JP3173840U - ルアー - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に変形させることができ、且つ、その変形を安定して維持できると共に、彩色が剥げ落ち難いルアーを提供する。
【解決手段】表面に彩色が施された着色部21を有する芯材2と、少なくとも着色部21を被覆する透明な表面材3とを有するルアー本体4を有し、芯材2が、可撓性及び形状保持性を有する金属から形成されており、表面材3が、軟質合成樹脂から形成されており、ルアー本体4が、その側面において、芯材2の側面に対応する芯材領域と、それ以外の非芯材領域とを有し、芯材領域の面積が、非芯材領域の面積よりも広いルアー1である。
【選択図】図1

Description

本考案は、魚釣り用のルアーに関する。
従来、魚釣り用のルアーとして、軟質プラスチックを成型してなるルアー本体と、このルアー本体に内蔵された針金と、を有するルアーが知られている(特許文献1)。このルアーにおいて、軟質プラスチックは、針金の表面全体を被覆しており、その外形は、釣りの対象となる魚の餌(小魚等)を模倣した形状に形成されている。
そして、このルアーは、軟質プラスチックの表面に応力を加えることにより、内蔵された針金を容易に屈曲させることができる。軟質プラスチックは、針金の表面全体を被覆しているため、ルアーは、針金の屈曲に追従して変形する。また、針金は、形状保持性を有しているため、変形したルアーの外形をある程度保持することができる。
このように、使用者は、ルアーを変形させることで、水中におけるルアーの動きを変えることができ、ルアーの動きをより自然な餌に近づけるすることができる。
しかしながら、針金による形状保持性は弱いため、魚がルアーに食いつくと、針金は使用者の意図しない方向に屈曲し、その結果、ルアーが、使用者の意図しない変形を生じやすい。そのため、使用者は、魚が食いつく度にルアーの形状を調整しなければならないという問題がある。
また、釣りの対象となる魚は、主としてルアーの側面形態に基づいて、餌か否かを判断する。そのため、特に、ルアーの背側や腹側に屈曲が生じたルアーは、もはや本物の餌の外観を呈さず、釣果が著しく低下する。従って、魚が食いついても、ルアーの背側及び腹側に変形が生じ難いルアーが特に求められている。
さらに、軟質プラスチックの表面には、魚の餌を模倣するため、目や鱗などを模した彩色が施さた着色部が設けられているが、このような着色部は、ルアーを繰り返し使用するにつれ剥げ落ちてしまう。そのため、ルアーを長期間に渡って使用することができないという問題もある。
特開2006−149328号公報
本考案の課題は、容易に変形させることができ、且つ、その変形を安定して維持できると共に、彩色が剥げ落ち難いルアーを提供することである。
本考案のルアーは、表面に彩色が施された着色部を有する芯材と、少なくとも着色部を被覆する透明な表面材と、を有するルアー本体を有し、芯材が、可撓性及び形状保持性を有する金属から形成されており、表面材が、軟質合成樹脂から形成されており、ルアー本体が、その側面において、芯材の側面に対応する芯材領域と、それ以外の非芯材領域と、を有し、芯材領域の面積が、非芯材領域の面積よりも広い。
本考案の好ましいルアーは、芯材の側面に、複数の溝部が形成されており、溝部が、芯材の長さ方向と交叉する方向に延びて形成されており、溝部の複数列が、芯材の長さ方向に並んで形成されている。
また、本考案の好ましいルアーは、芯材が、胴部分と、胴部分から芯材の長さ方向に対して斜めに延出したリップ部分と、を有し、リップ部分の基端と前記胴部分との境界において、溝状のガイド部が形成されており、ガイド部が、前記長さ方向と略直交する方向に形成されている。
本考案のルアーは、芯材が、可撓性及び形状保持性を有する金属から形成されている。そのため、使用者は、芯材を屈曲させることでルアーを変形させることができる。また、本考案のルアーは、その側面において、芯材領域の面積の方が非芯材領域の面積よりも広い。そのため、魚が食いついた場合でもルアーの背側及び腹側に変形が生じ難く、安定してルアーの形状を保持することができる。
