JP3245041U - モルタル吹付機に於ける吐出口用取付管 - Google Patents
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Abstract
【課題】吹付物の流速を速め、たとえ山砂を使用したモルタル等でも吹き付距離を延ばすことができるモルタル吹付機に於ける吐出口用取付管を提供する。【解決手段】吹付機のドラムの吐出口部分に固定されるエルボ部A2と、エルボ部の下流側端部に連設された送給筒部A3と、を備え、送給筒部の下流側端部に連結した連結管を介してドラム内の吹付物を送給ホースに送給する吐出口用の取付管Aにおいて、エルボ部と送給筒部とを二相系ステンレス鋼で形成した吐出口用取付管であって、送給筒部の下流側開口部が上流側開口部より狭くなるテーパー筒状に形成すると共に、エルボ部の屈曲した側面から送給筒部方向に送風するエアー送給筒部A4の開口径を送給筒部の下流側開口部の半分を超える径に形成した。【選択図】図2
Description
本考案は、圧縮空気を利用してモルタルやコンクリートを吹付けるモルタル吹付機に於ける吐出口用取付管に関するものである。
当出願人は先に、特許文献1に記載の吹付機に於ける吐出口用取付管を提案している。一般に吹付機には、セメントに砂や水を加えたモルタル等を吹付材とするモルタル吹付機や、芝生、草花等を吹付け材とする客土吹付機がある。
そして、吹付材を撹拌する上部タンクと、撹拌した吹付材を貯める下部タンクとを備え、下部タンクの吐出口から撹拌した吹付材を送り出す。この下部タンクの吐出口には略L字状の取付管が固定されており、この取付管の先端に送給ホースを接続して各吹付材を送給ホースから吹付けるものである。
特許文献1に記載の吐出口用取付管は、客土吹付機に取り付ける取付管である。客土吹付機とは、芝生、草花等の吹付材を傾斜面や垂直面等の適宜吹付面に広範囲に植生させようとする場合に使用する吹付機である。
そして、植生させようとする客土として、客土に粉砕木片を撹拌する場合、粉砕木片が他の材料に比べると大きいため、L字状の取付管部分に詰まるおそれがあった。そこで、種々の寸法の吐出口部分にカラーリングを互換装着することで、太い取付管でも簡単に装着できる吐出口用取付管を提案したものである。
特許文献1に記載の吐出口用取付管により、客土吹付機において粉砕木片等の客土がL字状の取付管部分に詰まるおそれを解消した。
ところが、モルタル吹付機に使用する吐出口用取付管には、次のような課題がある。すなわち、モルタルはセメントに水と砂を配合して撹拌するものである。そして、このモルタルに使用する砂は、一般に水はけのよい川砂が適している。
ところが、川砂の入手が困難になるにつれて山砂の使用が増加している。この山砂は、一般に粒の大きさが不均等で土などが含まれており保湿性があるので、圧迫するとかたまりやすい性質を持っている。そのため、この山砂を使用したモルタル等を吹付機で吹き付けると、モルタル等がL字状の取付管部分に詰まる不都合が生じている。
このように取付管の屈曲部分にモルタル等が付着すると、モルタル等を圧縮空気で吹付ホースに送り出す際のスピードが減速し、吹き付ける距離も短くなる。
そこで本考案は、下部タンクの吐出口から排出される吹付物の流速を速め、たとえ山砂を使用したモルタル等でも吹き付距離を延ばすことができるモルタル吹付機に於ける吐出口用取付管の提供を目的とするものである。
上述の目的を達成すべく本考案における第1の手段は、吹付機のドラムの吐出口部分に固定されるエルボ部A2と、エルボ部A2の下流側端部に連設された送給筒部A3と、を備え、送給筒部A3の下流側端部に連結した連結管20を介してドラム内の吹付物を送給ホースHに送給する吐出口用の取付管Aにおいて、前記エルボ部A2と前記送給筒部A3とを二相系ステンレス鋼で形成したことにある。
第2の手段は、第2の手段は、前記送給筒部A3の下流側開口部が上流側開口部より狭くなるテーパー筒状に形成すると共に、エルボ部A2の屈曲した側面から送給筒部A3方向に送風するエアー送給筒部A4の開口径を前記送給筒部A3の下流側開口部の半分を超える径に形成したことにある。
