JP3246388U - ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】側面視で、内部に収容された部材の上縁が目立ち難いルアーを提供する。【解決手段】ルアー1は、上壁部21と、下壁部22と、前記上壁部21と前記下壁部22との間に設けられた側壁部と、前記上壁部21、下壁部22及び側壁部によって画成された空洞部と、を有するボディ2と、前記空洞部に収容された内部材5と、を有し、前記ボディ2が、透光性を有する材料から形成され、前記ボディ2の前記側壁部の上方部の内面に、第1面及び第2面のそれぞれに対して傾斜された平坦面部が形成されている。【選択図】図3

Description

本考案は、釣りに使用されるルアーに関する。
従来、様々なルアーが魚釣りに使用されている。ルアーの1つの型として、プラグ型ルアーがある。プラグ型ルアーは、外形を魚に似せて形成された中空状のボディに、ミチ糸を繋ぐライン連結部とフックとが設けられている。
かかるルアーは、活き餌に近いリアル感を創出するため、小魚に似せた装飾が施されている。
例えば、特許文献1には、中空のルアー本体と、前記ルアー本体の内部に上下方向に起立し左右方向に並んで配置される一対の反射板とを備え、前記ルアー本体の左右の側面の少なくとも前記反射板に対応する領域は光を透過可能であり、前記ルアー本体内には略箱形部材が収納され、前記略箱形部材の左右の側面部が前記一対の反射板であり、前記略箱形部材内には、球体が前記ルアー本体の長手方向に移動自在に収納されており、前記略箱形部材の内部の前記ルアー本体の頭部側には前記球体を保持するための球体保持手段が設けられているルアーが開示されている。
特許第4434836号公報
しかしながら、特許文献1のルアーにあっては、ルアーを側面側から見たとき、略箱形部材(中子体)の側面部の上縁が見え、実際の活き餌に近い外観とならないという問題点がある。
なお、ルアーの下方部は、白色や銀色などの透光性を有さない塗装が施されるため、略箱形部材(中子体)の側面部の下縁は目立たない。
本考案の目的は、側面視で、内部に収容された部材の上縁が目立ち難いルアーを提供することである。
本考案の第1形態に係るルアーは、上壁部と、下壁部と、前記上壁部と前記下壁部との間に設けられた側壁部と、前記上壁部、下壁部及び側壁部によって画成された空洞部と、を有するボディと、前記空洞部に収容された内部材と、を有し、前記ボディが、透光性を有する材料から形成され、前記ボディの前記側壁部の上方部の内面に、第1面及び第2面のそれぞれに対して傾斜された平坦面部が形成されている。
ただし、前記第1面は、ルアーの前後方向及び左右方向を含む面であり、前記第2面は、ルアーの前後方向及び上下方向を含む面である。
本考案の第2形態に係るルアーは、上記第1形態のルアーにおいて、前記平坦面部が、ルアーの前後方向に沿って複数並んで形成され、そのうち少なくとも1つの平坦面部が第3面に対しても傾斜されている。
ただし、前記第3面は、ルアーの左右方向及び上下方向を含む面である。
本考案の第3形態に係るルアーは、上記第1又は第2形態のルアーにおいて、側面視で、前記側壁部の中央部において前記空洞部内の前記内部材を透視でき、且つ、前記側壁部の上方部において前記中央部よりも光が強く反射される。
本考案の第4形態に係るルアーは、上記第1乃至第3形態のいずれかのルアーにおいて、前記内部材が、反射シートを含む。
本考案の第5形態に係るルアーは、上記第1乃至第4形態のいずれかのルアーにおいて、前記内部材が、左右一対の反射シートと、中子体と、を含み、前記中子体が、前記空洞部内に配置され、前記反射シートが、前記空洞部内であって前記中子体の側部の外面と前記側壁部の内面の間に配置され、前記反射シートが、前記中子体の側部の上縁からはみ出しつつ、前記中子体の側部の外面全体を覆っている。
本考案のルアーは、側面視で、内部に収容された内部材の上縁が目立ち難くなる。このため、実際の活き餌に近い外観を有するルアーを提供できる。
本考案の1つの実施形態に係るルアーの側面図。 同ルアーの上面図。 図2のIII-III線で切断した断面図。 図3から内部材を除いた断面図。 図2のV-V線で切断した端面図。 ルアーを構成する部品を分解し、部品毎に表したルアー分解側面図。 図6のVII-VII線で切断した端面図。 図6のVIII-VIII線で切断した端面図。 (a)は、中子体の上面図、(b)は、図9(a)のIXb-IXb線で切断した端面図。 第1面、第2面及び第3面の概念説明のための参考斜視図。 ルアーの実施品の写真図。
