JP3242520U - 自動販売機 - Google Patents

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Abstract

【課題】温室効果ガス対策として自動販売機を活用し、温室効果ガスを吸着する自動販売機を提供する。【解決手段】CO2吸着材を備える自動販売機であって、前記CO2吸着材は、自動販売機の庫内の空いた空間、及び/又は、自販機の庫外の外装面に設けられる。前記CO2吸着材は、自動販売機の商品を充填する際に開かれる扉であって、扉のメインドアにおいて、ディスプレイドアの側方に形成される縦長の空間に設置される。また、前記CO2吸着材は、自動販売機の筐体において、ラック装置が収容される空間に設けられる。【選択図】図2

Description

本考案は、飲料等の商品を販売する自動販売機に関し、より詳しくは、CO(二酸化炭素)を吸着する機能を備える自動販売機に関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されるように、ペットボトル飲料等の商品を販売する自動販売機は知られている。この種の自動販売機は、筐体に開閉可能な扉が設けられるものであり、扉を開いて商品の補充がなされるものである。
特許文献1では、自動販売機をホテルや病院などの静かな屋内に設置した際の騒音の問題に鑑み、自動販売機にて発生する駆動音を効果的に消音する技術を提案している。
特開2008-210342号公報
自動販売機は、屋外や屋内のあらゆる箇所に設置され、消費者が24時間好きなときに商品を購入できるというサービスを提供できるものであり、現代においては社会的に必要なインフラとも言える。
他方、国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP:ConFerence oF the Parties)において、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減と吸収に対する取り組みが世界各国で行われており、地球温暖化に対する人々の関心は高まり続けている。特に先進各国では、近年の異常気象や気温上昇に関する危機意識が高く、行政主導の取り組みはもちろんのこと、民間企業、団体、個人のレベルでも温室効果ガスに対する意識は高いものとなっている。
考案者は、自動販売機で販売される製品を開発する中で、自動販売機は、社会インフラとなっており、全国各地のあらゆる箇所に設置され、更に台数が多く、老若男女問わずあらゆる消費者との接点になっていることに着目し、いわゆるスケールメリットを温室効果ガス対策として活かすことができないかを検討した。
自動販売機は電力を消費し熱を発生するものであるため、温暖化を進行させるといった悪いイメージを与え得る可能性がある。また、上述したような騒音の問題もあることから、商品を便利に購入できるといったメリット以外を除けば、自動販売機に良いイメージは持たれない可能性がある。
一方で、このような悪いイメージが先行するなかで、注目度の高い温室効果ガス対策に自動販売機を活かすことができれば、その悪いイメージのギャップの反動により、大きな反響を得られることが期待できる。そして、反響が大きくなれば、スケールメリットを活かし、社会的なムーブメントが起きることも視野に入る。
他方、自動販売機の内部の構造を確認したところ、空いた空間が多く存在することが確認された。自動販売機は、一度設置されると撤去されるまでは置かれたままとなり、設置スペースを占領することになる。したがって、自動販売機内の空いた空間を有効に活用することによれば、自動販売機の設置スペースをより有効に活用することが可能となる。つまりは、設置スペースの稼働率を高めることにつなげることができる。
以上に鑑み、本考案は、温室効果ガス対策として自動販売機を活用し、温室効果ガス対策に貢献できる技術を提供するものである。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
本考案の一形態では、
CO吸着材を備える自動販売機であって、
前記CO吸着材は、自動販売機の庫内の空いた空間、及び/又は、自販機の庫外の外装面に設けられる、自動販売機とする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、
自動販売機の商品を充填する際に開かれる扉であって、
扉のメインドアにおいて、ディスプレイドアの側方に形成される縦長の空間に設置される、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、
自動販売機の筐体において、
ラック装置が収容される空間に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、
ラック装置のラック内に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、
