JP3244008B2 - 燃料タンク - Google Patents
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Description
された給油管に逆止弁を装着した燃料タンクに関する。
油時にタンク本体内の燃料及び燃料蒸気が逆流して外部
に放出されるのを防止するための逆止弁を備えたものが
知られている。図18は自動車の燃料タンクの一部を破
断して示す側面図である。燃料タンク200は、タンク
本体202の側壁部204に給油機構210を備えてい
る。給油機構210は、側壁部204に固定されている
インレットロアパイプ212と、インレットロアパイプ
212の先端開口部に装着されたインレットホース21
4と、インレットホース214の先端開口部に接続され
たインレットフィラーパイプ216と、インレットフィ
ラーパイプ216の給油口216aに装着された燃料キ
ャップ218と、を備えている。なお、タンク本体20
2の上部には、図示しないキャニスタが接続されてお
り、給油時などにタンク本体202内の燃料蒸気が送ら
れる。
212aには、逆止弁220が装着されている。この逆
止弁220は、給油時にタンク本体内の燃料及び燃料蒸
気が逆流して外部に放出されるのを防止するためのもの
である。
る。逆止弁220は、上記インレットロアパイプ212
の外周部212bに溶接固定された支持金具222と、
支持金具222に軸体224を介して回動自在に支持さ
れかつ上記インレットロアパイプ212の開口212a
を閉じる弁本体226と、軸体224に支持されて上記
弁本体226を閉弁方向へ付勢するコイルばね228
と、を備えている。
外して、給油口216aから燃料を供給すると、燃料
は、逆止弁220の弁本体226をコイルばね228の
付勢力に抗して開弁し、タンク本体202内に供給され
る。このとき、インレットロアパイプ212を流れる燃
料は、逆止弁220の弁本体226に当たってほぼ下方
に向かって落下してタンク本体202内に溜まる。そし
て、燃料タンク200への給油が終了すると、逆止弁2
20が閉弁して、タンク本体202内の燃料及び燃料蒸
気が逆流して外部に放出されるのを防止している。
ク200では、気温が高く飽和蒸気圧が大きい場合に、
タンク本体202内に燃料蒸気が多く充満している。こ
のため、タンク本体202に供給される燃料がタンク本
体202内に溜まっている燃料蒸気を追い出し、キャニ
スタ側へ流れる燃料蒸気の量が大きくなるという問題が
あった。
るものであり、気温が高いときであっても給油時にタン
ク本体外へ流出する燃料蒸気の量を減らすことができる
燃料タンクを提供することを目的とする。
記課題を解決するためになされた本発明は、燃料を貯留
するタンク本体と、このタンク本体に接続されて燃料を
該タンク本体内に注入するための燃料注入管と、上記タ
ンク本体内側の上記燃料注入管の先端部に設けられ上記
タンク本体内の燃料及び燃料蒸気を上記燃料注入管を通
じて外部へ放出されるのを防止すると共に該燃料注入管
への燃料の注入により開いて該燃料をタンク本体内に導
入する逆止弁と、を備えた燃料タンクにおいて、上記逆
止弁は、上記燃料注入管に接続された燃料通路と、該燃
料通路から燃料タンクへ燃料を吐出する吐出口とを有す
る通路形成部材と、この通路形成部材の燃料通路または
上記吐出口を開閉する弁体と、を備え、上記弁体は、燃
料注入管を流れる燃料で押されたときに開いて、該燃料
をほぼ直角方向に向かわせるように配置され、上記吐出
口は、弁体に当たって直角方向へ向かう燃料を、通路形
成部材の周方向から吐出させるように配置されたことを
特徴とする。
燃料を注入すると、燃料は燃料注入管に設けられた逆止
弁の弁体を開き、該燃料注入管から通路形成部材の燃料
通路を介し、さらに吐出口を通じて燃料タンク内に注入
される。弁体は、燃料注入管を流れる燃料で押されたと
きに開いて、該燃料をほぼ直角方向に向かわせるように
配置され、さらに吐出口は、弁体に当たって直角方向へ
向かう燃料を、通路形成部材の周方向から吐出させるよ
うに配置されているので、燃料が燃料注入管の先端部の
ほぼ真下だけでなく、タンク本体内の広い範囲にわたっ
て分散注入される。
体内の燃料の温度より低いから、タンク本体内を広い範
囲にわたって冷却し、タンク本体内の燃料の飽和蒸気圧
を低くし、燃料蒸気の発生を抑制する。したがって、タ
ンク本体外へ放出される燃料蒸気の量が低減される。
置として、通路形成部材の周方向の全周または一部に形
