空気取入口にアルカ
    リ性ガス物質除去フィルタを設けると共に、該アルカリ
    性ガス物質除去フィルタはハニカム状の活性炭ブロック
    に酸性硫酸塩を添着させたものである ことを特徴とする
    半導体装置の製造装置。
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