JP3243344B2 - ゴム補強用芳香族ポリアミド繊維の表面処理方法 - Google Patents

ゴム補強用芳香族ポリアミド繊維の表面処理方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム補強用芳香族ポリ
アミド繊維の表面処理方法に関する。さらに詳しくは、
芳香族ポリアミド繊維とゴムとの間の接着力を改善でき
るゴム補強用芳香族ポリアミド繊維の表面処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリアミド繊維は、ゴム補強用繊
維として公知である。芳香族ポリアミド繊維は、高強
度、高モジュラスであるばかりではなく、耐熱性や寸法
安定性にも優れている。このため芳香族ポリアミド繊維
は、ゴム補強用繊維として有用である。しかしながら、
芳香族ポリアミド繊維は、非芳香族ポリアミド繊維、例
えば6,6−ナイロン繊維、4−ナイロン繊維、5−ナ
イロン繊維、あるいはポリエステル繊維に比して、ゴム
との接着性が不十分であるという欠点を有している。す
なわち、芳香族ポリアミド繊維をゴムの補強用に使用す
る場合、該繊維とゴムとの接着が不十分であるため、繊
維の補強材としての効果を十分に発揮できないという問
題点を有している。この問題点に対処すべく、芳香族ポ
リアミド繊維とゴムとの接着性を高めるための種々の提
案が開示されている。例えば、特開昭59−94640
号公報は、芳香族ポリアミド繊維を水溶性のエポキシ化
合物で処理した後、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂
とゴムラテックスとからなる液(いわゆるRFL液)で
処理する方法を、特開昭56−2156号公報はエチレ
ン尿素化合物等の反応性物質を添加したRFL液で処理
する方法を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記提案の方
法は、工程が複雑でありコスト高となる、また接着性が
十分でない等の問題点を残している。そこで本発明は、
ゴムとの間に高い接着性が得られる芳香族ポリアミド繊
維の簡便な表面処理方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、フェノール性
水酸基含有芳香族ポリアミドとポリブタジエンまたはポ
リブタジエン共重合体とから形成されるブロック共重合
体を含有する溶液に、芳香族ポリアミド繊維を含浸させ
た後、該含浸繊維を乾燥することを特徴とするゴム補強
用芳香族ポリアミド繊維の表面処理方法を提供する。
【0005】芳香族ポリアミドとポリブタジエンまたは
ポリブタジエン共重合体とから形成されるブロック共重
合体は、公知の方法を使用して容易に製造できる。すな
わち、芳香族ポリアミドは、芳香族ジアミン成分と芳香
族ジカルボン酸成分とのいずれかの成分を過剰にして縮
重合させることにより生成される。また、これら両成分
のいずれかを過剰とすることにより両末端にアミノ基ま
たはカルボキシル基を有する芳香族ポリアミドオリゴマ
ーが生成される。ついでこの芳香族ポリアミドオリゴマ
ーの両末端がアミノ基の場合はカルボキシル基、カルボ
キシル基の場合はアミノ基を両末端に有するポリブタジ
エンまたはポリブタジエン共重合体と縮重合させること
によりブロック共重合体を製造できる。この縮重合反応
は、溶媒中あるいは無溶媒であっても実施できる。この
反応を低温で容易に、かつ副反応を抑えた重合を行わせ
るために、この反応に携わる官能基を活性化して反応を
行なわせるとよい。このため、脱水触媒の使用、あるい
はアミノ基のシリル化またはカルボキシル基の酸クロル
化等による反応でブロック共重合体を合成することもで
きる。これらの製造法は、新実験化学講座、19、高分
子化学(昭和53年発行)に開示されている方法が好ま
しく採用できる。
【0006】ブロック共重合体の形成に必要な芳香族ポ
リアミドを製造するために使用するカルボン酸として
は、次のものが例示される。5−ヒドロキシイソフタル
酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、2−ヒドロキシフタ
