JP3245004U - 防災セット - Google Patents

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Abstract

【課題】容器に収容された除菌剤を直ぐに使用することができる防災セットを提供することを目的とする。【解決手段】本考案の防災セット100は、除菌剤が収容された容器110と、容器110に収容された除菌剤を小分け可能なボトル120と、容器110とボトル120とを纏めて梱包した内箱160と、を備える。また、内箱160は、容器110を収容した状態のまま容器110に取り付けられる注ぎ用ノズル150を外部に露出させることが可能であり、外箱170は、容器110に収容された除菌剤を注ぎ用ノズル150からボトル120に吐出させるときに、内箱160を載せる支持台として機能する。【選択図】図1

Description

実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年10月19日 ウェブサイトアドレス「https://www.youtube.com/watch?v=48TwFF82KxY」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年10月26日 ウェブサイトアドレス「https://positivist-ec.jp/apps/note/%e3%80%90%e6%96%b0%e5%95%86%e5%93%81%e7%99%ba%e5%a3%b2%e3%80%91%e7%81%bd%e5%ae%b3%e7%99%ba%e7%94%9f%e5%be%8c%e3%81%ae%e8%a1%9b%e7%94%9f%e7%ae%a1%e7%90%86%e3%81%ab%e6%9c%80%e9%81%a9%e3%81%aa%e9%99%a4/」を通じて発表 令和4年10月26日 ウェブサイトアドレス「https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000050752.html」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年10月27日 ウェブサイトアドレス「https://news.infoseek.co.jp/article/prtimes_000000008_000050752/」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年10月31日 ウェブサイトアドレス「https://positivist-ec.jp/?pid=170978869」を通じて発表 令和4年10月31日 ウェブサイトアドレス「https://www.instagram.com/p/CkXJOhWyY1U/」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年11月1日 東京交通会館12階にてリーフレットを配布 令和4年11月1日 第1回防災グッズEXPOにて公開
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年3月29日 ウェブサイトアドレス「https://axel.as-1.co.jp/asone/d/67-3046-24/」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年4月3日 ウェブサイトアドレス「https://furu-po.com/goods_detail.php?id=11573512」を通じて発表 令和5年4月3日 ウェブサイトアドレス「https://www.furusato-tax.jp/product/detail/14100/5731187」を通じて発表 令和5年4月3日 ウェブサイトアドレス「https://furusato.saisoncard.co.jp/products/detail.php?product_id=675743」を通じて発表 令和5年4月3日 ウェブサイトアドレス「https://ecnavi.jp/furusato/returns/detail/699477/」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年4月26日 第11回震災対策技術展東北にて公開