また、本考案のルアーは、少なくとも着色部が表面材によって被覆されている。そのため、芯材の着色部が剥げ落ち難く、長期間に渡ってルアーを使用することができる。
本考案のルアーを示す斜視図。 図1のII−II線拡大端面図。 (a)及び(b)は、本考案のルアーの他実施形態を示す拡大端面図。 (a)は、本考案のルアーの芯材を示す側面図であり、(b)は、同下面図。 本考案のルアーの芯材領域及び非芯材領域を示す参考側面図。 本考案の他実施形態における芯材領域及び非芯材料域を示す参考側面図。 本考案の他実施形態における芯材領域及び非芯材料域を示す参考側面図。 本考案の他実施形態における芯材を示す側面図。 図8の芯材の部分拡大上面図。 本考案の他実施形態における芯材を示す側面図。 本考案の他実施形態における芯材を示す部分拡大上面図。 本考案の他実施形態における芯材を示す下面図。 図12の芯材の部分拡大側面図。 (a)は、本考案の他実施形態における芯材を示す一部省略側面図であり、(b)は、同一部省略下面図。
本考案のルアーは、表面に彩色が施された着色部を有する芯材と、少なくとも着色部を被覆する透明な表面材と、を有するルアー本体を有する。以下、本考案の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。ただし、本明細書において、「AAA〜BBB」は、「AAA以上BBB以下」を意味する。
図1は、本考案のルアーの一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1のII−II線拡大端面図である。
図1で示される本考案のルアー1は、芯材2と、芯材2を被覆する透明な表面材3と、を有するルアー本体4を有する。また、芯材2は、その表面に彩色が施された着色部21を有し、表面材3は、少なくとも着色部21を被覆している。
なお、図1において、着色部は、便宜上、実線で示されている。また、図1では、着色部21は、小魚の目及びエラを模すように彩色が施されており、小魚の他の器官(鱗や尾びれなど)に対応する着色部21は、便宜上、省略されている。
さらに、図1において、芯材2には、連結部材5が設けられている。連結部材5は、芯材2と他部材とを係脱可能に取り付ける部材である。なお、図1において、芯材2は、その前端部に設けられたミチ糸連結部材51と、その中央下部及び後端部に設けられた釣り針連結部材52,53と、を有し、釣り針連結部材52,53にはそれぞれ釣り針6,6が取り付けられている。また、各連結部材5は、表面材3の表面から突出するように(即ち、表面材3を貫通するように)設けられている。
ここで、芯材2の前端部とは、使用者が、本考案のルアー1に取り付けられたミチ糸を水中で引いた際において、ルアー1の進行方向側に対応する芯材2の端部を意味する。また、芯材2の後端部とは、ルアー1の逆進行方向側に対応する(即ち、前端部と対向する)芯材2の端部を意味する。
また、図1において、芯材2は、芯材2の胴部分22と胴部分22から延出したリップ部分23と、を有しており、リップ部分23に表面材3が被覆されることで水流抵抗板41を形成している。
以下、具体的に、本考案のルアー1について説明する。
[芯材]
本考案で用いられる芯材2は、可撓性及び形状保持性を有する金属から形成されている。
このような金属としては、鉛、アルミニウム、錫、マグネシウムなどが挙げられる。このような金属を用いることで、使用者は容易にルアー1を屈曲させることができ、屈曲後のルアーは、形状保持性に優れている。
また、芯材2は、図2に示すように中実状であることが好ましいが、ルアー1の耐久性を担保できる範囲で中空状に形成することもできる(図示せず)。
芯材2の形状は、特に限定されないが、好ましくはその側面形状が、釣りの対象となる魚の餌(例えば、小魚や線虫等)の側面形状を模して形成されている。
芯材2の断面形状は、特に限定されない。例えば、芯材2は、図2に示すように、その断面形状が、略矩形状に形成されていてもよく、図3(a)に示すように、略楕円状に形成されていてもよく、図3(b)に示すように、略台形状に形成されていてもよい。もっとも、芯材2の側面が曲面である場合、ルアー1の外観上、より立体感を生じさせ、本物の小魚の外観により近づけることができる。そのため、芯材2の断面形状は、図3(a)に示すように略楕円状であることが好ましい。
