JP3244336U - 敷物補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】敷物の利便性を向上させることができる敷物補助具を提供する。【解決手段】本開示に係る敷物補助具1は、合成樹脂製の線状部材が互いに絡まり合うことによって形成された立体網状構造体で構成されており、クッション性を有する板状をなすことを特徴とする。使用者は、敷物補助具1の両面を上下に向けて、敷物補助具1を床4に敷き、敷物補助具1の上面に敷物5を敷く。吸水した敷物5を敷物補助具1に敷いたまま放置した場合、敷物5の上面は全面的に空気に触れ、乾燥する。敷物補助具1は立体的な網状の構造を有するので、通気性に優れる。故に、敷物5の下面は敷物補助具1を通して空気に触れ、乾燥する。敷物5の両面が乾燥すれば、敷物5の内部も乾燥する。このように、敷物補助具1に敷いたままでも敷物5が乾燥しやすいので、使用者がこまめに敷物5を干して乾燥させる必要はない。即ち、敷物5の利便性を向上させることができる。【選択図】図3

Description

本開示は敷物補助具に関する。
脱衣場の床に、吸水性を有する敷物を敷くことが一般に行なわれている。このような敷物の例として、特許文献1に記載のバスマットが挙げられる。また、フェイスタオル又はバスタオル等が脱衣場の床に敷かれ、バスマット代わりに用いられることは珍しくない。
特開平5-161559号公報
濡れた敷物は、使い心地が悪い上に不衛生になりやすい。また、濡れた敷物を床に敷いたまま放置していると、床が傷む虞がある。故に、使用者はこまめに敷物を干して乾燥させることを強いられる。即ち、敷物の利便性が悪い。
本開示の目的は、敷物の利便性を向上させることができる敷物補助具を提供することにある。
本開示に係る敷物補助具は、合成樹脂製の線状部材が互いに絡まり合うことによって形成された立体網状構造体で構成されており、クッション性を有する板状をなすことを特徴とする。
本開示にあっては、敷物補助具が板状の立体網状構造体で構成されている。立体網状構造体は、合成樹脂製の線状部材が互いに絡まり合うことによって形成されている。
使用者は、敷物補助具の両面を上下に向けて、敷物補助具を床に敷き、敷物補助具の上面に敷物を敷く。例えば脱衣所にて敷物及び敷物補助具のセットが用いられた場合、濡れた使用者が敷物に乗ることにより、敷物が吸水する。
吸水した敷物を敷物補助具に敷いたまま放置した場合、敷物の上面は全面的に空気に触れ、乾燥する。敷物補助具は立体的な網状の構造を有するので、通気性に優れる。故に、敷物の下面は敷物補助具を通して空気に触れ、乾燥する。敷物の両面が乾燥すれば、敷物の内部も乾燥する。このように、敷物補助具に敷いたままでも敷物が乾燥しやすいので、使用者がこまめに敷物を干して乾燥させる必要はない。即ち、敷物の利便性を向上させることができる。
敷物補助具は通気性のみならず透水性にも優れる。故に、敷物から敷物補助具へ水分が移動した場合でも、敷物補助具に付着した水分は敷物補助具を構成する線状部材を伝って広がり、蒸発する。このように、床に敷いたままでも敷物補助具が乾燥しやすいので、使用者がこまめに敷物補助具を干して乾燥させる必要はない。即ち、敷物補助具の利便性はよい。
敷物補助具は網状なので、敷物と敷物補助具との間の摩擦力が向上する。故に、敷物の位置ずれ、及び敷物補助具からの脱落を抑制することができる。
敷物補助具はクッション性を有する。使用者が敷物を介して敷物補助具に乗ったときに敷物補助具が柔らかく使用者の体を支えるので、使用者が心地よさを覚える。
敷物補助具は合成樹脂製なので、熱伝達率が低い。故に、敷物補助具に敷かれた敷物に乗れば、使用者の体が冷えにくい。
本開示に係る敷物補助具は、一方向に長い矩形板状をなし、一面の前記一方向の中央部に、前記一方向に交差する方向の全長にわたる溝が設けられており、該溝を境に、前記一面が外側になるようにして二つ折りにすることが可能であることを特徴とする。
本開示にあっては、敷物補助具が一方向に長い矩形板状をなす。敷物補助具の一面には溝が設けられている。溝は、敷物補助具の長辺に沿う方向の中央部に配されており、敷物補助具の短辺に沿う方向の全長にわたる。このような溝は敷物補助具の意匠性を向上させることに寄与する。
また、溝を境に、溝が設けられている一面が外側になるようにして、敷物補助具を二つ折りにすることができる。使用者は、敷物を使う場合に敷物補助具を広げ、敷物を使わない場合に敷物補助具を二つ折りにする。二つ折りにされた敷物補助具は、コンパクトに収納することができる。また、二つ折りにされた敷物補助具は、コンパクトに輸送することができ、狭い売場でも問題なく陳列することができる。
