JP3243599B2 - ナトリウム−硫黄電池、及び該電池の解体処理方法及び装置 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池、及び該電池の解体処理方法及び装置

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JP3243599B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池寿命が終わっ
た際に容易に解体処理できる構造を有するナトリウム−
硫黄電池、及びこのナトリウム−硫黄電池(適宜、Na
/S電池と略記)の解体処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力貯蔵システムとしてのNa/S電池
は、数十〜数百本を直・並列に接続したものを1単位と
して、適宜数の単位を組み合わせて用いられる。Na/
S電池の寿命は充放電回数が1500〜2200回程度
と予測される。
【0003】図8は従来型のNa/S電池の断面図であ
る。1は正極容器、2はβ″−アルミナ製の固体電解質
管、3は安全管、4はカ−ボンフェルトに正極活物質で
ある硫黄(S)を含浸させた硫黄モールド、5は負極活物
質であるナトリウム(Na)、6はNaの供給孔、7は
正、負極を分離絶縁するためのα−アルミナ製の絶縁リ
ング、9は正極端子、10は負極端子及び15はNa注
入管である。
【0004】このNa/S電池は、温度300〜400
℃で運転され、電池の放電時には負極活物質Naはイオ
ンとして固体電解質管を移動し、正極活物質Sと次式
(1)の反応が行われ、多硫化ナトリウム(Na2
x,x=3〜5)を生成し、充電時にはその逆の電池反
応が行われる。
【0005】 2Na + xS → Na2Sx (x=3〜5) … (1) 本Na/S電池は開発段階をほぼ終了し、製品として量
産化の時機を迎えようとしている。このため、使用済み
の電池の保管量はあまり多くはなく、電池の処理、処分
については差し迫った問題とはなっていない。しかし、
今後は電池の量産化に向かい、使用済み電池が大量に出
ることが予測される。このことは、活物質であるNaと
Sは消防法上の危険物に指定されており、これを多量に
保管することにつながるために、使用済み電池や故障電
池の解体処理、処分を迅速、かつ安全に行う必要があ
る。
【0006】(1)特開平8−500465号公報で
は、水、または保護ガス(不活性ガス)の存在下で、さら
には減圧下でNa/S電池を破砕して、活物質(Na、
S)を、水、または水酸化ナトリウム(NaOH)、また
は過酸化水素(H22)を添加した硫酸(H2SO4)と反応
させて処理する方法が提案されている。また(2)特開
平6−196209号、特開平6−203879号及び
特開平6−333608号の各公報では、パラフィンま
たは油浴槽内で電池を解体し、活物質(Na、S)を融解
して浴槽内に落下させて処理する方法などが提案されて
いる。しかしながら、(1)に示す方法は、活物質と水
や硫酸(H2SO4+H22)といきなり反応させるため、
危険性が高いこと、また(1)、(2)に示す方法は、
共に電池解体後の電池そのものの処理を十分に考慮され
ていないことなどの問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術は
(1)解体処理方法としての危険性が高いこと、(2)
最終処分まで考慮した処理法ではないこと及び(3)電
池要素材料の再利用方法として十分考慮されていないこ
となどの問題があつた。
【0008】本発明は以上の事柄に鑑みてなされたもの
で、本発明の第1の目的は、解体が容易な構造を有する
ナトリウム−硫黄電池を提供することにある。また、本
発明の第2の目的は、このナトリウム−硫黄電池を解体
するナトリウム−硫黄電池の解体方法及び装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明のナトリウム−硫黄電池(Na/S電
池)は、固体電解質管と、この固体電解質管内に隙間を
もって挿入され、上蓋を設け底孔を形成され、内部にナ
トリウムを収容する安全管と、固体電解質管の外周を囲
むように配置された硫黄モールドと、硫黄モールドを収
納する正極容器と、固体電解質管上部の周りに取り付け