成するほか、上部または側部の一部だけに形成してもよ
い。
たは側部にだけ形成する場合において、燃料注入管に対
して通路形成部材を回動自在に装着し、吐出口が水平方
向より上方へ向くように形成してもよい。この構成によ
ると、通路形成部材が燃料注入管に取り付けられた時点
では、吐出口が下方に向いていても、通路形成部材が回
動して吐出口が常に水平方向より上方へ向くから、通路
形成部材と燃料注入管との間に位置決め手段などが不要
となり、しかもタンク本体内の冷却効果が確実に得られ
る。
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
図である。図1に示すように、燃料タンク10は、タン
ク本体12の側壁部14に、タンク本体12内へ燃料を
給油するための給油機構20を備えている。給油機構2
0は、側壁部14に溶接固定されているインレットロア
パイプ22と、このインレットロアパイプ22の先端開
口部に装着されたインレットホース24と、インレット
ホース24の先端開口部に接続されたインレットフィラ
ーパイプ26と、インレットフィラーパイプ26の給油
口に装着された燃料キャップ(図示省略)と、を備えて
いる。
は、側壁部14に形成された開口14aに嵌挿されると
共にフランジ部14bを介して固定されている。また、
インレットロアパイプ22の出口22bには、逆止弁3
0が装着されている。逆止弁30は、燃料の給油時に開
弁し、給油時以外のときに閉弁状態となるものである。
また、タンク本体12の上部には、燃料カットオフ弁2
8が装着されており、この燃料カットオフ弁28は、管
路28aを介して図示しないキャニスタに接続されてい
る。
ップを開けて給油ガンFGから燃料をインレットフィラ
ーパイプ26内に供給すると、燃料は、インレットホー
ス24、インレットロアパイプ22を介して、逆止弁3
0に達してこれを開いて、タンク本体12内に送給され
る。一方、給油時以外では、逆止弁30は、閉弁状態に
あるから、燃料キャップを外した際にも、タンク本体1
2内の燃料及び燃料蒸気が逆流して外部に放出されるの
を防止する。
詳細に説明する。図2は逆止弁30を示す半断面図、図
3は逆止弁30の断面図である。図2及び図3におい
て、逆止弁30は、インレットロアパイプ22の燃料通
路22aに連通する弁室31を形成するハウジング32
と、弁体40と、スプリング50とを備えている。
イプ22に接続されるハウジング前半部33と、このハ
ウジング前半部33に連結されるハウジング本体34と
から構成されている。上記ハウジング前半部33は、筒
部33aと、筒部33aの端部から突設された前鍔部3
3bとからなり、筒部33aの部分でインレットロアパ
イプ22に螺子33cにより固定されている。
と、底壁部37とにより囲まれた有底の形状であり、そ
の内部に上記弁室31を形成している。上記側壁部36
の一端部には、後鍔部36aが形成されており、この後
鍔部36aは、上記前鍔部33bに接合されて、ハウジ
ング前半部33とハウジング本体34とを一体としたハ
ウジング32を構成している。
後鍔部36aに近接した位置に形成されている。吐出口
38は、ハウジング本体34の周方向に等間隔に、8カ
所形成されている。それぞれの吐出口38は、同じ形状
であり、図示する左右の端面がそれぞれテーパ面38
a,38bになっている。
る連通孔37aが形成されている。この連通孔37a
は、弁室31内の燃料をタンク本体12に逃がすための
ものである。
2の燃料通路22aと吐出口38との間の通路を開閉す
ることにより燃料通路22aに流れる燃料をタンク本体
12内に導くとともに、タンク本体12の燃料蒸気を燃
料通路22a側へ遮断するものである。弁体40は、傘
状部41と、この傘状部41の外周から筒状に形成され
た筒部42とを備えている。上記傘状部41は、燃料通
路22aを流れる燃料をそれぞれの吐出口38へほぼ均
等に分流する円錐状に形成されている。また、傘状部4
1の裾部には、環状シート部42aが形成されている。
この環状シート部42aは、弁体40の軸方向への移動
にともなって上記前鍔部33bの端面に形成されたシー
ト面33dに着離するように形成されている。また、弁
体40の傘状部41の裏面側には、スプリング50の一
方が当接している。このスプリング50は、ハウジング
本体34の底壁部37に他方で支持されて弁体40を閉
弁方向へ付勢している。
ついて説明する。いま、図1に示す給油ガンFGにより
給油口からインレットフィラーパイプ26に燃料が注入