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月5日 ウェブサイトアドレス「https://www.facebook.com/positivist2012」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年7月6日 第10回震災対策技術展大阪にて公開
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年8月25日 ウェブサイトアドレス「https://item.rakuten.co.jp/f141003-yokohama/abs0001/」を通じて発表
実用新案法第11条において準用する特許法第30条第2項適用申請有り 令和5年9月1日 ウェブサイトアドレス「https://www.instagram.com/p/Cwo6Jw0LCcu/」を通じて発表
本考案は、防災セットに関する。
災害が発生した場合等には断水の影響により水道水が使用できないことが想定される。水道水が使用できない状況では、手洗いやうがいが十分にできないことから、菌やウイルスが繁殖しやすくなり、感染症に罹りやすくなる。したがって、日頃から災害に備えて、除菌剤を備蓄しておくことは有効である。特許文献1には、優れた殺菌消毒作用を発揮できる殺菌消毒剤が開示されている。
特開2011-173858号公報
避難所等では多くの避難者のために大量の除菌剤が必要になることから除菌剤を大きな容器に収容した状態で保管する必要がある。このような状態で保管されている除菌剤を、災害が発生して実際に使用する場合には、容器から必要な量の除菌剤を取り出さなければならない。しかしながら、災害時の避難所等は非常に混乱していることが予想されるとともに必要な物資も不十分であることも予想される。すなわち、除菌剤が収容された容器から除菌剤を取り出すときに必要な器具が避難所等になかったり、見つけることができなかったりする場合には、除菌剤を直ぐに使用することができない虞がある。
本考案は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、容器に収容された除菌剤を直ぐに使用することができる防災セットを提供することを目的とする。
本考案の防災セットは、除菌剤が収容された容器と、前記容器に収容された除菌剤を小分け可能なボトルと、前記容器と前記ボトルとを纏めて梱包した第1の梱包部材と、を備えることを特徴とする。
本考案によれば、容器に収容された除菌剤を直ぐに使用することができる防災セットを提供することができる。
防災セットの構成部材の一例を模式的に示す図である。 防災セットの外箱を内箱から取り外した状態を示す図である。 防災セットの内箱を開放した状態を示す図である。 防災セットの容器の上下を逆さにして内箱に収容し直す状態を示す図である。 防災セットの外箱を内箱に対して上から嵌め込んだ状態を示す図である。 防災セットの内箱の上下を逆さにして配置した状態を示す図である。 防災セットの注ぎ用ノズルを容器の開口に取り付けた状態を示す図である。 防災セットの容器の除菌剤をボトルに移し替える状態を示す図である。 防災セットの容器の除菌剤をボトルに移し替える状態を示す図である。
以下、本実施形態に係る防災セットについて図面を参照して説明する。
図1は、防災セット100の構成部材の一例を模式的に示す図である。
防災セット100は、構成部材として、容器110と、ボトル120と、カップ130と、吸収材140と、注ぎ用ノズル150と、内箱160と、外箱170とを備える。
容器110は、除菌剤を収容するための部材である。容器110は、内部に除菌剤を収容した状態で蓋部111によって密閉される。容器110は、直方体状であって、大量の除菌剤を収容することが可能である。本実施形態の容器110の容量は、例えば、5L~20Lの範囲内であり、ここでは略10Lである。また、容器110は、変形可能な材質である。具体的に、容器110は、使用後に扁平状に折り畳みが可能であり、嵩張らないように廃棄したり保存したりすることができる。また、容器110は、透明の材質あるいは透過性を有する材質である。したがって、使用者は、容器110に収容された除菌剤の残量を、蓋部111を開けることなく確認することが可能である。
また、容器110は、容器110内の空気を抜いた状態で除菌剤を収容している。すなわち、防災セット100の製造過程のうち、除菌剤を容器110に収容する工程では、除菌剤が収容された容器110の蓋部111を閉塞する前に、作業者が容器110を外側から押圧して容器110内の空気を抜く作業を行ってから蓋部111で閉塞する。このように、容器110内の空気を抜くことにより、除菌剤が空気と触れることによる劣化を抑制できるので長期保存が可能であり、更に容器110内での除菌剤の移動を抑制できるので容器110あるいは防災セット100の搬送を容易にすることが可能である。ただし、蓋部111を開けた瞬間に除菌剤が開口から滴下することを防止するために、例えば、蓋部111の内周面と底面とにより囲まれる体積分の程度の空気が入っていてもよい。