られた絶縁リングと、この絶縁リング上に下端が取り付
けられ、上部に中央円板と該中央円板の外周を取り巻く
環状円板からなる上蓋を有する円筒状の負極キャップ
と、安全管の上蓋から上方に延び負極キャップの上蓋の
中央円板から突出する細管と、安全管の上蓋上に取り付
けられたアイボルトとを備えており、さらに負極キャッ
プの上蓋の外周から立ち上げたフランジ壁と負極キャッ
プの筒壁の上部とを2枚重ねとし、この2枚重ね上端を
接合してなる第1のリップ部と、負極キャップの上蓋の
中央円板の外周縁から立ち上げたフランジ壁と環状円板
の内周縁から立ち上げたフランジ壁とを2枚重ねとし、
この2枚重ね上端を接合してなる第2のリップ部と、正
極容器の筒壁上部とこの筒壁の内側にある絶縁リング外
周に取り付けられ上方に延びる筒壁とを2枚重ねとし、
この2枚重ね上端を接合してなる第3のリップ部を設け
たことを特徴とする。
【0010】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の第1のナトリウム−硫黄電池の解体処理方法
は、上記本発明のNa/S電池を解体処理する方法であ
って、(1)第1、第2のリップ部の少なくとも上端部を
切除し、(2)電池全体を不活性ガス雰囲気中でナトリウ
ムの融点以上で、かつ硫黄の融点に達しない温度に加熱
し、(3)ナトリウム溶融後にアイボルトを利用して安全
管を固体電解質管から抜き出すことを特徴とする。な
お、第1、第2のリップ部を切除する際は、Na/S電
池は充電された状態にあることが好ましい。この方法に
よれば、Na/S電池からNaを収容する負極側が分離
されることになる。
【0011】本発明の第2のナトリウム−硫黄電池の解
体処理方法は、上記本発明のNa/S電池を解体処理す
る方法であって、(1)第1、第2のリップ部の少なくと
も上端部を切除し、(2)電池全体を不活性ガス雰囲気中
でナトリウムの融点以上で硫黄の融点に達しない温度に
加熱し、(3)ナトリウム溶融後にアイボルトを利用して
安全管を固体電解質管から抜き出し、(4)さらに安全管
が抜き出した残部を冷却した後、第3のリップ部の少な
くとも上端部を切除して、この残部を絶縁リング付の固
体電解質管と硫黄モールドを収納した正極容器とに分離
することを特徴とする。なお、第1、第2のリップ部を
切除する際にナトリウム−硫黄電池は充電された状態に
あることが好ましい。この方法によりNa/S電池から
Naを収容する負極側と、硫黄モールドを収納した正極
側がそれぞれ分離されることになる。
【0012】本発明の第3のナトリウム−硫黄電池の解
体処理方法は、解体、分離したNaを収容する負極側か
らNaを回収する方法であって、安全管内部に充填され
ているナトリウムを溶融し、この溶融ナトリウムをパラ
フィンを入れた精製容器に注入し、浮上した溶融パラフ
ィン層に覆われた溶融ナトリウムを溶融温度以上に維持
し、不純物を沈降させて、ナトリウムを精製し、回収す
ることを特徴とする。
【0013】この第3の解体処理方法を具現化する装置
は、安全管内部で溶融されたナトリウムを受け入れ、こ
の溶融ナトリウムをパラフィン層で覆って保持する精製
容器と、精製容器を加熱するヒータと、精製容器の底か
ら下方に延びる管状の不純物ポケットと、この不純物ポ
ケットの管外周を冷却する冷却手段とを備えた装置であ
る。
【0014】本発明の第4のナトリウム−硫黄電池の解
体処理方法は、解体、分離した硫黄モールドを収納した
正極側からSを回収する方法であって、硫黄モールドを
収納した正極容器を加熱し、硫黄を蒸留して回収するこ
とを特徴とする。
【0015】この第4の解体処理方法を具現化する装置
は、硫黄モールドを収納した正極容器を加熱し硫黄を蒸
発させる加熱容器と、蒸発した硫黄を冷却し凝縮させる
冷却器と、該凝縮した硫黄を貯留する貯槽と、加熱容
器、冷却器及び貯槽を含む系を減圧する真空ポンプとを
備えた装置である。
【0016】本発明の第5のナトリウム−硫黄電池の解
体処理方法は、解体、分離した硫黄モールドを収納した
正極側のSを廃棄処分する方法であって、硫黄モールド
を収納した正極容器を加熱して硫黄モールドを燃焼さ
せ、燃焼ガスに含む硫黄分を洗浄液により溶解させ、該
洗浄液を中和した後、廃棄することを特徴とする。
【0017】この第5の解体処理方法を具現化する装置
は、硫黄モールドを収納した正極容器を加熱して硫黄モ