本開示に係る敷物補助具は、端面が一面から他面に向けて広がるように傾斜しており、少なくとも前記一面と端面との角部が弧状をなすことを特徴とする。
本開示にあっては、敷物補助具の端面が、一面から他面に向けて広がるように傾斜している。敷物補助具の、少なくとも一面と端面との角部は弧状をなす。つまり、敷物補助具の一面と端面とは互いに滑らかに連続している。故に、使用者が敷物補助具の一面と端面との角部に触れても違和感を覚える虞がない。
使用者は、一面を上に向けて、敷物補助具を床に敷く。この場合、床に敷かれている敷物補助具の端面に使用者がつまずくことが抑制される。
本開示に係る敷物補助具は、少なくとも一面を含む表面層の嵩密度が、前記表面層よりも内側に位置する部分の嵩密度よりも大きいことを特徴とする。
本開示にあっては、敷物補助具の表面層の嵩密度が、敷物補助具の、表面層よりも内側に位置する部分(以下、敷物補助具の内部という)の嵩密度よりも大きい。
敷物補助具の内部の嵩密度は小さいので、通気性及び透液性が向上する。
表面層には、少なくとも敷物補助具の一面が含まれる。使用者は、表面層に含まれる一面を上に向けて、敷物補助具を床に敷き、敷物補助具の上面に敷物を敷く。
敷物補助具上の敷物が捲れた場合、又はまだ敷物補助具に敷物を敷いていない場合等、敷物補助具の上面が直接的に使用者に触れることがある。表面層の嵩密度は大きいので、敷物補助具の上面は、嵩密度が小さい部分に比べて肌触りがよい。また、使用者の指が線状部材に引っかかったり線状部材間に形成される空隙に嵌まり込んだりしにくい。
本開示に係る敷物補助具は、前記線状部材は熱可塑性樹脂製であり、弾性を有することを特徴とする。
本開示にあっては、線状部材が熱可塑性樹脂製なので、敷物補助具の廃棄後のリサイクルが容易である。
線状部材が弾性を有するので、線状部材に触れた使用者が異物感を覚えることが抑制される。また、使用者の体重を受け止めることによって変形した線状部材が、敷物補助具が敷かれている床に強く接するので、使用中に敷物補助具が滑りにくい。
本開示の敷物補助具によれば、敷物の利便性を向上させることができる。
実施の形態に係る敷物補助具の模式的な斜視図である。 敷物補助具の模式的な平面図である。 図2におけるIII-III線による模式的な断面図である。 図3に示す敷物補助具の模式的な拡大断面図である。 二つ折りにされた敷物補助具の模式的な断面図である。
以下、本開示の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態に係る敷物補助具の模式的な斜視図である。
図中1は敷物補助具であり、敷物補助具1は一方向に長い矩形板状をなす。
以下では、敷物補助具1の長手方向(及び短手方向)を左右方向(及び前後方向)とし、敷物補助具1の厚さ方向を上下方向として説明する。
図2は敷物補助具1の模式的な平面図である。図3は図2におけるIII-III線による模式的な断面図である。
図1~図3に示す敷物補助具1においては、一面11が上を向いており、他面12が下を向いている。一面11と他面12との上下方向の離隔距離は、例えば約30mmである。
敷物補助具1は、2つの端面13と2つの端面14とを有する。2つの端面13は左右方向に互いに離隔し、各端面13は前後方向に延びる。2つの端面14は前後方向に互いに離隔し、各端面14は左右方向に延びる。
端面13,14夫々は、敷物補助具1の一面11の長辺(及び短辺)が他面12の長辺(及び短辺)よりも短くなるようにして、傾斜している。
更に詳細には、左側の端面13は、一面11の左辺から他面12の左辺に向けて広がるように(左側ほど下側に位置するように)、傾斜している。同様に、右側の端面13は一面11から他面12向けて広がるように傾斜している。一面11の長辺の長さは、例えば約600mmであり、他面12の長辺の長さは、例えば約660mmである。他面12に対する端面13の傾斜角度は、例えば約30°である。
一方、前側の端面14は、一面11の前辺から他面12の前辺に向けて広がるように(前側ほど下側に位置するように)、傾斜している。同様に、後側の端面14は一面11から他面12に向けて広がるように傾斜している。一面11の短辺の長さは、例えば約450mmであり、他面12の短辺の長さは、例えば約490mmである。他面12に対する端面14の傾斜角度は、例えば約45°である。
