JP3244793B2 - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JP3244793B2
JP3244793B2 JP21248492A JP21248492A JP3244793B2 JP 3244793 B2 JP3244793 B2 JP 3244793B2 JP 21248492 A JP21248492 A JP 21248492A JP 21248492 A JP21248492 A JP 21248492A JP 3244793 B2 JP3244793 B2 JP 3244793B2
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誠 松本
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松下電送システム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パソコン等のデータ端
末装置からのデータを一般通信回線に送出するデータ通
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン等のデータ端末装置(以
下DTEとする。DATA TERMINAL EQU
IPMENT)からのデータの送受信を一般通信回線を
介してファクシミリ装置に対して行うようになって来て
いる。この際、DTEはデジタル信号のみを取り扱うの
で、一旦ファクシミリアダプター(以下DCEとする。
DATA CIRCUIT−TERMINATING
EQUIPMENT)を介しアナログ信号に変調した後
に、一般通信回線に対しデータを送出して、ファクシミ
リ装置とのデータの送受信を行っている。
【0003】以下、従来のファクシミリアダプターにつ
いて図面を参照にしながら説明する。
【0004】図10は、従来のDTE及びDCEとの関
係を示す概略ブロック図である。図10において、1は
パソコン等のデータ端末装置DTEであり、2はDTE
1からのデジタルデータをアナログデータに変調するD
CEである。3はRS−232C等の構内回線であり、
DTE1からのデジタルデータをシリアルでDCE2に
転送している。4はCCITTのT.30手順で取り決
めされた一般通信回線であり、DCE2において変調さ
れた符号データを伝送している。5はDTE1から転送
されたデータを一時的に記憶するバッファであり、6は
バッファ5に一時的に記憶されたデータを必要に応じ符
号化しまたは原稿サイズの変換を行い、さらに符号化さ
れたデータに対して1ラインのデータ数が予め定められ
た最小データ数に満たない場合には0フィルを付加し所
定データ数に変換するデータ処理部である。この所定デ
ータ数は、構内回線3の設定速度と回線4の伝送時間と
の差及びT.30通信手順で定められた最小伝送時間か
ら、1ラインの符号データの最小データ数を計算した上
で定められている。7はデータ処理部で変換され、若し
くは無変換の符号データをリング形式で蓄積するバッフ
ァであり、所定容量のデータブロック単位毎にブロック
サイズを固定管理してデータを記憶している。また、8
はバッファ7内の符号データを変調し順次一般通信回線
4に送出しているモデム送出部である。これらバッファ
5、データ処理部6、バッファ7、モデム送出部8はそ
れぞれDCE2を構成している。
【0005】以下、上記従来例の動作を説明する。ま
ず、DTE1からデジタルデータが構内回線3を介して
シリアルでDCE2に転送される。DCE2に転送され
たデータはバッファ5で1ライン単位に分割され、デー
タ処理部6において必要に応じ符号化処理及び原稿のサ
イズ変換がなされる。例えば、相手側ファクシミリ装置
にMRの符号データを受信する能力がありDTE1から
の符号データがMHである場合、通信時間を短縮するた
めにデータ処理部6はMHの符号データをMRの符号デ
ータに変換する。また、例えば相手側ファクシミリ装置
にB5の記録紙しかない場合、DTE1からの送出デー
タがA4の原稿サイズのものであれば、データ処理部6
はこの原稿サイズをA4からB5に変換する。さらに、
データ処理部6は符号データが前記所定データ数に達し
ている場合にはそのまま0フィルを付加することなくバ
ッファ7に転送し、また、符号データが前記所定データ
数に満たない場合には0フィルを付加して所定データ数
に変換した上でバッファ7に転送する。バッファ7に記
憶された符号データはモデム送出部5によって、一般通
信回線4に送出される。
【0006】通常、構内回線3の通信速度と一般通信回
線4の通信速度との関係はDTE1の動作状況が異なる
ため一定であることが少ない。構内回線3の通信速度が
一般通信回線4の通信速度より遅くなった場合に、DT