ールドを燃焼させる燃焼容器と、この燃焼容器から硫黄
を含む燃焼ガスを搬出するブロワと、このブロワを通じ
て流入した硫黄を含む燃焼ガスを洗浄液で洗浄する洗浄
容器と、この洗浄液をろ過するろ過器と、ろ過された洗
浄液を中和する中和槽と、洗浄容器に供給する洗浄液を
貯留する洗浄液タンクと、洗浄液タンクと洗浄容器間で
洗浄液を循環させるポンプとを備えた装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態であ
るNa/S電池の縦断面図である。このNa/S電池
は、電池の正極容器1と、正極容器1の中央部に配置さ
れたβ″−アルミナ(β″−Al23)製で下底付の固体
電解質管2と、固体電解質管2内にこの管内壁と隙間を
もって挿入され、上に蓋3aを設け底に孔6を形成され
た安全管3と、固体電解質管2の外側(外周と底)を囲
み、カーボンフェルトに正極活物質である硫黄(S)を含
浸させてなる硫黄モールド4と、安全管3内に満たされ
た負極活物質なるナトリウム(Na)5と、固体電解質管
2上部の周りに取り付けられたα−アルミナ(α−Al2
3)製の環状絶縁リング7と、環状絶縁リング7上に下
端が取り付けられた円筒状の負極キャップ16と、安全
管3の上蓋3aから上方に延び負極キャップ16の上蓋
16aから突出するベローズ付細管8と、ベローズ付細
管8の上に順次に形成された負極端子10及びNa注入
管15と、正極容器1の外周に設けられた正極端子9
と、安全管3の上蓋3a上に取る付けられたアイボルト
14と、から構成され、さらに負極キャップ16の上蓋
16aの外周、上蓋16aの中心と外周との中間に位置
する円周上、及び正極容器1の外周にそれぞれ次に説明
する環状のリップ溶接部を設けたものである。
【0019】負極キャップ16の上蓋16aの外周に設
けたリップ溶接部11は、上蓋16aの外周から立ち上
がるフランジ壁と、負極キャップ16の筒壁16bの上
部とを2枚重ねとし、2枚重ねの上端をへり溶接してな
るものである。上蓋16aの中心と外周の中間に位置す
る円周上に設けたリップ溶接部12は、上蓋16aの中
心円板部の外周から立ち上がるフランジ壁と、その中心
円板部の外側にある環状の外周円板部の内縁から立ち上
がるフランジ壁とを2枚重ねとし、2枚重ねの上端をへ
り溶接してなるものである。そして正極容器1の外周に
設けたリップ溶接部13は、正極容器1の筒壁の上部
と、この正極容器1の筒壁の内側にある絶縁リング7の
外周に取り付けられ上方に延びる筒壁とを2枚重ねと
し、2枚重ねの上端をへり溶接してなるものである。
【0020】ここで、安全管3の上蓋3aは安全管3を
カプセル状に絞り加工することにより形成される。ベロ
ーズ細管8は、伸縮性のベローズを有し、これにより固
体電解質管2への応力負荷を軽減する。リップ溶接部1
1、12、13は電池の解体を容易にするための構造で
あり、アイボルト14は安全管3の引き抜きに用いられ
る。
【0021】上記のように構成されたNa/S電池の解
体処理方法、及びこの解体処理で得た電池の構成要素の
再利用について以下に記述する。なお、本発明では、充
電末状態で停止してあるNa/S電池、すなわち活物質
であるNaとSができるだけ分離された状態にあるNa
/S電池を例に述べる。
【0022】〔電池の解体、処理〕 (1)まず図1に示す負極キャップ16のリップ溶接部1
1、12を切削し、不活性ガス中で電池温度を100〜
115℃に加熱してNaを融解し、それからリップ部1
1と12間のドーナツ状の板を取り外す。この時点で
は、融点120℃のSは固体のままである。次いで、安
全管3の上蓋3aに取り付けたアイボルト14を用いて
安全管3を静かに引き抜き、その後、固体電解質管2内
表面に残留するNaを傾斜法で除去する。
【0023】(2)図2は、安全管3内にNaが入った状
態で引き抜いた安全管形状を示す。安全管3を冷却し、
Naを固化したのち、安全管3外表面に付着しているN
aをエチルアルコールで拭き取り、Na供給孔6をパラ
フィンで覆い、密封してから保管、または再利用する。
【0024】(3)図3は負極側の安全管3を抜き取った
後の正極側と固体電解質管2とを示す。この状態で正極
容器1のリップ溶接部13を切削し、不活性ガス内で1
20〜150℃に加熱したのち、絶縁リング7と一緒に