されると、燃料は、インレットホース24、及びインレ
ットロアパイプ22の燃料通路22aを通り、図4に示
すように逆止弁30の弁体40をスプリング50の付勢
力に抗して開ける。これにより、インレットロアパイプ
22の燃料通路22aを通った燃料は、さらに吐出口3
8を通じてタンク本体12内に注入される。このとき、
吐出口38は、タンク本体12の周方向に等間隔で8カ
所形成されており、しかも全方向に向けて配置されてい
るから、吐出口38から吐出される燃料は、タンク本体
12の広い範囲に向けて分散して供給される。このよう
にタンク本体12に供給される燃料は、タンク本体12
の一部の液面に向けて供給されるのではなく、タンク本
体12の広い範囲にわたって注入される。
地下に設置したタンク内に燃料を貯留しており、この燃
料を給油ガンFGにより供給している。このとき、給油
所の燃料の温度は、通常、燃料タンク10に貯められた
燃料の温度よりも低い。このため、給油ガンFGにより
供給される燃料、つまりタンク本体12に注入された燃
料は、タンク本体12内を広い範囲にわたって冷却す
る。このような温度の低い燃料は、タンク本体12内の
燃料の飽和蒸気圧を低くし、燃料蒸気の発生を抑制す
る。したがって、給油時に、キャニスタ側へ流れる燃料
蒸気が低減される。
シート部42aは、インレットロアパイプ22の燃料通
路22aを流れる燃料の方向aに対して直角方向に形成
されているから、燃料は、環状シート部42aに当たっ
たときに、上記直角方向へ導かれる。このため、燃料が
燃料通路22aの流れの方向だけへ導かれることがな
く、タンク本体12の広い範囲にわたって効率よく分散
される。
弁60を示す断面図、図6は逆止弁60が開いた状態を
示す断面図である。図5において、逆止弁60は、イン
レットロアパイプ22に接続されるハウジング62と、
ハウジング62に装着された保持部材64と、弁部66
aを有する弁体66と、スプリング68とを備えてい
る。
ための部材であり、側壁部64aと、底壁部64bとを
備えており、側壁部64aに形成された爪部64cがハ
ウジング62の外周に形成された係合孔62aに係合す
ることによりハウジング62に固定されている。また、
底壁部64bには、ハウジング62の先端開口とともに
燃料をタンク本体12内へ吐出するための吐出口64d
が形成されており、また、その中央部に弁体66を支持
するためのガイド部65が形成されている。このガイド
部65は、弁体66の支柱部66bをガイド孔65aで
摺動自在に支持している。
プリング68の一端を支持している。スプリング68の
他端は、支柱部66bの先端部に固定されたスプリング
止部66cにより支持されている。これにより、弁体6
6は、スプリング68により閉弁方向への付勢力を受け
ている。
燃料が弁体66に達すると、図6に示すように、弁体6
6は、スプリング68の付勢力に抗して開いて、吐出口
64dから燃料がタンク本体12へ供給される。このと
き、吐出口64dは、ハウジング62の先端部において
全周にわたって開口している。したがって、吐出口64
dから吐出される燃料は、タンク本体12内の液面の広
い範囲に向けて供給され、上述したタンク本体12内の
燃料を冷却するので、燃料蒸気の発生を低減させること
ができる。
弁70を示す断面図、図8は逆止弁70の開弁状態を示
す断面図である。図7において、逆止弁70は、インレ
ットロアパイプ22に接続されるハウジング72と、ハ
ウジング72に装着される保持部材74と、弁体76
と、スプリング78とを備えている。
ための部材であり、側壁部74aと、底壁部74bとを
備えており、側壁部74aに形成された係合爪74cが
ハウジング72に形成された係合孔72aに係合するこ
とによりハウジング72に固定されている。上記側壁部
74aのインレットロアパイプ22側には、吐出口74
dが形成されている。この吐出口74dは、図2などで
示した実施の形態と同様に、保持部材74の周方向に等
間隔で8カ所開口している。また、底壁部74bは、上
記側壁部74aの開口74eを閉じるとともに、係合爪
74fで側壁部74aの係合孔74gに係合している。
さらに、上記側壁部74aの中央部には、内側に向けて
弁体76を支持するためのガイド部75が形成されてい
る。
上記ガイド部75に支持される弁支持部76bとを備え
ており、弁部76aの裏面側と底壁部74bとの間にス
プリング78を架設することにより閉弁方向へ付勢され
ている。
76に達すると、図8に示すように、弁体76は、スプ
