JPH0622043Y2 - 屋内・外運動場の床材 - Google Patents

屋内・外運動場の床材

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JPH0622043Y2
JPH0622043Y2 JP1988053527U JP5352788U JPH0622043Y2 JP H0622043 Y2 JPH0622043 Y2 JP H0622043Y2 JP 1988053527 U JP1988053527 U JP 1988053527U JP 5352788 U JP5352788 U JP 5352788U JP H0622043 Y2 JPH0622043 Y2 JP H0622043Y2
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JP
Japan
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resin layer
polyurethane resin
closed
floor
indoor
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JP1988053527U
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JPH01157836U (ja
Inventor
和也 福井
正勝 四家
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Road Paving Structures (AREA)
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  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンクリートスラブで基礎構造を構築した体
育館などにおいて、各種の運動やスポーツをする人の健
康障害、特に膝や足首や腰等の関節の損傷を防止、抑制
する屋内・外運動場の床材に関する。
〔従来の技術〕
近年の小、中、高年層全ての階層の体力の向上、維持管
理におけるスポーツの重要性に刺激されて各種の運動や
スポーツが奨励され、学校、会社、町内会などにおい
て、テニス、バトミントン、卓球、バレーボール、エア
ロビクス、等が盛んに行われるようになり、スポーツ教
室への個人の参加もますます増加する傾向がある。
このようなスポーツの愛好者の増加につれて、それぞれ
の年齢の階層、スポーツの種類、運動量によって、膝や
足首や腰等を傷める(以下、スポーツ障害という)頻度
が増大してきている。その主要な原因の1つとして、現
状のグランドや体育館等の床から受ける運動時の衝撃が
ある。
本考案者らは、上記スポーツ障害の防止対策について種
々検討した結果、既成の体育館などの床は、その殆んど
がコンクリートスラブを基盤とし、その上に直接ポリウ
レタン系樹脂仕上材をコーテングした単純な構造になっ
ているかあるいは合成木材で作成された硬い床材であ
り、これが上記スポーツ障害に関係していることが判明
した。すなわちこのような既成の体育館等の床は床自体
に適度の緩衝性、反発性並びに振動の減衰性に乏しく、
これがそこで運動する人のスポーツ障害に関係すること
が判明した。
〔考案の解決しようとする課題〕
本考案の目的は、上記従来の体育館などの床に代表され
るスポーツ場の床に起因するスポーツ障害のない床を与
える屋内・外運動場の床材を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような本考案の目的は、見掛比重が0.02〜0.2g/cm3
で、厚さが3〜30mmの独立気泡形ポリオレフィン系樹脂
発泡体(以下、独立気泡型発泡体と称する)1の上に、
高強度繊維シート状物2、硬質ポリウレタン系樹脂層3
及び軟質ポリウレタン系樹脂層4を、独立気泡型ポリオ
レフィン系樹脂発泡体1/高強度繊維シート状物2/硬
質ポリウレタン系樹脂層3/軟質ポリウレタン系樹脂層
4の順に積層し、複合一体化した床材により達成するこ
とができる。
このように床材を上記4層構造にし、そのコンクリート
スラブ等の基盤側を独立気泡発泡体1としたため、その
優れた緩衝性や反発性等により連続気泡型発泡体のよう
な人体の沈み現象を小さくし、足元の不安定感をなくす
ことができる。また、その上に、高強度繊維シート状物
2を積層することにより、独立気泡発泡体1を補強し床
材全体の機械的強度を向上すると共に、独立気泡型発泡
体1とポリウレタン樹脂層3,4との熱に対する線膨張
係数の差を緩和し、長期間の使用により生じる独立気泡
型発泡体1の変形を抑制することができる。さらに硬質
ポリウレタン樹脂層3を介して最外側に軟質ポリウレタ
ン樹脂層4を設けたので、上記沈み現象をより一層小さ
くしながら、床材の感触を向上し、かつ運動中の衝撃を
緩和することができる。
第1図は、本考案の床材の1態様を示す断面図であり、
第2図はその斜視図である。図において、1は独立気泡
型発泡体層、2は高強度繊維シート状物からなる層、3
は硬質ポリウレタン系樹脂層、4は軟質ポリウレタン系
樹脂層である。そして独立気泡型発泡体層1の上に2、
3および4の各層を独立気泡型ポリオレフィン系樹脂発
泡体1/高強度繊維シート状物2/硬質ポリウレタン系
樹脂層3/軟質ポリウレタン系樹脂層4の順に積層し、
複合一体化したものが床材として、コンクリートスラブ
等の基盤の上に施工されるのである。
