JP3244989U - 衝撃吸収畳 - Google Patents
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Abstract
【課題】幼児、あるいは高齢者、身体障碍者が部屋内で安全に行動する場合に、優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量及び断熱性の高い畳床として衝撃吸収畳を提供する。【解決手段】畳床のクッション性を高めるために、畳表2の下層に、第一のクッション材として衝撃吸収効果を持つ厚さ5~15mmの発砲ポリプロピレンフォーム板材12と、第二のクッション材としての断熱性と弾性を保持している厚さ5~30mmの発砲ポリスチレンフォーム板材14とを、有し、形状保持材のインシュレーションボード11又はガラス繊維でサンドイッチ状にポリスチレン樹脂の安定固定層8を中間部に挟んで使用されている。【選択図】図1
Description
本考案は、幼児、あるいは高齢者、身体障碍者が部屋内で安全に行動する場合に、優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量、及び断熱性、及び弾性の高い畳床として衝撃吸収畳を提供することに関する。
畳は我が国において古来より用いられている床材であり、近年でも各家庭をはじめとした和風建築、さらには柔道や合気道に適した武道場、体育館等で広く畳床を用いられている。また一般家庭でもフロア床が多く、幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが家庭内で生活するにおいて、部屋内で行動する場合には安全性を高めるために、優れたクッション性で衝撃を緩和された畳の部屋が要望される。室内に使用される畳に求められる性能として、吸放湿性、吸音性、熱伝導性、衝撃吸収性、剛性、柔性、耐久性などがあげられるが、スポーツでの柔道等に用いる場合には、大きな荷重がかかった場合であっても足が沈み込まない十分な剛性と、投げ技等で畳に叩きつけられた際の衝撃を十分吸収できる衝撃吸収性の両立が重要となる(特許文献1参照)。
特にクッショウ性の畳として、畳床の上方に積層されるクッション材を簡単な方法で接着することができるとともに、全体として丈夫な構造でありながら、衝撃を充分に分散させることが可能な畳床を備えた畳として、畳床の上方に、架橋ポリエチレンからなるクッション材が接着され、クッション材の上方に、塩化ビニールからなる畳表が接着されて形成されている。クッション材を架橋ポリエチレンによって形成することにより、柔らかさを確保することができ、クッション材の厚みを5mm程度とすることにより、沈み込みを防止することができる。接着は、接着剤をスプレーによって塗布して行うことができることが提案されている(特許文献2参照)。
畳表および柔道用畳として、メンテナンス性を向上しながら耐久性を向上させ、処分を行う際の環境負荷を小さくすることが可能になっている。その畳表は、結晶性のポリプロピレンと、非結晶性のプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体とを有するオレフィン系エラストマーを含んでおり、結晶性のポリプロピレンと、非結晶性のプロピレン・エチレン・α-オレフィン共重合体とを有するオレフィン系エラストマーを含む畳表を備えていることが報告されている(特許文献3参照)。
また衝撃吸収性、通気性及び熱伝導性に優れる畳として、畳床と、畳床の表面を覆う畳表とを有する衝撃吸収の畳であって、畳床として、弾性を有するクッション層を備えており、表裏面を貫通する貫通孔が複数形成されている。貫通孔の内周面には、弾性変形可能な保護パイプが装着されており、貫通孔を穿つドリルに中空ドリルを用いることで、連続して孔を穿つ動作を安定して実施させている畳である(特許文献4参照)。
さらに柔らかすぎることのない適度な柔軟性と硬度を保持した上で衝撃吸収力を高める弾性フォームで形成された中間層を有する畳として、柔軟性畳は、畳を構成する積層構造における中間層の上面及び下面における隣接する層との当接面の少なくともいずれか一方に空隙が形成されていることを特徴とする。そして当該空隙の面積空隙率が中間層の上面及び下面における当接面全体に対して10%~50%であることが提案されている(特許文献5参照)。
幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが生活で安全性、快楽性を高める畳床に、あるいはスポーツに使用する畳床で、クッション層を形成した中間層を有し、中間層の上面側または下面側に隣接する層との間にクッション性高めることを目標にしている。特に転んだりした場合には、大きな衝撃を受けるため、この衝撃を吸収し、強度の点で優れた構造を有するものが必要であり。競技者などが痛さを感じるため、ある程度の柔らかさと柔軟性を求めている。これらの問題点を解決することを目的とした特殊発砲ポリプロピレンフォームを衝撃吸収できる畳床の存在は多くない。