E1から転送されるデータがモデム送出部8の一般通信
回線4へデータ送出動作に間に合わずアンダーフローが
発生すると、モデム送出部8はアンダーフロによる通信
の中断を避けるため0フィルを送出し、構内回線3と一
般通信回線4との速度の差を吸収していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来技術の構成では、構内回線3の速度が一般通信回線4
の速度より遅い場合でもあっても、バッファ7はデータ
を所定サイズのデータブロック単位毎に蓄積していたた
め、データ量がそのデータブロックの所定サイズに達し
データブロックが完成するまでの間、モデム送出部8は
アンダーフローによる通信の中断を避けるために0フィ
ルを送出し続けなければならず、その分通信時間が不必
要に長くなっていた。さらに、データブロックの切れ目
が必ずしも1ラインの切れ目と一致しないため、1ライ
ンのデータの途中で0フィルを送出する場合が生ずる。
この場合、1ラインのデータの途中で0フィルを送出す
ると、画情報が壊れ符号エラーを引き起こす原因となっ
ていた。
【0008】すなわち、バッファ7は複数データブロッ
クを有し、そのデータブロックの中にデータ処理部6は
符号データを順次書き込んでいる。符号データのデータ
量がデータブロックの所定サイズを満たすとそのデータ
ブロックは完成することになり、次にデータ処理部6は
新たなデータブロックへの符号データの書込みを開始す
る。以後同様の動作が繰り返される。バッファ7内に完
成されたデータブロックができると、モデム送出部8は
前記データブロックから符号データを読み出し一般通信
回線4へ送出する。他方、バッファ7内に所定サイズま
で符号データを蓄積したデータブロックがまだ完成して
いない場合は、モデム送出部8は送出する符号データを
持たないので、アンダーフローによる通信の中断を避け
るために一般通信回線4へ0フィルを送出する。この
際、構内回線3の転送速度が一般通信回線4の速度より
遅いと、バッファ7内の1個のデータブロックが完成す
るのにもそれだけ時間がかかることになる。そのため、
モデム送出部8は符号データを一般通信回線4へ送出し
た後バッファ7内にデータブロックが完成するまでの間
0フィルを送出し続けなければならず、通信時間が長く
なるという問題が生じていた。また、バッファ7内の全
データブロックが完成したデータブロックであっても、
モデム送出部8が符号データを一般通信回線4へ送出す
るにしたがって、バッファ7全体の空容量は増えてく
る。この場合、符号データを書込めるだけの容量が時間
の経過にしたがってバッファ7内に存在することになる
が、データ処理部6はデータブロックを所定サイズ毎に
データブロックを固定管理しているので、バッファ7内
に空きブロックができるまで符号データを書込むことは
できない。したがって、バッファ7内に空きブロックが
できるまでデータ処理部6は符号データの書込みを行わ
ずに待たなければならず、その分通信時間が無駄に長く
なっていた。
【0009】さらに、データブロックのサイズは予め固
定されているので、データブロックの切れ目が必ずしも
1ラインの切れ目と一致しないおそれがあった。そのた
め、バッファ7内に完成したデータブロックがなくなり
モデム送出部8が0フィルを送出すると、1ラインのデ
ータの途中で0フィルを送出することになっていた。こ
の場合1ラインのデータの途中に無意味な0フィルを付
加することになり、画情報が壊れやすく符号エラーが発
生していた。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、バッ
ファ内のデータが減りアンダーフローぎみの場合でも0
フィルの送出を最少必要限度におさえ通信時間を削除す
ることができ、さらに、0フィルによる通信エラーの発
生を防ぎ通信の継続を保証するデータ通信装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、データ処理部が符号データをライン単位で
管理し、所定ブロックサイズに関わりなく直前のデータ
ブロックがデータ送出中のデータブロックであれば、現
在書込み中のデータブロックを完成させたものとしデー
タブロックを1個先に進め次のデータブロックに符号デ
ータを書込み、また、次のデータブロックがデータ送出
中のブロックであれば、すでにブロックサイズを越えて
符号データを書込んでいても現在のデータブロックに符
号データを書込み続けるブロックサイズの可変制御を行
い、完成した未送出ブロックが所定ブロックサイズに満
たない場合であってもモデム送出部が0フィルの送出を
停止する制御を行う構成を備えたものである。
【0012】
【作用】本発明は上述の構成により、データ処理部が符
