JP3242871U - オートバイ用ターンテーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】自動化構成の低コスト化、コンパクト化を実現でき、労力及び操作の面倒さを一掃できるとともに、ショールーム等での展示機能の向上にも寄与するオートバイ用ターンテーブルを提供する。【解決手段】オートバイ用ターンテーブル1は、収容凹部21に回転可能に設置された円形テーブル3と、モータ15と、モータ15で回転駆動される駆動プーリ13と、駆動プーリ13と円形テーブル3の下面に形成された環状溝との間に掛け回されたタイミングベルト17とを備えている。環状溝は円形テーブル3の直径Dに近い径を有しており、これにより駆動プーリ13の回転トルクは小さくて済み、モータ15の小型化を実現している。出庫時はコントローラ25によって円形テーブル3を180°回転させる。【選択図】 図1
Description
本考案は、オートバイ用車庫やオートバイショールームでの使用に好適なオートバイ用ターンテーブルに関するものである。
この種のターンテーブルとしては、例えば特許文献1に記載のオートバイ用車庫の回転床装置が知られている。これは、オートバイ用車庫の床面に円形の収容凹部を形成し、該収容凹部の下面に複数のキャスターを備えた円形テーブルを回転自在に軸支する構成を有している。
円形テーブルの径方向で対向する位置には円形テーブルを略180°間隔で止めるストッパ機構が設けられており、また、ストッパ機構で回転を止められた位置で円形テーブルの回転をロックするロック機構を備えている。
重量のあるオートバイを円形テーブルに載せた状態で押すことにより少ない労力で容易に回転させることができ、狭い車庫でも前進入庫、前進出庫ができるようになっている。
円形テーブルの径方向で対向する位置には円形テーブルを略180°間隔で止めるストッパ機構が設けられており、また、ストッパ機構で回転を止められた位置で円形テーブルの回転をロックするロック機構を備えている。
重量のあるオートバイを円形テーブルに載せた状態で押すことにより少ない労力で容易に回転させることができ、狭い車庫でも前進入庫、前進出庫ができるようになっている。
特許文献1に記載のターンテーブル構成では、出庫時にはロック機構のロックを解除し、円形テーブルの外側からオートバイに手を添えて手動で円形テーブルを回転させる操作が必要であり、さらにオートバイを円形テーブルから出した後、入庫に備えて円形テーブルのロック操作を行う必要がある。
手動による円形テーブルの回転操作、ロック機構のロック・ロック解除操作の面倒さは、手動構成の低コスト化との兼ね合いから必然的なデメリットともいえるものである。
手動による円形テーブルの回転操作、ロック機構のロック・ロック解除操作の面倒さは、手動構成の低コスト化との兼ね合いから必然的なデメリットともいえるものである。
立体駐車場等ではターンテーブルの自動化がなされているが、出力の大きいモータを駆動源としており、スプロケットやチェーンを使った駆動構成も大型化している。このような大型の駆動構成では設備コストやランニングコストが高く、個人使用のオートバイ用車庫等への適用は経済的に困難である。
個人使用のオートバイ用ターンテーブルの自動化構成の低コスト化、コンパクト化を実現できれば、円形テーブルを手動で回す労力、ロック機構のロック、ロック解除操作の面倒さを一掃でき、設備コストとの兼ね合いを考慮しても自動化のメリットを十分に享受できることが期待できる。
個人使用のオートバイ用ターンテーブルの自動化構成の低コスト化、コンパクト化を実現できれば、円形テーブルを手動で回す労力、ロック機構のロック、ロック解除操作の面倒さを一掃でき、設備コストとの兼ね合いを考慮しても自動化のメリットを十分に享受できることが期待できる。
本考案は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、自動化構成の低コスト化、コンパクト化を実現でき、労力及び操作の面倒さを一掃できるとともに、ショールーム等での展示機能の向上にも寄与するオートバイ用ターンテーブルの提供をその目的とする。
本考案は上記課題を解決するためになされたものであり、オートバイが載る円形テーブルと、前記円形テーブルの下面側に一体に設けられ、前記円形テーブルとの間に環状溝を形成する環状溝形成部材と、前記円形テーブルと前記環状溝形成部材との一体構成を回転可能に支持する回転支軸と、前記環状溝形成部材の下面の複数箇所に設けられ、前記一体構成の重量を支えながら床面に接触して転動する転動体と、
前記環状溝よりも小径の駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動するモータと、前記駆動プーリと前記環状溝との間に掛け回された駆動ベルトと、を備えていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