第3の手段において、前記送給筒部A3は、下流側開口部の周囲に連結凸部A5を形成し、該連結凸部A5に装着する連結具22にて前記連結管20を連結するものである。
第4の手段において、前記エルボ部A2は、前記ドラムの吐出口の周囲に装着された固定フランジ部A1に固定されるものである。
本考案の請求項1に記載のように、エルボ部A2及び送給筒部A3を二相系ステンレス鋼で形成したことで、吹付物が内部に付着せずに吹付物の流速を速めることに成功した。
しかも、送給筒部A3をテーパー筒状に形成すると共に、エアー送給筒部A4の開口径を送給筒部A3の下流側開口部の半分を超える径に形成しているので、エルボ部A2から送給筒部A3に至る内部の吹付物の流速を速めることができる。
このように、下部タンクの吐出口から排出されるモルタル等が周囲に付着しないで流速が速まることで、たとえ山砂を使用したモルタル等であっても、L字状の取付管Aに詰まることなく吹き付け距離を延ばすことが可能になったものである。
更に、請求項2のごとく、送給筒部A3は、下流側開口部の周囲に連結凸部A5を形成し、該連結凸部A5に装着する連結具22にて連結管20を連結するので、二相系ステンレス鋼製でテーパー筒状の送給筒部A3によって流速を高めた吹付物を、そのままの勢いで連結管20に送ることができる。
また、請求項3のように、エルボ部A2は、ドラム下面の吐出口の周囲に装着される固定フランジ部A1に固定されるので、吐出口部分にカラーリングを互換装着することで、太い取付管でも簡単に装着できる。
このように本考案によると、たとえ山砂を使用したモルタル等でも吹付物の流速を速め、吹き付距離も長くなるなどといった当初の目的を達成した。
本考案は、モルタルやコンクリート等を吹付けるモルタル吹付機のドラムP下端に連結する取付管Aの改良に関するものである(図1参照)。
本考案取付管の構成は、固定フランジ部A1、エルボ部A2、送給筒部A3、エアー送給筒部A4、連結凸部A5を備えている(図4参照)。
固定フランジ部A1は、吹付機のドラムPの吐出口P1を囲む補強環体P2に連結する部材である。この固定フランジ部A1は、取付ネジ25と補強環体P2とを介して吐出口P1を下方から覆うようにドラムPに装着される(図5参照)。
図示の固定フランジ部A1は矩形板状を呈し、その中央に円形開口部が設けられている(図2参照)。その上面には、円環溝状の収容凹部1が凹設され、カラーリングBのフランジ部11とこのフランジ部11の外周縁部分に外装される円環状のパッキン15とを収容する。
更に、固定フランジ部A1の四隅部分には、ドラムP下部に設けてある補強環体P2に螺着可能な4本の取付ネジ25が挿通可能となる取付孔2が穿設されている(図3参照)。
カラーリングBは、吐出口に内嵌される筒部10と、この筒部10に連設されると共に吐出口の周縁下面部分に密接するようなフランジ部11とで構成する(図2参照)。尚、収容凹部1の深さは、カラーリングBのフランジ部11の厚みと略同じ程度に形成されている(図5参照)。
エルボ部A2は、固定フランジ部A1の開口部に固定されるL字状に屈曲した部分である(図4参照)。そして、このエルボ部A2を二相系ステンレス鋼(オーステナイト・フェライト二相ステンレス鋼)にて形成するのが最適である。この二相系ステンレス鋼は、特に、耐食性、すき間腐食性、耐孔食に優れていることが知られている。この二相系ステンレス鋼をエルボ部A2に使用したところ、エルボ部A2の屈曲部に落下する吹付材が極めてスムーズに送給筒部A3方向に移送できることが判明した。
すなわち、吹付材が山砂を使用したモルタル等の場合、細かな粒子が保水した状態になるので、ドラムPから落下したモルタル等がエルボ部A2内で詰まるおそれがあった。そこで、このエルボ部A2を二相系ステンレス鋼で形成すると、吹付材はエルボ部A2内部に詰まるどころか、高圧エアーを吹付けると極めて容易に移動するようになった。