上記の観点から、幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが部屋内で行動する場合には安全性、快楽性を高める畳床、あるいは柔道などのスポーツに使用される時に、弾性フォームで形成された中間層を有し、中間層の上面側または下面側に隣接する層との間にクッション性高めた層を形成することにより、衝撃力を緩和させる構成が開示されているが、効果の点で十分ではない。
とくに幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが、狭い家屋などで転んだりした場合には、身体に大きな衝撃を受けるため、それを防ぐためにはこの衝撃を吸収し、クッション性を高めた構造を有する畳面を持つことが要求されている。また、柔道などのスポーツでの競技で、畳の表面が固いと、受け身のときに競技者が痛さと骨折を生じることを感じる。そのため畳床のある程度の柔らかさが必要である一方、柔らかすぎると、さらに表面が沈みこんで競技者が捻挫しやすくなるという問題点を生じる。
とくに幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが、狭い家屋などで転んだりした場合には、身体に大きな衝撃を受けるため、それを防ぐためにはこの衝撃を吸収し、クッション性を高めた構造を有する畳面を持つことが要求されている。また、柔道などのスポーツでの競技で、畳の表面が固いと、受け身のときに競技者が痛さと骨折を生じることを感じる。そのため畳床のある程度の柔らかさが必要である一方、柔らかすぎると、さらに表面が沈みこんで競技者が捻挫しやすくなるという問題点を生じる。
さらに一般的柔道用畳では、柔道用畳を構成する各部材を積層して縫い合わせることによって柔道用畳を製造するのが通常であり、柔道用畳の表面には通常の畳表が使用されるが、その場合には畳表を塩化ビニールの薄いシート状のもので被覆すると、畳表を縫い合わせたときに、柔道用畳の角や縁に変形を生じる。また、また角や縁の部分が動きによってすり減りやすい。そのためにこれを補修して縫い合わせを繰り返すと、一層にこの畳部分が沈み込みやすくなってくる。
これを解消するために、角の部分に固い素材からなる補強材を配置して補強すると、今度は、この固い補強材が衝撃によって割れると、大きな怪我の要因となってしまう。また、畳表の表面部分を接着によって積層したものもあるが、これまでのものは、接着工程における圧着固定のために、大きな圧力を必要とするため、大規模な圧着機械が必要であった。さらに、予め粘着層を形成するための加工が必要であり、簡単な操作で接着により積層することが困難である。
これを解消するために、角の部分に固い素材からなる補強材を配置して補強すると、今度は、この固い補強材が衝撃によって割れると、大きな怪我の要因となってしまう。また、畳表の表面部分を接着によって積層したものもあるが、これまでのものは、接着工程における圧着固定のために、大きな圧力を必要とするため、大規模な圧着機械が必要であった。さらに、予め粘着層を形成するための加工が必要であり、簡単な操作で接着により積層することが困難である。
本考案は、このような事情を考慮してなされたもので、畳床の上方に積層されるクッション材を簡単な方法で接着することができるとともに、全体として丈夫な構造でありながら、衝撃を充分に分散させることが可能な畳床を備えた柔道用畳を提供することを目的とする。衝撃吸収畳は、中間層に荷重が作用した時に畳の変形し難く、衝撃を十分に緩和し難い。また、衝撃吸収畳の下面側に湿気がこもり易く、カビ等が発生し易く、一般住宅で用いられる床暖房を備えた環境で畳を使う場合、床暖房によるカビが発生しやすくなり、せっかくの床暖房による暖気が畳の表面にまで十分伝わらない課題があった。そこで、衝撃吸収性、通気性及び熱伝導性に優れる畳の提供ももう一つ課題になる。
このため、一般に畳を使用する前にはふき取る作業が必要な場合があり、クッション付加した畳のメンテナンスが余り高くなく。また、樹脂成分で処理した畳表では、可塑剤が溶出することにより製造当初に有していた柔軟性が次第に失われ、耐久性が十分でないという問題点もある。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、メンテナンス性を向上しながら、断熱的に耐久性を向上させ、処分を行う際の環境負荷を小さくすることが可能な衝撃吸収畳を提供することを目的とする。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、メンテナンス性を向上しながら、断熱的に耐久性を向上させ、処分を行う際の環境負荷を小さくすることが可能な衝撃吸収畳を提供することを目的とする。