端面13,14夫々と一面11とは、境界部分が凸状の曲面になるようにして、互いに連続している。また、隣り合う端面13,14は、境界部分が凸状の曲面になるようにして、互いに連続している。即ち、端面13,14夫々と一面11との角部、及び端面13,14間の角部は、何れも弧状をなす。
なお、端面13,14夫々と他面12との角部も弧状をなすことが望ましいが、平坦面状に面取りされてもよい。
敷物補助具1の一面11には、溝2が設けられている。溝2は、左右方向の中央部に位置しており、前後方向の全長にわたる。溝2は、左右方向の中心に位置していることが望ましい。
溝2の断面はU字状をなす。溝2の内底面21は凹曲面であり、前後方向に延びる。内底面21と溝2の2つの内側面22夫々とは、境界部分が凹状の曲面になるようにして、互いに連続している。各内側面22と一面11とは、境界部分が凸状の曲面になるようにして、互いに連続している。溝2の内面と各端面14とは、境界部分が凸状の曲面になるようにして、互いに連続している。
溝2の左側の内側面22は、内底面21から一面11に向けて、溝2の幅が広がるように傾斜している。同様に、右側の内側面22は、内底面21から一面11に向けて、溝2の幅が広がるように傾斜している。
他面12に対する内側面22の傾斜角度は、例えば約50°である。内底面21の幅は、例えば約10mmであり、溝2の開口の幅は、例えば約40mmである。
溝2は敷物補助具1の意匠性を向上させることに寄与する。
図4は図3に示す敷物補助具1の模式的な拡大断面図である。図4には一面11近傍が示されている。
図中3は線状部材であり、線状部材3は、例えば直径約1mmの円形の断面を有する。線状部材3は熱可塑性樹脂製(例えばポリエチレン製)であり、弾性を有する。
敷物補助具1は、複数の線状部材3が互いに無秩序に絡まり合うことによって形成された立体網状構造体で構成されている。線状部材3同士は、線状部材3を構成している熱可塑性樹脂によって、互いに部分的に接着されている。
敷物補助具1はクッション性を有し、例えば、一面11に加えられた衝撃を、一面11が他面12に接近することによって吸収する。
敷物補助具1は、一面11を含む表面層31を有する。表面層31の厚さは、例えば約5mmである。表面層31の嵩密度は、敷物補助具1の内部32の嵩密度よりも大きい。ここで、敷物補助具1の内部32とは、敷物補助具1の外面(一面11、他面12、2つの端面13、2つの端面14、及び溝2の内面)を含む表面層に囲まれた部分である。
表面層31に位置する線状部材3の本数は、敷物補助具1の内部32に位置する線状部材3の本数よりも多い。表面層31において線状部材3間に形成される空隙は、敷物補助具1の内部32において線状部材3間に形成される空隙よりも小さい。
端面13,14及び溝2の内面夫々を含む表面層の嵩密度は、敷物補助具1の内部32の嵩密度よりも大きいことが望ましい。
以上のような敷物補助具1を用いる場合、使用者は、敷物補助具1の両面を上下に向けて、敷物補助具1を床4に敷き、敷物補助具1の一面11に敷物5を敷く(図3参照)。敷物5は、バスマット、又は吸水性を有するシート(バスタオル又はフェイスタオル等)である。敷物5としてバスタオルが用いられる場合、バスタオルは折り畳まれた状態で一面11に敷かれてもよい。敷物5としてフェイスタオルが用いられる場合、複数のフェイスタオルが一面11に敷き詰められてもよい。
例えば脱衣所にて敷物5及び敷物補助具1のセットが用いられた場合、濡れた使用者が敷物5に乗ることにより、敷物5が吸水する。
吸水した敷物5を敷物補助具1に敷いたまま放置した場合、敷物5の上面は全面的に空気に触れ、乾燥する。敷物補助具1は立体的な網状の構造を有するので、上下方向、左右方向、及び前後方向夫々について、通気性及び透水性に優れる。しかも、敷物補助具1の内部32の嵩密度が小さいので、通気性及び透液性が向上する。故に、敷物5の下面は敷物補助具1を通して空気に触れ、乾燥する。敷物5の両面が乾燥すれば、敷物5の内部も乾燥する。このように、敷物補助具1に敷いたままでも敷物5が乾燥しやすいので、使用者がこまめに敷物5を干して乾燥させる必要はない。即ち、敷物5の利便性を向上させることができる。
敷物5から敷物補助具1へ水分が移動した場合でも、敷物補助具1に付着した水分は敷物補助具1を構成する線状部材3を伝って広がり、蒸発する。このように、床4に敷いたままでも敷物補助具1が乾燥しやすいので、使用者がこまめに敷物補助具1を干して乾燥させる必要はない。即ち、敷物補助具1の利便性はよい。
無論、使用者が、敷物補助具1に付着した水分を拭き取ったり敷物補助具1を風通しのよい場所で干したりすれば、敷物補助具1は更に短時間で乾く。