蒸発皿が設けられる箇所の空いた空間に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、
電源ボックスが設けられる箇所の空いた空間に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、
筐体の底板部と設置地面との間の空いた空間に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の天面を構成する外装面に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の前面を構成する外装面に設けられる、扉の表面であって、取り出し口と通気口の間に設置される、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の裏面を構成する外装面に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、自動販売機の庫内であって、自動販売機の裏面を構成する外装面の裏側であって、圧縮機が収容される収容空間の空いた空間に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の側面を構成する外装面に設けられる、こととする。
また、本考案の一形態では、
前記CO吸着材は、ラック装置の下方に配置され、商品を滑り落として取り出し口に案内するため商品シュートであって、傾斜面を構成する板状部材を有する商品シュートの下方の空いた空間に設けられる、こととする。
本考案によれば、自動販売機において、周囲のCOを吸着することができる。自動販売機は、全国各地のあらゆる箇所に設置され、台数が多いことから、このスケールメリットを活かすことで、大気中のCOの吸着に大きく貢献することができる。また、自動販売機内の空いた空間を有効に活用することにより、自動販売機の設置スペースをより有効に活用することが可能となり、設置スペースの稼働率を高めることができる。
自動販売機の一実施形態について示す斜視図。 扉を開けた状態について示す斜視図。 ラック装置等について説明する図。 複数のラック装置について説明する図。 (A)は、一実施形態に係る自動販売機の正面図。(B)は、一実施形態に係る自動販売機の背面図。(C)は、一実施形態に係る自動販売機の側面図。 自動販売機の内部の構造について説明する概要図。 (A)~(C)自動販売機の外部にCOを配置する例について示す図。
本願考案にかかる自動販売機1は、図1に示すように、顧客が商品を選択するとともに、代金を支払うことで商品が取り出し口7から提供されるものである。自動販売機1は、商品の温度制御や、各種駆動部の動作を制御するコントローラ100を有し、顧客の操作によって自動で商品を販売するものである。
図1に示すように、自動販売機1は、CO吸着材10を備えることとしている。
これにより、自動販売機1において、周囲のCOを吸着することができる。自動販売機1は、全国各地のあらゆる箇所に設置され、台数が多いことから、このスケールメリットを活かすことで、大気中のCOの吸着に大きく貢献することができる。
CO吸着材は、自動販売機の外気が取り込まれる空間に設けることが好ましい。また、CO吸着材は、自動販売機の下部の外気が取り込まれる空間に設けられることが好ましい。
CO吸着材10は、例えば、自動販売機1の商品を充填する際に開かれる扉2に設けられる。扉2は、自動販売機1の本体となる筐体6に対し、回動可能に設けられるものである。
図1に示すように、扉2において、取り出し口7が設けられる側が扉2の外側とされ、筐体6と対向する側が扉2の内側とされる。図2に示すように、扉2は、扉全体の本体部分を構成するメインドア2Aと、メインドア2Aの内側の上部に設けられるディスプレイドア2Bと、ディスプレイドア2Bの内側に配置される上内扉2Cと、上内扉2Cよりも下側であってメインドア2Aに対し回動可能に設けられる下内扉2Dと、を有して構成される。
図2に示すように、ディスプレイドア2Bよりも下側には、金庫カバー41が回動可能に設けられる。金庫カバー41で閉じられる側の空間にビルバリデータ42が配置される。ビルバリデータ42の近傍にはコインメカニズム43が配置され、コインメカニズム43よりも下側にはキャッシュボックス44が配置される。
図2に示すように、ディスプレイドア2Bよりも下側には、リモコン45や、スイッチボックス46が設けられる。
図2に示すように、メインドア2Aの最下部には、メインドア2Aの幅方向に沿って複数の通気口9が設けられ、通気口9を通じて熱交換機32(凝縮器)等が収容される空間内に外気を取り込むことができるようになっている。
図2に示すように、筐体6には、複数のラック装置52が収容されており、ラック装置52の商品投入口52Fから飲料が充填されたペットボトルなどの商品が投入される。ラック装置52の下方の空間には商品シュート54が設けられ、ラック装置52から搬出された商品が商品シュート54と落下し、扉2に形成された取り出し口7へと投入される。