また、芯材2の断面形状を、芯材2の前端部から後端部にかけて変形させることにより、より本物の餌に近い外観を再現することもできる。例えば、芯材2は、その断面形状が、芯材2の前端部から中央部近傍に至るまで徐々に相似拡大しつつ、中央部近傍から後端部にかけて徐々に相似縮小するように形成されていてもよい。
芯材2の表面には、着色部21が設けられている。着色部21は、釣りの対象となる魚の注意をひくために、彩色が施された部分である。なお、彩色とは、有彩色だけでなく無彩色を含むものである。また、着色部21を形成する彩色の色は、1種類に限られず、複数の色(即ち、形成された着色部21内で色分けがされている)であってもよい。
また、着色部21は、芯材2の全面にベタ状に設けられていてもよく、芯材2の表面に部分的に設けられていてもよい。
もっとも、釣りの対象となる魚は、主にルアー1の側面形状や色彩をもとにして餌か否かを判別する。そのため、着色部21は、少なくとも芯材2の一側面に設けられることが好ましく、少なくとも両側面に設けられることがより好ましい。
また、着色部21は、模様を形成していることが好ましい。ここで模様とは、着色部21によって形成される図形を意味し、具体的には、着色部21内の色分けによって生じるコントラスト、及び/又は、着色部21と彩色が施されていない芯材21の表面とのコントラストによって表される図形を意味する。
このような模様として、小魚の目、エラ、又は鱗など本物の餌の器官を模した図形や、文字、記号、又は標識など特定の意味を有する図形や、点や線の組み合わせからなる特定の意味を有さない創作図形などが挙げられる。
もっとも、一般的に、より多くの釣果が期待できることから、模様は、本物の餌の器官を模した図形であることが好ましい。
また、芯材2は、その前端部がルアー1の頭部に対応し、且つ、その後端部がルアー1の尾部に対応するように形成されることが好ましい。さらに、芯材2の表面にも、それに対応して着色部21が設けられることが好ましい。つまり、芯材2の前端部には、目やエラなどを模した、ルアー1の頭部に対応する着色部21が形成され、芯材2の中央部から後端部には、尾びれや鱗などを模した、ルアー1の尾部に対応する着色部21が形成されていることが好ましい。このように、芯材2の前端部をルアー1の頭部に対応させることで、ルアー1は、使用時に、その頭部が常に進行方向を向くように遊泳する。そのため、水中での動きが、より本物の餌に近いルアー1を得ることができる。
なお、上述したように、図1において、着色部21は、小魚の目及びエラを模すように彩色が施されており、小魚の他の器官(鱗や尾びれなど)に対応する着色部21は、便宜上、省略されている。もっとも、本考案は、本実施形態に限定されず、着色部21によって形成される模様は、任意に変更するこができる。例えば、模様は、本物の餌の器官を模した図形だけでなく、さらに創作図形を組み合わせることも可能である。
また、図4に示すように、芯材2は、胴部分22と、胴部分22から延設されたリップ部分23と、を有する。リップ部分23は、胴部分22の前端部近傍に設けられ、芯材2の長さ方向Lに対して斜めに延出するように設けられる。なお、本明細書において、長さ方向Lとは、図4(a)の実線矢印Lで示されるように、芯材2(ルアー1)の進行方向と平行な方向を示す。また、幅方向Wとは、図4(b)の実線矢印Wで示されるように、長さ方向Lと直交する方向を意味する。
リップ部分23は、水流抵抗板41の芯となる部分であり、長さ方向Lに対するその延出角度を適宜調整することにより、水中におけるルアー1の動きを任意に変更することができる。
本考案では、リップ部分23は、芯材2の胴部分22と一体的に形成されているため、胴部分22だけでなく、リップ部分23も可撓性及び形状保持性を有している。そのため使用者は、例えば、リップ部分23を芯材2の頭側又は腹側に折り曲げ(即ち、図4(a)に示す実線矢印A方向に折り曲げ)、その延出角度を適宜調整することができる。
なお、図1において、水流抵抗板41は、リップ部分23に軟質合成樹脂である表面材3が被覆されることによって形成されているが、本考案は、本態様に限定されない。例えば、芯材2のリップ部分23は、表面材3とは種類の異なる樹脂によって被覆されていてもよく、好ましくは、表面材3よりも硬質な樹脂(PET樹脂など)によって被覆されている。