敷物補助具1及び敷物5夫々を干す頻度は、季節(例えば梅雨か否か)又は使用環境(例えば脱衣所の湿度の高低)等によって異なる。例えば、使用者は敷物補助具1及び敷物5夫々を少なくとも1週間に1回は干す。
敷物補助具1は網状なので、敷物5と敷物補助具1との間の摩擦力が向上する。故に、敷物5の位置ずれ、及び敷物補助具1からの脱落を抑制することができる。
床4は冷たいことがある。一方、敷物補助具1は合成樹脂製なので、熱伝達率が低い。故に、敷物補助具1に敷かれた敷物5に乗れば、使用者の体が冷えにくい。
敷物補助具1上の敷物5が捲れた場合、又は敷物補助具1にまだ敷物5を敷いていない場合等、一面11が直接的に使用者に触れることがある。一面11は網状であるが、表面層31の嵩密度が大きいので、肌触りがよい。また、一面11において線状部材3間に形成される空隙は小さいので、使用者(特に乳幼児)の指が線状部材3に引っかかったり線状部材3間に形成される空隙に嵌まり込んだりしにくい。
一面11と端面13,14夫々とは互いに滑らかに連続している。また、端面13,14は互いに滑らかに連続している。更に、溝2の内面と一面11及び端面14夫々とは互いに滑らかに連続している。故に、使用者が、一面11と端面13,14夫々との角部、又は端面13,14間の角部、或いは溝2の内面と一面11及び端面14夫々との角部に触れても違和感を覚える虞がない。
端面13,14夫々が一面11から他面12に向けて広がるように傾斜しているので、敷物補助具1が床4に敷かれている場合に使用者が端面13,14につまずくことが抑制される。
線状部材3が弾性を有するので、線状部材3に触れた使用者が異物感を覚えることが抑制される。また、敷物補助具1が使用者の体重を受け止めることにより、線状部材3は、断面形状が上下方向に扁平になるようにして変形する。故に、線状部材3と床4との接触面積が広がり、しかも線状部材3が床4に強く接するので、使用中に敷物補助具1が床4上を滑ることが抑制される。
床4は硬いことがある。一方、敷物補助具1はクッション性を有し、個々の線状部材3は弾性を有する。使用者が敷物5を介して敷物補助具1に乗ったときに敷物補助具1が柔らかく使用者の体を支えるので、使用者が心地よさを覚える。
とはいえ、敷物補助具1が柔らかすぎても使用者の転倒を誘発する虞があるので、敷物補助具1又は線状部材3の柔軟性の高低は、適切に設定される。例えば、線状部材3を構成する合成樹脂として、硬めのものが選択される。
以上のように、敷物補助具1は脱衣所における快適性及び安全性を向上させることができる。
吸水性を有する薄型シート(例えば薄手のタオル)をバスマット代わりにする場合、バスマットに比べて、薄型シートには洗濯しやすい、コンパクトに収納できる等の利点がある。しかしながら、薄型シートにはクッション性が悪い、床4上で滑りやすい等の欠点がある。そこで、薄型シートを敷物補助具1の一面11に敷くことにより、薄型シートの利点を享受しつつその欠点を解消することができる。
使用者は敷物補助具1を玄関又は台所等の床4に敷いてもよい。この場合、敷物補助具1の上面には玄関マット又はキッチンマット等が敷かれる。
使用者は、選択した敷物5又は他の洗濯物を平干しする場合に、平干しネットの代わりに敷物補助具1を用いてもよい。
敷物補助具1は、溝2を境に、一面11が外側になるようにして二つ折りにすることが可能である。
図5は二つ折りにされた敷物補助具1の模式的な断面図である。
敷物補助具1が完全に二つ折りにされた場合、他面12の左半分だった部分と右半分だった部分とは互いに接触する。図の見易さのために、図5に示す敷物補助具1においては他面12の左半分だった部分と右半分だった部分とが互いから離隔している。
敷物補助具1が二つ折りにされた場合、溝2の内底面21に相当する部分は凸曲面状に湾曲することがある。
図1~図3には二つ折りにされていない状態(即ち広げられた状態)の敷物補助具1が示されている。使用者は、敷物を使う場合に敷物補助具1を広げる。一方、敷物を使わない場合、使用者は図5に示すように敷物補助具1を二つ折りにする。
二つ折りにされた敷物補助具1は、コンパクトに収納することができる。また、二つ折りにされた敷物補助具1は、コンパクトに輸送することができ、狭い売場でも問題なく陳列することができる。
使用者は敷物補助具1を完全に二つ折りにせず、V字状になるように折り曲げてもよい。V字状に折り曲げられた敷物補助具1は、例えば敷物補助具1を乾燥させる場合に、一方の端面14を下側にして、床4に立てて置くことができる。使用者は、床4に立てて置いた敷物補助具1の上に敷物5を広げて干してもよい。
