JP3170967B2 - データ圧縮装置 - Google Patents

データ圧縮装置

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JP3170967B2 JP21710493A JP21710493A JP3170967B2 JP 3170967 B2 JP3170967 B2 JP 3170967B2 JP 21710493 A JP21710493 A JP 21710493A JP 21710493 A JP21710493 A JP 21710493A JP 3170967 B2 JP3170967 B2 JP 3170967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データ等の各種デ
ータを圧縮して処理したり伝送するために使用されるデ
ータ圧縮装置に係わり、具体的には複数の処理方式の中
から最適の圧縮方式を選択するようにしたデータ圧縮装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクやハードディスクあるいは
磁気テープ等の記憶装置にデータを格納し、これらを必
要に応じて読み出して処理することが広く行われてい
る。このような記憶装置により多くのデータを格納する
必要のある場合には、格納前のデータに対して圧縮処理
が行われている。圧縮処理の方式は各種提案されている
が、すべてのデータに対して常に良好な圧縮率を有する
方式は、まだ開発されるに至っていない。
【0003】例えばファクシミリ通信の分野では、可変
符号長圧縮方式が採用されている。この方式は、出現確
率の低いとされているデータに対しては相対的に長い符
号を割り当てる一方、出現確率が高いとされているもの
には相対的に短い符号を割り当てるようにしている。こ
のため、出現確率が高いとされているようなデータがそ
の通りに高い頻度で出現するようなデータに対しては高
い圧縮率で画像データの圧縮が可能であるが、そうでな
いデータに対しては、圧縮の効果をあまり期待すること
ができず、出現確率が低いデータが頻繁に出現するよう
な極端な場合には圧縮しない場合よりもデータ量が多く
なるといったような結果も発生した。
【0004】このような問題を解決するために、特開昭
62−209948号公報では、圧縮すべきデータを適
当な長さ(ブロック)ごとに分割し、これら分割された
それぞれのデータに対して互いに異なった圧縮変換規則
に基づいた複数の変換を並列に同時に行うようにしてい
る。そして、これらの変換の結果、最も短い長さとなっ
た圧縮変換規則に従った変換データを、その変換規則の
種別を表わすデータを付加して受信側に伝送するように
している。すなわち、この提案されたデータ圧縮装置に
よれば、それぞれの分割されたブロックごとに最小の圧
縮方式を選択してデータを圧縮し伝送することができる
ことになる。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】ところが、この提案の
データ圧縮装置によると、1つ1つのブロックのデータ
が圧縮後にどの程度の量のデータになるかは、複数の変
換を並列に同時に行ってそれらの結果を比較してみなけ
れば判断することができない。したがって、データ圧縮
装置側では、カウンタを用意してそれぞれの圧縮変換規
則に基づいて圧縮されたデータをその都度カウントし、
これによって最小とされたデータ量のデータをそのたび
に伝送することになり、データの伝送量が一定しない。
このため、装置側では圧縮後のデータを一時的に格納す
る比較的大容量のバッファを必要とする他、前記したよ
うなカウンタ等の回路が必要になり、装置の構成が複雑
となるという問題があった。
【0006】また、データ圧縮装置を経て伝送されるデ
ータを受信する受信側の装置においても一度に送られて
くるデータの量が不定なので、受信用のバッファとして
比較的大きな容量のものを必要とする他に、データの伝
送ミスをチェックするための処理が煩雑になるという問
題があった。
【0007】そこで本発明の目的は、圧縮された後のデ
ータ量をほぼ一定量ずつに揃えながらデータの圧縮処理
を逐次実行することのできるデータ圧縮装置を提供する
ことにある。
【0008】本発明の他の目的は、圧縮に不利なデータ
に対してもデータ量が却って増大するような事態を避け
つつ、処理後のデータ量をほぼ一定の量に揃えて圧縮処