なお、図4(b)の芯材2において、リップ部分23の幅長さrは、胴部分22の幅長さbと略同程度に形成されている。但し、リップ部分23の幅長さrは、その一部又は全体において胴部分22の幅長さbよりも厚く形成されていてもよい(図示せず)。このように、リップ部分23の幅長さを胴部分22よりも長くすることにより、水中で水流抵抗を強く受けた場合でも変形し難い水流抵抗板を形成することができる。
ここで、芯材2の幅長さbは、最大幅長さを意味する。つまり、芯材2の胴部分が、前端部から後端部にかけて部分的に変化している場合、幅長さbは、胴部分において最も長い幅長さと等しい。リップ部分23の幅長さrについても同様である。
また、芯材2の胴部分22の幅長さbは、特に限定されず、ルアー1の用途に合わせて適宜変更することができる。胴部分22の幅長さbは、一般的には、0.5mm〜10.0mmであり、好ましくは、0.5mm〜7.0mmであり、より好ましくは1.0mm〜6.0mmであり、特に好ましくは、1.0mm〜5.0mmである。胴部分22の幅長さが10.0mmよりも長い場合、使用者がルアーを幅方向に屈曲させるのが困難となる虞がある。他方、胴部分22の幅長さが0.5mmよりも短い場合、ルアー1の形状保持性が低下し、魚がルアー1に食いつくことによって、容易に幅方向に変形が生じる虞がある。
芯材2には、図1に示すように、連結部材5が設けられている。連結部材5は、芯材2と、ミチ糸や釣り針6などの他部材を係脱可能に取り付ける部材である。連結部材5は、芯材2の表面に、略U字状の針金を固着することによって形成されており、さらに、連結部材5の先端部は、略円環状となっている。
連結部材5を介してミチ糸や釣り針6が芯材2に取り付けられているため、魚を釣り上げる際に、連結部材5の基端部に応力が掛かりやすい。従って、連結部材5は、鉄やステンレス鋼など、芯材2よりも硬質な金属によって形成されていることが好ましい。もっとも、連結部材5は、芯材2と同じ材料によって形成することもできる。
[表面材]
表面材3は、芯材2の少なくとも着色部21を被覆する透明な部材である。表面材3は、可撓性及び弾力性を有し、芯材2の屈曲に追従して変形可能な部材である。本考案において、表面材3は、軟質合成樹脂から形成されている。
表面材3は、少なくとも着色部21を被覆しているため、着色部21がルアー1の外側に露出し難い。そのため、ルアー1の長期使用により着色部21が剥がれ落ちるのを防止することができる。
さらに、表面材3は、適度な弾力性を有する軟質合成樹脂から形成されている。そのため、本考案のルアー1は、全体として本物の餌に近い弾力性を再現することができる。
ここで、透明な部材とは、ルアー1の外側から芯材2の外形及び芯材2の表面に設けられた着色部21を透視できる程度に光を透過する部材をいう。従って、表面材3は、無色透明又は有色透明(半透明)の何れでもよい。
もっとも、表面材3が有色透明である場合、芯材2に設けられた着色部21の色彩の見え方が変化する虞がある。そのため、好ましくは、表面材3は無色透明である。
表面材3の光線透過率は、好ましくは60%以上であり、より好ましくは70%以上であり、特に好ましくは80%以上である。光線透過率が60%以上の表面材3を用いれば、ルアー1の外側から芯材2の外形及び着色部21を良好に透視できる。
ただし、光線透過率は、JIS K 7105−1981(プラスチックの光学的特性試験方法)に準じた方法によって測定した値であり、光線透過率(%)=(T2/T1)×100、で算出される値をいう。ここで、T2は、全光線透過量(試験片を透過した全光量)を表し、T1は、入射光量を表す。
表面材3を構成する軟質合成樹脂は、特に限定されず、エラストマー系樹脂、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂、又はウレタン系樹脂等が用いられる。また、表面材3は、これらの樹脂を併用して形成されていてもよい。