固体電解質管2を引き抜く。この引き抜き後の固体電解
質管2等は、エチルアルコール及び水で洗浄したのち、
固形不燃物として廃棄する。
【0025】(4)図4は、固体電解質管2等を抜き取っ
た後の正極側の構造を示す。正極側は冷却し、Sを固化
してから大気中に取り出す。以後は、後述するように、
Sを減圧蒸留、回収して再利用、または加熱処理、処分
する。
【0026】〔活物質Naの回収〕図5に、Na再利用
のため使用済みNaを精製するNa精製装置を示す。こ
のNa精製装置は、Naを入れるNa精製容器20と、
この容器20の外周を取り巻くヒータ28と、容器20
底から下方に延びる管状の不純物ポケット21と、不純
物ポケット21の外周に取り付けられた冷却フィン22
と、容器20側壁に設けられたNa取り出し口23と、
不純物ポケット21、Na取り出し口23に設けられた
ストップ弁24、25とから構成される。Na精製容器
20に入れられたNaはパラフィン26によって覆われ
る。
【0027】上記構成のNa精製装置によりNaのみを
分別、回収する場合は、先ずパラフィン26をNa精製
容器20内で数mm〜1cmの厚みの液層になるように
入れる。Na精製容器温度を約150℃に加熱してお
き、ここに固体電解質管2に残存するNa及び安全管内
のNaを100〜150℃に加熱して溶融させ、パラフ
ィン26の上から注ぎ入れる。この時、密度の大きい溶
融Naは沈降し、一方、密度の小さいパラフィンは浮上
して溶融Naをシールし、溶融Naを大気と遮断する。
【0028】Na精製装置にNaが蓄積した後、このN
aを再利用する場合、Na精製容器20を200〜30
0℃に加熱し、不純物ポケット21の温度を120℃と
して数時間放置し、Na精製容器20内壁を溶融Naで
洗浄する。Na温度が200〜300℃の場合、Na2
Oの形で存在する酸素(O2)、水酸化ナトリウム(NaO
H)及び炭酸ナトリウム(Na2CO3)の溶解度は、O2
12〜100ppm、NaOH:400〜900pp
m、Na2CO3:45〜140ppmである。それぞれ
溶解度を超える状態、すなわち過飽和状態となった時
に、不純物27であるNa2O、NaOH、Na2CO3
は析出し、そしてNaより密度(ρ)の大きいNa2
(ρ:2.27)、NaOH(ρ:2.13)及びNa2CO3
(ρ:2.53)は沈降して不純物ポケット12でさらに
冷却され、析出する分と併せて沈降、収納される。
【0029】Na精製容器20内壁の洗浄終了後に、N
a精製容器20の温度を120℃まで緩やかに下げ、数
時間放置してNaを精製する。このときのNa中の酸素
及びNaOH濃度は、ほぼ1ppmである。Na2CO3
は溶解度から推定すると、数ppm〜10ppmである
が、この量は電池要素材料に対して悪影響はなく、特に
問題はない。こうして精製したNaは、Na取り出し口
23に採取容器、または管を連結してオンラインで採取
し、高純度ナトリウムとして再利用できる。
【0030】〔活物質Sの回収〕図6に硫黄の蒸留回収
装置を示す。この蒸留回収装置は、加熱・蒸留容器30
と、この容器30内にあって、正極容器1と、Sを含浸
したままの硫黄モールド4とからなる正極側分解物31
を入れる受け皿32と、分解物31等を出し入れするた
めに容器30に設けられた密封型の蓋33と、加熱・蒸
留容器30から送られるS蒸気を凝縮、液化する冷却器
34と、凝縮したSの貯蔵槽35と、貯蔵槽35に設け
られたS取り出し管39と、硫黄の蒸留回収系を清浄化
し、またSを蒸留するため該系を減圧する真空ポンプ3
6と、から構成されている。蒸留回収系を清浄化するた
めには置換用不活性ガスArが用いられる。
【0031】このように構成された蒸留回収装置におい
て、まず系を150〜200℃に加熱しながら真空排気
−Arガス置換を行って清浄にし、一旦室温まで冷却し
た後、加熱・蒸留容器30の蓋33を開き、硫黄モール
ドを含む正極側分解物31を受け皿32内に、硫黄モー
ルドの開口を上向きにして、一個または数個を並べ、蓋
33を閉め、系内を真空−Arガス置換を数回行って清
浄にし、系内をほぼ9.8Paに調節しながら蒸留容器
の温度を300℃として緩やかにSを蒸留する。S蒸気
は冷却器34で冷却され、液化される。液体となったS
は流下して貯槽35に貯蔵される。回収したSを利用す
る場合は、S取り出し管39から必要量を取り出して再
利用できる。