理を逐次実行することのできるデータ圧縮装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、同一の圧縮すべきデータをそれぞれ異なった圧縮処
理方式で並列的に圧縮処理する複数の圧縮処理手段と、
これらの圧縮処理手段の処理結果をそれぞれ圧縮処理方
式別に格納する複数のFIFOメモリ(先入れ先出しメ
モリ)と、これらのFIFOメモリにそれぞれ満杯に相
当する量未満の一定量のデータが格納されたときそれを
逐次検出する一定格納量検出手段と、これら全FIFO
メモリのうちの最後に前記した一定量のデータが格納さ
れたと一定格納量検出手段が検出したときその最後のF
IFOメモリに格納されたデータにその圧縮方式を示す
データを付加して出力する圧縮データ出力手段と、最後
のFIFOメモリからデータが出力された段階で圧縮す
べきデータが存在するとき、これらのFIFOメモリの
内容をクリアして各手段によるデータ処理を順次反復さ
せる圧縮反復制御手段とをデータ圧縮装置に具備させ
る。
【0010】すなわち請求項1記載の発明では、複数の
圧縮処理手段を用意して同一の圧縮すべきデータをそれ
ぞれ異なった圧縮処理方式で並列的に圧縮処理させる。
そして、これらの結果を対応するFIFOメモリに順に
格納していく。一定格納量検出手段は、これらのFIF
Oメモリに格納される圧縮後のデータが満杯に到達する
前の一定格納量に到達するのを検出する。そして、この
検出が最後に行われたFIFOメモリに対応する圧縮処
理方式が最も圧縮効率の良いものであるとして、これに
その圧縮方式を示すデータを付加して出力することにす
る。このような圧縮処理をデータの終了するまで繰り返
すことで、前記した一定格納量あるいはほぼこれと同一
量の圧縮データを繰り返し他の場所に転送したり磁気デ
ィスク等の記憶手段に格納するといった処理が可能にな
る。
【0011】請求項2記載の発明では、同一の圧縮すべ
きデータをそれぞれ異なった圧縮処理方式で並列的に圧
縮処理する複数の圧縮処理手段と、これらの圧縮処理手
段の処理結果および圧縮処理を行っていない圧縮前のデ
ータをそれぞれ処理方式別に格納する複数のFIFOメ
モリと、これらのFIFOメモリにそれぞれ満杯に相当
する量未満の一定量のデータが格納されたときそれを逐
次検出する一定格納量検出手段と、これら全FIFOメ
モリのうちの最後に前記した一定量のデータが格納され
たと一定格納量検出手段が検出したときその最後のFI
FOメモリに格納されたデータにその処理方式を示すデ
ータを付加して出力するデータ出力手段と、最後のFI
FOメモリからデータが出力された段階で圧縮すべきデ
ータが存在するとき、これらのFIFOメモリの内容を
クリアして各手段によるデータ処理を順次反復させる圧
縮反復制御手段とをデータ圧縮装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項2記載の発明では、複数の
圧縮処理手段を用意して同一の圧縮すべきデータをそれ
ぞれ異なった圧縮処理方式で並列的に圧縮処理させる。
そして、これらの結果を対応するFIFOメモリに順に
格納していく。このとき、圧縮処理を行わないデータも
用意しておき、これは専用のFIFOメモリに順に格納
する。一定格納量検出手段は、これらのFIFOメモリ
に格納される圧縮後あるいは非圧縮のデータが満杯に到
達する前の一定格納量に到達するのを検出する。そし
て、この検出が最後に行われたFIFOメモリに対応す
る圧縮処理方式あるいは非圧縮処理が最もデータ量の少
ないものであるとして、これにその圧縮方式あるいは非
圧縮であることを示すデータを付加して出力することに
する。このような圧縮処理をデータの終了するまで繰り
返すことで、前記した一定格納量あるいはほぼこれと同
一量の圧縮データを繰り返し他の場所に転送したり磁気
ディスク等の記憶手段に格納するといった処理が可能に
なる。
【0013】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例におけるデータ
圧縮装置の構成の概要を表わしたものである。このデー
タ圧縮装置11は、データの供給源としてのホストコン
ピュータ12と、圧縮後のデータ(以下圧縮データとい
う。)を格納する磁気ディスク装置からなる記憶装置1
3との間に接続されている。そして、ホストコンピュー
タ12から所定量ずつのブロックデータ14を得て、こ
れを圧縮し、圧縮データ15として記憶装置13に格納
