JPH07185506A - 水銀含有廃棄物の処理方法および設備 - Google Patents

水銀含有廃棄物の処理方法および設備

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JPH07185506A
JPH07185506A JP29077294A JP29077294A JPH07185506A JP H07185506 A JPH07185506 A JP H07185506A JP 29077294 A JP29077294 A JP 29077294A JP 29077294 A JP29077294 A JP 29077294A JP H07185506 A JPH07185506 A JP H07185506A
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waste
gas
selenium
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Per-Olov Lindgren
オロフ リンドグレン ペル
Karin Paulsson
パウルソン カリン
Anna Svedberg
スヴェードベルイ アンナ
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Boliden Mineral AB
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Boliden Mineral AB
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    • A62D3/30Processes for making harmful chemical substances harmless or less harmful, by effecting a chemical change in the substances by reacting with chemical agents
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    • A62DCHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境汚染を防止するために、ボタン形電池を
含む水銀含有廃棄物の処理方法を提供する。 【構成】 本発明は、廃棄物を炉内で廃棄物に含有され
るほぼ全水銀から水銀セレン化物を形成するのに十分な
量のセレン元素蒸気の存在下で加熱し、攪拌する。廃棄
物は、水銀およびセレンが気相で存在し、固体水銀セレ
ン化物が形成されない温度まで加熱され、酸素の分圧
は、セレンの酸化を回避するために、著しく低いレベル
に維持される。従って、処理された、水銀を含有しない
廃棄物は、出来たプロセスガスや、他の存在する固形材
料から抽出され、廃棄されるか、あるいは金属的に再生
される。廃棄物がプロセスガスから抽出された後、プロ
セスガスは、廃棄するのに適した、安定した水銀セレン
化物ダストである固形物を抽出するために、冷却され
る。その後、ガスは、ガスに残留している幾らかの気体
水銀を抽出する目的で、フィルターに通される。従っ
て、その後、きれいにされた気体が大気に放出される。
本発明は、また、水銀含有廃棄物を処理する設備に関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆるボタン形電池
のような水銀含有廃棄物の処理方法および設備に関し、
特に、廃棄物をセレンの存在下で加熱する方法および設
備に関する。
【0002】
【従来技術】水銀含有ボタン形電池の使用は、ここ10
年間で徐々に増加しており、そのような電池は、最近、
例えば、時計、写真映像装置、卓上計算機および補聴器
等、徐々に、より多く、応用利用されている。この種の
電池の水銀含有量は、数十分の一%から約35%まで様
々である。電池の残りの部分は、主として鉄、亜鉛、ニ
ッケルおよびクロムを有する。約10トンのそのような
電池がスエーデンで毎年販売されている。ヨーロッパ全
体についてのおおまかな推定では、約500トンであ
る。スエーデンでは、これらのボタン形電池の約85%
は、スクラップとして回収される。これらの電池は、他
の小さな電池と一緒に中央プラントに運ばれ、ここで、
破壊または最終的な廃棄のために貯蔵される。依然とし
て、破壊のほかに魅力がないので、多量のこれらの電池
が貯蔵のままである。破壊されていない電池の廃棄は費
用のかかる処理であり、勿論、厳格な安全要件が課せら
れている。従って、そのような水銀含有廃棄物の応用に
適切な破壊方法の要望が相当にあり、特に、これらの電
池が、典型的な家庭の廃棄物を伴って、全国のごみ捨て
場に廃棄されるのを防止するために、そのような電池を
回収する程度を拡大する誘因を見つけなければならな
い。日常の作業として集められなかった電池は、環境破
壊時限爆弾のようなものである。廃棄した時点から十
年、百年のうちに、水銀は、制御できない状態で電池か
ら漏れやすい。これを世界的にみると、水銀含有電池の
日常的な収集は、スエーデンほど組織化されておらず、
この潜在的な恐れは更に大きい。
【0003】冒頭で定義した種類の方法は、国際特許出
願(国際公開番号)第WO92/10240号に提案さ
れている。この方法によれば、蛍光灯などの廃棄物およ