畳床のクッション性を高めるために、上面畳表の下層に、第一のクッション材として衝撃吸収効果を持つ厚さ5~30mmのビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材と、第二のクッション材としての断熱性と弾性を保持している厚さ5~30mmの発砲ポリスチレンフォーム板材とを、形状保持材のインシュレーションボード、又はガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂の安定固定層を中間部に挟んで使用されている衝撃吸収畳である。
優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量及び断熱性の高い畳として、表層の畳表の下層に、順次荷重分散性を持つ表面シートと、衝撃緩衝効果を所持するビーズ法発砲ポリプロピレンのクッションI層と、荷重分散効果と形状保持効果を持つ軽量インシュレーションボードの安定固定層、又はガラス繊維で挟んでサンドイッチ状にした強化性ポリスチレン樹脂の安定固定層と、形状保持性と断熱性と弾性を持つ発砲ポリスチレンフォームのクッション層IIと、終に畳特性保持を推進するポリオレフィン系繊維布の保護シートとからなるラミネート体になり、前記ラミネート体の表面に縦方向50~100mmの間隔で30~80mmの幅で縫糸の通し縫いをした5層積層体にして、前記積層体の上面に表層として畳表を巻き合わせた畳状体になっている。
前記畳床は、畳表の裏面材の上方に順次、第一のビーズ法発泡ポリプロピレンフォーム板層と、第二のインシュレーションボード層、又はサンドイッチ状ガラス繊維付きポリスチレン樹脂層と、第三の発砲ポリスチレンフォーム板材層とを主体的成分になっており、各層を通し縫いの5層積層体で、厚さ15~60mm、縦800~1000mm、横800~2000mmの寸法の畳形状体であって、畳形状体の一枚当たり10kg以下になるようにして、住宅フロア床の幼児、高齢者用部屋、介護施設、養護施設、柔道場に適応できる
高い衝撃吸収効果を持つビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材は、直径2~8φmm球状粒子の発砲ポリプロピレンを使用したものであり、厚さ15~30mmで、横幅800~2000mm、縦幅800~1000mmの盤状材に加圧成型した盤状体で、衝撃吸収を通常畳使用に対して30%以上向上しており、弾力性の高く、弾性率、衝撃吸収率を改善させており、ビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材が畳床の積層比率に対して20%以上を占めている。
複数の層で構成された畳床と、該畳床を覆う畳表からなる畳であって、畳床に縫い糸を通して積層体を固定して、クッション性と通気性、及び断熱性を高める効果を有することを畳により上記目的を達成する。軽量で断熱効果を持ち、形状保持を行うインシュレーションボードは、植物繊維をほぐして成型した軽量な板であって、断熱材や吸音材などの特性を保持しており、さらに畳床を軽量的に固定化させている軟質繊維板のインシュレーションボードを使用されている。
弾力性を持ち、衝撃吸収する材料としてはゴムが代表であるが、ゴムを伸ばして放すと長さは元に戻る物体に力を加えると変形するが、力を除くと元の形に戻るとき、この物体は弾性をもつ物質であり、弾性体に加えた力があまり大きくない範囲では、力と変形とは比例する(これを線形弾性という。フックの法則が成り立つ)。すなわちこの力と変形の比をその物体の弾性スティフネス、その逆数を弾性コンプライアンスである。弾性スティフネスは、その物体の性質(弾性率)だけでなく、物体の寸法によって変わる。たとえば物体を一方向に伸ばすとき、張力は力Fを物体の断面積Aで割った量であり、伸びのひずみは伸び量Δ1を元の長さlで割った量であるから、弾性スティフネス=F/Δl=(ヤング率)×(A/l)となる。また簡易法の一例では、ボールを落下させたときの跳ね返りの高さから衝撃吸収性と反発弾性を求めようとする試験が、GB(ゴルフボール)・SB(スチールボール)試験である。GB反発試験では、直径1インチのゴルフボールを1mの高さから落下させた時の衝撃吸収測定、SB反発試験では直径1インチのスチールボールを1mの高さから落下させた時の弾性反発測定を行って、有効性を判断されていることも知られている。