以上のような敷物補助具1を製造する場合、例えば製造者は、熱可塑性樹脂製の矩形平板状の立体網状構造体を準備する。立体網状構造体の嵩密度は均一である。立体網状構造体の厚さは、例えば35mmである。
次に、製造者は、準備した立体網状構造体を所定の金型の凹部に押し込み、所定の時間(例えば10分~15分)、所定の温度(例えば100℃)に維持する。金型の凹部は、敷物補助具1の形状に対応しており、金型の凹部の最大深さは、例えば30mmである。
この結果、立体網状構造体が適宜に収縮して敷物補助具1の形状(及び寸法)に整形される。また、敷物補助具1の表面(一面11及び端面13,14等)の嵩密度が内部32の嵩密度よりも大きくなる。
なお、敷物補助具1は矩形板状に限定されず、正方形板状又は長円形板状等でもよい。
溝2は左右方向の中心位置よりも左端側(又は右端側)に近い位置に配されてもよい。溝2は1本に限定されず、互いに平行な複数本の溝2が長手方向に並設されてもよい。或いは、複数の溝2が十字状又はV字状等に設けられてもよい。敷物補助具1を三つ折り、四つ折り、又は十字折り等にすることが可能なように、複数の溝2が一面11(又は一面11及び他面12夫々)に設けられてもよい。
敷物補助具1は、各2つの端面13,14の内、1つ以上が傾斜していない(一面11及び他面12夫々に対して直交している)構成でもよい。この場合、傾斜していない端面が壁面に接触するようにして敷物補助具1を床4に敷くことにより、壁面と敷物補助具1との間に無用な空隙が生じることを防止することができる。
他面12を含む表面層の嵩密度は、表面層31の嵩密度と同程度でもよく、敷物補助具1の内部32の嵩密度と同程度でもよい。表面層31の嵩密度は、敷物補助具1の使用感と速乾性との両立を考慮して設計する必要がある。しかしながら、他面12は使用者の肌に触れにくいので、他面12を含む表面層の嵩密度を敷物補助具1の内部32の嵩密度と同程度に低くすることにより、敷物補助具1の速乾性を優先的に向上させることができる。
線状部材3は熱可塑性樹脂製に限定されず、例えばステンレス又はアルミニウム等の金属製でもよく、合成樹脂に木粉が混合された木質材製でもよい。しかしながら、線状部材3が熱可塑性樹脂製であれば、敷物補助具1の廃棄後のリサイクルが容易である。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は、上述した意味ではなく、実用新案登録請求の範囲と均等の意味及び実用新案登録請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
実用新案登録請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。更に、実用新案登録請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載してもよい。
1 敷物補助具
11 一面
12 他面
13,14 端面
2 溝
3 線状部材
31 表面層
32 内部(表面層よりも内側に位置する部分)

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の線状部材が互いに絡まり合うことによって形成された立体網状構造体で構成されており、
    クッション性を有する板状をなすことを特徴とする敷物補助具。
  2. 一方向に長い矩形板状をなし、
    一面の前記一方向の中央部に、前記一方向に交差する方向の全長にわたる溝が設けられており、
    該溝を境に、前記一面が外側になるようにして二つ折りにすることが可能であることを特徴とする請求項1に記載の敷物補助具。
  3. 端面が一面から他面に向けて広がるように傾斜しており、
    少なくとも前記一面と端面との角部が弧状をなすことを特徴とする請求項1に記載の敷物補助具。
  4. 少なくとも一面を含む表面層の嵩密度が、前記表面層よりも内側に位置する部分の嵩密度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の敷物補助具。
  5. 前記線状部材は熱可塑性樹脂製であり、弾性を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の敷物補助具。
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