【0032】〔活物質Sの燃焼廃棄処理〕図7は、活物
質Sを燃焼して廃棄する燃焼排ガス処理装置である。こ
の燃焼排ガス処理装置は、燃焼容器40と、この燃焼容
器40内で、正極容器1と硫黄モールド4を含む分解物
31の1個あるいは複数個を入れる燃焼皿41と、分解
物31を、硫黄モールド4の開放側を下向きに、傾斜さ
せる架台42と、燃焼容器40から燃焼排ガスを吸引す
るブロワ44と、ブロワ44を通じて流入した排ガスを
洗浄液により浄化する洗浄室45と、洗浄室45内にあ
って、洗浄液に吸収された排ガス中のエアロゾルをろ
過、洗浄するろ過・吸収板46と、洗浄液として水酸化
カリウム(KOH)または希硫酸(H2SO4)を貯蔵する洗
浄液タンク47と、洗浄液を洗浄液タンク47と洗浄室
45間で循環させる循環ポンプ48と、燃焼ガス中のS
2ガスなどを洗浄、除去したのち大気中に放出するた
めの排気塔49と、洗浄液タンク47から使用済み洗浄
液をドレンし、中和処理する中和槽50と、中和処理後
の廃液を排水する排水口51と、から構成されている。
【0033】上記のように構成された排ガス処理装置に
おいて、正極容器1及び硫黄モールド4を含む正極側解
体物31を燃焼容器40内の架台42により傾斜させて
配置し、空気を導入しながら燃焼容器40で硫黄モール
ド4を燃焼させ、その際発生した燃焼排ガスをブロワ4
4により洗浄室45に送りこむ。この時、洗浄液は、洗
浄液タンク47からストップ弁V−7を通じて循環ポン
プ48により洗浄室45に供給され、ここでスプレイさ
れて燃焼排ガスと接触して燃焼ガス中のSO2ガス等を
捕集し、ろ過・吸収板46で洗浄液に含まれる固体状微
粉体を除去され、それから洗浄液タンク47底からスト
ップ弁V−6を通じて洗浄液タンク47に戻る。洗浄室
45でSO2ガス等が除去されて浄化された排ガスは、
SO2ガス等を環境基準以下として排気塔49から大気
中に放出される。この燃焼ガス処理時には、洗浄室45
から中和槽5に接続する洗浄液配管に設けられたストッ
プ弁V−5、洗浄液タンク47から中和槽5に接続する
洗浄液配管に設けられたストップ弁V−8、及び中和槽
5の排出口51に設けられたストップ弁V−9は、閉止
されている。
【0034】上記燃焼排ガス処理の終了後、ブロワ44
及び循環ポンプ48を停止し、ストップ弁V−5、V−
8を開として洗浄室45、洗浄液タンク47中の洗浄液
を中和槽50にドレンし、中和処理した後に排水する。
ここで洗浄液としてKOH:数〜10%溶液を用いる
と、捕集されたSO2ガスは無害で水溶性の硫酸カリウ
ム(K2SO4)として一般排水に廃棄できる。なお燃焼排
ガス処理後の正極容器1は、燃焼容器40から取り出し
て水洗したのち、不燃廃棄物として廃棄する。
【0035】以上本実施の形態で説明したように、Na
/S電池の容器類にリップ溶接部を設け、解体時にリッ
プ部を切断することにより、またNaを入れた安全管の
取り出し用アイボルトを設けることにより、Naを有す
る負極側とSを有する正極側に迅速かつ安全にしかも簡
便に解体できる。
【0036】さらに解体した負極側からNa、安全管を
回収し、一方、解体した正極側からSを回収し、これら
電池用材料を再利用することによって、電池コストの低
減を図ることができる。また、Sを廃棄処分する場合
も、解体した正極側のみを燃焼させてSを含む排ガスを
処理できるので、環境基準に対応した排ガス処理を容易
に実施できる。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、
(1)Na/S電池を設計、製作時に解体処理を十分に考
慮して解体処理の容易な電池構造とすること、(2)正、
負極活物質の融点(S:120℃、Na:98℃)の差を
利用してNaを分別回収すること、(3)アイボルトを備
えて引き抜きを容易にしNaと安全管と一体で取り扱う
構造の安全管とすること、(4)正極活物質Sを含浸した
ままの硫黄モールドと正極容器とを一緒に加熱、蒸留し
てSを回収して再利用すること、(5)(4)の代わりに、
回収硫黄モールドと正極容器とを加熱処理装置内で加
熱、燃焼させ、生成する亜硫酸ガス(SO2)を洗浄して
洗浄液に吸収し、洗浄液を中和処理して廃棄処分するこ
と、等により、Na/S電池電池を迅速、かつ安全に解
体処理、処分ができ、また活物質であるS、Na及び安