弾性フォームで形成された畳の中間層を有し、中間層の上面側または下面側に隣接する層との間にクッション性高めたビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材層を形成することにより、幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが部屋内で行動する場合には安全性、快楽性を高める畳床、あるいは柔道などのスポーツに使用される時に、衝撃力を緩和させるになった。とくに幼児、あるいは高齢者、身体障碍者などが、狭い家屋などで転んだりした場合には、身体に大きな衝撃を受けることが少なくなった。また転んだ場合での衝撃を吸収し、クッション性を高めた構造を有する畳面を持つことになっている。特に、柔道などのスポーツでの競技で、畳の表面が固いと、受け身のときに競技者が痛さと骨折を生じることが少なくなった。
本考案によると、畳床の上方から積層されるビーズ法発砲ポリプロピレンフォームのクッション材を上面に適切な範囲に用いて、しかも安定材と簡単な方法に縫い合わせをすることができるため、大規模な圧着機械などを用いずに、5層の材料を安定的な積層体にすることができる、畳床の心材表裏の間を縫い糸で、通し縫いを行うことで、短時間に作業性良く畳を製造することができる。また、畳床を、全体として軽量、断熱な丈夫な構造でありながら、衝撃を充分に分散させることが可能な構造に仕上げることができて、畳の下面と上面の間に空気の流通を発生させ、下面側の湿気を効果的に逃すことが可能となるばかりか、衝撃を与えた際に剛性によって周辺部分が変形することにより、大きな衝撃を吸収する効果を発揮した。
本考案の実施を明確にするために、図1~図5をもとに以下に説明する。図1と図2に示すように、衝撃吸収畳の敷物は、第一のビーズ法発泡ポリプロピレンフォーム板層と、第二のインシュレーションボード層、又はサンドイッチ状ガラス繊維付きポリスチレン樹脂層と、第三の発砲ポリスチレンフォーム板材層とを主体的成分で、通し縫いの5層積層体にしたものである。とくに第一のビーズ法発泡ポリプロピレンフォーム板層が衝撃吸収に対して高い効果を示していることを実施例によって例示する。
図1に示すように厚さ50mmの畳床のクッション性を高めるために、上面畳表の下層に、第一のクッション材として衝撃吸収効果を持つ厚さ10mmのビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材と、第二のクッション材としての断熱性と弾性を保持している厚さ28mmの発砲ポリスチレンフォーム板材とを、10mmの形状保持材のインシュレーションボードの安定層を中間部に挟んで使用されている衝撃吸収畳にした。
図2に示すように優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量及び断熱性の高い畳として、表層の畳表の下層に、順次荷重分散性を持つ1mm厚さの不織布の表面シートと、衝撃緩衝効果を所持するビーズ法発砲ポリプロピレンのクッションI層と、荷重分散効果と形状保持効果を持つ軽量インシュレーションボードの安定層と、形状保持性と断熱性と弾性を持つ発砲ポリスチレンフォームのクッション層IIと、最終に畳特性保持を推進する1mm厚さのポリエチレン系繊維布の網目布状保護シートからなるラミネート体を縦横70mmの等間隔に縫糸で縦横全体に通し縫いをした48mmの5層積層体にして、前記積層体の上面に表層として2mmのイ草の畳表を巻き合わせた畳状体にした。
前記畳床は、畳表の裏面材の上方に順次、第一の発泡ポリプロピレンフォーム板層、第二のインシュレーションボード層、又はサンドイッチ状ガラス繊維付きポリスチレン樹脂層、第三の発砲ポリスチレンフォーム板材層を主体的になっており、各層を通し縫いの5層積層体で、厚さ48mm、縦800mm、横1600mmの長方形、および縦800mm、横800mmの正方形の二種類の畳形状体であって、ともに畳形状体の一枚当たり10kg以下になるようにして、住宅フロア床の幼児、高齢者用部屋、介護施設、養護施設、柔道場に適応できた。
図5に示すように高い衝撃吸収効果を持つビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材は、直径3~6mmφ球状粒子の発砲ポリプロピレンを使用したものであり、厚さ20mm、横幅800mm、縦幅1600mmの盤状材に加圧成型したもので、衝撃吸収を通常畳使用に対して50%向上しており、弾性率、衝撃吸収率を改善させており、ビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材が畳床の積層比率に対して20%を占めた。図3Aの畳床を使用して図4Aのように高齢者居室に敷いて安全性を確保した。さらに衝撃吸収量を一般畳床と比較して測定したところ、1.5倍以上の効果を示した。