表面材3は、好ましくは、アクリル系樹脂又はウレタン系樹脂から形成されている。アクリル系樹脂又はウレタン系樹脂から形成された表面材3を有するルアー1は、その表面の弾力性が小魚の体躯のそれと似通る。そのため、より本物の餌に近い弾力性を持ったルアー1を得ることができる。
本考案において、表面材3は、少なくとも芯材2の着色部21を被覆するように設けられていればよいが、好ましくは、表面材3は、芯材2の表面全域を被覆するように設けられる。芯材2の一部のみが表面材3で被覆されたルアー1は、表面材3が存在する部分とそれ以外の部分とで、弾力性に大きな差異が生じ、本物の餌の質感を再現することができない虞がある。他方、表面材3によって芯材2の表面全域が被覆されたルアー1は、全体としてより本物の餌に近い弾力性を再現することができるので好ましい。
[芯材領域及び非芯材領域]
図5乃至図7は、本考案の一実施形態にかかるルアー本体4を表した側面参考図である。なお、図5乃至図7では、便宜上、着色部21が省略されている。
ルアー本体4は、透明な表面材3によって芯材2が被覆されている。そのため、ルアー本体4の側面領域は、図5に示すように、芯材2の側面に対応する芯材領域7と、それ以外の非芯材領域8に区別することができる。
ここで、ルアー本体4の側面領域とは、ルアー本体4を幅方向から観察した際において、その外縁の輪郭線よりも内側に含まれる全ての領域を意味する。また、ルアー本体4の芯材領域7とは、側面領域のうち、芯材2に対応する領域を意味し、非芯材領域8とは、側面領域から芯材領域7を差し引いた残りの領域を意味する。
具体的には、図5乃至図7において、芯材領域7は格子模様で表されており、非芯材領域8は、無模様で表されている。そして、側面領域は、格子模様で表された芯材領域7と無模様で表された非芯材領域8とを合わせた領域である。
また、上述のように、芯材領域7とは、ルアー本体4の側面領域のうち芯材2に対応する領域を意味している。具体的には、図5に示すように、芯材2の側面全体が表面材3で被覆されている場合、芯材領域7は、側面領域のうち、芯材2を被覆している表面材3が占める領域である。他方、図6に示すように、芯材2の側面の一部分のみが表面材3で被覆されている場合、芯材領域7は、側面領域のうち、芯材2を被覆している表面材3が占める領域だけでなく、表面材3に被覆されていない芯材2が占める領域をも含む。
本考案では、芯材領域7の面積の方が、非芯材領域8の面積よりも広くなるようにルアー本体4が形成される。つまり、芯材2は、ルアー本体4の背側から腹側にかけて十分な厚みを有する。そのため、魚がルアー1に食いついた際に、芯材2がルアー1の背側及び頭側(即ち、図4(a)で表される実線矢印B方向)に屈曲し難く、ルアー1は、安定してその形状を保持することができる。
また、釣りの対象となる魚は、主にルアー本体4の側面形状や色彩に基づき、餌か否かを判断する。本考案は、ルアー本体4の側面領域のうち、芯材領域7の占める割合が最も大きい。そのため、芯材2の外形を、小魚等を模した形状にし、その表面に、小魚等の器官を模した着色部21を設けることで、見た目がより本物の餌に近いルアー1を得ることができる。
なお、図5及び図6では、芯材2の背側を被覆する表面材3の厚みと、その腹側を被覆する表面材3の厚みとが、略同程度に形成されている。但し、本考案では、図7に示すように、芯材2の背側を被覆する表面材3の厚みの方が、その腹側を被覆する表面材3の厚みに比して、厚く形成されていてもよく、芯材2の背側を被覆する表面材3の厚みの方が、その腹側を被覆する表面材3の厚みに比して、薄く形成されていてもよい(図示せず)。このように、表面材3の厚みは、部分的に適宜変更することができる。
また、表面材3は、少なくとも着色部21を被覆していればよいため、使用者は、着色部21の配置に合わせて表面材3の被覆部分を任意に変更することができる。例えば、芯材2の胴部分22にのみ着色部21が設けられている場合、表面材3は、芯材2の胴部分22のみを被覆し、リップ部分23を被覆していなくてもよい(図示せず)。
本考案において、芯材領域7と非芯材領域8の面積の比率(芯材領域の面積:非芯材領域の面積)は、特に限定されないが、好ましくは、3:1〜15:1であり、より好ましくは、3:1〜12:1であり、特に好ましくは3:1〜10:1である。