本考案の床材の独立気泡型発泡体を構成するポリオレフ
ィン系樹脂としては、代表例としてポリエチレン、ポリ
プロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体またはそれ
らの混合物などがあるが、これらに限定されるものでは
ない。これらの樹脂から得られる発泡体は、架橋してい
ても架橋していなくてもいずれでもよいが、その見掛比
重が0.02〜0.2g/cm3で、厚さが3〜30mm、好ましくは5
〜20mmであるのがよい。この発泡体の見掛比重を0.2g/c
m3より大きくしたり、その厚さを3mmより小さくしたり
すると、床材全体が硬くなり、良好な緩衝性が得られな
くなる。また、その見掛比重を0.02g/cm3より小さくし
たり、厚さを30mmより大きくしたりすると、柔らかくな
り過ぎて適度の緩衝性、反発性、衝撃の減衰性を付与で
きなくなり、上述した沈み現象を十分に防止できなくな
る。
また、この独立気泡型発泡体の発泡倍率は、その高度、
緩衝性、反発性等の上から5〜40倍、好ましくは10〜30
倍にするのがよい。
また、高強度繊維シート状物としては、高強度で、かつ
その伸度ができるだけ小さい、できれば10%以下である
繊維、具体的には、ガラス繊維、炭素繊維、アラミド繊
維、ポリアリレード繊維などの高強度繊維からなる織布
や不織布を挙げることができる。これらの中で耐熱性で
不燃性があり、コストの安価なガラス繊維製の1平方メ
ートル当たりの重量が350g〜650g、好ましくは500g〜60
0gの、通称ロービングヤーンと呼ばれているヤーンから
なる平織状シート状物が特に好ましい。
また、この高強度繊維シート状物の上に積層される硬質
ポリウレタン樹脂層3を構成する樹脂層としては、JISK
-6301に規定されている硬度で90〜110度、好ましくは約
95度前後の硬度に調合された硬質ポリウレタン樹脂層の
厚さを好ましくは0.1〜3.0mm、さらに好ましくは1.0〜
3.0mmになるように施工するのがよい。そしてこの硬質
ポリウレタン樹脂層3の上にはJISK-6301に規定されて
いる硬度で75〜85度、好ましくは約80度前後の硬度に調
合された硬質ポリウレタン樹脂層をの厚さを好ましくは
0.1〜3.0mm、さらに好ましくは1.0〜3.0mmになるように
施工するのがよい。
また、体育館等の床に本考案の床材を施工する方法とし
ては、コンクリートスラブ5上にゴム系接着剤、ウレタ
ン系接着剤またはエポキシ系接着剤などの有機溶剤系の
接着剤或いはアクリル系水性接着剤などを塗布し、その
上に前記独立気泡型発泡体1を接着し、その上に高強度
繊維シート状物2を同様の接着剤で接合する。続いて硬
化剤を含有する未硬質のウレタン系樹脂溶液を前記高強
度繊維状シート2の上に流し込みまたは塗布した後硬
化、固化させて硬質ポリウレタン系樹脂層3を形成し、
さらにその上に、硬化剤を配合した未硬化の軟質ウレタ
ン系樹脂溶液を流し込みまたは塗布した後硬化、固化さ
せて軟質ポリウレタン系樹脂層4を形成することによ
り、前記独立気泡型発泡体1−高強度繊維状シート状物
2−硬質ポリウレタン系樹脂層3−軟質ポリウレタン系
樹脂層4が複合一体化した本考案の床材をコンクリート
スラブ5上に形成することができる。
〔考案の効果〕
本考案の床材は、その独立気泡型発泡体1をコンクリー
トスラブ等の基盤に接するように設置することにより、
その優れた緩衝性、反発性等により人体の沈み現象を小
さくし、足元の不安定感をなくすことができる。また、
その上に、高強度繊維シート状物2を積層することによ
り、独立気泡型発泡体1を補強し、床材全体の機械的強
度を向上すると共に、独立気泡型発泡体1とポリウレタ
ン樹脂層3,4との熱に対する線膨張係数の差を緩和
し、長期間の使用により生じる独立気泡型発泡体1の変
形を抑制することができる。さらに硬質ポリウレタン樹
脂層3を介して最外側に軟質ポリウレタン樹脂層4を設
けたので、上記沈み現象をより一層小さくしながら、直
接手足等が接する床材の感触を向上し、かつ運動中の衝
撃を緩和することができる。
したがって、優れた緩衝性、反発性、振動減衰性等を発
揮するので、運動時に膝、足首、腰等に加わる応力を緩
和し、複雑な運動、競技を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる床材の1態様を示す断面図、第2
図は該床材を使用した体育館の床の1例を示す模式斜視
図である。 1…独立気泡型発泡体、2…高強度繊維シート、3…硬
質ポリウレタン系樹脂層、4…軟質ポリウレタン系樹脂
層、5…コンクリートスラブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】見掛比重が0.02〜0.2g/cm3で、厚さが3〜
    30mmの独立気泡型ポリオレフィン系樹脂発泡体1の上
    に、高強度繊維シート状物2、硬質ポリウレタン系樹脂
    層3及び軟質ポリウレタン系樹脂層4を、独立気泡型ポ
    リオレフィン系樹脂発泡体1/高強度繊維シート状物2
    /硬質ポリウレタン系樹脂層3/軟質ポリウレタン系樹
    脂層4の順に積層し、複合一体化してなる屋内・外運動
    場の床材。
JP1988053527U 1988-04-22 1988-04-22 屋内・外運動場の床材 Expired - Lifetime JPH0622043Y2 (ja)

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