びボタン形電池は、密閉反応装置内で溶かされてガラス
溶融物を形成し、出来たHgSeはガラスに化学的に結
びつく。次いで、ガラスは、これを捨てることを目的と
したごみ捨場に、捨てることができるブリケット(briqu
ettes)に成形される。従って、この知られた方法を実施
するとき、廃棄物は破壊され、水銀は、望ましくは安定
した形態の廃棄残留物に固められる。その残留物は、依
然として、環境上危険な廃棄物として分類されており、
従って、それなりに廃棄されなければならない。欧州特
許出願第EP−A−0117865号は、ボダン形電池
の形態の廃棄物を回転炉で加熱する方法および設備を提
案し、それは、廃棄物中の可燃材料を燃焼させ、燃焼工
程で放出された水銀を炉から運ぶために、酸化ガスを炉
に送り込む。次いで、プロセスガスは、別の工程である
ガス洗浄で浄化される。酸化の結果、または、廃棄残留
物中に再凝縮する結果、水銀が残留物に残る危険性があ
るため、この廃棄残留物は、また、環境上危険な廃棄物
と考えられている。この方法は、攪拌や、気体の輸送を
行わない、密閉反応器で行われるので、セレンを装置に
供給する上記の方法においても、この危険性はある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃棄残
留物を水銀で、ありうる最大程度まで故意でなく汚染し
てしまうのを防止し、かつ水銀含有廃棄物を取り扱うこ
とができ、また存在するいかなる金属の値についても再
生することができ、あるいは、環境上危険な廃棄物とし
て残留物を処理する必要なしに廃棄することができる水
銀のない残留物を形成することができる方法で水銀含有
廃棄物を処理することができる方法の要望がある。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】簡単で、環境
にやさしい方法で、上記の種類の廃棄物を処理すること
が可能であることがわかった。基本的には、廃棄物は、
環境上危険な水銀を、廃棄したときに本質的に蒸気圧の
ない、化学的に安定した形態に変換し、また、廃棄物を
更に処理することができ、また、そこに含有される金属
を回収することができる、水銀のない形態に変換する方
法で処理される。この処理は、安定した水銀形態を得る
ことができ、またこの安定した水銀形態を、水銀残留物
のほとんどない状態で、残留物から分離することができ
る装置で行われる。これらの残留物は、それから、従来
の金属処理工程で、即ち、鉄の製造工程、または非鉄金
属製造工程のいずれかで、処理することができる。本発
明の方法によれば、廃棄物を攪拌したり、かき混ぜたり
しながら、廃棄物を炉内で加熱する。この点に関し、攪
拌設備を備える他の型の炉でも良いが、回転炉を使用す
るのが都合良く、簡単である。加熱は、廃棄物のほぼ全
水銀含有物から水銀セレン化物を形成するのに十分な量
の、セレン元素蒸気の存在下で行われる。廃棄物は、水
銀およびセレンが気相で存在し、固体水銀セレン化物は
形成されない温度まで、また、セレンの酸化を回避する
のに十分に低い、酸素の分圧まで加熱される。処理され
た、水銀のない廃棄物は、出来たプロセスガスから、ま
た可能であれば、存在する他の固体材料から分離され、
それから廃棄され、または金属的に再生される。プロセ
スガスからの廃棄物の抽出に引続き、ガスは、廃棄に適
した安定した水銀セレン化物ダストである固形物を抽出
するために冷却される。それから、ガスは、好ましく
は、残留しているいくらかの気体状水銀を抽出するセレ
ンフィルター、またはカーボンフィルターであるフィル
ターに通され、従って、きれいにされたガスが大気に放
出される。
【0006】廃棄物は、好ましくは、600−850℃
の温度まで加熱され、その範囲内では、十分な余裕をも
って水銀およびセレンを気相に維持することができ、固
体HgSeは沈殿しない。酸素の低分圧の要件は、好ま
しくは、炉に不活性ガスを供給することにより達成され
る。適当な、低価格の不活性ガスは、例えば、窒素ガス
である。また、二酸化硫酸ガス、SO2 のような還元ガ
スを供給する必要があるかもしれない。他の不活性ガス
も、値段や入手のし易さによって、勿論、使用すること
ができる。炉の活性蒸気圧力を維持するために必要なセ
レン蒸気の存在は、セレン金属を炉に供給し、またはセ
レン蒸気を不活性がスと一緒に送り出すことにより達成
されるのが好ましい。出来たプロセスガスは凝縮器で冷
却され、そこで水銀セレン化物ダストが抽出される。本
発明は、また、廃棄物を処理するための装置に関し、こ
の装置は、好ましくは回転炉である炉を有し、その炉は
廃棄物および不活性ガスを炉に送り込む手段と、そこか
ら処理された廃棄物を除去するための手段とを備える。
炉は、炉への空気の漏れを回避するように、加圧下で作
動するように構成されている。炉には、床材料のための
流出口を備える凝縮器に連結され、他方、凝縮器は、気
体水銀をプロセスガスから抽出するフィルターに連結さ
れている。適当なフィルターは、セレンフィルター、ま
たはカーボンフィルターである。炉は間接的に加熱する
のが好ましい。
【0007】
【実施例】本発明を、例示する本発明の実施例、および
本発明による好ましい設備の略図を示す唯一の添付図面
を参照して説明する。図示した設備は、固形材料送り出
し手段11と気体送り出し手段12とを有する回転炉1
0を備える。回転炉10は、その流出端に、固体製品用
の流出口13と、気体用導管16で凝縮器15に連結さ