図2に示すように、筐体6において商品シュート54よりも下側の空間には、蒸発皿56、熱交換機32(凝縮器)、電装ボックス58、電源ボックス59が収容されている。
図2に示すように、筐体6の底板部6aの下側には、筐体6を支えるための設置脚6mが設けられ、底板部6aと設置地面との間に空間K6が確保される。
図2に示すように、CO吸着材10は、例えば、扉2のメインドア2Aにおいて、ディスプレイドア2Bの側方に形成される縦長の空間K1に設置される。この空間K1は、メインドア2Aの戸先側に形成され、扉2全体を筐体6に係止するためのクランプ6kが設けられる空いた空間K1である。
図2に示すように、CO吸着材10は、例えば、扉2のメインドア2Aにおいて、扉2の裏面側であって、取り出し口7と通気口9の間に設置される横長の空いた空間K2に設置される。
図2に示すように、CO吸着材10は、例えば、ラック装置52が収容される空間に設けることができる。図3はラック装置52の一例を示すものであり、複数のラック装置52が自動販売機の幅方向に複数列をなすようにして筐体6に収容される。図3の例のように、筐体6において、例えば、一つのラック装置52が収容される空間K5のサイズに合わせた収容容器4にCO吸着材10を収容し、空間K5に収容容器4を設置することとしてもよい。収容容器4はCOを透過するものである。この他、2つのラック装置52が収容される空間に収容容器4をセットしてCO吸着材10で埋めるようにしてもよく、特に限定されるものではない。
図3に示すように、ラック装置52は、商品が投入される商品投入口52Fを形成し、傾斜する板材にて構成されるガイドプレート521A乃至521Fと、ガイドプレート521A乃至521Fと連通し商品を縦方向に積み上げるようにして収容するための複数の縦方向のラック52A乃至52Fと、を有して構成される。各ガイドプレート521A乃至521Fにも商品が載置された状態で収容される。
図3に示すように、ラック装置52のラック52A乃至52Fは、奥行方向に複数並べて備えられるものであり、各ラックの商品を図示せぬベンドメカのフラッパー52mを回動することで、商品シュート54(図2)に商品が落下する。図3の例では、合計6列のラック52A乃至52Fが内部に形成されており、この内の一列、あるいは、複数列のラック内の空間にCO吸着材10を設置することができる。図3の例では、ラック52Aに対し、縦長の箱形状の収容容器4に収容されたCO吸着材10がセットされる例を示している。
また、図3の例では、縦長の箱形状の収容容器4をラック52Aの下から差し込むようにセットすることとしたが、より長い袋形状の収容容器にCO吸着材を収容し、商品投入口52Fから差し込んで、ガイドプレート521F、及び、ラック52Fにて形成される空間の全てをCO吸着材10で埋めるようにしてもよい。
また、図3に示すように、商品と同じ形状に構成したペットボトル容器4pにCO吸着材10を収容し、商品と同様に、ペットボトル容器4pを商品投入口52Fから投入し、ガイドプレート521F、及び、ラック52Fにて形成される空間にCO吸着材が配置されることとしてもよい。この形態では、CO吸着材はペットボトル容器4pに収容されているため、商品と同じように扱うことができ、既存の装置構成を変更することなく、自動販売機にCO吸着材を配置できるといったメリットがある。なお、ペットボトル容器4pは、COを透過する素材にて構成されるものである。
図4に示すように、複数のラック装置52において、同一の位置にあるラックにCO吸着材10を設置することとし、横一列にCO吸着材10が配置される構成としてもよい。例えば、各ラック装置52の一番上の商品投入口52FからCO吸着材を収容したペットボトル容器4pを投入し、各ラック装置52の一番奥のラック52FにそれぞれCO吸着材10を設置することとしてもよい。
図2に示すように、CO吸着材は、蒸発皿56が設けられる箇所の空いた空間K56に設置することとしてもよい。なお、この蒸発皿56は、庫内で凝縮した結露を一時的に捕捉して貯めておくものであり、図示せぬ吸水蒸発紙に吸い込ませて吸水蒸発紙から蒸発させるためのものである。
図2に示すように、CO吸着材は、電源ボックス59が設けられる箇所の空いた空間K59に設置することとしてもよい。
図2に示すように、CO吸着材は、筐体6の底板部6aと設置地面との間の空いた空間K6に設置することとしてもよい。
図5(A)に示すように、CO吸着材10は、自動販売機の庫外であって、自動販売機1の天面を構成する外装面に設けられることとしてもよい。本実施例では、筐体6の天板6dに設置されることとしている。CO吸着材10は、収容容器4に収容される。
図5(A)に示すように、CO吸着材10Aは、自動販売機1の庫外であって、自動販売機1の前面を構成する外装面に設けられることとしてもよい。本実施例では、扉2の表面であって、取り出し口7と通気口9の間に設置されることとしている。CO吸着材10Aは、収容容器4Aに収容される。