ル酸、3−ヒドロキシフタル酸、2−ヒドロキシテレフ
タル酸、フェノール性水酸基を有しないカルボン酸とし
てフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、4,4’−
ビフェニルジカルボン酸、3,3’−メチレン二安息香
酸、4,4’−メチレン二安息香酸、4,4’−オキシ
二安息香酸、4,4’−チオ二安息香酸、3,3’−カ
ルボニル二安息香酸、4,4’−カルボニル二安息香
酸、4,4’−スルホニル二安息香酸、1,4−ナフタ
レンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸等。これらのカルボン
酸は、単独でもあるいは混合して使用することもでき
る。本発明においてカルボン酸は、上記例示化合物に限
定されるものではない。
【0007】上記ジカルボン酸成分と反応させて芳香族
ポリアミドを得るための芳香族ジアミンとしては次のも
のが例示される。3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,
3’−ジヒドロキシビフェニル、m−フェニレンジアミ
ン、p−フェニレンジアミン、メタトリレンジアミン、
4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジ
メチル−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,
3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミ
ノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニル
チオエーテル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミ
ノジフェニルチオエーテル、3,3’−ジエトキシ−
4,4’−ジアミノジフェニルチオエーテル、3,3’
−ジアミノジフェニルチオエーテル、4,4’−ジアミ
ノベンゾフェノン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジ
アミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニル
メタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,
3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノジフェニルメタ
ン、2,2’−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、
2,2’−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、4,
4’−ジアミノジフェニルスルホキシド、4,4’−ジ
アミノジフェニルスルホン、ベンチジン、3,3’−ジ
メチルベンチジン、3,3’−ジメトキシベンチジン、
3,3’−ジアミノビフェニル、p−キシリレンジアミ
ン、m−キシリレンジアミン等。これらは単独あるいは
混合して使用することもできる。本発明において、芳香
族ジアミンは上記例示化合物に限定されるものではな
い。
【0008】本発明で使用するフェノール性水酸基を含
有した芳香族ポリアミドは、上記した芳香族ジカルボン
酸および/または芳香族ジアミンの全部または一部にフ
ェノール性水酸基を有する芳香族ジカルボン酸および/
または芳香族ジアミンを使用することで容易に得られ
る。芳香族ポリアミドオリゴマーとブロック共重合体を
形成するためのポリブタジエンまたはポリブタジエン共
重合体は、少なくとも片末端にカルボキシル基またはア
ミノ基を有するものであればどのようなものであっても
よい。市販品としても容易に入手できる。例えばB.G.Go
odrich社の“Hycar”(商品名)がある。本発明で使用さ
れる芳香族ポリアミドとポリブタジエンまたはポリブタ
ジエン共重合体とのブロック共重合体は、これらが1対
1で結合したジブロック共重合体、トリブロック共重合
体、またはマルチブロック共重合体のいずれであっても