号データをライン単位で管理し、かつ、データブロック
のサイズを可変制御して符号データをバッファにブロッ
ク単位で書込むことにより、所定ブロックサイズを越え
ても1ライン分の符号データを取り込んだ時点でブロッ
クを完成させ、かつ、次のブロックが送出中ブロックで
あれば書込み中ブロック内に符号データが満たなくても
ブロックを完成させてモデム送出部の0フィル送出時間
を最小限度に押さえているので、通信時間を短縮するこ
とができる。また、所定ブロックサイズを越えても最後
の1ラインを取り込んだ時点でデータブロックを完成さ
せることにより、データブロックの切れ目と1ライン切
れ目とを一致させているので、1ラインの途中で0フィ
ルが送出されることはなく、通信の継続を保証すること
ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
にしながら説明する。
【0014】図1は本発明の一実施例であるデータ通信
装置の概略を示す概略ブロック図、図2はデータ処理部
の詳細ブロック図、図3は本発明のデータ処理部の制御
動作を示したフロー図である。図4は図3のステップ4
0〜ステップ43におけるバッファの蓄積状態を示すメ
モリ状態図、図5は図3のステップ40〜終了における
バッファの状態を示すメモリ状態図、図6は図3のステ
ップ42〜終了におけるバッファの状態を示す、メモリ
状態図、図7は図3のステップ42〜ステップ43にお
けるバッファの状態を示すメモリ状態である。図8
(a)乃至(b)は図5におけるバッファの状態の遷移
を表した状態遷移図である。図9は本発明のモデム送出
部の制御動作を示したフロー図である。
【0015】図1において、図10の従来例と同一機能
を有する部分には同一符号を付し、説明を省略する。7
は従来例のバッファ7と同一であるが、表記上バッファ
7内のNRはモデム送出部8が現在符号データを読み出
しているデータブロックを指し、n及びn+1とはそれ
ぞれn番目及びn+1番目のデータブロックを示し、そ
してNwはデータ処理部6が現在符号データを書込み中
の未完成データブロックを表している。また、このバッ
ファ7は少なくとも3個以上のデータブロックを有し、
全体のブロック数は一般通信回線の速度とバッファの容
量とから決定される。本発明においてデータブロックは
ライン単位の符号データで構成され、各ライン単位の符
号データはEOL(000000000001)を含む
データで始まる符号データである。それを以下のように
定義する。
【0016】 データブロック=空でないラインデータの集合(1ライ
ンを含む) ラインデータ=EOL+1ラインの符号データ 符号データ=画データのMH、MRもしくはMMRの符
号データ 実際、バッファ7にはN個のデータブロックからなるリ
ング形式のバッファを使用することが多い。
【0017】図2において、61はデータ処理部6の種
々の制御を行う制御部であり、データの符号化処理、原
稿のサイズ変換処理及びバッファ7へのデータ書込み制
御等を行っている。62はバッファ5から1ライン毎に
データを切り出すデータ切出し処理部、63はデータ切
出し処理部62に蓄えられたデータを符号化処理若しく
は原稿のサイズ変換処理を行う符号/サイズ変換処理
部、64は符号/サイズ変換処理部63において処理さ
れた符号データをバッファ7に書込む制御及びバッファ
7のデータブロックのブロックサイズを可変制御等を行
うバッファ制御部であり、データ切出し処理部62、符
号/サイズ変換処理部63及びバッファ制御部64は制
御部61を構成している。65はデータをMH方式若し
くはMMR方式で符号化処理を行う際に用いる参照デー
タを蓄積しておく内部参照ラインデータバッファ66
は制御部61において処理された符号データを蓄積して
おく符号データバッファである。バッファ制御部64は
符号データバッファ66に蓄積された符号データをバッ
ファ7に書込んでいる。
【0018】以下、このように構成された本発明のデー
タ通信装置について図2乃至図9を用いてその動作を説
明する。
【0019】データ処理部6は図3に示すように以下の
ような制御動作を行う。まず、バッファ5はDTE1か
ら転送されて来たデータをライン単位に分割する。次
に、データ切出し処理部62はバッファ5からライン単
位に分割されたデータを切り出す。切り出されたデータ
は符号/サイズ変換処理部63により必要に応じて内部
参照ラインデータバッファ65内のラインデータを基に
符号化処理され、また、原稿サイズの変換処理がなされ
る(ステップ31)。符号化処理若しくは原稿サイズ変
換処理後の符号データはデータ処理部6内部の符号バッ
ファ66に一時記憶される。続いて、バッファ制御部6
4において符号データのデータ量Lsizがバイト数で