以下、本考案について、図面を参照しつつ説明する。
本明細書において、方向を示す用語として、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」を使用する。前(前側など)は、ルアーの使用時にライン(ミチ糸)に連結され、ラインによってルアーが引っ張られる側をいい、後(後側など)は、その反対側をいい、前後方向は、ルアーが進行する方向をいう。上(上側など)は、ルアーを前側から後側に向かって見て上側をいい、下(下側など)は、その反対側をいい、上下方向は、鉛直方向(前後方向及び左右方向の何れにも直交する方向)をいう。左(左側など)は、ルアーを前側から後側に向かって見て左側をいい、右(右側など)は、その反対側をいい、左右方向は、前記前後方向に対して水平に直交する方向をいう。前後方向、上下方向及び左右方向は、互いに直交する方向である。
また、「側面視」は、前記左右方向に沿って、左右方向の一方側(左側又は右側)から反対側(右側又は左側)に向かって見ることをいう。
また、「内面」は、ボディの空洞部や中子体の中空部に臨んでいる側の面をいい、「外面」は、その反対側の面をいう。
図1は、本考案のルアー1を右側から見た側面図であり、図2は、その上面図である。図3は、図2のIII-III線で切断した断面図であり、図4は、図3の状態から内部材5を除去した状態の断面図である。なお、図3及び図4においては、ボディ2のみを断面で表している。図5は、図2のV-V線で切断した端面図である(ただし、球状の重り71は断面で表していない)。端面図は、切断面のみの形状を表し、切断面より奥側の形状を表していない図である。図6は、ルアー1を分解し、その部品毎に分解して表した分解側面図である。なお、図6において、ボディ2及び中子体3は、その内面側から見た状態で表している。
図1乃至図5において、ルアー1は、ボディ2と、前記ボディ2の内部に収容された内部材5と、を有する。
内部材5は、例えば、中子体3と、前記ボディ2の内部に収容され且つ前記ボディ2と中子体3の間に配置された反射シート4と、を有する。
<ボディ>
ボディ2は、図1及び図2に示すように、例えば、その外形が小魚を真似た形状とされている。もっとも、ボディ2の外形は、小魚に似た形状に限られず、海老を真似た形状、カエルを真似た形状などとしてもよい。また、ボディ2は、小魚などの自然物を真似た形状に限られず、任意の形状に形成してもよい。さらに、ボディ2の外面に、無数の小さな窪み(ディンプル)が形成されていてもよい(図示せず)。ボディ2の外面に無数の小さな窪みを形成することにより、ルアー1を投げたときに、ルアー1が空気抵抗を受け難くなる。従って、より遠くに投げ飛ばすことができるルアー1を提供できる。
ボディ2は、その内部を視認できるようにするため、無色透明又は有色透明な材料から形成されている。無色透明又は有色透明なボディ2は、透光性を有する材料から形成される。前記透光性を有するボディ2は、その外側から内部に収容された反射シート4によって反射される光を外部から視認できる。
前記ボディ2の形成材料は、透光性を有する材料であれば特に限定されず、一般には、樹脂材料を用いることができる。前記樹脂材料は、特に限定されず、例えば、ABS樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂などを用いることができる。
図3乃至図5に示すように、ボディ2は、内部に空洞部29を有する中空状に形成されている。具体的には、ボディ2は、上壁部21と、下壁部22と、前記上壁部21と前記下壁部22との間に設けられた両側壁部23,23と、を有し、前記上壁部21、下壁部22及び両側壁部23,23によって空洞部29が画成されている。つまり、空洞部29は、前記上壁部21、下壁部22及び両側壁部23,23によって囲われた空間である。図示例のボディ2は、前記上壁部21、下壁部22及び両側壁部23,23の前側に設けられ且つ空洞部29の前側を塞ぐ前壁部24と、前記上壁部21、下壁部22及び両側壁部23,23の後側に設けられ且つ空洞部29の後側を塞ぐ後壁部25と、をさらに有する。
なお、特に図示しないが、(前壁部24及び後壁部25が形成されておらず)前記上壁部21、下壁部22及び両側壁部23,23が、ボディ2の前側及び後側に向かう従い次第に収束することにより、前側及び後側を塞いでいてもよい。