前記環状溝よりも小径の駆動プーリと、前記駆動プーリを回転駆動するモータと、前記駆動プーリと前記環状溝との間に掛け回された駆動ベルトと、を備えていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
好ましくは、前記環状溝形成部材が、前記円形テーブルと略同一の直径を有する円板と、該円板の直径よりも外径が小さい円筒状または円柱状の凸部とからなり、前記凸部の外周面が前記環状溝の底面となることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
好ましくは、前記駆動ベルトがタイミングベルトであり、前記環状溝に前記タイミングベルトに噛み合う噛合ベルトが巻き付けられていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
さらに好ましくは、前記環状溝に巻き付いている前記タイミングベルトの外周端が前記円形テーブルの外周端と略一致し、または前記タイミングベルトの外周端の内側近傍に位置することを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
さらに好ましくは、前記環状溝に巻き付いている前記タイミングベルトの外周端が前記円形テーブルの外周端と略一致し、または前記タイミングベルトの外周端の内側近傍に位置することを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
好ましくは、前記モータが正逆回転可能なスピードコントロールモータであることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
好ましくは、前記モータが、前記タイミングベルトの内側に配置されていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
好ましくは、前記駆動プーリと前記環状溝との間の前記タイミングベルトを外側から内側へ向けて押圧するテンショナーが設けられていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
さらに好ましくは、前記床面が、オートバイ用車庫またはオートバイショールームの床面に形成されたターンテーブルの収容凹部の底面であることを特徴とするオートバイ用ターンテーブルである。
本考案によれば、自動化構成の低コスト化、コンパクト化を実現でき、労力及び操作の面倒さを一掃できるとともに、ショールーム等での展示機能の向上にも寄与する。
本考案の実施の形態に係るオートバイ用ターンテーブルを図面にしたがって説明する。
図1及び図2に示すように、オートバイ用ターンテーブル(以下、ターンテーブルと略す)1は、オートバイ2(図5参照)が載る面積を有する円形テーブル3と、円形テーブル3の下面側に一体に設けられ、円形テーブル3との間に環状溝5を形成する環状溝形成部材7と、円形テーブル3と環状溝形成部材7との一体構成を回転可能に支持する回転支軸9と、環状溝形成部材7の下面の複数箇所に設けられ、円形テーブル3と環状溝形成部材7との一体構成の重量を支えながら床面Fに接触して転動する転動体としてのキャスター11と、環状溝5よりも小径の駆動プーリ13と、駆動プーリ13を回転駆動するモータとしての正逆転可能なスピードコントロールモータ15と、駆動プーリ13と環状溝5との間に掛け回された駆動ベルトとしてのタイミングベルト17と、を備えている。スピードコントロールモータ15はタイミングベルト17の内側に配置されている。タイミングベルト17の内面には複数の歯17aが形成されており、駆動プーリ13の外周面にはタイミングベルト17に噛み合う複数の歯13aが形成されている。
また、駆動プーリ13と環状溝5との間のタイミングベルト17を外側から内側へ向けて押圧する一対のテンショナー19が設けられている。
また、駆動プーリ13と環状溝5との間のタイミングベルト17を外側から内側へ向けて押圧する一対のテンショナー19が設けられている。
図1において、床面Fはオートバイ用車庫(図示せず)の床面を掘り下げて形成されたターンテーブル1の収容凹部21の底面であり、円形テーブル3以外を覆う収容凹部21の上面カバー23(図5参照)は省略している。
スピードコントロールモータ15は、ACモータ15aと、ACモータ15aの回転を垂直に変換して駆動プーリ13に伝達するギヤ部15bと、速度検出部15cとから構成されている。
スピードコントロールモータ15は、ACモータ15aの回転方向の変換、回転速度の調整、電源のON・OFFを行うコントローラ25を介して不図示の電源(コンセント)に接続されている。符号26はスピードコントロールモータ15から延びる電源コードを示している。
