JP3245871B2 - 高周波電力増幅器 - Google Patents

高周波電力増幅器

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JP3245871B2
JP3245871B2 JP01181891A JP1181891A JP3245871B2 JP 3245871 B2 JP3245871 B2 JP 3245871B2 JP 01181891 A JP01181891 A JP 01181891A JP 1181891 A JP1181891 A JP 1181891A JP 3245871 B2 JP3245871 B2 JP 3245871B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波電力増幅器に関
し、特に移動通信用等に適した電力可変型の高周波電力
増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムの移動局に用いる送信
機の高周波電力増幅器は、基地局との距離や電波の伝播
状態がさまざまに変動するので、その出力を10dB〜
20dBの範囲を可変する必要がある。
【0003】そのため、従来の高周波電力増幅器は、図
3に示すように、前段の励振増幅器の出力電力を可変す
るとともにこれに連動して終段増幅器の電源電圧を可変
することにより、前述の可変範囲を得ていた。
【0004】図3において、従来の高周波電力増幅器
は、発振器1と、変調器2と、励振増幅器3と、終段増
幅器4と、フィルタ5と、可変電圧電源7とから構成さ
れていた。
【0005】励振増幅器3は、入力整合回路E31と、
出力整合回路E32と、トランジスタQ31と、コイル
L31とから構成されている。
【0006】終段増幅器4は、入力整合回路E41と、
出力整合回路E42と、トランジスタQ41と、コイル
L41,L42とコンデンサC41,C42と、抵抗R
41,42とから構成されている。
【0007】可変電圧源7は、バッテリとこれに直列に
挿入されたシリーズレギュレータである。
【0008】次に、従来の高周波電力増幅器の動作につ
いて説明する。
【0009】まず、発振器1の出力は、変調器2におい
て通信信号で変調され、励振増幅器3に入力する。
【0010】励振増幅器3のトランジスタQ31は、コ
イルL31を経由して可変電圧電源7から電源を供給さ
れている。可変電圧電源7の出力電圧VRを可変するこ
とにより、トランジスタQ31の出力、すなわち、励振
増幅器3の高周波出力電力が可変される。
【0011】励振増幅器3の出力は、終段増幅器4に入
力される。終段増幅器4のトランジスタQ41も、コイ
ルL42を経由して可変電圧電源7から電源を供給され
ている。したがって、可変電圧電源7の電圧VRを可変
することにより、トランジスタ41の供給電圧も同時に
可変されることになり、トランジスタ41の出力、すな
わち、終段増幅器4の出力電力が可変されるというもの
であった。
【0012】以上説明したように、従来の高周波電力増
幅器では、出力電力を減少するときは、可変電圧電源7
の電圧を低下し、励振増幅器3の出力、すなわち、終段
増幅器の入力を低下させ、同時に、終段増幅器の電源電
圧を低下させていた。
【0013】これは、終段増幅器の入力を低減しないで
電源電圧を低下するだけでは、周知のトランジスタの特
性により、高周波出力が低下しても電源負荷電流は殆ど
変化しないので、電源であるバッテリからの電力消費量
の節約に寄与しないからである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の高周波
電力増幅器は、終段増幅器の電源電圧を可変するためシ
リーズレギュレータを使用しているので、これによる電
圧降下分による電力損失が無視できないという欠点があ
った。
【0015】また、電源電圧を大幅に変化させるので、
終段増幅器の安定性の維持が困難であるという欠点があ
った。
【0016】一例として、終段増幅器に高周波出力電力
2W、ドレイン効率60%、ドレイン電圧6VのFET
を用いる場合、ドレイン電流は約0.56Aとなり、シ
リーズレギュレータは約0.5Vの電圧降下があるた
め、電源であるバッテリから見た効率は約5%低下す
る。これを、出力電力0.2Wに低減した場合は、ドレ
イン電流が約0.1Aに低減し、FETのドレイン効率
約50%、ドレイン電圧約2Vとなり、この場合のバッ
テリから見た効率は約32%となる。いずれの場合でも
バッテリの使用可能時間が短縮されるという問題点を有
している。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明の高周波電力
増幅器は、終段増幅器と、前記終段増幅器を励振する励
振増幅器とを有し出力電力を可変できる出力電力可変型
の高周波電力増幅器において、前記励振増幅器に前記出
力電力に応じて電圧が可変する第1の電源を供給する可