前記上壁部21、側壁部23及び下壁部22の外面は、それぞれなだらかな曲面状に形成されている。
また、側壁部23の上方部231及び下方部232の内面には、傾斜された平坦面部61,62がそれぞれ形成されている。この平坦面部61,62は、第1面及び第2面のそれぞれに対して所定の角度で傾斜されている平滑な面(鏡面に近い平滑な面)を有する。以下、側壁部23の上方部231に形成された平坦面部61を「上平坦面部61」といい、側壁部23の下方部232に形成された平坦面部62を「下平坦面部62」という。
ここで、図10を参照して、「第1面F1」は、ルアー1の前後方向及び左右方向を含む面(水平面)であり、「第2面F2」は、ルアー1の前後方向及び上下方向を含む面(前後方向を含む垂直面)であり、「第3面F3」は、ルアー1の左右方向及び上下方向を含む面(左右方向を含む垂直面)である。ただし、前記第1面F1、第2面F2及び第3面F3は、平坦面部の傾斜などを説明・特定するための仮想の平面であることに留意されたい。
上壁部21の内面は、概ね第1面F1に沿っており、側壁部23の中央部233の内面は、概ね第2面F2に沿っている。ただし、上壁部21の内面及び側壁部23の中央部233の内面は、それぞれ厳密な平面状ではなく、少し湾曲していることに留意されたい。前記側壁部23の中央部233は、側壁部23のうち、上方部231及び下方部232を除いた部分である。
図7は、側壁部23の上方部231を、前後方向に沿って切断した端面図である。複数の上平坦面部61が第1面F1、第2面F2及び第3面F3に対してそれぞれ傾斜していることを判り易く表すため、図7は、図6に示す一方のボディ半割品P2の側壁部23の上方部231を、図6のVII-VII線で切断している。なお、図7の端面図は、前述のように図6のVII-VII線で切断しているが、図5の断面側から見ると、VII’線に沿ってボディ半割品P2を切断している。
図4乃至図7を参照して、側壁部23の上方部231の内面には、前後方向に沿って複数の上平坦面部61が並んで形成されている。
前記上平坦面部61は、上壁部21の内面付近又は上壁部21の内面に接するまで形成されている。
図7を参照して、前後一対の上平坦面部61は山部61aで繋がっており、その一対の上平坦面部61を1組として、その1組の上平坦面部61が谷部61bで繋がっている。このため、複数の上平坦面部61は、全体として端面視のこぎり刃状である。
換言すると、側壁部23の上方部231の基礎面(基礎面は概念上の面であり、図面に表れない)には、屋根型状の凸部61cが前後方向に連続して並んで突出されており、この凸部61cの屋根型状の表面が前記一対の上平坦面部61であり、凸部61cの屋根型状の棟が前記一対の上平坦面部61の山部61aである。
前記側壁部23の上方部231の基礎面は、第1面F1及び第2面F2の何れに対して傾斜しており、基礎面から突出され且つ前後方向に並んだ傾斜面である上平坦面部61は、第1面F1、第2面F2及び第3面F3に対して傾斜している。
図5を参照して、上平坦面部61の第1面F1に対する傾斜角度α1は、特に限定されないが、例えば、30度~60度である。上平坦面部61の第2面F2に対する傾斜角度は、90度-第1面F1に対する傾斜角度である。
図7を参照して、上平坦面部61の第3面F3に対する傾斜角度α3は、特に限定されないが、例えば、30度~80度である。
側壁部23の下方部232の内面にも、上方部231と同様に、第1面F1、第2面F2及び第3面F3に対してそれぞれ傾斜した下平坦面部62が形成されている。前記下平坦面部62は、下壁部22の内面付近又は下壁部22の内面に接するまで形成されている。
下平坦面部62の構成は、上記上平坦面部61と同様であるので、図示及びその説明を省略する。
また、側壁部23の中央部233の内面は、全体的に平坦状であってもよく、凹凸が形成されていてもよい。図示例では、側壁部23の中央部233の内面には、上平坦面部61及び下平坦面部62と同様な傾斜した平坦面部63が形成されている。以下、側壁部23の中央部233に形成された平坦面部63を「中央平坦面部63」という。
図8は、側壁部23の中央部233を、前後方向に沿って切断した端面図である。図8は、図6に示す一方のボディ半割品P2の側壁部23の中央部233を、図6のVIII-VIII線で切断している。なお、図8の端面図は、前述のように図6のVIII-VIII線で切断しているが、図5の断面側から見ると、VIII’線に沿ってボディ半割品P2を切断している。
