JP3245147U - 収容体断熱カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】収容体の内部の温度変化を低減するとともに、メンテナンスを容易に行うことができる収容体断熱カバーを提供する。【解決手段】車10等の収容体の少なくとも一部を覆うようにして設けられ、かつ内部空間Sを有する各袋状部材11~15と、内部空間Sに対して出し入れ可能なシート状の断熱材である各シート状部材16~20と、を備える収容体断熱カバー1によって、収容体の内部の温度変化を低減するとともに、メンテナンスを容易に行うことができる。【選択図】図1
Description
本考案は、収容体断熱カバーに関する。
屋外に駐車している車は、日差しの影響によって車内の温度が上昇しやすく、特に夏場は搭乗者とって危険な状態となりやすい。また、当該車が箱型荷台等の荷台を有するトラック等であれば、荷台内の積荷へのダメージが大きくなる。さらに、屋外に置かれたコンテナにおいても同様に、コンテナ内の被収容物へのダメージが大きくなる。
例えば下記特許文献1には、車に断熱カバーを取り付けることで日差しを遮り、車内の室温の上昇を防ぐ技術が開示されている。
上記特許文献1では、車内の室温の上昇を低減することができるものの、断熱カバーを車のボディの外側に設ける必要があるために、屋外に駐車している場合には、カバーが雨風に晒されて外観の劣化が早くなる(例えば、カバーに着色されている場合、あるいは絵が描かれている場合、着色あるいは絵が退色しやすく、すぐに見栄えが悪くなる)。そして、メンテナンスの手段がないため、このように外観が劣化した場合、カバーを買い替えるしかなかった。
上述の問題に鑑み、本考案では、車を始めとする収容体の内部の温度変化を低減するとともに、メンテナンスを容易に行うことができる収容体断熱カバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案の第一態様に係る収容体断熱カバーは、収容体の少なくとも一部を覆うようにして設けられ、かつ内部空間を有する袋状部材と、前記内部空間に対して出し入れ可能なシート状の断熱材であるシート状部材と、を備える。
また、本考案の第二態様では、前記収容体とは車であり、前記一部とは、前記車のルーフ及び複数の窓ガラスのうちいずれか一つ以上である。
また、本考案の第三態様では、前記シート状部材及び前記袋状部材は、それぞれ複数であり、複数の前記袋状部材のうち一の袋状部材は、前記ルーフを覆うようにして設けられ、他の袋状部材は、それぞれ当該一の袋状部材に接続し、かつ、互いに異なる前記窓ガラスを覆うようにして設けられる。
また、本考案の第四態様では、前記ルーフの上面の縁部に沿った形状であって、当該上面に固定されるフレーム部を更に備え、前記他の袋状部材は、それぞれ、前記一の袋状部材との接続部分を含む所定範囲にシート状の可動部が形成され、当該可動部が前記窓ガラスから離隔する方向に湾曲した状態とすることで、前記フレーム部の内側に収納されることが可能である。
また、本考案の第五態様では、前記収容体とは荷台を有する車であり、前記一部とは、前記荷台の上面及び側面のうちいずれか一つ以上である。
また、本考案の第六態様では、前記収容体とはコンテナであり、前記一部とは、前記コンテナの開口部及び側面のうちいずれか一つ以上である。
また、本考案の第七態様では、前記袋状部材は、着色されている又は絵が描かれている。
本考案に係る収容体断熱カバーによれば、収容体の内部の温度変化を低減するとともに、メンテナンスを容易に行うことができる。
以下、添付図面を参照しながら本考案の実施形態について説明する。なお、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては極力同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略する。
===第一実施形態===
≪構成≫
図1は、本考案の第一実施形態(以下、「本実施形態」と記載)に係る収容体断熱カバー1を展開した状態を概略的に示す上面図である。また、図2は図1のII-II断面図である。
≪構成≫
図1は、本考案の第一実施形態(以下、「本実施形態」と記載)に係る収容体断熱カバー1を展開した状態を概略的に示す上面図である。また、図2は図1のII-II断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る収容体断熱カバー1は、第一の袋状部材11、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、第五の袋状部材15、第一のシート状部材16、第二のシート状部材17、第三のシート状部材18、第四のシート状部材19、第五のシート状部材20、及び、フレーム部21を、主要部として備えている。