図5(B)に示すように、CO吸着材10Bは、自動販売機1の庫外であって、自動販売機の裏面を構成する外装面に設けられることとしてもよい。本実施例では、筐体6の背板6cに設置されることとしている。CO吸着材10Bは、収容容器4Bに収容される。
図5(B)に示すように、CO吸着材は、自動販売機の庫内であって、自動販売機の裏面を構成する外装面の裏側であって、図示せぬ圧縮機等が収容される収容空間(機械室)の空いた空間KSに設けられることとしてもよい。CO吸着材は、図示せぬ収容容器に収容される。
図5(C)に示すように、CO吸着材10Cは、自動販売機1の庫外であって、自動販売機の側面を構成する外装面に設けられることとしてもよい。本実施例では、筐体6の側板6bに設置されることとしている。CO吸着材10Cは、収容容器4Cに収容される。
図6に示すように、CO吸着材10は、ラック装置52の下方に配置され、商品を滑り落として取り出し口7に案内するため商品シュート54であって、傾斜面を構成する板状部材を有する商品シュート54の下方の空いた空間K54に設けられる、こととしてもよい。
上記の構成において、扉2の裏面側にCO吸着材10を設置する構成では、飲料の入ったペットボトルなどの商品を充填するために扉2を開けた際に、CO吸着材10の交換作業を行うことができ、作業性に優れた構成が実現できる。
図1及び図2に示すように、CO吸着材10は、扉2の下部に設けられる、ことが好ましい。
これにより、既存の自動販売機1の扉2に対し追加的にCO吸着材10を備える構成においても、扉2の重心が下側に配置されるようになるので、扉2の開閉を安定して行うことができる(低重心)。
図2に示すように、CO吸着材10は、COが透過可能な収容容器4に収容され、各設置場所に設けられることが好ましい。
これにより、収容容器4に入れられた状態のCO吸着材10を袋入りのまま取り扱うことができ、収容容器4をそのまま回収することができる。なお、収容容器4は、袋型や箱型のものであってもよい。
図1及び図2に示すように、CO吸着材10は、扉2の下部に設けられる通気口9の近傍に配置されることができる。通気口9は、自動販売機1の内外の空気を通過させるためのものである。例えば、空間K2に設置するものである。
これにより、通気口9を通じて自動販売機1の内外を移動する空気中のCOを効果的に吸着することができる。
元来、自動販売機には、商品としての販売対象である、飲料・食品等を加温・冷蔵するための、自動販売機の外気を取り入れるための装置(例:ファン)が設置されているために、通気口9からは、外気を取り込むことができる。したがって、特段、CO吸着のための特別な動力を設置することなく、効率的に、COを吸着することができる。
例えば、図2に示すように、CO吸着材10は、ペレット状に構成されて収容容器4に収容されることとする。
これにより、例えば、ペレット状のCO吸着材10を収容容器4に入れたまま回収することができる。なお、ペレットの形状は特に限定するものではないが、例えば、直径5mm、長さ5~10mmの円柱状のものとすることができる。
図1に示すように、CO吸着材によって吸着されたCO吸着量を表示するための表示手段5を備える、自動販売機1とするものである。表示手段5は、例えば、液晶パネルである。
これにより、CO吸着材によって吸着されたCO吸着量を自動販売機1の利用者に認知させることができ、CO削減に貢献していることのアピールや、CO削減を啓蒙することができる。そして、自動販売機が温室効果ガス対策に貢献しているという良いイメージを消費者に与えることができ、また、自動販売機は老若男女問わずあらゆる消費者との接点となり全国各地に設置されていることから、スケールメリットが活かされ、『温室効果ガス対策として自動販売機を導入する』といった社会的なムーブメントを起こすことも期待できる。
図6は、自動販売機1の一実施形態について示すものである。
自動販売機1の筐体6は、底板部6a、側板6b、背板6c、天板6dを有して構成され、筐体6の前面側が扉2によって閉鎖、又は、解放されるように構成される。
筐体6には、商品22をストックし、冷却、加温、保温するための庫内空間21と、庫内空間21よりも下方であって、熱交換機32(熱を排熱及び/又は熱を吸熱する機能を有する)などを収容するための収容空間31と、に区画される。
庫内空間21は断熱材23によって囲まれて形成される。収容空間31は、庫内空間21の底部分に配置される断熱材23、扉2、底板部6a、側板6b、背板6c、天板6dによって囲まれて形成される。なお、この例では、断熱材23によって収容空間31の天面が形成されるが、特に断熱材23によるものでなく、板材などであってもよい。図7の例では、庫内の冷却・加熱は、ヒートポンプの原理を利用して冷却又は加熱される。