図8を参照して、側壁部23の中央部233の内面には、前後方向に沿って複数の中央平坦面部63が並んで形成されている。
上平坦面部61と同様に、一対の中央平坦面部63が山部63aで繋がっており、その一対の上平坦面部61を1組として、その1組の中央平坦面部63が谷部63bで繋がっている。このため、複数の中央平坦面部63は、全体として端面視のこぎり刃状である。
換言すると、側壁部23の中央部233の基礎面(基礎面は概念上の面であり、図面に表れない)には、屋根型状の凸部63cが前後方向に連続して並んで突出されており、この凸部63cの屋根型状の表面が前記一対の中央平坦面部63であり、凸部63cの屋根型状の棟が前記一対の中央平坦面部63の山部63aである。
前記側壁部23の中央部233の基礎面は、第2面F2に平行であり、前記基礎面から突出され且つ前後方向に並んだ傾斜面である中央平坦面部63は、第2面F2及び第3面F3に対して傾斜している。
図示例の上平坦面部61、下平坦面部62及び中央平坦面部63は、平面視でそれぞれ任意の三角形状又は台形状に形成され、それらが前後方向に連なることによって断面視で屋根型状を成した構造となっている。なお、上平坦面部61、下平坦面部62及び中央平坦面部63は、上下方向においても連なって形成されている。また、図示例の上平坦面部61、下平坦面部62及び中央平坦面部63は、いずれも同様な凸部の表面から構成されている。
なお、上平坦面部61、下平坦面部62及び中央平坦面部63の平面視形状は、上記に限定されず、例えば、円形状、楕円形状、三角形状や四角形状などの多角形状、鱗状(魚の鱗に似せた形状)などに変更してもよい。
なお、通常、ボディ2の外面又は/及び内面の一部又は全部には、ボディ2の透光性を損なわない範囲で、所望の着色、絵柄、模様などの装飾が施される。前記装飾は、例えば、ボディ2に塗料を塗布することによって施すことができる。
さらに、ボディ2の上壁部21及び下壁部22には、中子体3を係止する係止部28が形成されている。係止部28は、例えば、上壁部21及び下壁部22の内面から突出されたリブからなる。また、ボディ2の前壁部24には、ラインを連結するためのライン連結部81が突設され、下壁部22及び後壁部25には、釣り針を取り付けるための釣り針連結部82が突設されている。なお、図1において、釣り針連結部82に取り付ける釣り針9を仮想線(二点鎖線)で表している。
前記ボディ2は、通常、複数の部品を接合することによって作製される。例えば、ボディ2は、図6に示すように、左右対称の一対のボディ半割品P2,P2を接合することによって形成されている。このような一対のボディ半割品P2,P2を接合して得られるボディ2は、その内部に空洞部29を容易に形成できるので好ましい。なお、図6の符号P7は、ライン連結部81及び釣り針連結部82を構成する金属などからなる棒状体を示し、符号P21は、その棒状体を収容する凹部を示す。前記凹部P21は、ボディ2の前壁部24、下壁部22及び後壁部25に形成されている。前記棒状体P7を凹部P21に埋設しつつ、その棒状体P7の環状部を外部に突出させることにより、前記ライン連結部81及び釣り針連結部82が構成される。
<中子体(内部材)>
図9(a)は、中子体3の上面図であり、同図(b)は、その断面図である(ただし、球状の重り71は断面で表していない)。
中子体3は、ボディ2とは独立した部材であり、ボディ2の内部(空洞部29)に収容されている。中子体3は、例えば、中空状であり、その中空部39内に任意の適切な部材が収容されている。図5に示す例では、中子体3の中空部39に、重心移動用の重り71が収容されている。前記重り71は、例えば、鉄、ステンレス、鉛、タングステンなどの金属類;タングステンに鉄を混合した合金などの合金類;などから形成されている。前記重り71の形状は特に限定されず、例えば、球状である。また、中子体3の中空部39の前側には、前記球状の重りを吸着する磁石72が設けられ、且つ、中子体3の中空部39の後側には、前記重り71の衝撃を緩和するクッション部材73(例えば、ゴムなど)が設けられている。前記球状の重りは、細長い中空部39に沿って、その中空部39内を前後方向に移動可能である。