第一の袋状部材11、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15は、それぞれ、車のルーフ及び複数の窓ガラス(いずれも図示略。)のうちいずれか一つ以上を覆うようにして設けられる。
具体的には、第一の袋状部材11は、車のルーフを覆うようにして設けられる。また、第二の袋状部材12は、車のフロントガラスを覆うようにして設けられる。また、第三の袋状部材13は、車の右側フロントドアガラス及び右側リアドアガラスを覆うようにして設けられる。また、第四の袋状部材14は、車の左側フロントドアガラス及び左側リアドアガラスを覆うようにして設けられる。また、第五の袋状部材15は、車のリアガラスを覆うようにして設けられる。
そして、第二の袋状部材12は、車両後方側端部12Aが第一の袋状部材11の外縁部11Aに接続している。また、第三の袋状部材13は、車両中央側端部13Aが第一の袋状部材11の外縁部11Aに接続している。また、第四の袋状部材14は、車両中央側端部14Aが第一の袋状部材11の外縁部11Aに接続している。また、第五の袋状部材15は、車両前方側端部15Aが第一の袋状部材11の外縁部11Aに接続している。
さらに、上面略視矩形状のフレーム部21は、第一の袋状部材11の外縁部11AAの下方に位置している。外縁部11AAはボルトB(及び図示しないナット)によってフレーム部21に対して上方側から固定されている。ただし、図2に示すように、第一の袋状部材11の中央(後述する第一のシート状部材16が収納されている箇所)は、フレーム部21の上面(外縁部11Aがボルト締結される面)よりも低い位置に設けられている。
図3は、図2のIIIの破線円部分の拡大図である。図3に示すように、第一の袋状部材11は内部空間Sを有する。また、図示していないが、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15においても同様に、それぞれ内部空間Sを有する。
さらに、第一の袋状部材11、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15には、後述する各シート状部材16~20の出し入れを可能とするため、それぞれ図示しない開閉部(面ファスナ等)が形成されている。
さらに、第一の袋状部材11、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15には、それぞれ着色されている又は絵が描かれている。
なお、第一の袋状部材11、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15は、それぞれ、塩化ビニル等を材質とするシート材又はメッシュ材から成る。これにより、柔軟性及び対候性を高めることができる。あるいは、外側を向く面はシート材、内側を向く面はメッシュ材としてもよい。例えば、図4の例に示すように、第二の袋状部材12のうち、面12Cはシート材、面12Dはメッシュ材としてもよい(その他の袋状部材についても同様である)。
第一のシート状部材16、第二のシート状部材17、第三のシート状部材18、第四のシート状部材19、及び、第五のシート状部材20は、内部空間Sに対して出し入れ可能なシート状の断熱材である。
具体的には、第一のシート状部材16は、第一の袋状部材11の内部空間Sに対して出し仕入れ可能である。また、第二のシート状部材17は、第二の袋状部材12の内部空間Sに対して出し入れ可能である。また、第三のシート状部材18は、第三の袋状部材13の内部空間Sに対して出し入れ可能である。また、第四のシート状部材19は、第四の袋状部材14の内部空間Sに対して出し入れ可能である。また、第五のシート状部材20は、第五の袋状部材15の内部空間Sに対して出し入れ可能である。図1では、各シート状部材16~20が、各袋状部材11~15に収納された状態を示している。
なお、第一のシート状部材16、第二のシート状部材17、第三のシート状部材18、第四のシート状部材19、及び、第五のシート状部材20は、それぞれ、ポリカーボネート等のプラスチックから成る。これにより、断熱性能及び対候性を高めることができる。
図5は、図1の収容体断熱カバー1を車10に設置した状態を示す斜視図である。なお、この車10は例えばワゴン車等の乗用車、商用バン等である。
フレーム部21は、車10のルーフ(図示略)の上面の縁部に沿った形状であって、ルーフの上面に固定される。
なお、第一の袋状部材11の外縁部11AA、第二の袋状部材12の車両後方側端部12A、第三の袋状部材13の車両中央側端部13A、第四の袋状部材14の車両中央側端部14A、及び、第五の袋状部材15の車両前方側端部15Aは、それぞれフレーム部21から取り外すことができる。