また、庫内空間21には、熱交換器26、庫内ファン25が設けられている。なお、庫内空間21に、冷却のための冷却室と、加温のための加温室が形成される場合には、冷却室と、加温室にそれぞれ個別に熱交換器26、庫内ファン25が設けられる。
収容空間31には、熱交換機32、ファン33、キャピラリーチューブ34(膨張弁でもよい)、圧縮機35が示されている。例えば、庫内空間21の冷却室内を冷却する場合には、冷媒管を流れる冷媒は、圧縮機35により高圧気体に圧縮され高温となり、熱交換しやすくされる。次に、冷媒は、熱交換機32(この場合には凝縮器として機能する。)に送られる。熱交換器32では、ファン33によって自動販売機1の外部から取り込まれる外気により、冷媒の熱が放出されて冷媒が冷却され、冷媒が液化する。液化した冷媒は、キャピラリーチューブ34にて圧力が下げられて気化(蒸発)しやすい状態にされ、熱交換器24(この場合には蒸発器として機能する。)に送られ、液体の低温低圧の冷媒が、熱交換器24にて蒸発することにより、周囲の空気から熱を吸収し、周囲の空気が冷却され、冷却された空気が庫内ファン25によって庫内空間21で循環される。この冷却空気の循環により、庫内空間21の温度が低下し、商品22が所定の温度となるように冷却、保温される。
なお、庫内空間21の加温室内を加温する場合には、ヒートポンプの原理を利用して、熱交換器32にて熱を吸熱し、圧縮機35から高温の冷媒が熱交換器26に供給され、熱交換器26から放出される熱を利用して庫内が加温される。
収容空間31は、外気が流入する流入口と、外気が排出される流出口と、に通じている。一つの実施形態として、外気が流入する流入口は扉2の下部に形成される通気口9として構成される。また、一つの実施形態として、外気が排出される流入口は、筐体6の背板6cの下部に形成される通気口91として構成される。ファン33の回転により、通気口9を通じて外気が収容空間31内へと取り込まれ、熱交換機32では外気と冷媒との熱交換がされ、熱を吸収した外気は通気口91を通じて収容空間31外へと排出される。
なお、扉2の下部、背板6cの下部、筐体6の下部、などの「下部」とは、例えば、自動販売機1を設置した状態での上下方向の全体高さにおいて、最も低い位置から全体高さの1/3の高さまでの範囲、1/4の高さまでの範囲、1/5の高さまでの範囲、1/6の高さまでの範囲、1/7の高さまでの範囲、が例示される。
また、図6の構成のように庫内空間21が上側に配置され、その下方に収容空間31が形成される自動販売機の他、庫内空間21と収容空間31の上下関係が逆の場合となることも考えられる。
以上の構成において、例えば、CO吸着材は、自動販売機の外部に設置され、かつ、自動販売機の内部に取り込まれる外気に接する箇所に設置される、こととする。具体的には、例えば、図6における位置Aであり、通気口9に近い位置、通気口9を塞ぐ位置、などが考えられる。この例では、ファン33の回転により収容空間31内に取り込まれる前の外気がCO吸着材に触れることで、外気に含まれるCOをCO吸着材にて吸収することができる。
以上の構成において、例えば、CO吸着材は、自動販売機の内部に設置され、かつ、自動販売機の内部に取り込まれた外気に接する箇所に設置される、こととする。具体的には、例えば、図6における位置B乃至D、又は位置Fであり、収容空間31内に取り込まれたあとの外気や、収容空間31に滞留する空気に含まれるCOをCO吸着材にて吸収することができる。
以上の構成において、例えば、CO吸着材は、自動販売機の内部に設置され、かつ、自動販売機の内部から外部に放出される空気に接する箇所に設置される、こととする。具体的には、例えば、図6における位置Dであり、通気口91に近い位置、通気口91を塞ぐ位置、などが考えられる。この例では、収容空間31内から外部へ排気されようとする空気に含まれるCOをCO吸着材にて吸収することができる。
以上の構成において、例えば、CO吸着材は、自動販売機の外部に設置され、かつ、自動販売機の内部から外部に放出される空気に接する場所に設置される、こととする。具体的には、例えば、図6における位置Eであり、通気口91に近い位置、通気口91を塞ぐ位置、などが考えられる。この例では、収容空間31内から外部へ排気された空気に含まれるCOをCO吸着材にて吸収することができる。
以上の構成において、例えば、
自動販売機は、冷媒が流される熱交換器32と、
外気を取り入れるためのファン33と、
冷媒を圧縮するための圧縮機35と、
熱交換器32とファン33と圧縮機35とを収容する収容空間31と、を有し、
収容空間31は、外気が流入する流入口(通気口9)と、外気が排出される流出口(通気口91)と、に通じ、
CO吸着材は、
収容空間31の内部であって、流入口(通気口9)と熱交換器32の間の箇所(位置A)、熱交換器32とファン33の間の箇所(位置F)、ファン33と圧縮機35の間の箇所(位置C)、圧縮機35と流出口(通気口91)の間の箇所(位置D)、の少なくともいずれか一つの箇所に設置される、こととする。これにより、収容空間31内に取り込まれたあとの外気や、収容空間31に滞留する空気に含まれるCOをCO吸着材にて吸収することができる。