また、容器110に収容された除菌剤は、次亜塩素酸のナトリウム塩である次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)と、純水とからなる液体状の薬剤である。また、本実施形態では、純水にRO(逆浸透膜)純水が用いられる。
ここで、純水とは、純度の高い水、すなわち水中に水(H2O)以外の物質が存在しないものを指す。通常では水、例えば水道水は様々な不純物が存在している。不純物とは、例えば、塩類、殺菌のための残留塩素、溶解性でない微粒子、その他ヘンリーの法則により水道水に溶け込んだ粒子等である。不純物を含まない純水を用いることで、次亜塩素酸ナトリウムが不純物と反応してしまうことを防止でき、除菌剤を長期間に亘って保存することができる。
したがって、除菌剤には、一定以上の純度の基準、例えば、所定の電気抵抗率等の指標を満たす水を用いる。なお、本実施形態では、RO純水を用いたが、それ以上の純度を有する水、例えば超純水や理論純水等を用いてもよい。
また、除菌剤の水素イオン指数(pH)は10.0~11.0であり、濃度は100~115ppmである。
除菌剤は、上述した薬剤、イオン指数、濃度が、殺菌、除菌、消臭効果の観点、製造コストのバランス、保存可能年数等から最適である。
なお、除菌剤は、上述した薬剤に限られず、次に例示する薬剤であってもよい。除菌剤は、例えば、次亜塩素酸ナトリウム(pH11以上)、次亜塩素酸水と電解水(pH10未満)、次亜塩素酸水と電解水(pH11以上)、ポビドンヨード、エタノール、二酸化塩素、ホルマリン、オゾン水、グルタールアルデヒド、塩化ベンザルコニウム、クロルテキシジン、テゴー51、クレゾール、フェノール、銀イオン等の薬剤、イネ、ヒノキ、柑橘類等の植物を原料としている製剤、バクテリアを原料としている製剤等であってもよい。
また、除菌剤は、上述した濃度に限られない。除菌剤は、上述した濃度以外、例えば200ppmであってもよい。
このような除菌剤を容器110に収容して密閉することで、常温で保存されているにも関わらず約5年間は、除菌剤がその効果を保つことができる。
ボトル120は、容器110に収容された除菌剤を小分け可能な容器である。ボトル120は、小分けする前では除菌剤が収容されておらず、空の状態である。ボトル120の容量は、容器110の容量よりも小さい。本実施形態のボトル120の容量は、例えば、200mL~500mLであり、ここでは略300mLである。また、ボトル120は、いわゆるスプレーボトルである。具体的に、ボトル120は、開口に噴射部121が装着されており、レバー122を引くことにより、ボトル120内に収容された除菌剤をノズル123から霧状に噴射させることができる。なお、ボトル120の開口から噴射部121を取り外すことにより開口からボトル120の内部に除菌剤を注ぎ入れることが可能である。本実施形態の防災セット100は、2つのボトル120を有しているが、1つボトル120を有していてもよく、3つ以上のボトル120を有していてもよい。
カップ130は、容器110に収容された除菌剤をボトル120に移し替えるときに用いる容器である。具体的に、容器110に収容された除菌剤を一度、カップ130に注ぎ入れた後に、カップ130からボトル120に注ぎ入れることにより容器110に収容された除菌剤をボトル120に容易に小分けすることが可能である。カップ130は、上側が開口する有底の円筒形状である。なお、カップ130の開口径は、ボトル120の開口径よりも大きい。また、カップ130の容量は、容器110の容量よりも小さい。また、カップ130の容量は、ボトル120の容量と略同一またはボトル120の容量よりも大きい。本実施形態のカップ130の容量は、例えば、200mL~500mLであり、ここでは略300mLである。また、カップ130は、変形可能な材質である。具体的に、カップ130は手で押圧することにより変形するが、元の形に戻るような弾力性を有している。したがって、除菌剤をボトル120に移し替えるときに使用者がカップ130の開口を縮径させるように押圧することで細い注ぎ口を形成することができ、開口径の小さいボトル120に対して容易に注ぎ入れることが可能である。また、カップ130は、透明の材質あるいは透過性を有する材質である。カップ130の外周面には、容量を示す目盛りが表示されており、目盛りにはボトル120の容量と同一の数字の表記が含まれる。すなわち、例えば、ボトル120の容量が300mLの場合には、カップ130の目盛りには「300」が表記されている。