するようになっている。
【0015】データ圧縮装置11は、ブロックデータ1
4を入力するホストインターフェイス回路21と、この
装置11の全体の制御を行うCPU(中央処理装置)2
2と、ホストインターフェイス回路21と接続されそれ
ぞれ異なった圧縮方式でデータの圧縮を行う第1〜第N
の圧縮処理部231 〜23N と、これら第1〜第Nの圧
縮処理部231 〜23N と対応して設けられ、処理後の
データを順次格納する第1〜第NのFIFOメモリ24
1 〜24N と、これら第1〜第NのFIFOメモリ24
1 〜24N の出力のうち選択されたものを圧縮データ1
5として記憶装置13に出力する記憶装置インターフェ
イス回路25から構成されている。
【0016】ここで、第1〜第Nの圧縮処理部231
23N のうち最後の第Nの圧縮処理部23N は、圧縮処
理を行わず、入力されたデータをそのまま出力する回路
となっている。データの内容によっては圧縮を行わない
方がデータ量が却って少なくなるものがあるので、この
ような場合には圧縮を行わないデータそのものを記憶装
置インターフェイス回路25を経由して記憶装置13に
格納できるようにするためである。
【0017】また、本実施例で用いられている第1〜第
NのFIFOメモリ241 〜24Nには、ハーフ(hal
f)ビットの出力端子が設けられている。これらのハー
フビットの出力端子は、メモリ容量のちょうど半分に相
当する量のデータが書き込まれた時点で、ここから信号
“0”に代えて信号“1”をハーフビット信号271
27N として出力するようになっている。これらのハー
フビット信号271 〜27N はCPU22に取り込まれ
る。そして、第1〜第NのFIFOメモリ241〜24
N のうちで最も遅く取り込まれたものが圧縮率のよいも
のとして判別され、記憶装置インターフェイス回路25
にその圧縮データの選択を行うことが指示されるように
なっている。
【0018】なお、この際には第1〜第NのFIFOメ
モリ241 〜24N に対するデータの格納が中止され、
最も圧縮率の良いとされた圧縮方式に対応するFIFO
メモリ24から格納されている圧縮データの読み出しが
行われた後、これらすべてのFIFOメモリ241 〜2
N の格納内容がクリアされて、再び同様の操作で後続
のデータの圧縮処理が行われるようになっている。また
本実施例では、1ブロック分のブロックデータ14とし
て、第1〜第NのFIFOメモリ241 〜24 N のメモ
リ容量のちょうど半分に相当する量のデータを設定する
ようにしている。
【0019】図2は、以上のような構成のデータ圧縮装
置にデータを送出するホストコンピュータ側の制御動作
を説明するためのものである。ホストコンピュータ12
は、データを記憶装置13に対して格納しようとすると
き、データ圧縮装置11に対してデータの格納動作の開
始を要求する(ステップS101)。こられに呼応して
データ圧縮装置11からデータの送信要求が送られてく
ると(ステップS102;Y)、ホストコンピュータ1
2はデータ圧縮装置11に対して1ブロック分のデータ
としてのブロックデータ14を送出する(ステップS1
03)。そして、この後に送るべきデータがまだ残って
いるかどうかをチェックする(ステップS104)。そ
して、送るべきデータがまだ存在している場合には
(Y)、ステップS102に戻って送信要求が来るたび
にブロックデータ14の送出を繰り返す。
【0020】これに対して、ホストコンピュータ12が
このようなブロックデータ14の送信の繰り返しの結果
として全部のデータの送出を完了した場合には(ステッ
プS104;N)、送信終了通知をデータ圧縮装置11
に送出して(ステップS105)、記憶装置13に対す
るデータの格納のための処理をすべて終了させる(エン
ド)。
【0021】図3は、ホストコンピュータの以上の動作
に伴うデータ圧縮装置側の制御の様子を表わしたもので
ある。データ圧縮装置11は、ホストコンピュータ12
からデータの格納動作の開始の要求が送られてくるのを
待機している(ステップS201)。そして、この要求
が到来したら(Y)、第Nの圧縮処理部23N を除いた
全圧縮処理部231 〜23N-1 に対してそれらの採るべ
き圧縮方式を指定する(ステップS202)。第Nの圧
縮処理部23N に対して圧縮方式を指定しないことにし
たのは、本実施例の場合、これについて圧縮処理を行わ
ない回路構成としたためであり、そうでない場合には同