図3C示すように畳床のクッション性を高めるために、上面畳表の下層に、第一のクッション材として衝撃吸収効果を持つ厚さ7mmのビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材と、第二のクッション材としての断熱性と弾性を保持している厚さ5mmの発砲ポリスチレンフォーム板材とを、ガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂の安定層を中間部に挟んで使用されている20mm厚さの薄型衝撃吸収畳であった。
優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量及び断熱性の高い畳として、表層の畳表の下層に、順次荷重分散性を持つ1mm厚さの不織布の表面シートと、衝撃緩衝効果を所持するビーズ法発砲ポリプロピレンのクッションI層と、ガラス繊維で挟んでサンドイッチ状にした強化性ポリスチレン樹脂の安定層と、形状保持性と断熱性と弾性を持つ発砲ポリスチレンフォームのクッション層IIと、最終に畳特性保持を推進するポリオレフィン系繊維布の保護シートからなるラミネート体を縦横80mmの等間隔に縦横縫糸で通し縫いをした5層積層体にして、前記積層体の上面に表層として3mm厚さの畳表を巻き合わせた畳状体にした。
前記畳床は、畳表の裏面材の上方に順次、第一の発泡ポリプロピレンフォーム板層、第二のインシュレーションボード層、又はサンドイッチ状ガラス繊維付きポリスチレン樹脂層、第三の発砲ポリスチレンフォーム板材層を主体的になっており、各層を通し縫いの5層積層体で、厚さ17mm、縦800mm、横800mmの寸法の畳形状体であって、畳形状体の一枚当たり10kg以下になるようにして、図4Bに示すように住宅フロア床の幼児養護施設に適応できた
衝撃緩衝効果を持つビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材は、直径6mmφ球状粒子の発砲ポリプロピレンを使用したものであり、厚さ17mm、横幅800mm、縦幅800mmの盤状材に加圧成型したもので、衝撃吸収を通常畳使用に対して30%程度向上して、弾性率、衝撃吸収率を改善させており、ビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材が畳床の積層比率に対して30%程度を占めた。さらに衝撃吸収量を一般畳床と比較してこの畳床を測定したところ、1.7倍近い効果を示した。
実施例1と同様に、優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量及び断熱性の高い畳として、表層の畳表の下層に、順次荷重分散性を持つ表面シートと、衝撃緩衝効果を所持するビーズ法発砲ポリプロピレンのクッションI層と、荷重分散効果と形状保持効果を持つ軽量インシュレーションボード、の安定層と、形状保持性と断熱性と弾性を持つ発砲ポリスチレンフォームのクッション層IIと、最終に畳特性保持を推進するポリオレフィン系繊維布の保護シートからなるラミネート体を縦横60mmの等間隔に縫糸で通し縫いをした5層積層体にして、前記積層体の上面に表層として畳表を巻き合わせた畳状体にした。
前記畳床は、畳表の裏面材の上方に順次、第一の発泡ポリプロピレンフォーム板層、第二のインシュレーションボード層、第三の発砲ポリスチレンフォーム板材層を主体的になっており、各層を通し縫いの5層積層体で、厚さ30mm、縦800mm、横800mmの寸法の畳形状体であって、畳形状体の一枚当たり5kg以下になるようにして、子供部屋に適応できた
衝撃緩衝効果を持つビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材は、直径3~8φmm球状粒子の発砲ポリプロピレンを使用したものであり、厚さ15mm、横幅800mm、縦幅800mmの盤状材に加圧成型したもので、衝撃吸収を通常畳使用に対して30%以上向上しており、弾性率、衝撃吸収率を改善させており、ビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材が畳床の積層比率に対して20%以上にした。
1 衝撃吸収畳
2 畳表
3 畳床
4 クッション層I
5 クッション層II
6 保護シート
7 荷重分散シート
8 安定固定層
9 表層
10 積層体、ラミネート体
11 インシュレーションボード
12 ビーズ法発泡ポリプロピレンフォーム
13 衝撃吸収層
14 発砲ポリスチレン
15 発泡ポリプロピレン粒子
16 ガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂
17 縫糸連続通し縫い
18 ガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂
19 畳表を巻き合わせた畳状体
20 フロア
21 壁
2 畳表
3 畳床
4 クッション層I
5 クッション層II
6 保護シート
7 荷重分散シート
8 安定固定層
9 表層
10 積層体、ラミネート体
11 インシュレーションボード