スピードコントロールモータ15は、ACモータ15aの回転方向の変換、回転速度の調整、電源のON・OFFを行うコントローラ25を介して不図示の電源(コンセント)に接続されている。符号26はスピードコントロールモータ15から延びる電源コードを示している。
図2に示すように、環状溝形成部材7は、円形テーブル3と略同一の直径を有する円板27と、該円板27に一体に設けられ、円板27の直径よりも外径が若干小さい円筒状の凸部29とからなり、凸部29の外周面29aが環状溝5の底面となる。環状溝形成部材7が不図示の締結手段で円形テーブル3の下面に固定されることにより、環状溝5が形成されるとともに円板27と環状溝形成部材7とが一体化される。
凸部29の外周面29aには、タイミングベルト17に噛み合う複数の歯31aを有する噛合ベルト31が巻き付けて接着固定されている。すなわち、環状溝5にタイミングベルト17に噛み合う噛合ベルト31が巻き付けられている。
本実施の形態では、噛合ベルト31はタイミングベルト17と同じベルト材で形成されている。
本実施の形態では、噛合ベルト31はタイミングベルト17と同じベルト材で形成されている。
一対のテンショナー19はそれぞれ、床面Fに固定されるベース部材19aと、ベース部材19aに固定された円筒部材19bと、円筒部材19bの上端に水平に支持されて任意の位置で固定されるアーム部材19cと、アーム部材19cの先端部に回転可能に支持され、タイミングベルト17の外面に当接する歯無しのプーリ19dとから構成されている。図1ではプーリ19d以外は省略している。
回転支軸9は、軸部9Aと軸受部9Bとからなる。軸部9A、は円板27の下面中央に固定ネジ9aで4箇所を固定されるベースプレート9bと、ベースプレート9bにベアリング9cを介して回転可能に支持された回転軸9dとを備えている。
軸受部9Bは、床面Fに固定ネジ9eまたは不図示のアンカーボルトで4箇所を固定されるベースプレート9fと、回転軸9dが挿入される円筒状の軸受本体9gとを備えている。
軸受部9Bは、床面Fに固定ネジ9eまたは不図示のアンカーボルトで4箇所を固定されるベースプレート9fと、回転軸9dが挿入される円筒状の軸受本体9gとを備えている。
キャスター11は、図3に示すように、環状溝形成部材7の下面である円板27の下面27aに、配置領域円C1、C2、C3に分けて且つ数を異ならせて配置されている。すなわち、中心寄りの配置領域円C1には4個、中央寄りの配置領域円C2には2個、外周寄りの配置領域円C3には10個の全部で16個が配置されている。図3は円板27をその底面側から見た図である。
図3はオートバイの入出経路33に対する円形テーブル3の基準位置、すなわちオートバイの入出庫を行う位置を示しており、入出経路33の延長線上に対応する位置、換言すれば、オートバイが載る位置には、集中荷重に対抗するためにキャスター11が集約された配置となっている。
図3はオートバイの入出経路33に対する円形テーブル3の基準位置、すなわちオートバイの入出庫を行う位置を示しており、入出経路33の延長線上に対応する位置、換言すれば、オートバイが載る位置には、集中荷重に対抗するためにキャスター11が集約された配置となっている。
本実施の形態におけるターンテーブル1は、上記の通りオートバイが載る円形テーブル3の外周に直接タイミングベルト17を掛け回した構成とあまり変わらない構成となっている。
図1に示すように、本実施の形態における円形テーブル3の直径Dは2000mmであり、駆動プーリ13のタイミングベルト17に対する掛け回し有効径は170mmである。すなわち、円形テーブル3の直径と駆動プーリ13の有効径の比は、約12:1となっている。
図1に示すように、本実施の形態における円形テーブル3の直径Dは2000mmであり、駆動プーリ13のタイミングベルト17に対する掛け回し有効径は170mmである。すなわち、円形テーブル3の直径と駆動プーリ13の有効径の比は、約12:1となっている。
力のモーメントの関係から、タイミングベルト17が掛け回される環状溝5の径が大きければ大きい程駆動プーリ13の回転トルクは少なくて済み、スピードコントロールモータ15の定格出力を小さく小型化できる。
すなわち、チェーン・スプロケット構成を用いて円形テーブル3と環状溝形成部材7との一体構成の回転軸を直接回転させる構成に比べて大幅に小型化できる。これにより、円形テーブル3の駆動構成をコンパクトにできるとともに、消費電力に基づくランニングコストの低減にも寄与する。
また、駆動構成のコンパクト化は、スピードコントロールモータ15のタイミングベルト17の内側への配置とも相まって、ターンテーブル1の設置スペースの省スペース化に寄与している。
すなわち、チェーン・スプロケット構成を用いて円形テーブル3と環状溝形成部材7との一体構成の回転軸を直接回転させる構成に比べて大幅に小型化できる。これにより、円形テーブル3の駆動構成をコンパクトにできるとともに、消費電力に基づくランニングコストの低減にも寄与する。