中子体3の外形は、ボディ2の空洞部29に収容できることを条件として特に限定されない。図示例では、中子体3の外形は、略直方体状に形成されている。また、中子体3には、前記ボディ2の係止部に係止される被係止部38が設けられている。前記被係止部38は、例えば、リブからなる係止部に係止される凸部からなる。
複数の係止部に複数の被係止部38がそれぞれ係止されることにより、中子体3は、位置ずれすることなく、ボディ2の空洞部29に収容されている。
前記中子体3は、通常、複数の部品を接合することによって作製される。例えば、ボディ2は、図6に示すように、左右対称の一対の中子半割品P3,P3を接合することによって形成されている。このような一対の中子半割品P3,P3を接合して得られる中子体3は、その内部に中空部39を容易に形成できるので好ましい。なお、図6の符号P31は、磁石72をはめ込んで保持する凹部を示し、符号P32は、クッション部材73をはめ込んで保持する凹部を示し、符号P33は、中子体3の中空部39を画成する凹部を示す。
<反射シート(内部材)>
反射シート4は、ボディ2とは独立した部材であり、ボディ2の内部(空洞部29)に収容されている。反射シート4は、光を反射できるシートからなる。反射シート4としては、例えば、ホログラムシート、メタリックシートなどが挙げられる。ホログラムシートは、ホログラム調の光を反射させるシートであり、メタリックシートは、メタリック調の光を反射させるシートである。前記反射シート4は、可撓性を有するシートでもよく、実質的に可撓性を有さないシートでもよい。前記可撓性を有するシートは、手(人力)で容易に変形させる(曲げるなど)ことができるシートをいい、前記実質的に可撓性を有さないシートは、手(人力)で容易に変形させることができないシートをいう。
図示例では、反射シート4は、可撓性を有する薄いホログラムシートからなる。
図3及び図5に示すように、反射シート4は、中子体3の側部33の外面全体を覆うようにして、中子体3の側部33の外面とボディ2の側壁部23の内面の間に設けられている。なお、反射シート4は、中子体3の両側部33,33の外面とボディ2の両側壁部23,23の内面の間に、それぞれ設けられている。つまり、中子体3の一方の側部33とボディ2の一方の側壁部23の内面の間に、1つの反射シート4が介在され、且つ、中子体3のもう一方の側部33とボディ2のもう一方の側壁部23の内面の間に、もう1つの反射シート4が介在されている。
反射シート4は、側面視で、前記中子体3の側部33の上縁33uからはみ出して配置されている。詳しくは、図5に示すように、反射シート4は、中子体3の側部33の上縁33uを超えてその上側に突出するように、その側部33の上縁33uの上方にはみ出して配置されている。また、反射シート4は、中子体3の側部33の下縁33dを超えてその下側に突出するように、その側部33の下縁33dの下方に出して配置されている。なお、反射シート4は、反射シート4の下縁が中子体3の側部33の下縁33dと略一致して配置されていてもよい。
反射シート4が中子体3の側部33の上縁33u及び下縁33dからはみ出していることにより、側面視において中子体3の上縁33u及び下縁33dが反射シート4によって覆われるので、ルアー1を側面から見た際に(ルアー1の側面視において)、中子体3の上縁33u及び下縁33dが目立たなくなる。
<ルアーの効果>
本考案のルアー1は、側壁部23の上方部231の内面に、第1面F1及び第2面F2のそれぞれに対して傾斜された上平坦面部61が形成されている。また、側壁部23の下方部232の内面に、第1面F1及び第2面F2のそれぞれに対して傾斜された下平坦面部62が形成されている。かかるルアー1は、側面視で、側壁部23の中央部233においてボディ2の空洞部29内の内部材5を透視でき、且つ、側壁部23の上方部231及び下方部232において前記中央部233よりも光が強く反射される。
ルアー1は、水中で使用されるので、太陽光がルアー1の上壁部21から入射する。上壁部21から入射した光は、第1面F1及び第2面F2に対して傾斜された上平坦面部61に当たると、側面視側(見る側)に反射する。なお、太陽光は、太陽の角度や屈折などによって、ルアー1の側壁部23からも入射するが、上壁部21から入射する光の方が、側壁部23から入射する光よりも多い(光の強度が大きい)。それ故、上平坦面部61に当って側面視側(見る側)に反射する光は、側壁部23の中央部233の中央平坦面部63に当たって側面視側(見る側)に反射する光よりも強度が大きい。下平坦面部62に当たって側面視側(見る側)に反射する光も同様である。そのため、側面視で、側壁部23の上方部231及び下方部232において前記中央部233よりも光が強く反射され、上方部231及び下方部232が輝いて見える。