様に圧縮方式を指定することができる。
【0022】圧縮方式の指定は、図1に示したCPU2
2が自身の図示しないROM(リード・オンリ・メモ
リ)に書き込まれた圧縮方式の各論理内容をそれぞれの
圧縮処理部231 〜23N-1 に割り振ることによって行
われる。どのような圧縮方式を選択して割り振るかは、
ホストコンピュータ12がブロックデータ14の送出開
始に先立って送ってきたデータの内容を示す情報をキー
としてCPU22がROMに書き込まれた論理に従って
決定する。もちろん、ホストコンピュータ12がどのよ
うな圧縮方式を選択して割り振らせるかを事前に指示す
るようにしてもよい。また、第1〜第(N−1)の圧縮
処理部231 〜23N-1 が数値Nとの関係で十分な数の
圧縮方式を並列して提供することができるときには、圧
縮方式を選択して割り振る操作を省略し、これらの圧縮
方式を固定したものにしておくことも可能である。この
場合には、回路の構成を簡略化することができる。な
お、ROMに書き込んだ圧縮方式の各論理は、記憶装置
13に書き込んでおき、これを適宜読み出すようにする
ことも可能である。
【0023】図3に戻って説明を続ける。第1〜第(N
−1)の圧縮処理部231 〜23N- 1 に対して圧縮方式
の設定が行われたら、CPU22は各FIFOメモリ2
1〜24N の内容をリセットする(ステップS20
3)。そして、ホストコンピュータ12に対してブロッ
クデータ14の送信を要求する(ステップS204)。
この後、ホストコンピュータ12からブロックデータ1
4が送られてきたら(ステップS205;Y)、ホスト
インターフェイス回路21はこの1ブロック分のデータ
を格納する。そして、これを所定の単位量ずつ読み出し
て第1〜第Nの圧縮処理部231 〜23N に同時にこれ
を供給し、これらでデータの圧縮処理を並行処理させる
(ステップS206)。この際、第Nの圧縮処理部23
N では、受信したデータを処理せずにそのまま出力する
ことになる。
【0024】処理されたデータはそれぞれ対応する第1
〜第NのFIFOメモリ241 〜24N に供給される
(ステップS207)。このとき、圧縮の程度の低い圧
縮処理部23から出力されたデータは圧縮の程度の高い
圧縮処理部23から出力されたデータよりもデータ量が
多いことはもちろんである。CPU22は、この段階で
全FIFOメモリ241 〜24N のハーフビット信号2
1 〜27N が“1”に変化したかどうかをチェックす
る(ステップS208)。全部のハーフビット信号27
1 〜27N が“0”のままであったり、一部のみについ
て“1”に変化している状態では(N)、まだ、最も圧
縮率の良い圧縮方式を採った圧縮処理部23に対応する
FIFOメモリ24に半分の量のデータが蓄積されてい
ない。
【0025】CPU22は、この状態でブロックデータ
14の処理が完了したかどうかをホストインターフェイ
ス回路21の残りのデータ量からチェックし(ステップ
S209)、まだデータが残っている場合にはステップ
S206に戻って次の所定単位量のデータを読み出し、
前記したと同様の処理を行わせる。ホストコンピュータ
12から送られてきたブロックデータ14の処理が終了
した場合には(ステップS209;Y)、ホストコンピ
ュータ12から送信終了通知が受信されているかどうか
のチェックが行われ(ステップS210)、この通知が
受信されていなければ(N)、ステップS204に戻っ
てホストコンピュータ12に次の1ブロック分のブロッ
クデータ14の送信を要求することになる。
【0026】このようにしてホストコンピュータ12か
ら送られてきたブロックデータ14の処理が進行した結
果として、ある時点で全ハーフビット信号271 〜27
N が“1”に変化したら(ステップS208;Y)、C
PU22は記憶装置インターフェイス回路25に制御信
号を送って、最後にハーフビット信号27が“1”に変
化したFIFOメモリ24の内容を選択させ、これを記
憶装置13に圧縮データ15として格納させる(ステッ
プS211)。そして、各FIFOメモリ24 1 〜24
N の内容をリセットさせて(ステップS212)、ステ
ップS209に戻ることになる。
【0027】一方、ステップS210でホストコンピュ
ータ12から送信終了通知が受信されていると判別され
た場合には(Y)、各FIFOメモリ241 〜24N
圧縮後のデータが蓄積されているかどうかの判別が行わ