吸収材140は、液体を吸収可能な部材である。吸収材140は、例えば、シート状の不織布が用いられる。吸収材140は、こぼれた除菌剤を吸収させることで拭き取ったり、除菌剤をしみこませることで手や体等を清拭したりすることができる。本実施形態の防災セット100は、複数の吸収材140を有している。なお、吸収材140は、シート状である場合に限られず、シートに圧力をかけてシート内部の繊維等に含まれる空気、水分等を排除しながら形状を整えることで圧縮状態を維持させたものであってもよい。圧縮された吸収材140は、除菌剤を吸収させると内部の繊維が膨張して広がるように変形することにより使用することができる。
注ぎ用ノズル150は、容器110から除菌剤を吐出させるための部材である。注ぎ用ノズル150は、蓋部111と入れ替えて容器110の開口に取り付けることが可能である。注ぎ用ノズル150は、回動可能な操作レバー151を有する。注ぎ用ノズル150が容器110の開口に取り付けられた状態で操作レバー151を一方方向に回動することにより、容器110に収容された除菌剤を注ぎ用ノズル150の吐出口から吐出させることができ、他方方向に回動することにより、容器110に収容された除菌剤が注ぎ用ノズル150の吐出口から吐出することを停止させることができる。
内箱160は、防災セット100の構成部材を纏めて梱包するための部材である。内箱160は第1の梱包部材の一例に対応する。内箱160は、例えば、ダンボールシートが用いられる。また、内箱160は、外箱170の内側に位置するものであり、直方体状(ここでは略立方体)である。具体的に、内箱160は、除菌剤が収容された容器110と、ボトル120と、カップ130と、吸収材140と、注ぎ用ノズル150とを纏めて収容することができ、これらの構成部材を収容したときに内箱160内に隙間ができない大きさに設定されている。すなわち、内箱160内では上述した構成部材がそれぞれ緩衝部材となって構成部材が内箱160内を動き回らないように構成される。
また、内箱160は、上下の面のうち一方の面は第1色(例えば黄色)のテープ161を貼付することにより上述した構成部材を収容した状態のまま開かないように閉塞する。一方、他方の面には使用者が後から注ぎ用ノズル150を露出するための開口を施すことができるように円形のミシン目162が形成される。なお、ミシン目162は切り離しやすいように形成された連続した穴の総称であって、必ずしもミシンで形成した穴である必要はない。
外箱170は、内箱160を外側から梱包するための部材である。外箱170は第2の梱包部材の一例に対応する。外箱170は、例えば、ダンボールシートが用いられる。また、外箱170は、内箱160の外側に位置するものであり、直方体状(ここでは略立方体)である。また、外箱170は、内箱160を収容したときに外箱170内に隙間ができず、内箱160に嵌め込むことができる大きさに設定されている。すなわち、外箱170内では内箱160が動かないように構成される。このように、内箱160の外側から外箱170により梱包することにより防災セット100全体の強度の向上させることができる。したがって、複数の防災セット100を積み重ねて保管するような場合であっても、上側の防災セット100の重みで下側の防災セット100が押し潰されることを防止できる。
また、外箱170は、下側の箱部171Aと上側の箱部171Bとを有する。下側の箱部171Aと上側の箱部171Bとで上下から内箱160を挟み込み、下側の箱部171Aと上側の箱部171Bとの境界に沿って第2色(例えば赤色)のテープ172を貼付することにより、内箱160を収容した状態に閉塞する。なお、下側の箱部171Aと上側の箱部171Bとは高さ寸法が異なっている。具体的には、下側の箱部171Aの高さ寸法は、上側の箱部171Bの高さ寸法よりも小さい。下側の箱部171Aは、後述するように、使用者が内箱160の第1色のテープ161を引き剥がし、容器110を逆さにして内箱160に収容し直した後に内箱160に嵌め込むことで意図せずに内箱160が開いてしまうことを防止できる。一方、上側の箱部171Bは、内箱160に収容された容器110に収容された除菌剤を注ぎ用ノズル150から吐出させるときに内箱160を載せる支持台として機能する。
