JP3243054B2 - 車両制御装置 - Google Patents

車両制御装置

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JP3243054B2 JP09851693A JP9851693A JP3243054B2 JP 3243054 B2 JP3243054 B2 JP 3243054B2 JP 09851693 A JP09851693 A JP 09851693A JP 9851693 A JP9851693 A JP 9851693A JP 3243054 B2 JP3243054 B2 JP 3243054B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、制動時のエネルギー
をアキュムレータに蓄えるとともに、それを発進・加速
時に有効利用するように制御する車両制御装置に係り、
特に、ポンプ・モータ手段を定容量型とすることにより
構成の簡略化及びコストの低減を図るように工夫したも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、車両制動時に運動エネルギーを回
収して、これを発進・加速時に再利用することにより、
排出ガスと燃料消費量を低減させようとする考え方があ
る。そのような考え方を具現化した車両制御装置として
は、例えば、図3に示すようなものがある。まず、エン
ジン1があり、このエンジン1には燃料噴射ポンプ3が
設けられていて、燃料を噴射・供給するようになってい
る。上記エンジン1が回転することにより、ミッション
5、デフ7を介して車輪9、9’が回転する。
【0003】上記デフ7にはミッション11及びマグネ
ットクラッチ13を介してピストンポンプ・モータ15
が連結されている。上記ピストンポンプ・モータ15の
吸込側はタンク17に接続されており、又、吐出側は開
閉弁19を介してアキュムレータ21に接続されてい
る。又、エンジン1にはPTOクラッチ23を介してポ
ンプ25が接続されており、このポンプ25からの圧油
は作業機に供給されるようになっている。上記切換弁1
9とアキュムレータ21との間には圧力センサ29が取
付けられている。さらに、アクセル31、ブレーキ3
3、コントローラ35が設けられている。
【0004】上記構成において、まず、制動時の作用か
ら説明する。ブレーキ33を踏むと、ピストンポンプ・
モータ15の斜板がブレーキ踏み力に応じて制御され、
それによって、ピストンポンプ・モータ15のプランジ
ャーがストロークを開始する。そして、タンク17内の
作動油が吸引・加圧されて開閉弁19を介してアキュム
レータ21側に吐出される。それによって、アキュムレ
ータ21内の窒素ガスが圧縮されて、車両の運動エネル
ギーがアキュムレータ21内に蓄えられる。尚アキュム
レータ21内の圧力が予め設定された圧力になると、そ
れが圧力センサ29により検知され、コントローラ35
によって、開閉弁19を閉弁させる。
【0005】次に、発進・加速時について説明する。コ
ントローラ35が、ミッション11のギヤ位置やアクセ
ル31の開度等の発進操作を検知すると、開閉弁19を
開放する。それと同時に、ピストンポンプ・モータ15
の斜板をアクセル31の開度に応じた量だけモータ側に
倒す。それによって、アキュムレータ21内に蓄えられ
ていた作動油が逆方向に流れることになり、それによっ
て、ピストンポンプ・モータ15にトルクが発生する。
このトルクを有効的に利用することにより、滑らかな発
進が可能になるとともに、排出ガス量も大幅に低減され
ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、従来の構成にあ
っては、制動時にエネルギーを蓄えるとともに、それを
発進・加速時に有効利用するために、ピストンポンプ・
モータ15を使用しており、このピストンポンプ・モー
タ15は可変型である。そのため、ピストンポンプ・モ
ータ15自体の構成が複雑であるとともに、コスト高に
なってしまうという問題があった。この発明はこのよう
な点に基づいてなされたものでその目的とするところ
は、ポンプ・モータ手段の構成を工夫することにより、
構成の簡略化及びコストの低減を図ることが可能な車両
制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ポンプ・モ
ータ手段とアキュムレータとの間に開閉弁を設け、車両
のエンジンによってポンプ・モータ手段を駆動してポン
プとして機能させることによりアキュムレータに車両制