リング78の付勢力に抗して開いて、吐出口74dから
燃料がタンク本体12に供給される。この逆止弁70に
おける吐出口74dは、保持部材74の全周にわたって
開口しているから、燃料はタンク本体12内の広い範囲
の液面に向けて供給される。この場合には、弁体76の
弁部76aは、インレットロアパイプ22内の燃料の流
れと対向した直角であり、すべての燃料を周方向に向か
わせるから、タンク本体12の容量が大きく、燃料を広
く拡散させたい場合に特に有効である。
図9は逆止弁80を示す断面図、図10は図9の矢印A
の方向から見た正面図、図11は逆止弁80の分解斜視
図である。図9において、逆止弁80は、燃料を吐出口
の全方向から吐出させるのではなく、インレットロアパ
イプ22に対する周方向の取付角度にかかわらず、上方
へ向けて燃料を吐出させる構成を備えている。すなわ
ち、逆止弁80は、ボディ82と、このボディ82の一
端に装着されかつ流出口83aを開閉する弁プレート9
0と、を備えている。
22に固定される連結管部83と、この連結管部83に
回転自在に支持された本体部84とを備えており、イン
レットロアパイプ22側が流入口83bに、本体部84
の先端側が流出口83aになっている。
ガイド溝83cが環状に形成されている。このガイド溝
83cには、上記本体部84の端部を貫通した螺子83
eの先端が突入している。また、本体部84の下部の外
周部には、重錘85が螺子85aにより装着されてい
る。これにより、本体部84は、重錘85の重力によ
り、該重錘85を下方に位置させるように回転自在に連
結管部83に装着されている。
の流出口83aの外周縁部に沿って、弁プレート90が
着離するシート段部86がほぼ環状に形成されている。
シート段部86は、上部がシート面86aに、その外周
部が外周面86bになっている。また、ボディ82の流
出口83aの外周部には、弁プレート90を取り付ける
ための弁支持部87が突設されている。弁支持部87
は、図12に拡大して示すように、その一部に切欠き8
7aが形成されている。なお、弁プレート90の取付構
造については後述する。
から中心に向けて放射状に、4カ所の支持突起88が突
設されている。支持突起88は、弁プレート90が燃料
通路81内に没入するのを防止するものである。一方、
ボディ82の流出口83aの上流側には、図9に示すよ
うにテーパ面89aが形成されている。このテーパ面8
9aは、ボディ82の燃料通路81が内壁83dから流
出口83aに連続的な流路面となるように形成されてい
る。
する。図13は弁プレート90を示す平面図、図14は
図13のa−a線に沿った断面図である。弁プレート9
0は、薄板をプレスにより切断することにより、閉止部
91、アーム部92、連結部93及び取付部94を一体
的に板ばねとして形成したものである。上記閉止部91
は、シート段部86(図11)の外形とほぼ同一の形状
であり、ボディ82の流出口83aを開閉するものであ
り、つまりシート段部86のシート面86aに着離する
ように形成されている。
を隔てて、上記シート段部86の外周面86b(図1
3)に当たるように環状のアーム部92が設けられてい
る。このアーム部92は、その一端部で閉止部91に対
して連結部93を介して連結されている。連結部93
は、平行に配置された2つの架橋部93aから形成され
ている。また、上記アーム部92の他端部であって連結
部93と180度反対側には、取付部94が形成されて
いる。取付部94は、ボディ82の弁支持部87に支持
されている。
94の付近を拡大した断面図である。弁プレート90を
ボディ82に取り付ける前の状態から、ボディ82の弁
支持部87に形成された切欠き87aに、取付部94を
挿入し、さらに起立片94aを起こすことにより、弁プ
レート90がその一端部でボディ82に取り付けられて
いる。
る。給油時に、ボディ82の流入口83bから入った燃
料は、燃料通路81を通って流出口83aに達し、弁プ
レート90の閉止部91を押す。弁プレート90は、取
付部94でボディ82に取り付けられているから、図1
5に示すように、取付部94を支点として開弁する。す
なわち、燃料により閉止部91が押されると、閉止部9
1は、取付部94を支点として、連結部93を介してア
ーム部92に対して傾斜させる力を加えることにより、
流出口83aとの間に間隙を形成する。これにより、上
記間隙から燃料が流出する。
は、細い形状の連結部93及びアーム部92を介して取
付部94に対して連結されており、アーム部92を傾か