そして、第一の袋状部材11、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15は、互いに重複しない位置に設けられている。
また、各窓ガラス(図示略)を覆う第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15は、それぞれ、第一の袋状部材11との接続部分を含む所定範囲に可動部12B,13B,14B,15Bが形成される。
すなわち、第二の袋状部材12は、車両後方側端部12Aを含む所定範囲に可動部12Bが形成されている。また、第三の袋状部材13は、車両中央側端部13Aを含む所定範囲に可動部13Bが形成されている。また、第四の袋状部材14は、車両中央側端部14Aを含む所定範囲に可動部14Bが形成されている。また、第五の袋状部材15は、車両前方側端部15Aを含む所定範囲に可動部15Bが形成されている。
なお、可動部12Bは、第二の袋状部材12のうち、内部空間Sが設けられていない(閉じている)部分でありシート状となっている部分である。他の可動部13B,14B,15Bについても同様である。
≪駐車時の動作≫
車10の屋外での駐車時においては、図5に示すように、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15が各窓ガラスを覆う状態とする(第一の袋状部材11はルーフを覆う状態である)。そして、各袋状部材11~15には各シート状部材16~20が収納されており、面ファスナ(図示略)が閉じられている。これにより日差しを遮り車内温度の上昇を防ぐことができる。
車10の屋外での駐車時においては、図5に示すように、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15が各窓ガラスを覆う状態とする(第一の袋状部材11はルーフを覆う状態である)。そして、各袋状部材11~15には各シート状部材16~20が収納されており、面ファスナ(図示略)が閉じられている。これにより日差しを遮り車内温度の上昇を防ぐことができる。
≪車の走行させる場合の動作≫
車10を走行させるにあたり、人手によって、可動部12B,13B,14B,15Bが各窓ガラスから離隔する方向に湾曲した状態とすることで、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15がフレーム部21の内側に(第一の袋状部材11の上に順次重畳されていくようにして)収納される。このとき、既に説明したように第一の袋状部材11がフレーム部21の上面よりも低い位置にある(つまり窪んでいる)ことから、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15は、フレーム部21から溢れることなく収納できるようになっている。これにより、各窓ガラスが露出した状態となり、車10が走行可能となる。
車10を走行させるにあたり、人手によって、可動部12B,13B,14B,15Bが各窓ガラスから離隔する方向に湾曲した状態とすることで、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15がフレーム部21の内側に(第一の袋状部材11の上に順次重畳されていくようにして)収納される。このとき、既に説明したように第一の袋状部材11がフレーム部21の上面よりも低い位置にある(つまり窪んでいる)ことから、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15は、フレーム部21から溢れることなく収納できるようになっている。これにより、各窓ガラスが露出した状態となり、車10が走行可能となる。
≪収容体断熱カバーの取り替え時の動作≫
まず、各袋状部材11~15のうち、劣化(着色あるいは絵が退色される等)した一部又は全部を、フレーム部21から取り外す。次に、フレーム部21から取り外した袋状部材の面ファスナ等を開け、各内部空間Sに収納されているシート状部材をそれぞれ取り出す。そして、フレーム部21から取り外した袋状部材に対応する新たな袋状部材を用意し、既に取り出してあるシート状部材をこれに挿入し、袋状部材の面ファスナ等を閉めた状態でフレーム部21に取り付ける。
まず、各袋状部材11~15のうち、劣化(着色あるいは絵が退色される等)した一部又は全部を、フレーム部21から取り外す。次に、フレーム部21から取り外した袋状部材の面ファスナ等を開け、各内部空間Sに収納されているシート状部材をそれぞれ取り出す。そして、フレーム部21から取り外した袋状部材に対応する新たな袋状部材を用意し、既に取り出してあるシート状部材をこれに挿入し、袋状部材の面ファスナ等を閉めた状態でフレーム部21に取り付ける。