動時のエネルギーを蓄えるとともに、発進・加速時にア
キュムレータに蓄えられたエネルギーによってポンプ・
モータ手段を駆動してモータとして機能させることによ
り蓄えられたエネルギーを有効利用するように構成した
車両制御装置を前提にするものである。この発明は、上
記の装置を前提にしつつ、定容量ポンプ・モータ手段
と、この定容量ポンプ・モータ手段の吸込側と吐出側に
それぞれチェック弁を設け、上記定容量ポンプ・モータ
の吐出側第2チェック弁の下流を定容量ポンプ・モータ
の吸込側第1チェック弁の下流に接続する高圧通路と、
上記定容量ポンプ・モータ手段の吐出側第2チェック弁
の上流をタンクに接続するバイバス通路を設け、これら
両通路をともに連通状態としてアキュムレータの圧力を
回生利用可能にする連通ポジションと、制動時と走行時
にはともに遮断状態とする閉鎖ポジションとを有する切
換弁と、上記定容量ポンプ・モータ手段の吐出側第2チ
ェック弁の下流とアキュムレータとの間に配置され車両
の回生時と制動時に連通され走行時に閉じる開閉弁とを
備えた点に特徴を有する。
【0008】
【作用】この発明は、上記のように構成したので、開閉
弁を開位置に保ち、切換弁を閉位置に保った状態で、定
容量ポンプ・モータ手段をポンプ回転させれば、その吐
出油が開閉弁を通過してアキュムレータに供給される。
アキュムレータが所望の圧力まで上昇したら開閉弁を閉
じて蓄圧する。次に、開閉弁を開くとともに、切換弁も
開くと、アキュムレータ内の圧油が、この切換弁を通っ
て定容量ポンプ・モータ手段に供給されるので、それが
モータとして機能する。この定容量ポンプ・モータ手段
のモータとしての駆動力を、車両の発進時のエネルギー
として利用するものである。
【0009】
【実施例】以下、図1を参照してこの発明の第1実施例
を説明する。なお、従来と同一部分には同一符号を付し
て示しその説明は省略する。まず、この実施例における
ポンプ・モータ手段は、定容量型のポンプ・モータ10
1を使用している。又、切換弁である電磁切換弁103
が設置されていて、この電磁切換弁103はアキュムレ
ータの圧力を回生可能にする連通ポジション103a
と、制動時と走行時にはともに遮断状態とする閉鎖ポジ
ション103bとを備えている。又、上記ポンプ・モー
タ101の一次側及び二次側にはそれぞれ吸込側第1チ
ェック弁105、吐出側第2チェック弁107が介挿さ
れている。又、作業機27用のポンプ25の吸込側には
タンク109が設置されている。
【0010】上記構成において、制動時にエネルギーを
アキュムレータ21に蓄える場合には、開閉弁19を開
位置にセットするとともに、電磁切換弁103を閉鎖ポ
ジション103bに切換える。それによって、タンク1
7の作動油はポンプ・モータ101により吸引・加圧さ
れて開閉弁19を介してアキュムレータ21に供給され
る。それによって、アキュムレータ21内の窒素ガスが
圧縮され、エネルギーが蓄えられることになる。そし
て、アキュムレータ21が所望の圧力になったことを圧
力センサが感知したとき、コントローラ35が動作して
開閉弁19を閉じる。この開閉弁19が閉じられること
によって、アキュムレータに所望の圧力が畜圧される
とになる
【0011】つぎに、アキュムレータ21内に蓄えられ
ていたエネルギーを、発進・加速時に有効的に利用する
場合には、まず開閉弁19をもう一度開状態にする。そ
の状態で、電磁切換弁103を連通ポジション103a
側へ切換える。このようにして電磁切換弁103を開状
態にすると、アキュムレータ21内の作動油が、高圧通
路100及び電磁切換弁103を通ってポンプ・モータ
101供給され、その作動油がモータを駆動する。こ
のときに、モータとして機能しているポンプ・モータ1
01からは、作動油が排出されるが、この排出された作
動油は、バイバス通路102及び電磁切換弁103を通
ってタンク17戻される。以上この実施例によると、
ポンプ・モータ手段として、定容量型のポンプ・モータ
101を使用するように構成したので、従来の可変型の
それに比べて、ポンプ・モータ101自体の構成が簡略
化されるとともに、コストの低減を図ることができる。
【0012】次に、図2に示した第2実施例を説明す
る。この第2実施例の場合には、作業機27用のポンプ
25の吐出側に開閉弁111を設け、ポンプ・モータ1
01の吐出側に接続したものである。なお、図中符号1
13はチェック弁である。そして、ポンプ25を作業機
27を駆動させるために使用する場合には、開閉弁11
1を切換位置111aに切換える。これに対して、アキ