れた気体用流出口14とを有する。凝縮器15は、固体
材料用底流出口17を備え、また、一方の側に、気体用
流出口18を備え、気体用流出口18は、気体用導管1
9およびファン20を介して、セレンフィルター21に
連結されている。セレンフィルター21は、気体用流出
口22を介して大気と連通し、図示している場合には、
この流出口は煙突の形態を有する。気体セレンを不活性
ガスと共に炉に供給するために、気体送り出し手段12
は、導管24を通して不活性ガスを送り出すことができ
る気体加熱装置23に連結されている。設備を使用する
とき、炉10には、処理すべき廃棄物、例えば、ボタン
形電池が連続的に供給され、セレンと水銀を含有しない
残留物は、排出口13から連続的に取り出されて、分離
される。これにより、セレンを、廃棄物と共に固形材料
送り出し手段11を通して供給することが可能になり、
この材料は、気体送り出し手段12からの不活性ガスと
共に送り出される。図に示す様に、不活性ガスおよびセ
レンは、固形材料と共に流れをなして送り出されるが、
向流法を適用してもよい。金属形態で炉10に送り出さ
れたセレンは、炉の中で気化され、これに対して、不活
性ガスと共に送り出されたセレンは、ある適当な方法
で、そしてある適当な形態で、気体加熱装置23に送り
出され、そこで気化される。セレンを供給する方法は、
破壊し、後に回収するべき材料による。セレン金属が炉
10に直接供給されるときには、セレンが、廃棄残留物
の金属含有物と共に形成する合金の形態で失われる危険
性がある。
【0008】炉10は、安定した水銀含有ダストを昇華
させる、濃縮プロセスガスを得るために、間接的に加熱
されるのが好ましい。また、炉の温度を、処理すべき材
料に適用し、また、温度を正しいレベルに維持すること
ができなければならない。全体の設備は、加圧状態で働
く様に構成されており、炉10に入らせる唯一のガス
は、不活性ガスである。炉10は、また、廃棄物中の有
機成分を燃焼させるための、後燃焼チャンバ(図示せ
ず)を有するのが良い。熱は、炉のシェル、またはマン
トルから、処理済材料に直接伝達される。水銀のない廃
棄残留物は、炉10の排出端で、排出口13を通って分
離される。この分離工程は、水銀セレン化物ドダストが
残留物の表面上へ昇華しないことを確保するのに十分に
高い温度で行われる。設備から排出された水銀のない廃
棄残留物は、捨てても、再利用してもよい。これらの選
択肢は、処理工程28で示されている。この工程で、電
池の残りに含有されている金属は、従来の金属処理工程
で製品として回収され、あるいは、例えば、スラグ形態
で適当に捨てることができる形態に変換することができ
る。金属が鉄カンラン石スラグ(鉄けい酸塩)に変換さ
れるとき、出来たスラグが侵出に対して安定していると
考えられているので、これらの金属は、廃棄する観点か
ら適当である形態に固まる。
【0009】気体水銀およびセレンを含有するプロセス
ガスは、気体用排出口14を通って炉10から吸われ、
気体用導管16を通って凝縮器15に流れ、そこで、水
銀含有ダストを、凝縮器空間25内で昇華させる。ダス
トは、排出口17を通って取り出され、包装位置26に
送られ、そこで、デポ27で最終的に貯蔵するために適
当に包装される。プロセスガスは、ファン20で、導管
19を通って凝縮器15から吸われ、セレンフィルタ2
1に通され、ここでいくらか残っている水銀蒸気が効果
的に取り除かれ、その後、不活性のきれいなプロセスガ
スが、煙突22から大気に放出される。もし、必要であ
れば、材料の他の反応のため、健康に有害な他の汚染物
を除去するように機能する他の適当な装置を、気体浄化
工程に加えることができる。 1mの長さおよび0.8mの直径を有する回転炉に、水
銀含有ボタン形電池を、100g/時間の割合で連続的
に供給した。各電池は、平均で2.1重量%の水銀を含
有していた。炉に、また、10g/時間の割合でセレン
を、また300リットル/時間の割合で窒素ガスを供給
した。実験を4時間行い、電池を、炉内に1.2時間放
置した。炉の温度は700℃であった。投入された水銀
のうちの99.1%が排出された。水銀の97%が、凝
縮器内でダストとして凝縮され、残りの水銀は、凝縮器
の下流のセレンフィルターで捕捉された。
【0010】ダストは、29.5%の水銀と32.6%
のセレンを含有し、水銀HgSeをX線回折で示すこと
ができた。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、廃棄物は、環境上危険
な水銀を、廃棄したときに基本的には蒸気圧のない、化
学的に安定した形態に変換し、また、廃棄物を更に処理
することができ、また、そこに含有される金属を回収す
ることができる、水銀のない廃棄物に変換するような方
法で、処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による好ましい実施例の設備の
略図である。
【符号の説明】
10 回転炉 11 固形材料送り出し手段 12 気体送り出し手段 13 固体製品用の流出口 14 気体用流出口 15 凝縮器 16 気体用導管 17 固体材料用底流出口 18 気体用流出口 19 気体用導管 20 ファン 21 セレンフィルター 22 気体用流出口 23 気体加熱装置 24 導管 25 凝縮用空間 26 包装位置 27 デポ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01M 10/54 B09B 5/00 ZAB A