れる(ステップS213)。そして、圧縮データが格納
されていない状態でちょうど1ブロックが終了した場合
には(N)、そのまま全処理を終了させることになる。
【0028】これに対して、ホストコンピュータ12側
がデータを送ってこないことが分かった時点でこれらF
IFOメモリ241 〜24N に圧縮されたデータが蓄積
されていたような場合には(ステップS213;Y)、
これらのうちのいずれかを圧縮後のデータとして選択し
て記憶装置13に格納する必要がある。本実施例では、
前回採用された圧縮方式と同一の圧縮方式を採用するF
IFOメモリ24を選択して、その内容をその圧縮方式
を示すデータと共に記憶装置13に記憶させることにし
た(ステップS214)。これ以外の選択方式として
は、この時点ですでにハーフビット信号27が“1”に
変化している圧縮方式を除外して選択を行う等の方式も
有効である。
【0029】このようにして、ホストコンピュータ12
から送られてきた全ブロックデータ14の処理が終了す
ることになる(エンド)。
【0030】図4は、以上の処理を図解したものであ
る。ホストコンピュータ12が記憶装置13に格納した
いデータ31は、送信を効率的に行う観点から複数のブ
ロック(a、b、c、……)からなるブロックデータ1
4に区分けされる。図では便宜的に“a”から“j”の
ブロックデータ14に区分けしている。この場合には、
まず“a”のブロックデータ14がデータ圧縮装置11
に送られ、第1〜第Nの圧縮処理部231 〜23N によ
ってそれぞれ所定の圧縮処理が行われる。ただし、本実
施例では第Nの圧縮処理部23N は圧縮を行っていな
い。
【0031】圧縮データ321 〜32N は、図示したよ
うにそれぞれの量が一定しない。これらは、対応するF
IFOメモリ241 〜24N に順に書き込まれていき、
最後にハーフビット信号27が“1”に変化したFIF
Oメモリ24(この例では、第1のFIFOメモリ24
1 )が記憶装置インターフェイス回路25によって選択
され、記憶装置13に格納されることになる。同様にし
て、最後の“j”のブロックデータ14まで処理が繰り
返される。
【0032】図5は、データ圧縮装置から記憶装置への
圧縮データの転送の様子を表わしたものである。すべて
のデータの圧縮が終了したら、各FIFOメモリ241
〜24N のうちの1つずつから圧縮データ32が記憶装
置インターフェイス回路25を介して出力されるたびの
圧縮方式がヘッダファイル41に格納される。これら
は、その都度送られた圧縮データ421 〜42M と共に
記憶装置13に格納されるので、圧縮データ421 〜4
M のそれぞれがどのような圧縮で圧縮されたかが判別
できるようになっている。
【0033】なお、実施例ではステップS206で所定
の単位量だけブロックデータ14を読み出して、その結
果をそれぞれのFIFOメモリ24 〜24N に読み出
すことにした。このため、ハーフビットを厳密には越え
るような量のデータがこれらに蓄えられた段階ですべて
のハーフビットが“1”となる事態の発生が生じうる。
厳密にハーフビットに等しい圧縮データを毎回、記憶装
置13に転送する必要がある場合には、ステップS20
6で処理したデータをすべて一括して各FIFOメモリ
241 〜24N に格納する代わりに、所定量ずつ格納し
最後のFIFOメモリ24のハーフビットが“1”に変
化した時点で圧縮データの格納を停止させるようにすれ
ばよい。この場合には、次のサイクルで残りの圧縮済み
のデータが各FIFOメモリ241 〜24N にまず格納
されることになる。
【0034】また、実施例では第1〜第NのFIFOメ
モリ241 〜24N のハーフビットが立つことを条件と
して圧縮データの転送を開始したが、装置によっては例
えば4分の3の量を示すビットのように他の量を示すビ
ットを基準として、これらの量に最後に達したFIFO
メモリ24の内容を記憶装置13に転送するようにする
ことも可能である。
【0035】更に実施例では記憶装置13に圧縮後のデ
ータを格納するようにしたが、受信装置等の他の装置に
これらを順次転送するようにしてもよいことはもちろん
である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
では、同一データを複数の圧縮方式でそれぞれ処理を行
い、対応するFIFOメモリに格納し、一番遅く一定格
納量に到達したFIFOメモリから圧縮データを取り出