全管を再利用すことにより、電池コストを低減できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるNa/S電池の構
造を示す縦断面図である。
【図2】本発明のNa/S電池から分離した安全管を示
す図である。
【図3】本発明のNa/S電池から安全管を分離した後
の固体電解質管と正極側を示す図である。
【図4】本発明のNa/S電池から安全管、固体電解質
管を分離した残りの正極容器と硫黄モールドを示す図で
ある。
【図5】本発明によるナトリウム精製装置の構成図であ
る。
【図6】本発明による硫黄の蒸留回収装置の構成図であ
る。
【図7】本発明による硫黄の燃焼排ガス処理装置の構成
図である。
【図8】従来型Na/S電池の構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 正極容器 2 固体電解質管 3 安全管 4 硫黄モールド 5 ナトリウム 6 ナトリウム供給孔 7 絶縁リング 8 ベローズ細管 9 正極端子 10 負極端子 11、12、13 リップ溶接部 14 アイボルト 15 ナトリウム注入管 20 ナトリウム精製容器 21 不純物ポケット 22 冷却フィン 26 パラフィン 27 不純物 28 ヒータ 30 加熱、蒸留容器 31 電池容器と硫黄モールド 32 受け皿 33 蓋 34 冷却器 35 凝縮Sの貯槽 36 真空ポンプ 40 加熱、燃焼容器 41 燃焼皿 42 架台 44 ブロワ 45 燃焼ガス洗浄部 46 ろ過、吸収板 47 洗浄吸収液タンク 48 循環ポンプ 49 排気塔 50 中和槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平沼 健 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 電力・電機開発 本部内 (72)発明者 床井 博見 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 電力・電機開発 本部内 (56)参考文献 特開 平3−88281(JP,A) 特開 平6−333608(JP,A) 特開 平8−88029(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 10/39 H01M 10/54

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質管と、該固体電解質管内に隙
    間をもって挿入され、上蓋を設け底孔を形成され、内部
    にナトリウムを収容する安全管と、固体電解質管の外周
    を囲むように配置された硫黄モールドと、硫黄モールド
    を収納する正極容器と、固体電解質管上部の周りに取り
    付けられた絶縁リングと、該絶縁リング上に下端が取り
    付けられ、上部に中央円板と該中央円板の外周を取り巻
    く環状円板からなる上蓋を有する円筒状の負極キャップ
    と、安全管の上蓋から上方に延び負極キャップの上蓋の
    中央円板から突出する細管と、安全管の上蓋上に取り付
    けられたアイボルトとを備え、さらに負極キャップの上
    蓋の外周から立ち上げたフランジ壁と負極キャップの筒
    壁の上部とを2枚重ねとし該2枚重ね上端を接合してな
    る第1のリップ部と、負極キャップの上蓋の中央円板の
    外周縁から立ち上げたフランジ壁と環状円板の内周縁か
    ら立ち上げたフランジ壁とを2枚重ねとし該2枚重ね上
    端を接合してなる第2のリップ部と、正極容器の筒壁上
    部と該筒壁の内側にある絶縁リング外周に取り付けられ
    上方に延びる筒壁とを2枚重ねとし該2枚重ねの上端を
    接合してなる第3のリップ部を設けたことを特徴とする
    ナトリウム−硫黄電池。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のナトリウム−硫黄電池を
    解体処理する方法において、第1及び第2のリップ部の
    少なくとも上端部を切除し、電池全体を不活性ガス雰囲
    気中でナトリウムの融点以上で硫黄の融点に達しない温
    度に加熱し、ナトリウム溶融後にアイボルトを利用して
    安全管を固体電解質管から抜き出すことを特徴とするナ