12 ビーズ法発泡ポリプロピレンフォーム
13 衝撃吸収層
14 発砲ポリスチレン
15 発泡ポリプロピレン粒子
16 ガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂
17 縫糸連続通し縫い
18 ガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂
19 畳表を巻き合わせた畳状体
20 フロア
21 壁
Claims (4)
- 畳床のクッション性を高めるために、上面畳表の下層に、第一のクッション材として衝撃吸収効果を持つ厚さ5~30mmのビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材と、第二のクッション材としての断熱性と弾性を保持している厚さ5~30mmの発砲ポリスチレンフォーム板材とを、形状保持材のインシュレーションボード、又はガラス繊維でサンドイッチ状のポリスチレン樹脂の安定固定層を中間部に挟んで使用されていることを特徴とする衝撃吸収畳。
- 優れたクッション性で衝撃を緩和させ、しかも軽量及び断熱性の高い畳として、表層の畳表の下層に、順次荷重分散性を持つ表面シートと、衝撃緩衝効果を所持するビーズ法発砲ポリプロピレンのクッションI層と、荷重分散効果と形状保持効果を持つ軽量インシュレーションボードの安定固定層、又はガラス繊維で挟んでサンドイッチ状にした強化性ポリスチレン樹脂の安定層と、断熱性と弾性を持つ発砲ポリスチレンフォームのクッション層IIと、最終に畳特性保持を推進するポリオレフィン系繊維布の保護シートからなるラミネート体になり、前記ラミネート体の表面に縦方向50~100mmの間隔で30~80mmの幅で縫糸による連続通し縫いをした5層積層体にして、前記積層体の上面に表層として畳表を巻き合わせた畳形状体になっていることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収畳。
- 前記畳床は、畳表の裏面材の上方に順次、第一のビーズ法発泡ポリプロピレンフォーム板層と、第二のインシュレーションボード層、又はサンドイッチ状ガラス繊維付きポリスチレン樹脂層と、第三の発砲ポリスチレンフォーム板材層とを主体的成分になっており、各層を通し縫いの5層積層体で、厚さ15~60mm、縦800~1000mm、横800~2000mmの寸法の畳形状体であって、畳形状体の一枚当たり10kg以下になるようにして、住宅フロア床の幼児、高齢者用部屋、介護施設、養護施設、柔道場の畳床に適応できることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の衝撃吸収畳。
- 衝撃吸収効果を持つビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材は、直径2~8φmm球状粒子の発砲ポリプロピレンを使用したものであり、厚さ5~30mmの盤状材に加圧成型した盤状体で、衝撃吸収を通常畳使用に対して30%以上に向上しており、弾性率、衝撃吸収率を改善させており、ビーズ法発砲ポリプロピレンフォーム板材が畳床の積層比率に対して20%以上を占めていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の衝撃吸収畳。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023002879U JP3244989U (ja) | 2023-07-21 | 2023-07-21 | 衝撃吸収畳 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023002879U JP3244989U (ja) | 2023-07-21 | 2023-07-21 | 衝撃吸収畳 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3244989U true JP3244989U (ja) | 2023-12-15 |
Family
ID=89116497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023002879U Active JP3244989U (ja) | 2023-07-21 | 2023-07-21 | 衝撃吸収畳 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244989U (ja) |
-
2023
- 2023-07-21 JP JP2023002879U patent/JP3244989U/ja active Active
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