≪効果≫
本実施形態に係る収容体断熱カバー1は、車10等の収容体の少なくとも一部(本実施形態中では説明していないが、フェンダー、サイドシル、ピラー、ボンネット、バンパー等を含めた全部でもよい。)を覆うようにして設けられ、かつ内部空間Sを有する各袋状部材11~15と、内部空間Sに対して出し入れ可能なシート状の断熱材である各シート状部材16~20と、を備える。
よって、断熱材であるシート状部材16~20を、収容体の一部を覆う袋状部材11~15の内部空間Sにそれぞれ挿入することで、収容体の内部の温度変化を低減することができる。また、収容体断熱カバー1の外観が劣化した場合、各シート状部材16~20を取り出した状態の各袋状部材11~15を取り替えればよい。よって、メンテナンスが容易となる。
本実施形態に係る収容体断熱カバー1は、車10等の収容体の少なくとも一部(本実施形態中では説明していないが、フェンダー、サイドシル、ピラー、ボンネット、バンパー等を含めた全部でもよい。)を覆うようにして設けられ、かつ内部空間Sを有する各袋状部材11~15と、内部空間Sに対して出し入れ可能なシート状の断熱材である各シート状部材16~20と、を備える。
よって、断熱材であるシート状部材16~20を、収容体の一部を覆う袋状部材11~15の内部空間Sにそれぞれ挿入することで、収容体の内部の温度変化を低減することができる。また、収容体断熱カバー1の外観が劣化した場合、各シート状部材16~20を取り出した状態の各袋状部材11~15を取り替えればよい。よって、メンテナンスが容易となる。
また、本実施形態に係る収容体断熱カバー1によれば、断熱材であるシート状部材16~20を、車10のルーフや各窓ガラスを覆う袋状部材11~15の内部空間Sにそれぞれ挿入することで、ルーフからの日差しの吸収や各窓ガラスからの日差しの透過による車内の温度変化を低減することができる。
また、本実施形態では、車10のルーフの上面に載置されるフレーム部21に各袋状部材11~15が取り付けられるので、フレーム部21がない場合に比べ、各袋状部材11~15の位置がずれにくい。
また、本実施形態では、各窓ガラスを覆う各袋状部材12~15を、車10のルーフの上面に固定されたフレーム部21の内側に収納することができるので、各窓ガラスを露出でき、車10の走行時に本実施形態に係る収容体断熱カバー1を取り外す必要がなく、利便性が向上する。
また、本実施形態では、各袋状部材11~15に着色されている又は絵が描かれているので、見栄えが良い。また、この着色あるいは絵が退色した場合には、各袋状部材11~15を取り替えればよい。よって、メンテナンスが容易である。
===第二実施形態===
以下では、本考案の第二実施形態(以下、「本実施形態」と記載)について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
以下では、本考案の第二実施形態(以下、「本実施形態」と記載)について、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
≪構成≫
図6は、本実施形態に係る収容体断熱カバー2を、車30に設置した状態を示す斜視図である。なお、車30は、箱型荷台22を有する軽トラック、アルミトラック等である。
図6は、本実施形態に係る収容体断熱カバー2を、車30に設置した状態を示す斜視図である。なお、車30は、箱型荷台22を有する軽トラック、アルミトラック等である。
収容体断熱カバー2における第一の袋状部材23、第二の袋状部材24、第三の袋状部材(図示略)、第四の袋状部材25、及び、第五の袋状部材(図示略)は、それぞれ、車30の箱型荷台22の上面及び側面のうちいずれか一つ以上を覆うようにして設けられる点で、第一実施形態に係る第一の袋状部材11、第二の袋状部材12、第三の袋状部材13、第四の袋状部材14、及び、第五の袋状部材15とそれぞれ異なる。
収容体断熱カバー2における第一の袋状部材23は、箱型荷台22の上面を覆うようにして設けられている。また、第二の袋状部材24は、箱型荷台22の前方の一部(又は全部でもよい)を覆うようにして設けられている。また、第四の袋状部材25は、箱型荷台22の左側側面を覆うようにして設けられている。なお、図示していないが、第三の袋状部材は、箱型荷台22の右側側面を覆うようにして設けられている。
また、図示していないが、収容体断熱カバー2は、第五の袋状部材は、箱型荷台22のリア側を覆うようにして設けられる。ただし、収容体断熱カバー2は、第五の袋状部材を備えなくてもよい。