また、駆動構成のコンパクト化は、スピードコントロールモータ15のタイミングベルト17の内側への配置とも相まって、ターンテーブル1の設置スペースの省スペース化に寄与している。
図4(a)に示すように、円形テーブル3を時計回り方向(矢印R1方向)に回転させる場合には、駆動プーリ13の図中下側ではタイミングベルト17が緊張し、図中上側ではタイミングベルト17が緩んで振れる。
図4(b)に示すように、円形テーブル3を反時計回り方向(矢印R2方向)に回転させる場合には、駆動プーリ13の図中上側ではタイミングベルト17が緊張し、図中下側ではタイミングベルト17が緩んで振れる。このタイミングベルト17の緩み振れ(パタツキ)をなくすために一対のテンショナー19が設けられている。
図4(b)に示すように、円形テーブル3を反時計回り方向(矢印R2方向)に回転させる場合には、駆動プーリ13の図中上側ではタイミングベルト17が緊張し、図中下側ではタイミングベルト17が緩んで振れる。このタイミングベルト17の緩み振れ(パタツキ)をなくすために一対のテンショナー19が設けられている。
図5は、図1のX-X線の部位での概要断面図である。ターンテーブル1は、オートバイ用車庫(図示せず)の床面を掘り下げて形成された矩形ピット状の収容凹部21に設置されており、オートバイ2が載る円形テーブル3以外は上面カバー23で塞がれて外部からは見えないようになっている。上面カバー23は複数の不図示の支柱で床面Fに支持されている。
上記のように、円形テーブル3と環状溝形成部材7との一体構成の荷重は複数のキャスター11で分散支持されており、円形テーブル3の上にオートバイ2及びそのユーザーが載っても問題がないように余裕をもってキャスター11の配置個数が決定されている。
回転支軸9における軸部9Aの回転軸9dの下端は、軸受部9Bの軸受本体9gの底面に突き当たらず、浮いた状態となっている。すなわち、回転軸9dは円形テーブル3の回転の中心がずれないように支持するだけの存在となっている。
環状溝5に巻き付いているタイミングベルト17の外周端17bは、円形テーブル3の外周端3aの内側近傍に位置している。これにより、円形テーブル3の外周にタイミングベルト17を直接巻き付けたのと同等の構成となっている。タイミングベルト17の外周端17bが円形テーブル3の外周端3aと略一致する巻き付け構成としてもよい。
環状溝5に巻き付いているタイミングベルト17の外周端17bは、円形テーブル3の外周端3aの内側近傍に位置している。これにより、円形テーブル3の外周にタイミングベルト17を直接巻き付けたのと同等の構成となっている。タイミングベルト17の外周端17bが円形テーブル3の外周端3aと略一致する巻き付け構成としてもよい。
図6を参照してターンテーブル1の使用動作を説明する。
図6(a)は、オートバイ用車庫(図示せず)の入出経路33からオートバイ2を前向きに入れて円形テーブル3上に載せた状態を示している。
この場合、特許文献1の構成では円形テーブル3が回らないようにロック機構が必要であったが、本実施の形態ではスピードコントロールモータ15が電源OFFで停止状態にあるため、タイミングベルト17の停止によって円形テーブル3の回転も止められている。すなわち、円形テーブル3を回転させる自動駆動構成の停止状態そのものがロック機構を兼ねている。
図6(a)は、オートバイ用車庫(図示せず)の入出経路33からオートバイ2を前向きに入れて円形テーブル3上に載せた状態を示している。
この場合、特許文献1の構成では円形テーブル3が回らないようにロック機構が必要であったが、本実施の形態ではスピードコントロールモータ15が電源OFFで停止状態にあるため、タイミングベルト17の停止によって円形テーブル3の回転も止められている。すなわち、円形テーブル3を回転させる自動駆動構成の停止状態そのものがロック機構を兼ねている。
図6(a)の状態からオートバイ2を出庫する場合には、図6(b)に示すように、ユーザーはコントローラ25でスピードコントロールモータ15の電源をONにし、円形テーブル3を例えば時計回り方向(矢印R1方向)に略180°目視しながら回転させ、オートバイ2が前向きになる位置で円形テーブル3の回転を止める。この場合もスピードコントロールモータ15の電源がOFFとなっているので、円形テーブル3は動かず、安定した状態でオートバイ2を前向きで出庫することができる。
このように、コントローラ25でON・OFFの操作をするだけで円形テーブル3を回転させることができ、且つロックすることができるので、労力をほとんど要さない。また、特許文献1に記載のロック機構によるロック・ロック解除の操作も必要ないので出庫時の操作の面倒さもない。