計算され、計算の結果それが所定の最小データ数Lmi
m以上であるか否かを判断する(ステップ32)。Ls
izがLmimより小さい場合にはバッファ制御部64
はその符号データがLsizになるまで0フィルを付加
し、LmimをLsizに変換する(ステップ33)。
ここで最小データ数Lmimは次の式によって決定され
る。
【0020】Lmim(b/1)=一般通信回線4の伝送速
度(bps)×最小記録(伝送)時間(s/1)また、Ls
izがLmim以上の場合にはそのまま0フィルを付加
することなくステップ34に進む。ステップ34では、
バッファ7全体の空き容量Ebを計算している。Lsi
zの符号データを受入れる容量があれば(ステップ3
5)、バッファ制御部64はバッファ7のデータブロッ
クNwに符号データを書込む(ステップ37)。他方、
バッファ7にLsizの符号データを受入れる容量がな
ければ(ステップ35)、一定時間待って(ステップ3
6)再度バッファ7の空き容量を見にいく(ステップ3
4)。バッファ7内にLsiz分の空き容量ができるま
では、ステップ36からステップ35までの処理を繰り
返し、バッファ7に空き容量ができれば(ステップ3
5)データ処理部6はデータブロックN wに符号データ
を書き込む(ステップ37)。
【0021】バッファ制御部64はバッファ7のデータ
ブロックNwに符号データを書き込むと、ブロックNw
のデータ数F(Nw)がデータブロックの標準サイズQ
に達したか否かを判断する(ステップ38)。データ数
F(Nw)がQに満たない場合には1個前のデータブロ
ックNw′を見て(ステップ39)、そのデータブロッ
クNw′が現在符号データ送出中のブロックNRであるか
否か判断する(ステップ40)。なお、ステップ39に
おいてNw−1=Nw(N−1)mod Nを意味する。
【0022】データブロックNw′がブロックNRである
場合は、書込み中のブロックNwの直前ブロックが送出中
ブロックNRであるので、このまま放置しておくとブロッ
クN R内の符号データが空になってもブロックNRは完成
していないため、アンダーフローが生じる可能性がある。
そこで、バッファ処理64部は図4に示すようにデータ
数F(Nw)がデータブロックの標準サイズQに満たな
くても、少なくとも1ラインの符号データ(図4では1
ラインである)が入っていれば現在書込み中のデータブ
ロックNwを完成させたものとし1個データブロックを
先に進める(ステップ43)。すなわち、ここでは符号
データ数F(Nw)が標準サイズQに満たない場合であ
ってもデータブロックを完成させている。このように、
バッファ7には常時データブロックNR未送出データブ
ロック、データブロックNwの少なくとも3個のデータ
ブロックが存在することになる。また、この3個のデー
タブロックがデータブロックNR、データブロックNw
未書込みデータブロックである場合もあるが、少なくと
も3個データブロックが常時バッファ7内に存在してい
る。なお、ここでNw+1=Nw+1mod Nを意味す
る。
【0023】1個先に進めたデータブロックに符号デー
タを新たに書込みを開始すると、バッファ処理部64は
再びステップ41からステップ38までの流れを繰り返
す。ステップ38に至り、ここでデータ数F(Nw)が
Qに満たない場合でも、図5に示すように1個前のデー
タブロックNw′が送出中ブロックNRではなく(ステッ
プ40)未送出データブロックであるので、バッファ処
理部64はそのまま現在の書込みデータブロックNw
符号データの書込みを続ける。
【0024】他方、ステップ38において、データ数F
(Nw)がQに達している場合には書込みデータブロッ
クNw直後のデータブロックNw′′を見にいく(ステッ
プ41)。そして、このデータブロックNw′′が現在
符号データ送出中のブロックNRであるか否か判断する
(ステップ42)。データブロックNw′′がデータブ
ロックNRであれば、図6に示すように次の書込み可能
な空データブロックは存在しないことになる。この場
合、再びステップ41からステップ35までの流れを繰
り返す。ステップ35に至りバッファ7の全体空き容量
EbがLsizの符号データを受け入れる容量があれ
ば、図8(a)乃至(d)で詳細に示すように、標準サ
イズQを越えても現在書込み中のデータブロックNwに
符号データの書込みをさらに続ける。すなわち、図8
(a)はデータブロックNwへの書込みが続けられ、直
後のデータブロックNRから符号データが転送されてい
る状態を表している。次に図8(b)では(a)の状態
がさらに進みデータブロックNw内の符号データ数F
(Nw)がQに達しつつあり、データブロックNR内の符
号データ数F(NR)は転送されているために減ってい
る。図8(c)ではステップ35でバッファ7の全体空