芯材領域7の面積が、非芯材領域8の面積に比して3倍未満である場合、芯材領域の面積が狭くなり過ぎ、ルアー1の形状保持性を担保できない虞がある。他方、芯材領域7の面積が、非芯材領域の面積に比して15倍を超える場合、表面材3の厚みが全体的に薄くなり過ぎ、ルアー1の表面において、十分な弾力性を担保できず、本物の餌に近い質感を再現することが困難になる虞がある。
本考案のルアーは、着色部が設けられた芯材に、表面材を被覆することによって製造することができる。芯材の表面に表面材を被覆する方法は、特に限定されないが、例えば、一体成形法が用いられる。
具体的には、射出成型用の金型のキャビティ内に、予め着色部が設けられた芯材を配置し、この状態で、キャビティ内に軟質合成樹脂を射出することによって、芯材の表面全域が表面材に被覆されたルアーを一体成形することができる。
一体成形法によって製造されたルアーは、表面材が芯材の表面から剥離し難くなるため、より長期に渡って使用できるルアーを製造することができる。
本考案のルアーは、芯材が可撓性及び形状保持性を有する金属から形成されている。そのため、使用者は、芯材を屈曲させることでルアーを変形させることができる。また、本考案のルアーは、その側面において、芯材領域の面積の方が、非芯材領域の面積よりも広い。そのため、ルアーに、魚が食いついた場合でも、その頭側及び腹側に屈曲が生じ難く、安定してルアーの形状を保持することができる。
また、本考案のルアーは、少なくとも着色部が表面材によって被覆されている。そのため、芯材に設けられた着色部が剥げ落ち難く、長期間に渡ってルアーを使用することができる。
本考案のルアーは、上記実施形態に限定されず、本考案の意図する範囲で適宜設計変更できる。
以下、本考案のルアーの様々な他の実施形態を説明するが、上記実施形態と同様の構成及び効果についてはそれらの説明を省略し、用語及び符号をそのまま援用する場合がある。
図8は、本考案の他実施形態における芯材2の側面図であり、図9は、図8の、胴部分22における部分拡大上面図である。なお、図8及び図9において、芯材2に設けられた着色部21は省略されている。
図8及び図9において、芯材2は、その側面に複数の溝部9が形成されている。溝部9は、芯材2の長さ方向Lと交叉する方向に延びて形成されており、さらに、この溝部9の複数列が、芯材2の長さ方向Lに並んで形成されている。また、溝部9は、芯材2の胴部分22において、その長さ方向Lと略直交する方向に延びるように形成されている。
芯材2の胴部分22を上面視した際における溝部9の形状は、特に限定されない。溝部9の形状は、直角、鋭角、又は鈍角を有するV字状に形成することもできるし、U字状に形成することもできる。好ましくは、溝部9の形状は、V字状であり、より好ましくは図9に示すように鈍角を有するV字状である。
なお、図9では、鈍角を有するV字状の溝部9が、芯材2の長さ方向Lに、間隔を空けず連続的に形成されている。そのため、芯材2の側面には、鈍角を有するV字状の凸部10も連続的に形成されている。従って、芯材2の胴部分22を上面視した場合、図9に示すように、芯材2の両側面は、鋸刃状に形成されている。
このように、芯材2の側面に溝部9の複数列を設けることにより、芯材2は、部分的に幅長さの短い部分を有する。そのため、使用者が、ルアー1を幅方向に屈曲させることがより容易となる。
なお、図9において、溝部9の複数列は、芯材2の両側面に設けられているが、本考案は本態様に限定されず、溝部9の複数列は、芯材2の片面のみに設けられていてもよい(図示せず)。
もっとも、ルアー1を幅方向両側により屈曲させやすくするため、溝部9の複数列は、芯材2の両側面に設けられるのが好ましい。
また、図10に示すように、溝部9は、芯材2の長さ方向Lに対し、斜め方向に交叉するように設けられていてもよい。この場合、ルアー1は、その長さ方向Lに対し、斜め方向により屈曲させやすくなる。
さらに、図11に示すように、鈍角を有するV字状の溝部9が、芯材2の長さ方向Lに向かって、ピッチdを空けて連続的に形成されていてもよい。本考案において、着色部21は、芯材2の表面に設けられるため、溝部9の構内に着色部21を設けることも可能である。もっとも、図11に示すように、ピッチdを空けて溝部9が設けられることにより、隣り合う溝部9,9同士の間に、略平面な芯材2の表面が形成されるため、本部分に、容易に着色部21を設けることもできる。