上記のように円形テーブル3を回転させる自動駆動構成の停止状態そのものが円形テーブル3のロック機構を兼ねているので、円形テーブル3を所定の位置で固定するためのストッパ機構やロック機構も不要となる。
上記のように円形テーブル3を回転させる自動駆動構成の停止状態そのものが円形テーブル3のロック機構を兼ねているので、円形テーブル3を所定の位置で固定するためのストッパ機構やロック機構も不要となる。
円形テーブル3や環状溝形成部材7の材質としては、合板等の木質系、合成樹脂、アルミニウム合金等の金属系など、所定の耐荷重性能を満たしていればいずれでもよい。
なお、円形テーブル3は木質系の円盤の表面に縞鋼板(チェッカープレート)の意匠を施したシートを貼付した構成としてもよい。本構成とすることで円形テーブル3を軽量なものとでき、且つデザイン的な重厚感を備えることかできる。
なお、円形テーブル3は木質系の円盤の表面に縞鋼板(チェッカープレート)の意匠を施したシートを貼付した構成としてもよい。本構成とすることで円形テーブル3を軽量なものとでき、且つデザイン的な重厚感を備えることかできる。
以上、本考案の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、これらの実施の形態に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても考案に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、円板27に円筒状の凸部29を設けることにより環状溝5を形成したが、円柱状の凸部でもよい。
例えば、上記の実施の形態では、円板27に円筒状の凸部29を設けることにより環状溝5を形成したが、円柱状の凸部でもよい。
また、環状溝5は周方向に連続するものに限定されない。例えば図7(a)に示すように、矩形のブロック片37を周方向に不連続に配置して環状溝5を形成し、噛合ベルト31を巻き付けてもよい。また、図7(b)に示すように、タイミングベルト17に噛み合う歯39aを有する円筒状の凸部39を円板27と一体成形して環状溝5を形成するようにしてもよい。この場合には噛合ベルト31は不要となる。
上記では環状溝5を形成する凸部29等を円板27側に設ける構成としたが、円形テーブル3の下面に一体に設ける構成としてもよい。
また、環状溝5には必ずしもタイミングベルト17に噛み合う構成を設ける必要はなく、ゴムなどの摩擦係数の大きい層を形成して摩擦力で回転させる構成としてもよい。
上記では環状溝5を形成する凸部29等を円板27側に設ける構成としたが、円形テーブル3の下面に一体に設ける構成としてもよい。
また、環状溝5には必ずしもタイミングベルト17に噛み合う構成を設ける必要はなく、ゴムなどの摩擦係数の大きい層を形成して摩擦力で回転させる構成としてもよい。
図8に示すように、円形テーブル3がその表面に滑り止め処理または滑り止め加工がされた縞鋼板(チェッカープレート)41を有している構成としてもよい。このようにすれば、オートバイ2の入出時の円形テーブル3上での滑りを防止でき、入出庫動作を安定させることができる。
また、上記の実施の形態では、オートバイ用車庫への設置例を説明したが、オートバイショールームでの設置も同様に実施することができる。
この場合、キャスター11が接触する床面Fは、オートバイショールームの床面を掘り下げて形成されたターンテーブル1の収容凹部の底面となる。
オートバイショールームの床面から突出したステ-ジを形成し、該ステージ内にターンテーブル1を設置してオートバイ2の展示位置を高くしてもよい。
スピードコントロールモータ15の回転速度を遅くして常時回転させるようにすれば、360°の方向からオートバイ2を見ることができ、展示効果を高めることができる。
この場合、キャスター11が接触する床面Fは、オートバイショールームの床面を掘り下げて形成されたターンテーブル1の収容凹部の底面となる。
オートバイショールームの床面から突出したステ-ジを形成し、該ステージ内にターンテーブル1を設置してオートバイ2の展示位置を高くしてもよい。
スピードコントロールモータ15の回転速度を遅くして常時回転させるようにすれば、360°の方向からオートバイ2を見ることができ、展示効果を高めることができる。
1…オートバイ用ターンテーブル 2…オートバイ
3…円形テーブル 3a…円形テーブルの外周端
5…環状溝 7…環状溝形成部材
9…回転支軸 11…キャスター(転動体)
13…駆動プーリ 15…モータ
17…タイミングベルト(駆動ベルト) 17b…タイミングベルトの外周端
19…テンショナー 21…収容凹部
27…円板 29…凸部
29a…外周面 31…噛合ベルト
41…縞鋼板 F…床面
3…円形テーブル 3a…円形テーブルの外周端
5…環状溝 7…環状溝形成部材
9…回転支軸 11…キャスター(転動体)
13…駆動プーリ 15…モータ