き容量EbがLsizの符号データを受入れる容量があ
ると判断されているので、バッファ制御部64はバッフ
ァ7内の開いた空間にQを越えて符号データをデータブ
ロックNwに書込み続けている。さらに、図8(d)で
はデータブロックNR内の符号データを送出し終わり、
送出データブロックを1個先に進めている。すなわち、
データブロックが1個空いたことになり、Qを越えても
書き込み続けていたデータブロックNwを完成させ、書
き込みデータブロックを1個先に進める。このように、
バッファ7内の全データブロックが完成したデータブロ
ックであっても、バッファ7内にLsizの符号データ
を受入れる容量ができれば、現在書込み中のデータブロ
ックNw内のデータ数F(Nw)がすでに標準サイズQに
達していてもバッファ制御部64はQを越えて符号デー
タをデータブロックNwに書込みを続ける。これによ
り、バッファ7内に空きブロックが存在しない場合であ
っても、データ処理部6はデータブロックが全て空にな
るのを待っていないので、データブロックを固定管理し
た場合よりも無駄に通信時間を長くすることはない。
【0025】ステップ42において、現在書込み中のデ
ータブロックNwの直後のデータブロックNw′′が現在
送出中のデータブロックNRでなければ、図7のように
標準サイズQを越えて最後の1ラインのデータを入れた
時点でデータブロックNwを完成させ書込みデータブロ
ックを1個先に進める(ステップ43)。これにより、
データブロックの切れ目は必ず1ラインの切れ目と一致
し1ラインは必ずEOLで始まるので、1ラインの途中
で0フィルを送出することはなくなる。すなわち、デー
タブロックのブロックサイズを固定管理した場合のよう
送出中のデータブロックNRの切れ目がブロック内の
最後の1ラインの途中となることはないので、データブ
ロックNRの次のブロックが未完成ブロックで0フィル
を送出する場合でも、1ラインの途中で0フィルを送出
することはない。したがって、0フィルにより画情報が
破壊され符号エラーが引き起こされるおそれはなくな
る。
【0026】次に、モデム送出部8の制御動作を図9を
用いて説明する。まず、モデム送出部8はバッファ7の
送出データブロックNRから一定時間おきに符号データ
を取り出して一般通信回路4へと送出する。その際、送
出データブロックNR内に未送出の符号データがあるか
否か判断する(ステップ91)。未送出の符号データが
あれば、モデム送出部8はそのまま符号データを送出し
続ける(ステップ92)。未送出の符号データがなけれ
ば、送出データブロックN Rの1個先のデータブロック
R′を見にいく(ステップ93)。この際、1個先に
進めたデータブロックNR′が現在書き込み中のデータ
ブロックNwであれば、つまり未完成のデータブロック
であれば(ステップ94)、このデータブロックNw
の符号データは送出することができないので、0フィル
を送出する(ステップ95)。しかしながら、データブ
ロックNwは少なくとも1ラインの符号データが入れば
完成するので、ブロックサイズ固定管理した場合に比べ
ると0フィルの送出時間はかなり削減される。他方、1
個先に進めたデータブロックNR′が現在書込み中のデ
ータブロックNwでないときは(ステップ94)、まだ
未送出データブロックがバッファ7内に存在していると
いうことなので、送出データブロックNRを1個先に進
める(ステップ96)。そして、モデム送出部8は1個
先に進めたデータブロックから符号データを送出し始め
る(ステップ97)。
【0027】以上のように、データ処理部6がバッファ
7内のデータブロックを完成させる際に、符号データ数
F(Nw)が標準サイズQに満たない場合であってもデ
ータブロックを完成させ、若しくは標準サイズQを越え
た場合であってもそのデータブロックに書込みを続けブ
ロックサイズを可変制御することにより、モデム送出部
8が0フィルを送出する時間を最小限にすることができ
る。したがって、0フィルによる通信時間の増加を最小
限度に押さえることができる。また、データブロックの
切れ目と1ラインの切れ目とは必ず一致しラインは必ず
EOLで始まるので、0フィルにより画情報が破壊され
符号エラーが引き起こされるおそれはなくなる。したが
って、0フィルによる通信エラーの発生がなくなり通信
の継続を保証することができる。
【0028】なお、本実施例では画情報のバッファ制御
について言及したが、電話や音響装置等に用いられる音
声データにも利用できることは言うまでもない。また、
その他の分野における制御についても同様である。
【0029】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、発明
はバッファ内のデータブロックに符号データを書込んで