また、図6では、第二のシート状部材26、第四のシート状部材27が示されているが、これらは、第一実施形態に係る第二のシート状部材17、第四のシート状部材19に対応している。図示していないその他のシート状部材についても同様である。
===変形例===
なお、本考案は上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、上述した具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本考案の特徴を備えている限り、本考案の範囲に包含される。また、上記実施形態及び下記変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本考案の特徴を含む限り本考案の範囲に包含される。
なお、本考案は上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、上述した具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本考案の特徴を備えている限り、本考案の範囲に包含される。また、上記実施形態及び下記変形例が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本考案の特徴を含む限り本考案の範囲に包含される。
例えば、上記実施形態では、フレーム部21がルーフの上面に固定されるものとしたが、フレーム部21は固定されず載置されているだけであってもよい。ただし、フレーム部21が固定されていない場合は、車10,30が走行するにあたり、収容体断熱カバー1,2を除く必要がある。
また、上記実施形態では、袋状部材及びシート状部材が複数であるものとしたが、これらはそれぞれ一つであってもよい。また、上記実施形態では、フレーム部21を設けるものとしたが、フレーム部21は設けなくともよい(幌形状)。例えば、大きな一つの袋状部材とそれに収納される大きな一つのシート状部材で、車10のボディ全体を覆う、あるいは車30の箱型荷台22全体を覆うようにしてもよい。
さらに、本発明に係る収容体断熱カバーは、車10,30に設けるだけではなく、コンテナ(TP型等)に設けるようにしてもよい(図示略)。すなわち、各実施形態にて説明した袋状部材を、そのサイズをコンテナ用にして、コンテナの開口部及び側面のうちいずれか一つ以上を覆うようにして設けるようにしてもよい(あるいは、更に底部を覆うようにしてもよい)。
1,2:収容体断熱カバー、10,30:車、11,23:第一の袋状部材、12,24:第二の袋状部材、13:第三の袋状部材、14,25:第四の袋状部材、15:第五の袋状部材、16:第一のシート状部材、17,26:第二のシート状部材、18:第三のシート状部材、19,27:第四のシート状部材、20:第五のシート状部材、21:フレーム部
Claims (7)
- 収容体の少なくとも一部を覆うようにして設けられ、かつ内部空間を有する袋状部材と、
前記内部空間に対して出し入れ可能なシート状の断熱材であるシート状部材と、
を備える、
収容体断熱カバー。 - 前記収容体とは車であり、
前記一部とは、前記車のルーフ及び複数の窓ガラスのうちいずれか一つ以上である、
請求項1に記載の収容体断熱カバー。 - 前記シート状部材及び前記袋状部材は、それぞれ複数であり、
複数の前記袋状部材のうち一の袋状部材は、前記ルーフを覆うようにして設けられ、他の袋状部材は、それぞれ当該一の袋状部材に接続し、かつ、互いに異なる前記窓ガラスを覆うようにして設けられる、
請求項2に記載の収容体断熱カバー。 - 前記ルーフの上面の縁部に沿った形状であって、当該上面に固定されるフレーム部を更に備え、
前記他の袋状部材は、それぞれ、前記一の袋状部材との接続部分を含む所定範囲にシート状の可動部が形成され、当該可動部が前記窓ガラスから離隔する方向に湾曲した状態とすることで、前記フレーム部の内側に収納されることが可能である、
請求項3に記載の収容体断熱カバー。 - 前記収容体とは荷台を有する車であり、
前記一部とは、前記荷台の上面及び側面のうちいずれか一つ以上である、
請求項1に記載の収容体断熱カバー。 - 前記収容体とはコンテナであり、
前記一部とは、前記コンテナの開口部及び側面のうちいずれか一つ以上である、
請求項1に記載の収容体断熱カバー。 - 前記袋状部材は、着色されている又は絵が描かれている、
請求項1から6のいずれか1項に記載の収容体断熱カバー。
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Legal Events
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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