17…タイミングベルト(駆動ベルト) 17b…タイミングベルトの外周端
19…テンショナー 21…収容凹部
27…円板 29…凸部
29a…外周面 31…噛合ベルト
41…縞鋼板 F…床面
Claims (8)
- オートバイが載る円形テーブルと、
前記円形テーブルの下面側に一体に設けられ、前記円形テーブルとの間に環状溝を形成する環状溝形成部材と、
前記円形テーブルと前記環状溝形成部材との一体構成を回転可能に支持する回転支軸と、
前記環状溝形成部材の下面の複数箇所に設けられ、前記一体構成の重量を支えながら床面に接触して転動する転動体と、
前記環状溝よりも小径の駆動プーリと、
前記駆動プーリを回転駆動するモータと、
前記駆動プーリと前記環状溝との間に掛け回された駆動ベルトと、
を備えていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。 - 請求項1に記載したオートバイ用ターンテーブルにおいて、
前記環状溝形成部材が、前記円形テーブルと略同一の直径を有する円板と、該円板の直径よりも外径が小さい円筒状または円柱状の凸部とからなり、前記凸部の外周面が前記環状溝の底面となることを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。 - 請求項1に記載したオートバイ用ターンテーブルにおいて、
前記駆動ベルトがタイミングベルトであり、前記環状溝に前記タイミングベルトに噛み合う噛合ベルトが巻き付けられていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。 - 請求項3に記載したオートバイ用ターンテーブルにおいて、
前記環状溝に巻き付いている前記タイミングベルトの外周端が前記円形テーブルの外周端と略一致し、または前記タイミングベルトの外周端の内側近傍に位置することを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。 - 請求項1に記載したオートバイ用ターンテーブルにおいて、
前記モータが正逆回転可能なスピードコントロールモータであることを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。 - 請求項1に記載したオートバイ用ターンテーブルにおいて、
前記モータが、前記タイミングベルトの内側に配置されていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。 - 請求項1に記載したオートバイ用ターンテーブルにおいて、
前記駆動プーリと前記環状溝との間の前記タイミングベルトを外側から内側へ向けて押圧するテンショナーが設けられていることを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。 - 請求項1から7のいずれかに記載したオートバイ用ターンテーブルにおいて、
前記床面が、オートバイ用車庫またはオートバイショールームの床面に形成されたターンテーブルの収容凹部の底面であることを特徴とするオートバイ用ターンテーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001471U JP3242871U (ja) | 2023-04-28 | 2023-04-28 | オートバイ用ターンテーブル |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2023001471U JP3242871U (ja) | 2023-04-28 | 2023-04-28 | オートバイ用ターンテーブル |
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Publication Number | Publication Date |
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ID=87200551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001471U Active JP3242871U (ja) | 2023-04-28 | 2023-04-28 | オートバイ用ターンテーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
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2023
- 2023-04-28 JP JP2023001471U patent/JP3242871U/ja active Active
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