変電圧源と、 前記可変電圧源から供給される前記第1の
電源の電圧を分圧して前記終段増幅器のバイアス電圧を
生成する終段増幅器用バイアス回路と、 前記終段増幅器
の主電源として一定の電圧の第2の電源を供給する固定
電圧源とを備えて構成されている。
【0018】また、第2の発明の高周波電力増幅器は、
終段増幅器と、前記終段増幅器を励振する励振増幅器と
前記励振増幅器を変調する出力可変型の変調器とを有し
前記変調器の変調信号の出力の可変により出力電力を可
変できる出力電力可変型の高周波電力増幅器において、
前記変調信号の出力に応じて変化する前記励振増幅器の
電源の負荷電流を検出し前記負荷電流に対応した検出信
号を出力する負荷電流検出回路と、前記検出信号に対応
して前記前記終段増幅器のバイアス電圧を制御するバイ
アス電圧制御回路と、前記励振増幅器及び前記終段増幅
器の各々の主電源として一定の電圧の電源を供給する固
定電圧源とを備えることにより構成されている。
【0019】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0020】図1は本発明の高周波電力増幅器の一実施
例を示す回路図である。
【0021】本実施例の高周波電力増幅器は、図1に示
すように、発振器1と、変調器2と、励振増幅器3と、
終段増幅器4と、フィルタ5と、固定電圧の電源6と、
可変電圧電源7とから構成されている。
【0022】励振増幅器3は、入力整合回路E31と、
出力整合回路E32と、トランジスタQ31と、コイル
L31とから構成されている。
【0023】終段増幅器4は、入力整合回路E41と、
出力整合回路E42と、トランジスタQ41と、コイル
L41,L42とコンデンサC41,C42と、抵抗R
41,42とから構成され、可変電圧電源7からバイア
ス電圧を供給されるとともに電源6から固定電圧の電源
を供給されている。本実施例では、トランジスタQ41
として高周波電力増幅用のGaAsFETを用いる。
【0024】可変電圧源7は、バッテリとこれに直列に
挿入されたシリーズレギュレータである。
【0025】次に、本実施例の動作について説明する。
【0026】まず、発振器1の出力は、変調器2におい
て通信信号で変調され、励振増幅器3に入力する。
【0027】励振増幅器3のトランジスタQ31は、コ
イルL31を経由して可変電圧電源7から電源を供給さ
れている。可変電圧電源7の出力電圧VRを可変するこ
とにより、トランジスタQ31の出力、すなわち、励振
増幅器3の高周波出力電力が可変される。
【0028】ここまでは、従来の高周波電力増幅器と同
様である。
【0029】次に、励振増幅器3の出力は、終段増幅器
4に入力される。終段増幅器4のトランジスタQ41
は、コイルL41とコンデンサC41,42と抵抗R4
1,R42からなるバイアス回路を介して可変電圧源7
からバイアス電圧を供給されている。しかし、ドレイン
電源は、前述のように、コイルL42を経由して固定電
圧の電源6から供給される。
【0030】したがって、可変電圧電源7の電圧VRを
可変することにより、励振増幅器3の高周波出力電力が
可変され、同時にトランジスタ41のバイアス電圧も可
変されることになり、トランジスタ41の出力、すなわ
ち、終段増幅器4の出力電力が可変される。
【0031】周知のように、高周波電力増幅用のトラン
ジスタは、一般に、飽和出力電力がドレイン電流にほぼ
比例して増加する。また、電力効率は、そのドレイン電
流における飽和出力電力が得られる動作状態のとき最大
となる。したがって、所望の出力レベルを最大電力効率
で得るためには、所望出力とほぼ等しい飽和出力電力が
得られるドレイン電流を設定するよう、バイアス電圧を
設定し、これを丁度飽和するように励振入力を設定すれ
ばよいことになる。
【0032】以上説明したように、本実施例の高周波電
力増幅器では、出力電力を減少するときは、可変電圧電
源7の電圧VRを低下し、励振増幅器3の出力、すなわ
ち、終段増幅器の入力を低下させ、同時に、終段増幅器
のバイアス電圧を低下させて常に最適の動作状態となる
よう制御する。
【0033】次に、本発明の第二の実施例について説明
する。
【0034】図2は本発明の高周波電力増幅器の第二の
実施例を示す回路図である。
【0035】図2において、本実施例の高周波電力増幅
器の第一の実施例との相違点は、出力固定型の変調器2
に代って出力可変型の変調器12を用いること、励振増
幅器3に代って励振増幅器13を用いること、また、電
流検出回路8を可変電圧源7に代って用いることであ
る。その他の構成要素については、第一の実施例と共通
である。
【0036】励振増幅器13は、第一の実施例と共通の
構成要素である入力整合回路E31と、出力整合回路E
32と、トランジスタQ31と、コイルL31とに加え
て、トランジスタQ31のベース側に抵抗R31と,R
32とからなるバイアス回路とが設けられている。
【0037】電流検出回路8は、トランジスタQ31の