なお、隣り合う溝部9,9同士のピッチdの長さは、特に限定されないが、好ましくは、芯材2の長さ方向Lにおいて、1つの溝部が占める長さg(以下、溝幅)と略同じであることが好ましい。具体的には、ピッチd及び溝幅gは、0.1mm〜0.5mmであり、好ましくは0.1mm〜0.3mmであり、より好ましくは、0.1mm〜0.2mmである。
また、溝部9の深さは、特に限定されない。しかし、あまりに溝部9が深すぎると、ルアー1の幅方向の耐久性及び形状保持性が低下する虞がある。そのため、溝部9の深さは、0.1mm〜0.3mmであり、好ましくは、0.1mm〜0.2mmである。
さらに、溝部9は、芯材2の側面に限られず、図12に示すように、芯材2の下面に設けられていてもよい。図12において、溝部9は、芯材2の長さ方向Lと直交する幅方向Wと略平行に延びて形成されており、さらに、この溝部9の複数列が、芯材2の長さ方向Lに並んで形成されている。
図12では、鈍角を有するV字状の溝部9が、芯材2の長さ方向Lに、間隔を空けず連続的に形成されている。そのため、芯材2の下面には、鈍角を有するV字状の凸部10も連続的に形成されている。従って、芯材2の胴部分22を側面視した場合、図13に示すように、芯材2の下面は、鋸刃状に形成されている。なお、本実施形態においても、溝部9の溝幅や深さなどは、任意に変更することができる。
溝部9の複数列が、芯材2の下面に設けられることにより、芯材2は、部分的に背側から腹側にかけて厚みの薄い部分を有する。そのため、使用者が、ルアー1を腹側に、ある程度、屈曲させることができる。なお、ルアー1を腹側に大きく屈曲させると、本物の餌の外観を呈さなく虞がある。そのため、ルアー1を腹側に屈曲させる場合は、ルアーの形状を微調整することを目的に、僅かに屈曲させることが好ましい。
図14(a)は、本考案の他実施形態を示す、芯材2の一部省略側面図であり、図14(b)は、同芯材2の、一部省略下面図である。
図14において、芯材2は、胴部分22と、胴部分22から芯材2の長さ方向Lに対して斜めに延出したリップ部分23と、を有する。そして、このリップ部分23の基端と胴部分22との境界において、芯材2の長さ方向Lと略直交する方向(即ち、幅方向Wと略平行)に、溝状のガイド部11が形成されている。
ガイド部11の深さ等は特に限定されず、上記溝部9と同様の範囲に適宜変更することができる。
ガイド部11が形成されているため、リップ部分23は、その基端においてルアー1の腹側に向かってより屈曲しやすくなる。そのため、使用者は、リップ部分23を折り曲げ、長さ方向Lに対するその延出角度をより調整しやすくなる。
1…ルアー、2…芯材、21…着色部、22…胴部分、23…リップ部分、3…表面材、4…ルアー本体、7…芯材領域、8…非芯材領域、9…溝部、11…ガイド部、L…長さ方向、W…幅方向

Claims (3)

  1. 表面に彩色が施された着色部を有する芯材と、少なくとも前記着色部を被覆する透明な表面材と、を有するルアー本体を有し、
    前記芯材が、可撓性及び形状保持性を有する金属から形成されており、
    前記表面材が、軟質合成樹脂から形成されており、
    前記ルアー本体が、その側面において、前記芯材の側面に対応する芯材領域と、それ以外の非芯材領域と、を有し、
    前記芯材領域の面積が、前記非芯材領域の面積よりも広いことを特徴とするルアー。
  2. 前記芯材の側面に、複数の溝部が形成されており、
    前記溝部が、芯材の長さ方向と交叉する方向に延びて形成されており、
    前記溝部の複数列が、前記芯材の長さ方向に並んで形成されている請求項1記載のルアー。
  3. 前記芯材が、胴部分と、前記胴部分から芯材の長さ方向に対して斜めに延出したリップ部分と、を有し、
    前記リップ部分の基端と前記胴部分との境界において、溝状のガイド部が形成されており、
    前記ガイド部が、前記長さ方向と略直交する方向に形成されている請求項1又は2記載のルアー。
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