して、その圧縮方式を示すデータを付加して出力するこ
とにした。したがって、圧縮後のデータはその一定格納
量と等しいかほぼこれと等しい量ずつ出力することがで
きることになり、これらの処理を繰り返してデータの転
送や格納を行う際に便利である。特に一度にアクセスす
るデータの量に制限があるようなシステムでは、本発明
を有効に活用することができる。また、本発明ではFI
FOメモリに格納された量があらかじめ定めた値に到達
したときに1単位の圧縮を終了させるので、どの圧縮方
式が最も効率的に圧縮できたかを計測するためのカウン
タを必要とせず、データ圧縮装置の回路構成の簡易化に
よってコストの低減と信頼性の向上を図ることができ
る。
【0037】また、請求項2記載の発明では、圧縮後の
データを格納する幾つかのFIFOメモリと共に、圧縮
を行ったデータと同一のデータを圧縮しないままで格納
するFIFOメモリも用意したので、請求項1記載の発
明による効果と同一の効果を得ることができる他、デー
タの状態によって処理前のデータよりもデータ量が多く
なるといった不都合の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるデータ圧縮装置とこ
れにデータを転送するホストコンピュータおよび圧縮後
のデータを格納する記憶装置の接続状態を示したブロッ
ク図である。
【図2】本実施例でデータ圧縮装置に対するホストコン
ピュータの動作を示すブロック図である。
【図3】図2に対応したデータ圧縮装置の動作を示す流
れ図である。
【図4】本実施例でデータ圧縮装置によるデータの圧縮
処理の様子を示した説明図である。
【図5】本実施例で圧縮データとその圧縮方式を示すヘ
ッドファイルとの関係を示す説明図である。
【符号の説明】
11…データ圧縮装置、12…ホストコンピュータ(デ
ータの送出源)、13…記憶装置、14…ブロックデー
タ、22…CPU、23…圧縮処理部、24…FIFO
メモリ、25…記憶装置インターフェイス回路、32…
圧縮データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 7/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の圧縮すべきデータをそれぞれ異な
    った圧縮処理方式で並列的に圧縮処理する複数の圧縮処
    理手段と、 これらの圧縮処理手段の処理結果をそれぞれ圧縮処理方
    式別に格納する複数のFIFOメモリと、 これらのFIFOメモリにそれぞれ満杯に相当する量未
    満の一定量のデータが格納されたときそれを逐次検出す
    る一定格納量検出手段と、 これら全FIFOメモリのうちの最後に前記一定量のデ
    ータが格納されたと一定格納量検出手段が検出したとき
    その最後のFIFOメモリに格納されたデータにその圧
    縮方式を示すデータを付加して出力する圧縮データ出力
    手段と、 最後のFIFOメモリからデータが出力された段階で前
    記圧縮すべきデータが存在するとき、これらのFIFO
    メモリの内容をクリアして前記各手段によるデータ処理
    を順次反復させる圧縮反復制御手段とを具備することを
    特徴とするデータ圧縮装置。
  2. 【請求項2】 同一の圧縮すべきデータをそれぞれ異な
    った圧縮処理方式で並列的に圧縮処理する複数の圧縮処
    理手段と、 これらの圧縮処理手段の処理結果および圧縮処理を行っ
    ていない圧縮前のデータをそれぞれ処理方式別に格納す
    る複数のFIFOメモリと、 これらのFIFOメモリにそれぞれ満杯に相当する量未
    満の一定量のデータが格納されたときそれを逐次検出す
    る一定格納量検出手段と、 これら全FIFOメモリのうちの最後に前記一定量のデ
    ータが格納されたと一定格納量検出手段が検出したとき
    その最後のFIFOメモリに格納されたデータにその処
    理方式を示すデータを付加して出力するデータ出力手段
    と、 最後のFIFOメモリからデータが出力された段階で前
    記圧縮すべきデータが存在するとき、これらのFIFO
    メモリの内容をクリアして前記各手段によるデータ処理
    を順次反復させる圧縮反復制御手段とを具備することを
    特徴とするデータ圧縮装置。
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