よく、特に制限を受けるものではない。
【0009】芳香族ポリアミド繊維を、ブロック共重合
体を溶媒に溶解した溶液に含浸させた後、真空乾燥また
は加熱乾燥することにより、該ポリアミド繊維は表面処
理される。溶媒としては、アミド系溶媒、ケトン系溶
媒、エーテル系溶媒等が例示される。これらの溶媒は、
ブロック共重合体を溶解するものであればよく、特に限
定されるものではない。乾燥温度および乾燥時間は、使
用する溶媒により適宜選択される必要があるが、一般に
は、250℃以下の温度で、数分から数時間の範囲であ
る。芳香族ポリアミド繊維の表面に付着させるブロック
共重合体の量は、繊維重量に対して約20重量%以下が
好ましい。これ以上増やしても効果が特に向上するもの
ではなく、経済的ではない。
【0010】ブロック共重合体を芳香族ポリアミド繊維
に付着させるとき、芳香族ポリアミド繊維は実質的に無
撚状態であることが好ましい。これは、各単糸にブロッ
ク共重合体が均一に付着し易いからである。撚をかけた
繊維にブロック共重合体を付着させると、コード内部へ
の浸透性が不十分となり、十分な接着力が得られない場
合がある。
【0011】本発明で使用されるゴム補強用芳香族ポリ
アミド繊維は、ポリパラフェニレンテレフタルアミド、
ポリパラアミノベンズアミド、ポリパラアミノベンズヒ
ドラジドテレフタルアミド、ポリテレフタル酸ヒドラジ
ド、ポリメタフェニレンイソフタルアミド等、もしくは
これらの共重合体で代表されるアラミド繊維を意味す
る。芳香族ポリアミド繊維で補強されるゴムとしては、
次のものが例示される。天然ゴム、ゴム状ブタジエン、
ブタジエンとスチレンやアクリルニトリル等との共重合
体、ポリビニルピリジン、ニトリルゴム、水素添加ニト
リルゴム、クロロプレンゴム、クロロスルフォン化ポリ
エチレンゴム、ポリイソプレンゴム、アクリル系ゴム、
イソプレン−アクリロニトリルゴム等。またこれらを混
合したゴムであってもよい。一般にはこれらのゴムは、
ゴムラテックスの形状で使用される。これらのゴムに
は、硫黄、ステアリン酸、酸化亜鉛、ステアリン酸亜
鉛、酸化マグネシウム、シリカ、カーボンブラック、促
進剤、酸化防止剤、劣化防止剤等の各種の化合物を必要
に応じ配合してもよい。芳香族ポリアミド繊維をブロッ
ク共重合体含有溶液で処理した後に、さらにレゾルシン
−ホルムアルデヒド樹脂とゴムラテックスとからなる、
いわゆるRFL液で処理してもよい。本発明の製造方法
で得られた芳香族ポリアミド繊維で補強されたゴムは、
ラジアルタイヤ、バイアスタイヤ、ベルト付きバイアス
タイヤ、タイヤのカーカス、動力伝達用ベルト、トラン
スミッション用ベルト等のベルト、ホース、ガスケッ
ト、防水シート等の各種の用途に使用できる。以下本発
明を実施例に基づきより詳細に説明する。
【0012】製造例1 ブロック共重合体Aの製造 イソフタル酸1.23g(7.41ミリモル)、3,
4’−オキシジアニリン1.58g(7.89ミリモ
ル)、塩化リチウム0.33g、塩化カルシウム1.0
1g、N−メチル−2−ピロリドン20ml、ピリジン
2.5mlを容量200mlの4つ口丸底フラスコの中
に入れ、撹拌して溶解させた。ついで亜リン酸トリフェ
ニル6.2gを加え、90℃で2時間保持して、両末端
にアミノアリール基を有する芳香族ポリアミドオリゴマ
ーを製造した。更にこの溶液に両末端にカルボキシル基
を有するポリブタジエンアクリロニトリル共重合体(ア
クリロニトリル含有率10モル%、商品名“Hycar CTBN
1300X15”、BF Goodrich社製)0.62gをピリジン
10mlに溶解させた溶液を加え、ブロック化反応を進
めた。この溶液を室温に冷却した後、メタノール20リ
ットルに投入して芳香族ポリアミドとポリブタジエン共
重合体とからなるブロック共重合体Aを析出させた。こ
の析出したブロック共重合体Aをメタノールで洗浄して
精製した。このブロック共重合体Aの固有粘度は0.8
5dl/g(濃度0.5g/dl、ジメチルアセトアミ
ド、30℃)であった。
【0013】製造例2 ブロック共重合体Bの製造 イソフタル酸1.67g(10.0ミリモル)、3,
4’−オキシジアニリン4.40g(22.0ミリモ
ル)、5−ヒドロキシイソフタル酸1.82g(10.