ュムレータ21へのエネルギーの蓄積にポンプ25を使
用する場合には、開閉弁111を切換位置111bに切
換えるものである。つまり、作業機27用のポンプ25
をアキュムレータ21へのエネルギーの蓄積にも使用す
るものであり、それによって、蓄圧効率を高めることが
できる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ポンプ・
モータ手段として、定容量型のものを使用するように構
成しているので、構成の簡略化及びコストの低減をはか
ることができる。また本発明は、高圧通路とバイパス通
路をともに連通状態としてアキュムレータの圧力を回生
利用可能にする連通ポジションと、制動時と走行時には
ともに遮断状態とする閉鎖ポジションとを有する切換弁
とを設けたので、開閉弁を開位置に保ち、切換弁を閉鎖
ポジションに保った状態で、定容量ポンプ・モータ手段
をポンプ回転させれば、タンク内の作動油は開閉弁を介
してアキュムレータに供給され、このアキュムレータに
所望の圧力まで蓄圧され、つぎに開閉弁を開くとともに
切換弁を連通ポジションに切換えると、アキュムレータ
内に蓄圧されていた圧油が、この切換弁を通って定容量
型のポンプ・モータへ供給されるので、それがモータと
して機能することにより、この定容量ポンプ・モータ手
段のモータとしての駆動力を、車両の発進時のエネルギ
ーとして利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す図で車両制御装置
の構成を示す図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す図で車両制御装置
の構成を示す図である。
【図3】従来例を示す図で車両制御装置の構成を示す図
である。
【符号の説明】
1 エンジン 19 開閉弁 21 アキュムレータ 100 高圧通路 101 ポンプ・モータ(ポンプ・モータ手段) 102 バイパス通路103 切換弁である電磁切換弁 103a 連通ポジション 103b 閉鎖ポジション 105 吸込側第1チェック弁 107 吐出側第2チェック弁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ・モータ手段とアキュムレータと
    の間に開閉弁を設け、車両のエンジンによってポンプ・
    モータ手段を駆動してポンプとして機能させることによ
    りアキュムレータに車両制動時のエネルギーを蓄えると
    ともに、発進・加速時にアキュムレータに蓄えられたエ
    ネルギーによってポンプ・モータ手段を駆動してモータ
    として機能させることにより蓄えられたエネルギーを有
    効利用するように構成した車両制御装置であって、 定容量ポンプ・モータ手段と、この定容量ポンプ・モー
    タ手段の吸込側と吐出側にそれぞれチェック弁を設け、
    上記定容量ポンプ・モータ手段の吐出側第2チェック弁
    の下流を定容量ポンプ・モータ手段の吸込側第1チェッ
    ク弁の下流に接続する高圧通路と、上記定容量ポンプ・
    モータ手段の吐出側第2チェック弁の上流をタンクに接
    続するバイバス通路を設け、これら両通路をともに連通
    状態としてアキュムレータの圧力を回生利用可能にする
    連通ポジションと、制動時と走行時にはともに遮断状態
    とする閉鎖ポジションとを有する切換弁と、上記定容量
    ポンプ・モータ手段の吐出側第2チェック弁の下流とア
    キュムレータとの間に配置され車両の回生時と制動時に
    連通され走行時に閉じる開閉弁とを備えたことを特徴と
    する、 車両制御装置。
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US8087733B2 (en) * 2008-12-09 2012-01-03 Développement Effenco Inc. Braking energy recovery system for a vehicle and vehicle equipped with the same
CA2860472C (en) 2012-01-11 2019-06-11 Developpement Effenco Inc. Fuel saving system that facilitates vehicle re-starts with the engine off
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