側面視で、側壁部23の上方部231及び下方部232において光が強く反射されるので(見る側に反射する光の強度が大きいので)、側壁部23の上方部231及び下方部232に光の筋が見え、その上方部231及び下方部232の奥側に存在する内部材5の上縁及び下縁が側面視で透視し難くなる。
一方、側壁部23の中央部233において反射される光は小さいので、その中央部233の奥側に存在する内部材5を透視できる。例えば、内部材5が反射シート4を含む場合、側面視で、側壁部23の中央部233において、当該中央部233を透過して反射シート4にて反射された光が見えるようになる。
図11は、本考案のルアー1のボディ2の試作品の写真図である。
この試作品は、上記説明したボディ2のみで構成されている。この写真図は、この試作品の上方に蛍光灯が点灯している環境下で、試作品(ボディ2)の左右方向の一方側に黒色背景板を配置し、その反対側から撮像したものである。従って、前記写真図は、ボディ2の側面視の状態である。図11から明らかなように、ボディ2の側壁部23の上方部231及び下方部232は、上平坦面部61及び下平坦面部62からの強い反射光に起因する光の筋が見えるので、その部分では内部を透視困難である。一方、側壁部23の中央部233は、内部を透視できる(背景板の黒色が透けて見える)。
このように本考案のルアー1は、側面視で、側壁部23の上方部231において強く光が反射されるので、空洞部29内に収容された内部材5の上縁が目立ち難くなり、実際の活き餌に近い外観を有するルアー1を提供できる。
また、本考案のルアー1は、側面視で、側壁部23の中央部233においては空洞部29内に収容された内部材5を透視できるので、対象魚に対するアピール性も期待できる。
特に、側壁部23の中央部233にも中央平坦面部63が設けられ且つその内側に反射シート4が設けられていることにより、側面視で、側壁部23の中央部233がキラキラと輝く外観を呈し、対象魚に対するアピール性にも優れている。
本考案のルアー1は、ブラックバス、スズキ、ヒラマサなどの青物、太刀魚、シイラ、タコ、烏賊などの各種の対象魚を釣る際に使用できる。
1 ルアー
2 ボディ
21 ボディの上壁部
22 ボディの下壁部
23 ボディの側壁部
29 ボディの空洞部
3 中子体
33 中子体の側部
33u 中子体の上縁
4 反射シート
5 内部材
61 上方部の平坦面部

Claims (5)

  1. 上壁部と、下壁部と、前記上壁部と前記下壁部との間に設けられた側壁部と、前記上壁部、下壁部及び側壁部によって画成された空洞部と、を有するボディと、
    前記空洞部に収容された内部材と、を有し、
    前記ボディが、透光性を有する材料から形成され、
    前記ボディの前記側壁部の上方部の内面に、第1面及び第2面のそれぞれに対して傾斜された平坦面部が形成されており、
    前記第1面は、ルアーの前後方向及び左右方向を含む面であり、前記第2面は、ルアーの前後方向及び上下方向を含む面である、ルアー。
  2. 前記平坦面部が、ルアーの前後方向に沿って複数並んで形成され、そのうち少なくとも1つの平坦面部が第3面に対しても傾斜されており、
    前記第3面は、ルアーの左右方向及び上下方向を含む面である、請求項1に記載のルアー。
  3. 側面視で、前記側壁部の中央部において前記空洞部内の前記内部材を透視でき、且つ、前記側壁部の上方部において前記中央部よりも光が強く反射される、請求項1または2に記載のルアー。
  4. 前記内部材が、反射シートを含む、請求項1または2に記載のルアー。
  5. 前記内部材が、左右一対の反射シートと、中子体と、を含み、
    前記中子体が、前記空洞部内に配置され、前記反射シートが、前記空洞部内であって前記中子体の側部の外面と前記側壁部の内面の間に配置され、
    前記反射シートが、前記中子体の側部の上縁からはみ出しつつ、前記中子体の側部の外面全体を覆っている、請求項1または2に記載のルアー。
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