以上の構成において、例えば、図7(A)乃至(C)に示されるように、
CO吸着材は、自動販売機1の筐体6の外部であって、筐体6を構成する天板6d、側板6b、背板6c、の少なくとも一つに設けられる、こととする。
具体的には、各図に示されるように、例えば、収容箱3を設置するとともに、その内部にCO吸着材10を収容することで、自動販売機1の外部の空気に含まれるCOを吸着することとするものである。なお、収容箱3に外気を吸引するためのファンを設けることで、収容箱3内のCO吸着材10によるCOの吸着を促進させることとしてもよい。ファンの駆動力は、自動販売機1を稼働させる電力の他、図示せぬソーラーパネルにて確保することとしてもよい。
この例によれば、新規に設置する自動販売機1のみならず、既存の自動販売機1に対し、後付けでCO吸着材を設置することができる。
1 自動販売機
2 扉
2A メインドア
2B ディスプレイドア
2C 上内扉
2D 下内扉
4 収容容器
4p ペットボトル容器
5 表示手段
6 筐体
7 取り出し口
9 通気口
10 CO吸着材
41 金庫カバー
42 ビルバリデータ
43 コインメカニズム
44 キャッシュボックス
45 リモコン
46 スイッチボックス
52 ラック装置
52A ラック
52F ラック
52F 商品投入口
52m フラッパー
54 商品シュート
56 蒸発皿
58 電装ボックス
59 電源ボックス

Claims (13)

  1. CO吸着材を備える自動販売機であって、
    前記CO吸着材は、自動販売機の庫内の空いた空間、及び/又は、自販機の庫外の外装面に設けられる、自動販売機。
  2. 前記CO吸着材は、
    自動販売機の商品を充填する際に開かれる扉であって、
    扉のメインドアにおいて、ディスプレイドアの側方に形成される縦長の空間に設置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記CO吸着材は、
    自動販売機の筐体において、
    ラック装置が収容される空間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  4. 前記CO吸着材は、
    ラック装置のラック内に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  5. 前記CO吸着材は、
    蒸発皿が設けられる箇所の空いた空間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  6. 前記CO吸着材は、
    電源ボックスが設けられる箇所の空いた空間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  7. 前記CO吸着材は、
    筐体の底板部と設置地面との間の空いた空間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  8. 前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の天面を構成する外装面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  9. 前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の前面を構成する外装面に設けられる、扉の表面であって、取り出し口と通気口の間に設置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  10. 前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の裏面を構成する外装面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  11. 前記CO吸着材は、自動販売機の庫内であって、自動販売機の裏面を構成する外装面の裏側であって、圧縮機が収容される収容空間の空いた空間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  12. 前記CO吸着材は、自動販売機の庫外であって、自動販売機の側面を構成する外装面に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  13. 前記CO吸着材は、ラック装置の下方に配置され、商品を滑り落として取り出し口に案内するため商品シュートであって、傾斜面を構成する板状部材を有する商品シュートの下方の空いた空間に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
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