データブロックを完成させる際に、データ処理部は書込
んだ符号データ数が標準サイズQを満たない場合であっ
てもデータブロックを完成させ若しくは標準サイズQを
越えた場合であっても符号データ数をそのデータブロッ
ク書込み続けることにより、バッファ内のデータブロッ
クのサイズを可変制御し、モデム送出部が0フィルを送
出する時間を最小限にすることができる。また、符号デ
ータをライン単位で管理しかつバッファ内のデータブロ
ックのサイズを可変制御しているため、データブロック
の切れ目をラインの切れ目に一致させることができ、ア
ンダーフローの際の0フィル送出により画情報を破壊し
符号エラーを引き起こすことはなくなる。したがって、
0フィルの送出時間を最小限に押さえることにより通信
時間を短縮することができ、かつ、符号エラーを引き起
こすことがなく、そのため通信の継続を保証することが
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるデータ通信装置及びデ
ータ端末装置の概略を示した概略ブロック図
【図2】本発明のデータ処理部の詳細ブロック図
【図3】本発明のデータ処理部の制御動作を示したフロ
ー図
【図4】図2のステップ40〜ステップ43におけるバ
ッファ内の状態を示したメモリ状態図
【図5】図2のステップ40〜終了におけるバッファ内
の状態を示したメモリ状態図
【図6】図2のステップ42〜終了におけるバッファ内
の状態を示したメモリ状態図
【図7】図2のステップ42〜ステップ43におけるバ
ッファ内の状態を示したメモリ状態図
【図8】図5におけるバッファ内の状態の遷移を表した
状態遷移図
【図9】本発明の構成要件であるモデム送出部の制御動
作を示したフロー図
【図10】従来におけるデータ通信装置の一例を示した
概略ブロック図
【符号の説明】
1 DTE 2 DCE 3 構内回線 4 一般通信回線 6 データ処理部 7 バッファ 8 モデム送出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−46672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/02 H04L 13/08 H04N 1/00 107 H04N 1/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号データブロック単位蓄積される
    バッファメモリと、このバッファメモリに蓄積された
    成ブロックの符号データを順次通信回線へ送出するモデ
    ム送出部と、現在書込んでいるブロックの直前ブロック
    がデータ送出中となったときは当該書込み中のブロック
    に書き込まれたデータ数が予め定めている基準ブロック
    サイズに満たなくても少なくとも1ラインのデータが書
    き込まれていれば書き込みを終了して完成ブロックと
    し、書込み対象のデータブロックを1個先に進めるデー
    タ処理部とを具備するデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 符号データブロック単位蓄積される
    バッファメモリと、このバッファメモリに蓄積された
    成ブロックの符号データを順次通信回線へ送出するモデ
    ム送出部と、現在書込んでいるブロックの次ブロックが
    データ送出中であれば当該書込み中のブロックに書き込
    まれたデータ数が予め定めている基準ブロックサイズを
    超えていても前記次ブロックの空き領域を使用して当該
    ブロックに書き込み続けるデータ処理部とを具備するデ
    ータ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ処理部は、書込み中ブロック
    の次ブロックが送出中ブロックである場合、前記送出中
    ブロックからデータが送出され終わるまで前記書込み中
    ブロックを完成させないことを特徴とする請求項2記載
    のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記データ処理部は、現在書込み中のブ
    ロックを完成させる場合、1ラインの最後のデータを書
    込んだ時点でブロックを完成させることを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ通信装
    置。
JP21248492A 1992-08-10 1992-08-10 データ通信装置 Expired - Fee Related JP3244793B2 (ja)

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