0ミリモル)、塩化リチウム0.33g、塩化カルシウ
ム1.01g、N−メチル−2−ピロリドン80ml、
ピリジン10mlを容量500mlの4つ口丸底フラス
コの中に入れ、撹拌して溶解させた。ついで亜リン酸ト
リフェニル10gを加え、90℃で2時間保持して、両
末端にアミノアリール基を有するフェノール性水酸基含
有芳香族ポリアミドオリゴマーを製造した。更にこの溶
液に両末端にカルボキシル基を有するポリブタジエンア
クリロニトリル共重合体(アクリロニトリル含有率17
モル%、商品名“Hycar CTBN 1300X8”、BF Goodrich社
製)8.1gをピリジン50mlに溶解させた溶液を加
え、ブロック化反応を進めた。この溶液を室温に冷却し
た後、メタノール20リットルに投入して芳香族ポリア
ミドとポリブタジエン共重合体とからなるブロック共重
合体Bを析出させた。この析出したブロック共重合体B
をメタノールで洗浄して精製した。このブロック共重合
体Bの固有粘度は0.80dl/g(濃度0.5g/d
l、ジメチルアセトアミド、30℃)であった。
【0014】製造例3 ブロック共重合体Cの製造 製造例2において、ポリブタジエンアクリロニトリル共
重合体を両末端にカルボキシル基を有するポリブタジエ
ン(商品名“Hycar CTB 2000X162” BF Goodrich社
製)に変えた以外は、製造例2と同様に操作して、フェ
ノール性水酸基含有芳香族ポリアミドとポリブタジエン
とからなるブロック共重合体Cを得た。このブロック共
重合体Cの固有粘度は0.75dl/g(濃度0.5g
/dl、ジメチルアセトアミド、30℃)であった。
【0015】参考例1 芳香族ポリアミド繊維(商品名“テクノラート T−2
00”、帝人社製)をブロック共重合体Aのテトラヒド
ロフラン20重量%溶液に浸漬し、ついで80℃および
100℃のオーブン中を、それぞれ2分間で通過させ、
表面処理したアラミド繊維を得た。この原糸を2本合糸
しながら撚係数1で加撚してコードを得た。このように
して得られたコード7本を、厚さ2mmのクロロプレン
ゴムシート上に平行に密着して並べ、このコード上にさ
らに厚さ2mmのクロロプレンゴムシートを重ね合わ
せ、150℃で30分間、50kg/cmのプレス圧
力で加硫し、ゴムシートを得た。なおこのときコード
は、その両末端がクロロプレンゴムシートよりも突出し
ている長さとした。次いで、両側の2本のコードを取り
除き、コード側面部のゴムシート間の接着を解除した。
残りの5本のコードをゴムシートから200mm/mi
nの速度でゴムシートと直角方向に剥離するのに必要な
力を測定し、コードの剥離接着力を求めた。また、ゴム
シート中の5本のコードをゴムブロックから200mm
/minの速度でシートと平行な方向に引き抜き、この
引き抜きに要した力をT剥離接着力として求めた。これ
らの剥離接着力は、テンシロン万能引張試験器(東洋ボ
ールドウイン(株)製)により測定した。測定結果を表1
に示した。
【0016】実施例1 参考例1において、ブロック共重合体Aの代わりにブロ
ック共重合体Bを使用した他は、参考例1と同様に操作
して、コードを得た。このコードとクロロプレンゴムシ
ートとの間の剥離接着力を、参考例1と同様の方法で測
定した。測定結果を表1に示した。
【0017】実施例2 参考例1において、ブロック共重合体Aの代わりにブロ
ック共重合体Cを使用した他は、参考例1と同様に操作
して、コードを得た。このコードとクロロプレンゴムシ
ートとの間の剥離接着力を、参考例1と同様の方法で測
定した。測定結果を表1に示した。
【0018】比較例1 参考例1において、表面処理した芳香族ポリアミド繊維
の代わりに表面処理しなかった芳香族ポリアミド繊維を
使用した他は、参考例1と同様に操作してコードを得
た。このコードとクロロプレンゴムシートとの間の剥離
接着力を、参考例1と同様の方法で測定した。測定結果
を表1に示した。
【0019】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ゴムとの間の接着力が
改善された芳香族ポリアミド繊維を提供できるゴム補強
用芳香族ポリアミド繊維の表面処理方法が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D02G 3/48 D06B 1/00 D06B 1/00 D06M 15/693 D06M 15/693 B29K 21:00 // B29K 21:00 105:08 105:08 D06M 101:36 D06M 101:36 B29C 67/14 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 15/00 - 15/715 C08J 5/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール性水酸基含有芳香族ポリアミ
    ドとポリブタジエンまたはポリブタジエン共重合体とか
    ら形成されるブロック共重合体を含有する溶液に、芳香
    族ポリアミド繊維を含浸させた後、該含浸繊維を乾燥す
    ることを特徴とするゴム補強用芳香族ポリアミド繊維の
    表面処理方法。
  2. 【請求項2】 浸繊維が、乾燥された後に硬化処理を
    加えられたものであることを特徴とする請求項1記載の
    ゴム補強用芳香族ポリアミド繊維の表面処理方法。
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