エミッタ側のコンデンサC81と、抵抗R81と、ボル
テージフォロアA81とからなる。
【0038】次に、本実施例の動作について説明する。
【0039】まず、前述の第一の実施例と同様に、発振
器1の出力は、変調器12において通信信号で変調さ
れ、励振増幅器13に入力する。
【0040】出力電力を可変するときは、変調器12の
出力を可変することにより行なう。
【0041】励振増幅器13は、変調器12からの入力
電力に応じて出力電力を可変する。同時に、コレクタ電
流、したがって、エミッタ電流が変化する。すると、電
流検出回路8は、トランジスタQ31のエミッタ電流を
検出し、これに比例した電圧VRを出力する。この電圧
VRは、終段増幅器4のトランジスタQ41のコイルL
41とコンデンサC41,42と抵抗R41,R42か
らなるバイアス回路に供給されている。
【0042】したがって、変調器12の出力を可変する
ことにより、励振増幅器13の高周波出力電力が可変さ
れ、同時に電流検出回路8の出力電圧VRが可変され、
トランジスタ41のバイアス電圧も可変されることにな
り、トランジスタ41の出力、すなわち、終段増幅器4
の出力電力が可変される。
【0043】この第二の実施例は、電力増幅系とは独立
に変調器の出力を可変するだけで出力電力の設定を行な
えるという特長がある。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高周波電
力増幅器は、終段増幅器の電源電圧を固定し、励振増幅
器の出力を可変するとともに終段増幅器のバイアス電圧
を可変して出力電力の可変を行なうので、シリーズレギ
ュレータ等の使用による電力の損失は発生しないという
効果がある。
【0045】したがって、バッテリの使用可能時間も延
長するという効果がある。
【0046】また、電源電圧が一定であるので、終段増
幅器の動作の安定性が高いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波電力増幅器の一実施例を示す回
路図である。
【図2】本発明の高周波電力増幅器の第二の実施例を示
す回路図である。
【図3】従来の高周波電力増幅器の一例を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
1 発振器 2,12 変調器 3,13 励振増幅器 4 終段増幅器 5 フィルタ 6 電源 7 可変電圧電源 8 電流検出回路 A81 ボルテージフォロア C41,C42 コンデンサ E31,E41 入力整合回路 E32,E42 出力整合回路 L31,L41,L42 コイル Q31,Q41 トランジスタ R31,R32,R41,R42,R81,R82
抵抗
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−3625(JP,A) 特開 平1−318416(JP,A) 特開 平4−48808(JP,A) 特開 昭62−221210(JP,A) 特開 平4−49706(JP,A) 特開 昭62−53009(JP,A) 実開 昭59−73822(JP,U) 実公 昭46−19139(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03G 1/00 - 3/18 H03F 1/02 H03F 3/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 終段増幅器と、前記終段増幅器を励振す
    る励振増幅器とを有し出力電力を可変できる出力電力可
    変型の高周波電力増幅器において、 前記励振増幅器に前記出力電力に応じて電圧が可変する
    第1の電源を供給する可変電圧源と、 前記可変電圧源から供給される前記第1の電源の電圧を
    分圧して 前記終段増幅器のバイアス電圧を生成する終段
    増幅器用バイアス回路と、 前記終段増幅器の主電源として一定の電圧の第2の電源
    を供給する固定電圧源 とを備えることを特徴とする高周
    波電力増幅器。
  2. 【請求項2】 終段増幅器と、前記終段増幅器を励振す
    る励振増幅器と前記励振増幅器を変調する出力可変型の
    変調器とを有し前記変調器の変調信号の出力の可変によ
    出力電力を可変できる出力電力可変型の高周波電力増
    幅器において、前記変調信号の出力に応じて変化する 前記励振増幅器の
    電源の負荷電流を検出し前記負荷電流に対応した検出信
    号を出力する負荷電流検出回路と、 前記検出信号に対応して前記前記終段増幅器のバイアス
    電圧を制御するバイアス電圧制御回路と 前記励振増幅器及び前記終段増幅器の各々の主電源とし
    て一定の電圧の電源を供給する固定電圧源と を備えるこ
    とを特徴とする高周波電力増幅器。
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