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物のほぼ全水銀含有物から水銀セレ
    ン化物を形成するのに十分な量のセレン元素蒸気を導入
    して、廃棄物を炉内で加熱する、ボタン形電池を含む水
    銀含有廃棄物を処理する方法において、廃棄物を、水銀
    およびセレンが気相で存在し、固体水銀セレン化物は形
    成されない温度まで加熱し、廃棄物を激しくかき混ぜ、
    セレンの酸化を回避するのに十分に低い、酸素の分圧に
    維持し、処理された、水銀のない廃棄物を、出来たプロ
    セスガスから、存在する他の固体材料と一緒に分離し、
    固形物である廃棄するのに適当な安定した水銀セレン化
    物を除去するために廃棄物から分離されたプロセスガス
    を冷却し、残留したいくらかの気体水銀を除去するため
    に、ガスをフィルターに通し、大気にきれいにされたガ
    スを放出する水銀含有廃棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 廃棄物を、600−850℃の温度まで
    加熱することを特徴とする、請求項1に記載の水銀含有
    廃棄物の処理方法。
  3. 【請求項3】 酸素の低い分圧を維持するために、炉に
    不活性ガスを供給することを特徴とする、請求項1また
    は2に記載の水銀含有廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】 炉内の活性セレン蒸気圧を維持するため
    に、固体セレンを、または不活性ガスと一緒にセレン蒸
    気を炉に供給することを特徴とする、請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載の水銀含有廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】 気体中に存在するセレンが酸化しないよ
    うに、例えば、SO 2 である還元ガスを炉に供給するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の水銀含有廃棄物の処
    理方法。
  6. 【請求項6】 プロセスガスを、水銀セレン化物ダスト
    を抽出する冷却面を有する凝縮器内で冷却することを特
    徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の水
    銀含有廃棄物の処理方法。
  7. 【請求項7】 好ましくは、回転炉である炉を有し、該
    炉は、廃棄物と不活性ガスを炉に送り出すための送り出
    し手段と、炉から処理した廃棄物を除去するための排出
    口手段とを備え、空気の漏れを回避するために、加圧下
    で作動するように構成されており、さらに、炉は、水銀
    セレン化物ダストをプロセスガスから抽出する凝縮器に
    連結され、凝縮器にはプロセスガスから残留気体水銀を
    抽出するように機能するセレンフィルターが連結されて
    いることを特徴とする、水銀含有廃棄物を処理する設
    備。
  8. 【請求項8】 炉は、間接的に加熱されることを特徴と
    する、請求項7に記載の設備。
  9. 【請求項9】 有機材料のための後燃焼チャンバを有す
    ることを特徴とする、請求項7に記載の設備。
JP29077294A 1993-11-25 1994-11-25 水銀含有廃棄物の処理方法および設備 Pending JPH07185506A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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SE9303905-5 1993-11-25
SE9303905A SE9303905L (sv) 1993-11-25 1993-11-25 Förfarande och anordning för destruktion av kvicksilverhaltigt avfall

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JPH07185506A true JPH07185506A (ja) 1995-07-25

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US (1) US5567223A (ja)
EP (1) EP0655794B1 (ja)
JP (1) JPH07185506A (ja)
AT (1) ATE153480T1 (ja)
AU (1) AU675587B2 (ja)
CA (1) CA2134731C (ja)
DE (1) DE69403310T2 (ja)
DK (1) DK0655794T3 (ja)
ES (1) ES2101479T3 (ja)
FI (1) FI106131B (ja)
NO (1) NO301342B1 (ja)
SE (1) SE9303905L (ja)

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