せて流出口83aとほぼ平行に開弁するから、流入口8
3bに対して大きい間隔を形成し、そのような大きい通
路面積から上方へ向けても燃料を流出する。
外周部に重錘85を装着しており、この重錘85は、そ
の重力により本体部84を連結管部83に対して回転さ
せて、弁プレート90の開弁したときの燃料の吐出方向
を常時、上方へ向ける。したがって、燃料の吐出方向
が、逆止弁80の取付位置にかかわらず、上向きで一定
である。したがって、燃料は、上方へ向けて吐出するこ
とから、燃料がタンク本体12の遠い位置まで飛び、タ
ンク本体12内の燃料の冷却効果も高く、燃料蒸気の発
生を抑制できる。
16は逆止弁100を示す断面図、図17は図16の矢
印Bから見た正面図である。逆止弁100は、燃料通路
101を有するボディ102と、弁保持部材104と、
弁プレート110とを備えている。ボディ102は、燃
料通路101の下流側に流出口103aを有しており、
この流出口103aに架橋部102aが形成されてい
る。この架橋部102aが交わる中央部には、弁保持部
材104を支持するための軸孔103bが形成されてい
る。
を有し、この架橋部104aの中央部にボス部104b
が形成されている。ボス部104bには、軸部104c
及びその軸部104cの先端部の抜止部104dが形成
されている。そして、ボス部104bの軸部104c
は、上記軸孔103bに突入して抜止部104dで抜止
されることにより、弁保持部材104は、ボディ102
に対して回転自在に支持されている。また、弁保持部材
104の外周部には、重錘105が装着されている。こ
れにより、弁保持部材104は、軸部104cを中心に
重錘105の重力により該重錘105が常に下方に位置
するように回転する。
付部104eが形成されており、この弁取付部104e
に弁プレート110が支持されている。つまり、弁プレ
ート110の取付部113が弁取付部104eの切欠き
に圧入されることにより、弁プレート110が弁保持部
材104に取り付けられている。弁プレート110は、
閉止部111と、アーム部112と、上記取付部113
とを備え、これらを板ばねにより一体的に形成したもの
である。弁プレート110は、給油時に閉止部111に
開弁方向の力を受けると、図16の2点鎖線で示すよう
に閉止部111の一端の支持部111aが架橋部104
aで支持されて移動することで上方に吐出口を向けて開
弁する。
の外周部に重錘105を装着しており、この重錘105
が弁保持部材104を回転させて、弁プレート110が
開弁したときの燃料の吐出方向を常時、上方へ向けるこ
とになる。
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能である。
を示す断面図。
断面図。
す断面図。
面図。
す断面図。
面図。
す断面図。
面図。
面図。
を示す斜視図。
説明する断面図。
示す断面図。
す断面図。
た側面図。
側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃料を貯留するタンク本体と、このタン
ク本体に接続されて燃料を該タンク本体内に注入するた
めの燃料注入管と、上記タンク本体内側の上記燃料注入
管の先端部に設けられ上記タンク本体内の燃料及び燃料
蒸気を上記燃料注入管を通じて外部へ放出されるのを防
止すると共に該燃料注入管への燃料の注入により開いて
該燃料をタンク本体内に導入する逆止弁と、を備えた燃
料タンクにおいて、 上記逆止弁は、 上記燃料注入管に接続された燃料通路と、該燃料通路か
ら燃料タンクへ燃料を吐出する吐出口とを有する通路形
成部材と、 この通路形成部材の燃料通路または上記吐出口を開閉す
る弁体と、 を備え、上記弁体は、燃料注入管を流れる燃料で押されたときに
開いて、該燃料をほぼ直角方向に向かわせるように配置
され、 上記吐出口は、弁体に当たって直角方向へ向かう燃料
を、通路形成部材の周方向から吐出させるように配置さ
れたことを特徴とする燃料タンク。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記通路形成部材は、上記吐出口が上記水平方向より上
方へ向けて燃料を吐出するように燃料注入管に対して回
動自在に装着されている燃料タンク。 - 【請求項3】 請求項1において、 上記吐出口は、上記通路形成部材の周方向でありかつ該
通路形成部材のほぼ全周に配置されている燃料タンク。
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