以上のように構成される防災セット100を使用者が実際に使用する使用方法について図2~図8を参照して説明する。
まず、図2に示すように、使用者は、防災セット100の外箱170に貼付された第2色のテープ172を引き剥がして、内箱160にそれぞれ嵌め込まれた下側の箱部171Aと上側の箱部171Bとを内箱160から取り外す。
次に、図3(a)に示すように、使用者は、内箱160に貼付された第1色のテープ161を引き剥がして、内箱160の一方の面(上側の面)を開放する。したがって、内箱160に纏めて梱包された、容器110と、ボトル120と、カップ130と、吸収材140と、注ぎ用ノズル150とが現れ出る。なお、容器110に押し潰れないように、ボトル120、カップ130、吸収材140および注ぎ用ノズル150は容器110上に位置するように収容されている。また、容器110は、蓋部111が上側に位置するように収容されている。
次に、図3(b)に示すように、使用者は、内箱160に収容された、ボトル120と、カップ130と、吸収材140と、注ぎ用ノズル150を内箱160から取り出す。
次に、図4に示すように、使用者は、内箱160に収容された容器110を取り出して、上下を逆さにして(ひっくり返して)内箱160に収容し直す。このとき、容器110の蓋部111が、内箱160の他方の面(下側の面)に形成された円形のミシン目162の上に位置するように収容し直す。
次に、図5に示すように、使用者は、外箱170の下側の箱部171Aを内箱160に対して上から嵌め込むことで、意図せずに内箱160が開いてしまうことを防止できる。このように、外箱170の一部を利用することで、内箱160が開かないように閉塞するために新たにテープ等を用意したり、テープを張り付けたりする作業を省くことができる。
次に、図6に示すように、使用者は、内箱160の上下を逆さにして(ひっくり返して)配置する。したがって、内箱160の上側には円形のミシン目162が位置する。続いて、使用者は、ミシン目162に合わせて切り取ることにより、内箱160の上側に開口163を形成する。上述したように、内箱160に容器110を上下、逆さにして収容し直したときに、容器110の蓋部111をミシン目162に位置させたことから開口163からは容器110の蓋部111が現れ出る。
次に、図7に示すように、使用者は、開口163から現れ出た容器110の蓋部111を取り外し、蓋部111と入れ替えて注ぎ用ノズル150を容器110の開口に取り付ける。したがって、内箱160から開口163を通して注ぎ用ノズル150を外部に露出させることができる。
次に、図8(a)に示すように、外箱170における上側の箱部171Bを載置面(例えば、床面や机上面等)に載置して、上側の箱部171B上に内箱160を配置し直す。すなわち、上側の箱部171Bは、内箱160を載せる支持台として使用する。また、上側の箱部171Bは、下側の箱部171Aとの境界側の端部が載置面と接するように載置する。一方、内箱160は、注ぎ用ノズル150が露出されている面が垂直となるように上側の箱部171B上に配置し直す。このように、上側の箱部171Bを支持台とすることで、載置面から注ぎ用ノズル150までの高さを確保することができる。
続いて、使用者は、注ぎ用ノズル150の直下にカップ130を配置し、注ぎ用ノズル150の操作レバー151を一方方向に回動する。したがって、容器110に収容された除菌剤は、注ぎ用ノズル150の吐出口から吐出され、カップ130内に注がれる。このとき、使用者は、カップ130の目盛りを確認して、所望の容量まで到ったときに、操作レバー151を他方方向に回動することにより、注ぎ用ノズル150の吐出口から除菌剤を吐出することを停止させる。
次に、図8(b)に示すように、使用者は、カップ130内の除菌剤を、噴射部121を取り外したボトル120の開口から注ぎ入れることにより、容器110に収容された除菌剤をボトル120に移し替える。このとき、使用者は、カップ130の開口を縮径させるように押圧して細い注ぎ口を形成することにより、開口径の小さいボトル120に対して容易に除菌剤を注ぎ入れることができる。このようにして、容器110に収容された除菌剤をボトル120に小分けすることができる。
最後に、使用者は、ボトル120の開口に噴射部121を取り付ける。したがって、使用者は、ボトル120内に収容された除菌剤をノズル123から霧状に噴射させることで所望する箇所を除菌することができる。なお、使用者は、必要に応じて残りのボトル120に対しても同様にして、容器110に収容された除菌剤をボトル120に小分けすることができる。