    トリウム−硫黄電池の解体処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のナトリウム−硫黄電池を
    解体処理する方法において、第1及び第2のリップ部の
    少なくとも上端部を切除し、電池全体を不活性ガス雰囲
    気中でナトリウムの融点以上で硫黄の融点に達しない温
    度に加熱し、ナトリウム溶融後にアイボルトを利用して
    安全管を固体電解質管から抜き出し、さらに安全管が抜
    き出した残部を冷却した後、第3のリップ部の少なくと
    も上端部を切除して、該残部を絶縁リング付の固体電解
    質管と硫黄モールドを収納した正極容器とに分離するこ
    とを特徴とするナトリウム−硫黄電池の解体処理方法。
  4. 【請求項4】 第1及び第2のリップ部の上端部を切除
    する際にナトリウム−硫黄電池は充電された状態にある
    請求項2記載のナトリウム−硫黄電池の解体処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のナトリウム−硫黄電池の
    解体処理方法により取りだした安全管内部に充填されて
    いるナトリウムを溶融し、該溶融ナトリウムをパラフィ
    ンを入れた精製容器に注入し、浮上した溶融パラフィン
    層に覆われた溶融ナトリウムを溶融温度以上に維持し、
    不純物を沈降させて、ナトリウムを精製し、回収するこ
    とを特徴とするナトリウム−硫黄電池の解体処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のナトリウム−硫黄電池の
    解体処理方法により分離した、硫黄モールドを収納した
    正極容器を加熱し、硫黄を蒸留して回収することを特徴
    とするナトリウム−硫黄電池の解体処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載のナトリウム−硫黄電池の
    解体処理方法により分離した、硫黄モールドを収納した
    正極容器を加熱して硫黄モールドを燃焼させ、燃焼ガス
    に含む硫黄分を洗浄液により溶解させ、該洗浄液を中和
    した後、廃棄することを特徴とするナトリウム−硫黄電
    池の解体処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のナトリウム−硫黄電池の
    解体処理方法により取りだした安全管内部で溶融された
    ナトリウムを受け入れ、該溶融ナトリウムをパラフィン
    層で覆って保持する精製容器と、該精製容器を加熱する
    ヒータと、精製容器の底から下方に延びる管状の不純物
    ポケットと、該不純物ポケットの管外周を冷却する冷却
    手段とを備えたことを特徴とするナトリウム−硫黄電池
    の解体処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載のナトリウム−硫黄電池の
    解体処理方法により分離した、硫黄モールドを収納した
    正極容器を加熱し硫黄を蒸発させる加熱容器と、蒸発し
    た硫黄を冷却し凝縮させる冷却器と、該凝縮した硫黄を
    貯留する貯槽と、加熱容器、冷却器及び貯槽を含む系を
    減圧する真空ポンプとを備えたことを特徴とするナトリ
    ウム−硫黄電池の解体処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項3記載のナトリウム−硫黄電池
    の解体処理方法により分離した、硫黄モールドを収納し
    た正極容器を加熱して硫黄モールドを燃焼させる燃焼容
    器と、該燃焼容器から硫黄を含む燃焼ガスを搬出するブ
    ロワと、該ブロワを通じて流入した硫黄を含む燃焼ガス
    を洗浄液で洗浄する洗浄容器と、該洗浄液をろ過するろ
    過器と、該ろ過された洗浄液を中和する中和槽と、洗浄
    容器に供給する洗浄液を貯留する洗浄液タンクと、該洗
    浄液タンクと洗浄容器間で洗浄液を循環させるポンプと
    を備えたことを特徴とするナトリウム−硫黄電池の解体
    処理装置。
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