送給筒部A3は、エルボ部A2の下流側端部に連設され、下流側の開口部が上流側の開口部より狭くなるテーパー筒状を成している(図4参照)。更に、下流側の開口部周囲に連結凸部A5を形成し、この連結凸部A5に連結管20を連結する(図5参照)。この連結管20には送給ホースHを連結する。図示の連結管20は、送給筒部A3の連結凸部A5に当接する連結端部21を形成し、これら連結凸部A5と連結端部21とを外嵌する環状の連結具22で連結している。
この送給筒部A3は、前記エルボ部A2と同様に、二相系ステンレス鋼(オーステナイト・フェライト二相ステンレス鋼)にて形成するのが最適である。送給筒部A3は、エルボ部A2に落下した吹付材を連結管20に送る方向にある。そこで、送給筒部A3を二相系ステンレス鋼にて形成することで吹付材の移動が容易になる。更に、送給筒部A3をテーパー筒状に形成することで、吹付材の流速を取付管A内で早めることができる。
従来、この送給筒部A3をテーパー筒状にして流速を速めるには、テーパー部分を長くするほど下流側の流速が速まるので吹付物の詰まりが少なくなる。ところが、送給筒部A3の上流側の流速はそれほど速くならないので、吹付材が送給筒部A3の上流側で詰まるおそれがあった。そこで、二相系ステンレス鋼の送給筒部A3をテーパー筒状にすると、送給筒部A3の上流側の流速も速めることができ、上流側での吹付材の詰まりは解消した。
エアー送給筒部A4は、エルボ部A2の屈曲した側面に開口する筒状部材で、エルボ部A2内に落下した吹付材を高圧エアーで送給筒部A3方向に送り出す。エアー送給筒部A4の開口径は、送給筒部A3の下流側開口部の半分を超える径に形成している。
実験では、エアー送給筒部A4の開口径が送給筒部A3の下流側の開口径より大きい場合、吸排気のバランスが崩れて吹付材を効果的に移動することが困難になる。また、エアー送給筒部A4の開口径が送給筒部A3の下流側開口部の径より小さいと、吹付材の流速が遅くなることが判った。この結果、エアー送給筒部A4の開口径を送給筒部A3の下流側開口部の半分を超える径に設定することで、吹付材の流速を最も速めることができる。
尚、本考案は図示の構成に限定されるものではなく、固定フランジ部A1、エルボ部A2、送給筒部A3、エアー送給筒部A4、連結凸部A5等の各種構成は、本考案の要旨を変更しない範囲で自由に設計変更することが可能である。
P ドラム
P1 吐出口
P2 補強環体
A 取付管
A1 固定フランジ部
A2 エルボ部
A3 送給筒部
A4 エアー送給筒部
A5 連結凸部
1 収容凹部
2 取付孔
5 エアー送給口
B カラーリング
10 筒部
11 フランジ部
15 パッキン
20 連結管
21 連結端部
22 連結具
25 取付ネジ
H ホース
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H ホース
Claims (4)
- 吹付機のドラムの吐出口部分に固定されるエルボ部と、エルボ部の下流側端部に連設された送給筒部と、を備え、送給筒部の下流側端部に連結した連結管を介してドラム内の吹付物を送給ホースに送給する吐出口用の取付管において、前記エルボ部と前記送給筒部とを二相系ステンレス鋼で形成したことを特徴とするモルタル吹付機に於ける吐出口用取付管。
- 前記送給筒部の下流側開口部が上流側開口部より狭くなるテーパー筒状に形成すると共に、エルボ部の屈曲した側面から送給筒部方向に送風するエアー送給筒部の開口径を前記送給筒部の下流側開口部の半分を超える径に形成した請求項1記載のモルタル吹付機に於ける吐出口用取付管。
- 前記送給筒部は、下流側開口部の周囲に連結凸部を形成し、該連結凸部に装着する連結具にて前記連結管を連結する請求項1記載のモルタル吹付機に於ける吐出口用取付管。
- 前記エルボ部は、前記ドラムの吐出口の周囲に装着された固定フランジ部に固定される請求項1記載のモルタル吹付機に於ける吐出口用取付管。
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- 2023-10-24 JP JP2023003849U patent/JP3245041U/ja active Active
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