なお、本実施形態の防災セット100は、その他の構成部材として、防災セットの使用方法(組立方法)を記載した説明書と、容器110の蓋部111を開封した年月日を記入することができるシールとを備えている。説明書とシールは、外箱170内であって内箱160の外側、内箱160の上側の面に載置される。ただし、説明書とシールは、上述した構成部材とともに内箱160内に収容してもよい。使用者は、説明書を確認することにより防災セット100の上述した使用方法を実現することができる。また、シールに蓋部111を開封した年月日を記入して、容器110、内箱160または外箱170に貼付することにより、開封した年月日を確認することができる。なお、シールには、年月日の記入欄に加えて、容器110に収容された液体が除菌剤である旨が表記されていることから、使用者は飲み物でないことを認識することができる。
以上のように、本実施形態の防災セット100は、除菌剤が収容された容器110と、容器110に収容された除菌剤を小分け可能なボトル120と、容器110とボトル120とを纏めて梱包した内箱160と、を備える。このように防災セット100は、容器110から除菌剤を取り出すときに必要な器具が纏めて収容されていることから、使用者は除菌剤を直ぐに使用することができる。
また、本実施形態の防災セット100は、内箱160を梱包する外箱170を備える。内箱160は、容器110を収容した状態のまま容器110に取り付けられる注ぎ用ノズル150を外部に露出させることが可能である。一方、外箱170は、容器110に収容された除菌剤を注ぎ用ノズル150からボトル120に吐出させるときに、内箱160を載せる支持台として機能する。このように、外箱170を支持台とすることで、載置面から注ぎ用ノズル150までの高さを確保することができることから、注ぎ用ノズル150の直下にカップ130あるいはボトル120を配置することができる。
また、本実施形態の防災セット100は、容器110が空気を抜いた状態で除菌剤を収容していることから、除菌剤が空気と触れることによる劣化を抑制できるために防災セット100を長期保存することができる。
なお、本実施形態では、容器110に収容された除菌剤を一度、カップ130に注ぎ入れた後に、カップ130からボトル120に注ぎ入れることにより容器110に収容された除菌剤をボトル120に小分けする場合について説明したが、この場合に限られない。
具体的には、図9に示すように、使用者は、注ぎ用ノズル150の直下に直接、噴射部121を取り外したボトル120を配置してもよい。このように、容器110に収容された除菌剤を直接、ボトル120に移し替えることにより、カップ130に注ぎ入れる工程を省くことができる。この場合には、防災セット100は、構成部材からカップ130を省いてもよい。
以上、本考案を上述した実施形態により説明したが、本考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で変更が可能である。
上述した実施形態では、防災セット100は、構成部材として、容器110と、ボトル120と、カップ130と、吸収材140と、注ぎ用ノズル150と、内箱160と、外箱170とを備える場合について説明したが、この場合に限られず、一部の構成部材を省いてもよく、他の構成部材を追加してもよい。
100:防災セット 110:容器 111:蓋部 120:ボトル 130:カップ 140:吸収材 150:注ぎ用ノズル 160:内箱(第1の梱包部材) 170:外箱(第2の梱包部材) 171A:下側の箱部 171B:上側の箱部

Claims (3)

  1. 除菌剤が収容された容器と、
    前記容器に収容された除菌剤を小分け可能なボトルと、
    前記容器と前記ボトルとを纏めて梱包した第1の梱包部材と、を備えることを特徴とする防災セット。
  2. 第1の梱包部材を梱包する第2の梱包部材を備え、
    前記第1の梱包部材は、
    前記容器を収容した状態のまま前記容器に取り付けられる注ぎ用ノズルを外部に露出させることが可能であって、
    前記第2の梱包部材は、前記容器に収容された除菌剤を前記注ぎ用ノズルから前記ボトルに吐出させるときに、前記第1の梱包部材を載せる支持台として機能することを特徴とする請求項1に記載の防災セット。
  3. 前記容器は、前記容器内の空気を抜いた状態で除菌剤を収容していることを特徴とする請求項1または2に記載の防災セット。
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